歌姫と宝石の姫と共に頂点を目指す者!(調整中)   作:シュリーダ

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本日、投稿いたします。
またもや長くなってしまいました──この話しに出てくるタマムシジムにいる女性の名前が分からなかったので適当に名前を付けましたのでどうかご容赦ください。

シュンがタマムシシティに到着したのはサトシがシオンタウンから戻って来て、ヤマブキシティを出発した日の翌日位になります。

分かりやすく言うと──。

『サトシ達がヤマブキシティを出発』→『シュンはタマムシシティに向けて旅の途中』

翌日──。

『サトシ達はタマムシシティに向けて旅の途中』→『シュンはタマムシシティに到着』

という感じです。話しでは一話経過してサトシ達はタマムシシティに到着していましたが……この話しではサトシ達が到着するのは少し時間が掛かってるという設定にしたいと思います。

そのためシュンがタマムシシティに到着するのはサトシが来るだいぶ前であり、今回も多少のオリジナルの設定を加えていますが…それが許せる方だけご覧ください。

2020年──小説の文章の可笑しな部分を直し、内容を一部変更しました。



第五話 麗しき舞姫エリカ!くさタイプの境地!

前回──シュンはヤマブキジムに挑戦し、ナツメの強力なエスパータイプのポケモンの攻撃に苦戦しながらもシュンの想いに答えたユンゲラーが奇跡を起こしフーディンへと進化して見事、ナツメのユンゲラーを打ち破りジム戦に勝利した。

そしてナツメは初めての敗北によるショックで精神が不安定になり超能力を暴走させてしまうが──シュンは傷つきながらもナツメに近づいて優しい心でナツメの閉ざされていた心を開き、ナツメの心を癒し、ナツメとナツメの家族との絆を取り戻す事が出来た。

 

そしてシュン怪我の治療が終わり退院すると…ナツメと再開の約束をしてヤマブキシティを旅だったのだった。

 

 

シュンがヤマブキシティを出発してから翌日──。現在シュンはメロエッタの指導の元でリザード達を特訓させながら次の街『タマムシシティ』へと向かっていた。

タマムシシティにはタマムシジムがあり、順調に進んでいて、途中の水辺の前を通ると偶然にも野生のニョロモが出て来る。

シュンはニョロモをゲットしようと相性の良いチュリネでニョロモに挑む。

 

「よし ニョロモをゲットしよう。行くよチュリネ!」

「チュリ!」

 

シュンはチュリネに指示すると、チュリネは頷いてニョロモに向かって戦闘体勢に入る。

 

「ニョロ!?ニョロ~!」

 

ニョロモはシュンとチュリネに気づいて警戒心を露にし、戦闘体勢に入り睨み付ける。

 

「よし チュリネ“エナジーボール”!」

 

「チュリ。チュリ~!」

 

シュンはチュリネに“エナジーボール”を指示!チュリネはくさタイプのエネルギーをチャージしてニョロモへと放つ。

 

「ニョロ!ニョロ~!」

 

ニョロモは迫り来る“エナジーボール”を交わすと、チュリネに向かって“あわ”を打ち出す。

 

「チュリネ、交わして“マジカルリーフ”!」

 

「チュリ!チュ~リ~」

 

チュリネはニョロモの“あわ”を交わして、“マジカルリーフ”をニョロモに放つ。

 

「ニョロ!ニョロ~~」

 

ニョロモは先程のように攻撃を交わす事が出来ず“マジカルリーフ”が命中し、効果抜群のくさタイプの技を受けて…ひんし寸前に追い込まれる。

 

「ニョロー…ニョロ……」

 

ニョロモは“マジカルリーフ”を受けて体力もギリギリでふらふらしており、今にも倒れてしまいそうになる。

 

「よし、チュリネ。“くさぶえ”でニョロモを眠らせるんだ」

 

「チュリ!チュ~リリリ~♪」

 

シュンはニョロモが戦闘不能寸前に

 

戦闘不能寸前になっているのを見てチュリネに“くさぶえ”を指示、ニョロモをねむり状態にしようとチュリネは綺麗な草笛を吹いてニョロモを眠らせる。

 

「ニョロ……zzzz……」

 

ニョロモは“くさぶえ”を受けて眠ってしまった。

 

「今だ。いくよ!モンスターボール!」

 

シュンはねむり状態のニョロモに向かってモンスターボールを投げる。

ボールがニョロモに当たると開いてニョロモを吸い込む……。ボールが数回揺れた後にカチッとなり、ゲットが成功する。

 

「やった。ニョロモをゲットだ」

 

シュンはニョロモが入ったボールを持って、ゲットに成功した事を喜ぶ。

ニョロモの入ったボールはシュンのポケモンボックスへと送られていった。

 

『ポケモンボックス』──ポケモントレーナーが手持ちに持てるポケモンは6体。6体以上になると自動的にそのトレーナー専用のポケモンを預かるポケモンボックスに送られる。

大体の場合は──ポケモン図鑑を貰った『ポケモン研究所』に送られる。他にポケモンを預り育てる『育て屋』や稀に牧場や実家などに預けているトレーナーも居る。

7体以上になると、ボールが開かなくなったり、自動で転送されたりする。

 

「よくやったねチュリネ」

「チュリ♪」

 

シュンはチュリネをよくやったねと誉める。チュリネは喜んでシュンの胸に飛び込んでくる。シュンはスリスリとすり寄ってくるチュリネをよしよしと優しく撫でる。

 

「お見事でしたわマスター。チュリネもよく頑張りましたね♪」

 

ニョロモを見事ゲットしたところを見ていたディアンシーがシュンとチュリネを誉める。

 

「ありがとうディアンシー」

「チュリチュリ!」

 

3人がそうして話していると、メロエッタがチュリネをじっと見て何かを考えて……納得したように頷くと、こちらに来てシュンにある提案をする。

 

「マスター。先程のチュリネのバトルを見て思ったのですが…もうチュリネはだいぶ育っています。そろそろ進化をさせても良いかもしれません」

 

メロエッタは先程のチュリネのバトルを見て充分に強く育っている事を判断したメロエッタは、シュンにそろそろチュリネを進化させてはどうかと提案する。

 

「そうかな?でも確かにチュリネはだいぶ強くなったよね。うん、進化させてもいいかな。でもチュリネってどうすれば進化するんだろう」

 

シュンはメロエッタの提案通りにチュリネは確かに充分に育っていると思い、チュリネを進化させる事を決めるが、チュリネがどうすれば進化するのかが分からない。

 

「チュリ?」

 

チュリネがどうすれば進化するのか考えているシュンをチュリネは不思議そうに見つめる。

 

「うーん…あっ!そう言えば……前に何かの本でチュリネは石で進化すると書いてあったような……」

 

「流石はマスター。そうです。チュリネを進化させるにはポケモンを進化させる石の1つ『たいようのいし』が必要です」

 

シュンは前に読んだイッシュ地方のポケモンが乗っている本で、チュリネのページでチュリネの進化の条件にポケモンの石が必要である事を思い出したが……何の石かは分からずにいるとメロエッタが教えてくれた。

 

「たいようのいしか…ポケモンを進化させる石の1つだよね。でもぼくはたいようのいしを持ってないよ、カントーではほとんど手に入らないみたいだし…」

 

現在カントー地方で主に扱われているポケモンを進化させる石は主に五種類。

 

1、ほのおのいし

2、かみなりのいし

3、みずのいし

4、リーフのいし

5、つきのいし

 

があり…たいようのいしはカントー地方ではあまり発見されず認知度も低い。シュンがポケモントレーナーとしての旅の役にたつだろうと持ってきたポケモントレーナーの知識マニュアル『進化の石』の項目の説明を見て、どうやってたいようのいしを手に入れようかと考えていた。

 

「その事については心配ありませんマスター。

この先にタマムシシティがあり、そこにはタマムシジムがあります。そこのジムリーダーはくさタイプの使い手です。このジムリーダーに話しを聞ければ"たいようのいしを手に入れる方法が分かるかもしれません」

 

たいようのいしをどうやって手に入れようかと考えるシュンに、メロエッタはカントー地方のガイドブック『ジムリーダー』の項目を見て、タマムシジムのジムリーダー『エリカ』はくさタイプの使い手。

たいようのいしを使う事で進化するポケモンはくさタイプのポケモンが多く──くさタイプのエキスパートであるエリカに話しを聞ければ…たいようのいしを手に入れる方法が分かるかもしれないとシュンに教える。

 

「なるほど!ジム戦に挑む時に聞いてみようか。タマムシシティに行こう」

 

「えぇ」

「はいですわ」

 

シュンはメロエッタの提案に賛成する──。タマムシジムに挑戦する時に聞いてみようと思い、もうすぐ到着するタマムシシティへと向かう。

 

 

「ここがタマムシシティか──」

 

シュン達はしばらく歩くと……カントー地方一の大都会『タマムシシティ』へと到着し、建ち並ぶ巨大なビル郡を見上げるシュン。

そしてシュンは街の中にある案内板を見て先ずはポケモンセンターへと向かい、ポケモンを回復させると…たいようのいしの入手するためのアドバイスを貰おうとエリカのいるタマムシジムへと向かう。地図を頼りに歩いていくと前方に大きなドーム型の建物が見えてくる。

 

「タマムシジム…くさタイプのエキスパートのエリカさんのジムか……」

 

シュンは大きなドーム型の建物『タマムシジム』を見上げる──。

 

「(それではいきましょうマスター)」

「(レッツゴー!ですわ♪)」

 

いつもはシュン以外の人間が居る街ではボールの中に避難しているはずのメロエッタとディアンシーが、いつもの定位置に透明になった状態で出ている。

最初、街の中に入り、ポケモンセンターに向かうまではボールの中に入っていたのに……タマムシジムに向かおうとすると突然姿を消した状態でボールから出てきたのである。

シュンは人間の多い街の中で出てきた2人に理由を聞くと……何か分からないが嫌な予感がしたから出てきたという。シュンは何のことか理解出来ないが特に問題もないのでそのままタマムシジムへと向かったのである。

 

シュンは2人に促されて…タマムシジムの入口から中に入って受付へと向かう。

 

「すいませーん」

 

シュンが受付の前でタマムシジムの人を呼ぶ……すると奥から青い髪の女性と薄茶色の髪の女性が出てくる。

-

 

「あら?どうしたの僕。タマムシジムに何か用かしら?」

 

「フフゥ~。可愛いらしいお客さんねぇ~」

 

ジムの奥から出てきた2人の女性──きりっとした青い髪の女性がシュンの前で目線を合わせて何の用かと笑顔で尋ね、薄茶色のおっとりとした雰囲気の女性がシュンの事を可愛らしいお客さんねと、ニコニコとした笑顔で言う。

 

「えっと!?……あの…その…」

 

シュンはこんな近くで年上の女性と会話した事がないためか焦り……タマムシジムに来た理由を話そうとするも…至近距離で見つめられて思わず照れてしまい中々話す事が出来ない。

ナツメの時は状況が状況だったので照れる事なく話せたが──こうも近くでまじまじと見つめられるとやはり恥ずかしいのか照れてしまうのを隠せない。

そんな目の前で…照れているシュンを見て青い髪の女性はウズウズとしている…そして…。

 

「あ~ん♪もう我慢できなぁーい!この子超可愛い~♪照れてるところが堪んなぁい♪」

 

シュンが恥ずかしそうに照れているのを見ていた青い髪の女性は顔をニヤケさせて、もう我慢出来ないと照れているシュンを可愛いと言って抱き寄せる。

 

「えっ!?」

 

「(なっ!)」

「(まぁ!)」

 

シュンはいきなり抱き寄せられたことに驚き、メロエッタとディアンシーも…自分の大切なマスターであるシュンが抱きしめられたことに驚く。

シュンは中性的な顔立ちをしていて…可愛いくも格好良くも見える。マサラタウンには他に居ない珍しい銀髪の髪に、その整った容姿で幼い頃から町の女の子達にモテていたが…鈍感のシュンは気づかずにいたため…自分がモテることを自覚出来ていない。

-

 

「どうしたのぼく?恥ずかしがらずにお姉さんに話してみて!」

 

恥ずかしそうにしているシュンを可愛いと思い、優しく抱きしめて恥ずかしがらずに話してみるように言う。

 

「ちょっとズルいわよアヤコ~!可愛い男の子を一人占めしてぇ~。わたしにも~」

 

すると、可愛い男の子のシュンを一人占めしている青い髪の女性に向かって、薄茶色のおっとりとした女性がずるいと言って自分にも抱かせるように言う。

 

「嫌よ!この可愛い子はワタシが可愛いがるの!リョウコはどっか行ってなさいよ」

 

青い髪の女性はシュンを胸に抱き寄せながら、もう1人の女性にどこかに行くように言う。

胸に抱き寄せられたシュンは恥ずかしさが頂点に達し呆然としている。

 

「ちょっとアヤコ!リョウコ!受付で何を騒いでるのよ」

 

「そうよ!受付で騒いでたらジムに来る人に迷惑よ」

 

ジムの受付で2人が騒いでるのを聞いて…ジムの奥からまた数人の女性達が出て来て、騒いでいる2人の女性に注意する。

 

「あら?その子はお客さん?」

 

奥から出て来た女性が、青い髪の女性に抱かれているシュンを見て客なのかと聞く。

 

「そうよ。このジムに用があって来てくれたみたいなの!」

 

青い髪の女性は抱いているシュンの事を出てきた女性達に説明する。

 

「そうなの。それにしても……その子可愛い顔してるわね。男の子だけど女の子にも見えるわね。綺麗な銀髪でなんとも言えない可愛さだわ♪」

 

「キャ~~!本当!この子超可愛い~~♪」

 

ジムの奥から出てきた女性達もシュンの事を可愛いと誉めてシュンの周りに集まって頭を撫でたり、抱き寄せたりとシュンを可愛がる。

 

「あの…その…」

 

シュンはたくさんの女性達に抱き寄せられて顔を赤くしながらも…要件を言おうとするが、女性達の勢いに押されて何も言えない。

 

「ちょっと!!この子はワタシが可愛がってるのよ。離れなさいよあんた達!?」

 

最初にシュンを抱き寄せた青い髪の女性が後から来た女性達に怒こり、離れるように言う。

 

「フン!一人占めはさせないわよアヤコ。あなた可愛い系の男の子が好みだものね。

この子、とても整った顔立ちだし、順当にいけば将来は良い男になるものね…今の内から自分好みにしようとしてるんでしょうが、そうは行かないわよ!」

 

「そうよそうよ!こんな可愛い子の一人占めは許さないわよ」

 

すると他の女性達も…青い髪の女性に可愛いシュンの一人占めは許さないと怒ってシュンを自分の胸に抱き寄せようとする。

 

「何よ!最初にこの子に目をつけたのはワタシよ。この子はワタシが可愛いがるの!あなた達は離れなさいよ」

 

青い髪の女性はシュンを自分の方に抱き寄せて、最初にシュンに目をつけた自分が可愛がると言って、他の女性達に離れるように言って自分の方に抱き寄せようとする。

 

「モガッ…モガ……(くっ…苦しい……!)」

 

シュンは女性達の胸や体に挟まれて息が出来ず…喋る事も出来ずに苦しそうにしている。

 

「わたし達のマスターに何をしてますか!離れなさい」

「そうですわ!マスターに触れて良いのはわたくし達だけですわ!」

 

先程からシュンが女性達に抱き寄せられたりしているのを見て──メロエッタとディアンシーは怒って思わず姿を現し、女性達に離れるように言うが……タマムシジムの女性達はシュンに夢中で全然気づかない……。

 

「あらあら皆さん。そんなに騒いでましてどうしたのでございますか?」

 

するとジムの奥から着物を着た可憐な女性が受付の方が騒がしい事に気づいて、こちらに歩いてくる。

 

「「「「エリカさん!!」」」」

 

シュンの周りにいた女性達は…ジムの奥から歩いてきた着物を着た女性の名を呼ぶ。

 

「あら?その子は……それにそのポケモン達は…」

 

エリカは自分のジムに勤める女性達に囲まれているシュンやその近くに居たメロエッタとディアンシーに気づいて、特にメロエッタとディアンシーを見て目を丸くしている。

 

「あなたがエリカですか!ここのジムの女達はいったい何なんですか。マスターに向かっていきなり抱きついたりして!

「そうですわ!!」

 

こちらに来たのがタマムシジムのジムリーダーのエリカだと分かるとメロエッタとディアンシーは いきなりシュンを抱き寄せて争いだしたジムの女性達の事で文句を言う。

エリカやジムに勤める女性達は……人間の言葉を話したポケモン?のメロエッタとディアンシーに目を見開いて驚くも…エリカは心当たりがあるからか直ぐに落ち着いてシュンを囲んでいる女性達の方を向いて、女性達はエリカが視線を向けると シュンからさっと離れる。

 

エリカは自分ジムの女性達の誤魔化すような動作に気づいて静かにため息をもらす。

 

「あらあら……うちの者達が失礼をして申し訳ありません。うちの子達はあなたのような可愛い子が大好きなんですの。それでこのジムに何か御用ですか?可愛いお客さん♪」

 

エリカは自分のジムの女性達の失礼を謝罪する──そしてジムに何か用なのかと…まだ呆然としているシュンに尋ねる。ぼおっとしているシュンを肩に乗るメロエッタがつつく。

 

「マスター!いつまでも呆然としてないで…ここに来た理由を早く言って下さい」

 

メロエッタは呆然としているシュンに早くタマムシジムに来た理由を話すように言う。

 

「ハッ!?えと…あの‥…まず、ぼくの名前はシュンと言います。今日はジム戦のお願いと…エリカさんに聞きたいことがあって来ました…」

 

呆然としていたシュンは、エリカにジム戦のお願いと聞きたい事があってタマムシジムに来たことを伝える。

 

「あらあら…あなたはシュンさんと言いますの。わたくしはエリカ。タマムシジムのジムリーダーをしておりますわ!もちろんジム戦はお受け致しますわ。それで…わたくしに聞きたい事とは何でございますか?」

 

シュンがエリカにタマムシジムに訪れた理由を説明すると…エリカは改めて名乗り、快くジム戦を承諾した後に…自分に聞きたい事とは何なのかと尋ねる。

 

「はい…聞きたい事というのは…この子に関する事なんです。出てきてチュリネ」

「チュリ♪」

 

チュリネをボールから出すとチュリネはシュンに飛び付いてきたので、シュンは受け止めて抱き抱える。

 

「まぁ、可愛い♪色違いのチュリネね♪」

 

エリカは、ボールから出てきた色違いのチュリネがシュンの腕の中で甘えるようにすり寄る姿を見て可愛いと微笑む。

 

「実はこのチュリネの進化に必要なたいようのいしの入手の方法を教えてほしいんです。エリカさんはカントーが誇るくさタイプのエキスパート。そのエリカさんならくさタイプのポケモンを進化させるたいようのいしがどこで手に入るのかご存知だと思い、教えてもらいたくてお願いしに来ました」

 

シュンはエリカにチュリネを見せて…チュリネの進化に必要なたいようのいしの入手方法を教えてほしいとお願いする。

くさタイプのポケモンのエキスパートであるエリカなら──くさタイプのポケモンの進化に必要なたいようのいしが手に入る方法を知っていると思い、教えてもらおうとお願いしに来たと説明する──シュンのタマムシジムを訪れた理由を聞いたエリカは……。

 

「なるほど…そうでしたか。そういうことでしたらシュンさん、こちらにいらして下さい」

 

エリカは一つ頷くと…笑顔でこちらに来るように言ってジムの奥へと歩いて行く。

 

「えと?…あの…」

 

シュンはジムの奥へと入って行ったエリカを見て、どうすればいいのかと考えていると…。

 

「ほら!シュンくんもエリカさんに着いて行かなきゃ。ほら行きましょう!」

 

どうすればいいのか分かっていない様子のシュンを、青い髪の女性がシュンの手をとってエリカの行く方に着いていくように言う。

 

「あっ…はい!」

 

シュンは青い髪のお姉さんに手を引かれて、周りのお姉さん達と一緒にジムの奥へと入って行く。そこにはバトルフィールドがあり……周りは植物などの緑に囲まれていて、まるで植物園のようである。

 

「ここがタマムシジムのバトルフィールドでございますわ!ここではジム戦をしたり、くさポケモンや香水についての講習などを行ったりしていますわ♪」

 

エリカはシュンが着いて来ている事を確認すると、バトルフィールドがあり、周りに植物があるこの場所についてや、ここで行われている事について説明する。

 

「ここでジム戦をするんですか。でも、くさポケモンの講習は分かりますが…香水って言うのは?」

 

エリカの説明に──シュンはジム戦とくさポケモンについての講習をしている事は理解出来たが…香水についての講習とは何なのか分からず疑問に思い、尋ねる。

 

「シュンくん。このジムではね、色々な植物や花を育てていて、それを調合して香水を作っているのよ!ここで作った香水は街にあるうちの香水のお店で売られるの。それで香水の講習もやってるのよ」

 

シュンがエリカに香水の事について尋ねると……シュンの隣を歩いている薄緑色の髪をしたお姉さんが説明してくれた。

タマムシジムでは色んな種類の花や植物を育てていて、そこから香水を作っており、作った香水を街にあるお店で売っているらしい。そしてその香水を使い、香水についての講習もしているのだと言う。すると紫色の髪をした女の人が小さな瓶を持ってシュンの前に出す。

 

「ほらシュンくん。これがここで作った香水よ。嗅いでみて」

 

ここで作った香水だと言ってシュンに臭いを嗅ぐように言う……シュンはお姉さんが手に持っている香水の瓶に顔を近づけてその香りを嗅ぐ。

 

「甘い香りがします…。良い香りですね。何というか……この匂いを嗅いでいると心が安らぐような…そんな感じがします」

 

「本当!とても良い香りですわ♪」

「えぇ、嗅いでいると癒されるようです♪」

 

シュンは前に出された香水の臭いを嗅ぐと──そこから甘い臭いが漂い、その臭いを嗅いでいるとまるで心が安らぐ感じがして良い気分になる。

ディアンシーとメロエッタも香水からする甘い香りに心も体も癒されリラックスしている。

 

「そうでしょう~~♪ここで作る香水はカントーの女性達に大人気なんだから♪」

 

薄紫色の髪のお姉さんが自信満々にここで作る香水はカントー中の女性に人気だと鼻高々に言い、他のお姉さん達もそのお姉さんの発言に頷く。

 

「因みに!…ここタマムシジムは本当は男性は立ち入り禁止なんだけど……シュンくんは可愛いから大丈夫よ♪」

 

「うん♪可愛いくて、その綺麗な銀髪の髪も取ってもクールよ♪」

 

「うんうん!その辺の男とは存在その物が違うわ♪」

 

そしてジムの入口で──最初にシュンを抱き締めた青い髪のお姉さんが…タマムシジムは本来男性の立ち入り禁止だが、シュンは可愛いから大丈夫だと笑顔で言う、他のお姉さん達もシュンを褒めて、そこら辺の男性とは存在その物が違うと褒めまくる。

 

「あはは(笑)…ありがとうございます…」

 

シュンは自分をそこまで褒めてくれるお姉さん達の言葉に苦笑いを浮かべる。

 

「あらあら…皆さん。お話しをするのもよろしいですが そろそろ先にお行きましょう」

 

エリカはシュン達が楽しく会話をしているのを笑顔で見ていて…話しをするのも言いがそろそろ先に行こうとみんなに言う。

 

「あっ!すいませんエリカさん。つい話し込んでしまって!」

 

シュンに香水の事やタマムシジムの決まりについて説明していて思わず話しを込んでしまった事を謝罪する。

 

「いえいえ。それでは行きましょうか」

 

エリカはそう言うと…ジムの奥へと歩いて行く。

 

「えと?どこまで行くんですか?」

 

「より詳しく説明致しますので…奥の部屋に行きますわ。一般の方は入れないお部屋ですわ。わたくしとジムの者以外は入れませんの!さぁシュンくん。こちらへ」

 

シュンはエリカに連れられて バトルフィールドのある場所から更に先へと進む。そこは一般の人は入れないエリカとジムの人達だけが入れる部屋へと案内される。

 

「さぁ着いたわよシュンくん。入って!」

 

エリカはその部屋に到着した事を教え、シュンに部屋に入るように言い、部屋の中に入る。

 

「…すごい…さっきの部屋も凄い緑でいっぱいだったけど…ここも植物ばかりだ…」

 

シュンがエリカに言われてその部屋に入ると…そこには部屋全体に緑が広がっており部屋にも天井から太陽の日差しが差し込んでいる、そしてそこには見たこともないポケモンがその場所で過ごしていた。

 

「ラフレシアにウツボット…。くさポケモンがいっぱいだ…それにあれは確か…ワタッコにキレイハナ…他にも見たことのない"くさタイプのポケモンがいるな…」

 

シュンはその部屋で思い思いに過ごしている"くさタイプのポケモン達を見て…知っているポケモンもいれば…見覚えのないポケモンもいて思わず見つめる。

 

「フフッ♪。この部屋にわね。ジムリーダーになる前のエリカさんが色んな地方を旅してた時に捕まえた"くさタイプのポケモン達がいて、その中にはエリカさんが旅をしていた頃の

手持ちポケモンもいるのよ。

勿論…ジム戦ではジム戦用に育てたポケモンを使うのよ」

 

青い髪のお姉さんがこの部屋にいる"くさタイプのポケモン達はエリカがジムリーダーになる前に旅をしていた時にゲットしたポケモンだと説明してくれた。

その中にはエリカが旅をしていた頃の手持ちのポケモンやジム戦用に育てたポケモンもいるという。現に同じ種類のポケモンが何匹もいたり、一匹だけのポケモンもいる。

カントー地方には生息していない"くさタイプのポケモンもたくさんいて…シュンの知らないポケモンもいた。

 

「そうなんですか。ここにいる"くさタイプのポケモン達はエリカさんが旅をしていた頃にゲットしたポケモンなんですね。道理でカントーには生息していない"くさポケモンもいるはずだ……」

 

「シンオウとイッシュ地方の"くさタイプのポケモンもいますね」

「カロスのくさタイプのポケモンもいますわ」

 

メロエッタとディアンシーもこの部屋にいる色んな地方の"くさタイプのポケモンがいるのに気づいた。

 

シュン達が青色の髪のお姉さんの説明を聞いてふと思った疑問に納得していると──。

 

「んっ?」

 

シュンはズボンの裾を引っ張られる感覚に気づいて 下を見てみるとそこには──。

 

「ダネダネ!」

 

シュンのズボンの裾に フシギダネが頭をすり付けて引っ張っていたのだ。

 

「えと……フシギダネだよね。何をしてるの?」

 

シュンはフシギダネが何をしているのかと思いつつ 図鑑を開く。

 

【フシギダネ──たねポケモン。生まれた時から背中に種を背負っている。体が大きく育つ事に種は大きくなる──】

 

ポケモン図鑑からフシギダネについてのデータが流れる。

 

「ダネダネェ~♪」

 

フシギダネは嬉しそうにシュンに頭を擦り付ける。

 

「フフ♪。そのフシギダネは先日 わたくしのフシギバナ達が持っていたタマゴから生まれたばかりの子ですわ。人見知りもなくてとても人懐っこいですのよ」

 

エリカはそのフシギダネのことについて教えてくれた──先日生まれたばかりで、人見知りもなく人懐っこいようである。

 

「そうなんですか。よしよし!」

 

シュンはエリカの説明を聞きながら…しゃがんでフシギダネの頭を優しく撫でる。

 

「ダネダネ~~♪」

 

フシギダネは気持ち良さそうに シュンの撫でている手に擦り寄る。

 

「あらあら。もうシュンくんに懐いちゃったの♪」

 

フシギダネがシュンの手に嬉しそうにじゃれているのを見てエリカは笑顔になる。

 

「それで…チュリネを進化させる"たいようのいしの入手の方法を教えてもらえるという話は……」

 

「えぇ 勿論お教え致しますわ。キョウコさん。あれを持ってきてください」

 

「はい。分かりましたエリカさん!」

 

シュンが遠慮気味に尋ねるとエリカは勿論だと頷いて、薄緑の髪のお姉さんに何かを持って来るようにお願いすると 向こうの部屋へと走って行き、少しして何かの箱を持ってエリカの前に戻って来る。

 

「持ってきましたエリカさん!」

 

「ありがとうございます。キョウコさん」

 

エリカはキョウコからその箱を受け取るとシュンの前に来る。

 

「さて シュンくん。これがポケモンを進化させる石の一つであり、チュリネの進化に必要な"たいようのいしでございますわ♪」

 

エリカはシュンの前で箱を開くと中には…太陽の様な形をした石である"たいようのいしが入っていてチュリネの進化にはこの石が必要だと教える。

 

「これが"たいようのいしですか…初めて見ました…」

 

シュンは本物のたいようのいしを見るのは初めてであり、興味津々で見つめる。

 

「さて シュンさん。たいようのいしをどこで手に入るのかと言うことですが……カントー地方では殆ど流通していませんし、そう簡単には手に入りません」

 

「そうですか…。くさタイプのジムリーダーのエリカさんならもしかしてと思っていたんですが……」

 

「えぇ…わたくしも必要になったら別の地方から通販で仕入れているんですの。ごくたまに進化の石が名産品とされているストーンタウンという街のお店で売っているという話しですが…あまり期待はされない方がよろしいでしょう…」

 

エリカは"たいようのいしをどこで手に入るのかと言うシュンの質問に丁寧に教えてくれたが…やはりカントー地方では"たいようのいしは殆ど流通しておらず発掘もされていない。

エリカは"たいようのいしが必要になった時は──別の地方から通販で仕入れているらしく、それ以外では…タマムシシティの遠く先にあるストーンタウンという進化の石が名産品として有名な街のお店でごくたまに別の地方から仕入れた進化の石が売っている事もあるが本当にごくたまにであり、あまり期待はしない方が良いと教えてくれた。

 

「やっぱり…カントー地方では"たいようのいしは貴重なんですね…どうしようかな?」

 

シュンはエリカから"たいようのいしについての話しを聞いて、入手が難しい事にため息をついてどうしようかと考えていると──。

 

「シュンくん。よろしければあなたにこの"たいようのいしをお譲りしますわ!」

 

するとそんなシュンにエリカが思わぬ提案をしてくれた。

 

「えっ!?でも…そんな…悪いですよ!」

 

シュンはエリカのご厚意に驚き、焦ってそんなの悪いと断ろうとする。

 

「いいえ…迷えるトレーナーを導くのもジムリーダーの務めですわ♪」

 

しかしエリカはそんなシュンに微笑んで言う。

 

「ただし…たいようのいしは貴重ですので、そう簡単にお譲りするわけには行きません。そこで…シュンくんにはジムのお手伝いをしてもらいますわ♪」

 

エリカは付け加えるように…たいようのいしは貴重だから そう簡単に譲るわけにはいかないため…そこでシュンにはジムの仕事のお手伝いしてもらうと言う。

 

「ジムのお手伝いですか?」

 

「えぇ♪どういたしますかシュンくん…無理にとは言いません。断っても"たいようのいしはお譲りしますわ♪」

 

シュンが恐る恐る聞き返すと…エリカは頷いてシュンにどうするかと尋ねる──無理にとは言わず…断っても"たいようのいしは譲ってくれるという……シュンに取って 得の有りすぎる条件とエリカの試すような視線にシュンは……。

 

「いえ…ぜひジムのお手伝いをさせてください!タダで貴重なたいようのいしを貰う訳にはいきません!」

 

シュンはタダで貴重な"たいようのいしを貰う訳にはいかないと…ジムのお手伝いを申し出ると…シュンのその言葉を聞いて、エリカとジムのお姉さん達は笑顔になる。

 

「はい♪よろしくお願いしますわ♪」

 

シュンの言葉にエリカは期待通りだと言うように微笑む。

 

「流石はマスターですわ♪」

「素晴らしい心掛けです!」

 

自分達のマスターであるシュンの精神を誇らしく思うメロエッタとディアンシー。

 

「流石はシュンくん!わたしたちが見込んだ子ね♪」

「えぇ!前にリーフの石 目当てで来たあの図々しい男の子とは大違い!」

「うん、あいつは態度もでかくて失礼なやつだったわよね」

「そのわりにポケモンはてんで弱くて…エリカさんとのジム戦では一体も倒せずにストレートで負けて泣いて帰ってたものね」

「あの泣き顔ったら!可笑しくてしょうがなかったわね!フフフ(笑)」

 

シュンの立派な精神にタマムシジムに勤める女性達も感心し、前にジム戦とリーフの石を目当てで来たトレーナーの態度の悪さと比較し、同じようにエリカに二択の選択をされて…手伝わず楽にリーフの石を受け取る方を選んで…エリカはがっかりしてこれはトレーナーの人となりや心掛けを試す質問だと説明し、リーフのいしを渡すのを断る。

しかしリーフのいしを求めて来たトレーナーはエリカの答えに逆ギレしてジム戦を挑み、一体も倒せずにストレート負けで完膚なきまでに敗北し、泣いて逃げ帰ったのである。

その時の無様な泣き様を思い出してプッと吹き出すお姉さん達。

 

「タマムシジムにはジム戦だけでなく…リーフのいしや"たいようのいしを求めて来るトレーナーの方もいます。しかしポケモンの進化の石は貴重ですし、簡単にお譲りは出来ません。そこで先程の質問でそのトレーナーの人格や心構えを見させて頂いておりますの」

 

エリカは先程の二択の質問の意味を説明し、トレーナーの人格や心構え等を試し…不合格なら進化の石を渡すのを断っている。そこで心の狭い者は怒ってジム戦をして負けて帰る者が多い──エリカのトレーナーに対する観察眼は確かで…不合格と判断されたトレーナーは実力もなくジム戦でも一勝も出来ずに負けるパターンが殆どである。

 

「シュンくんはわたくしの期待通りの…誠実で真面目な男の子ですわ♪」

 

エリカは最初に感じた通りのトレーナーだと微笑む。

 

「はぁ…ありがとうございます…」

 

エリカの自分に対する微笑みに困ったように笑みを浮かべるシュン。

 

「ですがそれも当然かもしれないですわね…イッシュ地方とカロス地方の幻のポケモン…メロエッタとディアンシーを仲間にしているだけはありますわね」

 

「えっ!?メロエッタとディアンシーの事を知っているんですか!」

 

「えぇ…これでもジムリーダーになる前は色々な地方を旅していましたし、ジムリーダーとして各地方の伝説・幻のポケモンについても把握していますわ!といっても知っているのは名前だけで…人間の言葉を話せるのは知りませんでしたわ」

 

「それでもわたし達の事を知っているなんて…流石はジムリーダーですね…」

「大抵の人はわたくし達の事をご存知ないのに…すごいですわ♪」

 

シュンのトレーナーとしての人格や心構えを認め、イッシュとカロス地方の幻のポケモンの二体を仲間にしているのだから当然だと感心していると…シュンはエリカがメロエッタ達を知っている事に驚き、エリカがメロエッタ達を知っているのはジムリーダーになる前は色々な地方を旅し、その地方の伝説や幻のポケモンの話しを聞いて知っていたり──ジムリーダーに就任して様々な文献などを調べて…伝説・幻のポケモンについて知っていた……しかしメロエッタとディアンシーについては詳しい事は知らず名前のみ知っており、人間の言葉を話した時は驚いたと言う──。

それでも自分達の事を知っているエリカを流石はジムリーダーだと称賛するメロエッタとディアンシー。

 

「シュンくんは問題なく合格ですわ♪それではジムのお手伝い、よろしくお願いしますね」

 

「はい!こちらこそよろしくお願いします。エリカさん、皆さん。お世話になります!」

 

エリカの目に叶い──たいようのいしを譲ってもらうための試験を合格し、エリカとジムのお姉さん達に"お世話になります"と礼儀正しく頭を下げるシュンに エリカやお姉さん達は暖かく迎えてくれた。

 

こうしてシュンはチュリネを進化させるための"たいようのいしを貰う代わりに ジムの仕事の手伝いをすることになったのだった。

 

 

シュンがタマムシジムに訪れた日から数日──シュン達はタマムシジムの仕事の手伝いをしていた。

タマムシジムの"くさタイプのポケモン達の食事の世話や手入れ。植物の世話など お姉さん達に優しく教えてもらいながら…ジムの仕事の手伝いをして過ごしていた。

最初は…人間の言葉を話す珍しいポケモンのメロエッタとディアンシーに驚いていたジムのお姉さん達も 何日と過ごす内に…メロエッタとディアンシーの可愛い風貌に…いつしか気にならなくなっていた。

シュンもジムの仕事に少しずつ慣れてきてジムのポケモン達もシュンに懐いていた。特にフシギダネなんかはシュンにベッタリで ご飯の時も遊んでいる時もずっとシュンの近くにいるのである。

 

この数日間……タマムシジムで過ごした時間はシュンに取ってとても有意義な時間になっていた。ジムの仕事の手伝いの合間には…エリカが"くさタイプのポケモンについて教授してくれたり、ジムの仕事の休みの日にはお姉さん達にタマムシシティを案内してもらい デパートで買い物をしたりゲームコーナーで遊んだ。シュンはここで以外な才能を発揮する。

 

スロットゲームでシュンは次々と目を揃えてコインを大量にゲットしたのだった。その様子を隣で見ていたお姉さん達は目を丸くして驚く。その後シュンは一緒に来たジムの女性にやり方を教えてもらいコインと景品を交換してついでにジムの買い物を済ませるとジムへと帰るのだった。そしてその日から翌日……今日もジムの手伝いを終わらせて 手伝いが終わったら来るように言われていたのでエリカの元に向かう。

シュンはエリカの待つバトルフィールドのある部屋へと向かう──そこではエリカがシュンが来るのを待っていて エリカの周りにはジムに勤めるお姉さん達が全員集まっていた。

 

「あら シュンくん。来てくれましたね♪」

 

エリカはシュンが来たことに気づくと笑顔でシュンを迎える。

 

「はい。エリカさん。それでぼくに何かご用ですか?」

 

シュンはエリカに返事して エリカになんの用があるのか尋ねる。

 

「シュンくん。この数日間 ジムのお手伝いをしてくれて本当にありがとう。おかげでだいぶ助かりましたわ」

 

エリカはシュンに今日までジムの仕事のお手伝いをしてくれたお礼を言う。

 

「いえ……こちらこそとても有意義な時間を過ごすことが出来ました。エリカさんの"くさタイプのポケモンについての話しも とても勉強になりました!」

 

シュン自身も本当に有意義な時間を過ごせたと……くさタイプのエキスパートであるエリカから"くさタイプのポケモンについての貴重な話しも聞けてとても勉強になった。

 

「フフフ♪シュンくん。これを受け取って下さい」

 

エリカは"たいようのいしの入った箱を開いて受け取るように言う。

 

「えっ!でも…」

 

シュンは受け取るように言われた"たいようのいしを見て遠慮し断ろうとする。

 

「シュンくん。あなたは たいようのいしを受け取るのに充分過ぎるほどのお手伝いをしてくれましたわ。遠慮をする事はないですわ。受け取って下さいませ!」

 

エリカは遠慮をせずにシュンに たいようのいしを受け取るように言う。シュンは少し考えてどうするか決めた。

 

「…分かりました。ありがたくいただきます!」

 

シュンは受け取ることを決めて たいようのいしを手に取る。

 

「マスター!たいようのいしも貰えましたし、チュリネを進化させてみてはどうでしょう」

 

メロエッタは たいようのいしでチュリネを早速 進化させてみてはどうかと提案する。

 

「それは良い考えですわ。ぜひ進化するところをわたくし達に見せて下さいませ♪」

 

エリカもぜひチュリネが進化するところを見せてほしいと言う。

 

「はい!出て来てチュリネ!」

 

「チュリ!」

 

シュンは二人の提案に頷いてチュリネをボールから出す。

 

「チュリネ。この"たいようのいしを使えば きみは進化できるけど……きみは進化したいかい?」

 

「チュリィ?……チュリ!」

 

シュンは先ずはチュリネの意思を聞こうと…チュリネにこの"たいようのいしを使えば進化出来るが…チュリネに進化したいか聞くと チュリネはジィっと"たいようのいしを興味深そうに見つめて 少しだけ考えた後に決心を固め 進化したいと力強く頷いた。

 

「うん、分かった。いくよ チュリネ」

 

シュンはチュリネの進化する決心を聞いて 満足そうに頷き 笑顔を浮かべチュリネに"たいようのいしを当てる──するとかチュリネを進化の光が包みその姿を変えていく。

 

「レディ~~♪」

 

チュリネは"たいよういしを使って はなかざりポケモンのドレディアに進化した。

 

「おめでとうシュンくん。チュリネはドレディアへと進化しましたよ♪」

 

エリカはチュリネが進化系のドレディアになったことをシュンに教え微笑む。

 

「ドレディア。これからもよろしくね♪」

 

「レディ~♪」

 

シュンは進化してさらに可愛くなったドレディアに…これからもよろしくねと微笑むと、ドレディアも嬉しそうに笑顔でシュンには抱きつく。

 

「シュンくん。どうでしょう?あなたの進化したドレディアの力を見るためにわたくしとジム戦も兼ねて一対一のポケモンバトルをしませんか?」

 

エリカはシュンに進化したドレディアの力を確認するためにジム戦も兼ねて一対一のポケモンバトルをする事を提案する。

 

「えっ!バトルですか……どうするドレディア?」

「レディ!」

 

シュンはエリカの提案にドレディアにどうするか聞くと ドレディアも進化した自身の力を確認したいのかやる気全開で頷く。

 

「フフフ。それではバトルをいたしましょう。審判をお願い致しますわ」

 

「はい エリカさん!」

 

エリカとシュンは…ジム戦と力試しを兼ねてのバトルをするためにバトルフィールドにあるトレーナーボックスに入り、エリカが審判をお願いすると青い髪のお姉さんが審判台に立つ。

 

「それではただいまより!ジムリーダーエリカと、マサラタウンのシュンによる…特別試合を開始致します。使用ポケモンは一体!先にどちらかのポケモンが戦闘不能になったところで試合終了となります。それではお二人ともよろしいでしょうか?」

 

シュンとエリカは審判のルール説明を聞いて頷く。

 

「進化したきみの力を見せて。頼んだよドレディア!」

「ドレディ!」

 

シュンは進化したドレディアの力に期待し、ドレディア自身も進化した自身の力を早く試したいのか気合い充分に華麗な動きでフィールドへと入る。

シュンはポケモン図鑑で自分のポケモンの技を確認する機能で…ドレディアの使える技を確認すると…進化前の時には覚えてなかった新しい技を覚えていた。

 

【シュンの現在持っているポケモン図鑑はカントー版であり、カントー地方のポケモンのデータしかないためドレディアを認識しないが…自分のポケモンの覚えている技を確認する機能では…そのポケモンの覚えている技のみ読み取るので認識可能である(オリジナル設定)】

 

「フフフ。こちらも行きますわよ♪華麗に舞い登場しなさい」

 

エリカがボールを投げるとそこから出て来たポケモンは──。

 

「レディ~♪」

 

エリカが投げたボールから出てきたのはシュンのドレディアと同じドレディアであった。

 

「なっ!ドレディア」

「レディ!」

 

シュンとドレディアはエリカが同じドレディアを出してきた事に驚く。

 

「フフフ。この子でバトルをするのも久しぶりですわ」

「レディ~」

 

エリカがドレディアをバトルに出すのは本当に久しぶりで……エリカもドレディアも久しぶりに共にバトル出来るのが嬉しく期待するようにシュン達を見ている。

 

「シュンくん 気をつけた方が良いわよ。あのドレディアはエリカさんが旅をしていた頃の主力にしていたポケモンの一体なんだから!」

 

観戦席でシュンとエリカのバトルを観戦する薄緑色の髪のお姉さんが…あのドレディアはエリカが旅をしていた頃の主力のポケモンの一体だった事を教えてくれた。

 

「それでは試合……始め!」

 

審判のお姉さんはフラッグを振って 試合の開始を宣言してバトルが始まる。

 

「さぁ シュンくん。お先にどうぞ……あなた達の力を見せてくださいませ!」

「フルーフゥ!」

 

エリカはシュン達に先行を譲り、シュンとドレディアの力を見せてくれるように言う。

 

「それじゃ遠慮なく…ドレディア!はなびらのまい」

「フゥールゥ~!」

 

シュンはドレディアに"はなびらのまいを指示し、エリカのドレディアに放つ。

 

「フフフ。進化してパワーも上がりましたね♪素晴らしい威力ですが…ドレディア!華麗に交わして ちょうのまい"をお使いあそばせ♪」

「フルゥーフゥ!!」

 

エリカは前にシュンが進化前のチュリネと技の鍛練をしているのを見ており、ドレディアへと進化して技の威力が上がっている事に気づき微笑む……素晴らしい威力だと感心するが…エリカのドレディアは簡単に華麗な動きで交わして 何やら舞うような動きをしている。

 

「交わされた!なんて軽やかな動きだ……それなら…ドレディア マジカルリーフ!」

「レディ~!」

 

シュンはドレディアに必中技のマジカルリーフを指示、ドレディアはマジカルリーフを放つ。

 

「良い判断ですわ!ですが…ドレディア。優雅に舞い踊りながら"はなびらのまい ですわ」

「フルゥーフゥ!」

 

エリカはシュンの技の最良の選択だと認めつつも……動揺する事なくドレディアに迎撃の指示を出す。

ドレディアはその場で華麗に舞い踊りながら…はなびらのまい を放ち迫るマジカルリーフを全て弾き落とす。そしてマジカルリーフを全て弾くと"はなびらのまい がそのままシュンのドレディアを巻き込み吹っ飛ばす。

 

マジカルリーフ"を全て弾き落とす。そして"マジカルリーフ"を全て弾くと"はなびらのまい"がそのままシュンのドレディアを吹っ飛ばす。

 

「フル!?フルゥ~~」

「ドレディア!」

 

シュンのドレディアはエリカのドレディアの強力な"はなびらのまい を受けてシュンの近くまで後退する。

 

「大丈夫 ドレディア?」

「レディ~…」

 

シュンは こうかいまひとつとはいえ…エリカのドレディアの強力な"くさタイプの攻撃を受けたドレディアを心配し大丈夫か聞くと…ドレディアはダメージで息を乱しながらも大丈夫と言うように頷く。

 

「効果はいまひとつの筈なのに ここまでのダメージを受けるなんて……。そうか!さっきの"ちょうのまい って技で"はなびらのまい の威力が上がってたのか。

よし!それならこっちも…ドレディア!ちょうのまい を使うんだ!」

 

「フルゥ~!フルゥ~~!」

 

シュンはドレディアに進化して覚えた技──ちょうまい を指示し、ドレディアは蝶が優雅に飛ぶ様に舞って──とくこう・とくぼう・すばやさ がアップする。

 

「流石ですわシュンくん。もう"ちょうのまい の効果に気づくなんて。ドレディア、はなびらのまい ですわ!」

「フルゥ!」

 

エリカはシュンが直ぐに先程まで知らなかった技の"ちょうのまいの効果に気づいた事に驚く。そしてエリカはすかさずドレディアに"はなびらのまいを指示する。

 

「それならこっちも同じ技で対抗だ!ドレディア、はなびらのまい!」

「フゥ~フルゥ~!」

 

シュンもドレディアに"はなびらのまい を指示して、エリカのドレディアが放つ"はなびらのまい に対抗。はなびらのまい同士 ぶつかり合い相殺させる。

 

「シュンくん。進化したばかりのドレディアで上手くバトル出来ていますね。息もぴったりですわ!」

 

エリカは進化したばかりのドレディアで上手くバトルの指示をし、息もぴったりでその様子からシュンとドレディアの絆の深さを感じ取れて微笑むエリカ。

 

「ありがとうございます。エリカさんに"くさタイプのポケモンの知識を学ばせてもらえたおかげです」

 

シュンはジムの仕事の手伝いの合間にエリカから くさタイプのポケモンの知識を学ばせてもらい くさタイプのポケモンの理解を深められたおかげだと言う。

 

「いいえ……それはあなたの努力の結果ですわ。さぁ そろそろお終いに致しましょうか。ドレディア ソーラービーム!」

「フゥ~!」

 

エリカはこのバトルをそろそろ終わらせようと──くさタイプの技の中でも強力な技『ソーラービーム』を指示。ドレディアは頭の花に太陽の光のエネルギーを吸収する。

 

「それならこっちも……ドレディア。ソーラービーム!」

「フルゥ!フルゥ~~」

 

シュンも迎え撃つためにドレディアにソーラービームを指示──シュンのドレディアも頭の花に太陽の光のエネルギーを吸収し、発射の準備をする。

 

──そして──。

 

『『ドレディア!ソーラービーム!』』

 

シュンとエリカはドレディアがソーラービームのエネルギーの吸収が完了した事を確認し、同時に発射を指示する。

 

「フルゥ!フルゥ~~!」

「フゥー!ルゥ~~!」

 

シュンとエリカのドレディアはソーラービームをほぼ同時に発射!!

ソーラービームがぶつかり合う──しばらく拮抗していたがエリカのドレディアの方が威力があったのか……少々押し込まれてから相殺され…ソーラービームの激突の爆風で互いのドレディアが吹っ飛ばされる。

 

「フルゥ~~!?」

「フゥ~~!?」

 

「くっ!」

「っつ!」

 

シュンとエリカは襲いくる爆風を腕で顔を隠して防ぐ──そして煙が晴れると──。

 

「…フルゥ……」

 

「…フゥ…フゥ…」

 

シュンとエリカのドレディアは互いに…大きなダメージを受けて激しく息を乱しながらもしっかりと立っていた。そして一瞬の静寂。

 

「フルゥ…フゥ~…」

 

先に限界が訪れたのはシュンのドレディア……ゆっくりとその体を倒していく。

 

「ドレディア!」

 

シュンはドレディアの体力の限界に気づいて急いでドレディアの元に向かい、倒れるドレディアをその腕で受け止める。

 

「シュンくんのドレディア 戦闘不能!よってこの特別試合の勝者は…ジムリーダーのエリカさんの勝ち!」

 

審判のお姉さんによってシュンのドレディアは戦闘不能と判断され、エリカの勝利が宣言される。

 

「大丈夫 ドレディア?お疲れ様。よく頑張ったね」

「…フルゥ…」

 

シュンは倒れたドレディアの状態を確かめて…頑張ってくれたドレディアを労い 良く頑張ったと褒める……しかしドレディアは大好きなシュンのために勝ちたかったのに…負けてしまったためシュンに申し訳ないという思い落ち込む。

 

「そんな顔しなくていいよドレディア。きみは充分頑張ってくれたよ」

 

シュンはドレディアの表情から負けて落ち込んでる事が分かり…落ち込むドレディアを慰め充分頑張ってくれたと励ます。

 

「そうですわ」

 

シュンがドレディアを励ましていると…向こうからエリカとジムお姉さん達がこちらに来る。

 

「進化したばかりなのに…覚えたばかりの技を理解し、あれほど優雅にバトルをしていましたもの♪」

 

エリカは進化しばかりのシュンのドレディアが覚えたばかりの技を理解して見事に使いこなし、あれほど優雅にバトルが出来ていた事を称賛する。

 

「そうよ。あのエリカさんのドレディアと互角にバトル出来てたんだもの!凄いよシュンくんもシュンくんのドレディアも!」

 

ジムのお姉さんもエリカのドレディアと互角に戦えていたシュンとシュンのドレディアを凄いと褒めてくれた。他のお姉さん達も同意するように頷く。

 

「そうですよドレディア。落ち込むことはありません」

「あなたはよく頑張りましたわ♪」

 

メロエッタとディアンシーもドレディアをよく頑張ったと褒めて励ます。

 

「フルゥ……フルゥ~♪」

 

ドレディアはみんなに良く頑張ったと励まされて落ち込んでいたが…少し元気を取り戻し微笑む。

 

「うん。ありがとうドレディア。ゆっくり休んでね」

 

シュンは負けて落ち込んでいたドレディアが少し元気を取り戻したのを確認してドレディアにゆっくり休むように言ってボールに戻す。

 

「さて…シュンくん。こちらを受け取ってくださいませ…」

 

エリカはジムのお姉さんにあらかじめ用意させていた箱から何かを取り出して手に持ち、シュンに見せるように差し出す。それはタマムシジムのバッジ『レインボーバッジ』だった。

 

「これって!」

 

シュンはエリカが差し出した物を見て驚く。

 

「このタマムシジムを勝ち抜き、あるいはジムリーダーであるわたくしに認められた証である……レインボーバッジですわ♪」

 

エリカの手にはタマムシジムを勝ち抜いた証『レインボーバッジ』があり、シュンにレインボーバッジを受け取るように言う。

 

「でもぼくは……エリカさんに勝っていませんし、特別試合と言っても正式なジム戦でもないです……だからそのバッジは受け取れません」

 

シュンはエリカに勝っていないし、正式なジム戦でもなかったので…そのバッジを受け取る事は出来ないと断る。

 

「いいえ……バッジはジムリーダーが認めれば受け取れるのですわよ。確かにタマムシジムの正式なジムバトルは三対三の勝負ですが…先程のあなたとのバトルはそれに相応しい物でしたわ♪ あなたはこのレインボーバッジを受け取るのに相応しいトレーナーですわ。

さぁ、受け取ってくださいませ♪」

 

遠慮深くバッジを受け取るのを断ろうとするシュンの真面目で礼儀正しい性格に改めて感心するエリカは微笑みながら……バッジはジムリーダーが認めれば受け取れるのだと諭し、確かに正式なジム戦ではなかったがそれに相応しいバトルだったと言って…そしてシュンをレインボーバッジを受け取るに相応しいトレーナーだと認めて受け取るように言う。

ジムのお姉さん達もシュンをバッジを受け取るに相応しいトレーナーだと認めて受け取るように促し、みんな頷いている。

 

「……分かりましたエリカさん。レインボーバッジ…受け取らせていただきます!」

 

シュンはエリカ達の好意に甘えて…自分自身でも納得してレインボーバッジを受け取る。

 

「ありがとうございますエリカさん!」

 

シュンはレインボーバッジを受け取り、エリカにお礼を言う。

 

「……みなさん。この数日本当にお世話になりました。エリカさん達のおかげで目的も達成する事が出来ました。なのでポケモンセンターに寄って旅に戻りたいと思います」

 

シュンはエリカやみんなにこの数日間本当にお世話になったと礼を言い、エリカ達のおかげで当初も目的も達成出来たのでポケモンセンターでドレディアを回復させた後に旅に戻る事を伝える。

 

「…そうですか。寂しくなりますね…」

 

シュンがトレーナーとしての旅を再開する事を伝えると──エリカは寂しそうに表情が暗くなる……エリカだけでなくジムのお姉さん達も落ち込んでしまう。中にはシュンと別れるのが悲しくて涙を流しているお姉さんもいる。

シュンとエリカ達と過ごした時間は数日と短い時間だったが……その数日間を一緒に過ごして、色々な体験をして楽しい思い出を作り、楽しい時間を過ごした。そして互いに取って大切な存在へ地なっていたのである。

 

「シュンくん。あなたと過ごせたこの数日間は本当に楽しかったですわ♪」

 

シュンとエリカ達は…ジムの入り口まで来て 別れの挨拶をする。

 

「はい…。ぼくもエリカさんやみなさんと色んな事が出来て本当に楽しかったです!」

 

シュンもエリカやお姉さん達とこの数日間で色んな事が出来て本当に楽しかったと笑みを浮かべる。

 

「シュンくんと会えなくなるなんて寂しいわ……」

 

ジムのお姉さん達も…シュンがもう行ってしまうのが寂しくて…涙目で抱きついたり、頭を撫でたりしてくれる。

 

「…ははは(失笑)…」

 

シュンはジムのお姉さん達の…自分に対する過度な愛情表現に…戸惑い 少し乾いた笑いになってしまう。

 

「ダネェ~~!!」

 

「うん?」

 

シュンは鳴き声と一緒にズボンが引っ張られているのに気づいて足元を見ると……またフシギダネがシュンに…行ってほしくないからか 引っ張ってシュンを引き止めようとする。

 

「こら フシギダネ!!シュンくんのズボンを離しなさい!」

 

「ダネダ~~!!」

 

ジムのお姉さんが シュンのズボンを咥えているフシギダネを離そうと体を持って引っ張るが……フシギダネは必死に食らいついて離さない。

それほどシュンに行ってほしくないのだ。エリカはフシギダネのその様子を見て微笑み、シュンにあるお願いをする。

 

「シュンくん。良かったらこのフシギダネを連れて行ってもらえないでしょうか♪」

 

エリカはシュンにフシギダネを連れて行ってもらえないかとお願いする。

 

「えっ!」

 

シュンはエリカの言葉に驚き、戸惑いの声を出す。

 

「フシギダネもシュンくんに懐いていますし、それにこの子にはこの街だけじゃなくて…この広い世界を見てほしいんです。シュンくんだったら安心してこの子を預けられますわ♪」

 

エリカはフシギダネがシュンにとても懐いているのでこのまま別れさせるのも可哀想だと思ったのと……フシギダネには…この街の景色だけでなく、果てしなく広がるこの世界の景色を見てほしいと望み、シュンにならフシギダネを安心して預けられると絶対の信頼を寄せてくれている。

エリカにそこまで言われてシュンは しゃがんでフシギダネと目線を合わせる…フシギダネもズボンを離してシュンを見つめる。

 

「フシギダネ。良かったらぼくと一緒に来るかい?」

 

シュンはフシギダネに自分達と一緒に来るかと尋ねる。

 

「ダネ?ダネ!ダネェ~~♪」

 

フシギダネは最初……何を言われているのか分からなかったが フシギダネはシュンの言うことを理解すると喜びで笑顔になり 元気よく頷いてシュンの胸に飛び込んで来てすり寄る。

 

「来てくれるかいフシギダネ?」

「ダネェ~~!」

 

シュンが改めて自分と一緒に来てくれるかなと尋ねるとフシギダネも笑顔で頷く。

 

「よし!フシギダネ。ゲットだよ」

 

「良かったですねマスター」

「新しい仲間が出来て嬉しいですわ♪」

 

メロエッタとディアンシーもフシギダネが仲間になったことを喜ぶ。シュンはエリカから…フシギダネのボールを受け取る。

 

「それじゃあシュンくん、エリカさん。最後にみんなで写真を撮りましょう♪」

 

ジムのお姉さんが最後に全員で思い出に写真を取ろうと提案する。

 

「まぁ♪それは良いお考えですわ。さぁシュンくん。みんなで撮りましょう」

 

エリカもみんなも賛成して思い出の写真を撮るための準備を始める。

シュンとエリカは真ん中に座る…メロエッタはシュンの肩に、ディアンシーとフシギダネはシュンが抱える──その周りにジムのお姉さん達が並び座ったり、後ろで立っている。

そしてジムのお姉さんの一人がカメラのタイマーをセットすると急いで戻って来る。

 

「「「「「ハイ!チーズ!!」」」」」

 

シュンとエリカ達は全員 笑顔で思い出の記念になる良い写真を撮ることが出来た。

 

「良い感じに撮れてますよ。エリカさん。シュンくん」

 

ジムのお姉さんがカメラから出来た写真を取り出してシュンとエリカに見せる。

 

「まぁ、良い感じに撮れてて良かったですわ♪」

 

「そうですね」

 

エリカが良い感じに写真が撮れてる事を喜ぶと…シュンも頷いてその綺麗に撮れている写真を見て一緒に喜ぶ。

 

「じゃぁ、そろそろぼくは行きますね。皆さんお元気で!」

 

シュンは切りもないので、思い出の写真も撮れたしそろそろ行くことを決めて先ずはポケモンセンターへと向かい歩き出そうとする──。

 

「…シュンくん…」

 

──チュッ////♪──

 

エリカがシュンを呼び止めるとシュンのおでこに優しく口づけをする。

 

「えっ?」

 

シュンは突然の事に驚いて呆然としてしまう。

 

「フフッ////。良い旅になるようにとおまじないですわ////♪」

 

エリカはシュンのこれからの旅が安全で良い旅になるようにという願いを込めたおまじないだと微笑み、頬を赤くして恥ずかしそうにしながら言う。

 

「はぁ……またですかマスター…」

「マスターは女性にモテモテですわ♪」

 

メロエッタはシュンの女性の好感度の高さに呆れ、ディアンシーはシュンが女性にモテているのを見て嬉しそうにしている。

 

「あぁ~~!!エリカさんズルいです////!」

「私達もシュンくんに良い旅になるようにおまじないします////!」

 

「わたしも////!」

「わたくしも////!」

「あたしもぉ~////!」

 

エリカがシュンにおまじないのキスをしたのを皮切りに…ジムのお姉さん達は可愛いシュンにキスをしたエリカにズルいと言って自分もと次々にお姉さん達はシュンの頬やおでこに優しくチュッ♥とキスをする……シュンは次々に美人で可愛いお姉さん達の魅惑で甘いキスにクラクラと酔いしれ…そして恥ずかしさで顔が真っ赤になってしまう。

 

「(ポワ~~ン////)ハッ!?えと////…あの////…そっ////それじゃぁ!そろそろ行きます!エリカさん!みなさん!お元気で////!」

 

「それでは ごきげんようですわ♪」

「またいつか会いましょう!」

 

シュンはみんなからキスされて思わず呆然としてしまったが……ハッと意識が戻り、恥ずかしそうにしどろもどろになりながらも照れているのを隠すようにエリカやお姉さん達に別れを告げて歩き出す。

 

「「「シュンくん~また来てねぇ~~」」」

「「「気をつけてねぇ~~」」」

「「元気でねぇ~~」」

 

「シュンくんも二人もお元気で。また来てくださいね~~」

 

ジムのお姉さん達とエリカはシュンに向かって手を振って別れの挨拶をする。

 

「エリカさん。みなさん。また会いましょう~」

「どうかお元気で~」

「さようならですわ~」

「ダネダァ~」

 

シュン達もエリカ達に手を振り替えして別れの挨拶をしてエリカ達の元から去った後にポケモンセンターでドレディアの回復を済ませた後にタマムシシティを後にするのだった。

 

「シュンくん……また会える日を楽しみに待っていますわ////…」

 

エリカはシュンの去って行った方を向いて…頬を赤らめて──また再会出来る日を楽しみにするのだった。

 

 

 

 

 

 




如何でしたか?これからもよろしくお願いします。


── ミニコーナー ──

現在シュンが獲得したバッジ

1、グレーバッジ(ニビジム)
2、ブルーバッジ(ハナダジム)
3、オレンジバッジ(クチバジム)
4、ゴールドバッジ(ヤマブキジム)
5、レインボーバッジ(タマムシジム)

今回進化したポケモン&今回ゲットしたポケモン

1、チュリネ→ドレディア(♀)

エリカから譲り受けた『たいようのいし』でドレディアへと進化した。進化して身体能力も技の威力も上がり…能力面でもかなり上がっている。


1、はなびらのまい
2、ちょうのまい
3、マジカルリーフ
4、ソーラービーム

2フシギダネ(♂)

エリカから譲り受けた。エリカの育てたフシギバナのタマゴから生まれたのでかなりのポテンシャルを秘めていると思われる。今後に期待。


1、つるのムチ
2、たいあたり
3、なきごえ
4、やどりぎのたね



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