歌姫と宝石の姫と共に頂点を目指す者!(調整中)   作:シュリーダ

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お待たせ致しました。投稿します。
色々な内容を付け足したら長くなってしまいました。

多少、突拍子な内容や少々可笑しいと思う設定もあるかも知れませんがどうかご容赦ください。

今回のお話しは色々とご都合主義な展開が多いですがそれが許せる方だけどうかご覧ください。

それではどうぞお楽しみください。


シュンもタジタジ!!アカネとドキドキデート!?

前回‥コガネジムに挑戦するためにコガネシティへと訪れたシュンはジムへと向かう途中でヤミカラスに襲われている迷子のピッピを助ける‥そしてトレーナーを探して色んな人に話しを聞き、ジョーイさんから‥コガネシティで毎年行われている‥ポケモンの品評会のような大会『コガネフェスティバル』がコガネ公園で開催されていると聞いて、もしかしたらそこにピッピのトレーナーも居るかもしれないと言われ、シュンはピッピと一緒にフェスティバルの開催されているコガネ公園の会場へと向かい、そこで審査員をしていたピッピのトレーナーの少女アカネと出会う。

 

ピッピを連れて来たシュンにお礼を言うアカネ‥色々あってフェスティバルの審査が終わるまでアカネを待っていると、そこへR団達がフェスティバルの参加者のポケモンを奪うために襲撃して来たのだった。

 

R団幹部1人にしたっぱ数十人の部隊で観客を人質にとって抵抗出来ないようにして、ジュンサー達を公園に入れないようにしていたが‥シュンがヒノアラシ達に指示を出していて、見事したっぱを倒して無事に人質を解放することに成功。

そのままシュンは部隊を率いる幹部と戦い、ピンチに陥るもシュンの思いに応えたレディバがレディアンへと進化を果たし、新しい技も覚えて見事、幹部のヘルガーを倒したのだった。

 

そしてジュンサー達がR団を連行し感謝されていると‥実はアカネはコガネジムのジムリーダーである事が分かり、ジム戦を申し込むとアカネはその前に色々と今日はお世話になったからお礼も兼ねてコガネシティを自分が案内すると言って、明日はアカネと街をまわることになった‥アカネはデートだと笑顔で言ってシュンは驚いた。

 

そしてその後、アカネのご好意でコガネジムに泊まったシュンは数時間‥アカネとジムの人達と楽しい時を過ごし、時間が遅くなる頃にシュンはアカネに案内されて部屋に入るとメロエッタとディアンシーと色々と話し、1日の疲れを癒すために眠りについたのだった。

 

 

そして翌日‥‥ぐっすりと眠れたシュンはゆっくりと瞼を開き、窓の外に目を向けると日の光が照らしている。

 

「っ‥ふわぁ~~もう朝か‥う~~ん良く眠れた‥‥ッッ‥」

 

朝日に照らされシュンは目を覚ますと、大きくあくびをした後に窓から差す朝日に気づき‥寝起きで固まった体をほぐすように腕を伸ばしたりしていると‥昨日怪我をした右腕の傷に軽い痛みが走り顔を歪ませる。

 

「いたた‥治療してもらったけどまだ完全には治っていないし気をつけなくちゃ‥」

 

昨日アカネを庇い出来た怪我‥治療をしたとはいえそれからまだあまり過ぎてないため完全に治っていないので、あまり無理に右腕を動かさないようにしないとと痛む右腕を擦りながら呟く。

 

「ンッ‥ンン~~!!良く寝ました!あっ、マスターおはようございます!」

 

「おはようメロエッタ!!」

 

するとシュンの隣で眠っていたメロエッタが目を覚ましてシュンに挨拶する。

 

「怪我の具合はどうですか?まだ痛みますか?」

 

「うん‥まだ少し痛むけど治療もしてもらったし昨日より良くなってるよ」

 

「そうですか‥それは何よりですが完全に怪我が治るまでは無理に動かしてはいけませんよ」

 

「うん、分かってるよメロエッタ」

 

右腕の怪我の具合を聞くメロエッタにシュンは少し痛むが昨日よりは良くなってると伝えると、メロエッタはシュンの怪我が良くなってきていて何よりだがそれでも完全に治るまで無理に動かさないように注意してシュンも分かってると頷く。

 

「ウ~ン‥あら?2人とももう起きていたのですね。おはようございますわマスター、メロエッタ」

 

シュンとメロエッタが話していると、シュンの片方で寝ていたディアンシーが目を覚まして起き上がると、シュン達が自分よりも先に起きていた事に気づいて2人に挨拶する。

 

「おはようございますディアンシー!」

 

「おはようディアンシー‥昨日は良く眠れたかい?」

 

「はい!ぐっすりと眠れて昨日の疲れも取れましたわ♪マスターはどうですか?昨日は大変でしたから‥」

 

「うん、そうだね。まさかあんな事になるなんて思わなかったし凄く疲れたけどぐっすり眠れたからだいぶ疲れも取れたよ。怪我の具合もだいぶ良くなったしね」

 

メロエッタとシュンがおはようと返事した後にシュンはディアンシーに昨日は良く眠れたか尋ねると、ディアンシーは良く眠れたため昨日の疲れも取れたと言った後にシュンはどうですか?と聞くと、シュン自身もまさかあんな出来事に遭遇するなんて思わなかったためすごく疲れたがぐっすり眠れたためだいぶ疲れも取れたと答える。

 

「まぁ♪良かったですわマスター!ゆっくり休めて怪我も良くなって何よりですわ♪」

 

ディアンシーはシュンがゆっくり休めて、疲れも取れて、怪我も良くなってきていると聞いて何よりだと微笑む。

 

「うん、心配してくれてありがとうディアンシー!」

 

「フフ♪マスターの事を心配するのは当然ですわ!」

 

シュンが心配してくれたディアンシーに御礼を言うと、ディアンシーは微笑んでシュンの事を心配するのは当然だと答える。

 

「マスター‥時間は大丈夫ですか?‥今日はあのコガネのジムリーダーとデートの約束があるのではなかったのですか‥」

 

シュンとディアンシーが話していると、メロエッタがシュンに時間は大丈夫かと尋ね、今日はアカネとデートに行く約束をしていたのではなかったかと気のせいか不機嫌そうな感じで言う。

 

「まぁ‥そう言えばそうでしたね‥マスター‥早く準備した方が良いんじゃないですか‥」

 

メロエッタのその言葉を聞いたディアンシーも何故だか?不機嫌な雰囲気でシュンに早く準備した方がいいんじゃないかと言う。

 

「あぁ‥うん、そうだね。早く準備しないとアカネさんを待たせるわけにはいかないしね‥でも‥2人とも気のせいかも知れないけどなんか怒ってない?」

 

シュンはメロエッタ達の言うことに同意してアカネを待たせる訳には行かないから早く準備しようと立ち上がる‥でもその前にメロエッタとディアンシーの雰囲気が気のせいか不機嫌になっているように感じて尋ねる。

 

「いえ‥気のせいですわ♪マスター‥ねっ!メロエッタ(ニコッ!)」

 

「えぇ‥そうですね‥気のせいですマスター‥‥決してマスターがわたし達をほっといて女の子とデートに行く事を怒ってるのではありませんよ‥‥」

 

シュンに尋ねられると‥ディアンシーはにっこりと笑顔で気のせいだと‥そしてメロエッタも気のせいだと言った後にシュンが自分達をほっといてアカネと一緒にデートに行くことを怒ってるのではないとわざとらしい様子で声に出す。

 

「‥はは‥ごめんねメロエッタ、ディアンシー。昨日アカネさんとデートに行く約束をしたから行かなくちゃいけないんだ‥。今度メロエッタとディアンシーとも出かけるから今日は許してくれると嬉しいかな。ねっ!」

 

「もう!マスターは本当にずるいですわ!!そんな事言われたら許してしまいますわ♪」

 

「まったくです!マスターは本当にずるいです。今度、わたし達ともデートする。約束ですよ♪」

 

シュンは苦笑いを浮かべ2人に謝ると、昨日アカネとデートに行く約束をしたから行かないといけないため、今度‥2人とも出かけると約束するから今日は許してくれると嬉しいと笑顔で言うと、ディアンシーはシュンのその優しい笑顔に本当にずるいとそんな事を言われたら許してしまうと軽く怒った雰囲気の後に笑みを浮かべて呟く。

メロエッタも全くだと同意しシュンが言っていた、自分達とデートをする約束ですよ♪と先程と違いご機嫌な様子で微笑む。

 

「うん!分かってるよ2人ともありがとう。それじゃあ準備しないと‥」

 

シュンはメロエッタ達が納得してくれたと分かると二人にお礼を言ってアカネとデートに行く準備を始める。

 

「それではマスター!わたし達はいつも通りボールの中に入りますので何かあったら呼んで下さい」

 

「呼んで下さればいつでも出て来ますわ!それでは失礼しますわマスター♪」

 

メロエッタとディアンシーは人目につかないようにいつも通りボールの中へと入り、何かあれば呼んで下さいと言ってボールの中へと入っていった。

 

「ありがとう2人とも。よしっ!!」

 

シュンはボールの中に入ったメロエッタ達に再度、お礼を言った後に準備を進めていき着替えも済ませて荷物を持つと‥昨日アカネと約束した通り‥コガネジムの入口の前で待ち合わせをする事になっており準備を済ませたシュンは急いで入口へと向かう。

入口へと向かう途中のジムの道でコガネジムの職員やジムトレーナーの女性や女の子達と会い、すれ違いざまにシュンに寄ってウキウキと楽しそうに『アカネちゃんをよろしく♪』とか『楽しんで来てね♪』や後で『アカネちゃんがデートの時どんな様子だったか教えてね♪』とニヤニヤと楽しみと言った感じでその女性達の様子にシュンは苦笑いを浮かべながら頷いた。

シュンが了承したのを確認したジムの女の子達は楽しげにしながらシュンを見送るのだった。

 

 

~~アカネ SIDE~~

 

ハァ~~~~///////!!!!緊張するわぁ~~~////!!!

 

ウチは昨日‥フェスティバルを襲撃したR団からウチやみんなを助けてくれたシュンくんにお礼にコガネシティを案内してあげるという意味でデートの約束をしたつもりやったのに///シュンくんを泊まってもらう部屋に送った後に、ジムの女の子達が明日のシュンくんとのデートの事についての話しになり、ウチはお礼の意味を兼ねてのデートだとみんなに説明したんやけど‥何人かはフェスティバルに居た人やジュンサーさん達から話しを聞いたのか、ウチが何度もシュンくんに助けられた事や、ウチがシュンくんのR団に立ち向かう姿に見惚れてた///と聞いた事を言われてウチは恥ずかしく///て顔を真っ赤にして否定してもみんなはニヤニヤと笑みを浮かべて『分かってる♪』と言ってウチに『明日のデート頑張って!』や『アカネちゃん♪シュンくんとのデート楽しんで来てね♪』と言ったり、しまいにはジムトレーナーの中でも一番年上のお姉さんが‥。

『シュンくんはアカネちゃんよりも年下だけど可愛い顔立ちで成長したら絶対にイケメンになるわ!それに優しくて勇気もあって強いなんて超お買い得よ!!ゲットするなら今がチャンスよ♥』とウフフ♥と楽しそうにニヤつきながら言うもんやからウチはますます恥ずかしくって///顔が赤くなってしもうた‥///

 

確かにシュンくんは迷子になってたウチのピッピを届けてくれたり、落ち込んでた時も励ましてくれたりしてくれて優しくて、R団に人質を取られてどうにも出来ずにいたあの状況でも勇気を出してR団に立ち向かってウチらを助けてくれたし、それにR団を倒した強いシュンくん‥自分が怪我するのも構わずにウチを助けてくれた優しいシュンくん////!!

ポケモンの事を第一に考えてポケモンに対して酷い扱いをするR団達に怯える事なく立ち向かい、ウチを庇ってシュンくんに酷い怪我をさせてしまって情けなくて泣いてしまった時もシュンくんは優しく笑顔でウチを励ましてくれた////。

昨日あったばかりやけど‥‥シュンくんのあのウチを励ましてくれた時の優しい笑顔やR団に立ち向かっていた時の勇気ある真剣な表情を思い出すと‥胸がドキドキ♥して顔が真っ赤になってまう///みんなに言われた通りウチ‥シュンくんの事が気になってるみたいや///今日のデートも昨日のお礼に街を案内するだけのつもりやったのに‥みんなのせいで変に意識してしまうわぁ////

 

もしも今日のデートでシュンくんと‥‥‥。

 

「アカネさん‥」

「シュンくん///」

 

コガネシティの夕日が照らす公園‥‥ベンチに座る2人。周りには誰もおらずそこは2人だけの空間‥。

そこで2人はお互いに見つめ合う‥‥アカネは顔を真っ赤にしてドキドキと鼓動が強くなりそしてアカネは瞳を閉じる‥そしてお互いに顔が近づいていき‥やがて2人の影が一つに‥‥‥。

 

「なぁ~んてことになったらどないしよう////!!!ウチ困っちゃうわぁ////!!!♥」

 

「何が困るんですかアカネさん?」

 

「うわぁぁぁぁ!!!!!」

 

アカネがシュンとのデートを想像して恥ずかしさで体を揺らしていると、そこにシュンが来てアカネが困ると言う言葉を聞いて尋ねるとアカネはシュンが来ていた事にびっくりしてしまう。

 

「シュ、シュンくん///いつから居たんや!!」

 

「ついさっき来たばかりですアカネさん。お待たせしてすいませんでした!」

 

アカネがシュンにいつから居たのかと尋ねると、シュンはついさっき来たばかりだと言って待たせてしまった事を謝る。

 

「大丈夫やでシュンくん!それなら行こっか!コガネシティを案内してあげるで!!」

 

「ありがとうございますアカネさん!それで‥さっき困るって言ってましたけど‥」

 

「そっ!それは気にしなくて大丈夫や////!!さぁ行くでシュンくん///!!!」

 

「はぁ?分かりましたアカネさん‥」

 

コガネジムの入口でシュンを待っている間に色々と妄想して照れていたアカネはシュンが来たことに気づくとコガネシティを案内するために歩いて行く‥‥アカネはふとジムの方を振り替えるとジムの影からジムトレーナーや職員の女の子達がニヤニヤとアカネとシュンを見ており、何人かはアカネに向かって頑張れとばかりにグーサインでアカネを見送っていた。

 

「(みんな何やっとんねん///!!)」

 

「どうかしましたかアカネさん?」

 

「えっ?なんでもないでシュンくん!それじゃ行こか!」

 

ジムのみんなが見ている事を気にしつつも‥どうかしたのか?とシュンに聞かれるとアカネは慌てて何でもないと言って誤魔化す。後でアカネは人の気も知らず自分達を楽しそうに見ているジムのみんなを叱ろうと内心で決めた。

そしてアカネとシュンはジムの女の子達に見送られながら歩いていった。

 

 

そしてシュンとアカネがコガネジムから歩いていった後にジムトレーナーの女性が今、思い出したように呟く。

 

「あっ!そういえば‥‥」

 

「どうしたの?」

 

「アカネちゃんって方向音痴じゃなかったかしら‥しかも極度の‥」

 

「あっ!!」

 

「そうだったわね‥アカネちゃん‥この街に住んでるのが信じられないくらいの方向音痴だったわね‥」

 

「本当にね‥場所は分かってるハズなのになんで迷うのか不思議なのよね‥」

 

アカネがコガネシティに長く住んでるのが信じられない位の極度の方向音痴である事を思い出し、他の女の子達もそうだったと気づき、そして建物等の場所は分かってるはずなのに‥なぜ?迷うのか分からないと不思議に思っていた。

 

「アカネちゃん大丈夫かしら?案内出来ずにシュンくんに迷惑をかけないといいけど‥」

 

「大丈夫じゃない?シュンくんがしっかりしてるからアカネちゃんの事をフォローしてくれるわよ」

 

アカネが極度の方向音痴だった事を思い出したジムトレーナーの女性達。アカネがシュンを案内出来ずに迷惑をかけるのを心配していると‥ジムトレーナーの綺麗なお姉さんがシュンがしっかりしているからアカネのフォローをしてくれるから大丈夫だと応える。しかしそれでもアカネがちゃんとシュンを案内出来るかと心配するみんなであった。

 

~~アカネ SIDE AUT~~

 

 

シュンは準備を済ませてコガネジムの入口に向かいそこで待っていたアカネと合流すると、早速コガネシティを案内してもらおうと歩き出す2人‥シュンは様子の可笑しいアカネの事を気にしつつもアカネが大丈夫と言うのでそのまま歩き出す。

 

「さて、シュンくん。最初はどこに行きたいんや?もし行きたい場所とかあるなら言ってや!ウチが案内したるから」

 

アカネはシュンに最初はコガネシティの中でどこに行きたいのかを聞き、もしもシュンが行きたいと思ってる場所があるなら自分が案内するから言ってほしいとシュンに言う。

 

「ありがとうアカネさん!それではお言葉に甘えて‥まずポケモンセンターに行きたいです。昨日預けたポケモン達を受け取りに行きたいですね」

 

「そうやな。まずは自分のポケモンを受け取りに行かなきゃあかんな!よし、それじゃシュンくん!案内するから付いてきいや!」

 

シュンはアカネにお礼を言った後にお言葉に甘えて、ポケモンセンターに預けたポケモンを受け取りに行きたいと言うとアカネは快く同意して案内するから付いて来るように行って走り出す。

 

「あっ!!待って下さいアカネさん!!(あれ?ポケモンセンターに行く道ってこっちじゃないような気が‥)」

 

シュンは走り出したアカネを急いで追い掛ける‥内心でアカネが走って行った方向がポケモンセンターに行く道とは違う事に気づいて疑問に思いながらも付いて行く。

 

「あれ?この道を行けばポケモンセンターに着くはずやのに可笑しいなぁ?」

 

しばらく道を真っ直ぐ走ったり、曲がったりと‥アカネに付いて走ったが一向にポケモンセンターに辿り着けない。

 

「はぁ‥あの‥アカネさん?」

 

「ハッ!心配しないでええでシュンくん!え~と思い出したで!こっちに行けば着くはずや!」

 

シュンは走りっぱなしで少し息を切らし深呼吸した後に恐る恐る一向にポケモンセンターに辿り着けない現状を尋ねると‥アカネは指摘され焦り直ぐに心配しないで言いと応えると‥思い出したと言って今度は別の道へと向かい走り出す。

シュンは心の内に何か引っ掛かる物を感じつつもアカネの後に付いて走り出す。

 

そしてまたアカネの案内でポケモンセンターを目指して道を曲がったりしていたがやはりポケモンセンターに辿り着けない。

 

「ハァ‥ハァ‥なんでや?なんでポケモンセンターに行けへんねん‥」

 

アカネはずっと走っていたからか息切れを起こし深呼吸しながら‥何故、道を知ってるのにポケモンセンターに辿り着けないのか分からず途方にくれる。

 

「あの‥アカネさん‥もしかしてポケモンセンターの場所‥分からないんですか?」

 

「そっ!そんなことないでシュンくん!!場所は分かっとるんよ‥ただ何でか、いつも迷ってしまうんよ‥」

 

シュンはアカネに恐る恐るそう尋ねると、アカネは焦った様子で否定した後に‥場所は分かるのに何故かいつも迷ってしまう事に不思議そうに頭を悩ませる。

 

「(‥‥‥アカネさんってもしかして‥方向音痴なのかな?そしてその事を本人は自覚してないみたいだ‥)」

 

シュンは自分を案内しようとして辿り着けない現状を見て、アカネが極度の方向音痴なのではないかと思い、しかも本人はその事を自覚していないように見えるためどうしようかと考えて‥そして。

 

「あの‥アカネさん‥ポケモンセンターなら昨日行ったんで、大体の道は分かりますんでぼくが案内します‥」

 

シュンは恐る恐る丁寧にアカネを傷つけないように言葉を選んで自分が案内する事を提案する。

 

「‥ハァ‥ハァ‥あっあはは!‥‥お願いするわシュンくん‥」

 

アカネは息切れを深呼吸して整えると誤魔化すように笑った後にしょんぼりとした様子でシュンに案内を任せる。

アカネから了承をもらったシュンは近くにあるコガネシティの案内板を見てポケモンセンターの場所を確認するとアカネを連れてポケモンセンターへと向かう。そして案内板通りの道を行って歩いて行くとポケモンセンターが見えて来る。

アカネが案内した時は‥アカネの方向音痴(本人自覚なし)のためあちこち迷い1時間近くたっても辿り着けずにいたが‥シュンが昨日ポケモンセンターに行っていた事もあり、案内板を見て行くとほんの数分で目的地に到着した。

 

「着きましたねポケモンセンターに‥意外とあの場所から近かったみたいですね」

 

「‥そうやねシュンくん‥」

 

アカネの案内で1時間近く掛かっても辿り着けなかったのに、ほんの数分で着いてしまった事にシュンは気まずくなり、アカネも自分が自信満々にコガネシティを案内すると言っていたのに‥1ヵ所案内するだけで散々迷い1時間近くたっても辿り着けずに‥結局シュン本人に案内させてしまった事にガックリと意気消沈している。

 

「‥ごめんなシュンくん‥ウチが案内してあげるはずやのに‥結局シュンくんにさせてもうて‥」

 

「気にしないで下さいアカネさん。これくらい何でもないですよ!」

 

謝るアカネにシュンは気にしないでいい!と励ます。そして2人はポケモンセンターの中へと入り受付のジョーイさんの所へと向かい、ジョーイさんに話し掛ける。

 

「「こんにちは!ジョーイさん」」

 

「あら?こんちにわ!アカネちゃん!隣の子はシュンくんで良かったわよね」

 

2人がジョーイさんに挨拶すると、ジョーイさんも2人に挨拶してアカネの隣に居るシュンの名を確認する。

 

「はい‥あの?昨日寄っただけなのにぼくの事を覚えてくれてたんですか?」

 

「フフ。何を言ってるのかしら♪街の人達やポケモン達をR団から守ってくれたヒーローさんの名前を忘れるわけないでしょう」

 

シュンがそう聞くと、ジョーイさんはニコニコと笑顔を浮かべながら、コガネフェスティバルを襲撃したR団達からコガネシティの人達とポケモンを守り、R団を倒してくれたヒーローであるシュンの名前を忘れるわけないでしょ♪とご機嫌な様子で言う。

 

「ヒーローって!!ぼくはそんな風に言われるほど大した事はしてませんよ!?ただR団が許せなかっただけで‥!!」

 

「そんな謙遜することはないわ。あなたのおかげで街の人達もポケモンも無事だったんですもの!コガネシティのみんながあなたに感謝しているわ!」

 

「そうやで!シュンくんがいなかったらあの時R団に参加者のポケモンも全部奪われてしもうて、もしかしたら怪我人も出てしもうてコガネシティのみんなも毎年楽しみにしとるコガネフェスティバルも二度と開催出来なくなってたかもしれへん!シュンくんには本当に感謝や!!」

 

ヒーローと自分をそんな大それた感じで言われたシュンは慌てて否定し自分はR団が許せなかっただけで大した事はしてないと言うと、ジョーイさんは謙遜するシュンに微笑みシュンのおかげで街の人達も傷一つなくポケモンも奪われずにすんでみんなシュンに感謝していると誉める。

アカネもシュンがいなければあの時フェスティバルを襲撃して来たR団に参加者や観客のポケモンを全て奪われてしまい、もしかしたら怪我人も出てしまい‥そのせいで最悪、毎年コガネシティの人達が開催を楽しみにしているコガネフェスティバルもR団襲撃という不祥事が原因で二度と開催出来ない事態になっていたかもしれないからと‥事態を被害がなく会場の少しの損傷だけで済んだ事にアカネは本当に感謝していた。

実際‥今年のコガネフェスティバルは被害は比較的軽症だったが人質になっていた街の人達が怖い体験をしたこともあり、事件が解決したが‥後日再開という事もなく中止という判断が下されてしまったためコガネシティの人達は残念な気持ちでいっぱいだが‥来年には再び開催されるという事を聞いてコガネシティのみんなは喜び、事件を解決してくれたシュンにみんな感謝していた。

 

「そうなんですか‥そんなにコガネシティのみなさんが楽しみにしているコガネフェスティバルを守れたんならぼくも嬉しいです」

 

ジョーイさんやアカネからコガネシティの人達がコガネフェスティバルを楽しみにしており、事件を解決してくれたシュンに感謝している事を聞かされたシュンは街の人達が毎年楽しみにしているコガネフェスティバルをR団から守れたのなら自分も嬉しいですと2人に言う。

 

「フフ。市長もあなたに感謝していたわ!我が街が誇る伝統のコガネフェスティバルをR団から守ってくれたあの少年に心からのお礼を言いたいってね」

 

「そうそう!そいえば市長さんだけでなくジュンサーさんもシュンくんを誉めとったで♪勇気ある行動のおかげでR団を逮捕出来た勇敢な少年に感謝しますと言っとたで!!大絶賛やったで!!」

 

「そんな!!ぼくは!!」

 

ジョーイさんやアカネから市長やジュンサーさんも感謝していたと聞かされて、シュンはまたも大絶賛に誉められて少し照れながら否定しようとするとアカネが‥。

 

「でも無茶しすぎだって怒ってもいたで!勇気があるのは認めるけど、それで大怪我してたら意味がないって言ってたで!ウチもそう思うで!シュンくん!!もうちょっと自分の身を大切にしてや」

 

「あはは‥はい、気をつけるようにします」

 

ジュンサーはシュンの無茶な行動にも怒っており勇気ある行動は評価出来るがそれで大怪我をしたら意味がないと言ってたと伝えアカネ自身もそう思うと言って、後にシュンに自身の身も大切にするように言い‥それを聞いたシュンは苦笑いを浮かべて気をつけるようにすると言う。

 

「フフ、2人とも仲が良いのね。それでご用はなんだったかしら?」

 

「あっ!はい。昨日預けたぼくのポケモン達を引き取りに来たんですけど‥ぼくのポケモン達は元気になりましたか?」

 

ジョーイさんに聞かれたシュンは昨日預けたポケモンを受け取りに来たと伝えてポケモン達が元気になったのかを尋ねる。

 

「はい!ちょっと待っててね。ラッキー!!」

「ラッキ~!!」

 

それを聞いたジョーイさんはちょっと待ってるように言うと、ジョーイさんはポケモンセンターにお馴染みの助手のラッキーを呼ぶと、ラッキーは奥からシュンのポケモンの入った6つのモンスターボールをケースに入れて持って来る。

 

「ラッキ~!!」

 

「ありがとうラッキー!はい!お待たせしました。シュンくん、あなたのポケモンはみんな元気になりましたよ」

 

「ありがとうございますジョーイさん!」

 

ジョーイさんはラッキーからボールを受け取るとシュンにあなたのポケモンはみんな元気になった事を伝えてボールを渡し、シュンもお礼を言って受け取る。

 

「よし、出て来てみんな!!」

 

「ヒノ!!」

「ワニャ!!」

「ソウ!!」

「レディ!!」

「リル!!」

「チコ!!」

 

ボールを受け取ったシュンは後ろで受付待ちをしている人が居るのでセンターの休憩スペースの所で、たった今受け取った自分のポケモンをボールから出すと、みんな元気よく出て来る。

 

「チコ!!チコ~~!!」

「うわっ!!チコリータ!!」

 

ボールから出て来たチコリータはシュンの姿が目に入ると勢いよくシュンに向かって飛び込んで来たのでシュンは慌ててチコリータを受け止める。

 

「チコリ~~///♪」

「まったく‥チコリータ。きみは本当に甘えん坊なんだから‥」

「チコ~~♪」

 

チコリータはシュンに会えて嬉しいという様子でシュンにスリスリと体をすり寄せて甘えており、シュンはチコリータの相変わらずの様子に少々呆れながらもチコリータの頭を優しく撫でてチコリータは気持ち良さそうにシュンの手にすり寄る。

ヒノアラシ達はチコリータの相変わらずの様子を少々呆れた様子で見つめていた。

 

「シュンくんのチコリータはシュンくんの事がとっても大好きみたいやね」

 

「えぇ‥なついてくれてるのは嬉しいんですけど‥甘えん坊なのにはちょっと困ってます」

 

近くでシュンとチコリータの触れ合いを見ていたアカネはチコリータがシュンに甘えているのを見て微笑み、チコリータはシュンの事がとても大好きみたいやねと言い、シュンもなついてくれるのは嬉しいが甘えすぎなのにはちょっと困ってると苦笑いを浮かべ言う。

 

「チコ~~」

「よしよしチコリータそれにみんなも昨日は本当によく頑張ってくれたね。ありがとう」

 

「ヒノ!!」

「ワニャ!!」

「レディ!!」

「ソウ!!」

「リル‥」

 

シュンはチコリータを撫でながら昨日R団を撃退するために頑張ってくれたポケモン達を誉めてお礼を言うと、ヒノアラシ達は笑顔で頷くがマリルだけはそっぽを向く。

 

「そうやな。シュンくんはもちろんやけど‥この子達が頑張ってくれたおかげでR団からみんなを守れたんやね。ホンマありがとうな~」

 

「ヒノヒノ///」

 

シュンが頑張ってくれたポケモン達を誉めていると‥横に居たアカネもシュンは勿論だが、シュンの指示を聞いてそのおかげで誰も傷つく事なくR団からみんなを守る事が出来たんだとシュンのポケモン達にお礼を言って、一番近くに居たヒノアラシを優しく撫でると気持ちいいのかヒノアラシはうっとりとしてアカネの手にすり寄る。

 

「よし!それじゃあ戻ってみんな!!」

 

シュンはポケモン達の様子を確認した後にみんなをモンスターボールへと戻した。

 

「さて‥ポケモンも受け取りましたしそろそろ行きましょうかアカネさん」

 

「せやなそうするか!シュンくん、どこに行きたい?今度こそウチがそこに案内したるで!」

 

「えぇ~と‥自分はコガネシティに何がどこにあるのか分からないですし‥アカネさんに任せていいですか?」

 

「分かったわ!!ウチに任しぃ~!!コガネはウチの庭や!ウチのオススメの場所に案内したるで!!」

 

「‥‥あはは‥はい‥お願いしますアカネさん‥」

 

シュンはコガネシティに何がどこにあるかも知らず‥特に行きたい場所もないのでアカネのオススメの場所に案内してもらうように頼み、アカネはまた自信満々にコガネは自分の庭だと言って自分のオススメの場所に案内すると意気込む‥アカネのそんな様子を見ていたシュンは先程のアカネの方向音痴ぶりを思い出して‥苦笑いを浮かべながらよろしくお願いする。

 

「それじゃ、まずはコガネシティ名物のコガネデパートに行こうか!付いてきいやシュンくん!」

 

「はい!アカネさん!」

 

アカネはまずはコガネシティに建つ巨大なデパート‥コガネデパートに行こうと決めてシュンも頷いてポケモンセンターを出てコガネデパートへと向かう。

しかし‥当然‥アカネの方向音痴ぶりが発揮されて中々辿り着けずにいて、普通にポケモンセンターから向かえば十数分で着けるのに30分近くも掛かってしまった。

 

「はぁ‥はぁ‥ようやく着いたで、何でこんな時間がかかってしもうたんや?」

 

「(それは道を迷ったからです‥なんて言えない‥)」

 

アカネのその疑問にシュンは内心でそう呟くのであった。

アカネとシュンは息を整えた後にデパートの中へと入って行くと、そこは広い空間に様々な店や商品が立ち並び中には客で溢れていた。

 

「さぁ、シュンくん。此処がコガネデパートや。ジョウトでも一番のデパートなんやで!色んな物が揃ってんのや!!それでシュンくんは何か買いたい物とかあるか?」

 

「あっ‥はい‥ちょっとポケモンフーズやボールに食材も少し買っときたいですね」

 

「そっか!そんなら行くでシュンくん。売り場に案内したるわ!」

 

「‥‥ちゃんと案内板を見て行きましょうねアカネさん」

 

「ギクッ!!分かってるわシュンくん!!ほな行くで!!」

 

そしてシュンはアカネと案内板を見て旅に必要な必需品で不足している物を買いに行き、ポケモンフーズやボールに薬、日用品、食材等を買い揃えた。

ポケモンフーズや食材等は幾つかアカネのオススメの物を購入し買い物を済ませた。

 

「買い物は済んだかシュンくん?」

 

「はい!アカネさんが案内してくれたので全部済みました」

 

そう訪ねるアカネにシュンはアカネのおかげで全部済んだと礼を言う。

 

旅に必要な買い物を済ませたシュンとアカネはコガネデパートの屋上に居た‥‥そこはちょっとした食べ物の出店と子供用の遊具や乗り物があったりベンチが置いてあったりちょっとした憩いの場となっていた。屋上にはシュン達以外にも家族ずれのお客が子供を遊ばせていたり、家族や恋人、友達の買い物を待っている客が居たり、出店で食べ物を買ってベンチやテーブルで仲良く食べている人も居る。

 

「それにしても‥すごいいっぱい人が居ますね。そんなに人気なのかな?此処は‥」

 

「そうやで!此処はデパートに来る客のちょっとした憩いの場所やねん!家族で来たり、1人で来たりした客が利用してるんやで!」

 

シュンとアカネは屋上にある出店のテーブルで軽い飲み物を購入し、しばし休憩を取りながら話しをしていた。

 

「シュンくん。ちょっとこっちに来てくれへんか?」

 

「えっ?はい‥」

 

そして飲み物を飲み終えるとアカネに手招きされて屋上の鉄柵のフェンスの近くへと行く。

そこに手をついてコガネデパートの屋上からその景色を見つめるアカネ。

 

「ウチ、此処からの眺めが好きなんや‥コガネシティの街並みを一望できるし‥その先の森や山も見える‥ほら!シュンくんも見てみぃ」

 

「‥‥‥」

 

アカネはコガネデパートの屋上から見えるコガネシティの街並みとその先に映る景色の眺めが好きだと言ってシュンにも見るように言う。言われたシュンはフェンスに手を置いてそこに映る景色を眺める。

 

コガネシティはジョウトでも有名な大都会のため高いビルなどが多いが、コガネデパートもそのビル達に負けないほど大きいので遮られることなくコガネシティの街並みと景色を一望することが出来た。

そこはコガネのビルや建物‥下を見ると凄い高さのため豆粒程に小さく見える往来する人達‥その高いビルの先に見える山々と青空の見える自然の景色が目に入りシュンはじっと眺めていた。

 

「凄いですね‥此所からならコガネシティの街が見渡せます‥」

 

「そやろ!此所からならウチの大好きな街を見渡せんねん!」

 

「ハハハ‥アカネさんは本当にこの街が大好きなんですね」

 

「当然や!ウチは生まれた時からこの街に住んどる。小さい頃から色んなとこで遊んだりしてたし、コガネはウチの庭みたいなもんや!!」

 

シュンとアカネがそう言って楽しそうに話していると‥‥

 

「あっ!!アカネちゃんとわるいひとたちからぼくたちをたすけてくれたおにいちゃんだ!!」

 

「ん?」

「えっ?」

 

後ろの方から5、6歳位の男の子がジムリーダーのアカネとR団を倒して自分達を助けてくれたシュンに気づいて嬉しそうに近づいて来る。その後ろには男の子の母親も隣に居て歩いて来る。

 

「君はもしかして‥R団に人質にされてた‥」

 

「はい‥R団に人質にされていたところをシュンさんに助けてもらった者です‥あの時は本当にありがとうございました」

 

シュンが自分達の所に来た男の子の言っていた事にもしかしてR団に人質にされていた観客の人達だったのかと訪ねると、子供の母親がその通りだと言ってお礼を言い頭を下げる。

 

「いえそんな!ぼくはR団が許せなかっただけで‥お礼を言われることなんて‥」

 

「そんな事ありません!あなたのおかげで私達親子は怪我もせずに無事でいられるんです。今日は居ませんが主人もシュンさんには感謝しております」

 

「そうやでシュンくん!君の機転のおかげでR団に人質されてた人達が誰一人怪我もなく助けられたんや!!充分誇っていいんやで!」

 

「‥はぁ‥そうですか‥」

 

親子に感謝され謙遜するシュンに母親がそんな事ないと言ってシュンのおかげで自分達は怪我一つなく無事だったのだと言って今日此処に居ない主人も妻と子供を助けてくれたシュンに感謝していると言って、アカネもその通りだと同意してシュンの機転のおかげだからと‥充分誇って良いと言い‥シュンは謙遜しながらも納得する。

 

「ねぇおにいちゃん!ぼくたちをたすけてくれたポケモンにあわせて!」

 

「うんいいよ!出て来て、ヒノアラシ!ワニノコ!」

 

「ヒノ!!」

「ワニャ!!」

 

男の子のお願いを聞き入れたシュンはボールからヒノアラシとワニノコを出すと2体は勢い良く出て来る。

 

「わぁ~~!!ヒノアラシとワニノコだぁ~~!!」

 

「ヒノ?」

「ワニャ?」

 

男の子は自分を助けてくれたヒノアラシとワニノコを目をキラキラとさせて喜び、ヒノアラシとワニノコは目の前の子供をなんだ?と言った表情で見つめる。

 

「ねぇ!おにいちゃん!ヒノアラシ達撫でていい?」

 

「うんいいよ!優しく撫でてあげてね」

 

「うん!!よしよし!」

 

「ヒノ~~」

 

男の子のお願いにシュンはいいよと言って優しく撫でてあげてねと言って男の子は言われた通りにヒノアラシの頭を優しく撫でてヒノアラシも気持ち良さそうにしている。

その微笑ましい様子をシュンとアカネ、母親は笑顔で見つめていた。

 

「それでシュンくん。次はどこに行く?コガネにはまだ良い所がたくさんあるで!!」

 

「そうですね‥どうしましょうか」

 

あの後、親子と少し会話した後に周りに居た他の人達もシュンがR団を倒して人質だった自分や人達を助けてくれたトレーナーだと気づくと一斉に集まって来て口々にお礼を言われり、シュンやポケモン達を誉めてくれたり、コガネシティでお馴染みのアカネと一緒だった事もあって色々とからかって来る人も居た。

女性や女の子達はアカネにデートなのと言ってからかいアカネは顔を真っ赤にして照れてしまい、シュンもからかわれたり、可愛いアカネとデートしてるのを羨ましがられたりしたがシュンは照れたりせずに苦笑いを浮かべていた。そしてシュン達は話しも程々にみんなと別れてコガネデパートを出てから‥地下のショッピングモールや、色々なお店を軽い食事をしながら見たりした後に道を歩きながら次にどこに行くのかを話し合っていた。

 

「ん?あれは‥‥」

 

「あぁ!あれはコガネのゲームコーナーや。行ってみるかシュンくん」

 

そしてしばらく歩いているとシュンの目の先に派手な色彩の看板のある建物が見えて、シュンがあれは何だろうと思っているとアカネがコガネのゲームセンターだと説明した後に、次にそこに行くことを決めてゲームセンターの中に入るとけたたましい音が鳴り響きそこでたくさんの人がゲームをしていた。

 

「凄い音ですね‥タマムシシティのゲームセンターも凄かったですけど‥此処も凄いですね‥」

 

「そうやでシュンくん!此処はコイン売り場でコインを買ってスロットやカードめくりをしてコインを増やして景品と交換出来るんや!」

 

「へぇ‥アカネさん少しやって来ても良いですか?」

 

「ええでシュンくん。ウチはあそこの休憩所で待ってるから遊んで来ていいで!」

 

「はい!分かりました」

 

アカネはシュンに向こうの休憩所で待っていると言って遊んで来ていいと言ってシュンも了解して売り場でコインを買ってスロットで遊び始めた。

 

数十分後‥‥。

 

「シュンくん遅いなぁ‥もうそろそろ遊び終わって来てもええのに‥」

 

アカネは休憩所で待っててもいつまでたっても来ない事に不思議に思ったアカネは休憩所から出てゲームコーナーにシュンを探しに行く。

 

「なんや?あそこだけあんなに人だかりが?」

 

するとスロットコーナーに来た時にある1ヵ所のスロットの場所に人だかりが出来ている事に気づいて向かうとそこには‥‥。

 

「また‥揃った‥コインがいっぱいになる‥」

 

そこにはシュンがスロットで遊んでおり、次々に出目が揃いまた777が揃ってしまいコインが箱から溢れてしまう。シュンの左右や後ろにコインのいっぱい入った箱が山積みになっており今も出続けている。

 

「シュンくん!!」

 

「アカネさん?」

 

アカネはシュンが凄いスロットでコインを当てている事に驚きシュンを呼びシュンもアカネが来ていた事に気づく。

 

「シュンくん‥このコインの山はなんやねん‥」

 

「それが‥次から次に揃ってしまいコインがたくさん出て来るんです‥‥」

 

アカネが驚いてそう聞くとシュンはやるたびにスロットの出目が揃い連続で777が出てしまうためコインが次から次に大量に出てしまうと困ったように呟く。

 

「‥‥‥(シュンくん‥意外な特技があったんやな‥)」

 

「あっ!!また揃っちゃった‥‥」

 

アカネはシュンがまたも777を揃えてコインがたくさん出て来るのに困ってるのを横にアカネは内心でシュンの意外な特技に苦笑いで見つめる。

その間もシュンはまた揃えてコインが増えてしまう。

 

「‥あっ‥シュンくん。そろそろ終わりにせぇへんか?」

 

「えっ?」

 

「ほら‥此処のゲームセンターの店長さんも謝っとるし‥この辺で勘弁したってやシュンくん」

 

「はい‥」

 

シュンがスロットで当てまくりコインを大量に出しているためゲームセンターの店長はこれ以上は止めてほしいと地面に手をついて謝っているのを見て、アカネはシュンにそろそろ勘弁してやるように伝えてシュンも言う通りにしてスロットを止める事にする。

そしてシュンはアカネと店長に連れられて今まで取ったコインを景品と交換するために景品コーナーへと来ていた。そこでシュンは幾つかのポケモンに関する道具とコインを交換した。

 

「こんな所で色んな道具が手に入るとは思わなかったよ‥儲けたな」

 

「良かったなシュンくん!」

 

シュンはまさかこんな場所で色んなポケモンに関する道具が手に入るとは思わなかったと言って儲けたと喜び、アカネもシュンに良かったなと微笑む。

 

「これでコインは全部交換出来たかな?」

 

「いえ‥後700枚ほど残っておりますが‥」

 

シュンがこれでコインを全て交換出来たのか確認していると店長が後700枚ほどコインが残っていると教えてくれた。

 

「まだ700枚もあるのか‥どうしようかな?」

 

シュンがまだそんなにコインが有るのが分かりどうしようか考えていると‥あるコーナーが目に入る。

 

「此所のゲームコーナーはポケモンも景品になってるんですね」

 

「はい!復業でやっている育て屋で景品用に育てたポケモン達を取り扱っております」

 

「へぇ、そうなんですか‥それにしても色んなポケモンが居るな‥」

 

シュンは景品コーナーの一角にポケモンも景品として扱われている事に気づき、店長いわく復業でやっている育て屋で景品用に育てたポケモンを取り扱っている事らしい。

シュンは聞きながらも景品コーナーのポケモンを眺めていた‥ケーシィ、サンド、カラカラ、ミニリュウと数多いポケモンが並べられていた。

 

「シュンくん、残りのコインでポケモンと交換するんか?」

 

「う~ん‥どうしよう。見たところ持ってるポケモンばっかだし‥」

 

シュンがそう言いながらどうしようかと迷っていると‥‥。

 

「ん?あれは‥‥」

 

シュンは景品コーナーのポケモンが並んでいる場所の端にあるポケモンに気づく。

 

「‥ア~ボ‥‥」

 

そこにはアーボがしょんぼりとした様子でたたずんでいた。

 

「あのアーボ‥何だか元気がなさそうだけど‥‥」

 

「あぁ‥あのアーボは随分前に育て屋から入って来て此処に居るのですが‥コインを交換しに来た客にも相手にされずに此処に居るのです‥あのアーボと同じ時に入って来たポケモン達は既に交換されていったのに‥そのアーボだけはずっと此処に残っているのです‥選ばれないだけならまだ仕方ないと思えるのですが‥時には酷い言葉を言われたりと色々と可哀想な目にもあっておりまして‥このまま後数日の間に貰われないのであれば育て屋に戻そうと検討しているところです‥‥」

 

シュンがアーボに疑問を持っていると‥店長からアーボについての説明を聞く‥それは今までのアーボの境遇でアーボが元気がないのには十分な理由のある話しであった。

 

「そうなんですか‥ちなみに酷い言葉とはいったい?」

 

「はい‥何でも気持ち悪いとか目障りだから早くこの店から撤去しろとか等の苦情を言われた事もありました‥」

 

「ひどい!貰われへんだけなら仕方ないけど‥そんな事を言うやなんて!!」

 

アーボに浴びせられた酷い言葉の数々を聞いたアカネは怒り、シュンも静かに怒りを募らせる。

シュンは黙ってアーボの所へと向かう‥‥。

 

「アボ‥‥」

 

アーボもシュンが来たことに気づくが‥どうせまた酷い言葉を言われるだけで選ばれはしないのだと思い顔を俯かせる。シュンは後ろの店長へと振り返り‥‥。

 

「店長さん‥決めました!」

 

「はい?」

 

シュンはそう言うとアーボに向き直る‥そして‥。

 

「ちょうどこのアーボと交換に必要なコインも700枚だし‥残りのコインとこのアーボを交換します」

 

「アボ!!」

 

「えっ!よろしいんですか!!」

 

「はい!ぼくがこのアーボを貰います‥いいかいアーボ?」

 

「アボ!!アボ~~!!」

 

「おっと‥ハハッ!よしよし!」

 

シュンが残りのコインでアーボを貰う事に決めると店長とアーボも驚き、シュンはアーボにもいいかと聞くとアーボは涙目になり声を震わせて喜び思わずシュンの腕から顔の部分に抱きつくように巻き付く‥そんな嬉しそうなアーボの様子にシュンは苦笑しながらアーボを優しく撫でてアーボもシュンの手にすり寄る。

 

「やっぱりシュンくんは優しいなぁ!アーボの事を聞いてほっとく事ができへんかったんやろ」

 

「本当に優しいお人なんですね。あの方にならアーボを安心して任せられます!これで私達も肩の荷がおりました」

 

アカネは相変わらずのシュンの優しさに微笑み、店長もアーボの事を想ってくれる優しいシュンにならアーボを任せられると、これで肩の荷もおりたと安心する。

 

その後、シュンは店長からアーボのモンスターボールを貰ってゲームセンターを出てデートの続きを再開する‥現在、シュンは手持ちが6体でいっぱいのためアーボはオーキド博士の所に転送される。

ゲームセンターを出た後にシュンとアカネは軽く昼食を済ませて道を歩いていた。

 

「シュンくんは本当に優しいなぁ!」

 

「そんな事‥ぼくはただアーボをほっとけなかっただけで‥」

 

「フフフ。謙遜するところもシュンくんらしいで!」

 

軽い昼食の後に先程のゲームセンターでの出来事を話しながらシュンとアカネは楽しそうに歩き、う次はどこに行こうかと話していると‥‥。

 

「あっ!!居た居た!お~~い!」

 

後ろからシュンとアカネを呼ぶ声に振り向くと、こちらに向かい眼鏡をかけた男性が走って来ていた。

 

「なんや!市長の秘書さんやないの!どうしたんや?」

 

「ハァ‥ハァ‥君達をずっと探して街の中を走っていたんだ‥コガネジムの人達に聞いても朝早く出掛けたって言うし、それであちこち聞いて探していたんだ!!」

 

「はぁ?それで僕達に何の御用で探していたんでしょうか?」

 

シュンは自分達を探していたという市長の秘書の話しを聞いて自分達に何か御用があるのかと訪ねる。

 

「あぁ‥実はね、コガネフェスティバルに襲撃してきたR団達を倒して街のみんなやポケモン達、フェスティバルを守ってくれた君とアカネさんを街を挙げて表彰しようと言う話しが決まったんだ!」

 

「えぇ!!そんな突然過ぎますよ!!いきなり街を挙げての表彰式なんて!!」

 

「そうや!!事前にそんな知らせも受けてないで!!」

 

秘書からの自分達への表彰の話しを聞いて突然の話しに驚き、アカネも事前にそんな知らせを受けてもいないと慌てるように言う。

 

「あぁ‥何せR団の襲撃でフェスティバルは中止になってしまったからね。その事は残念だけどもしR団によって被害が出ていたら二度と開催されなくなっていたかもしれない‥そこで!R団を倒してくれた君達に感謝を込めて街を挙げての表彰が決まったんだ!!それにシュンくんは話しを聞くとジョウトリーグの参加を目指してバッジ集めの旅をしていると言うし‥いつまでこの街に居るかも分からないからと急遽決まったんだ!それで君達を探していたんだ」

 

「そうだったんですか‥」

 

「‥‥それで、準備とかは出来てるんか?急遽表彰するのが決まったんやろ?」

 

秘書からその事についての説明を聞かされてシュンはそうだったのかと納得し‥アカネはシュンがいつまでこの街に居るか分からないという部分で一瞬、顔を俯かせた後に準備は出来ているのかと訪ねる。

 

「あぁ!もう準備は出来てるんだ!フェスティバルの会場だったコガネ公園に簡単な会場を整えてある。後は君達さえ来れば始められる、さぁ!一緒に来てくれ!!」

 

「えっと‥ぼくは表彰なんてそんなら大それたこと‥」

 

「ええやないかシュンくん。表彰されるのに相応しい行いをしたんやから!さっ行くで!!」

 

「アッ、アカネさん!!」

 

遠慮がちのシュンにアカネは後ろからシュンの肩を押して秘書に連れられて会場のコガネ公園へと向かい中に入り、フェスティバルの会場だった広場に簡単な表彰式の舞台の準備がされていてその回りには人質にされていた観客だった人達やその家族や恋人や友達、街の人達がシュンとアカネに感謝しておりシュンとアカネが来た事に気づくと盛り上がりみんな次々にお礼を言う。

 

「みんな!!R団から俺達を助けてくれたヒーローが来たぞ!!」

 

「フェスティバルを守ってくれてありがとう!!」

 

「「「シュンく~ん!!!」」」

「「「アカネちゃ~ん!!」」」

 

みんな次々にシュンとアカネの2人にお礼を言って、シュンやアカネに感謝しており手を振っている。

 

「あわわ!!こんなにたくさんの人が来ているなんて!!」

 

「驚くことないさ!みんな君達には感謝しているんだから!」

 

「そうやでシュンくん!ここは堂々としてていいんや!」

 

シュンがたくさんの人が来ている事に驚き、そんなシュンにみんなシュン達に感謝しているのだから当然だと言ってアカネも同意して堂々としていいんやと言って周りの人達に手を振っている。

 

「おぉ!よく来てくれたアカネくん、そしてシュンくん!よく来てくれたね」

 

「市長さん!!」

 

「さぁ、もう準備は出来てるよ。これで表彰式が開始できる」

 

そう言ってシュンとアカネを表彰式のために用意した簡単な舞台の上へと連れて行く。

そしてシュンとアカネの表彰式が始まる。

 

「『表彰‥シュン殿、アカネ殿、あなた達はR団から我が街の伝統あるコガネフェスティバルを救い、街の人々やポケモン達を救ってくれた事に感謝し、その勇気とポケモンを想う愛情に敬意を表しここに表彰状を送ります』‥本当にありがとう。アカネくん、シュンくん」

 

「「ありがとうございます!!」」

 

ワァ~~~パチパチパチ!!!!!!

 

市長が表彰状を読み上げ、シュンとアカネに表彰状を渡し2人に再度お礼を言い、シュンとアカネもお礼を返し表彰状を受け取るとシュンとアカネの表彰式に来ていた人達も一斉に拍手してシュン達に感謝し称えている。

 

「そして人質になっていた自分達を助けてくれた2人に感謝の印にと育て屋の老夫婦のお二人からお礼の品を授与したいとの事です。それではお二方お願いします」

 

そして表彰状を受け取ったシュン達に次は人質になっていた観客達の中に育て屋の老夫婦が居て、自分達を助けてくれたシュン達に感謝の印として育て屋の老夫婦からお礼の品が授与されると言う。

そして表彰台の上に上がって来た老夫婦は笑顔を浮かべながらその手にタマゴらしき物を持っていた。

 

「私達夫婦をR団から助けてくれた君達2人に感謝の印に私達の育て屋で取れたポケモンのタマゴを送ります」

 

「本当にありがとうね2人とも。さぁ、受け取って」

 

育て屋の老夫婦は笑顔で感謝の印にと持っていたポケモンのタマゴをシュンとアカネに手渡す。シュンとアカネは茶色に白色の縞模様の入った2つのタマゴを受け取った。

 

「おじちゃん、おばちゃん!!ありがとうな!!とっても嬉しいで!!」

 

「ありがとうございます‥‥でもポケモンのタマゴなんて貴重な物を貰っていいのかな?」

 

「どういたしまして‥アカネちゃん、シュンくん」

 

「シュンくん‥そんな事気にしないで大丈夫だよ!うちにはトレーナーのポケモン以外のポケモンも育てていてポケモンのタマゴもたくさんあるんだよ!だから私達の感謝の気持ち受け取ってもらえるかな?」

 

「はい‥そういう事ならありがたく受け取らせていただきます。これがポケモンのタマゴ‥初めて見た‥温かい‥」

 

シュンは育て屋の老夫婦の感謝の気持ちを素直に受けてポケモンのタマゴを受け取り、タマゴを受け取り優しく抱きしめるとポケモンのタマゴを始めて見るシュンは‥抱きしめているタマゴから感じる温かさと命の鼓動に感動していた。

そして老夫婦がお礼のポケモンのタマゴをシュン達に渡すと表彰台から降りて行くとまた市長が上がって来る。

 

「続いてR団を倒しコガネシティの人々やポケモン、伝統を守ってくれたシュンくんをこの街の名誉市民に任命したいと思います」

 

ワァ~!キャァ~!パチパチパチ!!!!

 

そして続いて市長からシュンをコガネシティの名誉市民に任命すると宣言するとシュンの表彰式を見に来ていた街の人達はそれを聞いても再度盛り上がり歓声を上げて拍手をしている。

 

「名誉市民ですか‥それって‥」

 

「文字通りコガネシティの住人や他の街の人なんかがコガネシティのために貢献した人が任命される栄誉ある称号の事や!ちなみにジムリーダーのアタシも名誉市民になっとるんやで!!」

 

「街のために貢献したなんて‥ぼくはそんな大それた事は‥」

 

「謙遜する必要はないよシュンくん。君は名誉市民になるに相応しい事をしたんだ。街の人達も誰一人不満に思ってる者は居ないよ!」

 

謙遜するシュンに市長はシュンが名誉市民になるに相応しい行いをしたと言い街の人達も全員納得しており不満に思ってる者は居ないとシュンに説明する。

市長の言う通り表彰式に来ている街の人達は誰一人不満な表情をしておらずに寧ろシュンが名誉市民になるのを喜んでいるようであった。

コガネシティの人達はR団からこの街の人達やポケモン、フェスティバルを救ってくれたシュンが名誉市民に任命されるのは当然であると思っているからである。

みんなはシュンが任命される事に盛大な拍手で祝う。

 

「皆さん‥ありがとうございます!!」

 

「それではシュン殿、あなたを我がコガネシティの名誉市民に任命し名誉市民証と記念メダルを贈呈します」

 

「ありがたく受け取らせていただきます」

 

ワァ~!パチパチパチ!!!

 

シュンが名誉市民証と記念のメダルを受け取るとみんな拍手でシュンの任命を心から祝福している。

 

「これにて‥シュン殿、アカネ殿の表彰式、及び名誉市民の授与式を終了したいと思います。本日はお集まりいただき誠にありがとうございました」

 

「「ありがとうございました」」

 

パチパチパチ!!!!

 

これでシュンとアカネの表彰式と授与式が終了し、市長とシュン、アカネが本日集まってくれたみんなにお礼を言って頭を下げる。街のみんなは拍手をして表彰式は終了するのであった。

 

 

「いやぁ‥本当に驚きました。まさか自分のためにコガネシティの皆さんが表彰をしてくれてその上、名誉市民に任命してくれるなんて‥‥」

 

「あはは‥いきなりで悪かったなぁシュンくん!!でもみんなそれだけシュンくんには感謝してるって事や!!」

 

あの後、シュンとアカネは表彰式が終了すると来てくれ街の人達も解散して会場の片付けも市長や秘書のスタッフ達に任せて2人は再びデートを再開していた。

シュンは突然の自分の表彰に驚いており、アカネも苦笑しながらもみんなそれだけシュンに感謝しているのだと微笑む。

 

「それにポケモンのタマゴまで貰えて本当に嬉しいです」

 

「ほんまやなぁ!ウチも嬉しいで!どんな子が生まれてくるのかほんまに楽しみやで!!」

 

アカネはそう言ってケースに入ったポケモンのタマゴを嬉しそうに笑顔で抱きしめている、シュンもポケモンのタマゴが貰えて嬉しくてどんなポケモンが生まれるのかワクワクしている。

 

そうしてしばらくシュンとアカネが歩いていると‥‥

 

「おっ!居た居た。お~い、待ってくれ~!!」

 

先程のように後ろから自分達に声を掛ける男の声が聞こえて来る。

 

「今度はなんや?」

 

アカネはまたも自分達のデートに横やりが入り少々不満になりつつも後ろを向きシュンも振り向くとそこには‥‥。

 

「お~い!!」

 

そこには緑色の短髪に紳士服のような服装の青年がシュン達の元へと走って来る。

 

「はぁ‥はぁ‥ようやく追い付いた‥」

 

「あんたは確か‥ウチと同じフェスティバルの審査員をしとったポケモン研究家の‥えっと?」

 

「そうや!!ぼくはマサキ!!ポケモン研究家のマサキや!!」

 

青年はやっとシュン達に追い付き走って来たため息切れを起こして深呼吸をしており、アカネは目の前に居る青年に見覚えがあり確か自分と同じでフェスティバルの審査員をしていたポケモン研究家である事に気づくが名前を思い出せない、すると見かねて青年がマサキと自分の名を名乗る。

 

「マサキ‥マサキってもしかしてカントーで有名なポケモン研究家の灯台守のマサキさんですか?」

 

「よぅ知っとるな!!そうや、ぼくがポケモン研究家のマサキや!!よろしくなシュンくん!」

 

シュンはマサキの名に聞き覚えがありそう訪ねるとマサキはそうだと言ってシュンによろしくと挨拶する。

 

「そんな有名なポケモン研究家の人がウチらに何の用なんや?」

 

「君達と言うより君に用があって追い掛けて来たんやシュンくん!」

 

「ぼくにですか?」

 

「あぁ!先ずはお礼を‥R団に襲われてたぼくを助けてくれてほんまにありがとう!」

 

アカネがそんなに有名なポケモンの研究家が自分達に何の用なのかと聞くとマサキは2人と言うよりシュンに用があって追い掛けて来たと言って、マサキは自分をR団から助けてくれたシュンにお礼を言う。

 

「どういたしまして‥それでわざわざお礼を言うために追い掛けて来たんですか?」

 

「それもあるけど実はシュンくんにお願いが有ってきたんや」

 

「お願いですか?」

 

「あぁ!実はぼくジョウト地方のポケモンを研究するために此処コガネにあるぼくの別荘に来て研究してるんや!ポケモン学会に発表する資料の作成やらそのポケモンの住む環境についても調べるために明日から出掛けないといけないんや!」

 

「それがシュンくんへのお願いとどんな関係があるんや?」

 

「あぁ、それでシュン君にお礼も兼ねてあるポケモンを譲りたいんや!」

 

「ポケモンをですか‥‥」

 

「あぁそうや!シュン君に譲りたいポケモンはこのポケモンや!出て来るんやイーブイ!」

「ブイ!!」

 

マサキはジョウト地方のポケモンの研究のためにもコガネにある別荘に来ており、ポケモン学会に発表する資料やポケモンの生息する環境についても調べるために明日から出掛けないといけないと説明すると、アカネはマサキにシュンへのお願いの話しとどんな関係が有るのかと聞きマサキはシュンにお礼も兼ねてあるポケモンを譲りたいと言い、マサキはシュンに譲るポケモンをボールから出してボールから茶色に所々に白い毛並みの小さなポケモンが飛び出して来る。

 

「このポケモンはイーブイ!」

 

シュンは出てきたポケモン‥イーブイにポケモン図鑑を向ける。

 

【イーブイ‥‥しんかポケモン。周りの環境に合わせて‥体の作りを変えていく能力のポケモン‥色んなタイプのポケモンに進化する可能性を見せている‥‥】

 

「きゃぁ~!イーブイ可愛い!!」

 

「ブイブイ!!」

 

図鑑にイーブイのデータが表示されてボールから出てきたイーブイにアカネは可愛いとメロメロになりイーブイも可愛く笑顔で反応する。

 

「マサキさん‥どうしてぼくにイーブイを?」

 

「あぁ‥理由は3つある!1つはフェスティバルの時にR団からぼくを助けてくれたお礼や!」

 

どうして自分にイーブイをと訪ねるとシュンにマサキは理由は3つあると言って話し始める1つ目はフェスティバルの時にR団から自分を助けてくれたお礼だと言う。

マサキはとある縁でフェスティバルの審査員を勤める事になり、審査員をしていた所にR団が襲って来てシュンのおかげで助かったそのお礼だと言う。

 

「2つ目はぼく自身これから忙しくてそのイーブイの面倒を見てる暇がないんや‥」

 

2つ目の理由はマサキ自身がこれから研究や発表などで忙しくイーブイの面倒を見ている暇がないと言う。

 

「そのイーブイはとある研究家とのツテで自分の元に来たんやけど‥ぼくはこの通り忙しくて殆どボールから出していないんや!ボールから出す時も食事の時だけやし、これじゃあイーブイが可哀想と思ってな、そこでシュン君にイーブイを任せたいんや!!」

 

とある研究家とのツテで自分の元へと来たイーブイだったがマサキはこの通り研究などで忙しく殆どボールから出しておらず、出ている時も食事の時だけでこれではイーブイが可哀想だと思いそこでシュンにイーブイを任せたいのだと説明する。

 

「イーブイをぼくに‥」

「ブイ?」

 

マサキのお願いを聞いてシュンはイーブイを見つめイーブイもシュンに見られている事に気づいてシュンを見つめる。

 

「どうしてぼくに‥マサキさん程の人なら他にイーブイを任せられる人も居るでしょう?」

 

シュンは疑問に思っていた‥マサキ程の有名なポケモン研究家なら他にイーブイを任せられる程のツテや人脈もあるだろうと‥それなのにどうして自分にイーブイを任せるのかと訪ねる。

 

「まぁな‥だけどぼくはシュン君にイーブイを任せたいと思ったんや!」

 

「えっ?」

 

「どうしてなんや?」

 

シュンにそう聞かれてマサキは同意しつつもそれでもシュンにイーブイを任せたいと思ったというマサキにシュンはえっ?となり、アカネはどうしてなのかと訪ねる。

 

「それが3つ目の理由や!ぼくがR団に人質になってた時、R団がポケモンを道具だと酷い事を言ってた時に他のみんながR団に言い負かされて臆してしまってたのに‥君だけは臆する事なく反論した‥ポケモンは道具なんかじゃない!君にとってはポケモンは大切な家族だと‥」

 

3つ目の理由は自分がR団の人質になっていた時にR団がポケモンを道具扱いする酷い言葉に他の人達がR団に言い負かされて臆してしまい反論出来ずにいる中、シュンだけが臆する事なく反論した。

ポケモンは道具などではなく‥シュンにとってポケモンは大切な家族だと‥。

 

「君のその言葉を聞いてみんな勇気を貰ったんや!迷いを振り切って自分達にとってポケモンは大切な存在だと気づけた‥ぼくは君のその言葉に感動した‥そしてポケモンを家族だと言う君ならイーブイの事も大切にしてくれるやろうと思ったんや!」

 

シュンのその言葉を聞いてみんな勇気を貰ったのだと‥迷いを振り切り自分達にとってポケモンは大切な存在だと気づけた‥マサキはシュンのその言葉に感動し、ポケモンを家族だと思っているシュンならイーブイの事も大切にしてくれるだろうと思ったと言う。

 

「どうや?イーブイの事、頼まれてくれへんか!ぼくは誰でもない君にイーブイを任せたいんや!」

「ブイ‥‥」

 

マサキは改めてシュンにイーブイを頼むようにお願いする‥他でもないシュンに任せたいと‥‥イーブイも不安そうにシュンを見つめている。

 

「‥‥」

 

シュンはマサキの言葉を聞いてただ黙ってイーブイの前に座り込みイーブイを見つめる。

 

「イーブイ‥君はどうなの?ぼくがトレーナーでもいいのかい?」

「ブイ~~?ブイ!!」

 

イーブイの頭を優しく撫でてからシュンはイーブイに自分がトレーナーで良いのかと訪ねるとイーブイは少し頭を傾けた後にイーブイはシュンの優しさが伝わったのか笑顔で頷いた。

 

「うん!マサキさん。喜んでイーブイを引き取らせてもらいます」

 

「ほんとかシュン君!!」

「ブイ!!」

 

「はい!イーブイはぼくが責任を持って育てます。マサキさんのご好意ありがたくいただきます」

 

「ありがとなシュン君!!」

 

「ブイ!」

「おっと‥ハハ!これからよろしくねイーブイ!」

「ブイ!」

 

シュンはイーブイを引き取る事を決めるとマサキとイーブイは喜び、シュンはイーブイを責任持って育てる事を誓い、マサキの好意をありがたく受け取ると、マサキもシュンにお礼を言いイーブイもシュンがトレーナーになってくれて嬉しかったからか思わずシュンの胸に飛びつきシュンは慌ててイーブイを受け止めると少し苦笑した後にイーブイにこれからよろしくと言いイーブイも笑顔で頷く。

 

「良かったなシュン君」

 

「はい!」

 

アカネは笑顔で祝福しシュンも笑顔で喜ぶ。

そしてその後、一度マサキの持ってるボールのリリースボタンを押してイーブイを逃がしシュンの持つモンスターボールを軽くイーブイに当てるとイーブイはボールに吸い込まれ一度も抵抗の証であるボールが揺れる事なくシュンにゲットされた。

 

「これからよろしくねイーブイ!」

 

シュンがそう言った後に現在シュンの手持ちが6体のためイーブイのボールはオーキド博士の元へと転送された。

 

「それじゃシュン君!イーブイの事よろしくお願いするわ!後助けてくれて本当にありがとう。それじゃ自分はこれから出掛ける仕度があるからこれで失礼するで、それじゃ!」

 

「はい!イーブイを譲っていただきありがとうございました」

 

マサキはイーブイの事を改めて頼んだ後に再度助けてくれたお礼を言うと、マサキは出掛ける仕度をするためにこれで失礼すると言って走って去っていきシュンもイーブイの事でお礼を再度言ってマサキと別れた。

 

「フゥ‥すいませんアカネさん!自分の事で長々と待たせてしまって‥‥」

 

「ええって!それだけシュン君に感謝してる人が多いって事やしな!!」

 

マサキに別れの挨拶を済ました後にシュンはアカネへと向き直り自分の事で長い時間待たせてしまった事を謝り、アカネは大丈夫だと言ってそれだけシュンに感謝してる人が多いって事だからと嬉しそうに言う。

 

「ありがとうアカネさん。それじゃ次はどこに行きましょうか?」

 

アカネにお礼を言ってシュンは次にどこに行こうかとアカネに聞く。

午前9時頃からデートを始めて色々な場所を周りその間に色々と有って現在時計は午後2時を回っていた。

 

「そうやなぁ~、あらかたコガネの有名所も見て回ったしどうしようかな~‥‥そうや!!」

 

粗方のコガネシティの名所を周り、次はどこに案内しようかと考えているアカネ‥そしてとある事を思い付く。

 

「アカネさん?」

 

「シュンくん!ちょっとコガネの街から離れてまうけど良い所に案内したるで!!」

 

そう言ってアカネはシュンをその場所まで案内しようと歩き出す。

 

「えっと?アカネさん‥いったいどこへ行くんですか?」

 

アカネに連れられてしばらく歩いていたシュンは景色も変わり、コガネシティの都心部からだいぶ離れて山の上を歩いており、おそるおそるどこに行くのかと訪ねる。

 

「この先にな!ウチの知り合いのやってるミルタンクの牧場があんねん」

 

「ミルタンクの牧場ですか?」

 

「そうや!そこの牧場で取れるミルタンクのミルクは栄養満点でなぁ!オマケに味もピカイチや。その美味しいミルクをシュンくん達にご馳走したるわ!美味しいミルクをたっぷり飲んでコンディションをバッチシにして明日のジム戰に挑んでやシュンくん!」

 

「ありがとうございますアカネさん!!」

 

するとアカネはこの先に知り合いの経営しているミルタンクの牧場があると話し、そこで取れるミルタンクのミルクは栄養満点で美味しいのでシュン達にご馳走してあげるということで、美味しいミルクを飲んでポケモン達のコンディションをバッチシにして明日のジム戰に挑んでほしいという心遣いに感謝してシュンは笑顔でお礼を言う。

 

そんな話しをしながらしばらく歩いていると広大な草原に木の柵が建てられその向こうにたくさんのミルタンクが居て、草を食べていたり寝そべっていたり気持ち良さそうに眠っていたり仲良く遊んでいたりとたくさんのミルタンクが思い思いに過ごしていた。

 

「わぁ~‥凄いたくさんのミルタンク!まさにミルタンク牧場ですね」

 

シュンは広大な草原にたくさんいるミルタンクを見て感動しまさにミルタンクの牧場だと思う。

 

「あっ!!お~い!ハワードじいちゃん~!!お~い、じいちゃ~ん!!」

 

「よう~!!アカネちゃ~ん!!」

 

しばらく柵づたいに道を歩いているとアカネが誰かに気づいて片手を大きく振ってその人の名を呼ぶ‥シュンもそちらに視線を向けると牧場の中でテンガロンハットを被った老人が藁を備中鍬で山積みに集めており老人も気づいてアカネに手を振る。

 

「じいちゃん!遊びに来たで!」

 

「いらっしゃいアカネちゃん。よく来たのぉ」

 

おじいさんはアカネが来たことに気づくとシュン達のいる柵の近くへと行き、遊びに来たと言うアカネに笑顔でよく来たのと応える。

 

「じいちゃん、紹介するで!彼はシュンくん。じいちゃんも知っとると思うけど‥ウチと一緒にR団と戦ってくれたんや!!」

 

「シュンです。はじめまして!」

 

「おぉ!君がR団を倒してくれた少年か!話しは聞いとるよ。大したもんじゃ!わしはハワード、よろしくのぉ」

 

アカネはシュンをハワードじいちゃんに紹介しシュンも挨拶すると‥ハワードじいちゃんもR団を倒してくれたシュンの話しを聞いており大したものだとシュンを誉めると自身もシュンに自己紹介する。

 

「今日はシュンくんにコガネの街の色んな場所を案内しとんのや!それでシュンくんに此処の美味しいミルクをご馳走したくて来たんや!今、大丈夫かじいちゃん?」

 

「もちろんじゃよ。ちょうど作業も今、終わったところじゃ!ウチのミルクをご馳走しよう。さっ、おいで!」

 

「ありがとうじいちゃん!」

「ありがとうございます!!」

 

アカネのお願いをハワードじいさんは快く引き受け、アカネとシュンはお礼を言う‥そして2人はハワードじいさんに連れられて牧場の中にある家へと案内される、家の隣にある建物は倉庫のようである。

 

「さっ!ウチの自慢のミルクじゃ。飲んどくれ!」

 

「これがミルタンクのミルク。美味しそうですね」

 

「シュンくん、せっかくやからシュンくんのポケモン達にも飲ませたりや!」

 

「そうですね。みんな出て来て」

 

ハワードおじいちゃんは3人分のミルクの入ったコップと色んな器に入ったミルクをおぼんに乗せてシュンに提供し、シュンは初めて見るミルタンクのミルクに目を輝かせているとアカネがシュンにポケモン達にも飲ませるように言い、シュンは同意してみんなをボールから出す。

 

「ヒノ!」

「ワニャ!」

「チコ!」

「リル!」

「レディ!」

「ソウ!」

 

「みんな、ハワードさんが出してくれたミルクをいただこう。ハワードさんご馳走になります」

 

「うむ。たんと飲みなさい」

 

「はい!いただきます。ウムッ‥美味しい!!」

 

「ヒノ~」

「ワニャ~」

「チコ~」

「リル~」

「レディ~」

「ソウ~」

 

シュンとヒノアラシ達はミルタンクのミルクのその美味しさに目を輝かせて喜ぶ。

 

「素朴で喉ごしがあってほんのりとした甘さ、最高です!」

 

「そうやろ!ここのミルクは最高なんや!」

 

「ウチのミルクをそんなに誉めてくれるなんて嬉しいのぉ~。どうじゃもう1杯」

 

「遠慮はいらんでシュンくん、どんどん飲みや!」

 

「はい!お言葉に甘えて頂きます」

 

ミルタンクのミルクの味わいに感激したシュン‥アカネの言う通り最高だった‥ハワードじいさんは自分の牧場のミルクをそんなに誉めてくれるシュン達に嬉しくて笑顔でシュン達にもう1杯どうじゃと進め、アカネにも遠慮しないで飲むように言われ、シュンはお言葉に甘えておかわりを貰う。

ヒノアラシ達も美味しそうにごくごくとおかわりのミルクを飲んでいる。

 

「ウチ!チーズ食べよっと!シュンくん達も食べるやろ?じいちゃん貰って来るで!」

 

「おう!」

 

そう言ってアカネは倉庫にチーズを取りに行った。

 

「すいませんハワードさん。ミルクだけでなくチーズまでご馳走になって‥」

 

「良いんじゃよ。遠慮しないでたんと食べなさい」

 

ミルクだけでなくチーズまでご馳走になってしまい悪いと思うシュンにハワードじいさんは遠慮しないでたんと食べるように言う。

 

「お待たせや!これがじいちゃんの牧場で作ったチーズやで!!」

 

「いただきます!う~ん!!チーズも濃厚でとても美味しいです!!」

「チコ~」

「ヒノ~」

「ワニャ~」

「レディ~」

「リル~」

「ソウ~」

 

アカネが倉庫から持って来た大きいホールチーズをテーブルに置くとアカネがナイフで切り分けてくれる‥シュンはナイフで小さく切ってフォークで食べると、そのチーズの濃厚な味わいと舌でとろけるようなチーズのコクにほっぺたが落ちそうな程美味しく笑顔になりチコリータ達もその美味しさに喜ぶ。

 

「ご馳走さまでした!ミルクもチーズも本当に美味しかったです」

 

「やっぱりじいちゃんの牧場で取れるミルクとチーズは最高やで!」

 

「ホッホッ!!ありがとうアカネちゃん、シュンくん」

 

シュンはチーズとミルクを食べ終わりナイフとフォークを置いてご馳走さまでしたと言って、アカネもやっぱりじいちゃんの牧場のミルクとチーズは最高やと言い、2人のそんな言葉を聞いたハワードじいさんは笑顔で2人にお礼を言う。

 

「それにしてもアカネちゃんがまさかボーイフレンドを連れて来るとはのぉ‥びっくりしたわい」

 

「えっ?」

 

「なっ///!!なに言ってんねんじいちゃん!!!シュンくんとはそんなんじゃないで////!!!」

 

ハワードじいさんの突然の一言にシュンはキョトンとした表情になり、アカネは顔を真っ赤にしてテレて慌てて否定する。

 

「なんじゃ?違ったのか‥わしはてっきりアカネちゃんにステキなボーイフレンドが出来たと思ってたんじゃがの。しかしアカネちゃんのその反応を見る限り全くの見当違いというわけでもなさそうじゃのぉ~!」

 

「だから違うって言うてるやろ///!!やめてぇなぁじいちゃん////!!」

 

「あはは‥‥」

 

ハワードじいさんはアカネの否定の言葉にてっきりアカネに素敵なボーイフレンドが出来たのかと思っていたのだが違うのだと分かるが‥アカネの顔を真っ赤にして言う様子に全くの見当違いというわけでも無さそうだと笑みを浮かべて言い、アカネはますます顔を真っ赤にして否定しその2人の様子をシュンは苦笑いをしながら見つめている。

 

「シュンくん!アカネちゃんは少々落ち着きがなくておてんばじゃがとっても良い子なんじゃよ!じゃからぜひ仲良くしておくれ」

 

「はい!」

 

「もう////!!いい加減にしてぇな///!!!」

 

ハワードじいさんは改めてシュンにアカネは少々落ち着きがなくておてんばだけどとても良い子だから仲良くしてほしいとお願いし、シュンもハワードじいさんのアカネを思う優しい気持ちを感じて笑顔で頷き、そんな2人の話しを聞いていたアカネはさらに顔を真っ赤っかにして恥ずかしさで少し涙目になり叫ぶ。

 

そしてその後もシュン達はミルクやチーズを食べながら色々な話題を楽しく会話しながら過ごしていると‥‥。

 

「さてと‥それじゃ仕事の続きに戻るかの‥アカネちゃんとシュンくんはゆっくりしていておくれ!」

 

「大丈夫かじいちゃん?最近、腰が痛いって言うてたやろ?今日はもう止した方がええんちゃう」

 

「なに、大丈夫じゃよ。よっこいしょっと(グキッ!!)ハゥ!!」

 

ハワードじいさんはアカネとシュンにゆっくりしているように言うと牧場の仕事の続きに戻ろうと机に手を置いて立ち上がろうとする。

そんなハワードじいさんをアカネは心配するが本人は大丈夫だと言って体を真っ直ぐにして立ち上がろうとしたその時真っ直ぐにしようとした腰からグキッ!と嫌な音が鳴り響く。

 

「じいちゃん!!」

「ハワードさん!!」

 

腰からグキッとなり痛み出したハワードさんは机に片手を支えて痛む腰を抑えておりアカネとシュンは慌てて駆け寄る。

 

「アイタタ‥腰が‥」

 

「大丈夫かじいちゃん!!ほらだから言うたやろ。シュンくん!じいちゃんをベッドに運ぶから手伝ってくれる」

 

「はい!」

 

腰を抑えて痛みに呻くハワードじいさんを支えてシュンにベッドに運ぶのを手伝ってとお願いすると、シュンも片側からハワードじいさんの腕を支えて隣の部屋のベッドへと運びハワードじいさんの腰に負担をかけないようにうつ伏せに寝かせる。

 

「アイタタタ‥‥」

 

「ぎっくり腰やね‥じいちゃん無理しすぎや。ゆっくり休みぃ!うちシップ取って来るからシュンくん、じいちゃんを見ててや」

 

「分かりました」

 

ハワードじいさんはうつ伏せに寝て痛む腰に呻き、アカネはハワードじいさんの症状を見てぎっくり腰だと気づき、無理のしすぎだからゆっくり休むように言ってシュンにシップを取って来るからハワードじいさんを見ているようにお願いしシュンも頷く。

 

「ハワードさん、大丈夫ですか?」

 

「なぁに!これくらいどうって事ないわい!それよりミルタンク達の世話をしないと‥アイタタタ!!」

 

「駄目ですよハワードさん!安静にしてないと!!」

 

シュンがハワードに大丈夫かと聞くとハワードじいさんはこれくらいはどうって事はないと言ってミルタンク達の世話をしないとと起き上がろうとして腰に痛みが走り、シュンは慌てて起き上がろうとしたハワードじいさんに駆け寄り安静にするように言って寝かせる。

 

「しかし‥今日中に残っている仕事を片付けないと‥‥」

 

「なに言ってんねんじいちゃん!ぎっくり腰なんやから休んでなきゃ駄目やで!」

 

そこにシップを持ったアカネが戻って来てハワードじいさんに休んでなきゃ駄目だと言う。

そしてアカネはハワードじいさんの腰に優しくシップを張って取れないように包帯を軽く巻いていく。

 

「これで良し!じいちゃん。安静にしてないとアカンで!」

 

「すまんのぉ‥アカネちゃん。フゥ~少し楽になったわい」

 

「これくらいなんて事ないわ!それより医者にも電話しといたで!後で来てくれるそうや」

 

ハワードじいさんの治療が終わった後に安静にするように言い、ハワードもアカネにすまなそうに礼を言うとアカネはこれくらい何でもないと言った後に、医者に電話を済ませてハワードの牧場は街から少し離れているため症状もただのぎっくり腰と言うことで少し後に来てくれるという事である。

 

「だからもう今日はおとなしくしとき!じいちゃんは無理しすぎたんや!」

 

「しかし‥今日は、後どうしてもやっとかなければならない仕事があるんじゃ‥」

 

「やらなければならない仕事って何ですか?」

 

「じいちゃんは朝は牧場やミルタンク達の小屋の手入れや掃除、ミルタンク達のご飯や寝床に使う干し草を積み上げたりして、昼食を済ませた後にミルクを取るミルタンク達の体を洗ってからミルクを取るんや。じいちゃんは毎日こういう風に仕事をしてるんや」

 

アカネに今日はおとなしくしているように言われたハワードじいさんは今日は、後どうしてもやらなければいけない仕事があると言い、シュンが訪ねると‥アカネがハワードじいさんがいつもやっている仕事とその工程を説明しそしてこの時間にやっている作業の内容を説明する。

 

「他にもやらないといけない事もあるんじゃが‥今アカネちゃんの言っていた事は必ずやらないとミルタンク達がストレスを感じて美味しいミルクが出来ないんじゃよ」

 

そしてハワードじいさんはアカネが説明してくれた事以外でもやらないといけない作業があるが、今アカネが説明してくれた作業は必ずやらないとミルタンク達がストレスを感じて美味しいミルクが出来ないと意気消沈している。

 

「だからわしがやらないと‥アイタタ!」

 

「じいちゃん!安静にしてないと駄目やって!」

 

ハワードじいさんはそう言って立ち上がろうとするが腰が痛みだし、アカネは慌てて抑える。

シュンはぎっくり腰でやらなきゃいけない仕事が出来なくて困っているハワードじいさんを見てある決心をしてその決心をハワードじいさんに伝えようと口を開く。

 

「あの‥よろしければぼくにその仕事のお手伝いをさせていただけませんか」

 

「えっ?」

「なに?」

 

シュンの突然の提案を聞いた2人はキョトンとしており、そんな2人にシュンは続けて話す。

 

「ハワードさんはぎっくり腰でとても仕事が出来る状態じゃありません!だからミルクやチーズをご馳走になったお礼にハワードさんの仕事のお手伝いをさせて下さい」

 

シュンはミルクとチーズをご馳走になったお礼にぎっくり腰で動けないハワードに変わって仕事のお手伝いをさせてほしいとお願いする。

 

「ありがとうシュンくん!じいちゃん、シュンくんもこう言ってくれとるしお願いしようや!」

 

「そうじゃな‥シュンくんありがとう。ぜひお願いするよ」

 

「はい!任せて下さい」

 

アカネはそんなシュンの好意に感謝してハワードじいさんにお願いしようと言うと、ハワードも同意してお礼を言ってこちらからお願いするとシュンは任せて下さいと言う。

 

「やり方はアカネちゃんから教えてもらっとくれシュンくん‥それでお礼と言ってはなんじゃがミルクとチーズをお土産に用意しとくから頑張っておくれ」

 

「はい、ありがとうございます」

 

「それじゃシュンくん行くで!じいちゃん。仕事はわたし達がやっとくから安静にしとくんやで分かったな」

 

「あぁ‥分かっとるよアカネちゃん。お言葉に甘えて休ませてもらうよ」

 

そう言うハワードにシュンはお礼を言うと、アカネはシュンを案内する前にハワードじいさんに安静にしてるように念を推してハワードじいさんもお言葉に甘えて休むことにした。

 

そしてシュンはアカネに連れられてミルタンク達の居る牧場へと着いて行く。

 

「さっ!シュンくん。じいちゃんに教えてもらった今回ミルクを取るんはこのミルタンク達や。さっ、ミルタンク達の体を洗うで!」

 

「はいっ!」

 

アカネが言ったミルクを取るミルタンクの数は10頭近くおり、そのミルタンク達の体を洗う作業が始まる。

 

「シュンくん、ミルタンクの背中の方から水で濡らしたブラシで優しく磨いてあげるんや!」

 

「はい、分かりました」

 

シュンはアカネに言われた通りそっとミルタンクに近づいてミルタンクの背中からブラシでゴシゴシとミルタンクの背中を磨いていく。

 

「ほうらミルタンク!気持ちええか~!」

「ミルミル~!」

 

「アカネさんはやっぱり慣れてるなぁ!良しぼくも!」

 

アカネはミルタンクをの背中を優しく磨いていきミルタンクも気持ち良さそうしており、シュンはそんなアカネの慣れた手付きを見てシュンもそれを手本にミルタンクを優しく磨いていく。

 

「ミルミルゥ~~♪」

 

するとシュンが磨いているミルタンクが気持ち良さそうに声を上げてうっとりとしている。

 

「フフフ。上手やなシュンくん。ミルタンクも気持ち良さそうやで」

 

「そうですか?アカネさんを手本にさせてもらったんですが上手に出来てるなら良かったです。ミルタンク、気持ち良いかい?」

 

「ミルミルゥ!」

 

「あはは!よしよし」

 

ミルタンクのその気持ち良さそうな様子を見てアカネは始めてなのにシュンがミルタンクを上手に磨いているのを見て微笑み、シュンはアカネを手本にさせてもらったと言って上手に出来てる事に安心してミルタンクに気持ち良いかと聞くとミルタンクはご機嫌な感じでシュンにすり寄りシュンはミルタンクを優しく撫でる。すると‥‥‥。

 

「ミルミル!」

「ミルゥ~!」

「ミルル~!」

 

数匹のミルタンクが自分も磨いてほしいとシュンの近くに寄って来る。

 

「よしよし!みんなちょっと待っててね。順番に磨いてあげるからね」

 

「「「ミルミルゥ~!!」」」

 

シュンは寄って来るミルタンク達を優しく撫でて順番に磨いてあげると言うとミルタンク達は笑顔で喜んでいる。

 

「あはは!」

 

「‥‥///‥」

 

シュンがミルタンク達に微笑む笑顔をじっと見つめるアカネ‥顔に赤みを浮かべてうっとりと見つめてシュンのミルタンク達に微笑み優しく撫でる様子に見惚れていると‥‥。

 

「ミルミルゥ?」

 

「あっ!ゴメンゴメン!!ほら気持ちええか~」

「ミルゥ~!」

 

ミルタンクにせかされたアカネはミルタンクに謝りミルタンクの体をゴシゴシと磨いていく。

 

そうしてシュンとアカネはその調子でどんどんと10頭近くのミルタンクの体を磨いていき、そして最後の1頭を磨き終わり次の作業に入る。

 

「さっ!これで今日ミルクを取るミルタンク達の体も磨き終わったし、そしたらミルタンク達を小屋に連れて行くで!」

 

「はい‥だけどどうやって連れて行くんですか?」

 

ミルクを取るミルタンク達の体を磨き終えるとミルクを取るために小屋へと連れて行くと言うアカネにシュンはどうやって連れて行くのかと訪ねる。

体を磨いてもらったミルタンク達は気持ち良さそうに寝そべったりしていて動きそうにない。

 

「ん~そうやね。じいちゃんならいつもやってるから一声掛けるだけでミルタンク達も付いて行くんやけど‥」

 

「それじゃあどうしたら‥」

 

「大丈夫やシュンくん!じいちゃんからこういう時のためのポケモンを借りてきたんや!出て来てや!」

「ウワァン!!」

 

訪ねられたアカネはハワードじいさんが言えばミルタンク達も言うことを聞いて付いて行くんだけどと頭を傾けて人差し指を片頬に当てて困った様子にシュンはどうしたらと訪ねると、アカネは大丈夫だと言ってハワードからこういう時の為に役立つポケモンを借りて来たと言ってボールを取り出し投げるとボールから『こいぬポケモン"ガーディ"』が出て来る。

 

「ガーディですか?」

 

「そうや!じいちゃんの仕事を手伝ってくれるじいちゃんの相棒や。じいちゃんの言うことを素直に聞かんミルタンクもたまにおって、そういうミルタンク達を先導して連れて来たり、番犬にもなってるんや」

 

「なるほど!」

 

「さっ!ガーディ。ミルタンク達をあの小屋まで連れて来てや」

「ワン!ワンワン!!」

 

このガーディはハワードじいさんの仕事を手伝ってくれる相棒で、ごくたまにハワードじいさんの言うことを素直に聞かなかったり、機嫌の悪いミルタンク達を先導して連れてきたり、番犬にもなっている事を説明し、ガーディに今、体を磨いたミルタンク達をミルクを取るための小屋へと連れて来るようにお願いしガーディは頷くとミルタンク達に向かって吠えてミルタンク達を誘導しミルタンク達もおとなしく連れられて行く。その小屋はシュン達がミルクとチーズをご馳走になった小屋の隣の建物だった。

そしてミルタンク達が入って行った後でシュンとアカネもその小屋へと入って行くと‥‥。

 

「これは?」

 

「驚いたかシュンくん!この機械でミルタンクからミルクを集めるんやで!」

 

小屋の中には青い巨大な機械に3つのガラスケースがあり、その下にチューブが延びておりその先に何かをセットするように穴が空いている。

 

「さっシュンくんこの機械をミルタンクのお乳にセットしてベルトを閉めてや」

 

「あっ!はい!」

 

シュンはアカネに習ってその機械をミルタンクのお乳にセットしてベルトをカチッと閉める。ミルタンク達も敷き詰められた藁の上におとなしく座り機械をセットされている。そして3匹のミルタンクにミルクを抽出する機械がセットされる。

 

「よし!これで準備OKや。シュンくん、端にある黒い先のレバーを引いてくれや」

 

「分かりました。よっと!」

 

機械のセットが完了すると、シュンに機械の端にある黒い先ののレバーを引くようにお願いしシュンは言われた通りにレバーを下ろすとミルタンクからミルクの抽出が開始されて3つのガラスケースにミルクが集まっていく。

 

「へぇ!ミルタンクのミルクってこうやって集めるんですね」

 

「そうや!この美味しいミルクからバターやチーズが作られるんやで!」

 

セットされた機械から吸い出されたミルクがチューブを通って3つのガラスケースへと集まっていく。

 

「さっシュンくん、ミルクの抽出にはしばらく時間が掛かるからその間にミルタンク達の小屋の掃除をしようか!」

 

「はい、アカネさん」

 

「ガーディ!ミルタンク達のこと見ててや」

 

「ワン!」

 

そしてミルタンクのミルクの抽出にはしばらく時間が掛かるためその間にミルタンク達の小屋の掃除をしようと言うことになり、アカネはガーディにまだミルクの抽出をしていないミルタンク達を見ているようにお願いし、シュン達は掃除用具を持ってミルタンクの小屋の掃除を始める。

 

ミルタンクの小屋は藁や干し草が敷き詰められており水や餌を入れる籠などが置いてあった。まずは床などをブラシで磨いた後に古くなった藁や干し草を変えて水も変えていく。

 

「ふぅ‥ふぅ‥ハワードさんは毎日こんな大変な作業を1人でしているんですね」

 

「ふぅ‥そうやで!じいちゃんが常にミルタンク達にストレスを掛けないように綺麗に掃除したり、ミルタンク達の体を磨いたりして健康を保ってるから美味しいミルクが出来るんやで!」

 

シュンは床をブラシで掃除し藁を運んだりで体力を消耗し額の汗を拭いながらハワードが毎日こんな大変な作業を1人でしている事に感心し、アカネも新しい藁や干し草を運び終えて一息つきながらハワードじいさんがいつもミルタンク達にストレスを掛けないように身の回りを清潔にしてミルタンク達の体を磨いて健康を保っているおかげで美味しいミルクが出来るのだと嬉しそうに説明する。

 

「よし!ミルタンク達の小屋の掃除も一段落したし、そろそろミルタンク達のミルクの抽出も終わっとるやろうし‥行こっかシュンくん」

 

「はいアカネさん」

 

ミルタンク達の小屋の掃除も一段落して、そろそろミルタンク達のミルクの抽出も終わってる頃だろうと掃除用具を片付けてミルタンクがミルクを抽出している小屋へと向かうとそこには‥‥。

 

「あれっ?ケンリーさん。テリーさん。ロイドさん!」

 

「おぉ!」

「やぁアカネちゃん!」

「お疲れさま2人とも」

 

そこには2人のハワードと同じくらいの老人と1人の男性が居て今、ミルタンク達から抽出して満タンになったガラスケースを新しい物にセットして次のミルタンク達のミルクを抽出するのをしていた。

 

「みんなどうしたんや?どうしてじいちゃんの牧場に‥」

 

「実はハワードさんから連絡を受けてね。ぎっくり腰になってしまい仕事をアカネちゃんとその友達に任せてしまったから良ければ手伝いに来てくれないかと頼まれてのぅ」

 

「これは一大事と駆けつけて来たと言うわけじゃよ」

 

「私も以前ハワードさんには牧場の経営の事で世話になったからね。その時のお礼もあるからね」

 

そこにはハワードじいさんの牧場関係で親しい友人の人達が居て、ハワードじいさんの体調不良の連絡を受けてこれ一大事と駆けつけて来たと言うことである。

 

「みんな!どうもありがとう。あっ!シュンくん。紹介するで、この人達はハワードじいちゃんの友人でケンリーさん、テリーさん、ロイドさんや!」

 

「はじめましてシュンです。よろしくお願いします」

 

「おぉよろしくの!!」

「君とアカネちゃんのおかげで仕事も後僅かじゃ!後はワシらに任せて遊んでおいで!」

「今、ハワードさんは一緒に来た医者に見てもらってるよ。それとハワードさんからの伝言で君とアカネちゃんにお疲れ様だと言ってたよ。頑張ってお腹も空いてるだろうから机にミルクとパンにチーズを用意しといたから食べとくれだってさ」

 

アカネから3人を紹介されるシュン‥お互いに簡単に挨拶した後に、後は自分達に任せてシュンとアカネに遊んで来るように言って、ハワードは今一緒に来ていた医者の診察を受けていると言ってハワードからの伝言を伝えてくれた。

 

「大きにみんな!それじゃシュンくん。後はケンリーさん達に任せて、うちはじいちゃんの様子を見てくるからシュンくんは頑張ってお腹も空いたやろうしミルクやチーズを食べててや」

 

「はい‥分かりました」

 

後はケンリー達に任せてアカネは診察を受けているハワードじいさんの様子を見に行き、シュンには頑張ってお腹も空いただろうから机の上のミルクやチーズを食べてるように言ってハワードじいさんの所に向かった。シュンは言われた通りに最初の部屋に向かうとその机の上にはぎっしりとテーブルからはみ出しそうなくらいにミルクやチーズ‥バターにパンが置いてあった。

 

「ハワードさん‥こんなにたくさん‥嬉しいんだけどぼくとアカネさんの2人に対して多いな‥そうだ!!出て来てメロエッタ、ディアンシー」

 

「どうしましたマスター?」

「ごきげんよう!マスター!」

 

机いっぱいのミルクやチーズにシュンは2人分に対して多いと思ったシュンはこっそりボールからメロエッタとディアンシーを出す。

 

「どうしたんですかマスター!今日はジムリーダーのアカネとお出掛けをしているのではなかったのですか?」

 

「うん!それで今、アカネさんの知り合いのやってる牧場に居るんだけど‥色々あって牧場の仕事を手伝ったお礼にこんなにミルクやチーズをご馳走になってね‥ぼくやアカネさんと2人だけじゃ食べきれないし、せっかくだからメロエッタとディアンシーにもこの美味しいミルクやチーズを食べてほしいと思ってね」

 

「まぁ~♪なんて美味しそうなミルクとチーズ何でしょう!」

 

「ありがとうございますマスター!ぜひいただきます!」

 

「うん!だけど此処じゃアカネさん達に見つかって大変な事になるだろうから、牧場の端に小さな林と茂みがあったからそこで隠れて食べてね。ほらこのシートの上にミルクやチーズを置いてね。それとそこでヒノアラシ達も出して食べさせてあげてね‥さっきヒノアラシ達もミルクやチーズをご馳走になったから少しでいいから分けてあげてね」

 

「はい!分かりましたマスター!はぁ!」

 

メロエッタはシュンの言う通りにして"サイコキネシス"で机のミルクとチーズ、パンにバターを浮かせる。

 

「それじゃマスター!お言葉に甘えてみんなでいただきますわ!」

 

「うん!でもメロエッタとディアンシーはまだ食べてないんだからメロエッタ達はたくさん食べていいんだからね」

 

「はい。ありがとうございますマスター!それではみんなで仲良くいただきますね。では‥」

 

ディアンシーはシュンから受け取ったヒノアラシ達の入ったボール6つを持ってみんなでいただくと笑顔で言い、シュンはまだメロエッタとディアンシーは食べてないからみんなより食べていいと伝えた。メロエッタも頷いてディアンシーと"サイコキネシス"で浮かべたミルクやチーズなどやシーツを浮かべて近くの林と茂みのある場所に"テレポート"した。

 

「さてと‥それじゃぼくも小腹が空いたし食べながらアカネさんを待ってようかな‥」

 

メロエッタとディアンシーが自分達の分のミルクやチーズ、パンやバターを持っていってもまだ充分たくさんあり‥2人では食べきれないほどであった‥そしてシュンは小腹が空いていた事もあり食べながらアカネを待っていようと椅子に座る。

 

「ふぅ‥やっぱりこのミルクとチーズは美味しいな。パンもバターも凄く美味しい」

 

シュンが体を動かしたためお腹が空いて再び美味しいミルクとチーズ、バターを付けたパンに舌鼓を打ってその美味しさを味わっていると‥‥。

 

「お待たせシュンくん!」

 

「アカネさん!」

 

そこに向こうの部屋からアカネが来てシュンの真正面の席の椅子に座る。

 

「ハワードさんの容態はどうでしたか?」

 

「大丈夫や!牧場の仕事で体に無理をしすぎたのが良くなかったみたいや‥2、3日も安静にしてれば良くなるってお医者さんも言ってたわ。痛み止めの薬とシップをいくつか貰ったわ」

 

「そうですか。たいしたことがなくて良かったです」

 

ハワードの容態を訪ねるシュンにアカネは医者による診断結果を伝えて安心するように言ってシュンもたいしたことがないようで安心する。

 

「ふぅ‥ウチもお腹空いたわ!いっぱい食べよっと!!」

 

そしてアカネも牧場の仕事の手伝いで体力を使いすっかりお腹が空いてしまったため机の上にあるミルクやチーズにバターの付いたパンを食べる。

 

そしてシュンとアカネはたわいのない話をしながら楽しく食事をしていると部屋にある時計の針がもう16時30分を回っていた。

 

「アカン!もうこんな時間になっとる‥ゴメンなシュンくん‥昨日のお礼に街を案内するはずやったのに‥仕事を手伝ってもらったりして‥」

 

「いえ‥街ならもう充分に案内してもらいましたし、それにミルクやチーズをご馳走になりましたかそのお礼ですし気にしなくて大丈夫ですよ」

 

アカネは自分が思うよりも時間が進んでいた事に驚いた後に、せっかく牧場に行った後にもコガネシティの穴場や人気スポットに案内しようとしたのに、牧場の仕事を手伝ってもらったりさせてしまい遅い時間になってしまった事を謝ると、シュンはアカネに気にしなくて大丈夫だと言って街なら充分に色々と楽しいところに案内してもらえたし、ミルクやチーズもご馳走になったのだからお礼に手伝うのは当然だから気にしなくていいとアカネに言う。

 

「ありがとなシュンくん‥そうや!!そろそろお腹もいっぱいになっとるし最後にウチのお気に入りの場所に連れてったるで、付いてきやシュンくん」

 

「アカネさん?」

 

シュンの優しい好意にアカネは笑顔でお礼を言った後にお腹もいっぱいになったから、今日のデートの最後に自分のお気に入りの場所にシュンを連れて行くと言って付いて来るように言う‥シュンはアカネに付いて行く。

 

そうしてシュンはアカネに連れられてお気に入りの場所まで歩いていると‥‥牧場の端にある茂みに‥。

 

「ンッゴクゴク!プハァ!このミルクは凄い美味しいですね。マスターが絶賛していたのも分かります」

 

「えぇ!まったりとした喉ごしに素朴な甘さ‥とっても美味しいですわ!」

 

「ヒノヒノ」

「ワニャ~~」

 

「チコリ~♪」

「リル~」

 

「ソウ‥zzZZ‥」

「レディ~」

 

メロエッタはその美味しいミルクをゴクゴクと飲んでおり、ディアンシーもそのミルクの美味しく味わい笑顔を浮かべている。

 

ヒノアラシとワニノコもまだ全然食べてないメロエッタやディアンシーの事も考えながらミルクやチーズを食べており、チコリータとマリルはあの時食べれなかったパンを美味しそうに食べている。

フシギソウは先程までミルクやチーズを食べていたがお腹一杯になったため気持ち良さそうに眠っており、レディアンもお腹が一杯になると食後の運動とばかりに飛び回っている。

 

「さて、それではチーズも食べましょう。(パクッ!)ウ~ン♪この濃厚なチーズのコク‥たまりませんね」

 

「本当!美味しいですわ!このバターをつけたパンも最高です」

 

そしてチーズも食べるメロエッタとディアンシー‥その濃厚なコクにウットリとしており、ディアンシーはパンにバターをつけて美味しく食べている。

 

「そうですわ!ヒノアラシ‥炎で少しこのチーズを溶かして下さるかしら」

 

「ヒノ?ヒノ~!!」

 

するとディアンシーがあることを思い付きヒノアラシにそうお願いするとヒノアラシは炎の威力を調節して弱火の熱でお皿のチーズを少し溶かす。

 

「チーズを溶かしてどうするんですかディアンシー?」

 

「この溶けたチーズをパンに挟んで食べるんです。きっと美味しいですわ」

 

ディアンシーは2種類のパン~‥食パンとロールパンの間にチーズを挟んでみんなに手渡す。

 

「それではいただきますわ(パクッ!)ウゥ~♪美味しいですわぁ♪」

 

「ではワタシも‥アムッ‥本当!美味しいです」

 

「ヒノヒノ♪」

「ワニャ~♪」

 

「チコ~♪」

「リル~♪」

 

「レディ~♪」

「ソウ♪」

 

そして香ばしく溶けたチーズを挟んだパンをみんなで食べるとその美味しさに喜び、ヒノアラシ達と先程まで寝ていたが‥チーズの香ばしいその美味しそうな匂い匂い目を覚ましたフシギソウも嬉しそうに食べている。

 

「さっ!せっかくマスターが頑張ったお礼に貰ったミルクやチーズ、バターとパンを分けてもらいましたし残さず食べましょうね」

 

「はい。もちろんですわ♪」

 

「ヒノヒノ」

「ワニャ」

「チコリ!」

「リル!」

「ソウソウ」

「レディ!」

 

メロエッタ達はシュンが牧場の仕事を手伝ったお礼にまたご馳走になったミルクやチーズなどを自分達のために分けてくれたのだから残さず食べるように言ってみんな美味しく味わうのであった。

 

そしてシュンはアカネの案内でアカネの言うお気に入りの場所へと来ていた‥辺りはもう夕方の時間な事もあり徐々に日が当たらない場所も出来てきていた。

 

「着いたでシュンくん!此処がウチのお気に入りの場所や!」

 

「此処は‥」

 

そこは牧場から少し離れた小高い丘となっており‥そこから見える夕日が大きく写り‥山の向こうに沈んでいく夕焼けに美しい景色が一望出来た。

 

「綺麗やろシュンくん。此処から見える夕日がウチ大好きでな!暇な時や嫌な事があって落ち込んだ時とかよく此処に来んねん」

 

アカネはそう言った後にゆっくりその場に座って前方に写る綺麗な夕日を眺める‥シュンもその綺麗な夕焼けの景色をじっと見つめていた。

 

「ほら!シュンくんも座りや!」

 

「あっ!はい」

 

シュンはアカネに促されてアカネの隣に座る。

 

「シュンくん今日はどないやった?ウチ‥ちゃんと街を案内出来とったか?」

 

「はい!アカネさんにコガネシティの色々な場所に案内してもらって今日は本当に楽しかったです。ありがとうございますアカネさん(ニコッ♪)」

 

「ッツ///!!そっ、そうか///楽しんでもらえたなら何よりやわ(アカン!アカンでシュンくん///いきなりその笑顔はズルいで///)」

 

アカネはシュンの浮かべる笑顔に見惚れて照れて顔が赤くなりながら楽しんでもらえたなら良かったと言い内心でいきなりのシュンのその笑顔に思わず見惚れて照れてしまいズルいと思っている。

 

「?‥アカネさん大丈夫ですか?顔が赤いですけど‥」

 

「だっ!大丈夫やシュンくん!!何でもあらへんで!!」

 

シュンは顔の赤いアカネを心配するとアカネは慌てて大丈夫だと誤魔化す。

 

「フゥ。だけど‥さっきはゴメンなシュンくん‥せっかくお礼のつもりで牧場に連れて来たのに牧場の仕事を手伝わせてしもうて‥」

 

「いえ‥そんな謝る必要なんてないですよ。ミルクやチーズをいっぱいご馳走になりましたし困った時は御互い様ですし、あの状態のハワードさんをほっておけませんでしたし、何より色々と貴重な体験をさせてもらいましたし‥とても楽しかったです」

 

「シュンくん‥」

 

「アカネさんがこの街が大好きな気持ちいっぱい伝わりましたよ。コガネシティの色々な楽しい場所やポケモンを思う優しい住人の皆さん‥そして自然溢れる豊かな牧場で美味しいミルクやチーズを作ってるハワードさんの努力に‥困った時に助けに来てくれる同じ牧場仲間の皆さん‥そして此処から見える綺麗な夕焼け‥‥コガネシティはとっても良い街だって言うのが良く分かりました」

 

R団を倒したお礼にと街を案内して牧場に連れて来たのに‥牧場の仕事を手伝わせてしまった事を謝るアカネにシュンは謝る必要はないと言って、ミルクやチーズをいっぱいご馳走になった上にぎっくり腰になったハワードさんに無理はさせられずほっとけなかったと言い‥そして何より牧場の仕事など自分に取って色々と貴重な体験をさせてもらえて楽しかったと言うと‥アカネはシュンのその優しさを感じてシュンを見つめる。

シュンは今日アカネにコガネシティを案内してもらう中でアカネのこの街が大好きな気持ちがいっぱい伝わって来るのを感じた‥‥コガネシティにある色々な楽しい場所、ポケモンを思う優しい街の人達、自然豊かな牧場で美味しいミルクやチーズを作るために頑張るハワードや困った時に直ぐに助けに来てくれる牧場仲間の人達、そしてこの場所から見える綺麗な夕焼け‥それら全てがコガネシティの良い所であり‥それらを感じてシュンはコガネシティはとても良い街である事が良く分かった。

 

「シュンくん////‥コガネの街を誉めてくれてありがとう///ウチもこの街がとっても大好きや///!!」

 

アカネはシュンの優しさ溢れる笑顔に見惚れて自分の大好きな街をそんなに誉めてくれた事に嬉しくなり自分もこの街が大好きだと赤みがさした笑顔を浮かべ微笑む。

 

「シュンくん////」

 

「アカネさん?」

 

アカネはシュンの優しさ溢れる笑顔に見惚れて顔に赤身を浮かべてドキドキと鼓動が速くなり‥胸のときめきを感じていた‥アカネはうっとりとした表情でシュンを見つめてシュンの手に自分の手を添えるとシュンはどうしたのかとアカネを見ている?

 

「シュンくん////夕日‥綺麗やなぁ」

 

「そうですね。とても明るくて綺麗に輝いてますね」

 

アカネはシュンの手に自分の手を添えながら綺麗な夕日を見つめシュンも明るく綺麗に輝く夕日を静かに見つめている。

そうしてシュンとアカネが夕日をしばらく見つめているとアカネが突然、シュンの肩に頭を乗せて体をすり寄せて来る。

 

「えっと‥どうしたんですかアカネさん?」

 

「シュンくん////暫くこうしててえぇかな////」

 

シュンはアカネが自分にすり寄って来たため少々ドキドキしながらアカネにどうしたのかと訪ねると、アカネはうっとりとした様子で可愛く目を潤ませてシュンに暫らくこうしてて良いかと訪ねる。

 

「はい///!!ぼくなんかで良ければ////‥」

 

シュンは目を潤ませて頬に赤身をさして見つめるアカネの可愛さに顔を赤くして恥ずかしくなりながらも自分で良ければと言う。

 

「ありがとうシュンくん////!フフフ////」

 

「////!!」

 

アカネは嬉しそうにシュンの肩に頭を乗せて両手でシュンの腕に抱きつき体をすり寄せて来てシュンも思わず照れてしまう。

 

「(ウチ////やっぱりシュンくんのこと‥‥////)」

 

アカネは自分の中にシュンに対してとある感情が芽生えるのを感じていた‥。

 

アカネは自分の迷子になったピッピを助けてくれて、R団からシュンがコガネフェスティバルとポケモン達を守り、そして何度も自分を助けてくれた昨日の日からシュンの事が気になっていた‥‥。

ポケモンとの絆を大切にし‥自分を励ましてくれたり、R団に立ち向かう勇気と強さ、ポケモンの事を想う優しさに何度も危ないところを自分が怪我をするのも構わず身を呈して助けてくれたシュンに少しずつ惹かれていくのを感じていた。

 

そして今日のお礼にとコガネシティの街を案内という意味のデートで‥出掛ける準備をしていた時にジムのみんなにからかわれて色々と変に意識してしまっていた。

そして今日1日、街を案内して自分が散々道に迷い(本人は方向音痴と自覚していない)迷惑をかけたのに怒らず気にしないで色々フォローしてくれた‥そしてポケモンセンターでシュンとシュンのポケモン達の仲の良い様子にシュンがポケモンの事を大切にしている事を改めて感じていた。

そしてその後、色んな所を回り楽しく遊んで、その途中で寄ったゲームセンターで可哀想なアーボをほっとけずにいた心優しいシュンにアカネは好印象を抱いていた。

 

そしてその後に自分達を街を挙げて表彰してくれたりシュンが名誉市民に任命されたり、人質の中に居たポケモン研究家のマサキから助けてくれたお礼にとイーブイを貰ったりと色々とあったが‥次にアカネはシュンに自分の知り合いのやっている牧場の美味しいミルクをご馳走したくて牧場へと案内して、シュンは美味しいミルクやチーズをご馳走になっていると牧場を経営しているハワードがぎっくり腰になってしまうという予想外のアクシデントにあい、シュンのお礼に仕事を手伝うという好意に甘えて手伝ってもらう事になった‥シュンがミルタンクの体を優しく磨いて気持良いと聞いた時にミルタンクが気持ち良さそうな様子にシュンは嬉しくて笑顔を浮かべる‥そのシュンの笑顔に思わず見とれてしまうアカネ‥‥その後も仕事をしている途中にハワードの牧場仲間のが応援に来てくれて後は任せて自分達はアカネのお気に入りの場所へと来ていた。

 

そこは小高い丘でそこから見える綺麗な夕日を見つめながら今日1日のデートでちゃんと街を案内出来たのかと不安に思っているアカネに、シュンは微笑んで楽しかったと伝えるとシュンの突然の笑顔にアカネは顔を真っ赤にしてズルいと内心で呟く。

そしてアカネはシュンの優しさと笑顔に胸がときめき、ドキドキと鼓動が早くなっていくそしてシュンの手に自分の手を添えて顔をさらに真っ赤にさせて綺麗な夕日を見つめる。

そして夕日を見つめるアカネはシュンの肩に頭を乗せて体をすり寄せるアカネに、シュンもアカネの可愛さにドキドキと鼓動が速まり照れて顔を赤くしてしまうシュンであった。

 

「それじゃそろそろ帰ろっか////シュンくん////」

 

「はい!アカネさん////」

 

しばらく綺麗な夕日を見つめていた2人は夕日が静かに沈んでいくのを見届けると牧場へと戻るのであった。

牧場に戻った2人はハワードさんに挨拶して帰り仕度を始めていると‥‥

 

「(マスター!)」

 

「(戻りましたわ♪)」

 

「(メロエッタ、ディアンシー!)」

 

そこにみんなの入ったボールを持ってミルクやチーズを食べ終わったメロエッタとディアンシーが戻って来る。

 

「(どう?ミルクやチーズは美味しかった?)」

 

「(はい!とっても美味しかったですわ!)」

 

「(お皿やコップは"テレポート"で洗い場に置いておきましたわ)」

 

「(ありがとうメロエッタ!それじゃぁ2人ともボールに戻ってくれる?)」

 

「(はい!)」

 

「(後でどんなデートだったか聞かせて下さいねマスター!)」

 

そう言ってメロエッタとディアンシーはボールへと戻って行った。

 

そしてハワードに挨拶をしたシュンとアカネは牧場を出てコガネシティのジムの近くまで来た所でシュンがアカネにあることを伝える。

 

「アカネさん!今日1日楽しかったです!ぼくは明日のジム戦に備えて対策を考えたいから今日はポケモンセンターに泊まります」

 

「そっか!シュンくんとの明日のジム戦‥楽しみにしてるで!言っとくけど手加減はせぇへんからな!」

 

「はい!全力で挑ませていただきます!!」

 

シュンは明日のジム戦の対策のためにポケモンセンターに泊まる事にして、アカネは明日のジム戦を楽しみにしていて手加減はしないことを宣言するとシュンも全力で挑む事を誓う。

 

「それじゃシュンくん。また明日な!」

 

「はい!また明日!」

 

こうして今日‥アカネのお礼に街を案内するというデートは終了するのであった。

 

アカネはジムに帰るとジムの女性や女の子達にシュンとのデートの事を寝彫り葉彫り聞かれて、からかわれてアカネは恥ずかしくて顔を真っ赤にするのであった。そして育て屋からお礼に貰ったタマゴの手入れをしたりしていた。

 

一方シュンもメロエッタとディアンシーにデートの事を寝彫り葉彫り聞かれた後にシュンは、育て屋に貰ったお礼のポケモンのタマゴとイーブイの事を教えてみんなは興味津々でポケモンのタマゴを見つめるのであった。その間もシュンは明日のアカネとのジム戦の対策について考える‥‥昨日見たアカネのミルタンクの物凄いパワーにどう対抗するか考えていた‥‥。

アカネの他のポケモン達も侮れないし‥シュンは色々と考えて夕食を済ませると程々に明日のジム戦に備えて就寝するのだった。

 

今日のアカネとのデートはシュンに取って貴重で楽しい1日を過ごしたのであった(途中、名誉市民になったりと予想外な事もあったが本当に楽しい1日であった)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたでしょうか?

多少‥内容がタイトル負けしてるかもしれませんが楽しんでいただけたら幸いです。

それではまた近いうちに投稿出来るように頑張ります。

それではまた次回。







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