その男が進む道は・・。   作:卯月七日

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正直、開いた口が閉じれなかったです。




 

 

学園内、那月の自室にて。

 

「全くお前と言う奴は。

私はお前をそれなりに高く評価していたが、この間に懲りづにまた無断欠席とは。」

 

「・・・・すみませんでした。」

 

頭を下げる悠に那月は「ふん。」と鼻を鳴らしながら紅茶を飲み、悠の無断欠席について聞き出す。

 

「で?、この前散々言ってやったに関わらずサボった理由はなんだ?」

 

「あー、いや。ちょっとごたついたと言うか何と言いますか・・。」

 

「・・・まさかお前、ファントム絡みで何か隠してないだろうな?」

 

「いやそんな事は決して・・・先生もしかして俺の身を心配して・「ふん!」・おわっ危ね!」

 

悠がファントムについて何か首を突っ込んでるのではないかと口に出す那月だが、悠はあっさりそれ否定し冗談なんかを言ってみたがそれの返答は扇の一撃だった。

 

「避けるな。大人しく当たれ。」

 

「先生、教師が生徒に手を加えるのは如何なものかと。」

 

「お前と言い暁と言い貴様らは教師を舐めすぎてるからこうなるんだ。

・・・それはそうと灰原。あと少しでこの学園の行事が有ることは知ってるよな?」

 

「えーと確か・・・水上運動会でしたっけ?」

 

「そうだ。

実は昨日それの出る競技についてクラスで話し合ってだなぁ、当然お前は居なかったから私がお前をある競技に推薦しておいてやったぞ。」

 

「・・・・はい?」

 

那月が椅子に座りながら悪みを帯びた笑みを浮かべながら悠の呆けた顔を見るのであった。

 

「・・・・ちなみに何の競技なんです?」

 

「学園長が今年から始めた新しい競技だと聞いている。

内容は本番になってからのお楽しみと言う事で学園長以外誰も知らん。」

 

「ちょっと無茶苦茶すぎやしませんか?

訳分からん競技に勝手に決めるとか。」

 

「ふん。これも自業自得だと思って諦めろ。」

 

那月の暴虐無人な態度に悠は大きく溜息を吐いて諦めることにした。

そうして那月からの説教は終わり、悠は部屋から出ようとしたが後ろを向いた悠に那月が話しかける。

 

「そういえば聞いてるぞ灰原。お前そんなヌボーっとしてる態度だが結構女子にモテるらしいじゃないか。」

 

「・・・またエラく急な話っすね。」

 

「暁が騒いでたんでな、妹がお前にゾッコンだの学園長の孫娘と転校生と随分仲良さ気に話してるとかの話をな。」

 

後で暁にニンニクぶち込んでやろうとか考えてるなか、那月の話に取りあえず答える悠。

 

「いやいや、それは暁が勝手にそう言ってるだけですよ。

そんなこと言ったら暁だってそうでしょ?」

 

「なんだ気付いてたのか。アイツも大概朴念仁だと言う事に。」

 

「そりゃあアイツの周り見れば自然とねぇ。

・・・あー、そろそろいいですか?」

 

「あぁ、呼び止めてすまなかったな。」

 

そして今度こそ悠は部屋から出て行き悠が出て行ったのを確認した那月は懐から一枚の写真を取り出す。

 

「・・・それが嘘なら、どうやって唯の高校生が一国の王女と仲良さ気なのか・・。」

 

取り出した写真は、初めてロイミュードが出現した日の現場近くに置いてあった監視カメラの画像。

そこには悠とラ・フォリアが向き合って話していた場面が写しだされていた。

 

 

 

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(・・・・やれやれ。)

 

「どーしたの、ゆーくん?」

 

「ん?いやちょっとね。」

 

放課後、悠は凪沙と共に帰路に付いていた。

 

以前凪沙は悠に罰と言う名目で暁家に食事を取るようになって暫く経ち、今日も暁家で夕食を取るためこうして凪沙と一緒に向かってる訳である。

 

「そう、それはそうと今日のご飯何かリクエストある?」

 

「あー、嫌いなモノが無ければなんだって大丈夫だけど。

・・・でもなんかこうして、キミの家にお邪魔して飯食わしてもらうのってなんかすごく申し訳無い気分なんだが・・。」

 

「いいよいいよ気にしなくて。雪菜ちゃんが来る前まではアタシと古城君の二人だけで味気無いご飯だし。

こうして凪沙ちゃんとゆーくんがウチでご飯食べると賑やかになって楽しいし。

・・それとも、もしかして迷惑だった?アタシが強引にゆーくんを誘ったから・・。」

 

「ああいや、そういう意味じゃないんだ。

なんというかその・・・ああやって賑やかな場で食事するのが大分久しぶりって言うか懐かしいと言うか、そんな感じがしてまだそれに慣れなくてね。」

 

「・・・ゆーくん?」

 

一瞬、何処か遠い目をしてる悠に凪沙は口を開こうとしたが何故かそこから先は言えなかった。

何故言えなかったのは自分でも分からないが、言ってはいけない何かが凪沙の脳裏に自然と浮かんでいた。

 

「・・・・まっ。大半が凪沙ちゃんのマシンガントークで場が賑やかどころか騒がしい場に変わるのはもう慣れちゃったけどね。」

 

「何それ!?ゆーくん酷い!」

 

「ゴメンゴメン・・・そうれはそうと凪沙ちゃん。

俺ちょっと用意するモノがあるから先に行っててくれない?

夕飯までには間に合わせるから。」

 

「え?・・まぁそれなら良いけど、またこの前の様にドタキャンしたら許さないからね!」

 

「分かってますとも。そこまで失礼な男では無いさ。」

 

そう言って悠は凪沙とは別方向の道を行きその場を離れる。

 

凪沙は悠の後姿を見ながら、少しづつでもいいから彼の知らない一面を知れればいいなと今日の献立を考えながら自宅へ向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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悠は人通りの少ない路地に入っていた。

 

ある程度進み人が周りに居ない事を確認すると立ち止まり悠は口を開く。

 

「いい加減姿を見せたらどうだ?それともあんなバレバレの尾行をしながらシャイな性格と言う訳でも無いだろう?」

 

「・・・やはり気付いていたか。」

 

影から出て来たのは銀色の髪の男。

悠はその男を見たのは初めてでは無かった。

三大勢力の会談をシフトカー越しに見ていた、今代の白龍皇、ヴァーリの素顔を。

 

「こうしてお互い素顔を見せながら会うのは初めてだな、リュウガ。

いや、それとも仮面ライダーと言った方がいいか?」

 

「・・・やれやれ、人の跡を付けてくる輩が居ると思えば全く見当違いの人違いか。

生憎だが、俺はお前の探し人ではないぞ。」

 

「下手な嘘は付かなくていい。

ちゃんと此方は確信が有って君を突き止めたんだ。」

 

悠が自身の正体を否定するがそれとは対象にヴァーリは自身に満ちた顔で悠に語る。

 

「君がここ最近巷で噂になってる機械の異形と戦っていると聞いたので、此方には仙術と言う気の扱いに長けた猫又の悪魔が居てね、ソイツに君の戦ってる時の気を覚えさせて、それを辿って君に行きついたと言う訳さ。」

 

「なんともオカルトな話だな。だがそれだけじゃ決定的な証拠とは言えないだろう?」

 

「あぁ、だからこうする。」

 

すると突然ヴァーリの姿が悠の視界から消えたと思ったら、一瞬で悠の目の前に詰め寄って来た。

 

ヴァーリは悠の顔に目掛けて拳を放つが悠はこれを受け止め、悠もヴァーリの首を狙って手刀を放ったがヴァーリはこれを受け止めてお互い組み合った状態になった。

 

「・・フフ、やっぱり。

この反応速度、その眼と気迫。思ってた通りだ。」

 

「・・・・・。」

 

二人は離れて、ヴァーリは悠が仮面ライダーであることに喜んでるのと、悠はめんどくさそうに頭を搔いてもう誤魔化しは効かないと思っていた。

 

「ハァ・・・で?俺の正体突き止めてどうする?

このまま堕天使の所に行って俺の事バラしに行くのか?」

 

「いや、オレはもうアザゼルの所には付いてない。

今は”禍の団”と言う組織に入ってる。

・・・それにオレが今回君に会いに来たのは至極個人的な用件さ。」

 

「ほう?」

 

「あれからずっと思ってたんだ。

キミと・・・仮面ライダーと戦いたいってね!」

 

[VanishingDragon BalanceBreake!]

 

ヴァーリは自身の神器”白龍皇の鎧”を身に着け悠と対峙する。

 

[ヴァーリ、相手は仮にもコカビエルを倒した男だ。

遊びとは言え下手に油断したら一気にやられるぞ。]

 

「分かってるさアルビオン。

そんなの最初に会った時から重々承知の上さ。」

 

完全に戦闘態勢に入ってるヴァーリに悠は仕方なしと言った風にゲネシスドライバーを装着する。

 

「しょうがない。

まぁだが、これはいい機会かもな。コイツの性能確かめるには丁度いい場面だ。」

 

「ほう?その口ぶりからオレを練習台にすると?」

 

「見てのお楽しみだ。」

 

悠が懐から取り出したのはクリアレッドで出来たエナジーロックシード。

 

「変身。」

 

<< ドラゴンフルーツ エナジー! >>

 

クラックからデイスコ風の機械音と共にドラゴンフルーツのアームズが降りてきて、ヴァーリはその光景に呆気に取られるも、すぐに意識を取り戻す。

 

<< LOCK・ON >>

 

<< SODA! >>

 

<< ドラゴンエナジー アームズ! >>

 

アームズが悠に装着されデュークのライドウェアに身を包まれるが、レモンエナジーアームズとは違い赤い装甲に身を包み背中のドラゴンフルーツを模したゲネシスケーブを靡かせたデューク・ドラゴンエナジーアームズへ変身した。

 

「・・・それが錠前で変わる仮面ライダーか。

だが聞いてた姿と大分違うようだが。」

 

「初のお披露目でね。

性能は、その身で味わってくれ。」

 

「フッ、それなら此方から行くぞ!」

 

ヴァーリはデュークに肉薄して行き、魔力で強化した拳を放つがデュークはソニックアローで受け流しヴァーリの突撃を躱す。

 

ヴァーリは間髪入れずデュークに接近戦を持ち込み、今度は連続で拳や蹴りを放つもデュークはヴァーリの攻撃を素手でいなし続けていく。

 

右ストレートを左手で受け流し、左の蹴りをバックステップで避け、左のフックを体を逸らして回避する。

 

「どうした!?さっきから避けてばっかりだぞ!?」

 

ヴァーリはこの状態に苛立ちを感じたのかデュークを攻めながら荒い言葉を放つ。

 

対するデュークはこれといって何の反応も無く迫り来るヴァーリの攻撃をいなしていく。

 

[落ち着けヴァーリ!お前の冷静を欠く戦法かもしれんぞ!?]

 

「この程度で我を失うほど短期ではないよ。

そちらが来ないのなら此方から仕掛けるだけだ!」

 

[Divide!Divide!Divide!Divide!Divide!]

 

ヴァーリは神器の能力である相手の力を半減させて自分の力へと変える能力でデュークの力を5回半減する。

 

「っ!?」

 

流石のデュークもこれには反応したのか、声は出さずとも仮面の下では目を見開きヴァーリと距離を取って崩れそうな膝をなんとか持たせる。

 

 

 

 

 

だが、ここで変化を見せたのはデュークだけではなかった。

 

 

 

「っ!?グッ!グァァァァァァッ!!!」

 

[ヴァーリ!?]

 

突如ヴァーリの体から謎の発光と光から現れた植物のツタが体に巻き付き激しい激痛と共に襲い掛かり、その痛みは体の肉体から細胞全てを無理矢理作り変えるような激痛にヴァーリは膝を着いた。

 

[何なんだこれは!?ヴァーリの体が・・・・・!!

まさかヤツの・・ヴァーリ!取り込んだ力を全て吐き出せ!!!]

 

「ア゛ァァァァァッ!!!!!」

 

アルビオンが原因に気付いたのかヴァーリにデュークから奪い取った力を吐き出すよう言い。

ヴァーリは翼から取り込んだ力を排出し、しばらくしたらヴァーリの体に巻き付いてたツタは現れなくなり発光も止んだ。

 

「ハァ、ハァ、ハァ。」

 

[大丈夫か?ヴァーリ。]

 

「あぁ、助かったよアルビオン。しかしこれは参ったな。

どうやら彼に半減の力は逆に此方の首を絞めるようなものらしい。」

 

ヴァーリは目の前に立ってるデュークに冷や汗を流しながら見ていた。

 

本来ロックシードは、別世界に存在する”ヘルヘイムの森”から採取した”ヘルヘイムの果実”を人体になるべく無害に扱うために加工したもの。

実際の”ヘルヘイムの果実”には口にした者の細胞を劇的に変化させ未知の生物”インベス”に変える程強力な力を秘めておりヴァーリは本来なら加工したロックシードに加えドライバーの恩恵で初めて制御出来る力をそのまま自身に取り込んだが為に先程の様にヴァーリの体に変化が起きたのだ。

 

だがヘルヘイムの力に飲まれずインベスにならなかったのは、ヴァーリのヘルヘイムの浸食に飲まれない強い精神力が有ったからなのかは分からないが、それでも先程のはヴァーリの体に大きなダメージを与えていた。

 

[まさかオレの半減の力の天敵となる奴が居るとは・・。]

 

「・・・ハハッ!いいじゃないか!

それでこそ戦りがいがあると言うモノだ!」

 

ヴァーリは半減の力が効かない事に畏怖する所か歓喜の色を見せていた。

そして一方のデュークも先程のヴァーリを見て顔色を変えていた。

 

(ヘルヘイムの浸食に耐えた・・・。

なんて奴だ。)

 

デュークはヘルヘイムの浸食に飲まれず耐え切ったヴァーリの精神力に声こそ出さないが心の中では評価していた。

 

そしてお互い気を取り直して再び対峙し始めた。

 

「驚いたよ、まさか此方の取り柄でもある半減が効かないなんて。

キミは厄介な相手だよ。」

 

「その割には嬉しそうだなお前?

・・・まぁだが、此方も正直お前を舐めていた。その事について訂正と同時に謝罪しよう。」

 

「それは嬉しいな。噂の仮面ライダーに認められるとは。」

 

「目の前で見て相手の実力を認めない程器の小さい奴では無いのでね。

それで?まだ戦るつもりか?」

 

「当然だ。むしろ此処からが本番のつもりで行く気だよ。」

 

「そうか、なら此方もそれに応えてやらなきゃ失礼ってモノだな。」

 

そう言ってソニックアローを構えるデュークに自然と笑みが止まらないヴァーリ。

これからようやく自分の望む戦いが出来ると胸の高鳴りが止まらなかった。

 

「フッ!」

 

「ハッ!」

 

お互いが同時に駆けだし、ヴァーリは拳はデュークはソニックアローを繰り出してきたが、デュークはソニックアローで受け流して回避しヴァーリの背に蹴りを入れ追撃にソニックアローで切り上げ、上段、横薙ぎと三度斬り付ける。

 

「ぐっ!」

 

斬られたヴァーリは翼を広げ空に飛び、無数の魔力弾をデューク目掛けて放ったが、デュークは自身の姿を赤い煙のような姿に変え、ヴァーリの魔力弾を全て回避しつつ背後に回り落下の勢いと同時にソニックアローで斬る。

 

「ぐあっ!」

 

<< LOCK・ON >>

 

デュークは着地と同時にソニックアローにドラゴンフルーツのロックシードをセットし

ヴァーリに狙いを定める。

 

<< ドラゴンフルーツエナジー! >>

 

赤黒い龍のソニックボレーがヴァーリに向かって行き、ヴァーリはそれを魔力砲で対抗するがデュークのソニックボレーに押し負け着弾する。

 

「ぐあぁぁぁぁっ!!」

 

所々鎧に皹が入りながら地に落ちたヴァーリを見ながらデュークはヴァーリに話しかける。

 

「そろそろその辺にしたらどうだ?

なんやかんやで、さっきのダメージがまだ残ってる筈だ。

本来なら動く事すら困難な位にな。」

 

[ヴァーリ。ココはヤツの言う通り今は引くべきだ。

今のお前では到底ヤツに敵わない。]

 

「・・・ハハハッ!冗談止せよアルビオン。

オレはこういう状況を望んでたんだ。圧倒的な強者を前に全力で戦うことを!」

 

[お前まさか、覇龍は止せ!

この前の赤龍帝の戦いで使った挙句、ここでも使って寿命を更に縮めるつもりか!?]

 

「構わないよ。むしろ戦って死ねるならそれで本望だ。」

 

[ヴァーリ!!]

 

「・・・・・引く気は無いか。」

 

未だ戦闘態勢を解かないヴァーリを見てソニックアローの弦を引いて構えるデューク。

ヴァーリは奥の手を出す為、詠唱を唱える。

 

「我、目覚めるは 律の絶対を・「おーっと、そこまでにしてもらうぜィ、ヴァーリ。」・美猴。」

 

[美猴!ヴァーリを止めてくれ!!

コイツまた無茶をして覇龍を・・。]

 

「言われずともそのつもりだっての。

オイ、ヴァーリ。お前さん今回は顔合わせついでに少し腕を確かめて来るとか言ってチームの奴等に納得させて来たんだよなぁ?」

 

「・・・・あぁ、確かに言った。」

 

「ならもうこの辺でいいだろィ?

正直オメェ少しリーダーとしての自覚が足りないぜぇ?

この先やる事山程有んだから頼むぜェ。」

 

突如現れた中華風の鎧を身に着けた美猴と言う男に言われてヴァーリは渋々引いた。

 

突然の事にデュークは置いてかれたがこれ以上戦う事は無いと判断してソニックアローを下ろす。

 

「いやー悪りィね兄ちゃん。こいつホンッとどうしようもない戦闘狂だからなぁ。」

 

「そう思ってるのならば、次からはアポ取ってから来てほしいものだね。」

 

「ダハハハッ!そうかいそうかい!なら次はそうさせてもらうぜィ!

おっと忘れてた。オレっちは美猴。闘戦勝仏の末裔なんでいっちょよろしく。」

 

「闘戦勝仏・・・・孫 悟空?」

 

「おッ!物知りだなぁ。この間の赤龍帝とは大違いだ。

さて、そんじゃそろそろ行くぞヴァーリ。」

 

「あぁ。」

 

美猴がそう言うと、突如雲のような物体が二人の元に来て二人はそれに乗り空に浮きあがった。

筋斗雲か?とデュークは思いながら、ヴァーリは思い出したかのようにデュークに話しかける。

 

「そういえばまだ君にオレの本当の名前を教えてなかったな。

オレはヴァーリ・ルシファー。悪魔と人間のハーフだ。

キミの名前を聞いてもいいだろうか、仮面ライダー。」

 

「・・・まぁ、名乗られたからには応えなきゃな。

灰原 悠。れっきとした人間だ。」

 

「そうか・・・この勝負預けておこう。それまで君の正体は誰にも言わないでおくよ。」

 

ヴァーリはそれだけ言って空へと消えて行った。

 

デュークは変身を解いて、取りあえず暁家へ向かう事にしたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「おうー、今戻ったぜィ。」

 

「あっ、お帰りー・・ってうわ。

ヴァーリどうしたの?ボロボロにゃん。」

 

アジトへと戻ったヴァーリと美猴を出迎えたのは黒い着物を派手に露出させた猫耳と二つの尾を出した女性。

ヴァーリは女性の質問に答えずそのまま歩き去って行く。

 

「おい、ヴァーリ・・。」

 

「心配せずとも今日はもう動かないよ。部屋で休んで来る。」

 

「・・・どうしたにゃん?ヴァーリ。

何かやけに顔が笑ってたけど。」

 

「あぁホラ、例の奴と戦り合ったらしいぜィ。」

 

「・・・あぁヴァーリが私に頼んで捜すように言った・・仮面ライダーだっけ?」

 

「みたいだぜィ。俺っちも見たがありゃ相当ヤル奴だなぁ。」

 

「ふーん。・・・・ねえ、確かソイツってあのコカビエル倒したって言ってたわよね?」

 

「?・・あぁ。ソイツがどうした?」

 

「フフ・・・私もちょっと興味が出て来たにゃん♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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暁家にて。

 

 

「お、おい灰原。その手に持ったニンニクは一体なんだ!?

なんでニンニク持ってコッチに近寄ってんだお前!?」

 

「いやぁねぇ。少しお喋りな吸血鬼の口に栓でもしようかとね。」

 

「那月ちゃん喋ったなぁ!?

ちょっと待て灰原!話せば分かるって!」

 

「あぁ安心しろ。食材を見る目はある。

なるべく鮮度の良いニンニクを持って来てやったから安心して口に入れるがいい。」

 

「イヤ!待てって・・ガッ!?

お、お前マジでヤルつもりか!?クソッ!・・アレ?解けねえ!お前何でこんなに力強いの!?

待て、や、やめろ!、あ、アッーーーー!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「仲良いねぇ、ゆーくんと古城君。

でも何でニンニクなんだろ?」

 

「えーっと。こ、口臭ですかね?」

 

 





次回お楽しみに。
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