歌姫と宝石の姫と共に頂点を目指す者!(調整中)   作:シュリーダ

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またもや大変お待たせして申し訳ございません。
仕事が忙しく投稿のペースが進まない今日この頃です。
しかし待ってる人があまりいるとも自分では思えないのでこの投稿ペースでも良いかな?と思える今日この頃です。

今回はアニメとゲームの設定が混じったオリジナルの展開となっております。それが許せる方だけ御覧下さい。

それではお楽しみください!


第十八話 プリティギャルアカネ!ダイナミックパワー

ジョウト地方、3番目のジムのある街‥コガネシティにやって来たシュンはコガネジムに向かおうとした途中に迷子のピッピを見つけて助けると、ピッピのトレーナーを探しにコガネシティの人達に話しを聞いてコガネ公園へとやって来た。

そこではコガネシティで年に一度開催されるポケモンの品評会"コガネフェスティバルが開催されていた。そこで審査員をしていたピッピのトレーナーのアカネと出会う。

 

アカネも迷子のピッピを心配していて、ピッピを連れてきてくれたシュンにお礼がしたいと言うので、大会が終わるのをアカネの恩人ということで特別に用意してもらった特等席で待っているとそこに悪の秘密結社R団が襲撃してくる。コガネフェスティバルの参加者のポケモンを奪いに来たR団達に立ち向かうシュンとアカネ‥。最初、人質を取られたりと抵抗出来ずにいたがシュンとポケモンの奇策で人質の開放に成功、そのままR団達を倒そうとアカネと2人で立ち向かう。

ポケモンを道具扱いするR団幹部『ブルボォ』に怒りを抱き戦うシュンとポケモン達、思わぬ苦戦を強いられるもシュンの想いに応えたレディバがレディアンへと進化してR団を見事撃破するのだった。

 

そしてR団を倒した後に、シュンに色々と自分のせいで迷惑をかけてしまったと目を潤ませて落ち込むアカネをシュンは優しく慰める‥そしてシュンは先程のR団のしたっぱ達を倒したアカネのポケモンの強さに驚いていると‥ジュンサーさんからアカネがコガネシティが誇るコガネジムのジムリーダーであることを告げられ驚くシュン。

シュンはアカネにジム戦を申し込むと、アカネは快く引き受けてくれたがその前に、と笑顔で明日はデートやと伝えられたシュンは驚いてしまうのだった。

その翌日、コガネシティの案内を兼ねてのデートだったがアカネはジムで働く女の子達に色々と言われて只の街の案内のつもりだったのに、妙にシュンを意識してしまうようになった。昨日のコガネフェスティバルの事件での事もあり尚更シュンを変に意識してしまう。

そして昨日のデートでシュンは予想外な体験をしたが楽しいデートが出来て今日はいよいよシュンが待ちに待ったコガネジムへの挑戦が始まるのであった。

 

 

「よし!準備万端、ポケモンのコンディションもばっちりだ!」

 

昨日、アカネとのデートが終わった後にシュンは明日のアカネとのジム戦に備えてポケモンのコンディションの確認や、どのポケモンをジム戦に使うかを考えるために今日はポケモンセンターに泊まるとアカネに伝えると、アカネは了承してジム戦の日時を伝えるとシュンは頷いてポケモンセンターへと向かった。

ポケモンセンターに到着したシュンはまずポケモン達の回復をジョーイさんにお願いした後にポケモンセンターの食堂で夕食を食べながらアカネのあの強力なパワーを持つミルタンクをどうやって攻略しようかと考えていた。色々と思いついてより良い方法を自分の宛がわれた部屋に戻った後にメロエッタとディアンシーとも相談し、しばらく相談しあった後に明日に備えて就寝しそして今、シュンは起きて朝食を済ませた後にジョーイさんからポケモン達を受け取りそしていよいよコガネジムにジム戦に挑戦する。

 

「(頑張って下さいねマスター!!)」

「(わたくし達は影ながら応援しておりますわ♪)」

 

「うんありがとう2人とも!それじゃあ行こう」

 

シュンの両隣で姿を消していたメロエッタとディアンシーは頑張ってと応援し、応援してくれる2人にお礼を言うとシュンは気合いをいれてコガネジムへと向かう。

 

コガネジムへと向かい歩いている途中でもシュンは緊張と武者震いとも言える感情でいっぱいだった‥‥それでも自分とポケモン達を信じるだけだと思いコガネジムへと歩いて行く。

ポケモンセンターからコガネジムとの距離はそう遠くはない‥シュンがしばらく歩いているとコガネジムが見えてくる‥ふとコガネジムの入口に目を向けるとそこには‥‥。

 

「待っとったで!!シュンくん!!」

 

コガネジムのジムリーダーでアカネとコガネジムに勤めるジムトレーナーや職員の女性や女の子達がいてアカネはシュンが来たことに気づくと待っていたと交戦的な笑みを浮かべている。

 

「おはようございますアカネさん!今日のジム戦、よろしくお願いします!」

 

「おはようシュンくん!もちろんや。シュンくんには色々とお世話になったけど‥ジム戦では手加減なしや!」

 

「はい!全力で挑ませてもらいます!!」

 

シュンはアカネに挨拶した後に今日のジム戦ではよろしくお願いします!と頭を軽く下げ、アカネも挨拶を返した後に勿論だと頷き シュンには色々とお世話になったがジム戦では手加減なしだと笑みを浮かべて言い、シュンも全力で挑ませてもらうと強く意気込む。

 

「フフ!さすがシュンくんや!今からジム戦が楽しみや!ほなバトルフィールドに案内するで!こっちやシュンくん」

 

シュンのその強い闘志を感じたアカネは笑みを浮かべて 今からジム戦が楽しみだと言ってシュンをコガネジムのバトルフィールドに案内する。

 

アカネとジムトレーナーや職員の女性や女の子達に付いて行くシュン。その途中に女の子達から‥「シュンくん!アカネちゃんは強いわよ!頑張ってね♪」とエールを贈られたり、「アカネちゃんは今日のシュンくんとのジム戦を楽しみにしていたのよ」と教えられたり、「わたし達もアカネちゃんとシュンくんのジム戦を楽しみにしていたのよ!良いバトルを期待してるわ♪」と言われたりとその他にも色々とジムの女性や女の子達と話しをしながら歩いていると‥‥‥。

 

「着いたでシュンくん!此所がコガネジムのバトルフィールドや!!」

 

アカネにそう言われてシュンはバトルフィールドを見るとそこは回りを観客席に囲まれたどこにでもある地面のバトルフィールドだった。

 

「さぁ、ジム戦を始めるでシュンくん!」

 

「はい!よろしくお願いしますアカネさん!!」

 

そうして2人はバトルフィールドのトレーナーボックスに入りジム戦が始まる。

 

「これからマサラタウンのシュン対コガネジムジムリーダーアカネのジムバッジをかけたポケモン勝負を始めます‥」

 

そして審判の場に審判の制服を着て旗を持った緑色の髪のツインテールをモジャっとさせた女性がそう宣言していよいよジム戦が始まる。観客席にはジムトレーナーや職員の女性や女の子達が座って観戦している。

 

「使用ポケモンは3体!いいですね!」

 

「シュンくん!キミには一昨日のあの日から本当に世話になって‥シュンくんには色々と大切な事を教えてもらったわ!そんな感謝も込めて!今日のジム戦、本気でいかせてもらうでシュンくん!!」

 

「はい!ぼくとポケモン達の持てる全ての力を出してアカネさんに挑みます」

 

「では、試合開始!!」

 

そして審判からバトルのルール説明が終えると2人に確認する‥そしてアカネは一昨日のあの日からシュンに色々と世話になり、そして色々と大切な事を教えてもらったわと微笑んだ後にそんな感謝も込めて本気でいかせてもらうと笑みを浮かべて言い、シュンも頷いて自分と自分のポケモン達の持てる全ての力を出して挑むと強い決意の表情でアカネを見る。

そしてお互いに準備万端であることを確信した審判から試合開始が宣言される。

 

「いくでシュンくん!シュンくんが強いことはあの時のバトルで充分知っとる!だから今回のジム戦はうちも普段と違うポケモンでやらせてもらうで!!いくんやプリン!!」

 

「プリュ~~!!!」

 

アカネはシュンのコガネフェスティバルでのR団とのバトルを見てシュンとポケモン達が強いことは理解しており、だから今回のジム戦はいつもアカネが使うジム戦用のポケモン達ではなくアカネが持つポケモンの中でもとりわけ強いメンバーで挑むと言ってボールを投げるとそこからプリンが出てきて地面へと着地する。

 

アカネがプリンを出すと観客席で観戦しているジムトレーナーや職員の女性達が‥‥。

 

「アカネちゃんの1番手はプリンね。アカネちゃんのプリン曲者なのよね‥」

 

「そうそう!色々と癖のあるあのプリンをシュンくんがどう攻略するのか楽しみだわ‥」

 

と‥アカネの1番手のプリンの事についての感想を述べているがシュンと観客席の距離は空いているので聞こえていない。

 

「アカネさんの1体目はプリンか‥だったらこっちは頼むよマリル!!」

「リル~~!!」

 

シュンはアカネがプリンを出すとこっちはマリルをボールから出す。

 

「いくでシュンくん!プリン、"おうふくビンタ"や!!」

「プリュ!プリ~~!!」

 

最初はアカネが仕掛ける‥プリンに"おうふくビンタ"を指示し、プリンはマリルに向かって接近する。

 

「来るよマリル!交わして!」

「リル‥リル~」

 

シュンが交わすように指示するとマリルは、一瞬シュンにジト目を向けた後にシュンの指示に従い、プリンの"おうふくビンタ"を交わす。

 

「プリュプリュプリュ!!!」

「リルリルリル!!」

 

プリンの"おうふくビンタ"を素早い身のこなしで交わしていくマリルだが‥プリンの攻撃も思ったよりも速く、最後のビンタを避けようとした時‥それよりも早くビンタが当たりマリルを吹っ飛ばす。

 

「プリュ~~」

「リル~~」

 

プリンの渾身のビンタがマリルに決まり、マリルを吹っ飛ばす。

 

「マリル!!」

「リル‥」

 

シュンは吹っ飛ばされたマリルを心配するがマリルはすぐに立ち上がる。

 

「大丈夫かいマリル?」

「リル!!」

 

シュンはマリルに大丈夫かと聞くとマリルは当たり前だと言うように頷く。

 

「よし!それじゃいくよマリル!プリンに"みずでっぽう"だ!!」

「リル!!リル~~」

 

「プリン!膨らんで交わすんや!」

「プリ!プリュ~~」

 

マリルの反撃の"みずでっぽう"をアカネはプリンに膨らんで交わすように指示し、プリンは息を吸い込んで体を膨らませて浮かび上がり"みずでっぽう"を交わす。

 

「だったらマリル!"れいとうビーム"だ!」

「リル~~」

 

シュンはすかさずマリルに指示し、マリルは空中のプリンに"れいとうビーム"を放つ。

 

「プリュ~~‥‥プゥ~~」

「プリン!!」

 

空中で漂うプリンはジムの中で風もないため大きく交わすことも出来ずに"れいとうビーム"がプリンに直撃し‥プリンは苦悶の声を上げた後に"れいとうビーム"をくらいつづけたために体から空気が抜けて吹っ飛び、アカネはプリンの名を呼ぶとプリンは吹っ飛びながらも身を翻して着地する。

 

「プリン大丈夫かいな!」

「プリュ!」

「よし!プリン、"うたう"でマリルを眠らせるんや!」

「プリュ!プ~プリュリュプ~プリ~」

 

プリンが大丈夫なのを確認したアカネはプリンに"うたう"を指示してプリンは頷いた後に歌い始める‥プリンの歌声から出る音符がマリルへと迫る。

 

「マリル!上を向いて回転しながら"みずでっぽう"だ!」

「リル!リ~ル!!」

 

"うたう"の音符が迫るのを見たシュンはマリルにそう指示をすると、言う通りに上に"みずでっぽう"を放ち回転すると"みずでっぽう"がマリルを覆うように広がり音符と歌声を防ぐ。

 

「なんやて!!」

「プリュ!!」

 

「アカネちゃんのプリンの"うたう"をあんな方法で防ぐなんて‥」

「やるわねシュンくん‥」

 

アカネとプリンはシュンとプリンがあのような方法で自分達の技を防いだのに驚き、観戦しているジムの女性や女の子達も驚きやるわね!とシュン達を称賛している。

 

「まさか‥あんな方法でプリンの"うたう"を防ぐなんてびっくりしたわ‥さすがはシュンくん‥」

 

「すごいアカネさんのプリン‥基礎能力は高いし‥それにあの"うたう"も厄介だ‥」

 

アカネとシュンはお互いに相手を称賛して誉めあっており、シュンは"うたう"も厄介だと呟く。

 

「そうだ!!マリル!プリンに"メロメロ"!!」

「リル!リ~ル❤」

 

シュンはマリルに"メロメロ”を指示しマリルは頷くと、片目を可愛くパチッとウインクするとそこからハートの形のエネルギーが出てきてプリンに向かっていく。

 

「(マリルの"メロメロ"でプリンをメロメロ状態にすれば隙が出来る!これで‥‥)」

 

マリルの"メロメロ"がプリンへと向かっていくプリンの回りを囲み、そしてプリンはメロメロに‥‥。

 

「プリュ‥」

 

なった様子は全くなく平然としており‥‥メロメロ‥つまり攻撃らしき物を受けて何ともないことにプリン自身も困惑し身体中を見回している。

 

「メロメロになってない‥ということはアカネさんのプリンは‥」

 

「残念やったなシュンくん!!うちのプリンはメスや。そしてシュンくんのマリルも同じメスやから"メロメロ"は通用せぇへんで!!」

 

プリンがメロメロの状態になっていない事に気づいたシュンはその原因を理解する‥。

それはアカネのプリンがメスだったため"メロメロ"という技は同性のポケモンには効果がないため、プリンと同じメスのマリルの"メロメロ"が通じなかったのである。

 

「プリンの"うたう"を封じるために"メロメロにして動きを止めようと考えとったんやろうけど‥そうはいかへんで!!(せやけど、"メロメロ"が効かへんと言ってもプリンの"うたう"はさっきみたいに防がれてまう‥‥だったら!)」

 

「プリン、"シャドーボール"で攻撃や!!」

「プリ!プリ~~」

 

シュンの考えを読むアカネだが、内心ではあまり状況は変わっておらず"うたう"を使っても先程のようにマリルの"みずでっぽう"の水の壁に防がれてしまうと思い、プリンにシャドーボールの攻撃を指示してプリンは口にゴーストのエネルギーを弾にして打ち出す。

 

「マリル!"れいとうビーム"で打ち落とすんだ!!」

「リル!リル~~」

 

プリンの"シャドーボール"をシュンはマリルに"れいとうビーム"を指示して打ち落とす。威力は互角でお互いに相殺される。

 

「くっ!これも互角か‥だったら力押しやプリン!"ころがる"や!」

「プリュ!プリ~~」

 

「ならこっちも‥マリル!"ころがる"だ!!」

「リル!リル~」

 

技の威力も互角だったためアカネは力押しで攻めようとプリンに"ころがる"を指示してプリンは体を丸くして回転して向かってくる‥シュンも対抗してマリルに"ころがる"を指示して向かって行く。

 

「プリ~~」

「リル~~」

 

そしてお互いに転がりながら向かって行き中央でお互いにぶつかり合う。

 

「いけ~~!!押しきるんやプリン!!」

 

「プリュ~~!!!」

 

「負けるなマリル!頑張るんだ!!」

 

「リル~~!!」

 

お互いに"ころがる"で攻撃し中央でぶつかり合うマリルとプリン‥お互いにぶつかりながら力を込めて相手を弾き飛ばそうとしており、そんな自分のポケモン達にシュンとアカネはエールを贈っている。

 

「プリュ~~」

「リル~~」

 

お互いに自分のトレーナーからの応援を聞いた2体は期待に応えようとさらに力を振り絞り相手を吹き飛ばそうと強く回転する。

 

「リル!!リル~~」

「プリ!?プリ~~‥‥」

 

マリルがさらに力を込めると段々とプリンを押し始める‥プリンは押され始めた事に焦り押し返そうと力を込める。

 

「プリン‥負けちゃあかんで!!押し返すんや!」

 

「良いぞマリル!!そのままいけぇ~~!!」

 

その様子を見たアカネは焦りながらも押し返すんやと励ましのエールを贈り、シュンもマリルに激励のエールを贈る。

 

「リル‥リル~~!!!!!」

「プリュ‥プリ~~~~」

 

シュンのエールを受けたマリルはラストスパートとばかりにありったけの力を振り絞り、威力の上がった"ころがる"がプリンの"ころがる"の威力を上回りプリンを吹っ飛ばした。

 

「あぁ!!プリン!」

 

「良いよマリル!すかさず"みずでっぽう"だ!!」

「リル~~」

 

吹っ飛ばされたプリンを見て声を上げるアカネ‥その隙を見逃さずにシュンはマリルに追撃の"みずでっぽう"を指示しマリルも指示を聞いてすかさず"みずでっぽう"を放つ。

 

「プリュ~~」

「めげるんやないでプリン!!"シャドーボール"で反撃や!!」

「プリュ!プリュ~~」

 

吹っ飛ぶプリンに"みずでっぽう"が直撃するが‥アカネはプリンにめげるんやないでと言って反撃の"シャドーボール"を指示し、プリンはマリルに"シャドーボール"を放つ。

 

「マリル!交わして"ころがる"で決めるんだ!!」

「リルリル!リル~~」

 

プリンの迫る"シャドーボール"を指示通り交わしたマリルは、その勢いのまま"ころがる"でプリンへと向かって行く。

 

「プリ~~」

「プリン!!」

 

プリンに"ころがる"が直撃して吹っ飛ばし、地面を転がる‥そして‥‥。

 

「‥プリュ~‥」

 

「プリン戦闘不能!!マリルの勝ち!!」

 

プリンは目を回して倒れて、審判から戦闘不能の宣言が言い渡される。

 

「よし!やったねマリル!」

「リル!!」

 

シュンは勝ったマリルを誉めてマリルも当然だと言った様子で笑みを浮かべる。

 

「お疲れさんプリン‥あんたはよう頑張ったで!ゆっくり休みや‥」

 

アカネは戦闘不能になったプリンをボールに戻して良く頑張ったと誉めた後にゆっくり休むように言ってボールをしまう。

 

「アカネちゃんが先に一敗するなんて‥」

「やっぱり強いわねシュンくん!」

「話しを聞いただけじゃ実感出来なかったけど‥あんなに強いんならR団を倒せたのも納得だわ!」

 

観戦していたジムで働く女性達もアカネが先に一敗した事に驚き、改めてシュンとポケモン達の強さに感心して、話しを聞いただけでは実感出来ていなかったが今のバトルを見て紛れもなくR団の幹部を倒したシュンの実力は本物だと感じていた。

 

「さて‥さすがやなシュンくん!やっぱり強いなぁ‥ポケモンも良く育てられとる。でもこの子はそう簡単には倒せへんで!!いくんやピクシー!!」

「ピクシー!!」

 

プリンを戻したアカネはシュンとマリルの強さを賞賛した後に笑みを浮かべて、それでもアカネが次に出す2番手のポケモンにはそう簡単には倒せないと言ってボールを投げるとそこから勢いよくピクシーが飛び出してくる。

 

「アカネさんの2番手はピクシーか‥」

 

【ピクシー‥‥ようせいポケモン。どんなに遠くの物音も聞き分けられるほど耳が良く、そのため騒がしい場所には寄りつかず静かな所を好む。宇宙から来たと言われている珍しいポケモン‥‥】

 

アカネの2番手はピクシーだった‥‥シュンはポケモン図鑑でピクシーのデータを見る。

 

「出た!アカネちゃんのピクシーよ」

「あのピクシーはとっても強いのよね‥」

「えぇ‥アカネちゃんの本当の手持ちの1体で普段のジム戦では絶対に使わないわ。わたしもあのピクシーがジム戦に出てるのを見るのはこれが初めてよ‥」

 

観戦しているジムの女性達からもアカネの2番手のピクシーの事について話している‥アカネがジム戦用に育てたポケモンではなく、アカネが持つ本来の手持ちの1体で、普段のジム戦では絶対に使わないほど強いらしい‥ピクシーがジム戦に出るのを見るのはみんな初めてらしい。

 

「バトル開始!!」

 

「それじゃあいくで!!ピクシー!"サイコキネシス"や!!」

「ピク!!ピク~~」

 

「リル!リル~~‥」

 

審判によってバトルの再開されるとアカネはピクシーに"サイコキネシス"を指示し、ピクシーは念の力で目を青く輝かせてマリルに攻撃するとマリルは浮かび上がり苦しげな声を上げる。

 

「"サイコキネシス"‥かくとうタイプ対策か‥マリル!ピクシーに向かって"れいとうビーム"!」

「リル~~」

 

「そうはさせへんで!!ピクシーそのままマリルを吹っ飛ばすんや!!」

「ピクシー!!」

 

「リル~~」

「マリル!!」

 

アカネはかくとうタイプ対策に"サイコキネシス"を覚えさせており、"サイコキネシス"から脱出させようと"れいとうビーム"を指示するが、アカネはそうはさせないと"サイコキネシス"でマリルを吹っ飛ばす。

 

吹っ飛ばされたマリルの"れいとうビーム"は外れてしまい地面へと叩きつけられる。

 

「くっ!それなら‥マリル、"ころがる"攻撃だ!!」

「リル!リル~~!!」

 

シュンの指示を受けて、体勢を立て直したマリルは"ころがる"でピクシーに向かって行く。

 

「やったら‥迎え撃つんやピクシー!!"メガトンパンチ"!!」

「ピク~~!!シ~~!!」

 

"ころがる"で迫るマリルにピクシーが物凄い力を込めた拳"メガトンパンチ"で迎え撃つ!!

 

「リル~~!!」

「ピクシ~~!!」

 

そして先程のようにマリルの"ころがる"とピクシーの"メガトンパンチ"がぶつかり合う。

 

「リル~~」

「ピク~~」

 

しばらくお互いのパワーが拮抗しあっていたが、徐々にマリルが押され始める。

 

「ピク~~シ~~!!」

「リル‥リル~~」

 

ピクシーがさらに力を込めるとそのままマリルを吹っ飛ばす。

 

「マリル!!くっ!"みずでっぽう"!」

「リル~~!!」

 

マリルが力負けした事に驚きながらも反撃の指示を出し、マリルは吹っ飛びながら"みずでっぽう"を放つ。

 

「させへんで!ピクシー、"10まんボルト"や!!」

「ピクッ‥シ~~!」

 

ピクシーは電気を纏いマリルに向けて放つ。

 

「リル‥リル~~」

 

容易くマリルの"みずでっぽう"を撃ち破り、"10まんボルト"が直撃する。

 

「マリル!!」

「リル~‥‥」

 

みずタイプのマリルに効果ばつぐんの"10まんボルト"が直撃したため大ダメージを受けたマリル‥ダメージで体がふらふらで今にも倒れそうである。

 

「よし!これでトドめや!!ピクシー、"メガトンパンチ"!!」

「ピク~~!!」

 

ひんし寸前のマリルにトドめをさそうとアカネはピクシーに指示し、ピクシーは"メガトンパンチ"を繰り出しながら迫る。

 

「まずい!マリル、"れいとうビーム"で迎え撃つんだ!」

「リル‥‥リル~、リル!」

 

ピクシーの攻撃が迫ってる事に気づいたシュンは迎撃の"れいとうビーム"を指示し、マリルは"れいとうビーム"を放とうとするが途中で体に電流が走り動きを止める。

 

「どうしたのマリル!はっ、まさか‥さっきの"10まんボルト"で‥」

 

マリルがどうして"れいとうビーム"を撃たないのか疑問に思ったシュンは、マリルの様子を見てその訳に気づく‥先程の"10まんボルト"の追加効果で麻痺状態になってしまい、攻撃出来なかったのである。

 

「リル~」

 

まひ状態で体が痺れて動けないマリルに‥‥。

 

「ピックシ~~!!!」

「リル~~~~」

 

「マリル!!!」

 

ピクシーの"メガトンパンチ"がクリーンヒットしてマリルを吹っ飛ばす‥吹っ飛ばされたマリルを心配するシュン‥地面を数回転がるマリル‥そして。

 

「リル~‥‥」

 

「マリル戦闘不能!!ピクシーの勝ち!!」

 

マリルは戦闘不能になり、審判からピクシーの勝利が宣言される。

 

「よし!よくやったでピクシー!!」

「ピクシー!!」

 

アカネはピクシーをよくやったと誉める。

 

「大丈夫かい‥マリル‥」

「リル~‥‥」

 

シュンはバトルフィールドに入り戦闘不能になったマリルを抱き抱えて大丈夫なのか確認すると、マリルはダメージで体力もないため弱々しい声で応える。

 

「まさかあのピクシーが"10まんボルト"を使えるなんて思わなかった‥ごめんねマリル。ぼくの計算ミスで、ゆっくり休んで‥」

「リル~‥‥」

 

シュンはアカネのピクシーが"10まんボルト"を覚えているとは全く思わず自分の計算ミスでやられてしまったとマリルに謝ると、ゆっくり休むように言ってマリルをボールに戻す。

 

「さすがはアカネさんのピクシー!とても強いし技の威力も高い‥」

 

「さぁシュンくん!次はどのポケモンで来るんや!!」

「ピクシー!!」

 

シュンがアカネのピクシーの能力の高さを感じてる向こうで、アカネは腕を組ながらビシッと立ちシュンの2番手が出るのを待ち構えている。

 

「あのピクシーはパワーも強くて技も多才‥‥だったら‥頼んだよレディアン!!」

「レディ~!!」

 

アカネのピクシーの強いパワー、技の多才さによるどのタイプのポケモンにも対応出来るバランスに焦りを覚えながらも‥自分のために頑張ってくれたマリルに報いる意味でも2番手のレディアンに期待し、レディアンもシュンのその想いに応えるように勢いよくボールから出て来る。

 

「シュンくんの2番手はレディアンか!シュンくんのレディアンが強いのはよぉわかってる‥ピクシー!!油断せずいくで!!」

「ピクシー!!」

 

シュンの2番手はレディアン‥アカネは一昨日のR団の襲撃の時に見たレディアンの強さを思いだし、その強さは充分分かっているからピクシーに油断せずに行くと言ってピクシーも頷く。

 

「それではバトル開始!!」

 

「いくよレディアン!!"スピードスター"!!」

「レディ!!レディ~~」

 

「あまいでシュンくん!!ピクシー、"サイコキネシス"!!」

「ピクシ~~!!」

 

シュンはレディアンに"スピードスター"を指示して先制攻撃を仕掛けるが、アカネは冷静にピクシーに"サイコキネシス"を指示してピクシーは"サイコキネシス"で"スピードスター"を止める。

 

「なっ!!」

「レディ!!」

 

「いいで!そのままレディアンに跳ね返すんや!!」

「ピクシ~~!!」

 

"スピードスター"が止められた事に驚くシュンとレディアン‥そしてアカネはピクシーにすかさず指示し、受け止めた"スピードスター"をレディアンに向けて跳ね返す。

 

「レディアン、"こうそくいどう"で交わすんだ!!」

「レディ!!レディ~~」

 

レディアンは"こうそくいどう"で自身の素早さを大きく上げて、跳ね返って来た"スピードスター"を交わす。

 

「クッ!‥そんならピクシー、"10まんボルト"や!!」

「ピクシー!!」

 

「交わすんだレディアン!!」

「レディ!!レディ!」

 

レディアンが"スピードスター"を交わしたのを見たアカネはすぐに技を変えて"10まんボルト"を指示した。ピクシーの"10まんボルト"がレディアンに向かって行くが‥シュンの指示を聞いたレディアンは素早い動きで楽々と"10まんボルト"を交わす。

 

「まだまだや!!ピクシー、連続で"10まんボルト"や!!」

「ピックシ~~!!」

 

「レディ!」

 

アカネのその指示にピクシーは体に電気を纏わせ連続で"10まんボルト"を放つがレディアンはその連続攻撃を次々と交わす。

 

「ピックシ~~!!」

 

「レディ~~!」

 

ピクシーもよく狙いを振り絞って放つが、レディアンの素早さの前には全く通じずに次々と交わされる。

 

「くっ!!なんちゅう速さや!こっちの攻撃が全然当たらへん‥‥」

「ピク~‥ピィ‥」

 

レディアンのその素早さの前にこっちの攻撃が全然当たらないことにアカネは危機感を抱き、ピクシーも連続の攻撃で体力を使い息を上げている。

 

「‥ピクシーは連続攻撃で体力を消耗してる‥今がチャンスだ!レディアン、"スピードスター"!!」

「レディ~~!!」

 

ピクシーが攻撃の連続で体力を消耗してるところにすかさず"スピードスター"を放つ。

 

「ピクシー、"サイコキネシス"で受け止めるんや!!」

「ピクシ~~!!」

 

しかし‥ピクシーは消耗していても、すかさずアカネの指示に応えて、"サイコキネシス"で"スピードスター"を受け止める。

 

「シュンくん!そんな単純な攻撃じゃあ、ウチのピクシーは倒せへんで!!」

「ピクシー!!」

 

「ッツ‥やっぱりただ"スピードスター"を撃っただけじゃ全て止められる‥直接ピクシーに"スピードスター"を撃っても同じ事の繰り返しだ‥‥どうすれば‥‥」

 

アカネの発言を聞いたシュンは確かにその通りだと苦い表情で納得した後に‥また"スピードスター"で攻撃しても同じ事の繰り返しだと焦り‥どうすればと悩むシュン。

 

「直接‥‥そうか!!レディアン!!"こうそくいどう"でピクシーに接近するんだ!!」

「レディ!!レディ~~」

 

そしてある策が頭に浮かんで、シュンはすかさずレディアンに指示し、レディアンは"こうそくいどう"をしながらピクシーへと接近する。

 

「なんや分からんけど思い通りにはさせへんで!!ピクシー、"サイコキネシス"でレディアンを止めるんや!!」

「ピクシ~!!」

 

ピクシーは"サイコキネシス"を放ち、接近するレディアンを捕らえようとするが"こうそくいどう"によりさらに素早さの上がったレディアンを止める事が出来ずにピクシーの真上から少し離れたところまで接近を許してしまう。

 

「いいよ!レディアン。そのまま距離を保って"こうそくいどう"をしながらピクシーの周りを回るんだ!」

「レディ~~!!」

 

そしてそのままピクシーとの近距離を保ちつつ ピクシーの周りを"こうそくいどう"で飛ぶように指示し、レディアンは凄い素早さで飛び回る。

 

「なんてスピードや‥速すぎて"サイコキネシス"じゃ捕らえられへん‥だったら撃ち落としたる!ピクシー!"10まんボルト"や!!」

「ピクシー!!」

 

レディアンの"こうそくいどう"の超スピードにピクシーの"サイコキネシス"では捕らえる事が出来ずに接近を許し、レディアンのスピードに"サイコキネシス"は通じないからと"10まんボルト"で撃ち落とそうとするが素早すぎて攻撃が当たらない。

 

「まだまだやピクシー!!連続で"10まんボルト"や!!」

「ピクシー!!」

 

しかしアカネはそんな事では怯まずにピクシーに連続の"10まんボルト"を指示してレディアンへと放つが‥やはり"こうそくいどう"で素早さを最大限に上げたレディアンには掠りもしなかった。

 

次々とピクシーの連続の攻撃を交わしていき、そしてピクシーが体力を消耗させながらも再び"10まんボルト"を放とうとしたその瞬間に‥‥。

 

「今だレディアン!!そのまま回りながらピクシーに"スピードスター"!!」

「レディ!レディ~~」

 

ピクシーの周りを旋回しながらレディアンは"スピードスター"を放つと、レディアンがピクシーの周りを飛びながら放ったため‥ピクシーの四方八方から"スピードスター"が迫る。

 

「ッ!!あかん!ピクシー"サイコキネシス"で受け止めるんや!!」

「ピィ!!ピィ~!ピィ~~~‥」

 

「ピクシー!!」

 

四方八方から迫る"スピードスター"に焦ったアカネは慌ててピクシーに"サイコキネシス"で受け止めるように指示し、ピクシーは慌てて"サイコキネシス"を使うも防ぎきれずに四方八方から"スピードスター"がピクシーに直撃する。

 

「今だよレディアン!!"れんぞくパンチ"だ」

「レディ~アン!!」

 

「ピィ!ピィ!ピィ~」

 

そこにすかさずシュンはレディアンに指示し、レディアンは素早くピクシーに接近して"れんぞくパンチ"で攻撃していく‥1回、2回、3回と"れんぞくパンチ"が決まる。

 

そして4回目のパンチが決まろうとしたその時‥‥。

 

「ピクシー!!"メガトンパンチ"で反撃や!!」

「ピックシ~~!!」

 

レディアンの"れんぞくパンチ"が決まる瞬間にピクシーは"メガトンパンチ"がぶつかり合う。

 

「レディ~~」

「ピックシ~~」

 

そしてお互いに拳に力を込めて相手を吹っ飛ばそうと押し合っていると‥‥。

 

「ピクシ~~!!」

「レディ~~」

 

しかしパワーも技の威力もピクシーの方が上だったためピクシーがレディアンを吹っ飛ばした。

 

「レディアン!!」

 

「あはは!!スピードはシュンくんのレディアンが上やけど、パワーはピクシーの方が上のようやな!!」

 

「確かにそうみたいですね。大丈夫レディアン?」

「レディ!!」

 

ピクシーがレディアンを吹っ飛ばしたのを見てアカネは自分のピクシーはスピードは劣るがパワーは自分のピクシーの方が上だと笑みを浮かべ、シュンは確かにそうだと認めた後にレディアンに大丈夫かと聞くとレディアンは大丈夫だと言うように頷く。

 

「(とはいえ‥あのレディアンのスピードにピクシーの技は全て交わされてしまう‥こうなったら‥)一か八かや!!ピクシー"ゆびをふる"!!」

「ピクシー!!ピク、ピク、ピク、ピク!」

 

レディアンのスピードの前にピクシーの技は全て交わされてしまう‥その為アカネはピクシーに一か八かでピクシーの最後の技"ゆびをふる"を指示し、ピクシーは文字通り指を振る。

 

「"ゆびをふる"だって!!どんな技が出るか分からないランダムな技!!レディアン!用心するんだ‥どんな強力な技が出るか分からない!!」

「レディ!」

 

"ゆびをふる"という色んな技がランダムで発動する何が出るか分からない技の発動にシュンは警戒し、レディアンもどんな技が来ても良いように構える。

 

「ピッピッピッ‥ピクシー!!」

 

ピクシーは何回か指を振るとそして最後に振った後にピクシーの立てた指と目が輝き技が発動する。

 

「レディ~~」

「レディアン!!」

 

ピクシーの後方から強い風が吹いてレディアンは避けられずに吹っ飛ばされる。

 

「やった!!"かぜおこし"が出たで!!効果ばつぐんや!!」

「ピクシー!!」

 

よりにもよって‥むしタイプのレディアンに効果ばつぐんのひこうタイプの技、"かぜおこし"が出てしまいアカネとピクシーは喜ぶ。

 

「まだだよレディアン!!体勢を立て直すんだ!!急旋回!!」

「レディ!!レディ~~」

 

シュンの指示を聞いたレディアンは吹っ飛ぶ体に翼をはためかせ踏ん張ると、体勢を立て直すために急旋回する。

 

「そのままピクシーに向かって"マッハパンチ"だ!!」

「レディ~~!!」

 

「迎え撃つんやピクシー!!"メガトンパンチ"や!!」

「ピクシー!!」

 

ピクシーに向かって"マッハパンチ"を繰り出しながら迫るレディアンを迎え撃とうとピクシーは、"メガトンパンチ"をいつでも繰り出せるように待ち構える。

 

「レディ~~」

「ピクシ~~」

 

そしてレディアンの"マッハパンチ"とピクシーの"メガトンパンチ"がぶつかり合う寸前まで迫る。

 

「ピクシ~!!」

 

ピクシーは迫るレディアンを撃ち落とそうと"メガトンパンチ"を繰り出す。

レディアンに"メガトンパンチ"が直撃しようとしたその時!!!

 

「今だレディアン!!」

「レディ!!」

 

シュンの合図とともにピクシーの目の前から消える。

 

「なっ!!消えっ‥‥」

「ピクッ!!」

 

いきなりレディアンが目の前から消えた事に驚くアカネとピクシー‥‥。

 

「いけぇ~レディアン!!」

「レディ~~!!」

 

ドゴォォ~~!!!!

 

「ピッ!ピクシ~~~」

「ピクシー!!」

 

そしてレディアンが地面すれすれを飛んで一気に懐に入り込み、ピクシーの体に"マッハパンチ"を叩き込む‥ピクシーも急に現れて懐に入られたため"メガトンパンチ"で反撃も出来ずに"マッハパンチ"の直撃をくらいアカネは悲鳴を上げる。

 

「‥ピク~‥‥」

 

「ピクシー‥戦闘不能!!レディアンの勝ち!!」

 

ピクシーに効果ばつぐんの"マッハパンチ"が直撃して、うつ伏せで倒れて目を回して戦闘不能になり審判からレディアンの勝利が宣言される。

 

「やった!!よくやったよレディアン!!」

「レディレディ!!」

 

シュンはレディアンが勝った事に喜び、レディアンを誉めるとレディアンも笑顔を浮かべ喜ぶ。

 

「戻ってやピクシー‥お疲れ様‥あんたは充分頑張ったで‥ゆっくり休みや!」

 

アカネは戦闘不能になったピクシーをボールに戻し、充分に頑張ったからゆっくり休むように言う。

 

「信じられないわ‥まさかアカネちゃんのピクシーが負けるなんて‥」

「ジムトレーナーのわたし達でも勝った事ないのに‥」

「シュンくん達‥本当にすごい‥」

 

観客席で、アカネとシュンのジム戦を見学していたコガネジムに勤める女性達は‥アカネの本当の手持ちの1体であるピクシーが負けた事に驚き、ジムトレーナーの自分達ですらあのピクシーには勝てた事のないピクシーを倒したシュン達を本当に凄いと賞賛している。

 

「でも‥シュンくんの快進撃もここまでよ!!」

「えぇ‥なんたってアカネちゃんの最後の1体はあの子なんだから!」

 

しかしジムトレーナーの女性や女の子達が驚く中‥ジムのスタッフの女性や女の子達が不適な笑みも浮かべてシュンの快進撃もここまでだと微笑み、なぜならアカネの最後の1体のポケモンは‥‥。

 

「やっぱり凄いでシュンくん‥レディアンって言うポケモンにピッタシの理想的なバトルやったで!あのスピードにはしてやられてしまったわ!!」

 

「ありがとうございます!アカネさんのピクシーには技のパワーでは絶対に勝てないと思ったのでレディアンの得意なスピードで攻めさせてもらいました。ねっ!レディアン」

「レディレディ~♪」

 

アカネにレディアンというポケモンにピッタシの理想的なバトルスタイルだったと誉められると、シュンは御礼を言ってレディアンの頭を撫でるとレディアンも気持ち良さそうに擦り寄る。

 

「フフフ。仲良しやね!やけどこの子には勝てへんで!!いけぇ~ミルタンク!!」

「ミルミル!!」

 

アカネはシュンとレディアンの仲の良い様子を見て微笑みつつも、アカネの最後に出すポケモンには勝てないと言ってアカネの最後の手持ち"ミルタンクを出して、勢いよくボールからミルタンクが飛び出して来る。

 

「やっぱりアカネさんの3体目はミルタンクか‥一昨日の時のあのミルタンクは凄いパワーだった‥気をつけて、レディアン!」

「レディ!!」

 

シュンの予想通り‥アカネの3体目はミルタンクだった‥一昨日のR団の襲撃の時に見たミルタンクの凄いパワーを思い出してレディアンに気を付けるように言い、レディアンも真剣な表情で頷く。

 

「それでは‥‥バトル開始!!」

 

そして審判によってバトル開始が宣言された。

 

「いくでミルタンク!"ころがる"や!!」

「ミルミル‥ミル~~!!」

 

アカネはミルタンクに"ころがる"を指示すると、ミルタンクはどすどすと足を大きく踏み鳴らして走り出すと体を丸めて勢いよく転がって行く。

 

「レディアン‥交わして"スピードスター"!!」

「レディ!レディ~!!」

 

レディアンはミルタンクの"ころがる"攻撃を交わすと"スピードスター"を放つ‥しかし‥。

 

「なっ!!"スピードスター"が弾かれて‥」

「レディ!!」

 

そのミルタンクの高速回転しての"ころがる"に"スピードスター"は弾かれてしまい通用しない。

交わされたミルタンクは転がったまま方向転換してまたレディアン目掛けて転がってくる。

 

「レディアン!!交わして!」

「レディ!!」

 

レディアンはミルタンクの連続の"ころがる"攻撃を交わす‥しかしレディアンが交わしても交わしてもミルタンクは器用に転がったまま方向転換してレディアン目掛けて転がって来る。

 

そしてレディアンが交わす度にミルタンクの"ころがる"の威力とスピードが上がり段々と避けにくくなってくる。

 

「ッッ‥"ころがる"は繰り返し使う事で回転数が上がり‥技の威力とスピードも上がっていく‥‥」

 

「その通りやシュンくん!よう知っとるな。生半可な攻撃じゃミルタンクには通用せぇへんで!」

 

その現状を見たシュンはミルタンクの"ころがる"が繰り返し使う事で技の威力とスピードも上がっていき段々レディアンのスピードでも避けにくくなってきている事にシュンは危機感を抱く。

 

「レディ~~」

「レディアン!!」

 

そしてとうとうミルタンクの"ころがる"が交わしきれなかったレディアンに掠り、少ないダメージを与える。

 

「レディアン!一端"こうそくいどう"で上空に回避するんだ」

「レディ!レディ~」

 

レディアンは体勢を立て直して‥またもや迫りくるミルタンクの"ころがる"を"こうそくいどう"で交わして上空に回避する。

 

「レディアン!!"スピードスター"で攻撃しながらミルタンクに接近するんだ!」

「レディ!レディ~~」

 

そしてレディアンは転がってくるミルタンクに"スピードスター"で攻撃しながら向かって行く。

 

「無駄や!そんな攻撃じゃあミルタンクの"ころがる"は止まらへん!!」

 

しかしアカネの言う通りで、先程のように"ころがる"の激しい回転に"スピードスター"は弾かれてしまう。

 

「確かにミルタンクのその激しい回転に生半可な攻撃は効かない‥だけど、その攻撃で少しでも回転の速度を落とせれば充分!!レディアン!!最大パワーで"マッハパンチ"!!」

「レディ~~!!!」

 

シュンはミルタンクにダメージを与えるためにレディアンに"スピードスター"を指示したわけではなく、ミルタンクの"ころがる"の激しい回転速度を少しでも落とす事が目的でありそこに渾身の"マッハパンチ"をミルタンクに叩き込む。

 

「ミルゥ‥!」

「ミルタンク!!」

 

レディアンの"スピードスター"で少しでもミルタンクの"ころがる"の回転が落ちていたのか‥レディアンの渾身の力を込めた"マッハパンチ"の威力にドゴォと音と共にミルタンクの体にめり込み、ミルタンクの"ころがる"の回転を止めてミルタンクは苦痛の声を上げる。

レディアンの通常のパワーの"マッハパンチ"ではミルタンクの回転速度の上がった"ころがる"を止める事が出来ないが‥接近しながらの"スピードスター"で多少ミルタンクの回転速度が減速して、そこにレディアンの"こうそくいどう"で上がったスピード+重力+"マッハパンチ"の威力でミルタンクの威力の上がった"ころがる"を上回り、ミルタンクの"ころがる"を止めたのである‥しかし‥‥。

 

「レディッ~‥‥」

「レディアン!」

 

マッハパンチ"で攻撃したレディアンもミルタンクの高速回転した体に拳で攻撃したため、レディアンの拳にも少なくないダメージを負ってしまっていた。

 

「頑張るんだレディアン!!一気に止めをさすよ"マッハパンチ"!!」

「レディ~~!!」

 

「させへんで!ミルタンク!怯んじゃあかん。"ころがる"で弾き飛ばすんや!!」

「ミルミル!ミルゥ~!!」

 

レディアンは痛む右拳を堪えて、左拳で一気に止めをさそうと"マッハパンチ"を叩き込もうとした時、ミルタンクは効果ばつぐんの"マッハパンチ"を受けたにも関わらずまた凄いパワーの"ころがる"で回転し始める。

 

「レディ!」

「ミルゥ~!」

 

「レディ~~」

「レディアン!」

 

ミルタンクの再びの"ころがる"がレディアンの左拳を弾き、そしてさらにミルタンクが回転速度を上げた"ころがる"でレディアンを吹っ飛ばした。

 

「今や、ミルタンク!!」

「ミルゥ~!!」

 

アカネはすかさずミルタンクに指示し、ミルタンクは"ころがる"の状態で飛び上がると吹っ飛んでいるレディアンに向かって行き、レディアンに直撃する。

 

「レディ~~」

「レディアン!」

 

レディアンに効果ばつぐんの"ころがる"攻撃が直撃し吹っ飛び地面を転がる‥そして‥。

 

「‥レディ‥‥」

 

「レディアン戦闘不能!!ミルタンクの勝ち!!」

 

「大丈夫かいレディアン?」

「レディ~‥」

 

レディアンは戦闘不能になり、審判によりレディアンの負けが宣言される‥シュンはバトルフィールドに入ってレディアンを抱えて大丈夫かと聞くとレディアンは弱々しく鳴いていた。

 

「よく頑張ったね‥ゆっくり休んでね」

 

そしてシュンはレディアンをボールに戻した。

 

「さすがはアカネさんのミルタンク‥‥とんでもないパワーだ‥」

 

「さぁシュンくん!!泣いても笑っても最後の勝負や!!」

「ミルミルゥ!!」

 

シュンはアカネのミルタンクの物凄いパワーに驚いており、アカネはシュンの最後のポケモンを出すのを好戦的な表情で待っており、ミルタンクもドスドスと激しく足踏みしていた。

 

「‥‥(アカネさんのミルタンクのパワーに対抗出来るポケモンは今のぼくの手持ちには居ない‥)‥」

 

シュンは最後のポケモンはどうするかを少し考えていた‥‥アカネのミルタンクのあの物凄いパワーに対抗出来るポケモンが今、シュンの手持ちにはいない‥。

ヒノアラシのほのおタイプの技もあの回転に弾かれて通じないし、単純な力では絶対に敵わない‥ワニノコも同様、チコリータもフシギソウもパワー不足‥‥。

しかし、マリルもレディアンもやられた今、頑張ってくれた2体のためにもこの最後の勝負を任せられるのは‥‥。

 

「‥きみで最後だ‥頼んだよフシギソウ!」

「ソウソウ!!」

 

アカネのミルタンクのパワーに対抗出来るポケモンがシュンの手持ちにいない今‥頼りに出来るのは現在のシュンの手持ちの中で最もシュンと付き合いが長く、お互いに信頼の深いフシギソウしか居ないのである。(別にチコリータ達が信頼出来ないというわけではなく‥お互いに信頼もしているが‥チコリータ達よりもフシギソウと早く出会い、長く過ごし、その分信頼も深いというだけである)

 

「シュンくんの最後の1体はフシギソウか‥」

 

「えぇ‥ぼくの今の手持ちの中で一番付き合いの長いポケモンです」

 

アカネがそう言うとシュンは自分の今の手持ちの中で最も付き合いの長いポケモンだと説明する。

 

「それでは‥バトル開始!!」

 

「‥気を付けるんだフシギソウ‥アカネさんのミルタンクは凄いパワーだから‥」

「ソウソウ!!」

 

「こないならこっちからいくで!ミルタンク"ころがる"や!!」

「ミルミル!ミルゥ~!!」

 

審判によって最後のバトルの試合開始が宣言される‥シュンはフシギソウにアカネのミルタンクは物凄いパワーだから気を付けるように言いフシギソウも頷く。

アカネは来ないならこちらからとミルタンクに"ころがる"を指示し、ミルタンクは転がるとフシギソウに向かって行く。

 

「フシギソウ!"はっぱカッター"だ!!」

「ソウソウ!ソウ~~!」

 

フシギソウは"はっぱカッター"をミルタンクに放つが‥ミルタンクの"ころがる"の前に弾かれてしまう。

 

「ミルミルゥ~~!!」

 

「ッツ!フシギソウ交わすんだ!!」

「ソウ!!」

 

フシギソウの攻撃もお構い無く突き進むミルタンクの"ころがる"攻撃を見て、フシギソウに交わすように指示しフシギソウは横に飛び上がってミルタンクの"ころがる"を交わす。

 

「ミルミルゥ!!」

 

ミルタンクは方向転換して再びフシギソウに迫る。

 

「フシギソウ、"はっぱカッター"をしながら"とっしん"!!」

「ソウ!ソウソウソウ!!」

 

フシギソウは指示通り"はっぱカッター"をしながら"とっしん"でミルタンクに向かって行く。

 

「ミルゥ~~」

「ソウ~~」

 

「ミルタンク!」

 

「フシギソウ!」

 

ミルタンクの"ころがる"とフシギソウの"とっしん"がぶつかり合い‥パワーは互角だったのかお互いに吹っ飛ぶ。本来ならミルタンクのパワーの方が上なのでフシギソウが打ち負けてしまうのだが、接近しながらの"はっぱカッター"がミルタンクの高速回転に阻まれてしまったものの多少"ころがる"の威力を落とせたため相討ちとなったのである。

ミルタンクとフシギソウはお互いに弾かれて地面を転がる‥そしてその隙を見逃すシュンではない。

 

「今だよフシギソウ!!"つるのムチ"でミルタンクの体を縛るんだ!!」

「ソウソウ!!ソウ~~」

 

ミルタンクの"ころがる"の厄介な高速回転が止まった隙を見逃さず、すかさずフシギソウに"つるのムチ"を指示し、フシギソウもシュンに応えて体勢を立て直して"つるのムチ"を伸ばしてミルタンクの体を縛り付ける。

 

「しもうた!!」

「ミル!?」

 

「これでミルタンクの"ころがる"は封じたも同然ですね」

「ソウソウ」

 

ミルタンクが"つるのムチ"で縛られてしまいアカネはしまった!と驚き、シュンはこれで取りあえずミルタンクが再度転がるのを封じることが出来て笑みを浮かべるシュン。

 

「これくらいなんやねん!気張るんやミルタンク!!"ころがる"や!!」

「ミルゥ~!!」

 

「フシギソウ!!蔓を力いっぱい引っ張るんだ!!絶対に"ころがる"をさせちゃ駄目だ!!」

「ソウ!!ソウ~~!!」

 

「ミルゥ~~」

「あぁ!!」

 

アカネはこれくらい何だと言ってミルタンクに"つるのムチ"が巻きついているのも構わず‥再び"ころがる"を指示し、ミルタンクは飛び上がり転がろうとするのをシュンの指示通りにフシギソウがつるを思いきり引っ張る事でミルタンクはバランスを崩し体の前面から地面に打ち付ける。

 

「無駄ですよアカネさん!絶対に"ころがる"はさせません」

「ソウ!!」

 

「クッ!!」

 

シュンのその発言にアカネは苦い表情を浮かべる。

 

「これでアカネちゃんは迂闊に"ころがる"を指示出来ないわね」

「えぇそうね‥ミルタンクが転がろうとしたら巻き付いた蔓を引っ張られて体勢を崩されてしまうわ」

 

観客席でジム戦を観戦しているジムトレーナーの女性達がシュンとアカネの現在のバトルの状況を話しており、シュンとアカネの一進一退の攻防に緊迫した様子で見つめていた。

 

「アカネちゃんのミルタンクの"ころがる"は超強力なのにそれを封じられたのは辛いわね」

「大丈夫よ。アカネちゃんのミルタンクはそれ以外の技も強いんだから!!」

 

ミルタンクの"ころがる"が封じられた事に技の一つが封じられた事に対して辛いわねと話しており、アカネのミルタンクはそれ以外の技も強いから大丈夫だと言っている。

 

「そんなら‥ミルタンク!!蔓を掴んで思いっきり引っ張るんや!!」

「ミルミルゥ~!!」

 

「ソウソウ~!!」

「フシギソウ!!」

 

ミルタンクが体に巻き付いた蔓を思いっきり引っ張り自分の方に手繰り寄せる‥引っ張られたフシギソウは体勢を崩し前につんのめる。

 

「耐えるんだフシギソウ!!力を入れて!!」

「ソウソウ!ソウ~~」

 

「ミルゥ~」

「ソウ~」

 

起き上がったフシギソウは力を入れてミルタンクに引っ張られないように力を入れて綱引きのようにお互いに力を入れて自分の方に引き寄せようとする。

 

「無駄やでシュンくん!!パワーはミルタンクの方が上や!!ミルタンク!一気に引き寄せるんや!!」

「ミルミルゥ!!ミルゥ~~」

 

「ソウ~~」

「フシギソウ!!」

 

しかし‥純粋な力はミルタンクの方が上であり、ミルタンクが一気に力を入れて引っ張るとフシギソウは勢いよく引っ張られてミルタンクの方に飛んで行く。

 

「良いでミルタンク!!ほんでそのままフシギソウに"ばくれつパンチ"や!!」

「ミルミルゥ~!!」

 

「くっ!!フシギソウ‥"どくどく"!!」

「ソウ!ソウ~」

 

「ミルゥ~~」

「ソウ~~!!」

 

ミルタンクは片手で蔓を引っ張って引き寄せたフシギソウに向かって"ばくれつパンチ"を繰り出し、シュンはただ受ける訳には行かないとフシギソウに"どくどく"を指示し、フシギソウは背中の蕾から猛毒を放つ。

フシギソウに"ばくれつパンチ"が決まり、その衝撃でミルタンクに巻き付いた"つるのムチ"が外れて吹っ飛ぶが、ミルタンクの顔にも"どくどく"が決まる。

 

「ソウ!!ソウ!ソウ!」

「大丈夫フシギソウ?」

「ソウ~‥ソウ!!」

 

"ばくれつパンチ"が決まり地面を転がるフシギソウにシュンは大丈夫と聞くと‥フシギソウはダメージでふらつきながらも立ち上がり大丈夫だと言うように頷く。

"ばくれつパンチ"は命中率が低くクリーンヒットすれば相手を必ず混乱の状態になるが、フシギソウの"どくどく"が邪魔をして直撃せずにすんだため、混乱せずにすんだのである。

 

「ミルタンク!!大丈夫か?」

「ミル!!ッ‥ミルゥ~~!!」

「ミルタンク!!」

 

アカネはミルタンクに大丈夫かと訪ねミルタンクは頷いた直後にミルタンクに紫電が走り、もう毒でじわじわとダメージを受けてしまう。

 

「これでミルタンクは猛毒状態‥一気に決めるよ!!フシギソウ"はっぱカッター"!!」

「ソウ~!!」

 

「ミルタンク!交わすんや!!」

「ミルミル!!」

 

ミルタンクを猛毒状態にした事で一気に決めようと追撃の"はっぱカッター"を放つが、ミルタンクに交わされてしまう。

 

「ミルミルゥ~!!」

「ミルタンク‥"いやしのすず"で回復するんや!!」

「ミルゥ~!!」

 

「なっ!!」

 

攻撃を交わした後にまたもミルタンクを猛毒のダメージが襲い‥アカネはミルタンクに"いやしのすず"を指示し、ミルタンクは心地よい鈴の音がなると癒しのオーラに包まれ状態異常を回復する。

 

「まさか‥"いやしのすず"が使えるなんて‥」

 

「うちが状態異常の対策をしてないと思ったか?ミルタンクのパワーに状態異常で攻めるチャレンジャーも居たわ!!対策はバッチシやで!!ミルタンク"ころがる"や!!」

「ミルミルゥ~!!」

 

シュンは状態異常を回復させる"いやしのすず"をミルタンクが使えた事に唖然としており、アカネはミルタンクに状態異常への対策として覚えさせており、対策はバッチシだと言ってミルタンクに"ころがる"を指示し、ミルタンクは"ころがる"で向かって来る。

 

「くっ‥フシギソウ!!"とっしん"!!」

「ソウ!ソウソウソウ!!」

 

シュンは毒状態をあっさり回復されて力で勝るミルタンクへの突破口を破られてしまい少々冷静さを失ってしまい愚直の真っ向勝負を仕掛けてしまう。

 

「ミルゥ~!!」

「ソウ~~」

 

「フシギソウ!!」

 

先程と違い"はっぱカッター"で"ころがる"の威力を落とした訳でもなく、ミルタンクの"ころがる"を受けて吹っ飛んで地面を転がるフシギソウ‥‥。

 

「‥フシギソウ‥」

「ソウ~‥ソゥ‥ソゥ‥」

 

フシギソウはダメージを受けた体に力を入れて必死に立ち上がり、シュンはそんなフシギソウをせつない表情で見つめる。

 

「もう限界なんやないか‥」

 

そんなフシギソウの様子を見てアカネはシュンにそう言う。

 

「シュンくんのフシギソウは充分よくやったで!自分のポケモンの限界を見極めるのも優れたトレーナーの証や!!」

 

「‥‥‥」

 

「自分のポケモンのために負けを認めるのはなんの恥でもないでシュンくん!むしろ‥自分のポケモンのダメージも見切れずに無茶させて大怪我させる事こそトレーナーの恥や!!」

 

アカネはシュンにそう言って問いかける自分のポケモンに対するトレーナーとしての責任‥トレーナーの証‥その言葉を聞いたシュンは呆然として息の荒いフシギソウを見つめる。

 

「‥ぼくは‥」

 

シュンは大きなダメージを受けて体力の限界に近いフシギソウを心配し負けを認めようとしたその時!!

 

「ソウ!!!!!」

 

「!!フシギソウ‥」

 

「ソゥ‥ソゥ‥ソウ!!」

 

そんなシュンにフシギソウは大声で一喝しその声を聞いてシュンはフシギソウを見つめると、フシギソウは体力を消耗して息を荒げているがシュンを見つめる瞳には強い思いが込もっていた‥‥まるで自分を言い訳に諦めてしまいそうになっているシュンを咎めるように‥‥。

 

「‥‥そうだね‥フシギソウ‥ここで諦める訳にはいかないよね‥」

「ソウ!!」

 

「‥ぼくはきみを信じてる!!フシギソウ‥ぼく達の力でアカネさんに勝とう!!」

「ソウ~~!!!!」

 

フシギソウの自分を見つめる強い目にシュンは諦めようとしていた自分を恥じる‥そしてフシギソウもその通りだと言うように頷く。

シュンはフシギソウを信じ、フシギソウもシュンを信じている‥2人の力でアカネとミルタンクに勝とうと強く決意しフシギソウは高らかに叫ぶ。

 

すると‥‥フシギソウの様子が‥‥。

 

「これって‥まさか!!」

 

「‥えっ!!」

「ミル!?」

 

フシギソウの体が光り輝き、その姿を大きく変えていく‥‥体は倍以上に大きくなりその蕾が大きく花開く。

 

「バァナァ~!!」

 

「‥フシギソウが‥フシギバナに進化した‥‥」

 

シュンの想いに応えるようにフシギソウはフシギバナに進化した。

 

「嘘でしょ!!こんな土壇場で進化するなんて!!」

「いくら何でもタイミングが良すぎよ!!まさかシュンくんはフシギソウの進化を待ってたの?」

 

観客席ではジムトレーナーの女性がフシギソウがフシギバナに進化した事に驚いており、ピンチの時にタイミング良く進化した事にシュンがフシギソウの進化を待っていたのではないかと疑問に思う。

 

「いえ‥シュンくんはここでフシギソウが進化するなんて分かってなかったはずよ‥」

「そうね‥シュンくんの信頼にフシギソウが進化して応えたのよ!!」

「えぇ‥今まで戦ってくれたみんなのためにも負ける訳にはいかない‥そんな強い決意が進化に繋がったのね。シュンくん達‥本当に凄いわ!!」

「「えぇ!!」」

「「「うん!!!」」」

 

疑問に思う女性に別の女性が否定して、隣の女性も同意しシュンの信頼にフシギソウが進化する事で応えたのだと‥今まで戦ってくれた‥マリルとレディアンのためにも負けられないとその強い決意が進化に繋がったのだと‥‥シュン達を本当に凄いと賞賛し回りのジムトレーナーやジムに勤める女性や少女達も同意し頷く。

 

~~バトル挿入歌 『OK!』~~

 

「良いで‥やっぱりシュンくん達は凄いで!!面白くなってきたで、ミルタンク!"ころがる"や!!」

「ミルミルゥ!ミルゥ~!!」

 

シュンとポケモン達の信頼と絆による奇跡にアカネは気持ちを高揚させてミルタンクに"ころがる"を指示しミルタンクが転がって来る。

 

「バァナァ!!」

「‥うん‥そうだね‥迎え撃つよフシギソウ‥ううん‥フシギバナ!"とっしん"!!」

「バァナァ~!!」

 

ミルタンクが"ころがる"で攻撃してくるのを見て、シュンは"はっぱカッター"を指示しようとしたが‥フシギバナはシュンを意味深な目で見つめ‥フシギバナのそんな感情を読み取り真っ向から迎え撃とうとフシギバナに"とっしん"を指示し、フシギバナは重くなった体でどすどすとミルタンクに突進する。

 

「ミルゥ~!!」

「バァナァ!!」

 

ミルタンクの"ころがる"とフシギバナの"とっしん"がぶつかり合う。

 

「ミルゥ~~!!」

「ミルタンク!!」

 

ぶつかり合いに勝利したのはフシギバナ‥進化した事で体も大きくなり体重も重くなりパワーも上がってそれら全てがミルタンクを上回り、ミルタンクのパワーを越えて吹っ飛ばせたのである。

 

「凄い‥進化した事でパワーも上がってる‥凄いよフシギバナ!!」

「バァナ!!」

 

シュンは進化した事で大きく上がったフシギバナのパワーに喜び、フシギバナも笑顔で頷く。

 

「ミルゥ~‥‥」

「大丈夫かミルタンク?」

「ミルゥ~!!」

「よし!ほんならミルタンク!"ばくれつパンチ"や!!」

「ミルゥ~!!」

 

吹っ飛ばされたミルタンクはゆっくり起き上がり、アカネはミルタンクに大丈夫かと聞くとミルタンクは頷く‥アカネはミルタンクが大丈夫だと判断し"ころがる"が負けたため今度は"ばくれつパンチ"を指示し、ミルタンクは強烈な"ばくれつパンチ"でフシギバナに迫る。

 

「フシギバナ!!"つるのムチ"で受け止めるんだ!!」

「バァナァ!!」

 

「なっ!!」

「ミルゥ!!」

 

フシギバナは進化して太くなった"つるのムチ"でミルタンクの強烈な"ばくれつパンチ"を受け止める。

"ばくれつパンチ"が受け止められた事にアカネとミルタンクは目を大きくして驚く。

 

「そのまま投げ飛ばすんだ!!」

「バァナァ~!!」

 

「ミル!ミルゥ~~!!」

 

シュンの指示通りにフシギバナは蔓を思いっきり引っ張ってミルタンクを投げ飛ばす。

ミルタンクは投げ飛ばされて地面を数回転がる。

 

「バァナァ~!!」

 

「ん‥あれは‥」

 

フシギバナは投げ飛ばしたミルタンクを闘志を剥き出しにして睨むフシギバナの大きく咲いた花へと小さな光が集まっている事に気づく。

 

「‥そうか‥フシギバナ!新しい技を覚えたんだね!!」

「バァナァ!!」

 

シュンはその現象を見て、フシギバナが自分の考えている技を新しく覚えた事に喜び、フシギバナも笑みを浮かべて頷く。

 

「よし!フシギバナ!!光の力を集中させるんだ!!」

「バァナ!バァナァ~!!」

 

シュンのその指示にフシギバナは待っていたとばかりに背中の大きな花に光の力を集中させて光のエネルギーがどんどんと花へと集まっていく。

 

「アカン!!そうはさせへんで!ミルタンク、"ころがる"や!!」

「ミルミルゥ~!!」

 

アカネはシュンの指示とフシギバナの動作を見て、フシギバナの次の技に気づいてそれを阻止しようとミルタンクに"ころがる"を指示してフシギバナに向かう。

 

「バァナァ~」

 

ミルタンクの"ころがる"が直撃してフシギバナはその威力に後ずさる。

 

「大丈夫かい‥フシギバナ‥」

「バァナァ!!」

 

「頑張ってフシギバナ!もう少しだ‥」

 

技の準備中のために他の技で防げずにダメージを受けたフシギバナを心配するシュンにフシギバナは頷き、シュンは後もう少しだから頑張ってとフシギバナを応援する。

 

「まだまだや!!ミルタンク!連続で"ころがる"や!!」

「ミルゥ~!!」

 

「バァナァ~~」

 

フシギバナがまだまだ平気な様子でいるのに気づいたアカネはミルタンクに連続で"ころがる"を指示して、ミルタンクはフシギバナの体に連続で"ころがる"で攻撃する。

先程と違い直撃させるのではなくギリギリ体にぶつけさせるように攻撃しジワジワとダメージを与えている‥"ころがる"は使うたびに威力が増すためフシギバナに大きなダメージを与える。

 

「フシギバナ!!」

「バァナァ‥‥」

 

動けないフシギバナを襲う連続攻撃にシュンは不安な表情で叫ぶ‥フシギバナもこれまでのダメージと今受けている連続攻撃のダメージで体がフラフラとなり今にも倒れてしまいそうになる。

しかし、フシギバナは体をふらつかせながらも決して倒れはしなかった‥‥今まで戦ってくれた仲間のためにも倒れるわけにはいかない‥‥フシギバナはボールの中から見ていた‥傷つきながらも戦い、ここまでバトンを繋げてくれたマリルとレディアンの闘志を‥みんなで力を合わせて勝利を勝ち取りたい‥そんな強い想いが沸き上がりフシギバナの今にも倒れそうな体に力がみなぎってくるのを感じていた。

 

「‥頑張れ‥フシギバナ‥後少し‥」

「バァナァ~~‥」

 

フシギバナはミルタンクの攻撃を受け続けながらも背中の花へと光のエネルギーを集中させていく。

 

「これで止めや!!ミルタンク!最大パワーで"のしかかり"や!!」

「ミル!ミルゥ~!!」

 

アカネはこれで終わりにしようと最大パワーでの"のしかかり"を指示し、ミルタンクは勢いよく走ると大きくジャンプしてフシギバナへと目掛けて落ちて来る。

 

段々とミルタンクとフシギバナの距離が近づき後少しで"のしかかり"が決まろうとしたその時!!!

 

「バァナァ!!」

 

フシギバナの背中の花に光のエネルギーが溜まり、いつでも発射出来ると‥フシギバナはシュンのある指示を待っており‥シュンに大声で叫ぶ。

 

「よし!!いけフシギバナ!!全ての力を込めて"ソーラービーム"!!」

「バァナァ~~!!」

 

シュンの指示にフシギバナは背中の花に溜めていた太陽の光のエネルギー‥"ソーラービーム"を全力の力で解き放った。

 

「ミル!?ミルゥ~~~」

「ミルタンク~~!!」

 

ミルタンクは目映いほどの太陽のエネルギーの光線が襲い、ミルタンクは光線へと包まれて吹っ飛ぶ‥‥"ソーラービーム"が直撃してしまいアカネは悲鳴を上げる。

そしてフシギバナは背中の花に溜めた太陽のエネルギー光線、"ソーラービーム"を全て打ち出すとミルタンクは地面へとドォン!!と背中から落ちて来る。

 

‥そして‥‥

 

「‥ミルゥ~‥‥」

 

「ミルタンク!戦闘不能!!フシギバナの勝ち!よってコガネジム戦、勝者はマサラタウンのシュン!!」

 

ミルタンクは目を回して倒れ‥審判によってミルタンクの戦闘不能の判断と共に、シュンのコガネジム戦の勝利が宣言される。

 

「やった‥やったよフシギバナ!!ぼく達が勝ったんだ!!」

「バァナバァナ!!」

 

シュンはアカネとのジム戦に勝てた事を喜びフィールドに入り、進化して大きくなったフシギバナに抱きつきフシギバナも笑顔で頷いて喜ぶ。

 

「‥‥お疲れ様ミルタンク‥よう頑張ったで‥」

 

アカネは戦闘不能になったミルタンクをボールに戻してお疲れ様と言って良く頑張ったと誉める。

 

「本当にアカネちゃんに勝っちゃうなんて‥‥」

「シュンくん‥本当にすごいわ‥」

 

観客席でジムトレーナーの女性達も‥アカネが負けた事に驚き、アカネに勝利したシュンを称賛していた。

 

「‥ふぅ‥負けたでシュンくん‥うちの完敗や、まさかあそこでフシギソウが進化するなんて思わんかったわ‥」

 

「みんなが頑張ってくれたおかげでアカネさんに勝つことが出来ましたし、フシギバナがぼくの期待に応えてくれたからです‥ねっ!フシギバナ!!」

「バァナァ!」

 

一息ついた後にアカネは自分の完敗だと言って、まさかあの土壇場でフシギソウがフシギバナに進化したのは予想外だったと話す。

それにシュンはマリル、レディアン、フシギバナのみんなが頑張ってくれたおかげでアカネに勝利出来たと、フシギバナが自分の期待に応えてくれたからだと言ってフシギバナに呼び掛けフシギバナも笑顔で頷く。

 

「フフフ♪シュンくんとポケモンの絆の強さ‥ジム戦中もビシビシ感じたで!!そんなシュンくんはうちを倒した証!このレギュラーバッジを受けとるのに相応しいトレーナーや!さっ、取っとき!」

 

「ありがとうございますアカネさん!!」

 

シュンとポケモンとの絆の強さをジム戦中もアカネはビシビシと感じており、そんなシュンには自分を倒した証であり、コガネジムを勝ち抜いた証『レギュラーバッジ』を受け取るのに相応しいトレーナーだと言って受けとるように言い、シュンはお礼を言いながらレギュラーバッジを受け取る。

シュンの受け取ったレギュラーバッジは菱形の形に外側は銀色に覆われ中は黄色の装飾をしていた。そしてシュンはフシギバナをゆっくり休むように言ってボールへと戻した。

 

「おめでとうシュンくん!!」

「2人とも良いバトルだったわよ!!」

 

「ありがとうございます皆さん!」

 

シュンがアカネからバッジを受け取っていると‥観客席からフィールドに下りてきたジムトレーナーの女性や女の子、ジムスタッフの女性や女の子達がアカネに勝利したシュンに拍手を送り、みんなも2人とも良いバトルだったと褒め称えシュンはみんなにお礼を言う。

 

「‥えっと‥ではアカネさん‥皆さん‥ぼくは‥そろそろ行きます‥」

 

「ッッ!!‥」

 

そしてみんなが拍手している中でシュンはアカネやみんなにそろそろ行くことを告げると‥アカネは悲しげな表情を一瞬浮かべ、みんなも拍手している手を止める。

 

「そっか‥これでシュンくんとはお別れなんだね‥」

 

「あ~あっ!残念!シュンくん今でも充分イケメンなのに成長したらもっと良い男になるのにもうお別れなんて‥」

 

「あなた本当にそればっかりね‥でもシュンくんとお別れするのは本当に残念だわ‥」

 

「皆さん‥‥」

 

シュンがもう行ってしまいこれでお別れしてしまう事にジムの女性達は残念な様子であり、ジムトレーナーの女性の呟いた一言に他の女性が相変わらずだと呆れた後にやはりシュンとお別れするのは残念だと言い、自分との別れを惜しんでくれるみんなにシュンも複雑な感情になる。

 

「みんな!そんなに言ったらアカンで!!シュンくんが行きにくくなるやろ!!ここは元気良く送り出してあげるんや!」

 

そんなみんなにアカネは何か堪えた様子で、そんなに言ったらシュンが行きにくくなるから元気良く送り出してあげようと言う。

 

「そうね!アカネちゃんの言う通りよ。みんなでシュンくんを元気に送り出しましょう!!」

 

ジムトレーナーの女性の1人がアカネの言うことに同意してシュンを元気に送り出そうと言うと、みんなも頷いてシュンを送り出すためにジムの入口へと向かう。

 

「ほなシュンくん!この後はどうするんや?」

 

「はい‥一度ポケモンセンターによってポケモンを回復させてから次のジムのある街に向かいます」

 

「そうか!この街からジムのある街で一番近いのはエンジュシティやで!」

 

「ありがとうございますアカネさん!ポケモンを回復しだいエンジュシティに向かおうと思います!」

 

アカネにこの後の行動を聞かれたシュンは一旦、ポケモンセンターでポケモンを回復させてから次のジムのある街に向かう事を伝えると、アカネは親切にこの街から一番近いジムのある街はエンジュシティだと教えてくれた‥シュンは親切に教えてくれたアカネにお礼を言う。

 

「それじゃぁ‥アカネさん‥皆さん‥お元気で‥」

 

シュンはアカネとジムのみんなに別れの挨拶をすると‥ポケモンセンターへと向けて走り出す。

 

「さよならシュンくん~!!」

「元気でね~!!」

「また遊びに来てねぇ~!!」

 

ジムに勤める女性や女の子達もシュンに別れの挨拶をしてバイバイと手を振っている‥そんな中でアカネは‥‥。

 

「‥‥ッッ‥」

 

シュンとの別れが辛いのか顔を俯かせて何かを堪えるように体をブルブルと震わせている‥そんなアカネの隣にジムトレーナーの中でも一番歳上でアカネの姉がわりとも言える女性が来てアカネに。

 

「良いのアカネちゃん?シュンくん行っちゃうわよ?」

 

「‥‥‥」

 

俯くアカネにそう言うがアカネは俯いたままである。

 

「伝えたい事は言わなきゃ後できっと後悔しちゃうわよ!」

 

「ッッ!!シュンくん!!」

 

そう言われたアカネは顔を上げて、急いでシュンの後を追いかける。

 

「それで良いのよアカネちゃん♪」

 

ジムトレーナーのお姉さんもみんなもそんなアカネを笑顔で見つめていた。

 

「シュンくん!!」

 

「アカネさん?」

 

後ろから走って来たアカネにシュンは不思議そうな表情でアカネを見つめる。

 

「どうしたんですかアカネさん?」

 

「シュンくん!最初に出会った時から今日まで色々とありがとうな♪ほんとにシュンくんには色々と学ばせてもらったわ!」

 

「いえ!自分こそアカネさんや皆さんに色々お世話になりました!今日まで本当に楽しかったです!!」

 

「ッッ!!ウチも‥楽しかったで‥シュンくん‥」

 

アカネはシュンに最初に出会った日から今日まで色々と学ばせてもらいお礼を言い、シュンも自分こそ世話になったと今日まで本当に楽しかったと笑顔で言うシュンにアカネは拭き上がるある感情と共に目の奥から流れようとするものを必死に押さえて自分も楽しかったと言う。

 

「‥‥それじゃあアカネさん‥お元気で‥」

 

そしてシュンはアカネに別れを告げて歩き出す‥アカネはシュンとの別れが辛く体をふるふると震わせて涙を必死に堪えていた‥もし涙を流してしまえばシュンに余計な気をかけて迷惑をかけてしまうと思ったからだ‥‥シュンもアカネのそんな気を感じて複雑な様子で歩いて行く。

 

そうして立ち去ろうとするシュンにアカネは走り寄る‥そして‥。

 

「シュンくん!!」

 

「えっ!!」

 

‥‥チュッ////!!‥‥

 

そしてアカネはシュンの近くに来るとシュンのほっぺにチュッ!とキスをする。

 

「えっ////!!アカネさん///」

 

「うちの本当の気持ちや///」

 

シュンは突然、アカネに頬にキスをされて顔を真っ赤にしてアカネの名を呼び、そんなシュンにアカネは頬を赤くして照れながらも自分の本当の気持ちだと伝える。

 

「‥アカネさん‥」

 

「別に今答えんでも良いで!シュンくんにも旅の目的もあるやろうし‥旅が終わってまたコガネシティに来た時‥答えを聞かせてくれへんか////!」

 

アカネのその想いをシュンは分かっていたが‥シュンには旅で成し遂げなければならない目的があり‥今、その想いに応える事は出来ず‥申し訳なさそうな表情でいると‥アカネはシュンのそんな気持ちを感じており、今答えなくて良いと‥旅が終わりまたコガネシティに来たときに答えを聞かせてくれへんかと顔を真っ赤にしながら自分の想いを伝える。

 

「‥はい‥必ず!それではアカネさんお元気で!!また会いましょう!!」

 

「またなぁ~!!シュンくん~~!!」

 

今度こそシュンはアカネに別れを告げてポケモンセンターへと向かい、アカネも大きく手を振ってシュンが見えなくなるまで手を振って見送った。

 

「‥‥ッッ‥ウゥ‥(涙)‥」

 

シュンが見えなくなった後にアカネは我慢していた涙が堪えきれずにジワ~っと目に涙を浮かべる。

本来、彼女は意外と泣き虫な性格で自分に取ってある想いを抱く男の子のシュンと別れるのを悲しくて涙を流しそうになるのをこれまで堪えられたのが不思議なくらいだったのである。

 

「アカネちゃん?」

 

そこにアカネの様子を見に来た一番歳上のジムトレーナーのお姉さんが来てアカネに声をかける。

 

「ウゥ~~‥‥(涙)」

 

アカネはすでに涙腺が崩壊してシュンとの別れが悲しくて涙を流していた。

 

「‥‥そう‥シュンくん行っちゃったのね‥てことはアカネちゃん最後まで我慢したのね‥偉いわアカネちゃん‥‥」

 

アカネの涙を流しているのを見て、お姉さんはシュンがもう行った事に気づいた‥そしてアカネがシュンが行く最後まで涙を堪えた事を‥‥もしシュンが行く前にアカネが泣いてしまったら、あの優しい男の子のシュンが涙を流すアカネをほっといて行ってしまう訳がないと核心していたからである。

 

「‥‥良く頑張ったわねアカネちゃん‥でももう我慢しなくていいのよ‥泣きたいなら泣きなさい‥私が胸を貸して上げるから‥ねっ!」

 

「ウゥ~~‥ウエェェェェ~~~~ンンン(涙)!!!!!」

 

そしてお姉さんの優しい言葉に我慢していたアカネはお姉さんに抱きついて思いきり泣きわめく‥シュンとの別れが悲しくて‥辛くて‥本当は一緒に居てほしい‥でも自分の我が儘でシュンの道を邪魔するわけにはいかないと‥必死にその想いを押さえて‥‥我慢した‥‥しかしもう限界だった‥‥。

アカネは溢れ出す悲しい感情を爆発させるようにお姉さんの胸で思いきり泣くのだった。

そんなアカネをお姉さんと様子を見に来たジムのみんなで励ますのであった‥。

 

 

こうしてシュンは、アカネのダイナミックなパワーを誇るポケモン達に苦戦しながらも、フシギソウがフシギバナに進化を果たし見事、3つ目のバッジ"レギュラーバッジ"をゲットすることが出来たのであった。

そしてシュンは1人の女の子の想いに今、答える事が出来ずに旅が終わったらコガネシティへと行きアカネとの約束を果たす事を胸に誓うのだった。

そしてシュンはポケモンセンターでポケモン達を回復させてゆっくり休むとコガネシティを旅立ち次のジムのある街エンジュシティへと向かうのであった。

 

 

「シュンくん///またいつか会おうな///うち‥いつまでも待っとるからな///」

 

そんなシュンの後ろで隠れながら、アカネはシュンをただ静かに見送るのであった。

いつか自分への想いの答えを聞かせてくれるシュンとの再会の時をいつまでも楽しみに待ちながら‥。

 

一方‥シュンがアカネと別れを済ませてポケモンセンターにへと向かっている途中‥ボールの中では‥‥‥。

 

「(まったく!!マスターはまた無自覚に女性を虜にして!!これで何度目ですか!!)」

 

「(まぁまぁメロエッタ‥落ち着いてください。女の方がマスターにあのような感情を抱くのもひとえにマスターが素敵だからですわ!)」

 

「(‥‥まぁ‥それは否定しませんが‥)」

 

ボールの中ではメロエッタがシュンがまたも無自覚に女性(アカネ)を虜にした事にこれで何度目だと怒る中で、ディアンシーはメロエッタに落ち着くように言って女の子や女性がシュンにあのような感情を抱くのも単純にシュンが素敵だからだと笑顔で応えるとそう指摘されたメロエッタも唸りながらもそこは否定しなかった。

 

「(それにしても今回のジム戦でフシギソウがフシギバナに進化しましたわね)」

 

「(えぇ‥まさかこの短い間に続けて進化するとは思いませんでした。でもそのおかげでジム戦では勝てたようですし、良かった)」

 

「(えぇそうですね!みんな良く頑張りましたわね♪)」

 

そしてアカネとのジム戦でフシギソウがフシギバナに進化した事に‥まさかこの短い間にレディアンに続いてフシギソウも進化するとは思っていなくて驚いているが‥でもそのおかげでジム戦に勝てたから良かったと微笑む。

ディアンシーもそれに同意して微笑むのであった。

そんな話しをボールの中でメロエッタとディアンシーが話しているのにシュンは気づくことなくポケモンセンターにへと歩いて行くのだった。

 

 

 

 

 




如何でしたでしょうか?

アカネとのデート回は番外編で投稿します。
出来るだけ早く投稿したいと思います。
それでは失礼します。

ちなみに今回、アカネがシュンとのジム戦で出したミルタンクはアニメでサトシとのジム戦に出たミルタンクよりも強いです。

ミニコーナー

シュンが手に入れたバッジ(ジョウト)

1、ウイングバッジ

2、インセクトバッジ

3、レギュラーバッジ

コガネシティのコガネジムのジムリーダーアカネに勝利して手に入れたバッジ。

ノーマルタイプのエキスパート。 異名は ダイナマイト プリティ ギャル






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