歌姫と宝石の姫と共に頂点を目指す者!(調整中)   作:シュリーダ

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第十話 リザードンのたに!いちじのわかれ

 

キキョウシティへと到着したシュンはキキョウジムのジムリーダーであるハヤトとバッジをかけてジム戦を挑むのだった。ハヤトの縦横無尽にフィールドをかける"とりポケモン達に苦戦しながらも、シュンはリザードン達を信じて冷静なバトルをしてハヤトの最強のポケモン"ピジョットを倒し、見事ジョウト地方最初のバッジ"ウィングバッジをゲットしたのだった。そして、シュンは次のジムのある街"ヒワダタウンを目指して旅立つ。

 

 

 

シュン達はヒワダタウンへと向かって険しい岩山の道を進んでいた。

 

「けっこう険しい岩山だなぁ‥少し疲れてきちゃったよ‥ハァ‥」

 

「頑張って下さいマスター!ヒワダタウンへと行くにはこの山を通る必要があるんですから」

 

「そうです。ファイトですわマスター♪」

 

シュンはヒワダタウンへと向かうために険しい岩山を歩いていた。しかし、険しい岩山を歩き続けていると‥マサラタウンの森に毎日のように行って体力のあるシュンでも、さすがに少しずつ疲れの色が見え始めていた。メロエッタとディアンシーはそんなシュンを励まして頑張ってと応援する。

 

「ありがとう、2人とも!それにしてもけっこう高い所まで来たなぁ‥‥」

 

シュンはメロエッタとディアンシーに励まされて再び険しい岩山を歩くと、ふと横を見るとそこには高くそびえ立つ岩山と広大な景色を眺める。

そしてシュンはその景色を見ると再びヒワダタウンへ向けて岩山を進んで行く。

 

すると‥‥シュンの目の前の岩山の道が崩れていて崖となっており通ることが出来なくなっていた。

 

「道が無くなってる‥‥これじゃ通れないな‥仕方ない。出て来て!リザードン!」

「ウオゥ!!」

 

シュンは道が無くなっていて通れなくなっているためボールからリザードンを出す。

 

「道が無くなっていて通れないんだ。リザードン!ぼくを乗せて向こうまで飛んでくれるかな?」

「ウオゥ!!」

 

シュンはボールから出て来た"リザードンに自分を乗せて向こうに飛んでくれるように頼むとリザードンは了解というように頷き、シュンを背中に乗せて向こうの道まで飛ぶ。向こうの道まで来るとシュンはリザードンの背中から降りてリザードンを撫でる。

 

「ありがとうリザードン!おかげでこっちの道に渡れたよ」

「ウオゥ~!」

 

シュンがリザードンのおかげで道を渡ることが出来たので、よくやったと誉めていると‥‥突然‥‥。

 

ガラガラガラ‥ガン、ガン!!! シュンとリザードンの頭上から岩が転がって来てシュン達の方に迫って来る。

 

「岩が!!危ないですわマスター!」

 

ディアンシーが自分達に迫る落石に気づき、シュン達に岩が落ちて来ることを知らせる。

 

「リザードン!"かえんほうしゃ"で岩を破壊するんだ!」

「ウオゥ!ウオ~~!!」

 

シュンはリザードンに迫る岩を"かえんほうしゃで破壊するように指示し、リザードンは"かえんほうしゃを放って迫る岩を粉砕する。メロエッタは"サイコキネシスでリザードンが破壊しきれなかった岩を砕いて崖の下へと落とす。シュン達が自分達目掛けて落ちて来る落石を全て破壊して安心したその時‥‥。

 

 

「へぇ、あなた!ずいぶんと強そうなリザードンを持ってるのね‥」

 

「えっ?」

「ウオゥ?」

 

シュンとリザードンは声の聞こえて来た方に視線を向けると、そこには緑色の髪をした女性がシュンとリザードンのことを楽しげに見ていた。メロエッタとディアンシーはその人の気配がした瞬間に見えないように姿を消す。

 

「えっと、あなたは‥?」

 

シュンは自分達に声を掛けて来た女性に誰なのかと訪ねる。

 

「わたし?わたしはリザードン使いのジーク!この谷にあるリザフィックバレーの管理者よ」

 

「リザードン使いのジークさん?それにリザフイックバレーって‥‥」

 

女性は自分をリザードン使いのジークと名乗り、この谷にあるリザフィックバレーの管理者だと言う。シュンは初めて聞くリザフィックバレーという言葉が気になるとジョウト地方のガイドブックをリュックから出してリザフィックバレーの項目を開いてそのページに書いてある説明を見る。

 

 

『リザフィックバレー』‥‥キキョウシティ郊外の谷にある自然公園で有名な野生のリザードンの生息地。そこでは野生のリザードン達が切磋琢磨しお互いの力を高め合っている。一般の人間は立ち入ることを禁止されている。

 

 

「野生のリザードンが生息する有名な自然公園か‥‥」

 

「そうよ!わたしはそのリザフィックバレーに居るリザードン達を密猟者達などから守るのが仕事なのよ。それで少年くん、あなたの名前もそろそろ教えてもらえないかしら?」

 

「ぼくの名前はシュンと言います。それでリザフィックバレーの管理者であるジークさんがぼくに何かご用ですか?」

 

シュンはガイドブックでリザフィックバレーがどういう場所なのかを理解し、リザフィックバレーの管理者であるジークは野生のリザードン達を密猟者達から守るのが仕事だとシュンに説明した後にシュンに名前を訪ねる。シュンは自分の名前を言い、ジークに自分に何か用があるのかと聞く。

 

「シュンくんって言うのね。うん、間違いないわね。わたしねキキョウジムを通過したトレーナーがリザードンを持っているって聞いて楽しみに待っていたの!」

 

リザフィックバレーを管理している女性"ジークはキキョウジムを通過したトレーナーであるシュンがリザードンを持っていると聞いてこの谷でシュン達が来るのを待っていたのだと言う。

 

「ぼくとリザードンをですか?」

 

「えぇ。でも待ったかいがあったわ!!だってこんなに良いリザードンに会えたんですもの!あなたのリザードンとてもよく育てられているのね!!」

 

「ウオゥ‥‥」

 

ジークはシュンのリザードンを見て瞳を輝かせて喜び、良いリザードンだと言って嬉しそうにシュンのリザードンを見つめる。ジークのその興奮を抑えきれない様子にシュンのリザードンは困った様子でジークを見て狼狽えている。

 

「シュンくん!ぜひそのリザードンと一緒にリザフィックバレーに来てちょうだい!」

 

ジークはシュンのリザードンを見て、シュン達にぜひ一緒にリザフィックバレーに来てほしいとお願いする。

 

「ハァ‥え~と‥‥」

 

シュンがジークにリザフィックバレーに来てほしいとお願いされてどうしようかと考えているとリザードンがシュンに近づく。

 

「どうしたのリザードン?」

「ウオゥ!!」

 

「もしかしてリザフィックバレーに行きたいのリザードン?」

「ウオゥ!!」

 

シュンはリザードンが近づいて何か言いたいように鳴いているのに気づき、もしかしてリザフィックバレーに行きたいのかと聞くとリザードンはそうだと言うように頷く。

 

「そっか‥リザードンが行きたいなら行こう。ぼくも野生のリザードンを見てみたいし」

 

シュンはリザードンが行きたがっているのを見て、シュンもリザフィックバレーにいる野生のリザードンを見てみたいと思う。

 

「決まりね。それじゃ行きましょうか!よ~し、わたしのリサちゃん!来て~!」

「ウオゥ~~!!」

 

シュンがリザフィックバレーに行く事を決めるとジークは笑顔になり持っているステッキを回して呼ぶと、崖の上から気球を引いている頭にピンクのリボンをしたリザードンがジークの前へと降りて来る。

 

「これがわたしのリザードン!名前はリサちゃん。さっ!それじゃ行きましょうシュンくん」

「ウオゥ!」

 

ジークはシュン達に自分のリザードンの紹介をすると、リザードンに乗って行きましょうとシュンに言う。

 

「分かりました。リザードン、リザフィックバレーまで飛んでくれるかい!」

「ウオゥ!!」

 

シュンはリザードンに自分を乗せてリザフィックバレーまで飛んでほしいと頼むと、リザードンは頷いて首をシュンが乗りやすいように低くする。

 

「ありがとうリザードン!ジークさん準備出来ました」

 

「よし!それじゃリサちゃんお願い!!」

「ウオゥ!!」

 

シュンが準備が出来たのを確認したジークはそう言うと"リザードンは翼を羽ばたかせてリザフィックバレーを目指して飛び立つ。シュンのリザードンもジークのリザードンを追い掛けて翼を羽ばたかせて飛び立つ。

 

 

ジークのリザードンは翼を大きく羽ばたかせて気球を引いているとは思えないくらいのスピードで飛んでいる。しかし、シュンのリザードンも負けてはおらず翼を羽ばたかせてジークのリザードンに合わせて飛ぶ。

 

「やっぱりキミのリザードンはよく育てられているわね。わたしのリサちゃんに着いてこられるなんて!!」

 

「そうですか?ありがとうございます」

 

ジークは自分のリザードンに離れることなく着いてこられるシュンのリザードンをよく育てられていると誉める。シュンはジークに誉めてくれたお礼を言う。

そしてその後もジークとシュンは互いのリザードンに乗ってリザフィックバレーを目指して岩山を越えて湖を飛んでいる。湖にはリザードンを象った石像が並ぶ。そしてシュン達の前に階段とその上に2体のリザードンの形をした岩が力比べをしているように両手を合わせていてその真ん中に大きな鉄の扉があった。

 

「ようこそ!此処が野生のリザードン達が生息する自然公園‥リザフィックバレーよ!」

 

「此所が世界的にも珍しい野生のリザードンの生息地ですか‥」

「ウオゥ‥‥」

 

ジークがそこへ降りるとシュン達にリザフィックバレーにようこそと言い、シュンとリザードンは大きな扉とリザードンの形をした岩に驚いていた。

 

「シュンくん‥この辺りではね。リザードンはおめでたい守り神としてとてもありがたいポケモンとされているのよ。特に天然熟成‥つまり野生の強いリザードンは誰からも尊敬されるのよ」

 

「天然熟成‥ですか?」

 

「そう!此処のリザードンは人間の力を借りず強くなっていく。そしてその強さを高めるために互いに競い合っている。リザフィックバレーは最強のリザードンを目指すリザードン達が切磋琢磨し自主トレーニングをしている谷なのよ」

 

「なるほど、仲間同士でお互いの力を高め合い強くなっていくということなんだ‥」

 

ジークはシュンにリザフィックバレーの事を説明し、シュンは話しを聞いて‥リザードン達が仲間同士で戦い‥お互いの力を高め合い強くなっていくのだと理解する。

 

「そう言うこと!どう?シュンくん。キミのリザードンをここリザフィックバレーのリザードン達と戦わせてみない?あなたのリザードンがどれくらい強いのかわたし見てみたいのよ。ねっ!リサちゃん♪」

 

「ウオゥ!!」

 

ジークはシュンにシュンのリザードンがどれくらい強いのか見てみたいからとリザフィックバレーに居るリザードンと戦ってみないかと言い、ジークのリザードンもその通りと言うようにジークに頷く。

 

「え~と‥どうする?リザードン」

「ウオゥ‥ウオ~‥」

 

シュンとリザードンはいきなりそんなことを言われてどうしようかと迷ってしまう。

 

「あら?もしかして強さに自信がないのかしら?」

 

迷っているシュンとリザードンにジークがそう言って2人を挑発する。

 

「ッ!!」

「ウオゥ!!」

 

シュンとリザードンはジークの挑発に少しだけ怒りの感情を表に出して目付きを変える。

 

「分かりました。そこまで言うのならやります。ねっ、リザードン!」

「ウオゥ!!ウオゥ~~~!!!」

 

シュンはそこまで言われたらやるしかないとリザフィックバレーのリザードン達に自分のリザードンで挑む事を決めて、リザードンはシュンに了解の返事をすると雄叫びを上げる。

 

普段、怒りの感情を出すことが余りない‥シュンだが自分が馬鹿にされるのは構わないが自分の大切な家族であるポケモンの事を馬鹿にされるのは我慢出来ず、シュンのリザードンや他のポケモン達も大切なマスターであり家族でもあるシュンを馬鹿にされるのは許せないののである。

 

「ウオゥ~~!!」

「ウオゥ~~~!!」

「ウオゥ~!!」

 

すると、シュンのリザードンの雄叫びに触発されてか‥リザフィックバレーの門の奥からリザードン達の雄叫びが聞こえて来る。

 

「うん。そうこなくっちゃ!!今の雄叫びを聞いてリザフィックバレーのリザードン達もやる気になってるみたいだし!今、門を開けるわ!!」

 

ジークがそう言ってポケットから門を開ける機械を取り出してボタンを押すと門が分かれて左右に開いていく。門が開くとそこには‥‥たくさんのリザードン達が力比べをしていたり寝ていたりとしていた。シュンのリザードンよりも小さいリザードンもいれば同じ位の大きさのリザードンもいて、そして何匹かシュンのリザードンよりも大きいリザードンもいた。

 

門が開いてシュンとリザードンが中に入ると、何体かのリザードンが入って来た"シュンとリザードンを鋭い目で睨み付ける。

 

「うわぁ‥‥すごいな‥野生のリザードンがこんなに‥‥」

「ウオゥ‥」

 

「その通りよ。あの子達はみんな野生のリザードンよ!」

 

ジークがシュンにそこにいる"リザードンがみんな野生のリザードンだと説明していると、シュンとリザードンの近くに同じ位の大きさの野生のリザードンが近づいてくる。

 

「ウオゥ!!」

 

そのリザードンはシュンとリザードンの前に来るとシュンのリザードンに対して鋭い目で睨みつけ威嚇する。

 

「あっ!!この子なんかどう?ちょうどこの子もやる気になってるみたいだし、この子に勝てたらリザフィックバレーでもそこそこ暮らせるかも!」

 

「それじゃあやってみる?リザードン!」

「ウオゥ!!」

 

シュンが自分のリザードンを威嚇しているリザードンを見てやってみるかと聞くとリザードンは頷く。

 

「よし!頑張れリザードン!キミの強さを見せてやるんだ!」

「ウオゥ~~~!!!」

 

シュンがリザードンに強さを見せるように言い応援し、リザードンは了解と言うように雄叫びを上げてそのリザードンの前へと来る。

 

「ウオゥ~~~!!!」

 

野生のリザードンがシュンのリザードンに"かえんほうしゃ"を放ち、シュンのリザードンに"かえんほうしゃ"が直撃する。

 

「ハァ~‥‥どうやら買いかぶり過ぎてたみたいね‥その程度なんて‥‥」

 

シュンのリザードンが為すすべもなく"かえんほうしゃが直撃したのを見てジークはその程度かと思い、買いかぶり過ぎていたとため息をつく。

 

「その程度だと判断するのはまだ早いですよジークさん」

 

「えっ!」

 

シュンがその程度だとがっかりするジークに判断するのはまだ早いと言うと、ジークは驚いてシュンのリザードンを見る。

 

「ウオゥ!!ウオゥ~~!!」

 

 

「ウオゥ!?ウオゥ~~ウォ‥‥‥」

 

 

シュンのリザードンは"かえんほうしゃ"を受けたにも関わらずダメージのない様子で"かえんほうしゃ"を振り払うとシュンのリザードンはお返しの"かえんほうしゃ"を放つ。野生のリザードンは驚き、そして"かえんほうしゃ"が直撃すると体を黒焦げにして倒れる。

 

「やったねリザードン!」

「ウォウ!!」

 

シュンは勝ったリザードンを誉めるとリザードンも笑顔で喜ぶ。

 

「ウオゥ‥‥ウォウ‥‥」

 

倒れた野生のリザードンが起き上がると先程とは違い少し怯えた様子で頭を低くする。

 

「驚いたわ!あの子はこの谷では強い方なのに一撃で倒しちゃうなんて!あなたのリザードンは想像以上に強いみたいね」

 

ジークはリザフィックバレーの中でも強い方であるリザードンの攻撃を受けてもやられずに、逆に一撃で倒したのを見てシュンのリザードンの強さに驚く。

 

因みに先程ジークはこのリザードンに勝てればリザフィックバレーでもそこそこ暮らせるとは言ったが‥それは一般のトレーナーが育てたリザードンと比べたらの話しで‥シュンのリザードンと比べれば大きな差があり、シュンのリザードンの実力は充分にリザフィックバレーで暮らしていける。

リザフィックバレー以外の一般のリザードンではジークの言っていたリザードンには勝てず‥確かに勝てればそこそこ暮らしていけるというのは間違いではない。

 

 

「ありがとうございます。ジークさん!」

「ウオゥ!!」

 

シュンは自分のリザードンを誉めてくれたジークにお礼を言う。

 

「あらあら‥この谷でも強い方のあの子が負けたから他の子達はやる気が無くなっちゃったみたいね」

 

「えっ?」

 

ジークがそう言うのを聞いたシュンが周りを見てみると先ほど自分のリザードンに戦いを挑んだリザードンだけでなく他のリザードン達もシュンのリザードンよりも首を低くしてシュンのリザードンよりも下であることを示している。

 

先程シュンのリザードンに挑んだ"リザードンは確かにリザフィックバレーのリザードン達の中では強い方だが‥同じ位の強さのリザードンや他にも少し弱い位のリザードンやそれよりも強いリザードンも当然いる‥しかしそのどのリザードンもシュンのリザードンのようにシュンのリザードンに挑んだ"リザードンを一撃で倒す事は無理で、そのせいでシュンのリザードンとの実力差を感じて怯えているのである。

言わずもがな‥シュンのリザードンに挑んだリザードンよりも大きく下回る弱いリザードン達の怯えようは尋常ではない‥‥。

 

シュンとリザードンがその様子に驚いていると、谷の奥の方から他のリザードン達よりも大きく、片目の方に古傷がある、ここにいる"リザードン達とは雰囲気の違ったリザードンがシュン達の前へと下りて来る。

 

「ウオゥ~~~~!!!!」

 

そのリザードンはシュンとリザードンの前に降りて来て高らかに雄叫びを上げる。

 

「すごい鳴き声だな‥それに‥さっきのリザードン達とは何か雰囲気が違うな‥」

「ウオゥ!!」

 

 

「あの子はこの谷のリザードン達のボスよ。大きさだけじゃなく強さも一番よ!シュンくんキミのリザードンがいくら強くてもあの子には適わないわ!止めておきなさい‥」

 

シュンが自分達の前に来た"リザードンの雰囲気の違いに驚いていると、ジークがシュン達にあのリザードンはこの谷のリザードン達のボスで一番の強さだと説明し、いくらシュンのリザードンが強くてもこの谷のボスであるリザードンには適わないと言って、止める。

 

「そう言われても‥‥向こうの方がやる気みたいですけど‥」

 

ジークが止めるように言うのを聞いてもシュンはボスのリザードンが鋭い目付きをして自分のリザードンを睨み、唸り声を上げているのを見て、向こうはやる気みたいだとシュンはジークに言う。

 

「だからシュンくん!あなたのリザードンに頭を低くするように指示して!そうすればあの子は自分よりも下だと判断して戦わないはずよ!」

 

ジークはシュンのリザードンに頭を低くするように指示するように言う、そうすれば自分よりも下だと‥自分のボスの立場を脅かす事のないと判断し戦わない筈だと言う。

 

「‥それはちょっと嫌ですね。戦ってもみないで負けを認めるなんて‥そうだよねリザードン!」

「ウオゥ~~!!」

 

シュンはジークの提案に反対し、リザードンにそうだよねと聞くとリザードンもそうだと言うように高らかに雄叫びを上げる。

 

「ちょっと!ホントにどうなっても知らないわよ!!」

 

シュンがそう言うとジークは慌てた様子でどうなっても知らないと言う。

 

シュンのリザードンはボスのリザードンの前へと進み、シュンのリザードンとボスのリザードンが睨み合う。

 

「ウオゥ~~!!」

「ウオゥ~~!!」

 

そして、同時に"かえんほうしゃ"を放つ。しばらく拮抗していたが威力は互角らしく威力の同じ"かえんほうしゃ"がぶつかり合い爆発する。

 

「ウオゥ!!」

「ウオゥ!!」

 

"かえんほうしゃ"の威力が互角だったのを見てシュンのリザードンとボスのリザードンは走りお互いの体をぶつけ合った後に腕をがっぷりと合わせて押し合う。力も拮抗しているのか、両者ともその場から動かない。周りのリザードン達はその2体のリザードンの戦いを固唾を飲んで見守る。

 

「驚いたわ‥この谷にいる野生のリザードン達のボスのあの子とあそこまで互角に戦うなんて!シュンくん、キミのリザードンはとんでもない強さみたいね」

「ウオゥ!?」

 

「そうですか?‥あのボスのリザードンもすごい強いみたいですね。今のところ互角みたいですし‥どうなるかな‥」

 

その後もシュンのリザードンとボスのリザードンは力を入れて互いを押しのけようとするが力が拮抗しているため両者とも動かない。するとボスのリザードンが力も互角だと判断し、力比べを止めてシュンのリザードンを殴りつける。するとシュンのリザードンもお返しだと言うようにボスのリザードンを殴り返す。そして、しばらく両者の殴り合いが続き、お互いにダメージを受ける。

 

「ウオゥ~!!」

「ウオゥ~!!」

 

ボスのリザードンとシュンのリザードンは後ろを向いて勢いよく振り向いて尻尾を振り回して叩きつける。シュンのリザードンとボスのリザードンの尻尾がぶつかり合いその威力でお互いをその場から後退させる。

 

「ウオゥ‥‥ウォウ‥‥ウォウ」

「ウオゥ‥ウォウ‥‥ウォウ」

 

シュンのリザードンとボスのリザードンはこれまでの攻撃でお互いにダメージを受けて体力を減らし息を上げる。シュンとジークも何も言わずに2体のリザードンの戦いを見守る。

 

「ウオゥ~~!!」

「ウオゥ~~!!」

 

シュンのリザードンとボスのリザードンは走って勢いを付けるとお互いの頭をぶつけ合い、そして‥‥‥

 

「ウオゥ~!!」

「ウオゥ~!!」

 

お互いの拳が顔面へと炸裂する‥‥そしてしばらくの静寂‥‥シュンとジーク‥‥リザフィックバレーのリザードン達が固唾をのんで見守り‥そして‥‥‥

 

 

「‥‥ウォ~‥‥」

 

 

この谷のボスであるリザードンがゆっくりと崩れ落ちてその体を地面へと倒れる。

 

その瞬間!!!

 

「やった!!リザードンが勝った!!!」

 

「信じられない!まさかボスのあの子にまで勝っちゃうなんて‥」

 

「「「「「「「ウオゥ~~!!!」」」」」」」

 

シュンはリザードンが勝ったことに喜び、ジークがその事実に信じられないと呆然とし、谷のリザードン達が自分達のボスを倒したシュンのリザードンに新しいボスの誕生に喜びの雄叫びを上げる。

 

 

「よく頑張ったねリザードン!やっぱりキミはぼくにとって最高のリザードンだよ!」

「ウオゥ~!!」

 

シュンはこの谷のボスであるリザードンを倒したリザードンを最高のリザードンだと笑顔で言い"リザードンも笑顔でシュンに頷く。

 

「ホントに凄いわね。未だに信じられないわ!まさかボスのあの子に勝つなんて!!シュンくんのリザードン。ホントに凄いわ!!」

「ウオゥ!!」

 

ジークはボスのリザードンをキズぐすりで手当をしながらシュンのリザードンを本当に凄いと誉める。シュンもキズぐすりでリザードンを回復させる。

 

「ありがとうございますジークさん。それじゃあぼく達はそろそろ行きますね、それではまた!それじゃあ行こうかリザードン」

「ウオゥ!」

 

シュンはジークにそろそろ出発すると言い、ジークに別れの挨拶をするとリザードンに行くように言い、リザードンと一緒にリザフィックバレーから出発しようとすると‥‥

 

「ちょっと待ってシュンくん。お願いがあるの!」

 

ジークは出発しようとしたシュンに待つように言いお願いがあると言う。

 

「お願いですか?何でしょう?」

 

「うん!シュンくん、お願い!キミのリザードンをわたしに預けてもらえないかしら」

 

シュンはジークにお願いが何なのかと聞くとジークはシュンのリザードンを自分に預けてもらえないかとお願いする。

 

「えっ!どう言うことですか?」

 

「キミのリザードンがボスのあの子に勝っちゃったからこの谷のリザードン達はシュンくんのリザードンを新しいボスだと認めているのよ。ほら見て!キミのリザードンが行ってしまうのが分かって残念そうにしてるでしょう」

 

シュンのリザードンがボスのリザードンに勝利してしまったため、この谷のリザードン達がシュンのリザードンを新たなボスと認めたのだと言う。そしてシュンのリザードンが行ってしまうのだと分かって残念そうにしていると言う。そう言われてシュンが谷のリザードン達を見ると、確かに谷のリザードン達はしょんぼりとして残念そうな表情をしていた。

 

シュンのリザードンに倒されたボスだったリザードンも自分が負けたがその結果に満足しており、シュンのリザードンを次のボスだと認めているのかジークの言う通りだと頷いている。

 

「そう言うことだから、お願いシュンくん!ここの"リザードン達のためにもあなたのリザードンをわたしに預けてちょうだい。責任を持って面倒を見るし、あなたがリザードンが必要な時はすぐにあなたの元に送るようにするから‥ねっ!お願いシュンくん!!」

 

ジークは此処のリザードン達のためにも自分にリザードンを預けてほしいと言い、責任を持って面倒を見る事を約束し、必要な時はすぐにシュンの元に送ると言って両手を合わせてシュンにお願いする。

 

ジークはリザフィックバレーの管理者としてこの谷に住むリザードン達を管理し守る義務があるジークは谷のリザードン達がボスのいない状況では群れの統率が取れずに混乱してしまう可能性があるからと必死にシュンにお願いし、‥リサちゃんも並んで頭を下げている。

 

「‥‥リザードン‥キミはどうしたい?」

 

シュンはジークのお願いを聞いて、しばらく何も話せずに‥リザードンにどうしたいかと聞く。

 

「‥‥ウオゥ‥‥ウオゥ!!」

 

シュンにそう聞かれるとリザードンは‥リザフィックバレーのリザードン達を見る。リザフィックバレーのリザードン達はシュンのリザードンを期待しているような眼差しで見つめていた。中にはシュンのリザードンにお願いするように鳴き声を上げているリザードンもいる‥シュンのリザードンはそんな谷のリザードン達を見ると、決心したような目をしてシュンを見る。

 

「ウオゥ!ウオゥ!!」

 

「そっか‥‥リザードン‥キミは此処に残ることに決めたんだね‥‥」

 

「ウオゥ‥!!」

 

シュンがリザードンの目を見て、ここに残ることを決めたのだと分かり、リザードンもそれにゆっくりと頷く。

 

「キミが決めたなら何も言わないよリザードン‥これがさよならというわけではないしね」

「ウオゥ!!」

 

シュンはリザードンが決めたなら何も言わないと言い、これがさよならと言うわけでもないと言うとシュンとリザードンはお互いに笑顔で頷く。

 

「ジークさん!これがリザードンのボールです‥リザードンのことをよろしくお願いします‥」

 

「ありがとうシュンくん。心配しないで!キミのリザードンはわたしが責任を持って面倒を見るから!」

 

「よろしくお願いしますジークさん!それじゃあリザードン。さよならは言わないよ、またね‥」

 

シュンはジークにリザードンのボールを渡し、ジークは責任を持って面倒を見ると言うと、シュンはジークにお願いすると、リザードンにまたねと言ってリザフィックバレーの出口へと向けて歩き出す。

 

「(また会いましょうねリザードン!)」

 

「(元気でやるのですよ。また会える日を楽しみにしています)」

 

「ウオゥ~~~!!!!」

 

メロエッタとディアンシーは姿を消しながらもリザードンにまた会いましょうと言うと、リザードンもまたいつかと言うようにシュン達に雄叫びを上げてシュン達を送る。

 

「それじゃあねぇ~!また会いましょう~!!!」

 

ジークもシュンに別れの挨拶をしシュン達を送り出す。

 

こうしてリザードンはリザフィックバレーへと残りシュン達と別れることになった。

しかし、永遠の別れではない。いつかまた会える時が来るのだから‥‥しかし、それでも一時的に別れることになったシュンとリザードンの目には寂しさから静かに涙が流れるのであった。

 

そして、シュン達はヒワダタウンへと目指して旅立つ。リザードンとの再会を楽しみに思いながらシュン達は旅を続けるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 




如何でしたでしょうか?これからも頑張って投稿したいと思います。
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