もし、楠幸村に義弟がいたら   作:官命鳩

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なんか変だけど……ま、いっか!。

理科が登場したら、番外編で咲夜を女体化にしてみようかなと考案中です。


楠姉弟、演技します?

「演技の練習ですか……」

 

僕が不安な声を上げたのか小鷹先輩が、

 

「咲夜は苦手なのか?」

 

と尋ねてきた。

 

「はい。緊張してしまって……」

 

そもそも人前で演技をする事や見られることが凄く恥ずかしい……。

 

僕が恥ずかしそうに手を絡めていると、

 

「恥ずかしそうに頬を赤く染める咲夜ちゃん!。萌ええええええ!!」

 

と星奈先輩が発狂していると、

 

ぺしっ。

 

夜空先輩がハエ叩きで叩いた音だった。

 

一体どこから出てきたんだ……!?。

 

「痛いわねこのアホ夜空!」

 

「うるさいこのアホ肉が!」

 

と喧嘩を始めてしまったがいつもの事なので無視をする僕達。

 

すると姉さんが、

 

「だいじょうぶ。さくやはやればできるから」

 

そう言って僕の頭を撫でる。

 

「ね、姉さん!。えっと、あの、その、あぅ~……」

 

姉さんに撫でられてその恥ずかしさによって僕の思考回路がショートしてしまった。

 

 

…………………。

 

………………。

 

はっ!?。

 

どうにか思考回路が元に戻った僕は……、

 

「えっ……?」

 

周囲を見回すと周りが血の海だった。

 

良く見ると夜空先輩と星奈先輩が恍惚な表情で鼻から赤い噴水を噴き出している二人がいた。

 

「はぁはぁ、……なんて威力だ、……あれがリアル男の娘か……」

 

「今の状態の事を萌え死にっていうのかしら……?」

 

多分違うと思いますよ星奈先輩。

 

僕がどうすれば良いのか分からなくておどおどしていると、

 

がちゃりーーー扉が開き姉さんと小鷹先輩が来た。

 

……血液パックを無数に持ちながら。

 

「幸村、咲夜!。まずは、あの二人を止血してくれ!」

 

「「はい!」」

 

小鷹先輩の指示を受けて姉さんは夜空先輩、僕は星奈先輩の所に向かった。

 

星奈先輩を見てみると

 

「はあああ~~~ ♡。咲夜ちゃん可愛いよ~、私専用のペットにしたい……えへへ♪」

 

一度死ぬべきじゃないかなこの人……。

 

そう思った僕は負けだろうか。

 

まぁ、仮にも先輩だし止血程度の事はしよう。

 

僕は鼻血を止めるツボを押し続ける。

 

すると血流の進行が遅くなったのか出る量が徐々に減っていく。

 

「まったく。一体何があったんですか?」

 

と僕は独り言のつもりで言ったのだが、先輩が口を僅かに動かし、

 

「……(あんたのせいよ!)」

 

と理不尽な事に逆切れされてしまった。

 

 

…………………。

 

………………。

 

 

その後星奈先輩と夜空先輩の鼻血が完全に止まり、小鷹先輩の指示の元ようやく二人の蘇生に成功したのである。

 

「迷惑を掛けてすまなかった」

 

そう言うと夜空先輩が頭を下げ、それにつられて星奈先輩もバツの悪そうな顔をしながら頭を下げている。

 

「気にしないでください」

 

と僕。

 

「あれを見て鼻血だけで済んだお前らは凄い」

 

と小鷹先輩が二人に賞賛の声を掛けていた。

 

「………………」

 

姉さんは今僕の手を少し強く握っている。

 

姉さんなりの愛情表現だ。

 

今の場合だと、『私は少し怒っている』といったところだろう。

 

後で姉さんが好きな食べ物をたくさん作ってあげようと思う僕である。

 

姉さんを怒らすとお仕置きという名の制裁を受けなければならない。

 

とりあえずそれだけは避けたいのだ……どうしても……。

 

 

………………。

 

……………。

 

 

「話がかなり脱線したが演技の練習だ!」

 

鼻にティッシュを詰めていなければかっこいいのに本当に色々残念な人だ。

 

ちなみに、夜空はさっきの光景が何度も脳裏に浮かんできて鼻血が出そうという状態である事を咲夜は知らない。

 

「演技の練習ねーーーやっぱりお芝居でもやるのか?」

 

「当然だろう」

 

「脚本は?」

 

「用意してきた。最初はみんなが知っている簡単なものがいいと思って、これにした」

 

「ふん。夜空にしては気が利くじゃない」

 

鼻にティッシュを詰めた星奈先輩が感心した様子で言った。

 

脚本のタイトル………『桃太郎』。

 

「……いやたしかににみんな知ってるけどさ」

 

「この年で桃太郎はちょっと……」

 

不満を顕わにする僕と小鷹先輩に夜空先輩に、夜空先輩は憮然とした顔をした。

 

「条件に合うような話があまり思いつかなかったのだ。不満があるならあれにするぞ」

 

「あれですか?」

 

「あれ?」

 

「『聖剣のブラックスター』」

 

「あ、あたし桃太郎大好き!オーソドックスだけど実は奥が深くて大人でも子供でも楽しめる良質な物語なのよね桃太郎って!」

 

引きつった笑顔で星奈が言った。

 

すると姉さんがこくんと頷いた。

 

「そのとおりです星奈のあねご。桃太郎の物語のもちーふとなったのは古代日本における大和朝廷と吉備国の対立であるという有力な学説で桃太郎のもでるは吉備国との戦いで

活躍した孝霊天皇の皇子彦五十狭芹彦命であるとされています物語が成立したのは正確には不明ですが室町時代には」

 

「ストップ幸村。そういう薀蓄はいい」

 

夜空先輩が止めると、ちょっと引いてしまうくらい饒舌に薀蓄を語っていた姉さんは少しだけ残念そうな顔をした。

 

……しかたないなぁ。

 

「兄さん家に帰ったらさっきの薀蓄を聞きたいのですが」

 

僕がそう言うとさっきの残念そうな顔が嘘のように姉さんが笑顔になった。

 

やっぱり姉さんは笑顔が一番だなと思う僕であった。

 

「なあ、桃太郎をやるには人数が足りなくないか?」

 

と、小鷹先輩が言った。

 

言われてみれば確かにそうだ。

 

桃太郎の登場人物といえば、桃太郎、おばあさん、猿、鳥、犬、鬼、モブキャラの小鬼達、その他......etc」

 

明らかに人数が足りていない。

 

すると夜空先輩が、

 

「安心しろ。そのへんはちゃんと考えてアレンジしてある」

 

「へえ……。ていうか、この脚本もしかして夜空が書いたのか?」

 

「そうだ。なかなかのデキだと自負している」

 

「まぁ、元ネタがあるから差ほど変わりはないか」

 

「よし、それではさっそく始めるぞ」

 

夜空先輩が宣言して、僕達は脚本をめくった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次こそはちゃんと入りますので……
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