歌姫と宝石の姫と共に頂点を目指す者!(調整中)   作:シュリーダ

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投稿がだいぶ遅くなってしまい申し訳ありません。日々忙しく 中々投稿出来ません。
それでも少しずつ考えて書いていたらちょっと眺めになってしまいました。
本編の話しとは設定が多少違っています。それが許せる人のみご覧下さい。
ヒロイン候補の一人です──話しが続く事に少しずつヒロインが増えていきます。
ハーモニカについてはメロエッタがいるので主人公に音楽の設定を入れてみました。

リズムが可笑しいかもしれませんがそこはお許し下さい。ハーモニカで吹く曲で私が知ってるので一番好きなのは──空の軌跡の曲『星の在り処』です。

2020年──小説の文章の可笑しな部分を直し、内容を一部変更しました。


第四話 エスパーレディ ナツメの脅威!晴れる心

シュンがクチバジムのジムリーダーのマチスに勝利した日から数日──。

シュン達は次のジムがあるヤマブキシティに向かって順調に旅を続けていた……旅の途中もポケモンをゲットし 仲間も少しずつ増えてきたりとマサラタウンを旅立った日から少しずつであるがポケモントレーナーとして成長していた。

 

今日もヤマブキシティを目指していたシュン達は夜になり近くの林でキャンプをしていた。

 

「うん。ヤマブキシティまで後少しって所まで来たけど……今日はもう暗いからここでキャンプして明るくなったら出発しよう」

 

「そうですね。暗い夜道を歩くのは危ないですからね…その方が良いでしょう」

 

メロエッタもシュンに賛成し、シュン達は野宿の準備を始める。

テントを立てて、薪を集めてリザードに火を付けてもらい 暖かいスープを作り盛り付ける、前の町で買ったパンを皿に置く、シュンは両親に捨てられてから1人で暮らしていた時間が長かったため…簡単な調理なら出来る。シュンはポケモン達にポケモンフーズを出してポケモン達のご飯の準備もする。

 

「よし、それじゃぁみんな……ご飯にしようか!」

 

「そうですね」

「はい」

 

「リザ!」

「ビブ~!」

「チュリ!」

 

「ユン!」

「シェル~!」

 

シュンはみんなのご飯の用意をすると、みんなにご飯を食べようと言って、みんなは夕食を食べ始める。

 

「うん 今日も良い感じに出来た…。みんな美味しいかい?」

 

シュンは今日も良い感じに料理の味付けが出来たと笑みを浮かべ メロエッタ達にご飯は美味しいかと聞く。

 

「はい。すごく美味しいですわ マスター♪」

「えぇ。とても美味しいです マスター!」

 

シュンがみんなに美味しいかと聞くと……ディアンシーもメロエッタも シュンが作ったスープを美味しいと言ってくれた──リザード達も美味しそうにポケモンフーズを食べている。

 

「良かった。まだまだあるからお腹いっぱいになるまで食べてね」

 

「「はい(ですわ)」」

 

シュンはみんなが自分が作ったスープを美味しいと言って飲んでくれるので嬉しくなり、まだおかわりもあるからお腹いっぱいになるまで食べるように言う。

その後も……シュン達は美味しい夕食を楽しく会話をしながら味わい…全員が夕食を食べ終わるとみんなで食器などの後片付けを行い 食器を全て洗い終えると──シュンはみんなと一緒に夜空に輝く綺麗な満月を眺めていた。

辺りの草むらからは虫の鳴き声が聞こえてきて周りを月の光が照らし そこには静かな空間が広がっていた。

 

「月が綺麗ですわねマスター……」

 

ディアンシーが曇一つなく広がる星と…綺麗に輝き夜空を照らす満月を見て綺麗だと呟く。

 

「そうだね……本当に綺麗なお月様だね」

 

シュンもディアンシーに同意し、真ん丸で綺麗に輝く満月をシートの上に座りながら見上げる。

 

「リザ……」

「ビブ~……」

 

「チュリ……」

「ユン……」

「シェ~……」

 

シュンの周りでリザード達も…座ったり寝転がったりしながら一緒に満月を眺めていた。

 

「虫達の鳴き声しかしませんねマスター…。本当に静かです……」

 

メロエッタは草むらから聞こえて来る虫達の綺麗な鳴き声に耳を澄ませている。

 

「本当だ…。綺麗な音色だな……不思議と心が安らぐみたいだ……」

 

シュンも草むらから聞こえてくる虫達の綺麗な鳴き声に耳を傾けて その綺麗な音色を聞いていると不思議と心が安らぐ感じがした。。

 

シュン虫達の綺麗な演奏を聞いていると……思わず自分も吹きたくなったのか──サイドバックからケースを手にも持ち ハーモニカを取り出す。

 

「マスター…それは?」

「チュリ?」

 

肩に乗っていたメロエッタはシュンが取り出したハーモニカのことを聞いて、シュンの膝に乗っているチュリネも何だと頭を傾げる。

 

「うん、このハーモニカはね……とても小さい頃に両親から初めて貰った物なんだ……」

 

シュンの持つハーモニカ──全体がシルバーのクロマチックハーモニカ──。

このハーモニカはシュンが両親に拾われてから初めての誕生日の日に両親からもらった物であり──以来シュンはこのハーモニカを大切にしていて、一生懸命練習をして上手く弾けるようになり、両親に聞かせると上手と言って誉めてくれた。それが嬉しくて益々練習にのめり込み、今では色んな曲を弾けるようになった──しかし両親に捨てられてからは弾く気もなくなり──ずっとしまわれていたが、旅に出るその日に…ふと思い出してサイドバックに入れたのである。

 

「そうだったのですか……マスターにとってそのハーモニカはとても大切な物なのですね」

 

ディアンシーはシュンの話しを聞いて……そのハーモニカはシュンと両親との思い出が詰まった大切な物なのだと分かった。

 

「うん……ぼくにとって両親との繋がりが残ってる物だから…とても大切なんだ」

 

ディアンシーの言う通り──ハーモニカはシュンに取って…捨てられてから両親との繋がりが残る唯一の物であり…とても大切なのである。

 

「マスターが奏でる曲……聞いてみたいです」

 

メロエッタはシュンのハーモニカで吹く曲を聞いてみたいとお願いする。

 

「わたくしもぜひ聞いてみたいですわ!」

 

「リザ!」

「ビブ!」

「チュリ!」

「シェー!」

「ユン!」

 

メロエッタだけじゃなく…ディアンシーやリザード達もシュンのハーモニカを聞いてみたいとお願いする。

 

「そんなに聞きたいの?わかった……それじゃあ吹くね…」

 

メロエッタ達にお願いされたシュンは──ハーモニカを口にくわえて自分と両親の大切な思い出の中で一番思い出深く、好きな曲を吹く。

 

【BGM 空の軌跡FC ED(星の在り処)】

 

シュンはハーモニカを吹いて──両親がいなくなる前からお気に入りの曲を吹き始める。

 

──♫(君の影)♫(星のように)♪(朝に溶けて消えていく)♫──

 

シュンがハーモニカで吹くその曲──明るい曲風だが…どこか切ない感じも伝わってくる……悲しみや寂しさ……その旋律からは色んな想いが心の奥底から込みあげてくる。

 

──♫(真実も)♫(嘘もなく)♪(夜が開けて朝が来る)♫──

 

シュンはハーモニカで吹くその曲に感情を込める──両親に捨てられた日からこのハーモニカを吹くことはなかった──両親がいる頃はその曲のメロディは明るい感じが強かったが…今は切ない感じのメロディの方が強くなっていた。

 

メロエッタもディアンシーもシュンのハーモニカが奏でる明るくも切ないメロディに癒される──リザード・ビブラーバ・チュリネ・ユンゲラー・シェルダーもその旋律を聞いて心地良くなっていた。

 

──♫(二人つないだ時を)♪(誰も消せはしない)♫──

 

──♫(孤独とか)♫(痛みとか)♪(どんな君も感じたい)♫──

 

月明かりしかない空間に広がっていく明るくも切ない旋律──シュンの両親に捨てられて悲しく寂しい想いがメロディに乗って伝わってくる。

 

──♫(愛してる)♫(ただそれだけで)♪(二人はいつかまた会える)♫──

 

なぜ捨てられてしまったのかは分からない──だけどいつかまた会えることを信じている。

そんな想いがメロディに乗って伝わってきたのを最後に曲は終わった。

 

「どうだった?上手く弾けてたかな?」

 

「素晴らしかったですわ♪」

「えぇ、とても良い曲でした」

 

「リザ!」

「ビブ!」

「チュリ♪」

「ユン!」

「シェ~♪」

 

メロエッタとディアンシーはシュンのその素晴らしい演奏だと笑顔で拍手し、リザード達も心地の良い演奏に笑顔で喜んでいた。

 

「フゥ…久しぶりだったけど…上手く弾けたみたい…」

 

シュンはメロエッタ達が自分が弾いた曲を聞いて喜んでくれていることが嬉しくなり、久しぶりだったけど上手く弾けたことに安心する。

 

「マスターの素晴らしい曲を聞いていたらわたしも歌いたくなってきました♪」

 

今までシュンのハーモニカの奏でる曲──明るくも切ない旋律を聞いていたメロエッタも歌いたくなったと言って、メロエッタはシュンの肩から宙に浮かび歌い始める。

 

【BGM いにしえのうた】

 

『メッメレレメ♫ メッレ♪メッレ♪ 』

 

せんりつポケモンと言われるメロエッタ──その美しい歌声を響かせながら空へと舞い上がる──メロエッタの周りはキラキラ✴と綺麗に輝き、その美しく幻想的な光景にシュンは思わず見惚れてしまう。

ディアンシーやリザード達もメロエッタの美しい旋律に聞き惚れており、綺麗なメロディに心が安らぐのを感じていた。

 

『メッレ♪メッレ♪メッレメレレ♫』

 

メロエッタの美しい歌声から奏でるメロディ……綺麗な髪を靡かせ、手で撫でながら空中で華麗に踊る──するとその美しい旋律と共にメロエッタの姿が光り輝いて鮮やかな黄緑の髪が縦に巻き上がり、オレンジ色に染まり纏っている衣装がスカートのような形状になる。

 

「えっ、姿が変わった!」

 

シュンはメロエッタの美しい歌声に心が癒されて聞き惚れていたが……メロエッタの姿がいきなり変化したことに驚いてしまう。

 

「驚きましたかマスター」

 

メロエッタの姿が変わったことに驚き呆然としていたシュンの前にメロエッタがゆっくりと下りてくる。

 

「うん、驚いたよ。メロエッタが綺麗な歌声を聞いていたらいきなり姿が変わったからね。その姿はなんなの?」

 

シュンはメロエッタの普段と違うその姿が気になり尋ねる。

 

「はい。この姿は『ステップフォルム』です。普段の姿は『ボイスフォルム』と言います」

 

メロエッタはシュンに説明する。オレンジの縦に巻き上がった髪にバレリーナのような姿を『ステップフォルム』、普段の姿の方は『ボイスフォルム』である。

 

「そうなんだ?でも姿が変わるなんて……いや…前に何かの本で読んだことがある…ポケモンの中には特定の行動や条件で姿が変わる者がいるって…それを確か『フォルムチェンジ』…」

 

シュンはメロエッタの説明を聞いても姿が変わることに不思議そうにしていたが……昔、読んだ本の中に……ポケモンの中には特定の行動や条件、環境で姿が変わるポケモンがいる…その形態の変化を『フォルムチェンジ』というのを思い出した。

 

「流石はマスター!良くご存知ですね。わたしのこの姿もフォルムチェンジの一つです。特定の技を使うと姿が変わる、わたしのはこれです!」

 

メロエッタのこのフォルムチェンジは、特定の技を使うことにより姿の変化する例だと説明する。

 

「フォルムチェンジするとタイプが変わったり、とくせいが変わったりします!」

 

フォルムチェンジすると姿だけではなく、タイプやとくせいが変化することもある。

 

ちなみに『とくせい』とは──近年の研究で発見されたポケモンごとに持っている特殊な能力のこと。いわゆるパッシブスキルと言われる物である。

ポケモンにはタイプや技以外に不思議な能力があることがホウエン地方でのポケモンの研究で初めて分かり、今もポケモンの『とくせい』についての研究が行われている。

そのため…カントーやジョウト地方ではまだポケモンの『とくせい』について認知度が低く、あまり知られていない、理解している者も少なく…まだまだ知っている者は少ない。

 

「因みにこのステップフォルムの時はノーマル・かくとうタイプに変わります」

 

シュンは前にポケモン図鑑でも認識出来ないメロエッタとディアンシーのことについて技やタイプのことを聞いていた。

メロエッタはノーマル・エスパータイプ。ディアンシーはいわ・フェアリータイプ。

シュンはフェアリータイプについては知らなかったが、詳しく調べて見ると──近年カロス地方で発見された新しいタイプである事が分かった。

ドラゴンタイプを完全無効化、かくとう・あくタイプに強く、どく・はがねタイプに弱い。

 

「なるほどね……でもその姿も可愛いし、歌もすごい良かったよ!」

 

シュンは『ステップフォルム』にチェンジしたメロエッタの姿も可愛いし、歌もすごい良かったと誉める。

 

「そんな可愛いだなんて////!でも…ありがとうございます////!」

 

メロエッタはシュンに可愛いと言われたのが嬉しくて顔を赤くして照れてしまう。

 

「えぇ、マスターの曲もメロエッタの歌もとても良かったですわ♪」

 

「リザ!」

「ビブ!」

「チュリ!」

「ユン!」

「シェー!」

 

ディアンシーやリザード達もシュンの曲とメロエッタの歌をとても良かったと誉めてくれる。

 

「うん、ありがとうみんな。それじゃあもう遅いし、明日に備えてそろそろ休もうか?」

 

「そうですね…そろそろ休みましょうか」

「わたくしも眠くなってきましたわ…」

 

シュンがそう言うとみんなももう眠いのか目をウトウトとさせて、リザード達をあくびをして今にも眠ってしまいそうになっている。

シュン達は明日に備えてもう眠る準備をする……今日は比較的 温かいのでシートの上に寝袋を置いてその上で寝る。

毛布を被ると左右にメロエッタとディアンシーが並んで眠り、リザード達をボールに入れようとすると今日は一緒に寝たいのかボールに入るのを嫌がり、みんなで眠ることにした。

 

「おやすみ……メロエッタ…ディアンシー」

 

「はい……おやすみなさい…マスター」

「おやすみなさい……マスター」

 

シュン達は明日に備えてゆっくりと休むのだった。

 

「ふぅ……やっと着いた。ここがヤマブキシティか…」

 

シュンは朝になり目を覚ますと…寝袋などを片付けてヤマブキシティを目指して歩く。

道中色々と寄り道して木の実などを取ったり、珍しい石など拾った。そして大したトラブルもなく、たった今 到着したのである。シュンはヤマブキシティを見渡すと…高いビルが建ち並び、人や車が次々と行き交う賑やかな街であり、カントー地方の中でも屈指の大都会である。

 

「すごい人がいっぱい歩いてるね。高いビルばかりでマサラタウンとは全然違う……」

 

シュンはたくさん人が行き交い、見上げる程の高いビルばかりであることに驚き、マサラタウンとは大違いだと思う。

 

 

「マスター。この街にはヤマブキジムがあります。エスパータイプのポケモンジムのようです。ガイドブックによると……ジムリーダーのナツメも超能力者らしく、負けるとどうなるか分からないという噂から挑戦者が極端に少ないらしいですが、どうしますかマスター」

 

メロエッタはカントー地方のポケモンジム公式ガイドブックのヤマブキジムの紹介のページを見ながらシュンに説明する。

ヤマブキジムのジムリーダーについてや使うタイプ──ヤマブキジムに至ってはその危険性まで紹介されており、メロエッタはシュンにどうするのか尋ねる。

 

「うん。ちょっと不安だけど…メロエッタ達もいるし大丈夫だよね?行こうみんな」

 

シュンは少しばかり不安そうにしながらも…メロエッタ達もいるから大丈夫だと思い、挑戦することを決める。

 

「そうですね。マスターの事は何があってもわたし達が守ります!」

「そうですわ。マスターはわたし達がお守りしますのでご安心を!」

 

メロエッタとディアンシーはシュンの事を絶対に守ると約束する。

 

「うん、ありがとう2人とも。それじゃあ行こうか」

 

シュンは自分を守ってくれる二人に嬉しくなり頷いて、ヤマブキジムへと向かう。

 

シュン達はヤマブキジムに挑戦する決心をすると、ヤマブキジムへと向かい、そして大きい建物であるヤマブキジムへと到着したのだった。

 

「ここがヤマブキジムか……それじゃぁ行こう!」

 

「「はい(ですわ)」」

 

シュン達はヤマブキジムの中へと入って行く。

 

「すいませ~ん……どなたかいらっしゃいませんか?」

 

シュンはジムの中へ入ると…誰かいないかと大声で呼ぶ。

 

「何だ少年……このヤマブキジムに何のようだ…」

 

シュンが誰かいないかと呼ぶと、ジムの奥の扉から白衣を着た顔にマスクを付けた手にスプーンを持った男性が出て来る。

 

「えと……ぼくはヤマブキジムに挑戦しに来ました。シュンと言います。ジム戦をお願いします!」

 

シュンは出て来た男性にジム戦に来たと言って挑戦させてくれるようにお願いする。

 

「ふん……挑戦者か!この前も身の程知らずの小僧が来たが…まぁ良かろう!着いて来い」

 

白衣の男性はそう言うと シュンに着いて来るように言ってジムの奥へと進んで行く。

シュンはその後を着いて行き、扉の先へと進むとそこにはバトルフィールドがあり、その奥にカーテンで包まれているが…その後ろに人がいることが分かる。

 

「ナツメ様!またジム戦を望む挑戦者がやって参りました。先程のようにナツメ様のお力で返り討ちにして下さいませ!」

 

白衣の男性がカーテンの手前で跪いてナツメにジム戦の挑戦者が来た事を知らせる。すると男性の体を青色の光が包み、男性が苦しみ始める。

 

「グウゥ~!?!…申し訳ありませんナツメ様(苦)……私ごときがまたもや出過ぎた発言を申しあげまして……」

 

男性はナツメの超能力によって苦痛を受けており、しばらくすると光が止んで…男性が解放されると一目散に逃げ出す。

 

「ヒッ!ヒイィ~~~!!」

 

男性は苦痛から解放されると……恐怖からか慌ててバトルフィールドの出口へと走って行った。シュンは男性が逃げて行くのを見送るとカーテンの開く音がして前を向くとカーテンの奥から小さな女の子が姿を現す。

 

「フフフ……フフフフフ……」

 

小さい女の子が姿を現すと嬉しそうに笑う。

 

「あの女の子がジムリーダーのナツメ?……ガイドブックに書いてある姿とだいぶ違うけど……」

 

シュンはガイドブックに書いてあるナツメとだいぶ違うと不思議に思っていると……。

 

「マスター……あれは本物のナツメではございません…」

 

シュンの肩に姿を消しているメロエッタがあれは本物のナツメではないと言う。

 

「本物のナツメじゃない?じゃぁ あの女の子はいったい?」

 

シュンがメロエッタの発言を疑問に思っていると……。

 

「フフフ……また来てくれた…ワタシと遊んでくれるお友達……」

 

小さい女の子はシュンを見て嬉しそうに目を妖しく輝かせる。

 

「色々と気になるけど……ぼくはシュンと言います。ジム戦をお願いします」

 

シュンは色々と気になる事があるが、ひとまずジム戦をお願いする。

 

「うん……戦っても良いよ…だけど負けたら…ワタシのお友達になって遊んでくれる?」

 

シュンが女の子にジム戦を頼むと女の子は了解するも…負けたらお友達になって遊んでくれるとシュンに言う。

 

「友達?うん…わかったよ!」

 

シュンは女の子の条件の意味は分からないが…取り合えず了解する。

 

 

「マスター、気をつけて下さい。負ければどうなるのか分かりません。ですがご心配なく……人間にしては強い超能力ですが、わたしに比べれば大したことはありません……何も心配せずバトルして下さい」

 

メロエッタはシュンに気をつけるように注意し、自分がいるから何も心配せずにバトルするようにとシュンを応援する。

 

「うん、ありがとうメロエッタ」

 

シュンとメロエッタがそんな会話をしていると──。

 

「誰と話してるの?」

 

女の子もメロエッタが見えずとも何かを感じるのか、シュンが小声で話してるのを聞き不思議そうに聞く。

 

「ううん…何でもないよ」

 

シュンは女の子に何でもないと言ってトレーナーボックスへと入る。

女の子もそれ以上は追求することなく、カーテンが全て開き女の子の後ろから女の子を抱いている女性が姿を現す。

 

「来たのね……来てくれたのね…でも不思議な感じ…あなたからは何か違う感じがする‥」

 

女の子を抱いている女性がシュンの事を不思議と言い…イスから浮かび上がってトレーナーボックスへと立つ。

 

「マスター。あれが本物のナツメです。あの女の子はナツメの心が作った幻影です…なぜそうなっているのかはわかりませんが」

 

メロエッタは女の子を抱きかかえてる女性の方が本物のナツメだと教え、女の子の方をナツメの心が作り出した幻だと言う。

 

「1対1……掛け値なしの1本勝負……良いわね?」

 

「はい!」

 

ナツメはジム戦のルールを説明し、シュンは了解の返事をする。

 

「いでよ!ユンゲラー…」

 

「ユンゲラ!」

 

女の子が持つモンスターボールからユンゲラーが出て来る。

 

「ユンゲラーか…。ぼくの持ってるポケモンでエスパータイプに有利なポケモンはいない…だったらこっちも…頼んだよユンゲラー!」

 

「ユンゲラ!」

 

シュンもナツメのユンゲラーに対抗しようと、自分もユンゲラーを出す。

 

「(マスター…。確かにエスパータイプ同士ならそう簡単にはやられませんが……油断は禁物です!)」

 

メロエッタはシュンの判断に同意しながらも油断しないように忠告する。

フィールドではユンゲラー同士がお互いを睨み合う。ナツメは自分の使うポケモンと同じユンゲラーが出て来ても眉一つ動かさず冷静にしている。

 

「フフフ……いくら同じポケモンだろうとワタシには勝てないわよ……」

 

小さい女の子の方が同じユンゲラーだろうと勝てないとシュンに呟く。

 

「それはやって見なくちゃわからないよ。ユンゲラー“サイケこうせん”!」

「ユン!」

 

シュンはユンゲラーに“サイケこうせん”を指示し、ナツメのユンゲラーに放つ。

 

「ユンゲラー……“テレポート”…」

「ユン!」

 

ナツメがユンゲラーに指示すると、ユンゲラーは“サイケこうせん”が命中する直前に…そこから一瞬で消えてシュンのユンゲラーの後ろに現れる。

 

「ユン!」

 

「“テレポート”か!だったらユンゲラー…“ねんりき”!」

「ユン~!」

 

シュンのユンゲラーはナツメのユンゲラーに“ねんりき”を放つ。

 

「ユンゲラー…こちらも“ねんりき”……」

 

「ユン~!」

 

ナツメもユンゲラーに“ねんりき”の指示を出し、“ねんりき”同士がぶつかり合う。

しばらく拮抗していたが……ナツメの超能力とユンゲラーの力が合わさった“ねんりき”は強力で、シュンのユンゲラーの“ねんりき”を破り、吹き飛ばす。

 

「ユン~……」

 

「ユンゲラー!大丈夫ユンゲラー?」

「ユン!」

 

シュンは“ねんりき”で吹き飛ばされたユンゲラーを大丈夫かと心配すると、ユンゲラーは大丈夫だと言うように頷く。

 

「強い!さすがはジムリーダー。すごいパワーだ…」

 

「(それだけではありませんマスター……おそらくはナツメ自身の超能力とユンゲラーの力が合わさり、あのパワーになっているのでしょう。気をつけて下さい…)」

 

「(うん わかった)それならユンゲラー!“サイコキネシス”」

 

「ユン~!」

 

シュンはユンゲラーに“ねんりき”よりも強力な技“サイコキネシス”を指示する。

 

「ユンゲラー……こちらも“サイコキネシス”!」

 

「ユン!」

 

ナツメも“サイコキネシス”を指示し、またもや同じ技がぶつかり合う。そしてまたもやナツメのユンゲラーが…シュンのユンゲラーの“サイコキネシス”を破る寸前に……!

 

「今だユンゲラー!交わして“れいとうパンチ”!」

 

「ユン!ユンゲラ!」

 

シュンは“サイコキネシス”が破られる寸前に……交わしてユンゲラーに“れいとうパンチ”を指示、ユンゲラーは“サイコキネシス”を交わすと素早くナツメのユンゲラーに接近して“れいとうパンチ”を繰り出す。

 

「ユンゲラ~~」

 

「何!」

 

ナツメのユンゲラーがシュンのユンゲラーの“れいとうパンチ”を受けて吹っ飛ぶ……ナツメはシュンのユンゲラーの素早い攻撃に驚く。

 

「今だよユンゲラー!“サイケこうせん”!」

 

「ユン~!」

 

シュンはユンゲラーに追撃の“サイケこうせん”を指示し、吹き飛ぶナツメのユンゲラーに“サイケこうせん”を放つ。

 

「ユン~~……ユン…」

 

ナツメのユンゲラーは“れいとうパンチ”の後に続けて“サイケこうせん”を受けたため…フラフラとして倒れそうになる。

 

「よし!もう少しだよユンゲラー」

 

「ユン!」

 

シュンはダメージの連続で…戦闘不能寸前で倒れかけているナツメのユンゲラーを見てもう一押しだと確信する。

 

だが──。

 

「ユンゲラー……“じこさいせい”……」

 

ナツメは戦闘不能寸前となっている自分のユンゲラーを見ても眉ひとつ動かさず…冷静に回復技の“じこさいせい”を指示する。

 

「ユン!」

 

ナツメのユンゲラーは“じこさいせい”をして失った体力を回復させる。

 

「あの技は!」

 

「(マスター。“じこさいせい”は体力を回復させる技です。ですが回復させた直後は動けません!今の内に攻撃を……)」

 

「うん!せめて少しでもダメージを……ユンゲラー“サイコキネシス”!」

「ユン~!」

 

シュンは“じこさいせい”の直後で動けないナツメのユンゲラーに“サイコキネシス”を放つ。

 

「ユン~~…」

 

ナツメのユンゲラーは"じこさいせい”の直後で避けられずに“サイコキネシス”で吹っ飛ぶ。

 

「そのまま“れいとうパンチ”だ、ユンゲラー!」

 

「ユン~!」

 

シュンはユンゲラーに追撃の“れいとうパンチ”を指示し、攻撃しようとする。

 

「ユンゲラー…“サイコキネシス”…」

 

「ユン…」

 

ナツメはユンゲラーに“サイコキネシス”を指示し、“れいとうパンチ”で攻撃しようとするシュンのユンゲラーの動きを止める。

 

「ユン!」

 

「ユンゲラー!」

 

シュンとユンゲラーは攻撃が止められたことに驚く。

 

「なかなかやるようだけどここまでね…ユンゲラー……“サイケこうせん”!」

 

「ユン~~!」

 

ナツメはユンゲラーに“サイケこうせん”を指示する。

 

「ユン~~」

 

シュンのユンゲラーは“サイケこうせん”を受けて吹っ飛ぶ。

 

「ユンゲラー!大丈夫ユンゲラー!」

 

「ユン~……」

 

シュンは…傷ついて大きなダメージを受けて吹っ飛んだユンゲラーを心配して大丈夫と声をかける──。

ユンゲラーはシュンの心配する声を聞いて……“サイケこうせ”んを受けてボロボロになった体に必死に力を入れて立ち上がろうとする。

 

「頑張れ……頑張れユンゲラーー!!」

 

シュンは傷つきダメージを負っても立ち上がろうとしているユンゲラーを見て、必死に戦ってくれるユンゲラーに心からの想いを叫ぶ。

頑張れと応援する……自分を信じて戦ってくれるユンゲラーを励まし、最後まで自分の大切なポケモンを信じている……そんな想いを込めて──。

自分の大切なトレーナーが頑張れと応援してくれている──自分を信じてくれている──。そんなトレーナーの想いにユンゲラーは最後の力を振り絞り立ち上がる。そしてユンゲラーはトレーナーの想いに応える。

 

「ユン……ユン~~!!」

 

立ち上がったユンゲラーの体が光り輝く。

 

「えっ!」

 

「何っ!」

 

「(これは!)」

 

立ち上がったユンゲラーが光り輝いたことにシュンだけでなく 相手のナツメも驚き、メロエッタはその現象に気付く。ユンゲラーが光り輝くとその姿を変えてその新しい姿を見せる。

 

「フーディン!」

 

そこには両手にスプーンを持ったユンゲラーの進化系フーディンの姿があった。

 

「ユンゲラーがフーディンに進化した……」

 

シュンは驚きながらもポケモン図鑑でフーディンを見る。

 

【フーディン──ねんりきポケモン。ユンゲラーの進化系。両目を閉じると全身の感覚がいっそう研ぎ澄まされ、最高の能力が出せる──】

 

「(おめでとうございますマスター♪ マスターのポケモンを信じる強い想いがユンゲラーをフーディンへと進化させたんですわ!!)」

 

ディアンシーはシュンのポケモンを信じる強い想いがユンゲラーを進化させたんだと笑顔を浮かべて喜ぶ。

 

「(通常なら交換する事でしか進化しないユンゲラーがフーディンに進化した…。マスターのポケモンを信じる強い想いが奇跡を起こしたのですか?やはりマスターは凄いです)」

 

メロエッタは…通常では交換する事で進化する筈のユンゲラーがフーディンへと進化した事に驚き──シュンのユンゲラーを信じる強い想いが奇跡を起こしたのだと確信し、やはり自分達が心を開き、愛しているシュンは凄いと笑みを浮かべる。

 

「フーディン……」

 

「ディン!」

 

シュンはユンゲラーが進化したことに呆然としており…思わずフーディンを呼ぶと、フーディンは振り向いて頷く……固い絆で結ばれた二人は互いの心が分かっていた。

 

「……馬鹿な……だが、いくら進化しても無駄よ…ユンゲラー…“サイコキネシス”!」

 

「ユンゲラ!」

 

ナツメは本来あり得ないはずの進化を見て一瞬動揺するも──すぐに冷静に、無駄だと吐き捨ててユンゲラーに“サイコキネシス”を指示する。

 

フーディンはシュンの方を向いて指示を待つ。

 

「うん!キミの進化した力を見せてあげよう。フーディン…“サイコキネシス”!」

 

「フ~ディン!」

 

シュンは進化したフーディンの力を見せようと…“サイコキネシス”を指示する。フーディンは念の力を込めてユンゲラーの“サイコキネシス”にぶつける。進化してパワーアップした“サイコキネシス”はユンゲラーの“サイコキネシス”を撃ち破り、ユンゲラーを吹っ飛ばす。

 

「ユン~~!?」

 

「何!」

 

先程とは違い…ユンゲラーの“サイコキネシス”を簡単に撃ち破り、ユンゲラーは吹っ飛ばされてしまい──それを見てナツメは驚きで目を見開く。

 

「これでとどめだ!フーディン“れいとうパンチ”だ!」

「ディン!」

 

シュンはとどめの“れいとうパンチ”を指示し、進化して上がった身体能力で素早く接近してユンゲラーに“れいとうパンチ”を叩き込む。

 

「ユ~ン……ユ…ユン…」

 

ユンゲラーの腹に“れいとうパンチ”が決まり吹っ飛ぶユンゲラー……ふらつきながらも立ち上がろうとしたが…限界が訪れて、力が抜けるように倒れて戦闘不能になった。

 

「やった…勝った!やったよフーディン、ありがとう!」

 

シュンはユンゲラーが倒れて戦闘不能になったことを確認すると、シュンは勝利の喜びを感じながらフーディンに走り寄り、抱きつく。

 

「フーディン♪」

 

フーディンも嬉しそうに笑顔でシュンに抱きつく。

シュンとフーディンがお互いに勝利を喜びあっていると……先程から静かなナツメの方を見ると…負けたことが信じられないのか呆然としていて…シュンはナツメに勝利したのでヤマブキジムのバッジを貰おうと声を掛けようと近づこうとしたその時!!

 

「…イヤ……イヤァァァァ~~~!!?!?!!」

 

ナツメは敗北の現実を受け止めきれず呆然としていたが……自分が敗北したことを自覚すると……なにかが壊れたように先程の無表情から一変して恐慌し、パニックになり叫びだす。

そしてナツメの狼狽した悲鳴に呼応して超能力で周りの物が飛び交い、壁が罅割れる。

 

「くっ!!いきなりどうしたたんだろう?ナツメさん…」

 

シュンは突然、尋常じゃない状態で悲鳴をあげパニックになっているナツメに驚いて、ナツメの超能力の暴風から身を守りまながら被害に合わないように端に移動する。

 

「フーディン。取り合えずユンゲラーを被害に合わないようにこっちに移動させるんだ」

「ディン!フー」

 

シュンはフーディンに倒れているユンゲラーが超能力の被害に合わないようにフィールドから“ねんりき”で移動させる。

 

「よし、それにしてもナツメさんはいったいどうしたんだろう?」

 

シュンはナツメが何故いきなり恐慌し、パニックになっているのかと不思議に思っていると──。

 

「それは私が説明しよう」

 

後ろから声がしたかと思うとそこには帽子を被った中年の男性がシュンの後ろにいた。

 

「えと…あなたは?それにいつからそこに…」

 

シュンはいきなり後ろに現れた男性に誰なのか尋ねる。

 

「私はナツメの父親だ。いつからいたのかは置いとこう。それより今は…ナツメがどうしてああなっているのかを説明しよう……」

 

男性はナツメの父親だと言い、ナツメがなぜあんなことになっているのかを説明すると言う。

 

「ナツメさんの父親ですか?どうしてナツメさんはあんなことになってるんですか?」

 

シュンはナツメの父親だと言う男性に…ナツメがどうしてあんな狼狽し、パニックになり、悲鳴を上げて超能力が縦横無尽に荒れ狂るっているのか尋ねる。

 

「うむ。幼い頃から超能力を使えたナツメは……次第に超能力の訓練にのめり込んでいったのだ……友達も作らず超能力の訓練ばかりしていたナツメを止めようとした私や妻もその力で追い出したのだ……」

 

ナツメの父親はシュンにナツメの生い立ちについて説明する。

 

「なるほど……ですが、それと今ナツメさんがこんな状態になっているのとどう関係があるんですか?」

 

「慌てるな……それから私達を追い出したナツメは超能力の訓練を続けていく内にナツメの中に二つの人格が生まれたのだ。

誰にも負けない強く冷酷な心のナツメと、それでいて寂しがり屋で友達を欲しがる幼い心のナツメという人格が生まれた……あの女の子はナツメのもう一つの心その者なのだ。ゆえに誰にも負けたことのない強い心のナツメは初めて負けたことで動揺し、精神が不安定になり超能力を暴走させているのだ……強い心のナツメの精神が不安定になれば残るのは孤独なナツメの心のみ……超能力を制御出来ず、このままでは不味いことになる……この辺り一帯が破壊されてしまうかもしれん…」

 

ナツメの生い立ちと、現在ナツメが暴走していることに何の原因があるのか尋ねるシュンをナツメの父親は慌てるなと言って続きを話し始める。

ナツメは両親を追い出してからも超能力の訓練に明け暮れてその力を強力な物にしていった。その過程でナツメの心に二つの人格が生まれたのだという。

強く冷酷な心のナツメ──寂しがりやで友達を欲しがる幼い心のナツメ──そしてあの小さな少女は幼い心の人格が実体化したらしい。

それでナツメが何故超能力を暴走させているのかというと……初めての敗北のショックで動揺し心が乱れ精神が不安定になり、超能力が制御出来なくなり暴走させてしまったのだ。

 

現にナツメはヤマブキジムのジムリーダーに就任してからエスパータイプのポケモンを操るトレーナーとしての才能も天才的で…ナツメが育てたエスパーポケモンと自身の超能力の力が合わさり強力なパワーを生み出し、今日までチャレンジャー達を悉く打ち破ってきた。

いつしか『エスパー少女』としてカントー中に知れ渡った──だがいつしかナツメの強さとその鋭い眼光と不気味な少女の雰囲気、ジムで超能力の訓練をしている怪しく不気味な者達を見た者が──ナツメとのジム戦で負けたらどうなるか分からないという噂が広がり、そんな噂が広がり始めた頃にとあるトレーナーがヤマブキジムに挑戦しに来てナツメに挑んだが負けてしまい恐ろしい目にあったという──そのトレーナーはギリギリで逃げ出す事が出来たが……大怪我を負い入院したという。その一連の話しが、噂が事実であることを確定させ以来…挑戦者はめっきり来なくなってしまったのだ。

 

そのナツメが初めて負けたショックで強い精神のナツメの心が不安定になり、ナツメの強力な超能力が暴走し…このままではジムだけでなく…辺り一帯まで破壊されてしまうと緊迫とした表情で呟く。今まで二つの精神がバランスを取ることで強力な超能力の制御も不安定になり超能力の暴風が荒れ狂い、ジムの壁や天井に罅を入れ、破壊されていく。

 

「そんな!だったら早くナツメさんを止めないと不味いことに……」

 

ナツメの父親の話しを聞いたシュンは焦り、早くナツメを止めなければ不味いことになるのではと危機感を抱く。

 

「それはそうなのだが……わたしの力ではナツメの超能力には適わない……打つ手がないのだ……」

 

「それじゃあ止められないってことですか!」

 

ナツメの父親は自分の力ではナツメに適わないため止めることは出来ないと打つ手がなく困った表情で言うと…シュンはナツメの暴走が誰にも止められない現状に焦り、ナツメの超能力の暴走によって飛び交う物に当たらないように避けながら──ナツメの生い立ちと暴走している理由を聞き、ナツメを見ていて シュンは心の中で とある想いが駆け巡っていた。

 

「(…何でだろう……ナツメさんを見てると昔の自分を思い出す……両親に捨てられたばかりの……失意の底にいたあの時を……)」

 

シュンは頭を抱えて、一人座り込み超能力を暴走させているナツメを見て昔の自分を思い出していた──。

愛されていると思っていた両親に捨てられて自身の心の中から感情という色が無くなり失意の底に沈み…孤独に苛まれていた時と同じだと感じていた。

超能力の訓練に明け暮れ…誰にも負けず強くあろうとする心の中にあった、いたずら好きで友達を欲しがる孤独な心を持つナツメ──昔の自分を見ているようで……そんなナツメを見てシュンは決意を固めてナツメの元へと歩きだす。

 

「何をしている少年!!今 ナツメに近づくのは危険だ。戻って来い!」

 

ナツメの父親は暴走しているナツメに近づこうとしているシュンに危険だと、戻って来るように言うが…シュンはそのまま暴走しているナツメへと近づいていく。

 

「……ッ!……(ギンッ)!!」

 

ナツメはシュンが近づいて来ていることに気づくと、精神が不安定になっている状態で近づいてくるシュンに恐怖を感じて、瞳を鋭くギラつかせ青く目を輝かせると超能力でシュンを吹っ飛ばす。

 

「クッ!……ガハァ!?」

 

シュンはナツメの超能力の暴風を耐えるが…敢えなく吹き飛ばされ地面に背中を強く打ち付ける。

 

「少年!」

 

「(マスター!)」

「(大丈夫ですかマスター!)」

 

ナツメに勢いよく吹っ飛ばされたシュンを見てメロエッタとディアンシー、ナツメの父親は声を上げる。

 

「ッッ…大丈夫だよ……心配しないで…」

 

シュンはみんなに大丈夫だと伝えると…立ち上がり、再びナツメの元へと歩き出す。幼い姿のナツメは静かにシュンの行動を見ていた。

 

「くっ…!ガハァ!ごっ!」

 

「がっ!」

 

シュンはナツメの超能力の嵐を何度も受けて地面や壁に叩きつけられたり、超能力で強く体を締め付けられ傷つけられながらも……痛みをこらえて立ち上がりナツメの元へと向かう。

ナツメの元に着く頃には──シュンは何度もナツメの超能力で体が傷だらけになり今にも倒れそうになっていた。

シュンは体への度重なるダメージで今にも倒れそうになるが…最後の力を振り絞って座り込み震えているナツメにそっと両手で優しく抱きしめる。

 

「…えっ?…」

 

超能力を暴走させ震えていたナツメは呆然とする……自身の超能力を暴走させて散々痛めつけたのに、自分を殴るでもなく優しく抱きしめてきたからだ。

 

「…はぁ…はぁ…大丈夫…落ち着いて…なにも怖がることはないんだよ……」

 

シュンはナツメを優しく抱きしめながら精神が不安定になっているナツメに大丈夫と…落ち着いて…怖がることはないと…ナツメを落ち着かせる。

 

「…くっ(ズキッ!)…あなたは一人じゃない……あなたには…あなたのことを想ってくれる人(親)がいる……」

 

体に走る痛みに耐えながら…シュンはナツメに伝える──あなたは一人じゃないと──あなたのことを想ってくれる大事な人達がいると──。

 

「…ふぅ…ふぅ…例え強くなくたって…超能力が使えなくたって……ナツメさんのことを大切に想ってくれてるよ……だから……寂しくないよ…」

 

抱きしめられて呆然としているナツメに…そして少し離れた所で…シュンと強くあろうとする心のナツメを見ている、幼く寂しがりやの心のナツメを優しい言葉で安心させる。

例え強くなくても──超能力が使えなくても──大切に想ってくれていると──だから寂しくないよと──。

 

シュンの思いやりのある優しい言葉がナツメの不安定になっていた精神を落ち着かせ…強くあろうとする心の中に潜んでいた孤独感が癒されていくのを感じていた。

シュンの生来持つ優しさは……長年のナツメの強くあろうとすることで誤魔化していた孤独な心を癒していく──ナツメは優しい笑みを浮かべて、瞳から涙を流しながらナツメも両手でシュンを抱きしめる……そして──。

 

「…ありがとう…」

 

ナツメは長い間……することのなかった優しい笑みを浮かべてシュンに感謝の言葉を呟く。

ナツメは少しずつ落ち着きを取り戻し、不安定になっていた超能力も段々と収まっていく。

暴走していたために激しく体力を消耗したのか、ナツメは気を失ってしまう……しかし、その表情は穏やかで優しい微笑みに満ちていた

 

そしてナツメに続いてシュンも……ナツメの超能力で散々体を痛めつけられて限界だったのか…ナツメを受け止めるように気絶してしまう──。

シュンとナツメ……二人の様子を見ていた幼い心の姿のナツメは嬉しそうに優しい笑みを浮かべて微笑むと……満足そうな表情で姿を消した。

 

「ナツメ!少年!」

 

「マスター!」

「しっかりして下さいマスター!」

 

シュンが気を失い倒れてしまったのを見て、思わず姿を現してシュンの元へと向かうメロエッタとディアンシー。

突然、姿を現した2体の人の言葉を喋るポケモンに…ナツメの父親は驚愕の表情になりながらも……今はナツメとシュンの治療が優先だと考えて、倒れたシュンとナツメを介抱するために二人を運ぶ。ナツメの父親がナツメを運び、シュンはメロエッタが“サイコキネシス”で優しく運んでいく。

 

あの後──ナツメの超能力の暴走を止めるために無茶をして体の痛みが限界に達し、気を失ったシュンは……ジム戦の翌日に目を覚ました。

目を覚ました後が大変だった……シュンのことを心配していたメロエッタとディアンシーは、シュンが目を覚ました事に気づくと涙を流しながら抱きついて離れなかったからだ。

 

2人に抱きつかれながらシュンは自分の体を見回すと……治療を受けて体中に包帯が巻かれていた。そして治療されて眠ったままだったシュンの身を案じて来てくれたナツメの父親から、その後のことを教えてくれた。

気を失ったシュンとナツメは……ナツメの父親が呼んだ救急車で病院へと運ばれ治療を受けた──ナツメは超能力を暴走させた事による体力を消耗し、精神的疲労で衰弱していたがゆっくり休めば回復するということで安心らしい。シュンも超能力によって体中に酷い打ち傷や青あざを負ったが──幸い骨に以上はなく、傷やあざも安静にしていれば数日で治るようである──シュン達はその診断結果に安心する。

しかし、それだけではなく……ナツメの母親も戻って来たらしい──聞くところによると幼く寂しがりやの心のナツメの超能力によって人形へと変えられていたらしいが……ナツメが両親と過ごした頃の優しい心を取り戻したので、幼く寂しがり屋の心が消えて人形から元に戻る事が出来たのである。

 

その後…入院していたシュンの元にやってきたナツメの両親に娘のことでお礼を言われた。

ナツメを救ってくれて本当にありがとうと──。シュンは2人の心からの感謝に思わず照れてしまう。そして続いて目を覚ましたナツメは両親に今までの事を謝る──2人はナツメの事を優しく抱きしめる──昔のように仲良しの家族に戻れたことが嬉しく涙を流している。

ナツメも自分の事を優しく抱きしめてくれた2人に、嬉しくて涙を流して抱きしめあった。

 

ナツメと両親がまた昔のように仲良しの家族に戻れた光景を見て、良かったと安心して微笑むシュン。

 

そしてシュンが入院してから数日後──超能力で受けた打ち傷や痣も思ったよりも早く治り、無事に退院することが出来た。そして退院の準備が終わると、まだ精神的疲労で入院しているナツメの代わりにナツメの父親からゴールドバッジを貰って出発しようとしていた。

 

「お二人とも…色々とお世話になりました」

 

シュンは自分を病院に運んで入院の手続きや治療費も払ってくれたり、ナツメを助けてくれたお礼にご馳走もしてくれたことを……お世話になりましたと頭を下げてお礼を言う。

 

「いやいや…礼を言うのは私達の方だ!ナツメが昔の優しい良い子に戻ってくれたのはシュンくん……君のおかげだ!」

 

「本当にありがとうございました…。これからはまた昔のように家族全員で暮らすことが出来ます。シュン君本当にありがとう!」

 

シュンが礼を言うと2人はお礼を言うのはこちらだと言って、また昔のように娘と一緒に暮らすことが出来ることを喜んでおり、本当にありがとうと感謝する。

 

「いえ……これからは家族との時間を大切にして下さい。それじゃそろそろ行きますね」

 

「そうか…もう行くのか。シュン君 気をつけて行くんだぞ」

 

「また来てくださいね。ナツメと3人でまたシュンくんがヤマブキシティに来るのを楽しみにしているわ♪」

 

「はい。それじゃナツメさんにもよろしくと伝えて下さい。さようなら」

 

シュンは2人にそろそろ出発すると伝えると、2人とも少々名残惜しそうな表情になりながらもナツメの父はシュンに気をつけて行くように言い、ナツメの母はまた来てくださいねと言ってくれた──。

シュンは2人に頷くと入院しているナツメによろしくと伝えて出発しようとしたその時。

 

「待って……」

 

病院の入口からナツメが慌てた様子でこちらに向かって走って来る。

 

「ナツメさん!?」

 

シュンは、入院中でまだ精神的疲労の回復のためにベッドで寝ているはずのナツメが激しく走っているナツメを見て驚く。

 

「…ハァ…ハァ…良かった…まだ居てくれて…」

 

ナツメは超能力を暴走させた影響で体力が完全に戻っておらず…まだゆっくり休んでいなくてはいけないのに……激しい運動をしたためか、大きく息を乱している。

 

「駄目じゃないナツメ!!あなたはまだ寝てないと!体力がまだ戻ってないのだから」

 

「そうだナツメ。お前はまだゆっくり休んでなさい……ジムの事はお父さん達に任せて…」

 

2人は休んでなくてはいけないナツメが無理をしてベッドから出てきた事を注意し、ジムや身の回りの事は自分達に任せてゆっくり休むように言う。

 

「…うん…ごめんなさい…お父さん…お母さん……でもどうしてもシュン君に改めてお礼を言いたかったの…」

 

ナツメは心配させた事を2人に謝ると…どうしてもシュンにお礼を言いたいとシュンの前まで近づく。

 

「…シュン君……本当にありがとう…。あなたのおかげで私は1人じゃないことに気づけた……。

幼い頃に…超能力の訓練に夢中になって…私の事を想ってくれたお父さんとお母さんまで追い出して…友達も欲しいとも思わなかった……それで1人になって、私の中にあった寂しいと思う気持ちが…もう1人の私を生んだ……。

お母さんを人形に変えたり…お父さんに酷い事をしたり……でもシュン君はわたしの目を覚ましてくれた……超能力なんかよりも…大切な物があることを教えてくれた…あなたのおかげで…わたしは本当に大切な物に気づく事が出来た…シュン君…本当にありがとう」

 

ナツメはシュンの両手を握って、シュンのおかげで本当に大切な物と存在に気づく事が出来たと心の底から感謝してお礼を言う。

 

「ううん……そんな感謝される事はしてないよ。ぼくはぼくの出来る事をしただけ……ナツメさんのお父さんとお母さんと…本当の家族に戻れて…良かったよ!」

 

シュンはそんな感謝される事はしていないと……、自分に出来る事をしただけだと……ナツメの両親と本当の家族に戻れて良かったと喜んでいる。

 

「…シュン君////!」

 

シュンのその自分を飾らず相手を気遣う言葉にナツメはシュンの優しさに心から嬉しい想いが溢れて頬が赤くなる…そして……。

 

「…ありがとうシュン君////!…これはお礼よ////」

 

ナツメは再度お礼を言って顔を赤くしながら、お礼だと言ってシュンの頬に顔を近づけて…そして──。

 

──チュッ////!──

 

ナツメが顔を赤くしながらシュンの頬にチュッ////と優しくキスする。

 

「えっ……ナッ!ナツメさん////!?!」

 

「なっ!!!」

 

「あらあら…。ナツメったら♪」

 

シュンは……一瞬なにをされたのか気づかず呆然としていたが……しばらくすると何をされたのか気づいて顔を真っ赤にして慌ててしまい、ナツメの父親も娘の行動に驚き、母親は娘の大胆な行動に嬉しそうに微笑む。

-

 

「(あの女!わたし達のマスターに何てことを!!)」

「(許せませんわ!!)」

 

「(落ち着いて…メロエッタ、ディアンシー)」

 

そのナツメの行動を見ていたメロエッタとディアンシーは──頬を膨らませて怒る。シュンは小声で2人を宥める。

 

「びっくりした////……」

 

シュンはナツメの突然の行動に驚き、鼓動が早くなっていた。

 

「…はぁ…はぁ…ふぅ…落ち着いた。それじゃナツメさん、お二人も…ぼくはそろそろ行きます。皆さん お元気で!」

 

シュンはゆっくり深呼吸をして鼓動を落ち着かせると……ナツメと2人にそろそろ行きますと言って歩き出す。出発するシュンを見送りナツメと2人は手を振ってシュンを見送る。

 

「またね…シュン君~~」

 

「気をつけて行くんだぞ~!」

 

「本当にありがとう~!」

 

ナツメ、ナツメのお父さんとお母さんは旅立つシュンの無事を祈り、見えなくなるまで手を振ってシュンを見送るのだった。

 

「行っちゃったわねシュン君……大丈夫?ナツメ」

 

ナツメの母親は……シュンの去って行った方をずっと見ているナツメに大丈夫かと聞く。

 

「…うん…大丈夫よお母さん…。次にシュン君がヤマブキシティに来た時に立派なジムリーダーになってるようにこれから頑張らなきゃ……」

 

ナツメは自分を心配する母親に大丈夫だと言って…次にシュンがヤマブキシティに来る時には立派なジムリーダーになってるように頑張らないといけないと意気込む。

 

「そうだな。これから頑張らないとな! だがナツメ、今はゆっくり休みなさい。後の事はお父さん達に任せて!」

 

ナツメの決意を聞いた父親は頑張らないとなと笑みを浮かべて言う。だけど、今はまだ体力が完全に回復していないためゆっくりと休むように言う。ジムなどの事は自分達に任せるように言って…。

 

「うん!ありがとうお父さん……」

 

ナツメは自分を気遣ってくれる、そんな父親にお礼を言う。

 

「フフ♪ナツメはそれだけじゃなくて、お嫁さんのスキルも磨かなくちゃね!」

 

ナツメのお母さんはジムの事だけではなく、女の子としてのスキルも上げないとね♪と笑顔でウインクして言う。

 

「…なっ////! お母さん////!」

 

ナツメは母親の発言に顔を赤くして驚く。

 

「フフ♪あら?私はシュン君なら全然OKよ。ナツメより年下だけど、あんな良い子は他に居ないわ!」

 

照れているナツメを見た母親はフフッと嬉しそうに笑って、ナツメよりも年下だけど、あんな良い子は他にいないと言って、既にナツメのお婿さんとして認めている。

 

「なっ!!確かにシュン君は恩人だが、それとこれとは話が別だぞ!」

 

ナツメのお父さんはそれを聞いて、慌てた様子でナツメのお母さんを説得しようとするが──お母さんはあらあらと旦那の説得の言葉を交わす。

ナツメはそんな両親を見て呆れて、シュンの行った後の方に再び視線を向ける。

 

「…シュン君……また会いましょうね……」

 

幼い頃に超能力に目覚め、誰よりも強くいようとしたナツメはシュンによって孤独の心から開放され家族との絆を取り戻すことが出来た……ナツメはシュンとまた会える日を願うのだった。

 

余談だが──ナツメがシュンによって家族との絆を取り戻し、シュンがヤマブキシティを去った日から翌日──。

シュンがヤマブキジムに挑戦する数日前にヤマブキジムに挑戦しに来た少年がいた。

ピカチュウを連れて2人の仲間と一緒にヤマブキジムに来てナツメに挑戦したが手も足も出ずにやられてしまい、ナツメに勝つためにシオンタウンでゴーストポケモンをゲットしてピカチュウを連れた少年がヤマブキジムに再び 挑戦に来たが──ジムは休日になっていた。

驚いた少年一行はジムの人に話しを聞くために向かおうとした時……ヤマブキジムから自分にゴーストポケモンのゲットを進めたおじさんが出て来たため驚く。

 

おじさんに話しを聞いたところ……自分はナツメの父親だと言い、昨日来た挑戦者によってナツメの心は救われたのだと…心の底から嬉しそうにその時の事を語り、そしてナツメは精神的疲労で入院中のため…ジムは休業中だと言う。

少年は当然納得出来ずに何とかジム戦をしてほしいとお願いするが……ナツメは療養中のため…ナツメの父親は特別にバッジを渡す。当然少年はジム戦をしてないのに受け取れないと断るが、仲間の少女と青年に必死に説得されてバッジを受け取る。

どうやら前回、少年のジム戦の付き添いでいき、ナツメの超能力によって怖い目に合ったのがトラウマになっているようであり、もうナツメと関わり合いたくないのか一生懸命に少年の事を説得している──少年は2人の迫力に押されて…ジムリーダーと戦わずにバッジを受け取るのは納得いかないが……渋々納得して次のジムのある街へと旅立つのだった。

 

因みに少年に着いてきたゴーストポケモンは──何も面白い事がないと分かると詰まらなそうにしてシオンタウンの自分の住処へと帰って行った。

 

 

 

 

 




如何でしたでしょうか?

自分がこうしたいと思う話しを投稿してみました。忙しい日々ですがこれからも頑張って投稿して行きたいと思いますのでよろしくお願いします。

これからも色々と設定を増やしたいと思っております。

──ミニコーナー──

シュンがハナダの洞窟で修行をしている間に──シュンと同世代のマサラタウンの二人のトレーナーはヤマブキジムを突破し、タマムシシティに向かう。

ピカチュウを連れたマサラタウンの少年はニビジム、ハナダジムをお情けで突破。クチバジムをシュンが勝利した数日後にクチバシティに到着し、クチバジムに挑み一度敗北するも、ピカチュウと頑張りリベンジを果たす。

そしてシュンが色々と寄り道をしている間にヤマブキシティへと到着し、ヤマブキジムに挑むが敗北し、ナツメの父親のアドバイスでシオンタウンにゴーストポケモンをゲットしに行った翌日にシュンがナツメに挑戦しに来たのである。



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