歌姫と宝石の姫と共に頂点を目指す者!(調整中)   作:シュリーダ

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大変お待たせ致しました。この数ヵ月仕事で忙しく過ごしながらも何とかコツコツと何とか書いていき今日やっと投稿出来ました。
どれくらい待ってくれたのか感想を見れば分かります‥感想を返す余裕もなくて申し訳ありません。
仕事で急がしい日々の中、何とか少しずつ書き上げるのが限界でした。


ここだけの話し仕事で大きな失敗をしてしまい、ここ数ヵ月必死に頑張らなければ最悪‥‥ここまで言えば理解出来ると思います。この数ヵ月頑張ったおかげで最悪の事態は避けられたのでご安心ください。

これからはもう少し早く投稿出来ると思います。感想も出来るだけ返せるようにしたいと思います。
待っていた読者の方。待っていたか分からないですが楽しみにしていてくださった皆様。

これからも出来るだけ間を開けずに投稿出来るように一生懸命頑張りますのでどうかよろしくお願い致します。

少々長くなってしまいましたが、色々と纏めるようにすると長くなってしまいましたが、所々可笑しい部分もあるかもしれませんがご容赦ください。

それではお楽しみください。


第十七話 コガネシティ大パニック!R団強襲…後編!?

前回のあらすじ

 

 

コガネシティに到着したシュン達は‥ジムに挑戦するためにコガネジムへと向かう。

その途中の道の路地裏から悲鳴が聞こえて、シュン達は慌てて向かうとそこには‥ヤミカラス達に襲われているピッピが居た。

シュン達はピッピを助けるとピッピは野生ではなくトレーナーのポケモンであることが分かり、シュン達はコガネシティの様々な所を巡り、ピッピのトレーナーを探しているとポケモンセンターのジョーイさんに今日はコガネフェスティバルというポケモンの品評会のような大会が開催されているという話しを聞いて‥会場であるコガネ公園へと向かうとそこには参加者や観客の人達でいっぱいだった。

そして会場のステージ近くまで来ると‥ピッピが審査員席に座っている桃色の髪の少女を目にするとピッピはシュンの抱く手から飛び出してその少女の元へと行き、少女も気づいて笑顔でピッピを抱き抱える。

 

少女は自分の名をアカネと名乗り‥ここに来る途中にピッピとはぐれてしまい‥不安に思っていたところにシュンがピッピを連れて来てくれたので安心する事が出来た。

お礼にフェスティバルの審査が全て終わったらコガネシティを案内してくれるという申し出を、シュンはジムに挑戦しようと思っていたこともあり一度は断るが‥コガネフェスティバル開催中の間の2日間はコガネジムは休業だとアカネから聞かされて、そしてどうしてもお礼をしないと気が済まないというアカネの気持ちを聞いてお言葉に甘えて案内してもらうことになった。

 

今日のコガネフェスティバルの審査が終わるまでシュンは会場のステージの裏で待つことになり裏にあるテーブルに座って待っていると、大会が始まり、次々と参加者が自分の自慢のポケモン達をアピールしていきアカネを含む審査員達が次々に審査していたその時!!

 

突如、ステージの方で爆発が起こり煙幕の中から黒服に胸にRマークの付いた集団が出て来てステージと観客席の周りを取り囲んだ。

 

シュンは咄嗟にステージ裏の茂みに隠れて様子を見る。

 

そして黒服の集団は自分達を悪の秘密結社R団と名乗り‥コガネフェスティバルに出ているポケモンや観客席に居る人達のポケモンを全て頂くと宣言するのだった。

ステージにいたアカネはボールを出して抵抗しようとするが‥観客の人達が人質に取られて手を出すことができずにいた。他の人達も人質を取られて動くに動けない。

 

今、自由に動けるのはステージ裏の茂みに隠れているシュンだけだった。

 

コガネシティのコガネ公園で開催されたコガネフェスティバルにR団が強襲するのだった。

 

 

「我々は悪の秘密結社R団!この会場はすでに我々が占拠した!」

 

コガネシティのコガネ公園で開催されていたコガネフェスティバルの会場‥そのステージの上で数十人の黒服の集団の中に1人だけ白い上着を羽織った部隊のリーダーらしき男性がすでに会場を占拠したと会場に居る人達‥全員に聞こえるように高らかに叫ぶ。

リーダーの言う通り会場の入り口には数人のR団員が配置されそこからグルリと取り囲むように会場の周りに立ち観客席にも数十人の隊員が配置され、ステージには部隊のリーダーの男とその後ろに率いるように2人のR団員が立っていた。

 

「抵抗はするな!貴様らのポケモン達は我々が頂く。大人しくポケモンを差し出せ!」

 

そして部隊のリーダーの男は会場に居る人達のポケモンを差し出すように言う。

 

「何言ってんねん!ウチらの大事なポケモンをアンタらなんかに渡せるか!」

 

「そうだそうだ!」

「渡すわけないだろう!」

 

審査員席に立つアカネが自分達の大切なポケモンをR団などに渡せるか!と反発し、それを皮切りにフェスティバルの参加者や審査員達もその通りだと‥渡すわけないだろうと同意していき、R団を倒そうと自分のポケモンの入ったボールを構える。

 

「おっと!いいのか?抵抗すれば客席に居る奴らがどうなっても知らんぞ?」

 

アカネ達が反抗的な態度を取っているの見て部隊のリーダーの男は後ろの隊員に指示し、隊員はポケギアで客席に居るR団隊員に連絡し、客席の人達を人質に取らせる。

 

「キャァ!」

「ウェ~ン(泣)」

 

ステージから少し離れた客席の方に配置するR団が部隊のリーダーの男の指示を聞いて、脅しの意味でボールからドガースとゴルバットを出して観客席の人達を取り囲み、いつでも技を放てる体勢で威嚇すると‥客席に居る女性の1人が悲鳴を上げ子供達は恐怖で泣き出してしまう。

 

「くっ!卑怯や!人質を取るなんて!!」

 

「フフフ。卑怯で結構!悪の組織である我々には誉め言葉だ」

 

それを見たアカネは苦悶の表情になり、部隊のリーダーの男に人質を取るなんて卑怯だと言うが、男は卑怯で結構と嘲笑い、悪の組織の我々には誉め言葉だと愉快そうに笑う。

 

「さぁ、人質を傷つけられたくなかったら早くおまえ達のポケモンの入ったモンスターボールをこの袋に詰めるんだ!」

 

リーダー格の男がそう言うと、横に待機するR団の隊員が大きい白い袋をアカネ達の前に投げ渡してそこにアカネ達のポケモンの入ったモンスターボールを入れるように言う。

 

アカネ達は悔しそうな表情で歯を噛みしめながらお互いに見つめ合い、何かR団を撃退出来る方法はないかと考えていると‥‥。

 

「言っておくが‥時間を稼いでジュンサー達が気づいて此処に来るのを待つつもりなんだろうが‥無駄だ」

 

すると‥アカネ達が見つめ合いR団を撃退出来る方法を考えているのを部隊のリーダーの男が何やら勘違いしたらしく‥アカネ達がジュンサーがこの事態に気づいて此処に来るまで時間稼ぎしていると思い、無駄だと応える。

 

「どうやらコガネ公園の外に居た奴らがこの事態に気づいて通報したようだが‥中までは入ってこられん‥我々の仲間が入口に居て人質を使ってるからな!流石のジュンサーも人質が居ては手出しできんだろうからな‥ハハハ!!」

 

先程からコガネ公園の外から聞こえて来るサイレンの音に気づいた部隊のリーダーの男は、コガネ公園で起きている事態に気づいたコガネ公園の外に居た通行人の誰かがジュンサーに通報した事に気づき、入口には他のR団員が配置しており、人質を使ってジュンサー達に手出しさせないようにしているからか愉快そうに笑みを浮かべてアカネ達に告げる。

 

「なんやって!!」

「そんな!」

「くそっ!」

 

その事実にアカネは驚き、コガネシティの市長も落胆の表情になり、他の審査員の人もどうすることも出来ずに悔しがる。

 

「さぁ、早くおまえ達のポケモンを渡してもらおうか!」

「コガネフェスティバルに出場するトレーナーのポケモンはみんな良いポケモンだからな!高く売れるぜ!」

 

部隊のリーダー男の後ろに待機するR団員が早くポケモン達を渡すように言い、もう片方のR団員が愉快そうに笑みを浮かべて、コガネフェスティバルのポケモン達は強く綺麗でよく育てられているから高く売れるぜと憎たらしい笑みを浮かべる。

 

コガネフェスティバルの会場ではR団に襲撃され観客席の人達も人質に取られているため抵抗もできずにいた。

 

一方、シュンはR団がコガネフェスティバルを襲撃して来てから現在までの現状をステージ裏にある茂みに隠れてその様子を見ていた。

 

「あれは‥‥カントーとジョウト地方で暗躍しているポケモンを使って悪事を働くって言うR団‥まさかコガネフェスティバルを襲撃して来るなんて‥あいつらの狙いは参加者のポケモン達みたいだな」

 

シュンは見つからないように隠れながらステージの様子を見ており、コガネフェスティバルを襲撃したのがカントー地方やジョウト地方で暗躍しているポケモンを使い悪事を働く悪の秘密結社R団である事に気づく。

まさかR団がコガネフェスティバルに襲撃して来るとは思わずに驚いており‥コガネフェスティバルを襲撃するR団の部隊のリーダーらしき男とアカネとの会話を聞いてR団の狙いがコガネフェスティバルに参加しているトレーナーのポケモン達だという事が分かった。

 

「でも客席の人達を人質に取られてるみたいだし、迂闊に手出しできない‥どうすれば‥」

 

R段が客席の人達を人質に取っているため、迂闊に手出しもできずにどうすればいいのかと考えていると‥。

 

「マスター!ここはわたしにお任せ下さい!」

 

「メロエッタ?何か考えでもあるのかい」

 

R団に人質を取られてどうすることもできずにどうすればいいのかと悩んでいると‥メロエッタがボールから出てきてシュンに自分に任せてもらうように言い、それを聞いたシュンはメロエッタに何か考えが有るのかと訪ねる。

 

「はい!わたしがテレポートでこっそり客席の方へ移動して、そこに居るR団達を倒します」

 

メロエッタは自分の力で客席にこっそりとテレポートで移動して客席の人達を人質にしているR団員を倒すと説明する。

 

「そうか!メロエッタのテレポートならR団達に気づかれずに移動して客席の人達を助けられるね!」

 

「その通りですマスター!それでは客席の方にテレポートする前にヒノアラシとワニノコを出して下さい」

 

メロエッタの説明を聞いて納得したシュンにメロエッタは客席の方にテレポートで移動する前にヒノアラシとワニノコをボールから出してほしいとお願いする。

 

「えっ?ヒノアラシとワニノコをかい?」

 

「はい。流石にワタシでも人質を傷つけずに素早くあの人数とポケモン達を倒して人質を助けるのは厳しいです。そこでまずはヒノアラシの"えんまく"で目眩ましします。

そしてR団がパニックになってる間にワタシの力で倒し人質を助けます‥だからマスター達はステージに上がってR団達を指揮してる奴の気を惹いて下さい!その間にわたし達が人質を助けます!」

 

ヒノアラシとワニノコをボールから出すように言うメロエッタにシュンはどうしてかを訪ねると、メロエッタは流石に自分でも人質を一切傷つけずに即座にあの人数のR団とそのポケモン達を倒し人質を無事に助けるのは厳しい、まずはヒノアラシの"えんまく"でR団達を目眩ましして相手がパニックになってる隙にメロエッタの力で人質を助けると言う。

そしてシュン達にはステージに上がってR団達を指揮してる奴の気を惹くように頼み、気を惹いているうちにメロエッタ達が客席の人達を人質にしているR団とポケモン達を倒す。

 

「なるほど!分かったよ。出て来てヒノアラシ、ワニノコ」

 

「ヒノ!」

「ワニャ!」

 

メロエッタの作戦を聞いて納得したシュンはポケットからボールを2つ投げてヒノアラシとワニノコを出す。

 

「ヒノアラシ、ワニノコ。今ここにR団っていう悪い人達が来て会場のみんなを人質にしてみんなのポケモンを奪おうとしてる‥2人にはメロエッタの指示に従って一緒に客席の人達をR団から助けてほしいんだ。良いかい?」

 

「ヒノ!」

「ワニャ!」

 

シュンがメロエッタの言う通りにボールからヒノアラシとワニノコを出すと2人に現在の状況を説明し、メロエッタの指示に従ってR団の人質になっている観客の人達を助けるようにお願いすると、ヒノアラシとワニノコは了解と言うように一度頷いた。

 

「よし!じゃあ頼むよメロエッタ、2人とも」

 

「はい!任せて下さいマスター。それじゃあ行きますよヒノアラシ、ワニノコ」

 

「ヒノ!」

「ワニャ!」

 

2人の了解の返事を聞いたシュンはメロエッタに観客の人達の救出を頼むと、メロエッタは任せて下さいと頷きヒノアラシ達に行きますよと声を掛け、ヒノアラシ達も頷く。

 

「それではマスター!わたし達が観客の人達を救出する間、ステージに居るR団の気を引いていて下さいね」

 

「うん、分かってるよ!メロエッタ」

 

「では、行ってきます」

 

メロエッタは再度、シュンに自分達が観客の人達をR団達から助けている間ステージに居るR団達を指揮するリーダー達の気を引くように頼み、シュンも了解と頷くとメロエッタは一言、行ってきますと言ってヒノアラシとワニノコの手を握り客席の近くへとテレポートで移動していった。

 

「さてと‥それじゃあぼく達もステージに居るアカネさん達を助けに行かないと!」

 

メロエッタ達が客席の人達を助けに向かったのを確認したシュンはステージに居るアカネやフェスティバルの参加者や審査員の人達を助けに行こうとステージに向かおうとしたその時

 

「お待ち下さいマスター!」

 

ボールからディアンシーが出て来てステージに向かおうとするシュンに待つように言う。

 

「えっ!どうしたんだいディアンシー?早くしないとメロエッタが客席の人達をR団から助けに行ったからステージに居るR団達のリーダーが気づかないように気を引かなきゃいけないんだ‥それにアカネさん達も助けないといけないし」

 

ステージに向かうのを待つように言うディアンシーにシュンは、早く行かないとメロエッタ達が客席の人達をR団から助けるのをステージに居るコガネフェスティバルを襲撃したR団の部隊を指揮するリーダーの注意をメロエッタ達から反らし‥そしてアカネ達を助け早く助けるためにステージに向かわないといけないと自分を止めるディアンシーに言う。

 

「分かっておりますわマスター‥ボールの中からメロエッタとの会話は全て聞いていましたわ。そしてわたくしもマスターのお手伝いを致しますわ!」

 

シュンにそう言われたディアンシーは、ボールの中からシュンとメロエッタの話しを聞いており自分もシュンのお手伝いをすると言う。

 

「手伝うって‥何を?」

 

「はい!マスターがあの悪者達から皆さんを助けるお手伝いをいたしますわ!」

 

シュンの手伝いをすると言うディアンシーにシュンは何を手伝うのか訪ね、ディアンシーはシュン達がR団達からアカネ達を助けるお手伝いをすると言う。

 

「えっ!ぼくがR団からアカネさん達や客席の人達を助ける手伝いをするってどうするのディアンシー?」

 

「はい。先程の舞台に居る者達がこの場所の入口の場所で悪者達が人質を取って助けに来た者達が入れないようにしているという話しを聞きましたわ!

でしたら入口に居る悪者を倒し人質を助ければその入口から悪者に人質にされた者達を助けに来た者達が入って来て悪者達を捕らえてくれますわ!」

 

シュンの手伝いをするというディアンシーにどうするのかと訪ねると、ディアンシーは舞台に居るR団の部隊のリーダーとアカネとの会話をボールの中から聞いており、コガネ公園の入口でR団の隊員が人質を取ってR団に占拠された会場の人達を助けに出動してきたジュンサー達が入れないようにしているR団を倒して人質を解放すればそこからジュンサー達が突入してR団達を捕まえてくれると説明する。

 

「確かにそうだけど‥もしかしてディアンシー‥キミだけで入口にいるR団達を倒すつもりなの?」

 

「はい!わたくしもマスターのために役に立ちたいですわ!」

 

シュンはディアンシーの説明を聞いて納得するも、1人で入口に居るR団を倒すつもりなのかと訪ねるとディアンシーは、はいと頷いて自分もシュンのために役に立ちたいと決意した表情で言う。

 

「分かった‥ディアンシーの決意は伝わったよ!でもキミ1人だけで行かせるのは危険だからフシギソウとマリルにも手伝ってもらうよ。出て来て2人とも!」

 

「ソウ!」

「リル!」

 

ディアンシーの決意が伝わったシュンは入口に居るR団達を倒して人質を助ける役目を任せるが、ディアンシーだけでは危険だからとフシギソウとマリルをボールから出すとフシギソウ達が勢いよく出て来る。

 

「フシギソウ、マリル。ディアンシーと一緒に公園の入口に居る悪者を倒すのに協力してほしいんだ。頼めるかな?」

 

「ソウ!」

 

ボールから出て来たフシギソウとマリルにシュンは簡潔に現在の状況を教えてディアンシーと一緒に協力してほしいとお願いするとフシギソウは快く聞き入れてくれて笑顔で頷く。

 

「リル~~」

 

しかし、マリルはシュンのその指示に不満があるのか‥シュンを睨みつける。

 

「マリル‥そんな顔しないでお願い出来ないかな?R団からみんなを助けるにはマリルの力が必要なんだ!頼むよマリル」

 

「リル~~‥‥」

 

シュンは不満そうにするマリルにシュンは自分の言う事を聞かないマリルを怒ることはせずに優しい声でマリルにR団からみんなを助けるためにディアンシー達と一緒に力を貸してほしいとお願いするが、まだマリルは不満そうにして頬を膨らませる。

 

「お願いだよマリル‥ねっ!」

「リル~~////‥‥リル~!!‥‥リルッ」

 

シュンは頬を膨らませているマリルの頭を優しく撫でながらお願いする‥マリルはシュンの手に心地良さそうにすり寄っていると、少ししてハッとなりシュンに怒った後に仕方ないと言った様子で一回ため息をつくと了解と言うように頷く。

 

「ふふ。ありがとうマリル!それじゃディアンシー頼んだよ。フシギソウとマリルを連れてコガネ公園の入口で人質を取ってジュンサーさん達が突入出来ないようにしているR団達の隙を作ってジュンサーさん達が突入出来るようにしてほしい。

でも、無理はしないで危ないと思ったら構わず逃げてね‥分かったね?」

 

「分かっておりますわマスター!お任せ下さい。それでは行って参りますわ。行きましょうマリル、フシギソウ!」

 

「ソウ!」

「リル‥‥」

 

シュンはマリルにお礼を言ってディアンシーにフシギソウとマリルを連れてコガネ公園の入口で出動して来たジュンサー達が入れないように人質を取っているR団に隙を作り、どうにかジュンサー達が突入出来るようにしてほしいとお願いする。

でも無理はせずに危なければ構わず逃げるように忠告すると、ディアンシーはシュンの忠告を聞いて分かっていると答えると任せて下さいと‥シュンに行って来ることを伝えてフシギソウとマリルに行きましょうと言うとフシギソウは頷き、マリルは一瞬渋るも素直に従ってディアンシーの後を付いて行きコガネ公園の入口へと向かって行った。

 

「よし、向こうの人質の事はメロエッタとディアンシー達に任せてぼく達はステージに居るアカネさん達を助けに行こう」

 

そうしてメロエッタとディアンシーがそれぞれの場所に向かったのを確認したシュンは、ステージに居るアカネと審査員や参加者達を助けるために茂みの影に隠れながら周りのR団に見つからないようにステージへと向かった。

 

そしてシュンは慎重に進みながらステージの近くに辿り着くと、物陰に隠れてステージの上に居るアカネ達とR団達の様子を除き見る‥するとそこには今にもアカネ達のポケモンの入ったモンスターボールを奪おうとしているR団達の姿が目に入った。

シュンは急いでチコリータとレディバをボールから出してアカネ達を助けに走って行った。

 

そして場面が変わりステージでは‥アカネ達がいつまでも自分達のポケモンを渡さないことに苛つき始め、そしてとうとう部隊のリーダーの男は痺れを切らしていた。

 

「どうやら痛い目を見ないと自分達の状況が理解できないようだな‥出て来い!」

「ヘルゥ!」

 

部隊のリーダーの男は苛つくようにそう言うと懐からボールを取り出してボールからポケモンを出す‥ボールから黒く角のある大型犬位の大きさのポケモンが出て来る。

 

「あれは‥ダークポケモンのヘルガー」

 

アカネがR団を指揮する男性の出した黒い大型犬のようなポケモンの名前を呟く。

 

「多少痛い目に合わせれば自分達の置かれている状況を理解してポケモンを渡すだろう?」

「ヘルゥ!」

 

「なんやて!みんなに手を出したら承知せぇへんからな!ウチがやっつけたるわ!!」

 

部隊のリーダーの男が自分達にポケモンを渡そうとしないアカネ達に多少痛い目に合わせれば自分達の置かれている状況を理解してポケモンを渡すだろうと笑い、それに同調するように隣に居るヘルガーも唸り声を上げて、それを聞いたアカネは怒りみんなに手を出したら承知しないと‥自分が倒すと意気込み自分のポケモンの入ったボールを取り出してR団達に立ち向かおうとする。

 

「おっと、いいのか?お前が抵抗すれば人質の観客達がどうなっても知らないぞ。ふはは」

 

「くっ!!この卑怯者」

 

アカネが抵抗しようとするのを見て部隊のリーダーの男がゲビた笑みを浮かべて人質の観客がどうなっても知らないぞとアカネを脅し、アカネは観客が人質になってるのを改めて確認し手に持つボールを下げてR団を指揮する男性を卑怯者だと罵る。

 

「ふはは。卑怯で結構!それは我らには誉め言葉だ。だがその生意気な態度は気に食わん。ヘルガー!その女を見せしめに"かみつく"で痛め付けろ」

「ヘルゥ!!」

 

アカネに卑怯と言われた部隊のリーダーの男は自分達には誉め言葉だと嘲笑うと、アカネの生意気な態度は気に食わないとヘルガーに見せしめに"かみつく"で痛め付けるように命令しヘルガーは指示に従いアカネに向かって行く。

 

「グガァ~~!!!」

 

「キャアァァァ~~!!!」

 

ヘルガーが歯を剥き出しにしてアカネへと襲いかかり、アカネは迫り来るヘルガーに恐怖して腕で顔を覆い迫る痛みに目を瞑り悲鳴を上げる。

 

「チコリータ、"はっぱカッター"!!」

「チコ~~!!」

 

ヘルガーの"かみつく"攻撃がアカネへと迫る直前!アカネ達の後方からそんな声が聞こえて来ると後ろから飛んで来た数十枚の"はっぱカッター"が飛んで来てヘルガーを吹き飛ばす。

 

「ヘルゥ~!」

「ヘルガー!」

 

「ん!なんや?」

 

"はっぱカッター"を受けたヘルガーは、アカネへの"かみつく"を阻止されて吹っ飛ぶ。

突然の奇襲に部隊のリーダーの男が驚き、アカネは自分に迫っていた攻撃が来ないことを不思議に思いゆっくり腕をといて目を開き、"はっぱカッター"の飛んで来た方に目を向ける。

 

アカネへの攻撃を阻止され吹っ飛んだヘルガーだったが、ほのおタイプのヘルガーにくさタイプの技は効果がいまひとつだったためあまりダメージを受けずに体制を建て直してトレーナーのR団の部隊のリーダーの男の近くに着地する。

 

「ヘル!」

「くっ!誰だ。出て来い!」

 

見せしめのためにアカネを痛め付けようとした自分の思惑が邪魔されたことに苛立ちを見せて、"はっぱカッター"の飛んで来た方を睨み付けて出て来いと叫ぶ。

 

するとアカネ達の居るステージの中央より後ろ‥‥"はっぱカッター"の飛んで来た方を見るとステージの影からシュンと"はっぱカッター"でヘルガーを攻撃したチコリータが鋭くヘルガーとR団達を睨み付けて姿を現した。

 

「なっ!シュンくん!!」

 

アカネは迷子になっていた自分のピッピを連れて来てくれたシュンが、お礼にコガネシティを案内するからと大会が終わるまでステージ近くのテーブルで待ってもらっていたはずなのに‥この危険なステージ現れたことに驚いてシュンの名前を大声で叫ぶ。

 

「ふっ。この俺の邪魔をした奴がどんな奴だと思っていたらただのガキじゃないか?」

「ヘッヘッヘ!」

「ハハハ!」

 

部隊のリーダーの男は自分の邪魔をしたのが、見た目が完全に子供のシュンだった事に気付いて愉快そうに笑みを浮かべてR団員達も可笑しそうに笑う。

 

「シュンくん何で来たんや‼危ないから早く此処から逃げるんや!!」

 

「大丈夫ですアカネさん。ぼくに任せて」

 

アカネはシュンに何で来たのかと怒って、危ないから早く逃げるように言うが‥シュンは大丈夫だと言って自分に任せてと微笑む。

 

「シュンくん?」

 

アカネは不安そうな表情で‥このR団達に囲まれた状況で自分よりも年下の少年であるシュンが恐れもせずに、この状況に真っ直ぐに向いているのを不思議な眼差しで見つめていた。

 

そしてシュンは心配するアカネに大丈夫だと言って落ち着かせると視線を部隊のリーダーの男に向ける。

 

「ふっ!おまえみたいなガキがこの俺の邪魔をするとはな‥いったいどういうつもりだ?」

 

部隊のリーダーの男は口元に笑みを浮かべながら少年であるシュンを馬鹿にした様子で、どういうつもりだと問いかける。

 

「どういうつもりもなにも‥あなた達を倒してアカネさん達を助けに来たんですよ」

 

どういうつもりだと訪ねる部隊のリーダーの男にシュンはアカネやステージに居る人達を助けに来たのだと応える。

 

「クククっ‥‥ハァ~ハハハハ!!!!」

「「「「「ハハハハハ!!」」」」」

 

それを聞いたステージに居る7人のR団達全員がとても可笑しそうに大声で笑い声を上げる。

 

「ッッ!!何が可笑しいねん!!」

 

シュンの発言を聞いて大声で笑うR団達に、自分達を助けに来てくれたシュンを馬鹿にするように大声で笑うR団達に、アカネは何が可笑しいのかと怒る。

 

「これが笑わずにいられるか!こんなガキが俺達を倒すなんて言う馬鹿なことをほざいたんだからなぁ?」

 

部隊のリーダーの男は少年のシュンが自分達を倒してアカネ達を助けるなどと馬鹿な発言をしたことを嘲笑う。

そしてしばらくR団達が笑っていると‥‥笑い終わった部隊のリーダーの男‥‥。

 

「さて‥俺達に対して随分愉快なことを言っていたが、この俺に対して生意気なことをほざいた報いを受けさせないとな?」

「ヘルゥ!!」

 

そして自分に対して生意気な事を言ったシュンに報いを受けさせないとな!と怪しい笑みを浮かべて男のヘルガーも歯を剥き出しにしてシュンに唸る。

 

「一応言っておくが先程のようにヘルガーの攻撃を防いだらどうなるかは分かるな?」

 

「‥‥‥」

 

そして付け加えるように先程‥アカネがヘルガーに攻撃されるのを阻止したようにもう一度ヘルガーの攻撃を防いだら分かるなと脅し、シュンはそれをジッと静かに聞いていた。

 

「万が一抵抗すれば人質の安全は保証されんぞ。ヘルガー、"かみつく"だ」

「ヘルゥ!!」

 

そうしてR団を指揮する男が人質を盾に抵抗させないようにした後にヘルガーに指示し、ヘルガーがシュンに向かって"かみつく"で迫る。

 

「シュンくん!!」

 

ヘルガーの鋭い牙の"かみつく"が迫り、そのシュンの危機的状況を見たアカネは悲鳴のように大声を上げてシュンの名を叫ぶ。

 

そうしてヘルガーの牙が迫ろうとしたその瞬間!!!

 

「チコリータ、はっぱカッター!!」

「チ~コ~!!」

 

シュンはチコリータに迎撃の指示を出し、チコリータは迫るヘルガーを"はっぱカッター"で吹っ飛ばす。

 

「ヘルゥ~~ッッ」

「なっ!!」

 

はっぱカッターを受けたヘルガーは吹っ飛び、忠告をしたのにも関わらずヘルガーに反撃したシュンに部隊のリーダーの男は驚きを露にする。

 

「シュン‥くん‥」

 

アカネもシュンが反撃したのを見て予想外な表情で見つめる‥‥(勿論、シュンが攻撃を受けて傷つくのが平気な訳ではないが‥シュンが反撃すれば人質の安全は保証されないと聞いていたので、シュンも反撃はせずにせめて避ける位だと思っていたのだが、人質が居るにも関わらず躊躇なく反撃したことに驚いていた)

アカネの近くにいた他の審査員達やフェスティバルの参加者達も驚きの表情で見つめていた。

 

「ヘルゥ!」

「貴様!正気か!!散々忠告してやったにも関わらずヘルガーを攻撃するなど!!」

 

「‥‥‥」

 

ヘルガーにとっては効果はいまひとつの技だったため大したダメージを受けずに着地し、部隊のリーダーの男は散々人質の事を忠告したにも関わらずに反撃したシュンに怒りの声を上げるが‥シュンは部隊のリーダーの男の怒りの声を静かに見つめていた。

 

「いいだろう‥貴様がその気なら‥おい!!客席に居る団員に連絡しろ。人質を少し痛め付けてやれ!」

「はっ!」

 

そして部隊のリーダーの男はシュンがその気ならと客席の方に居る団員達に連絡をして客席の人質を少し痛め付けるように命令し、近くに居る団員がポケギアで客席の方で待機する団員に連絡する。

 

それを周りで聞いていたアカネや市長、審査員や参加者達は人質である観客達の身の安全が危険なことに危機感を抱き、どうにも出来ずににり始める。

 

「くく‥今更後悔しても遅いぞ!貴様の愚かな行動のせいで人質が傷つくんだからなぁ!!」

 

「‥‥‥」

 

アカネ達の反応を見て部隊のリーダーの男は愉快そうに笑い、シュンに憎たらしい笑みを向けて‥シュンは只静かに焦る事もなくR団を指揮する男性を見つめていた。

そのシュンの様子を見ていたアカネやステージ上にいる人達は不思議に思っていた‥シュンが完全に悪いとは言えないがシュンが反撃したために人質が危険となっているのに焦ることもなく平然としているからである。

 

「人質の泣きわめく声を聞いたら貴様ももう抵抗する気も失せるだろう!そうしたらおまえのその済ました生意気な面をぶん殴ってやるから覚悟しておくんだな。ハァ~ハハハ」

 

そして部隊のリーダーの男は周りの反応を聞いて笑みを浮かべて、人質が傷つけられる泣き声を聞いたら、流石にもう抵抗は出来ないだろうと言い、自分に対して生意気な行動をするシュンの面をぶん殴ってやると脅し愉快そうに笑う。

 

部隊のリーダーの男にそう脅されてもシュンは全く動じずに表情も変えることなく部隊のリーダーの男を哀れそうに見つめていた。

そのシュンの脅されても微動だにせず冷静な様子を見たアカネや他の人達は不思議そうに見つめていた。

 

そしてR団の隊員が指示を受けてポケギアで客席の方で観客達を人質にしている隊員に連絡をしているが、一向にポケギアに出る気配がない。

 

「おいどうした?早く客席に居る隊員に連絡しろ」

 

「それが‥‥先程からポケギアで連絡しているのですが‥全く応答がありません」

 

「何だと!!えぇ~い!あいつら一体何をしてやがるんだ!」

 

先程客席に居るR団隊員に連絡するように指示をしてから‥だいぶ経っても連絡に出ないことに気づいた部隊のリーダーの男はポケギアを持つ隊員に早く連絡するように言うが、隊員は先程からポケギアで連絡しているが全然、応答がないと困った感じで伝えて、それを聞いた部隊のリーダーの男は驚き、その後に苛ついた感じで応答しない客席の方に居る隊員達に怒り声を上げる。

 

その一部始終を見ていたアカネ達は‥何がどうなってるのか分からずに不思議そうにR団達を見つめており、シュンも只、じっと眺めていると‥‥。

 

 

ドガアァァァァ~~~ン!!!!!

 

と、爆発し大きな音が観客席の方で鳴り響いた。

 

「ッッ!!何だ!!何だ今のは!?いったい何が起こった!」

 

部隊のリーダーは突然、観客席の方から爆発と共に大きな音が鳴り響いたことに驚いてそちらを向くと観客席の方を黒煙が立ち込めて‥そこからR団隊員とポケモン達が吹っ飛び倒れて来た。

 

「なっ!!お前達!どうした!!人質はどうなった!?」

 

部隊のリーダーの男は客席で観客を人質に取っていたはずの隊員達が黒煙から出て来て倒れて来るのを見て驚愕を露にしていた。

 

「‥‥(ニヤリ!)‥」

 

シュンは部隊のリーダーの男の慌てふためく様子にシュンは静かに口元に笑みを浮かべる。

 

そして黒煙の向こう側から近づいて来る影があり‥黒煙から出て来たのは‥。

 

「ヒノ!」

「ワニャ!」

 

シュンのポケモンのヒノアラシとワニノコが出て来る。

 

「なっ!!ヒノアラシにワニノコだと!!まさかあいつらが!!」

 

部隊のリーダーの男は隊員達が倒れて来た黒煙から出て来たヒノアラシとワニノコに驚き、まさか奴らにR団隊員達が倒されたのかと驚愕を露にする。

黒煙から出て来たヒノアラシとワニノコはステージの上に居るシュンを見つけて近づく。

 

「ヒノアラシ、ワニノコありがとう。よくやってくれたね!」

 

「ヒノ!」

「ワニャ!」

 

シュンは近づいて来たヒノアラシとワニノコが‥客席にいるR団達を倒して人質を助けてくれた事をよくやってくれたねと誉めると2匹は笑顔で頷く。

 

「なっ!!あいつらは貴様のポケモンか!!ということはこれは貴様の仕業か!!」

 

シュンとヒノアラシ達の話しが聞こえた部隊のリーダーの男はあの2体が観客席にいた部下達を倒し、人質達を解放させたのはシュンの指示だったことに気づいて怒りの声を上げる。

 

「(マスター!)」

「メロエッタ?」

 

部隊のリーダーの男に怒りの感情を向けられていたシュンの肩に透明になったメロエッタが現れてシュンに声を掛ける。

 

「(客席に居た隊員達はポケモンも含めて全員倒しました。ヒノアラシの"えんまく"で目眩ましして、奴らがパニックになっている隙にわたしが"サイコキネシス"で隊員達を、ヒノアラシとワニノコが隊員のポケモン達を倒して客席の人質は全員解放しました。

煙の中で今のうちに逃げるように言っておいたので今頃全員逃げているでしょう)」

 

「(ありがとうメロエッタ!助かったよ)」

 

メロエッタ達が作戦通りに人質になっていた観客の人達を全員無事に解放できた事を知り、メロエッタに助かったとお礼を言う。

 

「答えろ!これは貴様の仕業か!俺の部下達を倒し人質達を逃がしたのは」

 

「そうですよ。ここに来る前に予めヒノアラシとワニノコに頼んだんです。こっそりと客席の方に回って観客を人質に取っているR団を倒して人質達を解放してもらうようにね。(本当はメロエッタにも頼んでいたけどね)」

 

姿を消してシュンの隣にいるメロエッタに礼を言っていると、部隊のリーダーの男がシュンに答えろと怒鳴り散らし、これは貴様の仕業かと怒りを剥き出しにし、シュンはその通りだと応えて予め頼んだいたと応える。(そしてボソッと小声でメロエッタにも頼んだと呟く)

 

「すごいでシュンくん!これで何の気兼ねもなくこいつらをやっつけられるわ!さぁ、あんたら覚悟しぃや‼」

 

アカネはシュンのポケモン達を使った奇策で客席にいたR団隊員達を全員倒し、人質の観客達を全員解放できたことに悦び、これで人質も解放されたから何の気兼ねもなくR団達を倒せるとモンスターボールを手に持ち、R団達に覚悟するように言って怒りの表情で睨む。

 

先程まで人質が居たために絶対的に優勢だったのがシュンの作戦で無事に人質を解放された為、一気に窮地に陥ったためにアカネの怒り凄む様子にビビり後ろに下がる。

 

「みんなは下がってや。R団はうちがやっつけるで!!」

 

「ぼくも手伝いますアカネさん。ヒノアラシ、ワニノコお疲れ様。後は任せて休んでて!」

 

アカネはステージにいるコガネシティ市長や参加者や審査員達の方を向いて、R団達は自分が倒すから下がっているように言い、シュンはアカネに自分も手伝うとアカネの隣に立ち、客席の方にいるR団とポケモンを倒し人質の観客を無事に助けるのに協力し頑張って体力を消耗したヒノアラシとワニノコにお礼を言い、後は自分達に任せて休むように言ってボールへと戻すとR団達へと向き直る。

 

「チコ~!!」

「レディ~~!!」

 

R団に向き直るシュンに続いて、チコリータとレディバもR団達に闘争心を剥き出しにして睨みつける。

 

「ウゥッ‥」

「ひいぃぃ!」

 

一気に不利な状況になり、アカネやシュンの怒りの眼差しに部隊のリーダーの男の後ろに待機していた2人のR団隊員がビビり後ろに後ずさる。

 

「リッリーダー!!不味いですよ‥人質も居なくなって、俺達このままだと!!」

 

「狼狽えるんじゃねぇ!!客席の人質は解放されたが、こっちにはまだ入口で人質を取ってジュンサー達を足止めしてる隊員達がいることを忘れたか?」

 

部隊のリーダーの男の後ろの隊員が先程と違い‥すっかり怯えた様子で客席の人質も解放されて、このままでは自分達は全員捕まってしまうと狼狽えるていると隊員の情けない様子に怒ったリーダーは後ろの隊員2人に、まだ自分達にはコガネ公園の入口で人質を取ってジュンサーさん達が突入できないようにしているのを忘れたか?とニヤける。

 

「そうでした!!俺達にはまだ入口で人質を取ってる仲間が居るんでした!」

「その人質を使えば一気に形勢逆転すねリーダー!!」

 

「そうだ!さっさと入口に居る奴らに連絡して、何人か人質を連れてこっちに来させろ」

 

それを聞いた隊員の2人はコガネ公園の入口で人質を取ってジュンサー達が突入できないようにしている仲間がまだ居ることを思い出し、その人質を使えば一気にこの状況を覆せると喜び、部隊のリーダーの男は隊員2人にさっさと入口に居る奴らに連絡して何人か人質を連れてこっちに来させるように命令する。

 

「なんやて!そんなことさせるかいな。今のうちにあんたらを倒したる!いくでシュンくん」

「はい!アカネさん!」

 

R団達の会話を聞いていたアカネはそんなことはさせないと言い、入口に居る隊員達が人質を連れて来ないうちに3人を倒してやると言ってシュンも一緒に戦う。

 

「おっと!俺達に手を出さない方がいいぜ。たった今ポケギアでメールして入口に居る隊員達に指示を伝えたから直にこっちに来るだろう。俺達に何かあった時は人質に手を出すように言ってあるからな!」

 

ステージに襲撃した部隊のリーダーの男は癪に触る笑みを浮かべながら、ポケギアで入口にいる隊員達にメールで先程の指示を出し、こっちに来るように伝えた‥そして自分達に何かあった時は人質に手を出すように指示をしたため自分達に危害を加えない方が良いぜと嘲笑う。

 

「そんな!」

「くっ!」

「何てことだ!」

 

R団の発言を聞いていたステージに居た参加者や審査員、市長は客席の人質も解放されて、後はR団達を倒せば助かると思っていたのに、また不利な状況になったことに落胆の表情を見せ声を上げる。

 

「くっ!!それじゃぁ手を出すことが出来ない!」

「せっかくシュンくんのおかげで人質になってた観客を解放できたっちゅうのに、どうすればいいんや‥‥」

 

部隊のリーダーの男の発言を聞いて、シュンはこれでは手を出す事ができないと焦り、アカネはシュンの作戦のおかげで客席の人質を解放できたのにどうすればいいのかと焦る。

 

「くっ!(入口のR団を倒しに行ったディアンシー達はどうしたんだろう‥もしかして失敗して捕まったのかな‥‥だとしたら早く助けないと)」

 

シュンもせっかく有利になったのにまたも手を出せない状況に陥いったことに焦り、ジュンサー達が突入できるように入口で人質を取ってるR団を倒しに行ったディアンシー達はどうしたんだろう?と心配し、もしかして失敗してR団に捕まったのではないかと思い、だとしたら早く助け出さないとと焦りを募らせていく。

 

シュンの中で次第に焦りの感情が大きくなってきていると‥‥

 

「(心配いりませんよマスター)」

「(メロエッタ?)」

 

焦りを募らせているシュンに先程から姿を消してどこかへと行っていたメロエッタが心配ないと言う。

 

「(メロエッタ‥ヒノアラシ達と一緒に戻って来てから少しして姿が見えなかったけど、どこに行ってたんだい?それに心配ないってどう言うこと?)」

 

シュンはメロエッタに今までどこに行っていたのかと訪ね、そして心配ないとはどう言うことなのかと訪ねる。

 

「(はい‥少々ディアンシー達のことが心配でしたので様子も見てきました。そしてマスターに状況を伝えるために戻って来ました)」

 

メロエッタはディアンシー達の事が少々心配だったため、様子を見に行き状況をシュンに知らせるために戻って来たのだと言う。

 

「(なんだって!それでメロエッタ。ディアンシー達をはどうなったの!無事なのかい)」

 

シュンは出来るだけ小声で話し、驚いた後に緊迫した様子でメロエッタにディアンシー達は無事なのかと訪ねる。

 

「(落ち着いて下さいマスター。心配ありません。たぶんもうすぐ‥‥)」

 

ディアンシー達の安否を必死に気遣うシュンにメロエッタは落ち着くように言った後に心配ないと言って意味深に言葉を切り‥そして‥‥。

 

「ふはは!!もうそろそろあいつらが人質を連れて到着するだろう。そうすれば全て俺達の思うままだ」

「へへへ!!」

「ははは!!」

 

部隊のリーダーの男はもうそろそろコガネ公園の入口でジュンサー達が突入出来ないように人質を取っていた隊員達が人質を数人連れてやって来ると、そうすれば全て自分達の思うままだとゲビた笑みを浮かべ隊員2人も愉快そうに笑う。

 

そうしてR団達が笑っていると、入口の方から大勢の人が歩いて来る足音が聞こえて来る。

部隊のリーダーの男は隊員が来たかと思い笑みを浮かべてそちらを見て‥予想外な光景に目を丸くする。

 

「そこまでよR団!!大人しくしなさい。あなた達は完全に包囲されているわ!」

 

「なっ!!なんだとっ!!」

 

入口でR団に足止めをくらい突入できずにいるはずのジュンサー達がコガネ公園へと突入して会場の回りを包囲していることに部隊のリーダーの男は驚愕を露にしていた。

ジュンサーの後ろには他の隊員に捕らえられているR団の隊員達が目に入った。

 

「馬鹿な!!どうなってる!?おまえ達は俺の部下達が入口で人質を取って突入できないようにしていたはずだ!!なぜ此所にこれた。どうやって俺の部下達を!!」

 

R団の部隊のリーダーの男はジュンサー達が会場まで来たことを信じられないと言った様子で驚き、部下達が入口で人質を取っていたにも関わらず人質を助けて部下達を捕まえてステージ会場に来れたのかと怒り応えるように怒鳴る。

 

「ふふふ。それはね‥この子達のおかげよ!」

 

「ソウ!!」

「リル‥」

 

部隊のリーダーの男の問いにジュンサーは笑みを浮かべ『この子達のおかげよ』と言って応えるとジュンサーの後ろからフシギソウとマリルが出て来る。

 

「フシギソウ、マリル。良かった!!無事だったんだね」

 

「ソウ!!ソウ」

「リル‥リル‥」

 

ジュンサーの後ろから出て来たフシギソウとマリルを見たシュンはマリル達が無事で良かったと安心し微笑み、フシギソウとマリルも少々息を上げながらシュンに微笑み返す。

フシギソウとマリルの体は所々傷ついていてダメージを受けているようだ。

 

「この子達はあなたのポケモンね?この子達が後ろから人質を取ってたR団を攻撃してくれたのよ。そして突然の攻撃にR団達が慌てたその隙にフシギソウが人質を助けてくれたおかげで私達は突入できたのよ。そして入口に居たR団達を逮捕して此所に来たってわけよ」

 

ジュンサーはフシギソウとマリルがシュンのポケモンであることに気付き、フシギソウとマリルが後ろから人質を取っていたR団へと攻撃し、R団が突然の奇襲にパニックになっている間にフシギソウが"つるのムチ"で人質達を掴みR団達から助け出した。

そのおかげで入口にいたR団達を逮捕できて此所に来ることが出来たのだと教えてくれた。

 

「あなた達のおかげで人質の人達も傷一つなく助ける事が出来たわ。本当にありがとう」

 

「ほんまにすごいで!!シュンくんもシュンくんのポケモンも最高や!!」

 

ジュンサーはシュンの指示とポケモン達のおかげでコガネ公園に突入出来て、人質達に傷一つ負わせる事なく助ける事が出来たとお礼を言い、それを聞いたアカネはR団が襲撃したこの危機的状況でポケモンに指示を出して観客の人質を解放しただけでなく、入口のR団を攻撃して人質を助けてジュンサー達がコガネ公園に突入させる手助けをしていた事に本当に凄いと誉めて、シュンとシュンのポケモン達を最高やと大絶賛する。

 

「あはは‥‥誉めすぎですよアカネさん。マリルとフシギソウもよく頑張ってくれたね」

 

「ソウ!」

「リル!」

 

アカネへの自分への大絶賛に苦笑いを浮かべるシュンは‥ジュンサーの話しを聞いてフシギソウとマリルが本当に良く頑張ってくれたねと褒める。

 

シュンはマリルとフシギソウを良く頑張ったと誉めていると‥‥

 

「(マスター!ただいま戻りましたわ!)」

 

「(ディアンシー!!良かった‥キミも無事だったんだね)」

 

メロエッタに連れられる形でディアンシーが戻って来たのを見たシュンはディアンシーが無事だったことに心から安心する。

 

「(はい!わたくしもフシギソウ達と一緒に最初に攻撃して、その後はフシギソウ達に任せて他の者達に見つからないように隠れているところをメロエッタに迎えに来てもらったのですわ!)」

 

「(先程、フシギソウ達の様子を見に行った時にディアンシーを見かけなかったのでもしかしたらと思い再度入口の周辺の森を探したらディアンシーを見つけたので連れて来ました)」

 

ディアンシーは最初だけフシギソウ達と一緒にR団達を後ろから攻撃して、後はフシギソウ達に任せて自分は他の人間達に見つかると面倒なので公園の森の奥へと隠れていると‥先程フシギソウ達の様子を見に行った時にディアンシーが居ないのを不思議に思ったメロエッタが探しに来て、合流したディアンシーはメロエッタの力で姿を消してシュンの所に戻って来たのである。

 

「(そうだったんだ。ありがとうディアンシー!本当に助かったよ)」

 

「(いえいえ。マスターのためならこれくらいどうってことありませんわ!)」

 

ディアンシーとメロエッタの説明を聞いたシュンはディアンシーにお礼を言うと、ディアンシーはシュンのためならこれくらいどうってことはないと微笑む。

 

「(メロエッタもありがとう。後はぼく達に任せて)」

 

「(チコ!!)」

「(レディ!!)」

 

「(分かりました。後はお任せします。でもマスターが危なくなったら助けますので)」

「(わたくしもお助けしますわ)」

 

「(うん!ありがとう。メロエッタ、ディアンシー)」

 

頑張ってくれたメロエッタとディアンシーに後は自分達に任せてと言い、チコリータ達もそうだと言うように頷く。シュン達の意志を聞いた2人は了解するがシュンが危なくなったら助けると言ってボールへと戻る。

 

「ソウ‥ソウ‥‥」

「リル‥リル‥‥」

 

そうしてシュンがメロエッタ達と話していると‥ジュンサー達の近くにいるフシギソウとマリルが息づかいが荒くなっている。

 

「あなたはシュンくんだったわね?この子達は入口でR団とバトルした時のダメージで体力をだいぶ消耗しているわ!この子達はもう充分頑張ってくれたし休ませてあげて!」

 

「そうですね。フシギソウ、マリル 良く頑張ったね!後はぼく達に任せてゆっくり休んでね!」

 

ジュンサーに入口でのR団とのバトルでフシギソウとマリルはダメージを負い体力をだいぶ消耗しており、2人は充分頑張ってくれたから休ませるように言われて"シュンもその通りだと納得してフシギソウとマリルを良く頑張ったと褒めて、ゆっくり休むように言ってボールへと戻す。

 

「さっきから聞いてりゃこれも貴様の仕業か!!ことごとく俺の邪魔をしやがって!!」

 

すると‥ジュンサーとシュンの会話を聞いていた部隊のリーダーの男は客席のR団を倒して人質を解放しただけでなく、入口でジュンサー達が突入できないようにしていたR団も倒したのもシュンが自分のポケモン達に指示していたことだと知ると、これも貴様の仕業かと怒り、悉く自分の邪魔をしやがってと憎々しげにシュンを睨みつける。

 

「そんなの邪魔するに決まってる‥ポケモンを金儲けの道具としか思っていないような奴らの思い通りになんかさせない!!」

 

「シュンくんの言う通りや。ポケモン使って悪いことをするR団なんかの思い通りにさせるかい!!」

 

部隊のリーダーの男の睨みにも怯まずに、シュンはポケモンを金儲けの道具としか思っていないR団の思い通りにはさせないと強い眼差しで言い、アカネもその通りだと言ってポケモンを使い悪いことをするR団なんか思い通りにさせないと同意する。

 

「ハン!!所詮ポケモンは人間の道具に過ぎないんだよ!!」

 

「なんやと!!」

 

部隊のリーダーの男はそう言うと、その許せない発言を聞いたアカネは怒りを露にする。

 

「それにここに居る奴らもこんな大会なんかに出て自分のポケモンを着飾って見せ物にしてるじゃねぇか!俺達と何が違うって言うんだ?ポケモンを道具みたいに扱ってるじゃねぇか」

 

部隊のリーダーの男はステージにいる参加者達に向かって、こんな大会に出てポケモンを見世物にして道具のように扱ってるだろうと罵る。

 

部隊のリーダーの男に言われたフェスティバルの主催者の市長や審査員、参加者の人達は反論しようとするが‥その直前で言葉を無くす。

もしかしたらあいつの言う通りかも知れないと言う心の迷いがあったからである。

自分達に取っては自分の持つポケモンを強く綺麗に育て、ポケモンと一緒に成長して行く。

 

コガネフェスティバルに参加しているトレーナー達はその成果を試したり、この大会を目指してポケモンと一緒に頑張って来たトレーナー達も参加しており、ポケモンと共に優勝の栄冠を得ようと努力をしているが‥そう思っているのは自分達だけではないかと‥ポケモンの方はトレーナーのそんな思いに嫌々従っているんではないかと‥‥。

自分達はそんなポケモンの想いを無視して自分の想いを押し付けているのではないかと‥そう思うとR団の言う通りポケモンを道具のように扱ってるのではないかと‥そんな思いがあり反論出来ずにいた。

 

「みんな!!何で反論しないんや!あいつに言わせたままでいいんかい」

 

ステージにいるみんなが部隊のリーダーの男の暴言に反論せずに只、言い用に言われていることに言わせたままでいいのかと怒り声を上げる。

 

しかし、アカネのそんな言葉を聞いてもステージにいるみんなは反応せずに俯いている。

 

「‥みんな‥」

 

「ハッ!!内心では否定しても‥いざそう言われたら反論できないってか!?ははぁ~!!」

 

そのみんなの様子を見たアカネは意気消沈し、部隊のリーダーの男は愉快そうに笑みを浮かべて、全員が内心で否定していても‥いざ言われるとハッキリと反論できずにいる事に憎たらしく笑みを浮かべて嘲笑う。

 

「やっぱりポケモンは人間の道具に過ぎないんだよぉ!!ハハハハァ!!!」

 

そして再度ポケモンは人間の道具に過ぎないと呟き、高らかに笑い続ける。

 

アカネやステージにいるみんなは悔しそうに表情を歪ませて聞いていると‥‥。

 

「‥違う‥」

 

「あぁ?」

 

シュンが小声で一言そう呟いて、部隊のリーダーの男はその呟きが聞こえて反応する。

 

「ポケモンは人間の道具なんかじゃない!!」

 

そしてシュンはステージ全体に響き渡る程の声で叫び、R団達はその声とシュンから漂う気迫のような物を感じ、内心で恐れを感じたのか思わず半歩後ろへと後ずさる。

 

「ポケモンはぼく達と同じ‥この星に生きているんだ‥自然の中でのびのび暮らしたり、人間と一緒に歩んだりしている‥」

 

ポケモンは人間と同じでこの星に生きている生き物であり、自然の中でのびのびと仲間と一緒に暮らしたり、人間と共に歩んだりしている。

 

「そしてポケモンとの関係は人によって変わる‥友達・仲間・相棒・家族といろいろあるけど‥僕にとっては大切な家族かな?」

 

シュンに取ってポケモンとの関係は大切な家族。一緒に楽しい時を過ごしたり笑ったり、共に力を合わせたり、互いの意志を一つにしてバトルしたり、辛い時は支え合いどんな困難も共に乗り越えて行く‥そして共に夢のために頑張ってくれる‥シュンもそしてポケモン達もお互いのことが大好きであり硬い絆で結ばれた存在である。

 

「勿論最初からそんな関係なわけじゃない‥最初は仲良くなるのに時間も掛かったりするけど‥共に過ごして様々な困難を一緒に乗り越えていくたびに人とポケモンの絆が出来ていくんだ」

 

人間とポケモンの関係は個人によって様々であり、友達・仲間・相棒・家族‥とあり、シュンにとっては自分のポケモンは大切な家族の一員である。

そしてポケモンと共に過ごしバトルしたり困難を乗り越えていくたびに人間とポケモンの絆が出来ていく。

 

アカネやステージにいる人達はシュンのその言葉を只静かに聞いていた‥。

そして思い出していた‥‥自分が持つポケモン達に出会った時の事を‥‥そのポケモン達と一緒の時を過ごし、初めてバトルをしたり色んな体験をしてたくさんの思い出を作り、そして段々と絆を深めて友達や相棒、家族と呼べる存在になっていったのである。

 

「そして一度結ばれた絆はそう簡単には切れはしない!!例え喧嘩をしたとしても最後には仲直りできる。そして更に絆を深めていくんだ。そしてぼく達は一緒にどこまでも強く成長していくんだ!!」

「チコォ!!」

「レディ!!」

 

シュンとポケモン達のその力強く自信に溢れたポケモンとの絆の強さと深さを感じさせる言葉に‥R団に自分達もポケモンを道具のように扱っていると言われ、自分達がポケモンにしていることを思い出し反論も出来ずにポケモンとの関係に迷いを生じていたステージに居た人達も、段々とその迷いが無くなりポケモンとの関係に不安を抱いていたその心に少しずつ自信を取り戻していく。

 

「そうや!シュンくんの言う通りや!ポケモンは道具なんかやない!わたしの大切な友達や!」

 

「その通りね。ポケモンはわたしに取っていつも一緒の大切なパートナーよ。決して道具なんかじゃないわ!」

 

シュンの言う通りだとポケモンは人間の道具ではないと‥アカネは大切な友達とジュンサーは大切なパートナーだと応える。

 

「はっ!!黙って聞いてれば好き放題言いやがって!!貴様らが例えそうでも他の奴らはそう思ってんだよ!さっき俺にそう言われて反論しなかったんだからなぁ~!!」

 

すると部隊のリーダーの男は黙って聞いてれば好き放題言うシュン達に怒り、シュン達がそうでもステージに居る人達は先程、自分にそう言われても反論しなかったのだと罵る

 

その言葉を聞いたシュン達以外のステージにいる人達は苦い表情になる‥しかし。

 

「それは違う‥此所にいる人達はポケモンを道具だなんて思っていない。さっき答えられなかったのは、おまえ達R団の悪名に恐れてまともに考えられずにポケモンとの関係に迷いが出来てしまったから‥決してポケモンを道具だなんて思ってはいない」

 

R団の発言にそれは違うと反論するシュン。先程答えることが出来なかったのはR団にその悪名に恐れてまともに考えることが出来ずにポケモンとの関係に迷いが生じたからであり、決してポケモンを道具と思っているわけではないと断言する。

 

そのシュンの言葉を聞いたステージにいる人達は迷いを断ちきり、一度は失い掛けた自身のポケモン達との絆を思い出しその表情に自信を取り戻していった。

 

「だからてめぇが今さら何を言ったって無駄だって言って‥」

 

「そうだ!その子の言う通りだ!!」

 

「あっ?」

 

シュンの再度、ステージにいる人達をフォローする発言を聞いた部隊のリーダーの男はシュンに今さら何を言ったって無駄だと罵る途中に‥ステージにいるフェスティバル参加者がシュンの言う通りだと呟き、それを聞いた部隊のリーダーの男は反応する。

 

「俺達は何を迷ってたんだ!俺に取ってポケモンは大事な相棒だ。決して道具なんかじゃない!」

 

「そうよ!この子はわたしに取って掛けがいのない家族よ」

 

「そうだ。さっきはR団にびびって答えられなかったがポケモンは道具だなんて俺達は決して思っていない!」

 

「そうだ。その子のおかげで勇気が出た。今なら自信を持って言える‥‥ポケモンは僕の大切な友達だ!」

 

シュンの言葉を聞いて勇気が湧いたステージにいる参加者のトレーナー達は迷いを完全に断ちきり、次々に自身のポケモンへの想いを叫び、決してポケモンを道具だと思っていないと強くR団達へと言い放つ。

 

そしてその数人の発言を皮切りに次々とR団へと向けて『そうだ(よ)』と同意の声が上がり恐れは完全に無くなり立ち向かう姿勢を見せる。

その姿を見たアカネやジュンサーは微笑む。先程R団の言葉に打ちのめされてポケモンとの関係に迷いが生じて意気消沈していたトレーナー達がシュンのポケモンとの強い絆を感じさせる発言を聞いて自分達とポケモンとの絆を取り戻してR団へと恐れずに立ち向かおうとしているからだ‥自身の大切なポケモンの入ったボールを手に持ち共に戦うために。

 

「どうやらあなたの思惑は完全に崩れたみたいですね。人質を使ってポケモンを奪う事も出来ずに苦し紛れの発言も効果なし‥‥もうここにポケモンを道具だなんて思ってる人は一人も居ない!もうこれで終わりです」

 

シュンが部隊のリーダーの男に人質を使ってポケモンを奪う作戦も苦し紛れの発言も失敗に終わり、もうこの場所にポケモンを道具だと思ってる人は一人もいないと強く言い放ち、これで終わりだと告げる。

 

その発言を聞いたR団達はおどおどと動揺し追い詰められた様子でどうしようかと焦り、部隊のリーダー男はフルフルと体を震わせており‥そして‥。

 

「ふざけんじゃねぇクソガキがぁ!!よくもこのR団最強幹部ブルボォ様の完璧な計画を潰しやがって!貴様さえいなければ俺の作戦は成功してたんだ!」

 

部隊のリーダーの男は自身をR団最強の幹部ブルボォと名乗り、自分の完璧な計画を潰したシュンに怒り、シュンさえいなければ自分の作戦は成功してたんだと怒りを露にして鋭い剣幕でシュンに怒鳴り付ける。

 

「こうなったらてめえだけでもぶっ倒さなきゃ気がすまねぇ!!いくぜてめぇら!!」

 

「はい!」

「了解したぜリーダー!」

 

そしてシュンだけでもぶっ倒さないと気が済まないと自分の後ろにいるR団の隊員2人に命令すると隊員の2人はそれぞれボールからドガース2匹とズバットとアーボを出す。

 

「いけ!ヘルガー!ヤツをぶっ飛ばせ!」

「ヘルゥ~!」

 

そして"ブルボォはヘルガーにシュンを襲うように指示し、命令通りヘルガーはシュンへと向かい襲いかかる。

 

「チィ~コォ~!!」

「レディ~!」

 

シュンに迫るヘルガーに、チコリータとレディバが攻撃してシュンを守りヘルガーを吹っ飛ばす。

 

「ありがとうチコリータ、レディバ!!」

「チコ!」

「レディ!」

 

自分を守ってくれたチコリータ達に礼を言いチコリータとレディバは微笑む。

 

それを見たジュンサーやステージの人達がシュンを助けようとすると‥。

 

「R団達はぼくに任せてください!ジュンサーさんは皆さんの非難をお願いします。他の皆さんもぼくに任せて非難して下さい」

 

シュンはR団は自分に任せてジュンサーに他の人達の非難を頼みステージにいる人達にも非難するようにお願いする。

 

「そんな!きみ1人にR団の相手をさせるわけにはいかないわ。わたしも一緒に!」

「そうだ俺達も‥」

 

それを聞いたジュンサーやステージに居る人達はシュン1人にR団の相手をさせるわけにはいかないと自分達も一緒に戦うと言ってボールからポケモンを出そうとしたその時!!

 

「大丈夫や!わたしもシュンくんと一緒に戦うで!」

 

すると審査員の1人のアカネがシュンの隣りへと並び一緒に戦うと言う。

 

「アカネさん!」

 

「シュンくん!わたしも手伝うで!一緒にあいつらを倒すで!」

 

「でも危険ですアカネさん。ここは僕に任せて‥」

 

「なにいってんねん!シュンくん1人置いて逃げれるわけないやろ!それにな!」

 

「‥?」

 

自分と一緒に戦うと言うアカネに危険だから自分に任せてというシュンにアカネは1人だけ置いて逃げれるわけないと言った後に言葉を止めたアカネにシュンは頭に?を浮かべる。

 

「わたしもポケモンを道具にするあいつらを許せんのや!一緒に戦わせてや!」

 

そして自分もポケモンを道具にするR団を許せないから一緒に戦わせてとシュンにお願いする。

 

「‥アカネさん‥分かりました。一緒にR団と戦いましょう」

 

「うん!」

 

シュンはアカネの目を見てその決意が揺らがないと思ったシュンは一緒にR団と戦うことを決めてアカネに共にR団と戦おうと言うとアカネは笑顔で微笑む。

 

「ジュンサーさん、ステージに居る皆さんもぼくとアカネさんであいつらを倒します。だからさっき言ったとおり‥」

 

「わかったわ。アカネさんが一緒なら大丈夫ね。みんな!ここに居る人達を避難させるわよ。あなた達は逮捕したR団達を連れて行って」

 

「はっ!了解しました!」

 

シュンはアカネと一緒にR団と戦う事になり、先程言った通りにみんなの避難をお願いしようとした時、シュンが最後まで言い終わる前にジュンサーはアカネがいるなら大丈夫だと安心してここにいる人達を避難させるように指示し、数人の隊員に逮捕したR団を連れて行くように指示を出して此所にいる人達を避難させていく。

その様子を見ていたシュンは少し疑問に思った‥先程自分1人でR団と戦おうとした時にはジュンサーはシュン1人だけで戦わせる訳にはいかないと言っていたのに‥アカネと一緒に戦うと言った途端にあっさりと認めたからである。

 

確かに自分のような子供が1人でR団のような巨悪に立ち向かう事に大人なら躊躇して止めるのは当たり前だが‥自分と2つか3つぐらいしか年の違わないはずのアカネが一緒に戦うと言っただけでジュンサー達やステージの人達が納得してR団達を任せたからである。

 

「けっ!てめえらみてぇなガキ2人が俺達に勝てるわけねぇだろ!お前達はその女をやれ!俺はこの生意気なクソガキをぶっ潰す」

 

「はい‼」

「分かったぜリーダー!」

 

R団を指揮する男はシュンを、したっぱの2人はアカネの相手をするという事になりR団とのバトルが始まる。

 

「来ますよアカネさん。大丈夫ですか?」

「大丈夫や!こいつらはわたしに任せてシュンくんはそいつを倒してや!」

 

R団達が襲いかかりシュンはアカネを気遣うが、アカネは大丈夫だと言ってしたっぱ達は自分に任せてシュンはリーダーを倒すように言う。

そしてR団達とシュンとアカネとのポケモンバトルが始まった。

 

「いけ!ヘルガー"かみつく"だ!」

「ヘルゥ!」

 

「チコリータ、レディバ交わすんだ!」

「チコ!」

「レディ!」

 

ヘルガーの"かみつく"攻撃がチコリータとレディバに迫り、2体はシュンの指示通りにヘルガーの攻撃を交わす。

 

「チコリータ!"はっぱカッター"だ!」

「チ~コ~!」

 

すかさずチコリータに"はっぱカッター"を指示し、チコリータは"はっぱカッター"を放つ。

 

「ヘルゥ~~」

「チィ~!怯むなヘルガー!"かえんほうしゃ"だ!」

「ヘルゥ!ガァ~~!」

 

 

「チコ~~」

「チコリータ!」

 

はっぱカッターはヘルガーに直撃するが、くさタイプの技はほのおタイプのヘルガーには効果はいまひとつだったため大したダメージも受けずに即座に反撃の"かえんほうしゃ"がチコリータに直撃し、チコリータを吹っ飛ばす。

 

「チコリータ!大丈夫!!」

「チコ~~~‥」

 

シュンはチコリータに駆け寄り大丈夫かと聞くが、効果ばつぐんの技を受けたチコリータは必死に立ち上がろうとするも大きなダメージでプルプルと震えており立ち上がる事も出来ずにいる。

 

「チコ~~‥」

「ありがとうチコリータ‥もう充分だよゆっくり休んで!」

「チコリ~~‥」

 

こうかばつぐんの技を受けたチコリータは大きなダメージを受けて立ち上がれずにいたのをシュンはチコリータにお礼を言い、ゆっくり休むように言ってチコリータを抱き締め抱える。

 

「チコリータ戻って!ゆっくり休んでね‥」

 

そしてシュンはチコリータをボールに戻した。

 

「ハハハ!!ざまぁみやがれ、この調子でてめぇもぶっ潰してやる‼」

「ヘルゥ!!」

 

「くっ!(ヒノアラシ達は人質を助けるためにR団と戦って体力を使い果たしてる‥‥こんなところでメロエッタやディアンシーを出すわけにはいかないし‥)レディバ‥今頼れるのはきみしかいない‥頑張って!」

「レディ!!」

 

チコリータが戦闘不能になり、ブルボォは愉快そうに笑いシュンも倒してやると息巻く。

シュンは苦い表情でチコリータが戦闘不能になり、ヒノアラシ達は人質を救出するためにR団達と戦い体力を消耗しており、避難はまだ完全に終わっておらず人目もある中でメロエッタやディアンシーのような珍しいポケモンを出すわけにも行かず今、出ているレディバに頼るしかなく‥シュンはレディバに頑張るようにお願いするとレディバは任せろと言うように強い意思の感じる決意の目で頷く。

 

「ぼく達は絶対に負けない。行くよレディバ!」

「レディ!」

 

そしてシュンとレディバはお互いに絶対にR団に勝つと決意し、R団達に立ち向かう。

 

「(そういえば‥アカネさんの方はどうなってるのかな?)」

 

そしてアカネの方は大丈夫かと思ったシュンはアカネとしたっぱ達がバトルしている方に目を向けるとそちらでもバトルが始まろうとしていた。

 

「へっ!女のおまえなんか俺達の敵じゃないぜ。いけ!ドガース、アーボ。」

「ドガァ~!」

「ア~ボ!」

 

「その通り!ドガース、ズバット!やれぇ!」

「ドガァ!」

「キキャ!」

 

R団のしたっぱの2人は自分達のポケモンに命令しアカネへと襲いかかる。

 

「ウチをあまく見るんやないで!いくんやミルタンク!」

「ミルミルゥ~!!」

 

アカネはR団達を倒すために自分のポケモンを出す‥アカネの投げたボールから大きい体をした全体的に桃色の多い小さい角の生えた牛のようなポケモンが出てくる。

 

「あのポケモンは?」

 

シュンはアカネがボールから出した見たことのないポケモンにポケモン図鑑を向ける。

 

【ミルタンク‥‥ちちうしポケモン。ミルタンクから出るミルクは栄養満点。子供からお年寄りにまで人気で病気の人にとっても最高の飲み物である‥‥】

 

ポケモン図鑑からミルタンクのデータが表示され、そのデータを見たシュンは何とも言えないような感じになった。

 

「ミルクが栄養満点って‥‥大丈夫かなぁ‥バトルには向きそうにないけど‥‥」

 

シュンはミルタンクのそのデータを見てもバトル向きではなさそうで大丈夫かと心配になる。

 

「心配ないでシュンくん!ミルタンクはバトルも強いんやで!いくでミルタンク!」

「ミル!」

 

アカネはシュンに心配ないと言った後にミルタンクはバトルも強いと意気込みしたっぱ達に挑む。

 

「へっ!そんなポケモンで何が出来るドガース"たいあたり"!アーボ"かみつく"だ!」

 

「おまえ達もだ。いけっ!ドガース、ズバット」

 

「「ドガァ~~!!」」

「ア~ボ!」

「キキャッ!」

 

したっぱの命令でドガース達が一斉にアカネとミルタンクに襲いかかる。

 

「いくでミルタンク!!"ころがる"や!!」

「ミルミルゥ~!!」

 

アカネはミルタンクに"ころがる"を指示し、ミルタンクは体を丸めて勢いよく転がりドガース達へと向かっていく。

 

「ミルゥ~~!!!」

 

「「ドガァ~~」」

「アボォ~~」

「ズバァ~~」

 

ミルタンクの強烈な"ころがる"の一撃が4体の攻撃をものともせずにドガース達を吹っ飛ばす。

 

「「何ぃ~~!!!!」」

 

ドガース達が纏めて吹っ飛ばされた事にしたっぱ達は目が飛び出す程仰天する。

 

「4体のポケモンの攻撃を纏めて弾き飛ばすなんて‥アカネさんのミルタンクすごいパワーだ!」

 

シュンはR団のポケモン達を纏めて吹っ飛ばしたミルタンクの"ころがる"のパワーに驚く。

 

「しっかりしやがれおまえ達!もう一度だ。いけぇ~!!」

 

「「ドガァ~!!」」

「アボー!」

「キキャ!」

 

したっぱが怯まずにいくようにドガース達に命令し、ドガース達もダメージを受けているが怯まずにアカネとミルタンクに襲いかかる。

 

「負けへんで!ミルタンク、もう一度"ころがる"や!」

「ミルミルゥ~!!」

 

ミルタンクは"ころがる"の回転をしたまま再度ドガース達へと"ころがる"で向かっていく。

 

「ミルゥ~!!」

 

「「ドガァ~~」」

「アボ~~」

「キキャ~~」

 

そしてまたもやドガース達をその圧倒的なパワーで吹っ飛ばした。

 

「"ころがる"は技を続けるごとに回転数が上がりその威力も強くなる‥‥だけど2回目でこれほどのパワーなんて‥アカネさんのミルタンク‥本当に強い」

 

シュンはレディバにヘルガーの攻撃の回避の指示を出しながらアカネとミルタンクがしたっぱ達とバトルしているのを見て‥"ころがる"という技が使うごとに回転数が上がり威力が上がることは知っていたが、2回目でここまでの威力になるのかと‥アカネのミルタンクの強さに驚く。

 

そして‥‥。

 

「「ドガァ~‥‥」」

「アボ~‥‥」

「キシャ~‥‥」

 

そんなミルタンクの強烈な"ころがる"を受けたドガース達は力尽きてその場に積み重なるように戦闘不能になる。

 

「なっ!俺のポケモン達が‥そんな馬鹿な!!」

「やべぇぞ!速く逃げろ!!」

 

したっぱの2人は自分のポケモンがやられて戦闘不能になったのを見ると慌てて自分達のポケモンを見捨てて逃げ出す。

 

「おい!てめぇら!!何勝手に逃げてんだ!戻ってこい!!」

 

ブルボォがリーダーの自分を置いて勝手に逃げようとしているしたっぱ達に怒りの声をあげて戻って来るように言うが‥したっぱ達はそんなブルボォの言うことも無視して全力疾走でこの場所から逃げ出そうと一目散に走っている。

 

「ポケモンを見捨てて!自分達だけ逃げようなんて絶対許さへん!ミルタンク!"のしかかり"や!!」

「ミルミルゥ~!!」

 

トレーナーのために戦ったポケモンを見捨てて自分達だけ逃げようとしたしたっぱ達を絶対に許さないと怒り、逃げているしたっぱ達に向かってミルタンクに"のしかかり"を指示しミルタンクは飛び上がる。

 

「「ぎゃやぁぁぁぁぁ~~~~」」

 

したっぱ達は自分達に迫るミルタンクに恐怖の悲鳴を上げる‥‥そして‥‥。

 

「「グエェェェッェ~~~」」

 

したっぱ達の上にミルタンクの"のしかかり"が決まると、したっぱ達はミルタンクの重さに苦しげな悲鳴を上げた後に‥ガクッと意識を失った。

 

「よし!よくやったでミルタンク!!」

「ミルミルゥ~!」

 

アカネはミルタンクを良くやったと褒めて頭を優しく撫でるとミルタンクは嬉しそうにアカネに擦り寄る。

 

「シュンくん!こっちはやっつけたで!!後はそいつだけや!!頑張ってシュンくん!」

 

「はい!アカネさん。任せてください」

 

したっぱ達を倒したアカネはシュンに後はコガネフェスティバルを襲撃した強襲部隊のリーダーのブルボォ1人だけだと言ってシュンに頑張れと応援し、シュンも任せてと応える。

 

「チッ‥あのカスどもが‥あんなガキにやられたばかりか俺を置いて逃げ出して無様にやられやがって!」

 

リーダーは気絶しているしたっぱ達を見て、アカネのような少女に多数で挑んで負けたばかりか部隊のリーダーでR団の幹部である自分を置いて逃げ出そうとして無様にやられた事に怒りと侮蔑の視線を向けて罵る‥そしてシュンとアカネ‥ステージの回りを見回す。

 

「どうやらジュンサー達は俺達を完全にお前達2人に任せたようだな‥‥全員、客の避難と逮捕した俺の部下を連行するためにここから居なくなってる‥チッ‥俺もナメられたもんだな!」

 

ブルボォはジュンサー達が完全にR団の自分達をアカネとシュンに任せたのだと気づく。

その証拠にジュンサー達は全員ステージの回りから居なくなっていた‥どうやら客の避難と逮捕したR団達の連行に全員が向かったようだ‥‥その事にリーダーはこんなガキ2人に自分が負けると思われた事に自分もナメられた者だと怒りの感情が沸き上がる。

 

「だが‥これはチャンスだな!こいつらさえ倒せば、ジュンサー達も居ないし、何とか俺だけでも逃げ出せるぜ!」

 

そして一瞬で冷静になるとシュン達さえ倒せばジュンサー達も居ないし、自分だけでも逃げる事ができると笑みを浮かべる。

 

「そうはさせない!おまえはぼく達が倒す!!いくよレディバ!」

「レディ!」

 

「ハッ!てめぇみたいなガキに負けるか!ヘルガー!"かえんほうしゃ"だ!」

「ヘルゥ!!」

 

ヘルガーの"かえんほうしゃ"がレディバに迫る。

 

「レディバ!"こうそくいどう"で交わすんだ」

「レディ!」

 

シュンはレディバに指示し、レディバは"こうそくいどう"で素早さが上がり、"かえんほうしゃ"を交わす。

 

「"マッハパンチ"だ!レディバ!」

「レディ!レディ~!」

 

「ヘルゥ~~!」

 

そしてヘルガーの"かえんほうしゃ"を交わすと、すかさずヘルガーに接近して"マッハパンチ"でヘルガーを吹っ飛ばす。

 

「よっし!効果ばつぐんや!」

 

「チッ!しっかりしやがれヘルガー!"だましうち"だ!」

「ヘルゥ!ヘル!ヘルゥ~!」

 

「レディ~~」

「レディバ!」

 

しかし相手も手強く怯まずにすかさず反撃し、"だましうち"で攻撃する‥‥一度、尻尾で攻撃すると見せかけて頭でレディバに攻撃する。

 

「大丈夫かいレディバ?」

「レディ!」

 

"だましうち"を受けてレディバは吹っ飛ぶが体勢を立て直しシュンの近くへと来る。

 

「よし!レディバ"たいあたり"だ!」

「レディ!レディ~!!」

 

シュンはレディバに"たいあたり"を指示し、レディバはヘルガーへと向かって"たいあたり"を繰り出す。

 

「馬鹿め!ヘルガー!"ほのおのうず"だ!」

「ヘル!ガァ~~!」

 

突っ込んで来るレディバに好都合だとばかりにブルボォはヘルガーに"ほのおのうず"を指示し、"ほのおのうず"を放つ。

 

「レディ~~~」

「しまった!!」

 

"ほのおのうず"がレディバへと直撃し、シュンは己の失敗に気づくがすでに手遅れでレディバは炎に包まれる。

 

「アカン!むしタイプのレディバにほのおタイプの技は効果ばつぐんや!」

 

むしタイプのレディバにほのおタイプの技"ほのおのうず"が命中し、効果ばつぐんなため大ダメージだとアカネは危機感を抱く。

 

「ははは!この俺相手に良くやったと言ったところだが‥これで終わりだ。後はそこのガキを倒せば逃げれる。ヘルガー!そのまま"ほのおのうず"を続けろ!」

 

ブルボォはもう勝利を確信したのかニヤリと笑みを浮かべ、自分相手に良くやったと誉めつつも終わりだと言って後はアカネ達を倒して逃げ出すだけだと‥‥そのためにレディバを早く倒すためにヘルガーに"ほのおのうず"を継続させる。

 

「レディ~~!」

 

レディバは"ほのおのうず"の中に捕らわれてダメージを受け続ける‥灼熱の炎の中でダメージに必死に耐える。

 

「レディバ‥‥そうだ!レディバ。渦の上に向かって飛んで脱出するんだ!」

「レディ!レディ~~!!」

 

シュンはレディバが"ほのおのうず"で苦しむ姿を辛そうに見つめて‥そして"ほのおのうず"を見てレディバの脱出方法を思いつき指示すると‥レディバは小さく頷き懸命に羽根を羽ばたかせて渦の上に向かう。

 

「はっ!そうはさせねぇ!!ヘルガー!」

「ヘルゥ!!」

 

レディバが渦から脱出しようとしてるのを阻止しようとブルボォはヘルガーに指示し、ヘルガーは炎の力を強める。

 

「レディ~~‥イィッ」

「レディバ!!」

 

もう少しで渦から脱出する事が出来るというところで"ほのおのうず"の力が強まり動きを止める。

 

「そいつを倒せばおまえに戦えるポケモンは居ない!逃げる前に生意気なてめぇをぶッ潰してやるぜ!」

 

「くっ!」

 

レディバを倒されれば、シュンにもう戦えるポケモンは居ないと笑みを浮かべ‥逃げる前に生意気なシュンをぶっ潰すと意気込む。

そのリーダーの高笑いを聞いたシュンは苦いしを噛み潰した表情になる。

 

「‥レディ~‥」

 

ブルボォの言葉を聞いたレディバはシュンが危険だと気づき、シュンを守るために"ほのおのうず"から脱出しようと力をいれるが、その威力に押されて‥そこから動く事も出来ない。

 

「そうはさせへんで!シュンくんのレディバがやられてもシュンくんはうちが守る!!」

「ミル!!」

 

アカネもレディバがやられてしまったら自分達もシュンを守ると言う。

 

「ありがとうございますアカネさん‥でも‥‥」

 

アカネにお礼を言うシュン‥でも‥。

 

「レディバはぼくの大切な家族だ!これ以上苦しんでるのを見てられない‥‥レディバ、今助けるよ!!」

 

「シュンくん!!」

 

シュンはこれ以上、自分の大切な家族であるレディバが苦しんでるのを黙ってられないとレディバを助けようと駆け出す‥アカネはシュンの突然の行動に驚く。

 

「チッ!邪魔すんじゃねぇよ!これでもくらえ!」

 

シュンが向かって来る事に気づいたブルボォは近くにあった壊れた案内用の小さい看板を投げつける。

 

「なっ!ガッ!!」

 

「シュンくん!!」

 

「レディ!!」

 

シュンは全力疾走で向かっていたため避ける事も出来ずに頭に看板の角が当たり転び、それを見たアカネとレディバが悲鳴を上げる。

 

「グッ!!」

「大丈夫シュンくん!しっかりしてや!」

 

シュンは額に傷がつきそこから血が垂れてきてシュンは腕で傷口を押さえる‥‥アカネは心配してシュンに駆け寄る。

 

「シュンくん!血が出てるやないか!?あんた、良くもシュンくんを!!」

 

シュンが額から血を流しているのを見てアカネは激昂し、シュンを傷つけたR団の強襲部隊のリーダーブルボォに向かおうとする。

 

「待って!アカネさん。危険ですから下がって下さい」

「でもシュンくん!!」

 

ブルボォに向かおうとするアカネをシュンは止める‥ブルボォが何をするか分からないためアカネに危険だから下がるように言う。アカネはシュンを傷つけたブルボォが許せないのか止めるシュンに渋る。

 

「ぼくは大丈夫だから!下がってて下さい」

 

シュンはそう言って力を入れてゆっくりと立ち上がった。

 

「レディ~~~‥!!」

 

レディバはシュンが傷つけられたのを見て大好きなトレーナーであり家族のシュンが傷つけられた事に怒り、必死に力を入れて脱出しようとするも後一歩及ばない。

 

「見てやシュンくん‥シュンくんのレディバ‥シュンくんを助けるために脱出しようと必死に頑張ってるで!!」

 

「‥レディバ‥」

 

レディバの様子を見たアカネはシュンにレディバがシュンを助けるために脱出しようと必死に頑張ってると伝える‥シュンはレディバの必死に頑張る様子を見て辛い表情で見つめる‥レディバは今にも倒れてしまいそうで‥そして‥‥。

 

「‥頑張れ‥」

 

「‥レディ‥?」

 

シュンは小さく呟き‥レディバは今にも"ほのおのうず"のダメージで倒れそうな状態でボヤけた視界で声の聞こえた方に反応し目を向ける。

 

「レディバ!きみならそんな炎くらい破れる!!ぼくはきみを信じてる!!」

 

シュンはレディバなら"ほのおのうず"も破れると、自分はレディバを信じてると心の底からの想いを叫ぶ。

 

「頑張れぇ~~レディバ~~!!!!」

 

「レディッッ‥‥ッッ‥レディ~~~!!!!」

 

シュンはレディバに向かって心からの想いを叫ぶ‥頑張れ‥信じてると‥‥。

 

シュンの想いを聞いたレディバの脳裏にシュンと出会ってから今日まで過ごした思い出が過る‥‥楽しかった時、一緒に強くなろうと特訓したり、バトルをして勝った時は良く頑張ったねと頭を撫でて誉めてくれた‥それがとても嬉しかった‥。

たまに負けてしまう時もあったけどその時も良く頑張ったねと励ましてくれた‥そして一緒に強くなろうと言ってくれた‥そんなシュンの事が大好きだった。シュンとこれからも一緒にいたいと‥シュンと仲間達と一緒に‥‥。

 

"ほのおのうず"のダメージで体力の限界だったレディバの両目が強く見開く。

懸命に力を振り絞り高らかに叫ぶ‥シュンを助けたい‥シュンの期待に応えたい‥そんな心からの強い想いがレディバを新たな姿へと導く。

 

 

「なんだ?何が起こってる!!」

 

「これってもしかして‥レディバ!」

 

突然のレディバの変化にブルボォは驚き、シュンはこの現象に心当たりがあり、もしかしてとレディバを見つめる。

そして‥レディバは輝きと共に炎の中で姿が変わっていき‥そして最後に光が強くなったかと思うと両翼の羽ばたきで炎を吹き飛ばしてその新たな姿をシュン達へと刮目させる。

 

「レディレディ~レディアン!!」

 

レディバは姿が変わりそこには‥すっきりとした赤色の体に四本の腕に青い目をしたポケモン‥レディバがシュンの想いに応えてレディアンへと進化を果たしたのだった。

 

「シュンくんのレディバがレディアンに進化した!!」

 

「レディアン‥あれが‥」

 

アカネの言葉を聞いたシュンは進化したレディアンに向かって図鑑を向ける。

 

【レディアン‥‥いつつぼしポケモン。背中の星の模様は、夜空の星に反応して大きくなったり小さくなる‥‥】

 

「進化したんだ‥すごいよレディバ!いや‥レディアン!!」

「レディ~アン!!」

 

シュンはレディアンに進化した事が嬉しくて喜び、レディアンもシュンが喜んでいるのを見て笑顔で頷く。

 

「はっ!進化したから何だって言うんだよ!俺に勝てるわけねぇだろ!!」

「ヘルゥ!!」

 

ブルボォは進化したから何だと言って、再びシュン達に襲いかかる。

 

「いくよレディアン!!進化したきみの力を見せてやるんだ」

「レディ!!」

 

シュンも進化したレディアンと一緒に立ち向かう。

 

「ヘルガー!"かえんほうしゃ"だ!!」

「ヘルゥ!!」

 

「レディアン交わすんだ!!」

「レディ!!」

 

ヘルガーの"かえんほうしゃ"をレディアンは進化してアップした素早さで交わす。

 

「さっきより速くなってる!進化して素早さも上がったんだ!レディアン!"マッハパンチ"だ」

「レディ!レディ~~!!」

 

シュンはレディアンが進化した事でスピードが格段に上がった事に気づいて喜び、その勢いに乗せてレディアンに"マッハパンチ"を指示し、レディアンは羽根を羽ばたかせてヘルガーに向かっていく。

 

「させるか!ヘルガー"かえんほうしゃ"で迎撃しろ!!」

「ヘルゥ!!」

 

「危ないレディアン!交わして!!」

「レディ!!アン!!」

 

向かって来るレディアンを迎撃しようとヘルガーが"かえんほうしゃ"を放ち、シュンはギリギリで気づきレディアンに指示し、レディアンも"マッハパンチ"を中断し交わす。

 

「ハハハ!進化してもおまえのレディアンの攻撃は物理技しかないのは分かってんだよ!!そんなの接近させなきゃわけねぇぜ!」

 

「くっ!確かにその通りだ‥どうすれば‥‥」

 

ブルボォの発言にシュンは確かにその通りだと悔しげに顔を歪ませて‥どうすれば‥と頭を悩ませる。

 

「止めだ!!ヘルガー!"かえんほうしゃ"だ!!」

「ヘルゥ!!」

 

そこにヘルガーのとどめの"かえんほうしゃ"が放たれる。

 

「レディアン!!」

 

レディアンに"かえんほうしゃ"が迫り直撃しようとした、その時!!!

 

「レディ~ッ!!レディ~~!!」

 

レディアンが幾つもの星形の光線を発射して"かえんほうしゃ"を相殺する。

 

「なっ!!何だと!!」

「ヘルゥ!?」

 

ヘルガーの"かえんほうしゃ"が相殺された事に驚愕を露にしていた。

 

「今の技は"スピードスター"!!進化して新しい技を覚えたんだねレディアン」

「レディ~!!」

 

シュンはレディアンが進化して新しい技を覚えた事を喜び、レディアンも笑顔で頷く。

 

「はっ!だったらどうした!遠距離で使える技を覚えたからって俺には勝てるか!!ヘルガー"かえんほうしゃ"だ」

「ヘルゥ~!!」

 

レディアンが遠距離で使える技を覚えたから何だ?とばかりにヘルガーに"かえんほうしゃ"を指示し、レディアンへと放つ。

 

「レディアン!"こうそくいどう"で交わすんだ!!」

「レディ!!」

 

レディアンは"こうそくいどう"でヘルガーの"かえんほうしゃ"を交わす。

 

「なっ!!さっきより速いだと!!」

 

「進化した事で"こうそくいどう"のスビードも上がったんや!!」

 

ブルボォは先程のレディバの時よりも"こうそくいどう"の素早さも上がっている事に驚き、アカネはレディアンに進化した事で‥"こうそくいどう"の素早さも格段にアップしている事に気づいて喜ぶ。

 

「チッ!!ヘルガー良く狙って撃て!!"かえんほうしゃ"だ!」

「ヘルゥ!!」

 

ブルボォは良く狙って撃つように指示しヘルガーは連続で"かえんほうしゃ"を放つが、レディアンのアップした素早さの前には無力であり、交わしながらヘルガーへと接近する。

 

「くそが~~!!!何で当たらねぇ!!ヘルガー"ほのおのうず"でレディアンを囲め!!」

「ヘルゥ!!」

 

攻撃が次々と交わされた事にキレたブルボォはヘルガーに"ほのおのうず"でレディアンを囲んで逃げられないように指示し、ヘルガーは"こうそくいどう"で素早くなったレディアンに狙いを定めて放とうとする。

 

「そうはさせないレディアン!!"スピードスター"だ!!」

「レディ!!レディ~~!!」

 

「ヘルゥ~~」

 

シュンはそれを阻止するためにレディアンに指示し、レディアンの放った"スピードスター"が"ほのおのうず"を放とうとしたヘルガーに直撃し、"ほのおのうず"が不発に終わる。

 

「何をやってる!!しっかりしやがれ!!」

 

ブルボォはヘルガーが攻撃を阻止された事に怒りの声を上げる。

 

「今だよ!レディアン!"れんぞくパンチ"だ!!」

「レディ!!レディレディレディレディ!!!」

 

「ヘルゥ~~~~ヘルゥ~」

 

そしてヘルガーが怯んだその隙をシュンは見逃さずに指示し、素早くヘルガーへと接近したレディアンは"れんぞくパンチ"を放ち素早さだけでなく進化した事で上がった攻撃での鋭いパンチのラッシュでヘルガーを殴り付けて大きなダメージを与えていく。

 

「レディ~レディ~アン!!」

 

「ヘルゥ~~!!」

 

そして最後の一撃が決まり、ヘルガーを吹っ飛ばした。

 

「ヘルゥ~~‥‥」

 

レディアンの"れんぞくパンチ"で大きなダメージを負ったヘルガーはダメージによって今にも倒れそうな程フラフラとしている。

 

「何やってる役立たずが!!さっさとそいつを倒せ!!俺が逃げられねぇだろうが!!」

 

自分のポケモンが今にも倒れそうな程ダメージを負っているにも関わらず、自分の事しか考えずに自分のポケモンを役立たずと罵るR団の幹部ブルボォにシュンやアカネは怒りを抱く。

 

「あんた!なんやその言いぐさは!!ヘルガーはあんたのために戦ってるのに‥なのに自分のポケモンを気遣わずにそんな酷い事を言うやなんて!!あんたそれでもトレーナーやの!!」

 

アカネはブルボォに怒りの声を上げる‥ヘルガーはブルボォを守るために必死に戦っているのにブルボォはヘルガーがダメージで今にも倒れてしまいそうなのも気にせず酷い事を言った事に、それでもポケモントレーナーかと怒りを露にしてブルボォを睨む。

 

「はっ!!知ったことか!!さっきも言ったがポケモンなんて人間の道具に過ぎねぇんだよ!!こいつだってそうさ、それを気遣う必要がどこにある?こいつはただ俺の言う通りにしてれば良いんだよ!!」

 

だが、ブルボォはそんなアカネの言葉を気にする事もなく、先程の通りにポケモンを道具だと言って自分のポケモンであるヘルガーもそうだと‥ただ自分の言う通りに戦えば言いと怒鳴り声で叫ぶ。

 

「あんた!!(怒)」

 

「‥‥‥」

 

ブルボォの言葉を聞いたアカネはさらに怒りを募らせシュンも表情には出さないがその内には怒りの感情が沸き上がり、静かに怒りの炎を燃やしてブルボォを睨んでいる。

 

「もういい!!貴方のような最低の人間は絶対に許さない。ぼくとレディアンが倒します!」

「レディアン!!」

 

そしてシュンはブルボォの発言を聞いて何を言っても無駄だと思い‥ブルボォのような最低の人間は許さないと自分とレディアンが絶対に倒すと宣言し、レディアンも力強く頷く。

 

「何だと!!生意気なクソガキがぁ!!この俺に何度も嘗めた口を聞きやがって!!ヘルガーさっさとそいつをぶっ倒せ!!」

「ヘルゥ~~」

 

何度も自分に対して生意気な事をほざくシュンにブルボォは激怒しヘルガーにぶっ倒すように言うが、ヘルガーはまだダメージが残ってるのか頭をフラフラと揺らしている。

 

「これでとどめだ!!レディアン!!"マッハパンチ"だ!!」

「レディ!!レディ~アン!!」

 

シュンはこれで終わらせるとレディアンに"マッハパンチ"を指示し、レディアンは頷くと拳を突き出して鋭い一撃をお見舞いしようとヘルガーへと向かっていく。

 

「へっ!馬鹿め!!また突っ込んで来やがった!!格好の的だ!!ヘルガー"かえんほうしゃ"で返り討ちだ。やれぇ~~!!!」

「ヘルゥ~~!!!」

 

レディアンが先程のように向かってきたのを見てまた迎撃してやろうとヘルガーに指示し、ヘルガーは"かえんほうしゃ"を向かって来るレディアンへと放つ。

 

向かって来るレディアンに向かって真っ直ぐ放たれた"かえんほうしゃ"がレディアンへと直撃しレディアンを包む。

 

「はっはぁ!!直撃だぁ~!!ザマァみやがれ馬鹿がぁ!!」

 

それを見たブルボォは憎たらしい笑みを浮かべてシュンを罵る。

 

「レディ~~~!!!」

 

「負けるなレディアン!!頑張れ!!」

 

レディアンの"マッハパンチ"が"かえんほうしゃ"とぶつかり合い‥攻めぎ合っており、レディアンは必死に力を入れて"かえんほうしゃ"を突き破ろうとしており、シュンはレディアンを負けるなと応援する。

 

「レディ~~~!!!レディアン~~!!!」

 

シュンの頑張れという応援にレディアンは目一杯の力を振り絞り"かえんほうしゃ"を上回り炎を裂きながらヘルガー目掛けて進んでいく。

 

「ナニィ~!!!」

「ヘルゥ~!!!」

 

その事態にブルボォとヘルガーは驚きその動きを止める。

 

「レディ~~~!!!!」

 

「ヘルゥ~~」

 

そしてレディアンの"マッハパンチ"がヘルガーへと決まり、効果ばつぐんの技を受けたヘルガーは大きなダメージを受けながら吹っ飛ぶ。

 

「こっ、こっちに来るなぁ~~~!!!!グワァァァァ~~~」

 

ヘルガーがこっちに吹っ飛んで来るのを見て恐怖を露にしてこっちに来るなぁと叫ぶが逃げる間もなくヘルガーがブルボォへと直撃しそのままステージの壁へと直撃する。

 

「‥ガハァ‥‥ばか‥な‥ガクッ‥‥」

 

ブルボォはヘルガーの体重の乗ったまま壁に強く衝突した衝撃で、自分が負けた事を納得出来ないままそのまま気を失った。

 

「やった!シュンくんの勝ちや!!」

 

「ふぅ‥お疲れ様レディアン。良く頑張ったね」

「レディレディ!!」

 

アカネはシュンとレディアンが勝った事に喜び、シュンは勝った事で一安心して緊張が解けて一息つくとレディアンの頭を撫でて良く頑張ったねと誉め、レディアンは嬉しそうにシュンの手に擦り寄る。

 

「改めて、進化おめでとうレディアン。これからもよろしくね」

「レディアン!!」

 

そして改めて、レディアンが進化した事を喜び、祝う‥そしてこれからもよろしくねと言うとレディアンも笑顔で頷く。

 

「すごかったで!!シュンくんとレディアン!!息もぴったしで良く育てられてるやん!」

「ミルミル!!」

 

シュンとレディアンにアカネとミルタンクが近づき、アカネがシュンとレディアンの息がピッタリと合っており良く育てられていると誉める。

 

「ありがとうございますアカネさん。アカネさんのミルタンクもとても強いんですね!"ころがる"の威力にはびっくりしました」

 

シュンは誉めてくれた礼をアカネに言うと、アカネのミルタンクもとても強いと誉め、"ころがる"の威力に驚いたと伝える。

 

「それほどでもないで!!誉めすぎやシュンくん!!」

 

アカネはシュンに誉められて嬉しくなり誉めすぎだと言ってテレる。

 

「さて、お疲れさんミルタンク!!戻ってや!!」

 

そしてアカネはミルタンクをボールへと戻す。

 

「それじゃぁ、ジュンサーさん達が来るまでこいつら逃げないように一ヶ所にまとめとこかシュンくん!!」

「そうですねアカネさん!!その方が安心でしょう」

 

アカネがそう提案するとシュンも同意してステージ壁側で気絶しているブルボォを倒れている二人の隊員のところに運ぼうと近づく。

シュンとアカネはまずリーダーに覆い被さるように倒れているヘルガーを運ぼうと近づこうとしたその時!!閉じていたヘルガーの目が開いたのにシュンは気づきアカネへと駆け寄る。

 

「アカネさん危ない!!」

「えっ?きゃっ!!」

 

「ヘルゥ!!」

 

近づいていたアカネに目覚めたヘルガーが"かみつく"で迫るが、いち早く気づいたシュンがアカネを抱いて間一髪で交わす事が出来た。

 

「助かったで!ありがとうシュンくん!!」

「いえ、大丈夫ですよアカネさん‥」

 

助けてくれたシュンにアカネは礼を言い、シュンは返事をしながら立ち上がったヘルガーを見つめる。

 

「ヘルゥ~ッ‥‥」

 

ヘルガーは今にも倒れそうにふらつきながら主人であるブルボォを庇うように立って唸りシュンやアカネを睨み付けている。

 

「ヘルガー‥君はそんなダメージを負った体で‥君の事をただの道具だなんて酷いことを言った‥その人を守るなんて」

 

シュンはヘルガーが体をふらつかせ今にも倒れそうな状態なのに、しかも自分をただの道具扱いした酷い主人を必死に守ろうとしているヘルガーを見て‥驚いたと共にそんな主人を思うヘルガーを哀れみの視線で見つめる。

 

「もういいんやヘルガー‥そんなやつのためにあんたがこれ以上傷つくことないんや!さぁ、そこをどいてヘルガー‥あんたの手当てもしないと‥」

 

アカネは自分を只の道具としか思っていない主人を必死に守ろうとしているヘルガーを見て、その主人を守るヘルガーの想いもブルボォには届かない事を悲しく思いながら‥もうこれ以上ヘルガーがこんな酷い奴のために傷つく必要はないとヘルガーに退くように説得してダメージを負ったヘルガーの手当てをしようと歩み寄る。

 

「ウゥゥ~~!!ガァ~~~!!!」

 

近づいて来るアカネを見て主人に危害を加えられると思ったのかヘルガーは残った体力を使い牙を剥き出しにしてアカネへと飛び掛かる。

 

「アカネさん!!!」

 

「ッッ!!きゃあぁぁぁぁ~~!!!!」

 

それに気づいたシュンは慌ててアカネへと駆け寄り、アカネは悲鳴をあげて迫る痛みに恐怖して思わず目を閉じる。

 

しばらくして、痛みがこない事を疑問に思ったアカネはふと目を開くと‥そこには‥‥!!!

 

「シュンくん!!!」

 

「ぐっ!!!」

 

シュンがアカネを庇うように前へ出て、ヘルガーの"かみつく"から守り、右腕に噛みつかれその鋭い牙が腕へと食い込み血が流れている。

 

「シュンくん!血が‥そんなうちを庇って‥‥」

 

ヘルガーの牙がシュンの腕に食い込み‥血が流れているのを見て、アカネは顔を青くして両手で口元を覆い‥自分を庇って酷い傷を負ったシュンを見てショックを受けて自責の念に刈られている。

 

「大丈夫ですよアカネさん‥」

 

自責の念に刈られショックを受けているアカネの方を向いてシュンはにこやかに苦笑を浮かべて大丈夫だと言った後に自分の腕に噛みつくヘルガーへと向き直り優しい笑みを浮かべてヘルガーの頭に手を置いて。

 

「ガルゥゥ~~!!!!」

 

「もう良いんだよヘルガー‥きみは充分頑張ったよ‥その人のために必死に戦って‥そして今もぼく達からその人を守ろうとしている‥‥きみをただの道具だと酷い事を言われたのに‥それでもきみはその人の事が大好きなんだね‥」

 

シュンはヘルガーの頭を優しく撫でながらヘルガーに良く頑張ったと‥主人のために必死に戦い今も自分達から主人を守ろうとしている‥自分の事を只の道具だと酷い事を言ったにも関わらず、それでも守ろうとするほど主人の事が大好きなんだと‥‥。

 

「‥シュンくん////」

 

腕を噛まれて激痛が襲っているにも関わらず‥そんなヘルガーに優しい笑みで語りかけるシュンを見てアカネは先程自分を庇ってくれた勇敢で強い目をしたシュンの姿、そして今の温かな笑みを浮かべてヘルガーを撫でる優しい目をしたシュンを見つめていると‥胸の鼓動が高鳴り顔を赤らめてうっとりとした視線で見惚れている。

 

「‥ヘルガー‥ぼく達は決してその人を傷つけたりしないよ‥約束する‥だからもう良いんだよヘルガー‥ねっ!!」

 

「ウゥゥ~~~‥‥‥クゥン‥」

 

そしてシュンはヘルガーに自分達は決してその人を傷つけたりしないと約束し、だからもう良いんだよ!と再度優しい表情でヘルガーに言うと‥唸っていたヘルガーはシュンのその優しい気持ちが伝わったのか噛む力を抜いて噛んでいたシュンの右腕から口を放し右腕の傷口を拭うように舐めて噛んでしまった事をすまなそうな表情でシュンを見つめる。

 

「ふふっ。良いんだよヘルガー‥主人を守るためにしたことなんだから‥ぼくは大丈夫!」

 

「‥クゥン~~‥」

 

シュンは微笑みながら良いんだと主人を守るためにしたことだからと‥ヘルガーを許し頭を撫でる‥ヘルガーはおとなしくシュンに撫でられていた。

 

「よしよし!ッッ‥グッ!!」

 

「シュンくん!!早く腕の傷を手当てしないと!!!」

 

シュンがヘルガーの頭を撫でていた時、右腕の噛み傷に痛みが走り、アカネは慌てて駆け寄り早く傷の手当てをしないとと言う。

 

こうしてシュンとアカネはコガネフェスティバルを襲撃してきたR団の部隊のリーダーを倒し無事に参加者や、そのポケモンを守り、客席の人質達を救出する事に成功したのだった。

 

その後の事を説明しよう‥シュン達がR団の幹部ブルボォを倒し、ヘルガーを説得してから少しして‥逮捕したR団の隊員を連行して人質になっていた人達の避難させてステージに戻って来たジュンサー達はステージ状の現状を見てシュン達が、ブルボォ達を倒した事を理解し部下に命令して気絶しているR団の隊員二人とブルボォを連行して、R団のポケモン達を運んでいく。

ヘルガーもおとなしく連れられていく‥アカネはジュンサーにシュンが怪我した事を伝えて手当てするために救急箱を貰いシュンの右腕の傷を手当てしていく‥傷口を綺麗な水で洗い綿で血を拭き取り消毒液で傷口を消毒したあとガーゼで完全に傷口を塞がないくらいに貼ってその上から包帯を巻いていく。

 

「手当てありがとうございますアカネさん‥‥」

 

「ええんや!シュンくんがこんな酷い怪我をしたのもあたしを庇ったせいなんやからっ‥‥ッッ‥」

 

シュンは右腕を包帯を巻きやすいように上げて、手当てをしてくれたアカネに御礼を言い‥アカネはシュンがこんな酷い怪我を負ったのは自分を庇ったせいなのだから礼はいらないと言った後に言葉を無くし‥顔を俯かせる。

 

「アカネさん?」

 

シュンはアカネが顔を俯かせて包帯を巻く手が止まった事を不思議がりアカネの名を呼ぶと‥アカネは体を震わせていた。

 

「‥ごめんな‥ごめんな(泣)‥シュンくん‥うちのせいでそんな酷い怪我して‥うち‥シュンくんに迷惑かけてばっかりや‥‥」

 

アカネの俯かせた顔‥目からはポタポタと涙を流して地面を濡らしていく‥‥自分のせいでシュンが酷い怪我をしてしまったり、何度もR団から助けてもらったり、迷子のピッピを連れて来てもらったりとシュンに迷惑を掛けてばかりだと落ち込み、情けなくて、申し訳なくて‥そう思うと涙を流すのを止められなかった。

 

「‥アカネさん‥‥そんな事ありませんよ‥アカネさんに怪我がなくて本当に良かった‥」

 

「‥シュンくん‥でも‥うちが不用意にヘルガーに近づいたから‥」

 

シュンは涙を流すアカネの涙を指で拭い、迷惑を掛けてばかりだと落ち込み、悲しむアカネにそんな事はないと、アカネに怪我が無くて本当に良かったと微笑む‥しかしアカネは自分がヘルガーに不用意に近づいたからこんな事になったのだと言う。

 

「それも今にも倒れそうなヘルガーを気遣っての事でしょう?ピッピの事も心配していたし、アカネさんはポケモンを思いやる心の優しい人だってね」

 

「シュンくん////ありがとう////」

 

アカネが不用意に近づいたのも‥ダメージで今にも倒れそうなヘルガーを気遣って手当てをしようと近づいたからであり、そして自分のポケモンのピッピが迷子になった時も心配して審査員なのにピッピを探しに行こうとしていた程‥アカネはポケモンの事を第一に思いやる事の出来る心の優しい人だと優しい表情を浮かべて安心させるように言うとアカネも安心したのか‥シュンの笑顔に見惚れて顔を赤くしてシュンに慰めてくれた事や色々と含めてのお礼を言う。

腕の包帯を巻き終えた後に、右腕の怪我よりは軽いが頭の傷も消毒し終えて包帯を巻いていく。

 

そうしてシュンとアカネが話していると‥逮捕したR団達の連行や観客達の避難を部下に任せてきたのかジュンサーがこちらに向かって来てシュン達に向かって敬礼し話しかける。

 

「ご協力感謝します!!お二人のおかげで人質を傷つける事なくR団達を全員逮捕する事が出来ました」

 

「うちはほとんど何もしてへんて、人質を助けられたのもR団を倒せたのもシュンくんのおかげや!!」

 

「そんな!ぼく自身は何も‥ポケモン達が頑張ってくれたからですよ‥それにアカネさんが協力してくれたおかげですし、アカネさんのミルタンクもとても強かったですし‥」

 

ジュンサーの感謝の敬礼にアカネは自分は殆ど何もしていないと、人質を助けたのもR団を倒せたのもシュンのおかげだと、それを聞いたシュンは自分は何もしていないと‥ポケモン達が頑張ってくれたからだと‥そしてアカネが協力してくれたおかげでアカネのミルタンクもとても強かったと誉めると‥‥それを聞いたジュンサーが‥。

 

「それは当然よ!だってアカネさんは我がコガネシティが誇る‥ダイナマイトプリティギャルこと‥コガネジムのジムリーダーなんですもの!!」

 

それは当然だとジュンサーはアカネはコガネシティが誇る『ダイナマイトプリティギャル』の異名を持つ、コガネシティジムのジムリーダーである事を聞き、それを聞いたシュンは驚いて目を丸くする。

 

「えっ!!アカネさんってコガネジムのジムリーダーだったんですか!!!」

 

「あはは‥実はそうなんや。うち、コガネジムのジムリーダーやねん!」

 

シュンはアカネがコガネシティのジムリーダーであった事に驚き、アカネは実はそうなのやと後ろ手に頭を撫でて、照れ笑いをして自分はコガネジムのジムリーダーだと教える。

 

「ジムリーダー‥だったらあんなに強いのも分かります。アカネさんのミルタンク、すごいパワーでした‥」

 

「はは‥それほどでもないで‥それよりもジュンサーさん。コガネフェスティバルはどうなりますか?再開出来そうですか?」

 

シュンはアカネがジムリーダーだと分かるとその強さに納得し、アカネは謙遜した後‥ジュンサーにR団が襲撃したため中断された‥コガネフェスティバルはどうなるか、再開出来るかと訊ねる。

 

「いえ‥それが‥R団に襲撃されたせいで会場は所々壊れてて、しかも観客だった街の人達も人質になったりして怖い体験をしたばかりだから再開は難しいって市長は言っていたわ。フェスティバルのイベント関係者とも相談して決めるらしいけど、おそらく今年のフェスティバルは中止になるでしょうね。残念だけど‥」

 

アカネにフェスティバルの再開の事について聞かれたジュンサーは説明する‥R団が襲撃したせいでフェスティバルの会場はステージや客席含めて所々壊れており、大規模な修理が必要な事と、観客だった街の人達は人質にされたりと怖い体験をして心に傷を負ったりしていて再開は難しいかもしれないとコガネシティの市長が言っていた事を話し、フェスティバルイベントの関係者とも相談して決めるらしいが、恐らく今年のフェスティバルは残念ながら中止になるだろうと溜め息をつく。

 

「そっか‥残念やなぁ‥街のみんなは年に一度のこの大会を目指してポケモンと一緒に頑張ってるのに‥もう!!これもR団のせいや!!絶体に許さへん!!」

 

「まぁまぁ!アカネさん落ち着いて!!」

 

フェスティバルが中止になりそうなのを知った"アカネは残念がって、コガネシティの人達は年に一度のこの大会を目指してポケモンと一緒に頑張ってるのにR団のせいで中止になってしまうことに怒り、そんなアカネをシュンは落ち着かせようとする。

 

「フェスティバルについての連絡はこれくらいね。では、私は連行したR団達の事情聴取がありますのでこれで失礼します。今回のご協力本当にありがとうございました。では!!」

 

ジュンサーはフェスティバルの連絡事項を伝えると、逮捕したR団の事情聴取があるからこれで失礼しますと言って、今回の事態の協力のお礼を改めて言うと一度敬礼してその場を離れたのであった。

 

「フゥ‥この分だとフェスティバルは中止になるやろうなぁ‥ほんまに残念やわぁ~‥」

 

先程までR団に怒りを向けていたアカネはシュンのおかげで何とか落ち着き、フェスティバルが中止になることに残念がり溜め息をはく。

 

「あの‥アカネさん!!こんな時に言うのもなんですが‥!ぼくはコガネジムに挑戦しにコガネシティに来ました。僕とジム戦してください!」

 

シュンはこんな時に言うのも何だがと言って、コガネジムジムリーダーのアカネにジム戦の挑戦をお願いする。

 

「‥そっか!シュンくんはコガネジムに挑戦しに来たって言うてたもんね。フェスティバルは中止になりそうやからコガネジムを開けてジム戦しても良いんやけど‥」

 

「本当ですか!!ぜひお願いします!!」

 

アカネはシュンがコガネジムに挑戦しにコガネシティへと来たと言っていた事を思いだし、フェスティバルも中止になりそうだからとジム戦しても良いと言い、それを聞いたシュンは本当ですか!!と喜び、ぜひお願いしますと頼み込む。

 

「勿論、R団を倒して何度もウチを助けてくれたシュンくんの頼みは断るわけないやん!!ジム戦は受けるで」

 

「ありがとうございますアカネさん!!」

 

フェスティバルを襲撃したR団を倒して何度も自分を助けてくれたシュンの頼みを断るわけないと"アカネは言って快くジム戦の挑戦を受けて、シュンはアカネにお礼を言う。

 

「でも、そのまえに~!!」

 

「?」

 

だが、ジム戦を受けたアカネが笑みを浮かべて楽しそうな表情で呟き、シュンはアカネを不思議そうな表情で見つめる。

 

「何度もウチを助けてくれたり、色々なお礼もかねてウチがコガネの街を案内するで!!だからシュンくん!!明日はウチとデートや!!」

 

「えぇぇ~~!!!!!!」

 

何度も自分を助けてくれたりと色々なお礼もかねて、自分がコガネシティを案内すると言って‥シュンに明日は自分とデートだと片目でウインクして誰もが見惚れる可愛い笑みを浮かべて言い、シュンは突然のアカネの言葉に驚きの声を響かせるのだった。

 

こうして‥突如としてコガネフェスティバルを襲撃したR団を様々な苦難に陥りながらもピンチになったシュンを助けるためにシュンの想いに応えたレディバがレディアンへと進化して見事にR団達を倒したのだった。

そしてシュンとアカネは襲撃された会場の状況確認をジュンサー達やイベント関係者の人達に任せて、シュンの腕の怪我の本格的な治療のために病院へと向かった‥。

ヘルガーに噛まれて深い傷を負ったがきちんとした治療を受けて傷口をしっかり消毒し傷薬を塗ってしっかり包帯を巻いて治療が完了し、数日は右腕を激しく動かしたりせずおとなしくしていれば良くなるとの診断を受けた。

 

その後、ポケモンセンターに泊まろうと思っていたシュンはアカネにコガネジムに泊まるように誘われて最初は遠慮したシュンだが、アカネに説得されてお世話になった。そしてその夜はコガネジムでアカネやジムトレーナーや審判、職員の女性や女の子達と楽しく過ごした‥‥フェスティバルが襲撃された事を連絡で知り、自分達のリーダーであるアカネを助けてくれた恩人のシュンを歓迎し、そしてシュン自身が中性的でイケメンと呼べる顔立ちとシュンの女性慣れしていない照れた様子にコガネジムの女性や女の子達の心を掴み、その夜はシュンに体をふざけて擦り寄せてくる女性や女の子達に照れて顔を赤くしながら慌て、それを見たアカネが不機嫌そうに頬を膨らませてシュンや女性達に顔を真っ赤にして怒り、シュンは何故‥アカネが怒っているのか分からず不思議そうに首をかしげ、女の子達はアカネのその様子をニヤニヤと笑みを浮かべ可笑しそうに見ている。

 

そうしてシュンとアカネ達がコガネジムの奥の部屋で楽しい時を過ごしていると‥ジムの電話が鳴り、ジムトレーナーの一人の女性が出るとコガネフェスティバルのイベント関係者の人からであり、R団襲撃の影響で破損した会場やステージの損傷が酷く、観客だったコガネシティの人達も人質にされて怖い体験をしたため、コガネシティの殆どの住人がフェスティバルの延期を希望したため今年のフェスティバルは中止になることが決まったという連絡が来たのであった。

住人の一部や参加者達がその判断に反対するも、延期の希望者の方が圧倒的に多く‥検討むなしく中止という事で決まってしまいフェスティバルを楽しみにしていた人達は残念な気持ちでいっぱいだった。

 

フェスティバル中止の連絡を聞いたアカネも毎年のフェスティバル開催を楽しみにしており残念そうにしていたが‥すぐに態度を変えて、これで気兼ねなく自分を助けてくれたシュンにお礼として街の案内を兼ねたデートが出来ると嬉しそうに喜んでいた。

アカネのその様子にシュンは困ったように笑い、ジムの人達はそんなアカネを微笑ましそうに見つめていた。

 

そしてしばらくアカネやジムに勤める女性や女の子達と楽しく話していると‥もう夜も遅くなりフェスティバルにR団が襲撃するなど大変だった事もあり、流石にシュンやアカネ達も疲れたのか‥明日のアカネとのデートに備えて今日はもうこれくらいで終わりにして休もうと言う事になり、ジムの人達はジムにあるそれぞれの部屋へと入っていった。

シュンはアカネに案内されて自分が休ませてもらう部屋へと歩いていきその部屋の扉の前に到着する。

 

「それじゃシュンくんはこの部屋を使ってや。部屋は普段使ってへんけどしっかり掃除してるから綺麗やで!」

 

「はい‥ありがとうございますアカネさん」

 

「ふふ。どういたしましてや。それじゃシュンくんおやすみ、明日のデート楽しみにしとるで!」

 

「はは‥はいアカネさん‥おやすみなさい」

 

アカネに今日、自分が休む部屋まで案内されると"アカネから短い部屋の説明を聞くとシュンはお礼を言い‥アカネは返事をしておやすみと挨拶した後に明日のデートを楽しみにしてると笑顔で呟き、シュンは小さく笑い自分もおやすみと返す。

そしてアカネは自分も休むために自分の部屋へと向かっていった。

 

「さて、ぼくも休もう。もうこんな遅い時間だし‥‥」

 

シュンは案内された部屋のドアを開けて部屋に入ると、カーテンの掛かった窓に端にベッドが置かれて最低限の物のある部屋でシュンは荷物を床に置くと力を抜いてベッドへと座る。

 

「はぁ~‥‥今日は色々な事が合って疲れたな‥まさかR団と戦うことになるなんて思わなかった‥」

 

ベッドに座ったシュンは途端に疲れがドッと出てきて深く息をはく‥今日コガネシティに到着したばかりで色々な出来事に遭遇したからである。

ヤミカラスに襲われていた迷子のピッピを助けてアカネへと送り届け、成り行きでフェスティバルを見学することになった直後にR団が襲撃してきて戦うことになるなどシュンは到底思いもせずにいたため終わった後に体力の限界を越えてしまったのである‥治療をしたが頭の傷や腕の怪我の痛みもまだあり疲労感も残っているためそのまま寝転がる。

 

R団から人質の観客を助けるために頑張ってくれたヒノアラシ達、R団幹部と戦い頑張ってくれたチコリータと進化して"ブルボォを倒すのを最大限に頑張ってくれたレディアン。

シュンが怪我の手当てを済ませた後に、ダメージで体力のないレディアン達を元気全快に回復するためにアカネと一緒にポケモンセンターへと向かう‥そして到着するとジョーイさんにポケモン達の回復をお願いしてレディアン達の入ったボールを渡すと、ジョーイさんはシュン達がコガネフェスティバルに襲撃したR団達を倒し、人質の観客や参加者のポケモンを守ってくれた事を知っていたのか快く引き受けてくれて、張り切った様子で任せてと言ってくれた。

R団がフェスティバルを襲撃した影響で、参加者のトレーナー達が自分のポケモンのコンディション調整のためにジョーイさんにポケモンを預けていたり、R団のポケモン達だった"ヘルガー達の手当てなど‥色々と急がしい筈なのに自分のポケモンの治療を引き受けてくれた事を感謝すると、ジョーイさんは誰もが見惚れる程の笑顔を浮かべて、コガネシティの人達が開催を毎年楽しみにしているコガネフェスティバルと参加者のポケモン達、人質になっていた観客達をR団から救ってくれたシュンとポケモン達に感謝しており、こちらこそ感謝の気持ちでいっぱいだと言って御礼もかねて一生懸命シュンのポケモンの治療をすると言ってくれた‥他にポケモンの治療を頼んでいたトレーナー達もR団を倒してくれたシュン達に感謝しており、自分達のポケモンは大したダメージを負っていないからとシュンのポケモンの回復を最優先にしてくれるように言ってくれた‥シュンは自分のポケモンを優先させてくれた人達に感謝して御礼を言う。

 

こうしてレディアン達をジョーイさんに見てもらうとレディアン達のダメージも大した事なく、ゆっくり休めば明日の昼頃にはダメージも癒えて体力も全回復して元気になると言うことでレディアン達はジョーイさんに任せポケモンセンターから出る前にレディアン達に会いゆっくり休むように言い、ヒノアラシ、ワニノコ、フシギソウ、レディアンは素直に頷き、マリルはそっぽを向いているが一応頷いていた‥‥大変だったのはチコリータだった。

シュンの事が大好きなチコリータは片時もシュンから離れるのを嫌がり、ポケモンセンターから出ようとするシュンに必死にしがみついて行かせないようにしている‥シュンはチコリータに離すように優しく言うがチコリータは涙目でイヤイヤと言うことを聞かず‥レディアン達もチコリータを引っ張るが必死にしがみついて離れない。

その様子を見たフシギソウはタメ息をついてチコリータに"ねむりごな"を使い"チコリータを眠らせる。

フシギソウは今のうちに行くように入口に顔を向けて、シュンはフシギソウに一言お礼を言った後に、改めてみんなにゆっくり休むように言ってポケモンセンターを出てアカネと一緒にコガネジムへと向かったのだった。

 

「フゥ‥チコリータも甘えてくれるのは嬉しいんだけど‥甘えすぎなのは問題かな?」

 

チコリータが自分に甘えてくれるのは嬉しいが、あまりにも甘えすぎなのは問題かな?と考えているとヘルガーに噛まれた右腕に鈍い痛みが走り顔を歪ませる。

 

「「マスター!!!」」

 

すると、ボールの中でシュンの痛みで苦しげの感情を感じたのか‥これまで人目につくということでボールの中に入っていたメロエッタとディアンシーが出てきてシュンの左右に心配するように近寄る。

 

「マスター!!大丈夫ですか!傷が痛むのですか!!」

 

ディアンシーは痛みの走るシュンの右腕を優しく擦り、心配している。

 

「まったく!!マスターはまた無茶をして、人を庇って自分が大怪我してどうするんですか!!あまり心配させないで下さい!」

 

「そうですわ!マスターが人を庇って自分が傷つくのを目にするたびに心が痛みましたわ!」

 

メロエッタはシュンがまた無茶をした事を怒り、ディアンシーもシュンが他人を庇って傷つくたびに心が痛み‥ボールの中からその光景を見るたびに‥何度人目も気にせずボールから飛び出そうになったかと涙目で告げる

 

「はは‥心配させてごめんねメロエッタ、ディアンシー‥でも誰も怪我しなかったから良かったよ‥」

 

シュンは心配させてしまったメロエッタとディアンシーに謝り、誰も怪我しなかったから良かったと苦笑いを浮かべる。

 

「何を言ってるんですか!!マスターが大怪我をしてるじゃないですか!?」

 

「もっと自分の事を大切にしてほしいですわ!!」

 

シュンのその発言を聞いたメロエッタはシュンが大怪我をしていると怒り、ディアンシーももっと自分の身を大切にしてくださいとシュンに怒り、そして怒りながら2人ともシュンに抱きつく。

 

「ほんとうに‥ご無事で良かったですマスター(涙)‥‥」

「もう‥あんまり無茶をしないでくださいね(涙)‥‥」

 

「うん‥ごめんね2人とも‥心配してくれてありがとう‥」

 

メロエッタは涙目になりシュンが無事で本当に良かったと言って強く抱きつき、ディアンシーもシュンにもうあまり無茶をしないでくださいねと言って抱きつき、シュンも2人に心配させてしまった事を謝り2人を強く抱き締める。

 

「ふぅ‥でもマスターの怪我がそこまで酷いものではなくて良かったです」

 

「そうですわね。それにレディアンも進化しましたし、本当に良かったですわ」

 

「うん、そうだね‥ふわぁ~~‥」

 

そしてしばらくしてメロエッタが一息ついてシュンの怪我がそこまで酷いものではないことに安心し、ディアンシーも頷いた後にレディバがレディアンに進化したことを本当に良かったと言い、シュンは同意した後に今日の疲れが出たのか眠気が襲ってきたのか小さく欠伸をする。

 

「ふふ!今日はいろんな事がありましたものね‥疲れたのですねマスター」

 

「明日もあることですし‥もう寝ましょうかマスター‥」

 

「そうだね‥今日はもう疲れたし休もうか‥」

 

今日はいろんな事があって疲れたからもう休むことにしたシュン達はもうベッドに横になって眠ることにして休む。

シュンを真ん中にしてメロエッタがシュンの怪我した右腕を傷つけないようにして右側で眠り、ディアンシーは左側で眠る。

 

そしてシュン達は疲れた体を休ませるように3人仲良く寄り添い就寝するのだった。

 

こうしてアカネも明日のシュンとのデートを楽しみに思いながらシュンやジムの人達と一緒に楽しい時を過ごした後、アカネも自分の部屋で眠り‥今日の騒がしかった1日が静かに終わりを迎えたのだった。

 

 

 

~~~ヒュゥゥゥ~~~

 

 

ここはコガネシティ構外‥‥森の奥にある険しい崖の上には黒色に赤く大きなRの文字が刻まれたヘリが止まり、その近くで2人の男性が崖から見えるコガネシティを見つめていた。

 

「どうやら‥ヤツは失敗したようですね‥‥任務が完了したら部隊を連れてこの崖に集合するという事でしたのにこんな時間まで待っても来る気配はない‥‥任務を失敗してジュンサー達に捕まったと考えるのが妥当でしょう‥」

 

双眼鏡で森やコガネシティを見回しながらそう呟くのは冷たい目をして銀髪の長髪で所々尖った髪型で冷静沈着という言葉が似合うクールな雰囲気の男性がそう冷静に状況を判断していた。

 

「はっ!!あれだけ自分がR団幹部の中で一番強いだとかほざいてたくせに‥与えられた任務も真っ当出来ず、挙げ句に部隊ごと自分自身も捕まるなんざ‥‥お笑いだぜ」

 

その隣でフェスティバルを襲撃したR団幹部ブルボォを馬鹿にしているのは大柄で筋肉質な体に金髪にサングラスをしたワイルドな感じの男性で、部隊ごと自分自身もジュンサーに逮捕されたブルボォを嘲笑う。

 

「R団の戦力増強や、資金力を向上させるためにフェスティバル参加の鍛えられたポケモン達を奪う役目を与えられたと言うのに‥任務失敗とは呆れて物も言えませんね‥‥」

 

銀髪の男性はフェスティバル参加者達の鍛えられたポケモンを奪ってR団の戦力アップや資金の向上を目的とした役目を与えられていたのに任務を失敗した事に呆れて何も言えなくなる。

 

「あぁそうだな‥だが少し妙だな。調子に乗ってたとはいえ奴もR団の幹部の1人‥‥その辺の奴に負ける程弱くないはずだが‥‥どういうことだ?」

 

金髪の男も同意しつつも、疑問を浮かべる‥‥フェスティバルのポケモンを奪う任務を与えられたR団幹部のブルボォは調子に乗っていたとはいえR団幹部の1人であり、その辺のトレーナーやジュンサー達に負ける程弱くはないはずだと妙に思い、どういうことだと疑問に思っていると銀髪の男の無線に連絡が入った。

 

「今、コガネシティに極秘に潜入させた隊員から連絡が入りました。どうやら奴はこのコガネシティのジムリーダー"アカネ"と偶然会場に居たトレーナーの1人にやられてジュンサー達に捕まったようです」

 

「コガネのジムリーダーと一般トレーナーにか?いくらジムリーダーとはいえ、あいつの率いていた部隊にはしたっぱも10人以上居たし‥奴自身もそれなりの強さ。とてもジムリーダーとトレーナー1人だけで何とかなるとは思えねぇんだが‥?」

 

「その一般のトレーナーがジムリーダーに近い実力だったんでしょう。ジムリーダークラスが2人居たなら部隊を率いていたとはいえ奴が倒されるのは納得出来ます。これ以上の詮索は時間の無駄です‥奴が任務を失敗した以上ここに止まる必要はありません。引き上げますよブソン」

 

「分かったぜバショウ。チッ!散々待たせてこのザマか!!ざまぁねぇぜ」

 

コガネシティのジムリーダーとジムリーダーに近いトレーナーにやられたのだと納得し、これ以上の詮索は無用だと話しを終わらせてブルボォが失敗した以上、ここに止まる必要はないと、相方の金髪の男を呼び引き上げるためにすぐそこに停めてあるヘリに乗り込み、したっぱに命令しヘリを操縦させそこから飛び立つ。

 

「けっ!!とんだ無駄な時間だったぜ。おいバショウ‥次の任務は何だ?速く暴れてぇぜ」

 

「そう急ぐことはありませんブソン。任務の連絡はもう来ています。以前から進めていた奴を捕らえるためのプロジェクトのシステムの開発完了が近いと先程連絡がありました。先程、隠しアジトにあるシラヌイ博士の研究所に来るようにとの事です」

 

「おっ!そうか。いよいよかぁ!!腕がなるぜ!!」

 

銀髪の男からそう聞いた金髪の男はやる気をみなぎらせて片方の手にもう片方の手を拳にしてぶつけて腕がなると言う。

 

そうして金髪の男がやる気を全快にして笑みを浮かべていると、銀髪の男は何かを考えていた。

 

「(しかし、ジムリーダーと一緒に奴を倒したというトレーナー‥あれだけいたしたっぱの部隊を倒し、奴をも倒した実力。少々気になりますね‥我らR団の脅威になるかもしれません‥)」

 

 

 

シュン達がコガネフェスティバルに襲撃してきたR団幹部としたっぱの部隊を倒し、フェスティバル参加者のポケモンとコガネシティの人達を守ったのも束の間‥‥また、新たな悪の計画が始まろうとしていた。

 

そして、そのR団達の悪の計画にシュンは立ち向かう事になる。

 

かつて出会った天真爛漫でアイドルトレーナーを目指す少女との再会、その少女の幼馴染みで相棒と一緒に強くなろうとする元気全快の少年と幼馴染みの少女に恋するお気楽でお調子者の少年と出会い、共に巨悪と戦う。

 

そして遠い昔の愚かなる行いで、人間との絆を完全に断ち切った伝説のポケモンを守り、人間を信じてもらうために‥‥‥。

 

 

 

 

 




如何でしたでしょうか。
これからも頑張りますので改めてどうかよろしくお願い致します。

それでは、失礼します。
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