もし、楠幸村に義弟がいたら   作:官命鳩

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えっとですね、原作にある「狩り」の話が個人的に好きなので書くことにしました。

それから☆の部分の所もっと伸びてくれ!

すいませんでした……。

あと一巻の小鷹がイケメンに思えたのは僕だけじゃないはず……。


楠姉弟、まだ狩りはしない

ある日。

 

「やっぱりゲームだと思うのだ」

 

唐突に夜空先輩が言った。

 

姉さんは小鷹先輩の隣に立っていて僕は部員の皆に紅茶の入ったティーカップとお菓子を渡している。

 

「はぁ?……ゲーム?」

 

星奈先輩が不機嫌そうに言う。

 

「夜空……ゲームに釣れるのは子供くらいだって」

 

小鷹先輩が言うと、夜空先輩は小馬鹿にするような顔をした。

 

「甘いな小鷹。今どき高校生が遊ぶゲームの主流は、スーパーファルコンとかオメガドライブなどの家でやるタイプではないのだ」

 

「……スーパーファルコンとかオメガドライブって何?」

 

「知っている据え置きの型のゲーム機の名前を適当に言っただけだ。『スーパー』だの『オメガ』だの付くんだからきっと凄いのだろう」

 

「確かに名前は凄そうだな」

 

「って、そんなことはどうでもいい!」

 

夜空先輩はばんと机を叩く。

 

その振動で星奈先輩の前に置かれたティーカップから中身が撥ねて星奈先輩の手にかかった。

 

「あつっ!なにすんのよキツネ女!」

 

「ちっ……倒れなかったか……」

 

「わざとやったの!?最悪ねあんた!」

 

「とりあえず紅茶を拭きたいのでどいてくれますか?」

 

「うん。分かったわ」

 

なんという変わり身の早さ……。

 

星奈先輩が席から外れて僕は紅茶を拭きながら、

 

「夜空先輩。星奈先輩をいじめたくなる気持ちは理解できますが程々にしてくださいね」

 

「咲夜ちゃん!?。今さりげなくひどいことを言ったわよね!?」

 

「できる限り善処しよう」

 

いじわるな笑みで返事をした夜空先輩。

 

星奈先輩は何か言っていたようだが無視をする。

 

いつも抱きついてくる仕返しだと思ってもらいたい。

 

「まぁ、それよりゲームの話だ」

 

そう言うと夜空先輩は鞄を漁り始めた。

 

「最近のゲームの主流は……これだ!」

 

夜空先輩が取り出したのは携帯ゲーム機だった。

 

ゲーム知識が疎い僕でも分かる。

 

プレイングステイツポータブルだ。

 

通称PSPである。

 

「昨日一人でファミレスに行ったら後ろの席がやけに騒がしくてとても不愉快だったが、

見たら四人の高校生がこれをやっていた」

 

一人でファミレスに行くんだ夜空先輩……。

 

人の事は言えないが哀れみの視線を夜空先輩に送ってしまう僕であった。

 

「どうやら今どきの高校生の間では、ファミレスとかで携帯ゲームを持ち寄って通信プレイをするのが流行っているらしい」

 

「だからなによ?」

 

星奈先輩がどうでもよさそうに聞くと夜空先輩はPSPの電源を入れた。

 

スリープモードだったらしく、すぐにゲーム画面が表示される。

 

「ファミレスで高校生どもがやっていたのはこの『モンスター狩人』というゲームだった。調べてみたら今凄く流行っているそうだ」

 

僕は少しだけこのゲームについて知っている。

 

理由は、クラスの男子の会話。

 

クラスの男子の会話を盗み聞きするつもりはなかったのだが、男子の声のボリュームが大きくてある程度の知識は頭に残ってしまっている。

 

モンスター狩人ーーー通称『モン狩』

 

ファンタジー世界の狩人となり、高原や砂漠や山を舞台にモンスターや動物を狩るというゲームだ。

 

「このゲームは他の人間と協力して遊ぶことができる。上手いプレイヤーは他のプレイヤーから頼られるから、ゲームをやっているうちにいつの間にか仲良くなれるというわけだ。

それにアイテム交換もできるから、『このアイテムが欲しいんだけど持ってない?』とか『このレアアイテムとそのアイテム交換しない?』みたいな感じで話しかけるきっかけも作りやすい」

 

「……そういえばうちのクラスの女子にもやっている子がいたわね。最近は女の子でもゲームするみたい」

 

星奈先輩が言った。

 

「つまり部活でこのゲームの腕を磨いたりレアアイテムを手に入れて、友達を作ろうってわけだな?」

 

小鷹先輩が言うと夜空先輩が頷く。

 

そんなに上手くいくものなのかと思ったけど、なにか具体的な活動をしてみようという試みはいいと思う。

 

「では、来週の月曜日、PSPを持ってくること」

 

「ふん、仕方ないわね……ゲームなんて興味ないし面倒だしあんたのアイデアに乗ってあげるのが気に入らないしあんたの顔が気に入らないしあんたの態度が気に入らないしあんたの存在自体気に入らないから付き合ってあげるわ」

 

「……寂しがりや乙」

 

「あ、蚊がいる(超棒読み)」

 

べち。

 

気に入らないを連呼していた星奈先輩の鼻をいきなり叩いた。

 

「あにふんのよっ!」

 

涙目で鼻を押さえて抗議する星奈先輩。

 

「直撃攻撃はほどほどにしとけよ夜空……あ、そういえば星奈はPSP持っているのか?」

 

小鷹先輩が気になって尋ねると、星奈先輩は泣きそうな顔のまま、

 

「持ってないわよそんなの。でも適当な奴に欲しいって言えばくれるから」

 

「……けっ、死ね乳女」

 

当然のように言う星奈先輩に夜空先輩はいつものように暴言を吐いた。

 

 

今回は星奈先輩が悪いと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




文が読みにくくて申し訳ないです。
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