大学生の癖に夏休みが冬休みぐらいしかない。なにこれ。
昨日トランスフォーマ見に行きました。いやーすごい。観に行って良かったと思います。
『
現在、俺とライザーはパーティー会場の真ん中に即席で作られたバトルフィールドに居る。魔王サーゼクス様が作られたもので、レーティングゲームのフィールドとまではいかないまでも、かなり頑丈に作られているようだ。
いやあ、良かった。俺がやろうとしている事を考えると、こういうフィールドが無きゃ結構危ないんだよな。これで他の上級悪魔を巻き込んじゃったらもっと面倒な事になっていたかだしよぉ。
仕込みは十分。これでダメだったらもう本当に諦めるしかないかな。ま、諦める気なんて毛頭ないけど。
俺の対面には、ライザーが立っている。奴さんの服装はさっきのタキシードの上着を脱いだだけだ。
こちらもグレイフィアさんにもらった紅色のスーツを着たままだ。
まさかスーツを着て戦う事が来ようとは……。悪魔になったり、ホント訳が分からない人生を歩んでいるよな俺は。
「それでは、始め!」
審判役の悪魔が開始を宣言する。
既にこちらは
「けっ、またお前と戦う事になるとはな」
「悪いね。こう見えて往生際が悪いもので」
「全くだ。まあ良い。さっさと片付けてやる」
「生憎、俺はゲーム時の様にぼろ負けする気はないぜ?」
「減らず口、をっ!」
そう言うと同時にライザーは炎の塊を俺に目掛けて放ってくる。
迫りくる炎に対し俺は
『Absorb!!』
振るった剣先に炎が触れると同時に
ちっ、とライザーが舌打ちする。
「本当に厄介な
「お褒めいただき光栄ですよ」
「褒めてねえよ。……ま、結構でかい弱点もあるけどな」
こちらを小馬鹿にするように見るライザー。
「その
まあ、大体はその通りなんだよなー。実際、ゲームでも一つ目の弱点突かれてダメージを負ってしまった訳だし。
「というわけだ。さっさと終わりにするぞ」
そういうや否や、ライザーは俺の身長を超える程の大きさを持つ炎の塊をいきなり作り出した。
デカさだけじゃない。熱さがこちらまでひしひしと感じてくる。喰らったら流石に不味いかな。
「じゃあ、な!」
ライザーが炎をこちらに向けて放つ!
「……はっ」
思わず、笑ってしまう。
何故だろうな。ゲームの時は脅威に感じたのに、今だと全く怖くない。当たれば大怪我じゃ済まないだろうに。
だけど、今なら――負ける気が全然してこない!
さあ、行くぜ、リンドヴルム!
『ええ。あのフェニックスに見せつけなさい。ドラゴンの力を!』
「
俺が力強く言うと同時に、俺の体が光に包まれる。
「何!?」
ライザーが驚きの声をあげる。
次の瞬間、俺の体は光に包まれた。そして、ライザーの炎は光に当たると同時に、
『Absorb!!』
音声と共に吸収された。
そして、光が晴れると同時に、俺の体は鎧によって覆われていた。
「な、何だそれは……」
「『
俺を覆う鎧はドラゴンをモチーフにしており、色はメタリックシルバー。そして背中にリンドヴルムの翼と同じく結晶のような輝きを持つ翼が一対生えている。
さらに左腕部にはあるギミックが備わっている。こいつは、この戦いにおいて切り札となる。なるべくヤツには悟られない様にしないとな。
そして二番目の弱点の
つまり、今の俺に弱点らしい弱点は無い――!
……いや、実際は弱点はあるんだけどな。それもとんでもないやつが。それを律儀にライザーに教えてやる義理は全く無いけど。
「さあ、始めようかライザー・フェニックス。来いよ、今度はこっちが叩きのめしてやる」
剣の切っ先をライザーに向けて俺は宣言する。
「っ……!」
ライザーは無言で目元を引きつかせるだけだ。
「どうした? 来ないのか?……なら、俺から行くぜ!」
俺は背中の翼をはためかせると、一気にライザーとの距離を詰める。
突然、俺が目の前に来たのをライザーは反応出来なかったようだ。ぎょ、とした顔でこちらを見ている。
それに構うことなく、両手で上段に構えた剣を、思いっきり振り下ろす!
「うお……」
咄嗟に反応したライザーが右側に避ける。
振り下ろした剣はそのまま衝撃で地面を引き裂く。
それを確認したと同時に俺は剣を逆手に持ち替えてライザー目掛けて突きを放つ!
「くそ!」
それを見たライザーは毒づきながら前に壁として炎を出した。
ライザー。咄嗟だから気づけなかったのだろうけど、それは悪手だぞ?
俺は剣をそのまま炎に突き立てる。
『Absorb!!』
刀身に炎が吸収されていく。
「っ、しまっ……」
ライザーが自分の失策に気づくがもう遅い。
俺は炎を吸収し終えると同時にライザーに剣を突き刺す。
「ぐは……」
ライザーは苦悶の声を上げるが、直ぐに右手に炎の塊を作ると、俺に投げつけてくる。
いや、だから無駄だって。そんな攻撃効かないよ。
『Absorb!!』
鎧に当たると同時に、炎は鎧に吸収されていく。
いやあ、良いねこれ。熱も全くと言っていいほど感じないし、悪くない。
俺はライザーに突き刺した剣をそのまま押すようにして突き出す!
その反動でライザーは剣が抜けてそのまま吹き飛ぶ。
しかし、炎の翼を背中に生やすと、体制を立て直して空中に避難した。
「何て
「さっきまでの威勢はどうしたよ? 勝ち目が無いから怖気づいてしまったか?」
俺の挑発にライザーは憤怒の表情を見せるが、直ぐに冷静になった。
「ふん、減らず口を。お前の
ライザーは全身に極大な炎を纏わせながらこちらに突っ込んでくる! 面白い。まあ、そうなるわな!
俺も空にジャンプし、ライザーを迎え撃つ!
お互いの拳をもう片方の手で受け止める。受け読める際に剣は消しておく。
意外と力あるな! ちょっと予想外! けど、受け止められないわけじゃない。
出力は互角。いや、お互いまだ全力じゃないから何とも言えないな。
……少しここで伏線張っておくか。
リンドヴルム、『解放』を頼む!
『分かりました。手筈通りに』
『Liberate!!』
俺の結晶の翼から炎が噴出する。更に、俺の体も炎が覆っていく。
「! そうか、俺の炎を!」
そう、
「お、らああああぁあ!!」
「く、このおおぉぉ!」
力を高めた俺に負けじとライザーも炎の勢いを上げ対抗してくる。
すごい炎だな! 熱は鎧のお蔭で感じないが見ているだけで熱くなりそうだ!
一進一退の力の押し合いが続く中、ライザーはこの状況を不利に思ったのか、体を引き、俺から距離を取った。
ちっ、もう少しくらい取っておきたかったんだが、そう上手くいかないな。
「俺の炎も自分の力に上乗せ出来るのか……本当に厄介な
「自分でも案外強いんじゃねこれ? って思ってるよ」
そう言ってみるものの、俺の心中は「やはり」と思う気持ちがある。
決定打が無い。これはこの
……無いわけでは無い。あれが必殺技と言えるかどうか……。いや、確かに今の俺にとって破壊力抜群の技だが、あれ、一誠のヤツより使い勝手悪いんだよなあ。全く持って面倒なものだ。
考え事をしていると、再びライザーが殴り掛かってきた。
「おっと」
俺はそれを紙一重で躱す。危ない危ない。考え事している余裕は無いな。
剣を再び出し、ライザーに斬りかかる。
それをライザーは躱し、カウンターの要領で俺に殴り掛かる。
ドガッ!
鈍い音共に、わき腹辺りをライザーの拳が襲う。
うお、意外に痛いな……。腐っても上級悪魔の拳か。効くな……。
見れば、鎧にも僅かだが、罅が入っている。あいつ、ボンボンの癖に意外と重いパンチ持ってるな!
リンドヴルム、鎧修復頼む。
『分かりました。ですが、何度も喰らうのは得策ではありませんね。
成程。いくらヤツを圧倒できるからって慢心しちゃいけないという事か。よーく分かったぜ。
リンドヴルム、どんぐらい溜まった?
『先ほどの『解放』で少し使いすぎましたね。元のも含めて後もう少しは『吸収』しておきたいです』
マジか。あいつも流石にもう遠距離で攻撃はしてこないだろうしな。こっからどうやって吸収するか……。
「……メンドくさ」
思わず、言葉が出る。戦うのは好きだが、縛り有はあまり好きではない。戦いってのは思う存分に力を発揮するから面白いのだ。ああ、本当にメンド。
……まあ、そんな事言っている場合じゃないんだが。
「っ!」
殺気を感じ、ふと見れば、ライザーが再び全身に炎を纏わせ、いや、さっきよりも炎がデカくなっている!
その姿は炎の鳥――フェニックスそのもの。
「俺の全力で貴様を打ちのめしてやる! 覚悟しろ!」
「断るに決まってんだろうが!」
迎撃の為に拳に魔力を込める。
リンドヴルム、あれも『吸収』出来るよな?
『ええ。ですが、少し時間がかかります。その点を注意して』
了解!
ライザーが突っ込んでくる! 鎧なしだと流石に当たりたくないなあ。
「はああああ!!」
魔力を拳に練りこみ俺も迎撃の構えを取る。
ライザーとぶつかり、そして――。
いかがでしょうか? 感想、意見待ってます。
戦闘シーンが全然書けない。色んなラノベを読んで参考にしたいですね。
後、誠勝手ながら、私、水曜から一週間ほど旅行に出かけます。また再び更新が遅れる事どうかご了承ください。