スモーキーが帰った後にアブドゥルはジョセフの所へ来る。
「ジョースターさん。今日の味はどうでしたか?今日はカニから出汁を取ってみましたが」
「うぅむ……美味いには美味いが、わしはシジミの方が好きじゃのう。承太郎に聞いてみたらどうじゃ?」
「それもそうですね……承太郎、飲んでみてくれないか?」
「いいぜ…」
承太郎は味噌汁を少し小皿に入れて飲んでみる。
「………出汁はいい」
「本当か?それなら良かった。明日からはこれで…」
「だが味噌が薄い。これじゃあシャリの味に負けちまう。」
承太郎は冷静に味を分析する。
その姿は若くも既に、大将としての貫録を出していた。
「……分かった。味噌を変えてみよう」
「気にしない方がいいですよアブドゥル。承太郎はさっきアイスを食べて舌が麻痺してるんです」
レジを整理していた花京院がアブドゥルにフォローを入れる。
すると承太郎は顔を逸らして誤魔化す。
「花京院それは本当か⁉︎承太郎、どうなんだ⁉︎」
「……そういえば仕込みの途中だった」
「逃げるな承太郎!ホリィさんに言いつけるぞ!」
「なんだなんだぁ?おいアブドゥル、大きい声で騒ぐなよ」
『星屑』のメンバーが全員カウンターに集まった。
「聞いてくれポルナレフ!承太郎が私の味噌汁を薄いというんだ!」
「?じゃあこの俺が味を見てやるぜ」
そう言うとポルナレフは味噌汁を少し口に含む。
「別に薄くはないぜ?いい感じの濃さだ。逆にお年寄りには濃く感じる人もいるかも知れない。承太郎?オメェこれを薄いって言ったのか?」
「あっ、それわしも思ったのう。ちょっと濃いぐらいがまたいいんじゃが」
一同は承太郎の方を向く。
花京院が承太郎に向けて言う。
「………ポルナレフ、罪には罰が必要だと思わないか?」
「奇遇だな、花京院。俺もそう思ってたところだぜ。アブドゥルとジョースターさんはどうだ?」
「私もそう思う。罪には罰を!」
「YES!YES!YES!………くくっ」
「…………やれやれだぜ」
花京院達は承太郎に、罰としてコンビニへのお使いを命じた。
『ジュース×5
ドッグフード×1
ジャンプ×3
マガジン×3
失◯天×1 』
「ふざけてんのかあのジジイ……!」
承太郎は怒りでメモを握りしめた。
だがコンビニに行く羽目になったのは承太郎自身の所為なので、承太郎は文句を言いつつもコンビニへ向かうのだった。
コンビニ
「いらっしゃいませー……あっ!」
「よぉ、小娘」
「承太郎!来てくれるなら言ってくれれば良かったのに!」
店員の娘は、前に承太郎が車に轢かれそうだった所を助けた少女でこの店のオーナーの孫娘だった。
承太郎の事を気に入っており、偶に店に来たりする。
「買い物しに来ただけで言うも何もあるか」
「何だよー買い物ならそう言ってくれよ。で、何が必要なんだ?」
「あっ、」
娘は承太郎のメモを取り上げてその内容を読んだ。
「ええっと……ジュースにドッグフード、ジャンプにマガジンと………」
「違う、誤解だ。待つんだ」
「…………承太郎もオトコだもんね」
「違うと言ってるだろうが!」
「いいよ……大丈夫、分かってるから」
「だから違うんだ!」
承太郎はきっちり罰を受けたのだった。
少女は船に忍び込んでたあの少女です。