歌姫と宝石の姫と共に頂点を目指す者!(調整中) 作:シュリーダ
皆さんの貴重でありがたいご意見と自分の判断によりカントーリーグに出場する事にしました。
少し長くなってしまいましたが楽しんで頂ければ幸いです。
それと今回、主人公の出番は少し控えめのような感じです。
少し設定があいまいな部分もありますがそれが許せる方だけご覧ください。
それではどうぞ!!
ポケモンリーグ開会式!サトシとの再開とR団パニック!
自分の実力や知識を試すためにポケモン検定試験に参加したシュンは…難関と言われた試験に見事、合格をした日から2週間──。
一度 シロガネ山に戻ったシュンはメロエッタやディアンシー、そしてリザードン達にも相談してセキエイリーグに出場するかどうか考えていた。
リザードン達はシュンの夢を聞いていてシュンと一緒に頂点に立ちたいと思い、やる気満々でシュンに出場したいと強く真剣な眼差しでシュンを見つめる。
メロエッタとディアンシーも賛成しておりシュンも不安な気持ちを打ち消してセキエイリーグに出場する事を決めた。
出場を決めてからシュンはリーグ開催の前日までシロガネ山でポケモン達の最終調整を行いリザードン達はさらにパワーアップして、全ての準備を済ませるとメロエッタのテレポートでセキエイスタジアムの近くの茂みの影に来ていた。
「ここがセキエイスタジアム……ポケモンリーグの会場か。
すごいな…。ここでジムリーダーからバッジを8つ集めた実力者のトレーナー達が集まるんだ。ぼく達がどこまで通用するか分からないけど…ぼくは仲間を信じて戦うよ」
「その息ですわマスター」
「応援していますわ!」
シュンは目の前に立つ巨大な建物──。セキエイスタジアムに圧倒されここで繰り広げられる激しい実力者同士のバトルを想像して武者震いをした後に自分達がどこまで通用するか少し不安になりながらもそれでもポケモン達を信じて戦う事を決意すると横にいるメロエッタとディアンシーもシュンにエールを送る。
今更だが基本の公式のポケモンバトルにメロエッタやディアンシーは出さない事を決めていて二人もそれは納得している、ディアンシーはともかく…メロエッタは強すぎるために普通のポケモンでは太刀打ち出来ず簡単に勝ててしまう。それではシュンとポケモン達で本当の勝利とは言えず あくまでシュン達の特訓に協力するだけであり、今回もシュン達とリザードン達だけでポケモンリーグに挑むのである。
今までの努力の成果を信じて自分達の全ての力を最大限に発揮して挑むのである。
「それじゃ明日の開会式に備えて休みましょう。近くに大会参加者やリーグを見に来た人用の施設である選手村があります。そこで休み明日に備えましょう」
「うん、そうだね。ポケモン達の調整もしたいし…取り合えずそこに行こっか二人とも」
「「はい(ですわ)」」
メロエッタがカントー地方公式ガイドブックを開いて選手村の事をシュンに説明し、シュンはメロエッタの提案に賛成してそこに向かう事にして歩きだす。
メロエッタとディアンシーはシュン以外に見えないように透明になり姿を隠す。
そしてシュン達が選手村に向かってる途中の道にゴールのような物が立ち、そこに大勢の人達が集まり大きな歓声を上げていた。
『『『『ワアァァァァ~~!!!!』』』』
「あそこにたくさん人がいるけど、いったい何があるんだろう?」
「どうやらポケモンリーグの開会式に伴い使用する聖火を運ぶリレーようですね。
これによるとファイヤーの炎と書いてありますね。あそこにいる者達は聖火の到着を待っているのでしょう」
「ファイヤーの炎か。それは凄いね」
「ウフフ♪あまり驚いてるように見えませんわマスター」
「えっ!そうかな?これでも驚いてるんだけど…」
たくさん人が集まって何をしているか疑問に思うシュンにメロエッタがガイドブックを見ながらポケモンリーグの開会式に伴い使用する聖火を届けるリレーだと説明する。
そしてその聖火の炎が何と伝説のポケモンのファイヤーの炎であると教えるとシュンはあまり驚いた感じに見えない様子でそれは凄いと言う。
ディアンシーはシュンのあまり驚かない様子を見てその理由が分かっているのか可笑しくて微笑みを浮かべて言うとシュンもこれでも驚いているつもりだがやはり驚いているように見えない。それもそのはず──。
「それはそうでしょう…。何と言ってもマスターは本物のファイヤーをゲットしているのですから…今更炎くらいで驚きはしないでしょう」
「ハハハ…。まぁそうだよね…」
メロエッタがその理由を言ってシュンは苦笑いを浮かべて同意する。
そう…シュンはシロガネ山で特訓をしていた時に偶然シロガネ山に舞い降りた伝説のポケモンのファイヤーとバトルして激闘の末にファイヤーをゲットする事が出来たのである。
今更炎ぐらいでは驚かないのも当然である。
何しろシュンはゲットした翌日にファイヤーと心を通い会わせるために一緒に特訓して、その美しく気高い姿と輝く炎の旋律を目の当たりにしているので、他の人には伝説のポケモンのファイヤーの凄さとその美しく燃える炎に見とれていても…シュンは本物のファイヤーの美しく燃えるその姿を目にしているため少しの種火程度では驚かないのである。
「因みに…現在ポケモンリーグで使われているファイヤーの炎は、遥か昔にポケモンリーグの起源とされるポケモンと人間の絆の強さを競い会う戦いの場で…偶然その場を飛んでいたファイヤーがその人間とポケモン達に敬意を評して当事使われていた松明に炎を点火させて飛び立ったという事です。
それから現在のポケモンリーグまでファイヤーの炎は大切に保存されてきたというわけです」
「なるほど…それにしてもメロエッタ…。良くそんな事を知ってたね?」
「昔に…マスターやディアンシーに出会う前にファイヤーと出会って聞いたのです。
因みにマスターのゲットしたファイヤーではなく、それよりもだいぶ年上のファイヤーですよ?」
「そうだったんだんだ…。そう言えば数は少ないけど他にもファイヤーがいるって言ってたね?」
「はい。因みにマスターのゲットしたファイヤーはファイヤーの中では若い方ですよ」
メロエッタからポケモンリーグについての紀元とファイヤーの炎について聞いたシュンは驚きながらメロエッタの知識の深さに感心していると、以前シュンとディアンシーに出会う前にその聖火の炎を与えたファイヤーと出会いその事を聞いたのだと言う。
因みにシュンのゲットしたファイヤーよりもだいぶ年上のファイヤーで有ることを教えられるとシュンはさらに驚いて、以前メロエッタから聞いたファイヤー等の準伝説のポケモンは数こそ少ないが他にもいることを教えられた事を思いだし、さらにメロエッタからシュンのゲットしたファイヤーはその中でも若い方だと教えてくれた。
「マスター、メロエッタ。お話しもよろしいですが、そろそろ選手村という場所に向かいましょう。マスターも明日に備えてゆっくり休んだ方がよろしいですわ」
「そうだね。そろそろ行こっか2人とも」
「はい!」
「はいですわ!」
そうしてシュンとメロエッタ、ディアンシーは聖火リレーの見学も程々に選手村へと向かい歩き出した。
だけどシュンは気づいていなかった……その聖火を運んでいる中に自分のよく知る幼馴染みがいたことを──。
「ここが選手村か…人がいっぱいで賑やかなところだなぁ…」
空が夕焼け色に染まる頃に選手達が無料で利用出来る飲食店や宿泊施設のある選手村に到着する。
森の中にあり湖が夕日に照らされて美しく輝いている。
この選手村にはリーグ参加者だけではなく、リーグを見に来た観客達も来ており、リーグの開会式の後には色んなお土産屋が開かれたりしてさらに賑わうのである。
「ここに実力者のトレーナー達が集まって来てる。ぼくも頑張らないと…」
シュンはここに実力者のトレーナー達が集まって来てる事を改めて実感して気合いを入れ直す。因みにメロエッタとディアンシーは人の多さと賑やかさにうんざりしてボールの中へと戻ってしまった。メロエッタとディアンシーは基本シュン以外の人間には馴れていないためあまり人の多いところではこうしてボールの中に入ってしまうのである。
こうして選手村の中を歩いていると──。
「ん?あれは……」
道にいる一人の帽子を被った少年と髪を逆立てた少しキザったい少年が言い争いをしている姿が目に写る。
最も帽子の被った少年が一方的に興奮しているだけで髪を逆立てた少年がは冷静に受け流しているが……、その少年の後ろには彼を慕うガールフレンド達が少年を応援している。
その見覚えのある二人の姿にシュンは相変わらずの様子に笑みを浮かべてそこに向かい、その二人に声をかける。
「ハハハ…。相変わらずだね2人とも」
シュンがそう声をかけるとそこにいたみんなはシュンの方に顔を向けると…声をかけて来たシュンの姿に気づいて二人の少年は目を丸くして驚く。
「久しぶりだね。サトシ、シゲル!」
「「シュン!!」」
そこにはマサラタウンを旅立って以来、久しぶりの再会となる幼馴染みのシュンがいて、シュンも久しぶりに会う仲良しの幼馴染みであるサトシとシゲルの相変わらずの様子に笑みを浮かべていたのだった。
「さぁ、選手村に着いたぞ!」
「ここに凄腕のポケモントレーナー達が勢揃いしてるってわけかぁ~」
シュンが選手村に着いたのと同時刻──。
少年と青年と少女の3人組が到着していた。
ポケモンリーグ公認の帽子を被りピカチュウを連れた少年とトゲピーを連れた少女、一番年上のしっかりとしてそうな青年である。
この少年はマサラタウンのサトシ。シュンの幼馴染みで昔から仲の良く遊んでいた。
マサラタウンから最初のポケモンを貰い旅立つ日に遅刻してしまいオーキド博士から初心者用のポケモンを貰い損ねたが、何とか余っていたポケモン“ピカチュウ”を貰いマサラタウンを旅立った。最初ピカチュウはサトシに全くなつかずに仲が悪かったが、共にピンチを切り抜け絆を結び綺麗な朝日を見つめていた時に虹色に輝く謎のポケモンを目にするのだった。
その後はポケモンをゲットして新たな仲間を増やしながらポケモンマスターを目指し旅をしている。その途中で2人の旅の仲間を増やして各地のジムに挑戦していき、リーグの参加に必要なバッジを8つ集めてポケモンリーグに参加するためにセキエイ高原へとやって来た。
その途中で聖火リレーのランナーを目撃して自分もやりたいと思い頼みに行くと当然止められるが、そこにいた聖火を管理するリーグ実行委員会の会長タマランゼに許可を貰い聖火を会場まで運ぶ途中にR団に聖火を奪われるアクシデントがあったが、予備の種火を会長が持っていたため引き続き聖火のバトンを繋いでいき無事にゴールの会場に辿り着いた。
その後に選手村へとやって来たのである。
そんなサトシと一緒に旅をしているトゲピーを連れた少女の名はカスミ。
カントーのジムの一つであるハナダシティにあるハナダジムのジムリーダーの美人三姉妹と出がらし(ゴスッ!!)……美人四姉妹の末っ子でみずタイプのポケモンをこよなく愛する世界一のみずポケモンマスターを目指す自称『おてんば人魚』の少女である。
サトシに壊された自転車を弁償してもらうためにサトシに着いて来ているが、旅をしているうちにその事を忘れて純粋にサトシ達との旅を楽しんでいる。
今回、サトシがポケモンリーグに挑戦するのを応援しつつトレーナーとしてまだまだ未熟なサトシのサポートもしようと思っている。
サトシと旅をする青年の名はタケシ。
元ニビシティのニビジムのジムリーダーでいわタイプを得意としており、ニビジムに挑戦してきたサトシと出会う。最初はサトシのポケモンの知識の無さに呆れていたが、ポケモンとの絆の強さとポケモンを思う優しさに負けを認めてグレーバッジをサトシに渡し、世界一のポケモンブリーダーを目指している事をサトシに話し、十人もの兄妹の面倒を見ており旅に出れずにいてサトシに夢を託そうとしていた。その時に究極のポケモントレーナーを目指して旅立ったが芽が出なかったダメ親父のムノーが現れて、兄妹達の事は自分に任せてタケシに自分の分まで夢を叶えてほしいとタケシに気にせずに旅に出ろと言った。
タケシに言っておく事があると言われて、ムノーは家族をほって何年も家を出ていた酷い父親の自分が何を言われても仕方ないと覚悟を決めていたが渡されたのは糸と針だった。
そしてタケシはいつも兄妹達に出している献立の説明と家事の説明をしていき、ムノーは慌ててメモをするのだった。
その後タケシはサトシと共に旅をする事にしてその家庭的な料理の腕とブリーダーとしての腕とポケモンの知識でサトシ達をサポートしている。しかし、綺麗なお姉さんに弱いのが玉に瑕……。旅で色んな事を経験しブリーダーとしてのスキルを磨いている。
そしてサトシ達が選手村の中を歩いていると──。
「遅いなぁ~サ~トシくん!」
「その声は!」
テーブルのところを通り掛かった時に声を掛けられその聞き覚えのある声に振り向くとそこには──。
「シゲル!」
「「「「「「良いぞ!良いぞ!シゲル!頑張れ!頑張れ!シゲル!」」」」」」
そこにはテーブルで優雅にコーヒーを飲んでる少年……サトシの幼馴染みであり、ライバルであるシゲルがいた。その後ろではシゲルのガールフレンドである六人の美女達が手に持つボンボンを振ってシゲルにエールを送っている。
この少年はシゲル。サトシと同じでマサラタウン出身のトレーナーでサトシと同じ日にオーキド博士から初心者用のポケモンを貰い旅立った。
あのポケモン研究で有名なオーキド博士の孫であり、ルックスも良くてシゲルを慕うガールフレンドが六人もいる。
トキワジムのジムリーダーの謎のポケモンに敗北したその後も…順調に旅を進めてポケモンをゲットし、強く育ててバッジをゲットしてポケモンリーグに挑戦しようとセキエイ高原にサトシよりも早く来たのである。
「やぁ!ぼくはとっくにライバル達の情報を集めたぜ!」
「情報なんて欲しくないね!出たとこ勝負!それがおれの戦い方さ!」
「ふん!それで勝てるのかな。4番目のサトシくん?」
「なにぃ!」
その余裕そうに構えるシゲルにサトシは熱くなり身を乗り出して、出たとこ勝負が自分の戦い方だと意気込み、そのせいで肩に乗っていたピカチュウが地面に落ちてしまう。
熱くなるサトシにシゲルは冷静に受け止めてサトシを挑発しサトシも熱くなりやすい性格だからか簡単に乗ってしまう。
そうしてサトシとシゲルが話しているところに──。
「ははは…相変わらずだね2人とも」
「ん?」
「えっ?」
突然 声を掛けられてサトシとシゲルの二人とそこにいる全員が視線を向けると声を掛けてきた人物の姿が視線に入りサトシとシゲルは目を丸くして驚く。
「久しぶりだね。サトシ、シゲル」
「「シュン!!」」
そこにいたのはサトシとシゲルのもう一人の幼馴染みであるシュンであった。
「シュン久しぶりだな!シゲルからオーキド博士にポケモンを貰ってすぐに旅立ったって聞いたから、あれからどうしてるかと思ってたんだ。オーキド博士から聞いて元気なのは知ってたけど!」
「久しぶりだね。サトシこそ旅立つ大切な日に遅刻したってオーキド博士から聞いたけどちゃんとポケモンは貰えたの?」
「あっ…あぁ…寝坊しちゃったけどちゃんとポケモンは貰えたぜ。なっピカチュウ!」
「ピカ!!」
久しぶりに会う幼馴染みのシュンにサトシは嬉しそうに近づいて、ポケモンを貰いマサラタウンを旅立った日から会っておらず、どうしてるのかと思っていた。
オーキド博士への近況の報告の時にシュンの様子を少し聞いており元気なのは聞いていた。シュンもオーキド博士から聞いた話しでサトシがポケモンを貰う最初の旅立ちの日に遅刻したと聞いており、ちゃんと初めてのポケモンは貰えたのかと尋ねるとサトシは寝坊したけどちゃんとポケモンは貰えたと足下にいるピカチュウを呼びピカチュウも答える。
「俺がオーキド博士からこのピカチュウを貰って旅立ったんだ。今では俺の一番の相棒なんだぜ!」
「そうなんだ!良かったねサトシ」
「あぁ!」
「ピッカ!」
シュンとサトシがそうして久しぶりの再会に喜び話していると──。
「そろそろ良いかい?ぼくにも久しぶりに会う幼馴染みと話しをさせてくれよ」
そこにシュンのもう一人の幼馴染みのシゲルが自分もシュンと話しをさせてくれよと言う。
「シゲル!」
「そうだね。シゲルも久しぶり!オーキド博士の研究所以来だね」
「そうだな。シュンとはあの時以来会ってなかったな。久しぶりに会えて嬉しいよ」
「うん、ぼくもだよ。シゲルもサトシも相変わらずみたいで何よりだよ」
シュンとシゲルも久しぶりの再会を喜びあい楽しく話していると──。
「ちょっと!三人で楽しそうに話してないでわたし達にも紹介してよ!」
すると自分達をほっといて…楽しそうに話しているサトシにカスミが自分達にも紹介するように言う。
「あぁ、紹介するよ。こいつはシュン。シゲルと同じ幼馴染みでマサラタウンで小さい頃に良く一緒に遊んでたんだ」
「シュンです。よろしく」
「よろしくね。わたしはカスミ!」
「おれはタケシだ。よろしくな」
サトシがシュンの事をカスミとタケシに紹介するとシュンも二人に挨拶し、二人もシュンに自己紹介する。
シゲルもガールフレンド達にシュンが自分の幼馴染みである事を教えている。
そして数分の間シュンは久しぶりに会った幼馴染みのサトシとシゲルと旅の間の事に着いて話していると──。
「そう言えばシュン…。お祖父様から聞いた話しだと、きみは幾つかのジムを回った後にしばらくポケモンを育てる事に集中したいからリーグには出ないって聞いてたけど…どうしてここに?」
シゲルが祖父のオーキド博士から聞いた話しでシュンは幾つかのジムを回った後にしばらくはポケモンを強く育てる事に集中したいからカントーのリーグには出ないと聞いていたためどうしてリーグの開催地であるセキエイ高原に居るのかと尋ねる。
「もしかしておれが優勝するところを見に来てくれたのか!」
「君が優勝?そんな事万に一つもあり得ないね!」
「なにぃ~!!」
するとサトシが浮かれた様子で自分がポケモンリーグで優勝するところを見に来てくれたのかと笑顔で言い、それを聞いたシゲルは馬鹿にした感じでそんな事は万に一つもあり得ないねと心底馬鹿にした様子で呟きそれを聞いたサトシはまたも怒りシゲルを睨む。
「あはは……本当に変わってないね二人とも。残念だけど違うよ。ぼくもセキエイ大会に出場するために来たのさ!」
「えっ!シュンもセキエイ大会に出るのか。でもリーグ出場にはジムリーダーに勝った証のジムバッジが8つ必要何だぞ!」
「お祖父様から聞いた話しじゃ君はバッジを集めきれなかったって聞いたけどこの短い間にバッジを8つ集めたのかい?」
シュンもセキエイ大会に出場する事を教えられるとサトシは驚いた後にリーグに出場するには各地のジムリーダーに勝利した証のジムバッジを8つ必要だと言い、シゲルも祖父のオーキド博士から聞いた話しでバッジを集めきれずにいることを聞いたけどこの短い間にバッジを集めたのかと尋ねる。
「違うよ。ぼくはこのポケモンリーグ挑戦資格バッジで出場するんだ」
シュンはリュックのチャック付きポケットからポケモンリーグ挑戦資格バッジを取り出して二人に見せてこれで出場するのだと教える。
「ポケモンリーグ挑戦資格バッジ!」
「てことは……シュンはポケモンリーグ検定試験に合格したの!」
「あの超難関の試験に合格するなんて…サトシの幼馴染みのシュンは相当ポケモンの知識やバトルの実力があるということだな」
サトシはシュンがポケモンリーグ挑戦資格バッジを見て驚き、カスミはシュンがポケモンリーグ検定試験に合格した事に驚き、タケシも超難関のポケモンリーグ検定試験に合格したシュンは相当のポケモンの知識やポケモンバトルの実力があるという事だと驚いている。
「なるほど……それじゃシュンもぼくと優勝を争うライバルという事だな。シュン、リーグで当たる事があれば正々堂々と戦おう」
「うん!ぼくもシゲルと戦う時は正々堂々と自分達の持てる全てを出して戦うよ」
「あぁ、ぼくも全力でライバルの君と戦うよ」
シゲルとシュンはマサラタウン出身で幼馴染みであり同じ日に旅立ったライバル同士である二人。もしリーグで当たる事があればお互いに全力でバトルする事を誓いお互いの健闘を称えて握手する。
「ちょっと待てよ二人とも!おまえらのライバルはここにもいるぜ!」
すると健闘を称えあっているシュンとシゲルにサトシが二人に近づいて自分も2人のライバルで有ることをアピールする。
「フン…。きみなんかぼくのライバルだとは思っていないさ。出たとこ勝負で情報の大切さを軽んじるキミなんかわね。本当の戦いは敵を知るところから始まるんだぜ!」
「くっ!!」
「最も…きみなんかどんなに敵の情報があっても勝てはしないだろうけどね。シュン、会場でまた会おう…ふっははは!」
「「「「「「良いぞ!良いぞ!シゲル!!」」」」」」
シゲルは出たとこ勝負のサトシを…敵の情報を軽んじるサトシなんかは自分のライバルだとは思っていないと厳しい言葉を放ち、本当の戦いは敵を知るところから始まるのだと言うとサトシは怒りの表情でシゲルを睨む。
そして最後に一言そう言うとシュンに会場でまた会おうと言って高笑いしながらガールフレンド達と一緒に去っていった。
「……」
サトシはそんなシゲルをじっと見つめる。
「サトシ……シゲルはあぁ言ってたけど、ぼくはキミとバトル出来るのも楽しみにしてるよ。その時は全力でバトルしよう」
「あぁ!おれも全力でバトルするぜ。そしてシュンに勝つ!」
「ハハハ…。ぼくもこの日のためにポケモン達を鍛えて来たんだ。簡単には勝てないよ」
「望むところだぜ!」
「ピッカ!」
シュンはサトシともバトル出来るのを楽しみにしてると言って、全力でバトルしようと言うとサトシも全力でバトルしてシュンに勝つと言う。
それを聞いたシュンもこの日のためにポケモン達を鍛えて来たから簡単には勝てないよと告げて、それを聞いたサトシも望むところだぜ!!と言ってシュンと握手しトレーナーの気合いを感じてピカチュウも意気込む。
「それじゃサトシ!ぼくもそろそろ行くよ。カスミさん、タケシさん、サトシの事よろしくお願いします」
「カスミで良いわよ。任せて!」
「おれもタケシで良いぞ。サトシの事は任せて貰って大丈夫」
「分かったよカスミ、タケシ。それじゃぼくはこれで!サトシ…明日、会場で会おう」
シュンはサトシにそろそろ行くと伝えてカスミとタケシの2人にサトシの事をお願いすると、カスミとタケシは呼び捨てで良いと言ってサトシの事を任せて貰って大丈夫だと言う。
それを聞いたシュンは安心してサトシに明日会場で会おうと約束しその場から立ち去った。
「…まさかシュンまでリーグに出場するなんて…」
サトシはシュンが去った方を見つめながらシゲルだけでなくもう1人の幼馴染みのシュンもリーグに出場する事を予想しておらず驚いていた。
「それにしてもサトシにあんな幼馴染みがいたなんて驚いたわ」
「あぁ…幼馴染みはシゲルだけじゃなかったんだな」
「あぁ…。俺達3人で小さい頃からよく遊んでたんだ。シゲルとはよく競い合ってたけど、喧嘩になりそうな時はシュンがよく止めてくれたっけ?」
カスミはシュンの端正な顔立ちと和やかで落ち着いた雰囲気にサトシや、シゲルともタイプの違う幼馴染みがいた事に驚き、タケシが幼馴染みはシゲルだけじゃなかったんだなと聞くとサトシは三人で小さい頃からよく遊んでいてシゲルとは何かに掛けてはよく競い合って喧嘩になりそうになった事も合ったがその度にシュンが冷静に優しく止めてくれた事を話す。
「なるほど…サトシとシゲルに取ってシュンは喧嘩を仲裁してくれたり、困った時に頼りになる存在だったんだな」
サトシの話しからタケシは…サトシやシゲルに取ってシュンは喧嘩を仲裁してくれたりして2人の仲を取り持ち、困った時に頼りになる幼馴染み何だと思う。
そして話しもそこそこにサトシ達は明日のポケモンリーグ開会式に備えて休息を取るためにポケモンリーグの間に宿泊する施設へと向かうのだった。
「それにしてもまさかサトシとシゲルに会うなんて思わなかったな……。まぁ二人ともポケモンリーグに出場するんだしいるのは当たり前だけど…。それにしても……フフ♪サトシもシゲルも全然変わってなかったな」
一方……サトシとシゲルと再会したシュンは明日の開会式に備えてリーグ開催の間泊まる宿泊施設の部屋で、明日の開会式に備えて休息を取りながらポケモン達のコンディションをチェックしていた。
部屋で過ごしながら先程の事を思い出す。まさかマサラタウンで仲良しだった幼馴染みのサトシとシゲルに会えるとは思わなかった。だけど、よく考えたら二人はポケモンリーグに出場するんだからいるのは当たり前だと気づき、逆にリーグに出ないと聞いていたはずの自分がいたことで2人が驚いていたかも知れない。
しかし何、よりも小さい頃から仲良しの2人が旅に出る前と全然変わらずいつものサトシとシゲルだったのが何よりも嬉しかった。
「あの2人がマスターの幼馴染みですか?マスターとは全然性格が違うみたいですね…」
「そうですわ。帽子を被ったサトシと言う方は直ぐに熱くなって直球勝負と言う言葉が似合う方でしたし、シゲルという方はクールで自信家な面のある方でしたわ」
シュンの右隣にいたメロエッタは先程ボールの中から見ていた……シュンの二人の幼馴染みがシュンとは全然性格が違うと思い、左隣のディアンシーもシュンの幼馴染み二人を見て感じた…簡単な性格をパッと思い当てる。
「うん…二人ともマサラタウンで小さい頃からよく遊んでたんだ。メロエッタとディアンシーに会う前は毎日と言っていいほど良く遊んでたかな?」
シュンはマサラタウンで小さい頃から2人と良く遊んでたいた事をメロエッタとディアンシーに話し、二人に出会う前は毎日と言って良いほど良く遊んでいた事を話す。
「サトシとシゲルは何かとぶつかって競い合ったりしてたね…。まぁ大体シゲルは冷静に受け止めてサトシは直ぐに熱くなっちゃって負ける事が多かったけどね。仲を取り持つのも大変だったよ」
「なるほど……。あの二人は幼馴染みでありライバルなのですね」
「ですけどマスターに取ってもあの二人はライバルですわ♪」
シュンから更に詳しいサトシとシゲルとの事を聞いたメロエッタはサトシとシゲルは幼馴染みでありライバルなのだと思い、付け足すようにディアンシーがシュンに取っても二人は幼馴染みであると同時にライバルだと指摘する。
「そうだね。リーグに出る以上は二人はライバルだ。もし試合で当たる時は全力でバトルして勝つよ」
「その意気ですマスター」
「応援していますわマスター♪」
「うん!ありがとう。メロエッタ、ディアンシー!!」
そしてシュン達は話しもそこそこに明日の開会式に備えて就寝するのだった。
その夜──始めてのポケモンリーグ出場でプレッシャーを感じてしまうサトシは中々眠る事が出来ずにいた。
みんなの言葉が頭を過る……そしてサトシは着替えて気分転換にと着替えて部屋から出ていった。そのサトシの様子を眠っているふりをしていたカスミが「らしくないな~」と思いながらも見送った。
サトシは真夜中のスタジアムの観客席に来ていた。そこで自分が戦う事にプレッシャーを感じながらも自分は自分の戦い方で戦う事を強く決心するのだった。
そのサトシの様子をスタジアムのチェックをしていたタマランゼ会長の目に入り「たまらんなぁ~」といつもの口癖を言いながら笑顔を浮かべるのであった。
そして夜が明けて太陽が上る──。大きなくす玉が割られて中から大量のポッポと紙吹雪が出てくる。そして数発の小さな花火が上げられる。
『「さぁ、いよいよポケモンリーグの開会式が始まります。優秀なポケモントレーナー達とそのポケモンが技と力を競い会うポケモンリーグ!この大会で優勝する事はポケモントレーナーとしての名誉を得るだけでなく、ポケモンマスターになるために通過して行かなければならない試練なのです!」』
そしていよいよポケモンリーグの開会式が始まる──。観客席は超満員でみんな試合を見に来たり参加者の応援に来たりしていた。
観客のボルテージは最高潮であり実況放送も声高く響き選手達が入場してくるのを今か今かと待ち受けていた。
客席の中にはサトシを応援するタケシとカスミ、その間に座るタマランゼ会長もいた。
『「さぁ選手達が続々と入場してきます。全員8つ以上のバッジをゲットしてきた…あるいはあの超難関なポケモン検定試験に合格し、リーグ挑戦資格バッジをゲットしてきた強者揃いです!」』
選手を引き連れるトーチを持った大会スタッフの女性の後ろにリーグ参加の選手達が続いて入場してくる。その何れの参加者達はリーグ参加資格である8つ以上のバッジをゲットしてきた…あるいは超難関の検定試験を合格して挑戦資格バッジをゲットした強者揃いのトレーナーである。
「あぁ~!いたいたサトシ」
「えっ!どこだどこだぁ~」
「あそこあそこ!」
「あっ!!本当だ」
「あ~あ…緊張しちゃって…」
「おっ!シゲルとシュンもいるぞ!」
「さすがね。あの二人はサトシと違って堂々としてるわ」
入場してくる選手達の中にいるサトシを見つけたカスミ。タケシがどこだと聞くとカスミはサトシのいる場所を指差しタケシも気づく。
カスミは客席からでも分かる程にサトシが緊張している事に気づいてタメ息をつく……そのサトシの少し後ろにシゲル、その少し右横にシュンを見つける。カスミはサトシと違い二人が堂々としている事に流石と感心する。
「(マスター……堂々と入場している姿…ステキですわ////♪)」
「(えぇ…流石はわたし達のマスターです!)」
シュンが堂々と入場しているのをボールの中から見ていたディアンシーはシュンを見つめてうっとりしており、メロエッタも流石は自分達のマスターだと尊敬の眼差しを向ける。
「(う~ん…。やっぱり少し緊張するな。いよいよポケモンリーグが始まるんだ!ぼくがどこまでいけるか分からないけど…出場するからには勝ち上がって見せる)」
シュンは入場しながらも内心では少し緊張しており、いよいよポケモンリーグが始まる。
自分がどこまでいけるかは分からないが参加するからには勝ち上がる事を強く決意する。
そして選手全員、今大会参加者256名が出揃い聖火台に続く階段前へと整列する。
『「さぁ!聖火ランナーがやって参りました。ここまで何百人者人の手から手へと繋いで来た聖火が今聖火台へと向かいます」』
そして選手達の間を走り聖火ランナーの女性が聖火台に灯すための聖火を手に持ち走って来る。ここまで何百人という人の手で繋がれて来た聖火……。様々な人の思いをその火に灯しいよいよ聖火台へと運ばれて行く。
「タマランゼさん。種火は?」
「聖火台じゃ!」
「「えっ?」」
タマランゼに聖火の種火はどこにあるのか尋ねるカスミにタマランゼは聖火台だと答えると、カスミとタケシは聖火台に視線を向けると聖火台に小さく種火の炎が燃えていた。
そして聖火ランナーが階段を上り聖火台に近づいていく……その前に古代ギリシャのような服装で三日月の先のトーチと花のリングを持った女性達が出てくる。
『「おっと!?これは驚きの演出です。最後に点灯する女性がいるようです!』
実況は知らなかったのか驚いた様子で実況し 聖火ランナーの女性もそんなことは聞いておらず不思議に思いながらもその女性に聖火のトーチを渡そうと手を伸ばす…すると──。
「ご苦労さんでした……」
紫の長髪の女性の口元が怪しく微笑む。
「待てぇ~!聖火を渡しちゃ駄目だぁ~!」
「えっ?きゃっ!」
聖火台にいるのが誰か気づいたサトシは急いで階段を駆け上がり聖火を渡しちゃ駄目だと叫ぶが時すでに遅し、女性がえっ?と思っている間に聖火トーチを紫の長髪の女性がひったくるように奪い取る。
「遅いんだよ!!ジャ~ン!!」
そう言って二人は変装を解いて元の服装に戻る…その服装は全体的に白く胸に大きなRの文字が刻まれていた。
「R団!」
「本当にしつこい奴らだなぁ!」
「ピカピカ!!」
カスミはその2人の正体……R団の登場に気づき、サトシとピカチュウはそのしつこさに怒りの眼差しで睨み付ける。
「悪の道は努力の道ニャァ!!」
そこにいつもサトシはのピカチュウを狙うR団の最後の1人?喋るニャースが出てきてそう言う。
「このファイヤーの炎はR団が頂くわ!」
「そうはさせるか!」
紫の長髪の女性ムサシがそう言うと、サトシはそうはさせないと怒りの感情をむき出しで聖火を取り替えそうとピカチュウと一緒にR団へと向かっていく。
「やれ!!マタドガス!」
「マァタドガァス!!ドガァス!!」
すると隣の青紫の短髪の男性コジロウがボールからマタドガスを出す。
出て来たマタドガスは口から“スモッグ”を出して周りの目を曇らせる。
サトシ達はたまらず目を閉じて口元を押さえてしまう。
「ホッホホホ!ファイヤーの炎はもう私達の物よ!」
そう言ってムサシは聖火台にトーチの炎を灯し、炎が聖火台に引き寄せられるように中心に吸い込まれて炎が大きくなる。
煙が消える頃にはR団達は消えておりそこには大きく燃える聖火台だけが残っていた。しかし、聖火台の後ろから緑色の足と緑色に赤色の目をした何かが出てくる。
「今週のけっこうやる気のイケてるメカ!!燃えるんだぁ!!」
「あ~ん!いい感じ!」
「にゃんだか今週は違うにゃ!」
「聖火をゲットするため燃えて見ました!」
それは巨大なバッタ型のメカでその中でR団3人が操縦席に座っていた。そしてコジロウは目に炎を灯して燃え上がっていた。
「はぁ~いゲット!!」
『「とんでもない事になってしまいました!聖火台が奪われてしまいました」』
「あぁ…ワシが守ってきた聖火が……聖火が…」
バッタメカは聖火台を背負い、実況は現在の状況を緊迫した様子で伝えて、タマランゼ会長は長年自分が守ってきた聖火が奪われてしまった事に言葉をなくしてしまう。
「ついでにここに集まったポケモンも手当たり次第捕まえていくニャァ!!」
「言われなくても今やるところなの!!燃えるんだぁ!!レディ、ゴー!」
ニャースがリーグの参加者達のポケモンを捕まえると指示するとコジロウは今やるところだと怒り、レバーを引くと聖火台からスタジアムへと飛び降りて来る。参加者達は慌ててその場から逃げる。
「俺は燃えるんだぁ!」
コジロウはそう言って叫び、みんなは慌てて一目散に逃げていく。
「ピカチュウ!!“10まんボルト”だ!」
「ピィカ、チュウ~!!」
サトシは聖火台から階段で降りてくるとピカチュウに“10まんボルト”を指示し、ピカチュウは頬を帯電させて強力な電撃“10まんボルト”を放ち、電撃がバッタメカに直撃する。
しかし、全く聞いた様子もなく進路を替えてサトシ達の方に向かってくる。
「駄目だ!効かない!」
「ピカチュウ……ピカ!?」
迫り来るバッタメカから逃げるサトシとピカチュウ!!
「「「ダァ(ワァ)(ニャ)~ハッハハハ!!」」」
「予算奮発して電気に強いボディにしてみました」
R団の3人は電撃が効かない事に狼狽えているサトシ達を見て高笑いしている……予算を奮発して電気に強い装甲になっているのである。
「フシギダネ!!キミに決めた!」
「ダネェ!!」
電気が効かないならとサトシはボールからフシギダネを出す。
「フシギダネ!“はっぱカッター”だ!」
「ダネフッシ!!」
フシギダネは“はっぱカッター”を放つがバッタメカは背負っている聖火台を向けて“はっぱカッター”を防ぐ。“はっぱカッター”は聖火の炎に瞬時に燃やされてしまう。
「あぁ…」
「ピッカ!」
「ダネェ…」
サトシ達は“はっぱカッター”が燃やされてしまった事に驚く。
「そんなもの!この炎の敵じゃないわ!」
ムサシは愉快そうに笑いながらサトシ達を嘲笑う……そして。
「ウェヘヘヘ!!!」
コジロウは聖火台を向けて怪しく笑いながらサトシへと迫って来る。
壁際まで追い込まれてしまったサトシ……逃げ場が無くなってしまう。
「ウェェェ~~イ!!!」
そしてコジロウはサトシを脅すように聖火台を向けて炎を突きつける。
「サトシ!」
「逃げろサトシ!」
「逃げるもんか!!この場所は……ここは…おれ達ポケモントレーナーが夢にまで見たポケモンリーグの会場だ。おれ達はポケモントレーナーとしての誇りを懸けて戦う場所なんだ!!絶対に逃げたりなんかするもんか!!」
サトシの危機にカスミは叫び、タケシは逃げるように言うがサトシは逃げるもんか!!と手を広げて心からの想いを叫ぶ。
この場所は自分達ポケモントレーナーが夢にまで見たポケモンリーグの会場…ここで自分達はトレーナーとしての信念、誇り、ポケモンとの絆を……これまで経験し努力した全てを懸けて戦う場所だと……だから絶対に逃げたりしないとこの場所を守るように手を広げて立ち自分達ポケモントレーナーの神聖なポケモンリーグの開会式を汚すR団を睨み付ける。
そんなサトシに無慈悲にも聖火の炎が放たれる。
「サトシ~!!!」
サトシに迫る炎にカスミは悲鳴を上げてサトシの名を叫ぶ……サトシ達に炎が迫ろうとしたその時──。
「フーディン!」
サトシ達の前にあるポケモンが現れてサトシ達を抱えてその場から消える。
「ダァ~ハッハハハ!!これで生意気なジャリボーイもおしまいだ!!」
「散々、ニャー達の邪魔をした報いニャァス!」
「良い気味ね!」
炎に包まれたサトシを見てR団は愉快そうに高らかに笑う。今まで自分達の邪魔をした憎きサトシ事…ジャリボーイを倒すことが出来たと喜びを露にしている。
「そんな…サトシ…」
炎に包まれたサトシ達を見てカスミは茫然としてしまう。
「いや……待て!少し様子が可笑しいぞ!」
「えっ?」
「おぉ!!」
タケシは炎に包まれたサトシ達の状況が少し可笑しい事に気づいてカスミとタマランゼ会長も視線を向ける……するとR団達も様子が可笑しい事に気づく。
「さぁて…ジャリボーイ達もやっつけたしここに集まった奴らのポケモン達を奪うわよ」
「まとめてボスに献上するニャース!!」
「おぉ!!ん?いや…ちょっと待て!!少し変だぞ!」
「「ん(ニャ)?」」
サトシ達をやっつけたと思ったムサシはリーグの参加者達のポケモンを奪うわよとテンション全開で叫び、ニャースも捕まえたポケモン達を纏めてR団のボスに献上すると笑い、2人に言われてコジロウがやる気全開で行うとしたその時……傾けていた聖火台が上げると少し様子が可笑しい事に気づく…なぜなら──。
「なっ!!ジャリボーイ達がいないぞ!」
「そんなばかニャ!!生きてたとしても大火傷で動けないはずニャース!」
「きっと綺麗さっぱり燃え尽きちゃったのよ!!」
聖火台を上げて炎が止むと炎に包まれたはずのサトシ達がいない事にコジロウが気づき、あの炎に包まれて例え生きてたとしても大火傷で動けないはずだとニャースも驚くがムサシは驚きつつもきっと綺麗さっぱり燃え尽きたのだと言う。
「見て!!あそこ!」
カスミがバッタ型のメカの後方のスタジアムの入場ゲートの近くに何かを見つけて指を差し、みんながそこに視線を向けるとそこには──。
「ッツ…おれ…どうなったんだ?」
「ピカピ?」
「ダネダネ?」
「ピカチュウ、フシギダネ…おれ達炎に包まれたはずじゃ…ここは…」
迫り来る炎に恐怖して目を閉じて迫る炎に身構えていたサトシが恐る恐る目を開けると、そこは自分がいたスタジアムの壁側ではなくスタジアムの入口近くにいる事に気づき、炎に包まれたはずの自分達が何故ここにいるのかと疑問に思っていると──。
「フーディン!」
「えっ?フーディン!おまえが助けてくれたのか?」
「ディン!!」
「ピカピカ!」
「ダネダ!」
「ディン!」
サトシは自分の後ろにフーディンがいることに気づいてフーディンに助けてくれたのかと聞くとフーディンが頷く。すると自分達を助けてくれたフーディンにピカチュウとフシギダネがお礼を言いフーディンも頷く。
「よくやったねフーディン…」
「ディン!」
「えっ?シュン!そうか…フーディンはシュンのポケモンか」
「うん。サトシが危ないと思ってフーディンにテレポートで助けてもらったんだ」
「そうだったのか……ありがとうシュン、フーディン」
「どういたしまして」
「サトシ…無事で良かった…」
「あぁ…シュンが助けてくれたんだな」
フーディンの後ろからシュンが来てフーディンを誉める。それを見たサトシがフーディンはシュンのポケモンであることに気づき、シュンはサトシの危機を見てフーディンに助けるように指示しフーディンはテレポートでサトシ達の近くに移動して炎が迫る寸前のところで間一髪テレポートでサトシ達を助ける事が出来たのである。
自分達を助けてくれたのがシュン達だと分かるとサトシはシュンとフーディンに礼を言う。
その様子を客席から見たカスミはサトシが無事だった事に安心し、タケシはシュンがフーディンの側で話すのを見てシュンが助けてくれたのだと気づく。
シュンとサトシがそうやって話していると──。
「ちょっとちょっと!あんた!!何わたし達の邪魔をしてんのよ!」
「そうだそうだ!!ようやく散々俺達の邪魔をした憎きジャリボーイを倒したと思って喜んでたのに!!」
「関係ない奴がニャー達の邪魔をするんじゃないニャー!!」
サトシが自分達の攻撃から助かってる事に気づいたR団の3人がシュンに文句を言って自分達の邪魔をするんじゃないと怒りの声で叫ぶ。
「サトシはぼくの幼馴染みなんだ…。そのサトシが危ないのに黙って見てるわけない。突然の事態で状況が飲み込めなくて助けに行くのが遅れちゃったけど……ぼくも一緒に戦うよサトシ。R団から聖火を取り返して ぼく達でポケモンリーグを守ろう!」
「シュン……あぁ!一緒に戦おう。俺達でR団から聖火を取り返してポケモンリーグを守るんだ!」
「ピカァ!!」
「ダネェ!!」
「ディン!!」
R団の怒りの声にシュンは一切怯む事なく……幼馴染みであるサトシが危ないのに黙って見てるわけないと反論し、突然のR団の襲撃に…状況を理解するのが遅れて助けに行くのが遅れたが自分も一緒に戦うと…R団から聖火を取り返して自分達でポケモンリーグを守ろうと強い眼差しでサトシを見ながら言う。
サトシもその強い決意の籠った目に頷いて一緒に戦うことを決めて、R団から聖火を取り返して自分達がポケモンと共に今までの経験や努力の成果を発揮して自分達の誇りをぶつけ合う憧れのポケモンリーグを守る事を誓い、目の前のR団を怒りの眼差しで睨み付ける。
トレーナー達の想いに触発されてピカチュウ達も前方のR団達を睨み付ける。
「ジャリボーイと同じで生意気なジャリボーイその2ね。あたし達に歯向かうとどうなるか分かってないみたいね…。コジロウ!やっておしまい!!」
「ラジャー!!2人まとめてボコボコに叩きのめしてR団の恐ろしさを味会わせてやるぜ!」
「覚悟するニャー!!」
シュンの自分達に歯向かう態度に怒ったR団達はサトシ同様シュンも叩きのめしてR団の恐ろしさを味会わせてやろうとバッタ型のメカを操作してシュン達に襲いかかる。
「来るよサトシ!」
「あぁ!」
サトシとシュンが迫り来るR団のメカに身構えて反撃しようとしたその時──。
「ニドキング!!“つのでつく”だ!」
「ニドォ~!」
「「「へっ?ウワァァ(イヤァァ)(ニャァァ)!!!!」」」
突如、そんな声が聞こえたかと思うと…バッタ型のメカの横にニドキングが攻撃してその威力にバッタ型のメカは吹っ飛び、中にいたR団達は悲鳴を上げる。
「今の声は…」
「もしかして…」
サトシとシュンは聞き覚えのある声と……サトシはこのニドキングに見覚えがある一人の姿が頭に浮かぶ……するとサトシとシュンの後ろから──。
「まったく……。4番目のサ~トシくんの癖に随分と勇ましい事を言うじゃないか?」
「「シゲル!!」」
そこにいたのはサトシとシュンの幼馴染みであるシゲルだった。R団を攻撃したニドキングがシゲルの近くに戻って来る。
「シゲル……おまえどうして…」
「どうして?キミやシュン、幼馴染みの2人が奴らからポケモンリーグを守ろうとしてるのにぼくだけ逃げるわけないだろう。ぼく達の神聖なリーグを汚す奴らをぼくも許せないと思っただけさ」
不思議そうに尋ねるサトシにシゲルは幼馴染みの二人がR団からポケモンリーグを守ろうとしてるのに同じ幼馴染みである自分だけ逃げるわけないだろうと当然だと言うように呟き、自分達が戦う神聖なポケモンリーグを汚すR団を許せないと思っただけだと告げる。
実を言うとシゲルもR団が聖火を奪い…巨大なバッタ型のメカで現れてスタジアムに下りたった時には他の参加者と一緒に逃げていたが……。サトシが必死にR団と戦っている光景とサトシの…追い詰められているのにも関わらずR団に堂々と勇ましく強い想いの籠った言葉を聞いたシゲルは……自分がビリや4番目と馬鹿にしていたサトシが勇ましくR団に立ち向かっているのに自分だけ逃げている事を恥じてサトシを助けに行こうと決意する。
すると間に合わずにサトシが炎に包まれたのを見て動揺するが、シュンが助けたのを見て幼馴染みだけあって考える事は同じかと嬉しくなり、ニドキングをボールから出して攻撃するように指示を出して現在に至る。
「シゲル!うん、そうだよね!」
「あぁ。一緒に戦おう!俺達3人でR団から聖火を取り返して俺達が戦うポケモンリーグを守ろうぜ!」
「ふん…。キミに言われるまでもないね。奴らはぼくが倒して見せる」
シュンとサトシは幼馴染みのシゲルも一緒に戦ってくれる事に笑顔で喜び、一緒に戦おうと自分達でR団から聖火を取り返して自分達が戦うポケモンリーグを守ろうと言う。シゲルはサトシに言われるまでもないと言って自分がR団を倒して見せるとR団を睨む。
「ピカァ~!!」
「ダネェ!!」
「ディン!!」
「ニドォ!!」
ポケモン達もトレーナーの強い想いを感じ取り闘志全開でR団達を睨み付ける。
「テテテ(痛)…生意気言いやがって!!おまえら全員、この燃えるんだぁ!でやっつけてやる!」
「そうよ!!やっちゃいなさい」
「ニャー達の怖さを思い知らせてやるニャース!!」
「おぉ!!!行けぇ!!燃えるんだぁ!!」
ニドキングに攻撃されて倒れていたR団のメカが起き上がるとR団は怒り心頭でシュン達を睨み付けてシュン達をやっつけようと可動レバーを引いて飛び上がりシュン達に襲いかかる。
「任せて!!フーディン…“サイコキネシス”!」
「フーディン!!フー!」
シュンは襲いかかって来るR団のメカの動きを止めようとフーディンに指示し、フーディンは“サイコキネシス”でR団のメカの動きを止める。
「あれ?動かないぞ!!可笑しいな…?」
「何やってるのよコジロウ!!しっかりしなさいよ!」
「そんな事言ったって動かないんだからしょうがないだろう!!」
「まずいニャース!!」
フーディンの“サイコキネシス”が決まりR団のメカは空中で動けずにいて、R団は焦ってしまう。
「あんな巨大なメカの動きを空中で止めるなんて…なんて強力な“サイコキネシス”なの…」
「あぁ…流石だ。シュンのフーディン…よく育てられている──」
観客席でシュンとシゲルがサトシに力を貸して協力してR団に立ち向かう様子に喜んでいたカスミは、R団の巨大なメカの動きを空中で止めたフーディンの“サイコキネシス”のパワーに驚き、タケシも流石だと…シュンのフーディンはよく育てられていると感心している。
「今だニドキング!!もう一度、“つのでつく”だ!」
「ニドォ!!ニドォ~!!」
「「「うわぁ~~!!!」」」
空中で制止しているR団のメカにニドキングの“つのでつく”が再び決まり吹っ飛ぶと同時にフーディンは“サイコキネシス”を止める。そしてR団は吹っ飛ぶ。
「今だ!!ピカチュウ、“10まんボルト”!フシギダネは“ソーラービーム”!」
「ピィカチュウ~!!」
「フッシ~~ダネェ~!!」
ピカチュウは最大パワーで“10まんボルト”を放ち、フシギダネも“ソーラービーム”のエネルギーをチャージして一気に解き放つ。
「フーディン!“サイコキネシス”で足を折るんだ」
「ディン!!」
「ニドキング!“つのでつく”で後ろ足を破壊しろ!」
「ニドォ!!」
ピカチュウとフシギダネの攻撃がR団のメカの右前足を破壊し、フーディンの“サイコキネシス”が中心の左足を折り曲げて破壊、ニドキングの“つのでつく”が右後足を粉砕し破壊する。
「うわぁ~!!燃えるんだぁの足がぁ~!」
「このままじゃ不味いニャース!!」
「こうなったらコジロウ!!あいつらに聖火の炎をお見舞いしてやんのよ!!」
「分かった!!これでもくらえぇ~!」
追い詰められたR団はこうなったら最後の手段とシュン達に向かって聖火の炎を放つ。
「しまった!!」
「くっ!!」
「うわぁぁ~!!」
3人が気づいた時には遅く…シゲルはしまったと思い、シュンは苦虫を噛み潰した表情になりサトシは迫りくる炎に恐怖し悲鳴をあげる……そして3人とポケモン達はなすすべもなく炎に包まれる。
「サトシ~~!!!?」
「シュン、シゲル!!?」
カスミは先程と違い3人全員が炎に包まれたのを見て今度は助ける者が誰もおらずに本当に炎に包まれてしまった事にカスミは悲鳴を上げ、タケシもシュンとシゲルの名を呼ぶ。
シゲルのガールフレンド達もシゲルが炎に包まれたのを見て悲鳴をあげて何人かはその場で気を失う。
「ぐっ!ぐぅ~~………熱くない?」
「えっ?本当だ……」
「確かに熱くない…でも、なぜだ?……」
「ピカ?」
「ダネェ?」
「ディン?」
「ニド?」
炎に包まれたサトシ達は炎に包まれているのにまったく熱くない事に気づく。
ファイヤーの炎なら高温で有ることは間違いないのに火傷も負わずに全然熱くない事にシュンは不思議そうにしており、シゲルも確かにと思いながらなぜだと考えている。
ポケモン達も不思議そうに自分の体と回りの炎を見つめている。
「ニャンだ?」
「どうなってるの?」
「炎に包まれてるのに何であいつら平気そうにしてるんだ?」
R団はサトシ達が炎に包まれているのに全く平気な様子に驚き呆然としている。
するとシュン達の目の前で不思議な事が起こった……。シュン達に降り注いだ聖火の炎が集束してまるでファイヤーの如く火の鳥となり大きく翼を羽ばたかせている。
「ファイヤー!!」
「まさか!あの聖火は確かにファイヤーの炎だが…!」
「こんな事が起きるなんて……」
サトシは聖火が火の鳥の如く舞う様子にファイヤーを連想し、シゲルはあの聖火を確かにファイヤーの炎なのは知っていたが…それでもあり得ない事に驚愕し、シュンもこんな事が起きるなんてと呆然と驚く。
『フォォォォ――!!!』
そして聖火の炎はファイヤーの如くサトシ達の勇気ある想いに応えるようにトレーナー達の誇りをかけた神聖なポケモンリーグを汚す悪党達に向かっていく。
「ファイヤーじゃ!!あれがファイヤーの炎じゃ!!」
観客席にいたタマランゼ会長はその光景に驚きと共に興奮を露にしていた──。
サトシ達の身を心配していたカスミとタケシもその不思議な光景を呆然と見つめている。
カスミの抱くトゲピーだけはその光景を見て笑顔ではしゃいでいる。
「いや!!なによぉ~~!?」
「来ないでぇ~~!?」
「ニャ~~!?」
自分達に迫りくる怒りの炎にR団は怯えて来ないでぇ~!?と叫ぶが……私利私欲のために聖火を盗もうとしてポケモンリーグ開会式を汚した悪党の願いを聞くはずもなく、ファイヤーの炎がどんどんと迫ってくる。
「「「はあぁぁぁぁぁ(ニャヤァァァ)!?!!?!?」」」
ヒュ~~~ドガァァァァン!!!
R団は迫りくる怒りの炎に悲鳴を上げる──。そして怒りの炎がR団のメカを貫くように通りすぎた。するとR団のメカは光輝くと煙を上げて大きく爆発してバラバラになった。
「「「やなカンジィ~~~!?!」」」
R団の3人は体を黒こげにしながら空のかなたへと振っとんでいった。
ヒュ~~ドスン!!
するとメカの上に乗っていた聖火台が爆風によって上空に上がっていたのが元の聖火台の有った場所に落ちてくる。そしてファイヤーの如く火の鳥は聖火台に自ら戻り中に入ると元の炎に戻り大きく燃えている。
「聖火の炎がファイヤーになってR団を倒した…」
「まさかこんな不思議な事が起こるなんて…」
シュンとシゲルは先程起こった不思議な現象に呆然と聖火台を見つめている。
「きっと俺達のポケモンリーグを守りたいって想いにファイヤーが応えてくれたんだ!
ありがとうシュン、シゲル。一緒に戦ってくれて!」
「ふん…!キミに礼を言われる筋合いはないね…。ぼくが戦うポケモンリーグを汚す奴らが許せなかっただけさ。戻れニドキング…」
サトシはきっとファイヤーが自分達の想いに答えてくれたのだと喜び一緒に戦ってくれたシュンとシゲルにお礼を言う。
するとシゲルはサトシに礼を言われる筋合いはないと言って自分が戦うリーグを汚すR団が許せなかっただけだと…ニドキングをボールに戻してその場から立ち去っていく。
「戻ってフーディン…。サトシ、あいつらを倒せたのはサトシが一生懸命に聖火とポケモンリーグを守ろうとしたからだよ」
「えっ!そうかな?そう言われると何だかテレちゃうな!」
シュンにそう誉められてサトシは照れてしまい手で頭をかく
「ハハ。それじゃサトシ…。開会式が再開されるみたいだし戻ろう」
「あぁ!」
シュンが向こうに目を向けるとポケモンリーグの職員達によって荒らされたスタジアムの整備がされており、少しして最低限開会式を始められる位に整備が終わったようで…職員に連れられて避難してきた参加者達が戻ってきて整列している。
シュンとサトシも戻りその中に並ぶと開会式が再開される。
『「ただいまより…開会式を再開します。それでは…タマランゼ会長の開会宣言です!」』
開会式が再開されてタマランゼ会長の開会宣言が始まる。
「ポケモンリーグは……ポケモンを真に愛する人達の戦いの場所です」
タマランゼ会長の開会宣言の出だしはポケモンリーグはポケモンを真に愛する人達の戦いの場所だと告げる。勿論トレーナー達はみんなポケモンを愛しているだろうがリーグに参加しているトレーナーはそれ以上にその気持ちと想いが強いという事である。
「聖火が…ファイヤーの炎が我々を見守ってくれています」
聖火台のファイヤーの炎がポケモンリーグの参加者達を見守っているように大きく燃え上がっている。
「ポケモントレーナーの諸君!!正々堂々!悔いのない戦いをして下さい」
『『『『『ワアァァァ~!!!!』』』』』
タマランゼ会長の最後の宣言を皮切りに参加者達と観客達はテンション全開で大きく盛り上がりスタジアムに歓声がこだまする。
「(おれ達を守ってくれてありがとうファイヤー)全力を尽くそうぜピカチュウ!」
「ピッカチュウ!!」
サトシは聖火台を見つめて自分達を守ってくれたお礼を言い、ピカチュウを見て全力を尽くす事を誓い共に聖火台を見つめる。
「(いよいよ始まるんだ……ぼくの…いや…ぼく達の挑戦が!)」
「(先程はどうなるかと思いましたが無事に始まりそうですわ!)」
「(えぇ。もしもの時はいつでも飛び出せるようにしていましたが、ファイヤーの炎のおかげでその必要もなくマスターも無事でしたし、後はマスターを全力で応援するだけです)」
「(そうですわね。マスターをしっかり応援いたしましょう)」
シュンは聖火台を見つめて…いよいよ始まる自分の…自分達のポケモンリーグへの挑戦に期待で胸を膨らませており、ボールの中でディアンシーとメロエッタも先程のR団の襲撃にヒヤヒヤとしていたがシュンが無事に済んで安心し、後は全力で応援するだけだとシュンを応援する。
「(ははは!誰が相手だろうと優勝するのはこのぼくに決まっているさ!)」
そしてシゲルは自信満々に優勝するのは自分だと思っていた。
いよいよポケモンリーグが始まった──。
果たしてどんなバトルがサトシを──シュンを──シゲルを待っているのか──。
そして優勝するのは誰なのか──。
今、トレーナー達のこれまでの努力の成果と──ポケモンと共に歩んだこれまでの全てと──ポケモンとの絆──トレーナーとしての誇りをかけてぶつかり合う──。
こうして参加者256名によるポケモンリーグが始まるのであった。
そして開会式に出ている参加者達の一人。大きな青いマントを羽織り、顔を半分近く布で覆った怪しげな服装の男の口元が怪しく歪む。
その彼の腰元の1つのボール……そのボールには収まり切らないようにかすかな電撃が漏れ出ているのであった。
如何でしたでしょうか?
出来るだけ投稿を早くしたいと思います。
番外編だけでなく本編の方も早く投稿出来るように頑張りますのでどうかこれからもよろしくお願いします。
それでは……失礼します。