隣人部もできて、夜空や星奈もいます。
一話から話が飛んでしまいますが、許してください。
家を出て学校に着きいつものように授業を受けて昼休みに突入した。
「姉さん。購買でパンを買って来ますね」
と姉さんに伝え教室を出た。
廊下を歩いていると部活動部員募集ポスターがあった。
色々な部活がある中僕は一つのポスターが気になった。
隣人部
そのポスターにはこう書かれていた。
とにかく臨機応変に隣人と
とも善き関係を築くべく
からだと心を健全に鍛え
たびたちのその日まで、
共に想い募らせ励ましあい
皆の信望を集める人間になろう
もし、このポスターを書いた人に言えたら言いたい。
「絶句した……」と。
なんとういうかその、アレだった。とにかく、アレだった。
「えっと、どういう事でしょう?」
最初は首を傾げたが何度か文章を読みかえす。
「……あ!?」
僕は気づいてしまったのだ。
文字を左上から右下に向かって読んでいくと、
ともだち募集
地味にネタを仕込んでいるなと僕は思った。
隣人部……姉さんと僕にピッタリかもしれない。
(姉さんと相談してみましょうか……)
とりあえず僕は姉さんのいる教室に向かった。
放課後。
姉さんは教室から出て行ってしまった。
今までこのようなことが何日か続いていてとても気になって仕方がなかった。
僕は姉さんが気になったので姉さんの後を追うことにした。
まず、人ごみを潜り抜いて、階段を上がり、資料室などあまり使われていない教室が並ぶ階へ。
すると、姉さんは一人の男子生徒を追っていることに僕は気が付いた。
中肉中背で金髪かと思いきや所々焦げ茶色っぽい毛が混じった、くすんだ感じのする金色だ。
(姉さんがヤンキーを見るなんて意外だな……)
姉さんを少し見直した僕であった。
しばらく、追っているとヤンキー?がちらりと後ろを見た。
姉さんは物陰に隠れた。
ついでに僕もだが……。
そしてその人は、誰もいない廊下を少し早足で歩く。
僕と姉さんはその人の後を追う。
校舎の端まできて、角を曲がる。
どんっ。
「ひゃ」
「うわぁ」
その人と姉さんがぶつかり僕も姉さんにぶつかってしまった。
その結果、
「……………」
「……………」
姉さんが僕を押し倒している体勢になってしまった。
僕と姉さんは互いに顔が真っ赤になっている。
その人も少し頬を染めながら僕達から目を逸らしていた。
しばらくの沈黙が続き、その沈黙を破ったのが姉さんだった。
「さくや、どうして?」
「すいません。兄さんが気になってしまって……」
そう言いながら姉さんが僕の上から退いてくれたので僕も起き上がる。
「……? ???」
僕達がその人をじーっと見ているのが原因でその人は?を浮かべている。
そして、
「兄さんこれはいわゆる」
「……(コクッ)」
「……?」
「「かつあげ、というものですね(でしょうか)」
「違うから!」
僕達は、羽瀬川 小鷹先輩に出会った。
応援よろしくお願いします。