Dogdays~もう一人の来航者~ 作:Night Mare
かれこれ何合になるか解らないほどの打ち合いを制したのは・・・・・・。
「次で決める!・・・」
「・・・・来いよ親衛隊長」
「はあああああああぁぁぁぁぁ❗」
「・・・・・・・・・」
同時に走り交差する二人
そして
カキン❗っと一合打ち合い
お互い背を向けたまま動かずにいた。
「ど、どっちが勝ったんだ?」
「いや、こればっかりは解らないな」
騎士団長と騎士のエミリオのやり取りを他所に
先に倒れたのはエクレだった。
剣が砕け、手甲も砕けた。
「ギリギリだったな、この勝負。」
俺がそう言うと騎士団長のロランが
「いいや、引き分けだなこの勝負」
「え?・・(砕ける干將莫耶)・・・・っ❗」
「我が妹ながら凄まじい執念だな」
(偽物とは言え干將莫耶を砕くとは、やっぱ凄いなエクレは)
「確かに、‘‘あの時より’’剣筋は鋭くなっているし短剣二刀も上手く扱えるようになっているな、なにより可愛くなりやがってこいつは。」
一人言のように喋りながら
エクレを抱き上げて(必然的にお姫様抱っこ)
をして騎士達の所へいき、エクレを日影に横にした
すると、
「セオ殿ちょっといいか?」
「ロラン騎士団長どうかしました?」
「今“あの時より”って言わなかったか一体いつエクレールと出会った?ここには始めて来たはずの君が。」
「そう言えば・・・・何でだ?」
「??自分でも解らないのか?」
「ええ。でも、もしかしたら会ってる可能性はあります」
「どう言うことだそれは?」
「俺は昔の、ダストリアにいた子供の頃を覚えてないんです。記憶を封印されて。」
「しかし、それだと君は何故あの時ダストリアっと言った。それに3人の部下の事も・・・。」
だよね~。矛盾してるよねー。
「その答えは簡単だよロラン騎士団長。その事だけ“封印が解けた”だけだから。」
「つまり君はまだ記憶のほぼ全てを封印された状態だと?」
「そう言うことです。それとロラン騎士団長1つお願いがあるのですが」
「なんだ?」
「この事をシンクやエクレ他の皆には黙っていて欲しいのです。あまり心配させたくないので。」
「わかった。この事を他の者には言わないでおこう。男通しの約束だ。」
「ありがとうございます。
(ついでにエクレの様子見てきます)」
頭を下げてお礼を言うとシンクとリコがやって来た
「こんにちはー(であります)」
「お!勇者殿に首席自らお使いか❗皆厨房からの差し入れだ少し休憩にしよう‼(ああそうしてくれ)」
「「「「はい‼」」」」」
ーガヤガヤ!・・・・ワァワァ!ー
「あれ?エクレはどこでありますか?」
「そう言えばセオもいないな。」
「彼ならエクレールの様子を見に行ったよ。」
「どう言うこと(でありますか)?」
「君らが来る前に勝負をしてねエクレールが負けてね」
「あーだからいないでありますか~。」
「???どうして?」
「エクレ見ての通りの負けず嫌いでりますからね」
「あははは(-_-;)」
「あれ?いない・・・」
エクレを寝かせた所にエクレがいない。
どこ行った?お?前から騎士団員発見
「ちょっといいですか?」
「?・・・!!!勇者殿の御友人ではないですかどうされたのですか?」
「エクレール見なかった?」
「親衛隊長でしたらさっき向こうの丘へ行きましたあのデカイ木がある所です」
後ろを指しながらそう言った。
「ありがとうございます」
お礼を言って急ぎ足で向かった
「・・・・・・・」
(どうして私は負けたんだ?確かにアイツは、セオは強い。でも私だって姫様の親衛隊長として訓練を積んできている!なのに・・・なのに!!一撃も当てることができなかった・・・・勝ちたいって気持ちだけでは強くなれないのか?)
「そんな所でなにしてんだお前?」
「セオか、良くこの場所がわかったな」
「騎士団の人にきいた」
「そうか・・・・」
「(元気ねぇーなおい❗)俺に負けたのそんなに悔しいのか?」
「・・・・」
「無言は肯定とみなすぞ?」
「確かに貴様に負けたのは悔しいが、勇者にも負けたのはもっと悔しい。」
「なら強くなればいい。今よりもっと強く」
「それが「ん?」それが出来れば苦労はしない❗」
立ち上がりこっちを向いた・・・・涙目で。
「私は毎日訓練している❗
騎士の皆の手本であるように❗
姫様を守れるように❗
だが貴様らに私は負けた❗
姫様や皆の期待に応えたい思いで必死に頑張ってきた私が❗(パァン❗❗)・・・・❗❗」
気が付くと俺はエクレをひっぱたいていた
いきなり叩かれて驚いているエクレ
そんな彼女に俺は・・・
「気持ちだけで一体何が守れるって言うんだ‼」
怒鳴り付けた。
ハイスクールフリートが終ってしまった・・・。
いい最終回だった。
全く関係ないことでした。