歌姫と宝石の姫と共に頂点を目指す者!(調整中)   作:シュリーダ

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お待たせしました。投稿致します。

毎日が忙しく何とか暇を見つけては書き進めている今日この頃です。

本編の方のアイディアが中々思い浮かばず考えています。

なお、このお話しはアニメポケモンのカントー編の第77話を参考にしています。

少々疑問に思うところもあるかも知れませんがそれが許せる方だけご覧ください。

それではどうぞ──。


第一回戦 水のフィールド!スローニューフェイ!!

ポケモンリーグセキエイ大会に出場する事を決めたシュンはセキエイ高原のポケモンリーグ会場へと訪れる。

大会の参加者達が宿泊する選手村に訪れるとそこで幼馴染みのサトシとシゲルの二人と再会した。

 

そしてポケモンリーグ開会式に出ていたシュンやサトシ達にポケモンリーグの聖火を狙って迫り来るR団。

だがシュン、サトシ、シゲルのマサラタウン出身の幼馴染み3人の活躍で無事、聖火は守られた。

 

シュンやサトシ、シゲルのポケモンリーグを守りたいと言う強い想いに応えた聖火がファイヤーとなりR団達を倒したのだった──。

 

そしていよいよ開催されるポケモンリーグセキエイ大会!!

 

手強いジムリーダー達からジムバッジを8個以上集め、あるいはポケモンリーグ検定試験の超難関な試験を突破した強者達の祭典が今、始まる。

 

 

ここはマサラタウンにある大きな建物はオーキド研究所。広大な庭と大きな風車が特徴のマサラタウンでも有名なポケモン研究家のオーキド博士が住んでいる。

 

そこでオーキド博士やマサラタウンに住む人達……そしてサトシの母親のハナコがポケモンリーグが行われている会場での中継をテレビで見ていた。

 

「『ポケモンリーグのセキエイ大会の開会式を無事終えたトレーナーの皆さんは第1回戦のバトルフィールドを決めるため、この抽選会場へ続々と集まっております』」

 

ポケモンリーグの抽選会場が映しだされてそこに1回戦の抽選をしに来たサトシ達が横切る。

 

「おぉ!」

 

「サトシ!ママはここよぉ♪」

 

抽選会場の中継にサトシが映りオーキド博士とハナコがテンションを上げてテレビに映るサトシに手を振る。

 

そしてしばらく中継を見ていると……サトシ達が通った後に少ししてシュン達(透明になっているメロエッタ、ディアンシー)が通りかかる。

 

「んぉ?あれはシュンくんではないか?」

 

「まぁ本当……シュンくんを見るのも久しぶりだわ」

 

「しかし彼はポケモンを育てるのに集中したいからとジムバッジも集めずにいたはずなんじゃが…はて?…」

 

シュンが中継に映るとオーキド博士とハナコは驚き、シュンがポケモンリーグの会場にいたことに不思議そうにしている。そして場面はポケモンリーグの抽選会場へとうつる。

 

「ここが抽選会場か…」

 

ポケモンリーグが無事に開幕し、シュン達は予選一回戦の抽選をしに抽選会場へと訪れていた。その抽選会場は巨大なドーム型の建物であり 扉は無く中には幾つもの丸いテーブルに真ん中が空いており そこに一本台の上に伸びるモニターと出場者にルールの説明をしたりするリーグ係員の女性がいる。

 

シュンは右端のテーブルで自分の抽選を聞く……順番を待ち そしてシュンの番になる。

 

「お待たせしました。トレーナーの登録証を出して下さい」

 

「はい」

 

シュンはポケモン図鑑をリーグ係員の女性に渡すと、係員はポケモン図鑑のあるボタンを押してシュンのトレーナーとしての証明書であり登録証のページを出す。

 

「マサラタウンのシュンくんね。少々お待ち下さい」

 

すると係員の女性はポケモン図鑑をある機械にセットしてキーボードで入力していく。

 

「はい、登録完了です」

 

「ありがとうございます」

 

登録が完了すると係員の女性はポケモン図鑑をシュンに返し、シュンはお礼を言って受け取る。

 

「それではバトルフィールドの抽選を行わせて頂きます。

ポケモンリーグセキエイ大会では──岩、水、草、氷の4つのバトルフィールドをルーレットによる抽選で選んで頂きます。そして4つのフィールドで行われる予選を勝ち抜けば5回戦からはメインスタジアムによる本選へと進めます」

 

「なるほど…」

 

シュンは係員の女性からポケモンリーグのバトルフィールドによる説明が行われており、シュンは一言も聞き漏らさないようにしっかりと聞き耳を立てて聞いている。

 

「後でもう一度確認したい時は……全参加トレーナーに配られたトレーナーハンドブックにも記入されていますのでご確認下さい」

 

「分かりました」

 

そして後でもう一度確認したい時はポケモンリーグセキエイ大会の参加者全員に配られるトレーナーのハンドブックに記入されていると教えられシュンも頷く。

 

「それではバトルフィールドの抽選を始めます。上のボードの光が回るから自分の好きなタイミングでボタンを押して下さい。止まった所が1回戦の会場です」

 

係員の女性が目の前のボタンを押すと4つのバトルフィールドの欄が光りルーレットが回り始める。シュンの好きなタイミングで止めていいのでシュンは別にどこでも大丈夫だが、一応良く見てそしてある程度たった時にボタンを押すとルーレットの光のスピードが落ちてきてそして止まる。

 

果たしてシュンの予選1回戦のバトルフィールドの会場は──。

 

「シュン選手の1回戦のバトルフィールドは水のフィールドです」

 

「水のフィールドか…」

 

ルーレットは水のフィールドの枠で止まり、シュンの1回戦のバトルフィールドは水のフィールドで決定する。

 

「それではトーナメントボードに入力します」

 

そして係員の女性はたった今、決まった結果をトーナメントボードに入力すると画面が変わりシュンと金髪に髪を逆立てた派手な服装の男性だった。

 

「あの人がぼくの対戦相手か」

 

「水のフィールド……第5試合です。試合開始は16時ですから遅れないようにして下さい」

 

「はい、分かりました」

 

シュンは試合の抽選結果を知ると今日の試合で使うポケモンを考えるためにポケモンセンターへと向かい じっくり考える事にする。

 

ポケモンセンターに着いたシュンは目立たないように端のテーブルに座りメロエッタとディアンシーと一緒に相談する。

 

「1回戦は水のフィールドか…みずタイプは必ず入れないと」

 

「そうですね。それと相手がみずタイプのポケモンを使う事も考えてでんきタイプのポケモンも加えた方が良いでしょう」

 

「空を自由に飛べる"ひこうタイプのポケモンも加えた方が良いですわ」

 

「そうだね…初めてのポケモンリーグの1回戦だし慎重に考えないと」

 

シュンは1回戦に使用するメンバーを慎重に考える。始めてのポケモンリーグ…そして第1回戦のためシュン慎重になっていた。メロエッタとディアンシーに相談にのってもらいながら考える。

 

「2体は決まったけど…後1体が決まらないしどうしようかな…」

 

今日の試合で使うポケモン3体のうち2体は決まったが残り1体が決まらずに悩むシュン。

 

「マスター、取り合えず今決めた2体を引き取りに行ったらどうですか?」

 

「そうですわ。マスターの住む町の方に連絡をいれるのも久しぶりでしょうし……話してるうちに最後の1体も決まるかもしれませんわ」

 

「うんそうだね。オーキド博士に連絡してみよう」

 

メロエッタとディアンシーの提案通りにシュンは今日の試合で使うポケモンを送ってもらうためにポケモンセンターの電話コーナーに向かいダイヤルを回しオーキド博士に電話すると、モニターにオーキド博士が映る。

 

「こんにちわオーキド博士」

 

「おぉ シュンくん!久しぶりじゃのう。ポケモンリーグの中継を見ていた時に君の姿が映っておったから気になってこっちから連絡しようと思っとったからちょうど良かったわい。

シュンくん、確か君はしばらくポケモンをじっくり育てる事に集中したいからとジムバッジを集めずにカントーリーグの参加はしない事に決めたと言っておらんかったかな?」

 

「はい……最初はそのつもりだったんですけど…ポケモンリーグに参加出来るようになったのでせっかくだし、今の自分がどこまで出来るか試したいとセキエイ大会に出る事にしたんです」

 

「そうじゃったのか……しかしよくこの短期間でジムバッジを集めたのぉ…」

 

電話に出たオーキド博士に挨拶するシュン。オーキド博士は久しぶりに見るシュンの姿に喜び ポケモンリーグの中継を見ていた時にシュンが映ったのを見て気になっていらしく連絡しようと思っていたからちょうど良かったと言う。

そしてオーキド博士は前に一度シュンから連絡があった時に、しばらくポケモンを育てる事に集中したいからジムバッジを集めずにポケモンリーグの参加はしない事にしたと言っていたはずだと聞くと、シュンは最初はそのつもりだったが……ポケモンリーグに参加出来るようになったのでせっかくだから今の自分がどこまで出来るか試したいからとセキエイ大会に出る事を決めたと伝えると、オーキド博士は納得しつつこの短期間でジムバッジを集めた事に驚いている。

 

「実はポケモン検定試験に合格して参加資格バッジを貰えたんです」

 

「なんと!あの超難関な検定試験に合格したのか!驚いたのぉ。しかしシュンくんなら合格しても不思議じゃないかもしれんのぉ」

 

シュンから検定試験に合格した事を教えられたオーキド博士は驚きつつも…シュンなら合格しても不思議じゃないかもしれないと納得している。

 

「ところで先程シゲルからポケモンの交換の連絡があったが、シュンくんはどうするんじゃ」

 

「はい…ぼくもポケモンの交換をお願いしたくて連絡したんです。??と??……それから……そうだ! ??をお願いします」

 

「なんと!!前の2体はともかくあやつを使うのか。大事な1回戦じゃし大丈夫かの?」

 

「はい。オーキド博士に連絡した時に思い出して今回の試合で試してみたいと思ったんです。転送お願いします」

 

「うむ。シュンくんがそう決めたのなら良いじゃろう。少し待っておれ…」

 

シュンがオーキド博士に事前に決めていた2体と今、オーキド博士に連絡して思いついたポケモンを送ってもらうように頼むと、オーキド博士は驚き大事な1回戦なのに大丈夫かと心配するが…シュンは大丈夫だと言って今回の試合で試したいと言うシュンにオーキド博士はシュンがそう決めたのならと納得して今、シュンが言ったポケモンを転送するための準備をしに電話の前から離れる。すると──。

 

「はぁいシュンくん♪お久しぶり!」

 

「ハナコさん!お久しぶりです」

 

オーキド博士が電話の前からどいた後にサトシのママ ハナコが電話に出て、シュンに笑顔で挨拶してシュンは驚きながらも挨拶を返す。

 

「久しぶりにシュンくんの元気な姿が見れて嬉しいわ。わたしや町のみんなも応援してるから頑張ってね!」

 

「ありがとうございます。頑張ります」

 

ハナコは久しぶりに元気なシュンの姿を見れて嬉しいと言い、自分や町のみんなも応援しているから頑張ってねとエールを送り、電話のモニターを少しずらすとマサラタウンの町のみんながシュンやサトシ、シゲルのマサラタウン出身の3人を応援しているファイトと書いた紙を持ったり、旗を振って応援したりしていたのを見てシュンはお礼を言って頑張りますと答える。

 

そしてその後にオーキド博士から3体のポケモンを転送してもらい手持ちのポケモンをその分送った。

 

「頼んでいたポケモンが届きました。ありがとうございますオーキド博士」

 

「うむ!シュンくん!君の活躍、テレビで見ながら応援しとるぞ!!」

「頑張ってねシュンくん!」

 

そう言って電話をきったシュンは最終調整のために人目のつかない森の中へと向かった。

 

その頃サトシは──お互いに気づかなかったがシュンもサトシも抽選会場にいて抽選でサトシは水のフィールドで第3試合でありサトシはカスミとタケシのアドバイスを自分には自分のやり方があると言いながら歩いていると……ガールフレンド達とティータイムを楽しむシゲルと会う。

そして相変わらずの様子でシゲルがサトシを挑発しシゲルは試合の時間だと言って去って行った。

その後サトシは自分に電話があるとアナウンスを聞いて行くとオーキド博士から電話があり、ポケモンの交換は必要かと気づかって連絡してくれたのだ。

先程、シゲルとシュンも1回戦で使うポケモンを交換していったと教えてくれた。そしてその後サトシはクラブを送ってもらった。

そしてサトシは母 ハナコとも色々と話した後に頑張ると言って電話を切った。

 

その後 ポケモンセンターを出てクラブの入ったボールを嬉しそうにも見つめていると、サトシの1回戦の対戦相手──。ジャグラーのコウムがいて挑発じみた挑戦を受けてサトシは闘志を燃え上がらせるのであった。

 

サトシは1体目はクラブに決めたが、後の2体はどうするかとお昼を食べながら考えていた。

カスミのアドバイスをうるさがるサトシに、タケシが言う。

試合では3体のポケモンしか使えない……どのポケモンを選ぶか……今の時点で試合は始まっているのだとアドバイスをしてくれる。

 

2人から重要なアドバイスを受けて慎重に考えていると……モニターに氷のフィールドで第1回戦を勝ち抜いたシゲルがインタビューを受けていた。

 

シゲルが1回戦を勝ち抜いたのを見てサトシも負けていられないと闘志を募らせる。

 

一方こちらでもシュンが──。

 

「シゲルは1回戦勝ったんだ。よし!ぼくも頑張るぞ!」

 

「頑張って下さいねマスター」

「応援していますわ」

 

オーキド博士から送られた3体のポケモンの調整を行っていて先程終えたシュンが歩いていると外部モニターにシゲルが1回戦を勝ち抜いた中継が映っており、幼馴染みのシゲルが勝ち上がって自分も勝とうと意気込む。メロエッタとディアンシーも応援してくれる。

 

そして時間がたち水のフィールドでは白熱したバトルが次々に行われていた……。

水のフィールドの一回戦第2試合では……緑サイドのトレーナーのアズマオウの1体を残し、赤サイドのトレーナーはドククラゲ1体で健闘していたが虚しくアズマオウの"つのドリルが決まりドククラゲは戦闘不能となり緑サイドのトレーナーが1回戦を勝ち進んでいた。

 

──そして──。

 

『ゴルバット戦闘不能!!よってこの試合!!サトシ選手の勝ち!!』

 

『『『『『『ワァァァァ~~!!!!!!』』』』』』

 

『「試合終了!!マサラタウンのサトシ選手の勝利です!!ポケモンを交換することなくキングラー1体で第1回戦を突破しました!」』

 

「やったぁー!!1回戦ゲットだぜ!!」

「ピッピカチュウ!!」

 

 

「おれの華麗なテクニックが…負けるなんて……」

 

水のフィールド第3試合でサトシが勝利を決めて歓声が響き渡る──。

サトシとピカチュウは飛び上がって喜び、対戦相手のコウムは敗北からショックで跪き項垂れていた。

 

そしてサトシは頑張ってくれたキングラーに抱きつく。「ありがとう」や「おまえのおかげだよ」と言うとキングラーも嬉しそうに笑顔を浮かべていた。

マサラタウンのオーキド研究所ではオーキド博士やハナコに町のみんながサトシの勝利を祝福していた。その後にサトシは中継しているカメラの前で手を振りとても喜んでいた。

 

サトシは1体目のクラブでコウムの1体目のポケモンのナッシーを倒すと勝利の勢いに乗るようにキングラーへと進化を果たし、そのまま破竹の勢いでコウムの2体目シードラ、そしてゴルバットを倒し1体だけでストレートの完全勝利を決めたのである。

 

「ハハハ…。サトシ、すごい喜んでるな。まぁ1回戦をストレートで勝ったんだし、喜ぶのも無理ないかな?」

 

シュンはサトシのその物凄い喜びように苦笑いを浮かべて見つめていた。

 

「フフフ♪まるで幼い子供がはしゃいでいるようですわ」

 

ディアンシーはサトシの喜ぶ様子を見て、まるで幼い子供がはしゃいでいるように見えて可笑しいと微笑む。

 

「しかしピカチュウを連れたマスターの幼馴染みは…トレーナーとしての能力はだいぶ未熟ですね。マスターの幼馴染みですからあまり悪く言いたくないですが……要所要所で的確な指示を出していれば相手も大した事はなかったのでもう少し楽に勝てたでしょう。

あのクラブ……いえキングラーも大きさのわりにレベルは高い方でしたしね」

 

シュンは選手の待機する控え室のスペースでサトシのバトルを見ており、メロエッタはサトシのバトルの指示を見てサトシのトレーナーとしての能力はだいぶ未熟であると辛口な評価を出す。

メロエッタはシュンと出会う前にも旅をしており…そこでポケモンを匠に操る凄腕のトレーナー達を目にしており、サトシの未熟さが引き立って見えたようである。

 

「厳しいねメロエッタ…。でもサトシとキングラー、すごい息がピッタリだったよ」

 

「えぇ!まるで一心同体みたいでしたわ」

「そうですね…。トレーナーとしての能力はまだだいぶ未熟のようですが……トレーナーとして ポケモンとの絆は強いようですね」

 

シュンはメロエッタの厳しい評価に苦笑いを浮かべながらも…サトシとキングラーの息がピッタリだと思いディアンシーも頷く。

メロエッタもサトシのトレーナーとしての能力は未熟だと思いつつもサトシのトレーナーとして…ポケモンとの絆の強さは本物だと認めている。

 

そしてサトシの試合もそこそこに水のフィールドでの第4試合が始まる。

この試合が終われば次はいよいよシュンの試合である。

 

シュンはこの試合が終われば次はいよいよ自分の試合の番になり段々と緊張して心臓の鼓動が早くなっている。

 

「シュン!」

 

「サトシ!」

 

緑サイドの選手の待機スペースに選手の通路を通って先程試合を終わらせたサトシとコーチということで付いて来ていたカスミとタケシが待機スペースに来てシュンに声を掛ける。

メロエッタとディアンシーは透明になり姿を隠す。

 

「サトシ!1回戦の勝利おめでとう」

 

「ありがとうシュン!今の試合が終わったらシュンの試合だよな。頑張れよ!応援してるからな」

「ピッカ!!」

 

「うん!ありがとうサトシ、ピカチュウ。ぼくも頑張るよ」

 

シュンはサトシの2回戦進出を祝い、サトシはシュンにお礼を言って次の試合に出るシュンを頑張れと応援しシュンもお礼を言って自分も頑張ると応える。

 

「頑張ってねシュン!」

「応援してるからな!」

 

「うん!ありがとうカスミ、タケシ!」

 

そう言ってサトシ達は緑サイドの選手待機スペースから観客席へと向かって歩いて行った。

 

「さて…サトシ達も応援してくれてるし、頑張らなくちゃ!」

 

「(マスター。わたし達はボールの中に入ってマスターを応援していますわ)」

「(マスターなら大丈夫だと思いますが頑張って下さい)」

 

「うん、ありがとうメロエッタ、ディアンシー」

 

シュンはサトシも応援してくれてるし頑張らないとと気合いをいれていると、メロエッタとディアンシーは第4試合の映るモニターを見て、もうすぐ終わりそうになっているのに気づき二人はシュンの集中力を乱さないようにボールの中へと入り応援していると言って、シュンなら大丈夫だと思うが頑張ってと応援してボールの中へと入った。

 

シュンはメロエッタとディアンシーに「ありがとう」とお礼を言った後にモニターに目を向けると、第4試合は赤サイドのトレーナーのジュゴンのオーロラビームが緑サイドのトレーナーのピジョットに決まり戦闘不能になり第4試合は赤サイドのトレーナーの勝利となった。そしていよいよシュンの出場する水のフィールドの第5試合が始まる。

 

『「第4試合も終了し、いよいよ!水フィールドの第5試合が始まります!」』

 

シュンは実況のアナウンスと共に緑サイドの選手入場ゲートから水のフィールドのスタジアムへと入る。スタジアムの大型モニターに赤サイドにユウラ選手、緑サイドにシュンが表示される。

 

『「緑サイドのトレーナーは本日2人目のマサラタウンのトレーナーのシュン選手!

シュン選手は今大会で少数であるあの超難関なポケモンリーグ検定試験に合格し参加資格を得た優秀なトレーナーです」』

 

シュンは水のフィールドの緑サイドのトレーナーボックスに上がり、実況はそんなシュンの簡単な紹介をし、それを聞いた観客は超難関なポケモン検定試験を突破した事に驚いていた。

 

『「対する赤サイドはギターリストのユウラ選手!ユウラ選手はテンション全開のバトルでその筋のトレーナーに人気のトレーナーです」』

 

続いて赤サイドのトレーナー、ユウラの紹介をする──。ユウラは金髪を逆立ててヘビメタ風のファッションにギターを背負っており、テンションを上げるとギターを激しく鳴らす。その筋で……ギターや音楽をやるもの達の間では色々と人気のトレーナーである。

 

「俺の1回戦の相手はあんなガキか……楽勝だな(ニヤ)!」

 

シュンの対戦相手…ユウラは自分よりも年下の子供のシュンを見て馬鹿にするように笑みを浮かべて楽勝だなと呟く。

そしてシュンのバトルが始まるのを……オーキド研究所でみんながシュンの試合が始まるのをテレビを見ながら刻一刻と待っていた。

 

『使用ポケモンは各々3体!水のフィールド第5試合開始!!』

 

そして第5試合が始まりカァ~ンと大きい音が鳴り響く。

 

「へっ!この勝負貰ったぜ!!いけっ バリヤード!!」

「バリバリ!」

 

「絶対に勝つ!頼むよヤドン!」

「ヤァドォ~」

 

『「ユウラ選手はバリヤード!シュン選手はヤドンでの対戦です!」』

 

「フハハハ!!何を出すかと思ったら、まぬけポケモンのヤドンとはな!笑えるぜ!」

 

シュンの1体目のポケモンがまぬけポケモンと言われているヤドンなのを見た対戦相手のユウラは馬鹿にするように嘲笑う。

 

「あの超難関って言われてるポケモン検定試験に合格したらしいが……そんなポケモンを使うようじゃ大した事はねぇな!この勝負貰ったぜ!」

 

超難関と言われているポケモン検定試験に合格したと言うシュンを警戒していたが‥まぬけポケモンのヤドンを使っているシュンを大した事はないと馬鹿にしてこの勝負は貰ったとほくそ笑む。

 

「…ヤドン……相手は きみを見た目の見解だけで侮ってる…。きみと一緒にバトルするのは初めてだけど、きみの力をあいつに思い知らせてあげよう」

 

「ヤァドォ~~…」

 

シュンは自分の大切なポケモンのヤドンを侮り馬鹿にされた事に静かに怒りを募らせる。

自分を馬鹿にされるのはいい……ただ自分の大切なポケモンを馬鹿にするのは許さないと怒り、ヤドンの力を思い知らせてやろうと言うとヤドンものんびりとした感じで頷く。

 

「(マスターやヤドンを馬鹿にするなんて絶対に許せませんわ!)」

 

「(落ち着きなさいディアンシー…それにしてもヤドンとは意外でしたね。マスターのお手並み拝見しましょう)」

 

ボールの中で一部始終を見ていたディアンシーはシュンやヤドンを馬鹿にされた事に怒り、メロエッタはディアンシーを落ち着かせた後にシュンが初めてのポケモンリーグの試合の1体目に…これが初バトルとなるヤドンを出した事を意外に感じており、シュンのお手並みを拝見する事にする。

 

「いけっ!バリヤード!“サイコキネシス”だ!」

「バリ~!!」

 

「ヤドン!水に潜って交わすんだ!」

「ヤァドォ~」

 

バリヤードは目を光らせ“サイコキネシス”でヤドンを捕らえようとするも……シュンの指示でヤドンはのっそりとした動きで水に潜り交わす。

 

「それで交わしたつもりか?バリヤード、分かってるな!逃がすんじゃねぇぞ!」

「バリバリ!!」

 

バリヤードはサ“イコキネシス”で水の中のヤドンを捕らえると水の中から持ち上げる。

 

「ヤド?」

「なっ!ヤドン!」

 

「そのまま乗り場に叩きつけろ!」

「バリ~~!!」

 

「ヤァドォ~~」

「ヤドン!?」

 

『「おっと!バリヤードの“サイコキネシス”で捕らえられたヤドン…。そのままヤドンは乗り場へと叩きつけられるぅ~!」』

 

“サイコキネシス”で捕らえたヤドンを水のフィールドに浮かぶ乗り場へと叩きつける。

 

そのまま連続で叩きつけられるヤドン──しかし──。

 

「ヤァドォ?…」

「よし!良いよヤドン。よく耐えたね。“かなしばり”だ!」

「ヤド…ヤァドォ~」

 

「バリ!?バリ~~!」

「何やってるバリヤード!!さっさとそんなもんふりほどけ!!」

 

「バリ~~!?!」

 

『「バリヤード、必死に体に力を入れて“かなしばり”を解こうとするが、“かなしばり”の力が強くふりほどく事が出来ない!ヤドン、チャンスだぁ~!」』

 

“サイコキネシス”で叩きつけられること三度目、ヤドンは“サイコキネシス”を振りほどき立ち上がる。シュンはヤドンが耐えてくれた事を喜ぶ。

水のフィールドであった事も幸いした──。水のフィールドに陸地として浮かぶ乗り場だったため叩きつけられた時の衝撃もある程度緩和されてダメージも最小限に済んだのである。

トレーナーとしての能力の高い者ならある程度予想出来るが、ユウラ自体…あまりトレーナーとしての能力が高いとは言えなかった──。

ユウラはこれで充分シュンのヤドンを倒せると思って得意気に笑みを浮かべていたが、シュンのヤドンは防御も高く大したダメージもなかったのである。

 

そしてシュンは“かなしばり”を指示し、ヤドンは目を光らせて“かなしばり”でバリヤードを縛り“サイコキネシス”を封じる。

ユウラはバリヤードにさっさとふりほどくように言うが、思ったより“かなしばり”の力が強くふりほどけない。

 

「ヤドン、“みずでっぽう”!」

「ヤドォ~」

 

「バリ~~!?」

 

「そして止めの“ずつき”!」

 

「ヤァドォ~」

「バリ~~」

 

そして透かさず“かなしばり”から“みずでっぽう”に切り換えて、“みずでっぽう”がバリヤードに直撃し怯む…そこに止めの“ずつき”がバリヤードの頭へとクリーンヒットする。

 

「バリ~~……」

 

そしてバリヤードは目を回して倒れてしまい戦闘不能になる。

 

「ちっ!!」

 

『バリヤード…戦闘不能!』

 

審判が緑サイド側のシュンの方の旗を上げてバリヤードの戦闘不能を宣言する。

 

「やった!よく頑張ったねヤドン」

 

シュンは頑張ってくれたヤドンを笑顔で褒める。

 

「すっげぇぜ!さっすがシュン」

「あぁ…攻められても慌てずにポケモンに指示を出していた。1つ1つの指示が的確な物だった…やるなシュン…」

「まさか、あののほほんとした感じのヤドンで勝っちゃうなんて…」

 

観客席でシュンのバトルを見ていたサトシとタケシはシュンの冷静で的確なバトルへの指示に感心し、カスミはのんびりとしたヤドンで勝った事に驚いていた。

 

「(やりましたわ。見事な勝利ですわ)」

「(えぇ。あのヤドンがここまで出来るとは思いませんでした)」

 

ボールの中で試合を見ていたディアンシーとメロエッタも喜んでいた。

 

「ヤァドォ~~…」

 

「えっ…これって…」

 

バリヤードの上で勝利の余韻に浸るように鳴いていたヤドンの体が突如光り輝いてその姿を変えていく───そして光が止むとそこには───。

 

「ヤドォラァン~~」

 

勝利の勢いに乗るようにヤドンがヤドランへと進化した。

 

「なんだと!?」────

 

「ヤドンが進化した……」

 

『「ヤドンに勝利に勢いが着いたかヤドランに進化!!これは第3試合のサトシ選手のキングラーのようにド派手な快進撃を見せてくれるのか!」』

 

 

【ヤドラン──やどかりポケモン。ヤドンの進化系──。ヤドンがヤドランに進化する方法は2通りある──。1つは育ててレベルを上げる事で進化する通常進化──。もう1つはヤドンの尻尾にシェルダーが噛みつく事で進化する特殊進化が確認されている。

通常進化はトレーナーが持つヤドンに多く、特殊進化は野生のヤドンに多い……感覚が鈍く動作ものろいがその分パワーは強力──】

 

「すごい!進化おめでとうヤドラン。新しい技も覚えてるし、このまま全力でいくよ!」

「ヤドラン…」

 

ヤドンがヤドランに進化した事に驚くユウラとシュン──。

そして実況が先程のサトシの試合でクラブが勝利し、キングラーに進化した時と同じだと言って、その時のようにド派手な快進撃を見せてくれるのかと期待している。

シュンはポケモン図鑑でヤドランのデータを閲覧し、シュンはヤドンが進化した事を祝福しこのまま進化した勢いに乗って全力でいくと言うとヤドランはゆっくりとした動作で頷く。

 

『「さぁ!ユウラ選手の残りは2体……シュン選手のヤドランに対し、次は何を出してくるのか……』

 

そしてヤドンが進化をしたことで一時止まっていた試合が動き出し、大型モニターに映る赤サイドのユウラの手持ちポケモンを表す3つのランプのうち1つが消えてユウラの残りのポケモンは2体であることを示している。

 

「はっ!!なめた事を言いやがって…。俺がさっきの試合の口先ヤローみたいに負けるわけねぇだろう!次はこいつだ!いけっ、アズマオウ!」

「マオウ!!」

 

「2体目はアズマオウか…」

 

ユウラは実況の解説に苛立ち、先程の試合で口では達者な事を言っていたにも関わらず……サトシのポケモンを1体も倒せずに負けたコウムを馬鹿にして、ユウラは2体目のポケモンのアズマオウを出す。

 

「進化したからって鈍い事には変わらねぇだろう!アズマオウ!“こうそくいどう”だ!」

「マオウ!!」

 

ユウラはヤドランの特徴とも言える動作の鈍さの隙を着いて、アズマオウは“こうそくいどう”で素早さを上げてスピードで攻めて来る。

 

「ヤドラン!!“みずでっぽう”!」

「ヤァドォ!」

 

「マオウ!!マオウ!」

 

「くっ!?当たらない……」

 

「はっ!!そんなトロい攻撃が当たるかよ!」

 

シュンはヤドランに“みずでっぽう”を指示し、ヤドランは連続で“みずでっぽう”を放つも…“こうそくいどう” で素早さの上がったアズマオウには当たらない。

 

『「おおっと!“こうそくいどう”でスピードの上がったアズマオウをヤドランは捕らえる事が出来ない!アズマオウはぐんぐんヤドランに急接近していくぞ!』

 

「いけっアズマオウ!!“つのドリル”だ!」

「マオウ~!!」

 

そしてヤドランに急接近したアズマオウは角を突き出しドリルのように回転させる“つのドリル”をヤドランに放つ。

 

「ヤドラン!!」

「ヤドォ~」

 

アズマオウの“つのドリル”がヤドランに襲いかかり、ヤドランのピンチにシュンは心配な声で叫ぶ。そしてヤドランにアズマオウの“つのドリル”が直撃しようとしたその時!!

 

「ヤァド!」

 

「マオ!?」

 

「なんだと!?」

 

「ヤドラン!」

 

『「なんと!ヤドランがアズマオウの“つのドリル”を片手で角を掴んで受け止めたぁ~~。

すごいパワーだぁ!!』

 

ヤドランが迫り来るアズマオウの“つのドリル”をヤドランが角を片手で掴んで受け止めていた。

 

「すごいよヤドラン。よしチャンスだ。ヤドラン、“メガトンパンチ”だ!」

「ヤァドォ~!」

 

「マオ~~」

 

アズマオウの“つのドリル”を片手で掴んで受け止めたヤドランのすごいパワーに驚きと同時に喜び、今がチャンスと進化して新しく覚えた技を指示する。

 

ヤドランはアズマオウの角を左手で掴んだままもう片方の右手で拳を握りしめて物凄い力を込めた強烈な一撃“メガトンパンチ”を放ち、アズマオウを空高く吹っ飛ばす。

 

ザブ~~ン!!!!

 

“メガトンパンチ”で空高く吹っ飛ばされたアズマオウが水へと落ちて来て、その重さから大きい水しぶきを上げる。

 

『「凄い大技が決まったぁ!動作の遅いヤドランをスピードで攻めようとしたユウラ選手。

作戦は成功したがヤドランのパワーに攻撃を受け止められ、逆に強烈な一撃を喰らってしまったぁ!アズマオウはまだ戦えるのかぁ~~!」』

 

実況による解説がされ…ユウラは自分が思い描いた結果ではなく逆にやられてしまった事に怒りで歯を食い縛っている。

 

そして水の中に落ちたアズマオウが浮かんで来る。

 

「マオ~~……」

 

『アズマオウ…戦闘不能!ヤドランの勝ち!』

 

アズマオウは強烈な“メガトンパンチ”を喰らって目を回して浮かんで来る。

そして審判によってアズマオウの戦闘不能が宣言され、大型モニターに映る赤サイドのユウラの手持ちの2つ目のランプが消える。

 

「やった!凄いよヤドラン…その調子で最後まで頑張ろう!」

「ヤドヤド(嬉)!」

 

「(まぁ!マスターったら…あんなに嬉しそうに喜んで、フフフ♪)」

「(まぁ仕方ないでしょう。ヤドランに進化して連勝してるんですから試合の流れは完全にマスターの方に向いています)」

 

ヤドランに進化してパワーアップした力と覚えた技で連勝した事に嬉しくて喜び、ヤドランも嬉しそうに笑っている。

シュン達の様子をボールの中から見ていたディアンシーはシュンとヤドランの嬉しそうに喜ぶ姿に微笑み、メロエッタは試合の流れは完全にシュンに向いていると笑みを浮かべる。

ヤドランに進化して連勝した事と観客による大歓声がシュンが特訓で野生のポケモンとバトルしたり、トレーナーとのバトルの時よりも…精神を高揚させており、より冷静に判断してバトルが出来るようになっていた──。

ポケモンリーグという大舞台でのバトルがシュンの持つポケモントレーナーとしてのまだ内に眠る能力を引き出していた。

 

『「さぁ、試合はいよいよ大詰めです……。ユウラ選手の手持ちポケモンは残り1体。もう後がありません──』

 

「クソ!!勝負はまだついてねぇ!こいつでそのヤドランを倒してやるぜ!」

 

「……」

 

「出やがれ!!ペルシアン!!」

「ペルニャァ!」

 

『「ユウラ選手のエースはペルシアン…。その柔軟な体としなやかな筋肉で素早い動きの特徴のポケモン。動作の鈍いヤドランにはまた厳しい相手です。

これで勝負は分からなくなりました」』

 

ユウラの最後のポケモンはペルシアン──。シュンの最後のバトルをオーキド研究所でオーキド博士やハナコ…そして町の人達が見ていた。

その中でもシュンやサトシ、シゲルと年の近い女の子や女の人達がシュンの試合を集中して見ていた。そしてシュンの姿が映るたびにウットリとしており、シュンとポケモンが活躍しているところを大声で応援している……先程のシゲルの試合の時も今と同じように応援していた。

シュンとシゲルはマサラタウンにいた時から町に住む女の子や女の人達に人気でモテている。2人ともイケメンでルックスもよく……シゲルはクールで優秀な自信家、シュンはその中性じみた容姿と誰にでも優しい性格にメロメロであり、2人がポケモンリーグに出場すると知って一生懸命応援しているのである──そのついでにサトシの事も応援している。

 

そして試合が始まる──。

 

「ペルニャァ~~!!」

 

「ヤド…ラン…」

 

「速い!さっきのアズマオウ以上だ……」

 

ペルシアンはそのしなやかで素早い動きで水のフィールドに浮かぶ台を縦横無尽に動き回りヤドランを翻弄し、ヤドランはそのスピードに翻弄されている──シュンはペルシアンのその先程のアズマオウ以上の素早さに驚いている。

 

「ヤドラン!一旦、水に潜るんだ!」

「ヤァドォ~」

 

シュンの指示にヤドランは のっそりとした動きで水の中に潜る。

 

「あまいぜ!ペルシアン、分かってるな!」

「ペルニャァ!!」

 

ユウラはニヤリと笑みを浮かべてそう言うとペルシアンは頷く。

 

「ペルシアン!“きりさく”だ!」

「ペルニャァ!!」

 

ペルシアンはUターンしてヤドランが潜った場所に“きりさく”を繰り出しながら迫る。

 

「ヤドラン!!“メガトンパンチ”で迎撃だ!」

「ヤァドォ!!」

 

シュンは迎撃の指示を出し、ヤドランは上に映るペルシアンの影に向かって“メガトンパンチ”を繰り出しながら上昇していく。

 

そしてザパ~ンと水面から飛び出し…ヤドランの“メガトンパンチ”が決まったと思った瞬間にペルシアンの姿が消える。

 

「ペルニャァ!」

 

「ヤド?」

「なっ!」

 

ヤドランの“メガトンパン”チをペルシアンはそのしなやかな筋肉を生かして体をクルリと回転させてヤドランの真上を取る。

 

『「おおっとペルシアン!そのしなやかな動きでクルリと交わしヤドランの上をとったぁ~!!」』

 

「ペルシアン!!“10まんボルト”だ!」

「ペルニャァ!!」

 

「ヤド~~!?」

 

そしてペルシアンは体に電気を纏い“10まんボルト”を放ち、ヤドランに効果抜群の“10まんボルト”が直撃してヤドランを吹っ飛ばし水フィールドの浮台に叩きつけられる。

 

『「これは大ダメージ!!みずタイプのヤドランに“10まんボルト”が直撃!!効果ばつぐんだぁ~」』

 

ヤドランは浮台に叩きつけられ効果ばつぐんの技を受けたダメージで苦悶の表情を浮かべている。

 

「ヤドラン…しっかりするんだ!」

 

「よし!“10まんボルト”で止めだぁ!」

 

大ダメージを受けたヤドランにエールを送るシュン。そこに止めだとばかりにユウラは指示しペルシアンは止めの“10まんボルト”を放とうと体を帯電させる。

 

「ヤドラン!!“はかいこうせん”!」

「ヤド!!ヤドォ~~!」

 

シュンはヤドランが進化した事で覚えたもう一つの技を指示し、ヤドランは普段ゆったりとした目をギラっと開いたかと思うと立ち上がり口元に“はかいこうせん”のエネルギーを集中させて一気に解き放つ。

 

「ペルニャァ~~」

「なっ!」

 

強烈な“はかいこうせん”が…“10まんボルト”を放とうとしたペルシアンへと直撃し、“はかいこうせん”の強烈なエネルギーがペルシアンに大ダメージを与える。

 

「あっ!!」

 

その“はかいこうせ”んの強烈なエネルギーが全て解き放たれペルシアンへと直撃し尽くすとペルシアンが浮台へと落ちて来る。

 

「ペルニャァ~……ケホッ…」

「ペルシアン!?」

 

『ペルシアン…戦闘不能!よってこの試合…シュン選手の勝ち!』

 

「ヤドォ~…」

 

ペルシアンは浮台に倒れると口からケホッと一度黒い煙を吐くと戦闘不能になった。

そして審判によってペルシアンの戦闘不能が宣言され第一回戦のシュンの勝利が宣言される。ヤドランは自身の勝利に普段の鈍い様子からは考えられないくらいの勝鬨を上げる。

 

『「試合終了!マサラタウンのシュン選手の勝利です。ポケモンを交換することなくヤドラン1体で第1回戦を突破しましたぁ──!!」』

 

実況によってシュンの勝利が宣言されて大型モニターに映るユウラの手持ちを表す3つのランプが全て消えて、シュンの『WINNER、CONGRATULATIONS!!』と映り、緑サイドとシュンの手持ちを表す緑のランプが3つともついた状態に変わった。

 

「ッッ…!やった~!勝ったぁ!」

 

「…そんな…馬鹿な…俺があんなガキに負けるなんて……」

 

シュンは自分の勝利が宣言されると飛び上がって喜び、敗北したユウラは膝まずいて負けた事にショックを受けていた──しかも自分よりも年の離れた子供に負けた事がさらにショックを大きくさせた。

ユウラは始めシュンを馬鹿にして実況が先程のサトシの試合と照らし合わせた時にコウムの事も嘲笑い…シュンのポケモンのヤドランも馬鹿にしたポケモンバトルで対戦相手に敬意も払わず失礼な態度ばかり取るユウラにかけてやる言葉などなく……ただ敗北の屈辱を味わうしかないのである。

 

「すげぇぜシュンとヤドラン!」

「ピッカ!」

 

「あぁ、見事な勝利だ!」

「おめでとうシュン!」

 

観客席でシュンを応援していたサトシ達はシュンの勝利を喜び、サトシはシュンとヤドランを凄いと称賛し、タケシも見事な勝利だったと同意してカスミはシュンの勝利を祝福する。

 

「やった!ぼく達の勝ちだよヤドラン!」

「ヤドヤド(嬉)!」

 

シュンは勝った事を喜び、水のフィールドの浮台にいるヤドランに向かって抱きつきヤドランも嬉しそうにシュンにすり寄る。

 

「ありがとうヤドラン!よく頑張ってくれたね」

「ヤドヤド♪」

 

シュンは頑張ってくれたヤドランにお礼を言ってヤドランもニコニコと笑顔で頷く。

 

オーキド研究所でもテレビでシュンのバトルを見ていたオーキド博士やハナコ、町の人達もシュンの勝利を祝福し称賛し感動していた。

 

「(フフフ♪マスターったらあんなに喜んで…おめでとうございます)」

 

「(えぇ…だけどまだまだ大会は始まったばかりですしそう喜んでばかりはいられません。まだまだ強いトレーナーもいるはずです…)」

 

ボールの中のディアンシーはシュンの喜びように微笑み祝福する。

メロエッタはまだまだ大会は始まったばかりだから喜んでばかりではいられないと言って、まだまだ強いトレーナーもいるはずだと言う。

 

「(しかし今は…マスター達の勝利を祝福しましょう)」

「(えぇ、2回戦への進出おめでとうございますマスター)」

 

しかし今はシュンの勝利を祝福しましょうとメロエッタは微笑み、ディアンシーも笑顔で祝福する。

 

そして今 シュンは報道陣によるインタビューを受けていた。

 

第1回戦をヤドランで勝ち進んだシュン──。

 

まずは最長な滑り出し、果たして2回戦はどのようなバトルになるのか……。

 

ポケモンリーグセキエイ大会は まだ始まったばかりである──。

 

 

 

 

 

 

 




如何でしたでしょうか?

次回も出来るだけ早く投稿出来るように頑張りますのでこれからもよろしくお願いします。

それでは、また──。
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