Dogdays~もう一人の来航者~ 作:Night Mare
光が収まったらそこは城の中だった。
お!姫さんいるから先までいた部屋か。
「セオ様!ご無事ですか⁉」
「ああ平気だよ。」
「そうですか・・良かった。」
「ねぇ姫さん」
「何でしょうか?」
「ここにある装備貰っていい?」
「え?」
そう言ってそこのチェストを指差した。
そう。開けってしまったあのチェストを。
中には服と剣と指輪が入っていた。
「あ、はい構いませんけど。」
「ありがとう姫さん」
それを聞いて俺は一番上に置いてある2つの指輪を拾い上げ、首に掛けた。
そう、さっきミカに渡された二つの指輪。
「あのその指輪は一体・・・」
「ん?気にしないでその内わかるから」
「そうですかわかりました。」
するといきなり兵士の一人が慌てて入ってきた。
「姫様!、加治屋と仕立て屋が姫様にお目通り願いと来ております!」
「加治屋と仕立て屋が・・・ですか?」
「はい!なんでも急ぎの用とのことです。」
「戦の最中にと言うことは何かありますな~。」
っと元老院の一人が言った。
「すぐこちらにお通しして下さい!」
「はっ!」
返事してすぐ兵士が出ていった。
(行動ハエ~。)
それから5分後さっきの兵士が戻って来た。
「姫様、お連れしました。」
「ご苦労様です。下がっていいですよ。」
「はっ!ではこれにて。」
キャラぶれてるなー・・・・あの兵士・・。
そして加治屋と仕立て屋が入ってきた。
「姫様いきなり推しかけてすまんの~。じゃがどうしてもこれを渡したかったのじゃ。」
そう言うと加治屋は一本の剣を取り出し、差し出した。
「えっ?」
「え?」
「はぁ?」
そう・・・・この俺に。
理由は大体分かる。俺の血筋が問題だろうな。
「な、何故俺に剣を差し出してるんだ?」
「貴方がセオ様だからです!」
「どう言うことですか?」
「・・・・・・・」
(・・・まさか・・・)
「貴方は我々が知っているアノ人の息子なのですから。違いますか?」
(この人は・・・イヤこの人達は・・・)
すると最後の一押しとばかりに仕立て屋が
「私達は幼い頃の貴方を知っています。いいえ違うわね・・・まだ覚えているのよ?・・・セオ坊っちゃん」
最後のその一言で俺は諦めた。
まだ覚えていてくれたのか。ありがとう。
「・・・・はぁ~・・・年を取っても記憶力は衰えていないようだな。加治屋。それから、その呼び方は止めろ。」
「やはり貴方様は・・・!」
加治屋の婆さんが何か言おうとしたが
「それより仕立て屋は、何を持ってきた?」
「ホッホッホこれじゃよこれ」
そう言って仕立て屋が1着の服を出して渡してきた。
「これは?」
「これはある剣士が着ていた服をアレンジしたものじゃ」
ある・・剣士が・・・ね・・・。
「じゃあコレが・・そうか・・これを」
俺は胸が熱くなるのを感じた。だがここではまだだ、まだ出したらいけない。この気持ちもこの思いもまだ時じゃない。
「この服に着替えたい」
「わかりました。メイド隊セオ様の着替え開始❗」
「「「「はい❗」」」」
つ、疲れた。