私が気づいた時にはもう夜が更けていた。
「ここは一体何処なのだろう」
どこかの森の獣道に倒れてたようだ…
時間が経つにつれて倒れる前の記憶が少しづつ蘇ってきた。
「そうだ…私は確か小さな道を歩いていて…そしたら…」
どうしてだろう…その後の記憶が全くない。
時間が経てば思い出すだろう…
そんな事よりもここはとても危ないだろう。獣道なだけあって辺を見渡してみると大きな足跡が所々にあった。
「とにかく何処かに身を潜めるところがないかな…」
少し歩いていると小さな小屋があり灯りらしきものも見えた
「あそこに人がいるのかな…?」
とにかくこれはチャンスだ。もし人が居るなら食べ物も分けてもらえるかもしれない。
小屋の前にたちコンコンとノックをした。
「ごめんください…」
少し扉を開けて中を見てみるとそこにはツインテールの髪をした女の子がなんやらいじっているように見えた
「あ、あのぉ…」
ツインテールの女の子は自分に気づいた。
??「お?どうしたの?こんな真夜中に?」
ツインテールの女の子は工具を置きこちらに近づいてきた
「道に迷ってしまって…」
ツインテールの女の子は笑っていた
??「ここは山奥だよ?道に迷うなんて、遭難者じゃあるまいし…まぁいいや取りあえず上がって」
良かった…追い出されたらどうしようかと思った。
ツインテールの女の子に言われたとこに座った
??「外寒かったでしょ?なにか飲む?」
確かに凍える位外は寒かった。
ツインテールの女の子はやがて奥の部屋から二つのマグカップを持って戻ってきた。
??「どうぞーココアしかなかったから申し訳ない」
ココアを受け取り一口飲んだとたん身体が温まった
??「それで…まずは自己紹介しようか…私の名前は河城にとり。発明が得意なんだ!」
「私の名前は元神です」
にとりは私の名を聞いてとても驚いていた。
にとり「ええ!あの元神!?…嘘でしょ?」
なんだろう…にとりは私のことを知っているみたいだ…
元神「そうですよ…何かあったんですか?」
にとり急に冷静になりひとりでブツブツ何かいい始めた
元神「にとりさん?」
にとり「あ!いや何でも無いよ」
にとりはなにか隠し事をしているように見えたが問い詰めたりはしなかった
元神「それで…私は始まりの地の小道を歩いていたんですが急に意識がなくなり気づいたらこの森の獣道に倒れていたんです」
にとり「…始まりの地?…どっかで聞いたことがあるような…なんだろう…」
にとりは真剣に聞いてくれている…良かった…許鬼見たく人の話を全く聞かない人じゃなくて…
にとり「…もしかしたら…平行世界から?」
平行世界?聞いたことがあるどこかの次元にいる博麗の巫女が自在に行き来できる世界の事と許鬼が前に言っていたな…そしたらなんだ?私は今まで居たところとは全く違うところにいるということなのか?
にとり「もし本当にそうなら…厄介だねぇ」
厄介…なに?もしかして元いた場所に戻れなくなってしまったのか?
元神「どうにか出来ませんかねぇ…」
急に不安になり手が震え始めた。
どうしてこんなところに来てしまったんだろう…帰りたい…許鬼や幻妖に会いたい…
にとり「案がない訳ではないよ…ただ頼めるかどうか…」
良かった…もう帰れないわけではないんだ…。
少し安心したけれどやはりまだ不安がある。
元神「…頼めるとは…一体誰にですか?」
にとり「私も聞いたことがあるとだけであった事がないんだ」
にとりの言い方的に伝説の人物とか?
にとりは少し言うのを躊躇っていたが口を開いた
にとり「…二人居るんだけど…一人が神楽という人…」
神楽…許鬼が前に話していた人物と似ている名前だな…確か…神奈…
にとり「その人は私たちが住んでいる地域のの里の伝説の人物…妖怪でありながら神と同等の力を持つ人物」
私も妖怪だけど…神の力を使える妖怪か…興味があるな
元神「その人はいったいどこに居るんですか?」
にとり「神無月の夜、舞い降りし天使…ちょうど今が神無月…運がよければ出会えるかもね」
グットタイミングってやつね…
元神「…いろいろ教えてくれてありがとう…いい情報が手に入った」
にとり「気にしない気にしない…今日はもう遅いからうちで泊まりなよ」
元神「ありがとうにとり」
??「へっくしゅん!」
??「…どこかで噂されてる気がする」