東京喰種√D   作:白雫

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ふふ、ふふふふっ………

補習、なんて、嫌い


では、どうぞ…………




第8話 アナタの花を咲かせてネ

 

 

 それは、唐突にやってきた。

 

 

 

 ネオさんが、

 

「お肉が尽きてしまいましたね……。

 ちょっと狩りに行ってくるから、ここで待っててくれ。

 ここは24区の中でも特に深いところだから、多分喰種も捜査官も来ないと思うし、じっとしててね?

 他のところに行かれると、アリスも迷子になる気がするし、こっちも見つけられなくなる」

 

 即行で行ってくるから!とネオさんが言い残して、わたしを24区のどこかに置いて、地上にヒトのお肉を取りに行った。

 

 そんなことがこれまでも度々あって、ネオさんがいない時もあったのだけど、これまではなんともなかった。

 

 そう、これまでは。

 

 

 

 ふと、耳慣れない足音が近づいてきた。

 ネオさんでも、テルさんでも、ソーマさんの足音でもないその足音に、床に寝ころんでいたわたしは一瞬で飛び起きた。

 突然のことに動揺して、身を隠そうという考えに至らず、すんでのところで柱の陰に身を隠した。

 

 

「ん?おい、今ここら辺から音がしなかったっけか?」

 

「アニキィ、止めましょうよぉ。アジトをここらに作ったとしても、上に出られるかわかんねぇ位に下に来ちまった気がするんですが……………」

 

「………ん?おい、ちょっと待て!なんか血のニオイがすんぞ!?

 喰種の血と…………こりゃ、人の血ですぜ!」

 

「喰種の血ぃ?そんなの24区(ここ)にはいくらだって…………お?おお?おいおい、マジでヒトの血のニオイだ!」

 

「おい!お前ら、多分この空洞に肉があるはずだ!探せ!」

 

「「へい!」」

 

 そう言って、三人の喰種の男達が、わたしのいる地下空間に入ってきた。

 

(ま、マズいよ………)

 

 見つかったらただじゃ済まない、と必死で息を潜める。

 

 心臓が早鐘を打っていた。

 五月蠅いその鼓動が、あいつらに聞こえはしないかと、胸を押さえた。

 

 

「24区はろくでもない喰種がたくさんいる。

 基本的に、人間社会に溶け込めない喰種や、顔バレしてる奴らが潜ってるからな。

 上にいられんならその方がいいさ」

 

 と、いつの日か知り合いの喰種が言っていたのを思い出した。

 

 この大部屋にヤってきた彼らも見たところ、ご多分に漏れず、性質(タチ)の悪そうな喰種だった。

 

 

 この空間は、柱以外には隠れるところなんてないくらいに平坦なところで、壁に一カ所だけ地下水道みたいなところに繋がる扉がある。

 本当はそっちに行けば良かったけれど、対応に遅れたせいで、お粗末な隠れ方しかできなかった。

 

 見つかるのも、どの道時間の問題だっただろう。

 

 

「ん?なんだ、このニオイ………」

 

 辺りをキョロキョロと見回しながら、こちらに向かってきた男と、運悪く目があってしまった。

 

「おわ!?アニキ!なんか喰種のガキがいやすぜ!」

 

「ヒッ………」

 

 見つかったことに小さく悲鳴を上げる。

  

(まずい)

 

 今、ここには、頼りに出来る方がいない。

 ネオさんも、テルさんも、いつの日かのソーマさんのように今この場に来ることはないだろう。

 

「あ?………おぉ、マジじゃねえか。ん?おいおい、オメェ、服着てねぇのかよ」

 

「おっひょ、こりゃあ俺らを誘ってんじゃねぇすかねぇ!」

 

「……………」

 

 ゲラゲラと下卑た笑い声と、嫌らしい視線をこちらに遠慮なくぶつけてくる。

 

 きっと、わたしが今何も服を着ていないことに対して言っているんだ。

 

(イヤな奴ら)

 

 目の前の男達に、これまでにない嫌悪感を抱いて睨みつけた。

 

「ははっ、威勢がいい嬢ちゃんだ!」

 

「くくっ、上にいられなくなっちまってこっち(24区)に来たら、まさかパンツ一丁の良いカモに出会えるとはねぇ!」

 

「アニキィ、この喰種の娘、ヤっちゃいましょうよ」

 

「おいおい、テメェロリコンかよ!」

 

 アニキ、と呼ばれた男がゲラゲラと笑う。

 

(気持ち悪い)

 

 心の中に、目の前の男達に対する例えようのない嫌悪感がつのってくる。

 

「どうせなら、ヤっちまった後に喰っとくか。クッソまじいが、こんなとこじゃこういうのしか腹を満たせるのはいねぇからなぁ」

 

「………………」

 

 こいつらは、わたしにイヤなことをして、その後にわたしの命を奪おうとしているらしい。

 

 なるほど。

 

(今、この状況で逃げられるとは思えない。

 つまり。

 

       わたしの命を護るためには────)

 

 体の力を抜いて、その場にしゃがみ込む。

 

「ん?なんだ、降参か?随分と大人しいな、うん?」

 

「ははっ、コイツ、まだ睨みつけてきやすぜ!つくづく威勢の良いガキだ!」

 

 ─────相手を良く見て

 

 目を、決して離さないで

 

 客観的に、広く視点を保ちながら

 

 相手の隙に注目して

 

「それにしても、捜査官共から逃げられてラッキーだったな!」

 

「ええ、あの伊庭とか言う特等はヤバいですからねぇ」

 

「へへっ、それに加えて喰種の娘とは、俺達の運命ってやつも悪くはないんじゃないっすか?」

 

「………………」

 

 ─────チャンスを見逃すな

 

 攻撃を躊躇ってはいけない

 

 自分の外敵と定めたものは

 

 容赦せず、排除しなくては

 

「そうだなぁ。おい、このガキ、全然逃げるそぶりも見せねぇなぁ」

 

「こんな深部に来れたのも運が良かったからですかね?俺らみたいに」

 

「ギャハハハ、ちげーねー!」

 

 ─────お前の命には、あなたの命が受け取ってきた命と、あなたの大切なものが掛かっている

 

 だから、自分の命は大切にしなくちゃいけない

 

 落ち着いて、しっかり観察して

 

 謙虚に戦略をたてて、傲慢に命を奪う

 

 ─────わたしのために。

 

「ああ。

 …………にしても、そんなにうまく行くもんかね?」

 

「え?どういう────」

 

(─────今!!)

 

「────こと、で…………え?」

 

 アニキと呼ばれていた男の首と心臓、太腿に膝、足首。

 

 全てに神経を研ぎ澄ませた嚇子の一撃を放った。

 

 わたしの渾身の一撃は、咄嗟に反応しようとした男の脚を違わず串刺しにして、嚇子を鞭のように使って首を跳ね飛ばした。

 

 ゴトッという音をたてて、彼の首が地面に転がり落ちた。

 遅れて切り口から、忘れていたかのように血が勢い良く溢れ出し始めた。

 

 今日は調子がいいのか、鱗嚇の方の嚇子が強く、長く、早く打ち出せた。

 

 最近慣れてきたためか、どんどん嚇子の使い勝手が良くなってきている。

 

 まだネオさんには遠く及ばないけど、わたしの蔓は、順調に、着実に伸びてきている。

 

 あとは、こいつらを。

 

「な、アニキ───っ!!」

 

「おい、コイツやべえぞ!」

 

 しゃがみ込み、脚に溜めていた力を解放して、残った男達のうち、若い方を目掛けて足蹴りを放った。

 しかしそれは、もう一方が彼の襟首を掴んで跳びずさったことで失敗してしまう。

 

 攻撃失敗。でも、これくらいなら。

 

 落ち着いて着地して、傍らに転がる喰種の死体を見やる。

 

 ─────大丈夫だ、ちゃんと死んでいる。

 

 人生で初めて、わたしは同朋であるはずの喰種の命を奪った。

 

「あのクソガキ、よくもアニキを!!」

 

 ─────しっかり身についてる。

 

 ネオさん達と過ごした地獄のような日々で習得した“殺すための”技術が、自分にしっかり定着していることを実感する。

 

(この男達は、ネオさん達に比べればどうってこともない)

 

 冷静に、落ち着いて。

 

 油断せず、チャンスを窺って。

  

「やっぱりかよ、クソっ。こんなとこにいるガキがただのガキじゃねぇことくらい考えとくべきだった…………っ!」

 

 わたしは、これまで培ってきた経験を頭から、体から引き出して彼らに向かい合う。

 

「あんにゃろ、ぶち殺してやる!」

 

「落ち着け……………来るぞ!」

 

 発現していた嚇子をうねらせ、わたしは彼らに向かって、その針先を全力で突き出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺達にぐんぐんとこちらに向かってくる鱗嚇を、俺の甲嚇を出して弾き飛ばす。

 

 ちっ、ただでさえ鱗嚇とは相性が悪いってのに。

 そもそもこんな所からヒトの肉のニオイがしてんのがおかしかったんだ。不注意すぎた。

 

 だが向こうはまだガキだ。

 さっきは完全に油断したせいでアニキを殺られたが、まだこちらにも十分勝機がある。

 本場の殺し合いなら、こちらの方が場数は上だからだ。

 

「今だ!リゴ!!」

 

「分かってらぁ!」

 

 俺の相棒のリゴが自慢の羽嚇を瞬時に展開して、パンツ一丁のクソガキに撃ち込んだ。

 

 シュビシュビシュリ、という耳慣れた音と共に、リゴの嚇子が生意気なガキを殺そうと目の前の少女に群がる。

 

 リゴは喧嘩っ早くて短気なのがアレだが、基本的に戦い慣れているから連携を組みやすい。

 

「っ!」

 

カキカキカキンッ

 

 ガキが鱗嚇を伸ばしっぱなしで宙に漂わせたまま、自分の体をサイドに飛んでリゴの攻撃を避けた。

 

「まだまだぁ!」

 

 リゴが続いて嚇子を打ち出し、ガキを壁際まで追い詰めていく。

 

 ガキもちょこまかと逃げやがるために羽嚇がかすりもしない。

 

 それならば、と俺は上をみる。

 少し前には、まだあのガキが戻し終えてない嚇子が浮いている。

 

 俺が弾いて、その威力が抜けきらずにリゴの攻撃が始まったから、戻すに戻せなかったんだろう。

 俺のすべきことといったら、もちろん決まっている。

 

 例え相手が少女の見た目でも、こっちを殺そうとしてんなら文句は言わせねぇ。

 最初っからガキが独りでいる方が悪い。

 

「うら!」

 

 俺は一跳びして、手の届いた嚇子を肩から出た嚇子でバチン、と挟み込んだ。

 ぺンチのような俺の甲嚇は、例え相性の悪い鱗嚇であっても、よほどのことがない限り対象を離さない。

 このコンボは、俺たちの定石だ。今回は少しビビったが、落ち着いてみりゃあそれほどのことでもないな。

 

「!!」

 

 少女の目が見開かれる。

 迂闊だったな。恨むんなら、嚇子が少しばかり使えるからと思ってこんなとこにきた自分を恨むんだな。

 

「今だ!リゴ!」

 

 自由に動けなくなったガキを見て、俺は羽嚇の連射を休めていたリゴに指示を出す。

 

「ナイスだガモウ!」

 

 リゴがこっちに親指を立てて合図を送ってくる。

 

「殺るなら早くしろ!」と叫んで、ガッチリ掴んだ鱗嚇を離さないように気をつけながら、リゴに催促した。

 

「わあってるよ!おらぁ!」

 

 

 

 リゴはそのまままた翼のような羽嚇を展開する。

 俺は勝利を確信して、目の前に立った少女を見やった。

 

 

 ───彼女の顔が、驚きから一転、ニヤリという笑みに変わった。

 

 予想外の反応に、思考が一瞬だけ白になる。 

 

 その次の瞬間。

 

バンッッ  バキッッ ビシャアァッッ

 

 リゴの体が爆散した。

 

 

(……………え?)

 

 ドスッ

 

「!?アガッ!!」

 

 なにが起きた!?

 

 突然腹に走った痛みに、思わずへそを見ると。

 

 捻れた細いラグビーボールのような棒が刺さっていた。

 

「ぐ、ハッ!?」

 

 ま、まさか。

 

 このガキ、羽嚇も─────

 

パキッ バンッッ

 

 

              あ。

 

 

 俺は、宙に浮かびながら、切り離された下半身と、俺を見て勝利に微笑む少女を見た。

 

 それは、今までに身たことのない程に、無邪気に残酷で─────

 

 

(ああ、俺、死ん)

 

 

 

 

 地に片膝を着けようとした男の腹に刺さっていた棘が、花の形に開いて。

 

 

 

 

 

 

 

ドンッッ

 

 

 

 

 男の上半身と下半身を、永遠に切り離した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ふぅ、と一息ついて、彼らの死亡を確認してから、わたしは地面に座り込んだ。

 

 戦っている時は集中していたから分からないけど、戦闘が終わった今は、体が恐怖で震えていた。

 

(……………わたしが)

 

 まだ、全身の震えが収まらない。

 

 初めて嚇子を使ったのは、捜査官さん達に追い詰められたとき。

 夢中になりすぎて、自分がなにをしたのかさえ気づかなかった。

 突然爆ぜた自分の嚇子に、ただ恐怖と、そして、自分に対する嫌悪感とか、自分が命を奪ってしまったことに対する罪悪感とか、そういうものを大きく感じていた。

 

 次に嚇子でヒトを殺したのは、ネオさんに迫られて。

 自分の命か、誰かの命か、どちらかを選ぶとき、わたしは、自分の命を選び取った。

 彼を食べきった後に感じた罪悪感は、命を奪ってしまったことではなく、彼の命が、自分に関係のない、どうでもいい(・・・・・・)者の命だと思って殺してしまったことに大してだった。

 自分の傲慢さに、腹立たしさと絶望を感じた。

 

 そして、今。

 

 わたしの中に残っていたのは、奇妙な達成感と、勝利したことの確かな楽しさ。それから征服欲を満たされていて。

 そして、それらを感じている自分への嫌悪と、それを感じられることへの喜びがない交ぜになって、自分の中でぐちゃぐちゃになっていた。

 

 うまく戦いを運べた。

 大人相手に、罠に引っ掛けて驚くほどうまく攻撃が成功した。

 

 確かな成長の証に、わたしはギュッと握り拳を作った。

 

 

 

 

 

(──────)

 

 あまりにも無防備に放心していたからだろう。

 自分の内側に没頭し過ぎていて、今わたしが命を奪った彼ら以外の(・・・・・)侵入者に対する警戒が疎かになっていた。

 

 ドドドドドドッッッ

 

「っっ!!?」

 

 自分に向けて撃ち込まれてきた突然の攻撃に、条件反射で飛び退く。

 ネオさんが寝込みのわたしを嚇子で何度も襲ってきてくれたお陰で、咄嗟に逃げることに関しては、かなりの自信があった。

 

「くうっ!」

 

 それでも、羽嚇らしい攻撃の何発かがわたしの腕を掠めて、地面に着弾した。

 

「…………へぇ」

 

 わたしは、攻撃の飛んできた方向、すなわち、声のしてきた方向に顔を向けて、一瞬目を疑った。

 

 そこには、わたしと同じくらいか、それよりも小さいくらいの、フードを被った女の子が佇んでいたからだ。

 

「今のをかわすんだ」

 

「っ、ぃに!」

 

 しゃべりながらも背中に出した嚇子から続ける彼女の攻撃を、慌てて柱の陰に逃げ込んで防ぐ。

 

「……無駄だって」

 

 と、そんな声と共に、

 

ガガガガガガガガガガガガッッッッッッ

 

「ヒイ!?」

 

 休む暇もなく、これまでとは比べものにならないほど威力の高い弾丸が撃ち込まれて、わたしが10人腕を繋いでようやく抱えきれるくらいの太い柱に穴を穿った。

 

 イヤな予感を感じさせるその不吉な音に、慌てて柱の陰から飛び出したわたしは、すんでのところで貫通してきた羽嚇から難を逃れた。

 

「まだまだ─────」

 

 と、彼女の凶悪そうな視線が、飛び出したわたしを捉えて────

 

 

ドガガガガッッッ サシャシャシャシャシャッッッ ギギギギギガガガッッッ

 

 ものすごい音が大部屋に響いて、彼女の立っていた穴の入り口に、大量の羽嚇が撃ち込まれた。

 

 はっとして後ろを振り返る。

 そこには、

 

「私の大切な仲間に、何しているんですか?

 即刻立ち去れ。でなきゃテメェを砕くぞ?」

 

「ネオさん…………っ!」

 

 わたしに救いの手を差し伸べてくれたネオさんが、あのトゲトゲの尾嚇と、もう一つ、背中にふわっとした羽嚇を展開して立っていた。

 

 その頼りがいのある姿と、今まで知らなかったネオさんの嚇子の存在に、わたしは強い安心を抱いた。

 

「ちっ……………」

 

 わたしを襲ってきたフードの彼女は、舌打ちをしてから穴の奥に逃げていった。

 

 ネオさんは、それに一瞥をくれただけで、

 

「アリス、どこか怪我してない?」

 

 と心配そうに聞いてきてくれた。

 

「はい!ありがとうございます!ネオさん」

 

「そう。それは良かったわ」

 

 ネオさんはそう言うと、砕かれた柱の周りに転がる三人分の死体を見て、

 

「喰種が襲ってきたのか?」

 

 と尋ねてきた。

 

「はい。でも、なんだかネオさん達よりもずっと弱くて。だから問題なく勝つことが出来ました!」

 

「そうか………。

 よく、頑張ったね。

 お前は、自分の意志と、自分の力で、自分の命を守って成したいことをやり遂げたんだ。

 偉いね。お疲れ様」

 

 わたしを、素敵な笑顔で褒めてくれた。

 モデルさんみたいに整った顔と、暗闇に溶け込むようなきれいで短い黒髪に浮かぶ笑顔は、それだけで頑張ったかいがあったと思えてくる気さえした。

 

「……はい!」

 

 

 

 

 

 

 

「そろそろ1ヶ月経つから、私の判断で上に上がってもいいとソーマが指示を出してきた。

 そこの喰種達のお肉を食べたら行きましょう」

 

「はい!」

 

 自分で仕留めた喰種の男達の体を運んできて、かぶりついた。

 喰種って、どんな味がするんだろう、とか、すっかり染まった考え方に心の中で苦笑し───

 

「うっ!?」

 

 そして、舌に伝わってきた予想外の不味さに思わず呻いてしまった。

 

(あ、しまった!じゃなくて!)

 

「ネオさん!これ、わたしが最近ずっと食べてたお肉と同じじゃないですか!喰種のお肉だったんですか!?」

 

 ネオさんは不思議そうに首を傾げて、それが?と言ってくる。

 自分で狩ってきたヒトの頭にかじりつきながら。

 

「おかしいですよ!こんなの!」

 

 抗議するわたしに、

 

「命を大切にしなさい。

 残さず食べなよ」

 

「……………………はい」

 

 

 

 世の中、とっても理不尽だなって思う。




さて、ようやく原作登場のキャラを出すことが出来ました。
だれなんでしょうねー(棒)


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