力無き少年のソードアート・オンライン   作:Aruki

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22話目です!
すいません!! 今までにないぐらいに更新遅れてしまいました!!
新学期が始まってから、テストやらなんやらで忙しいこと忙しいこと......
8月までのような2日に1話、というのは無理だと思いますが、可能な限り早く更新していきたいです。
構想はもうできているので、ヘタったりはしないです!

それでは、どうぞ!


22話目 巨大な嫌悪と一握りの尊敬

 SIDE Miu

 

「うぃー、お疲れー」

 

 コウキが伸びをしながら間延びした声を出す。

 

「お疲れー、今日は長かったねぇ」

 

「5時間は長すぎだろ。いくら攻略会議でもさ」

 

 私たちは今、間近に迫った15層ボス攻略の対策を練るために開かれた攻略会議会場から出てきたところだ。

 コウキの言った通り、今回の会議はかなり長引いた。

 最近は攻略もかなり効率よく進められている。それはもちろん会議も同じだ。

 でも、今回は前回までとは少し違っていた。

 別にボスが強すぎて対策を考えるのに時間がかかった、というわけではない。

 3層から作れるようになったギルドが原因だった。

 前にも少し言ったけど、ギルドはチームみたいなものだ。だからこういったボス戦みたいな団体戦では、即興のパーティーやレイドとは比べ物にもならない力を発揮するんだけど、それもギルド内では、だ。

 ボス攻略にはギルドは1つまでしか参加できない、なんて理由はない。

 ボス攻略の人数上限48人までなら複数のギルドが参加できるのだ。

 でもそうなれば、チーム(ギルド)同士のいがみ合い、差別、互いへの不信感などが多く発生する。

 それを未然に防ぐのが、攻略会議の存在理由の一つだ。

 そのお陰もあって、現に今までのボス攻略は、どこかのギルドが我慢するはめにはなるけど、とりあえず上手くいっていた。

 少しずつフラストレーションを蓄積させながら。

 そして今回、それが爆発した結果、このように会議の時間が延びて、私たちみたいな無所属のプレイヤーたちが、正直どうでもいい話を延々聞かさせれることになった。

 さすがに話がこじれまくってギルドのあり方云々っていう話になったときには困ったなぁ。

 まぁ、最終的にはディアベルの鶴の一声でなんとか収拾がついたけど。

 でもやっぱり、どんなグループでもリーダーの人たちは大変だよなぁ、などと考えつつ、私たちはレンガ風の街を歩いていると。

 

「あれ、あそこにいるのって...」

 

 なぜかどこの街にもあるお菓子専門店の出店(私も愛用させてもらっている)を見ながらコウキが呟いた。

 私もそちらの方に視線を向けると......うっ。

 そこにはちょうどお菓子を買い終わったらしき女性が。

 というか、ニックさんがいた。

 

「おーい、ニックー!」

 

 コウキはニックさんだと分かると、さも当然のように声をかけながら近づいていった。

 ニックさんはこちらに気がつくと優雅に胸の前で小さく手を振ってくる。

 ......まぁ、別に一度戦った相手なんだからもう少し危機感をもって接しろ、なんてことは言わないけれど。

 もうちょっと私のことを気にかけてくれてもいいじゃん......

 

「...はぁ」

 

 私は一度大きく息をつき、コウキに着いていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ニックは攻略会議出てなかったの?」

 

「途中まではいたわよ。ただ必要ないと思ったところからは帰ったけれど」

 

「さすが......」

 

 コウキはニックさんの言葉に苦笑いする。

 私がコウキに追い付いた頃にはもう会話が始まっていて、お店の前では邪魔になるから、ということで今は広場のテーブルに私とコウキが隣り合って、ニックさんとは向かい合って座っている。

 視線を少し下げれば、テーブルの上にはニックさんが先ほど購入していたクッキーが置かれている。

 ............。

 

「あなたも欲しいのならどうぞ」

 

 ニックさんが何かを見かねたような言い方でクッキーを勧めてくる。

 

「い、いや私は別に......」

 

「ミウ。そのキラッキラした目で言っても説得力皆無だから」

 

 こ、これはちょっと目が痒いだけで......

 ニックさんに勧められて咄嗟に出かけた右手を反対の手で制しつつ、クッキーを頭の外に出すように頭を振る。

 そんな私を見てコウキはいつものように苦笑いしていたけど、ニックさんはどこか楽しんでいるように笑みを浮かべた。

 ...この人のこういうところが嫌だ。

 なんか他人の嫌なところを的確に知った上で、そこをあえてジワジワ攻めてくる、みたいな。

 まぁ、この人もそんな悪い人じゃないことも知っているし、これも会話を楽しむ一貫というのも分かってはいるんだけど......

 そんなことを考えているうちにも会話はどんどん進んでいく。

 武器の話、mobの話、食べ物の話、色々話していたけど私はほとんど適当に相づちをうつだけだった。

 でも、それもここまでだった。

 コウキがそうだ、となにか思い出したような声を出す。

 

「ニック、2層の時はありがと」

 

「あら、懐かしい話を出してくるわね」

 

「まだお礼言えてなかったし」

 

「ふふっ、まぁ、どういたしまして」

 

 この会話だけはどうしても意識が向いた。その場に私もいたせいかもしれない。

 ニックさんはそんな私の様子に気づいたのか、チラリと一瞬見たあと、とても柔らかい笑みを浮かべてコウキを見る。

 

「それで、『覚悟』は守れそうかしら?」

 

「あはは......痛いところ付いてくるな」

 

 頭を掻きながら、コウキもまたチラリと私のことを見てきた。

 コウキの『覚悟』。それはあの場で私も聞いていた。

 大切なものを守り、大切な人に涙を流させない。

 なにか一つのものを絶対に守りきるというコウキの覚悟。

 コウキは一度息をつくと、居住まいを直す。

 

「正直、かなりきついよ。俺なんかの力は襲ってくるものとかに対して全然足りなくて、何度も自分の力の無さに嘆いたりもした」

 

 そこでコウキは一旦言葉を切り、自分の気持ちをしっかりと見定めるように目を瞑る。

 

 

 

「でも、どれだけ情けなくても、頼りなくても、俺は俺の『覚悟』を貫き通す。何回死にそうになっても最後には笑顔でいられるように」

 

 

 

 コウキ......

 きっと、こんな意思表明にはなんの意味もないんだと思う。

 どれだけ強い覚悟をもってしても、不可能なことはあるのだから。

 それでも。

 こんな世界で、そんな優しさを、自分の思いを出し続けられるのはすごいと思った。

 私はコウキのことがとても誇らしい気分になった。

 この人のことを好きになってよかった、心からそう思えたから。

 そしてニックさんはいつかのように目を瞑ってコウキの話を聞き終わると、

 

「ふふっ、あなたは、本当に面白いわね」

 

「えーっと、ありがと?」

 

 誉められているのかよく分からなかったという風なコウキの反応にニックさんはもう一度笑う。

 それにコウキがまた疑問符を浮かべながら笑うという、妙にゆるい空気が私たちを包む。

 そんな中、ニックさんが口を開いた。

 

「コウキ、少し席を外してもらってもいいかしら?」

 

「えっ? いいけど...でも」

 

 コウキが言いながら私を見てくる。その目は少し不安そうだ。

 うーん、やっぱりコウキにもバレてたのか。私がニックさんと話したいことがあるって。

 でもきっとコウキのことだから、私がニックさんのこと苦手なのを気にして、自分も一緒にいて場をもたせよう、とか考えてそうだなぁ。

 私はコウキを安心させるように笑う。

 

「私なら大丈夫だよ、コウキ。だから、私からもお願いしてもいい?」

 

「ミウが良いのならいいけど......じゃあ、二人とも、俺その辺10分ぐらい散歩してくるから」

 

「えぇ、ありがとう」 「ありがとね」

 

 私とニックさんがお礼を言うと、コウキはまたお店の方に歩いていった。武器でも見てくるのかもしれない。

 コウキを見送ると、ニックさんは一度微笑む。

 

「それじゃあ、ガールズトークでも始めましょうか?」

 

「...ニックさんの場合お茶会の方が似合いそうですけどね」

 

「ふふっ、始めから言ってくれるじゃない」

 

 言いながらニックさんはウィンドウを操作し、何回かタッチするとテーブルの上に紅茶のセット一式を出した。

 カップは2つ。そのうちの1つに紅茶を注ぐと、私の方にまで紅茶特有の少し甘い香りが漂ってきた。

 

「あなたも飲む?」

 

「............いえ、結構です」

 

「そう、残念」

 

 正直、紅茶とクッキーのダブルアタックの誘惑は破壊力抜群だったけど、これを貰うと何となく負けた気分になりそうなので断った......グスン。

 しかし、言葉とは裏腹にニックさんはさして残念そうではない。

 ニックさんはカップに口をつけて紅茶を一口飲む。

 ......くそう、なんでこの人はこんなに一つ一つの動作が様になっているんだろう?

 密かに自分の子供っぽいところがコンプレックスな私は、ニックさんのその様を恨めしい目で見ることしかできない。

 

「それで? なにか私に用があったんじゃないの?」

 

「確か、コウキに離れるよう言ったのはニックさんだったと思うんですけど」

 

「えぇ、あなたが何か言いたそうだったから。『私だけに』」

 

 ...やっぱり見透かされてる。

 何となくそんな気はしていたから驚きはしないけど。でも私ってそんなに顔とか態度に出やすいかな?

 まぁ、それはさておき。

 そのまま私がなにも返さずに黙っていると、ニックさんはテーブルの真ん中に置かれているクッキーに手を伸ばす。

 

「そんなに私のことが嫌いかしら?」

 

「...嫌いじゃないです。苦手なだけです」

 

「そうかしら? 私には、私がいるだけであなたが不機嫌になっているように見えるのだけれど?」

 

「......」

 

 私は再び無言で返す、というより、無言でしか返せなかった。

 肯定するのも非常識だと思ったし、否定するのも違う気がしたから。

 ただ、このままでは埒があかないので、前から気になっていたことを聞いてみることにした。

 

「ニックさんはコウキとデュエルしましたけど、私とはしないんですか?」

 

「あら、したいの?」

 

「いえ、微塵も」

 

 嘘だ。本当は一度戦ってみたいと思っている。

 この人は強い。外面的にも内面的にも。それはきっとこの世界で生きていくのに最も必要なものだと思う。

 そんなニックさんに自分がどこまで通用するのかは試してみたい。それが本音。

 でも、私は首を振って言う。

 この人の言う通りに動くのは、なんというか...嫌だから。

 

「でも、ニックさんって戦闘狂じゃないんですか?」

 

 嫌だからとりあえず挑発してみようと思ったけど、自分の口からすごい言葉が出てきて自分で驚いてしまった。

 仮にも話している相手に戦闘狂って......

 だが、ニックさんは何も気にしていないように言う。

 

「否定はしないわよ。現にデュエルした回数は全プレイヤーでも最多でしょうし」

 

「ならーー」

 

「私はね、完成品には興味はないの」

 

 言って、ニックさんは紅茶をまた一口飲んだ。

 

「完成品...?」

 

「そう、完成品。誰だって完成したパズルよりも組み立て途中の方が興味が湧くでしょう? それと同じ」

 

「...コウキの場合がそうだったってこと?」

 

「えぇ、それもあるわね」

 

『それも』。つまり他にも理由があるということだ。

 それってーー、聞こうと思ったけど、それに被せるようにニックさんが言う。

 

「つまり、あなたは既に出来上がっているから面白くない、そういうことよ」

 

 面白くない。

 ...別に私はこの人を楽しませるために生きている訳じゃないから、そう言われたところでどうと言うこともない、けど。

 ただ一方的にそう言われて気分の良いものでもない。

 

「でも、それってただの弱いものいじめじゃないですか」

 

「あなたには、あのときの私たちの戦闘が弱いものいじめに見えたのかしら?」

 

「それは......」

 

 私は返答に窮した。

 それもそのはずだ。あのときのデュエルはコウキにとって神聖なもの。それを弱いものいじめ、という言葉で片付けるのはコウキに対して、それに気にくわないけどこの人に対しても失礼な気がしたからだ。

 

「それに、別にコウキみたいなタイプだけとしているわけじゃないわ。私と同格、それ以上、まぁ、あとは及第点を与えられる程度のプレイヤーとはデュエルするしね」

 

 あなた以上の人なんているの? と聞きたくなったが今は堪える。

 

「それは、私は及第点すら与えられてないと?」

 

「えぇ」

 

 うっ...確かに私の力が足りていないのは事実だから言い返せない。

 でもそれならと、二つ目のことを気になっていたことを聞く。

 というより、こちらが私の本題だったりする。

 

 

 

「じゃあ、なんであのときコウキを引き上げるようなことをしたんですか?」

 

 

 

 瞬間。

 一瞬だけど確かにニックさんの表情が変わった。

 まるで誰にも気付かれたくないことに気づかれたかのように。

 ニックさんはそのままカップに視線を落とす。

 ...この人は、今までに2回もコウキのことを闇から引き上げている。

 1度目はソードスキルをコウキに教えたとき、といってもこれは結果論かもしれないけど。

 それでもコウキがニックさんにソードスキルを教えてもらっていなかったら、今頃肉体的にしろ精神的にしろ死んでいたかもしれない。

 2度目は言わずもがな、あのデュエルのとき。

 多分コウキはあのとき、諦めかけていた。

 自分の信念だとか、ルールだとかそういったものを。

 でもこの人は、そんなコウキに光を差し伸べたんだ。

 コウキが折れずに、正しい道を這い上がってこられるように。

 コウキがもっと強くなれるように。

 そして長い沈黙のあと、ニックさんは口を開いた。

 

「もっと強くなったコウキと戦いたかったからよ」

 

 きっと、本心だと思う。

 前から思っていたけど、この人は嘘をつかない。

 でも、自分が自覚していなかったら、話は別だけど。

 何となくだけど、今のニックさんからは、前のコウキみたいな雰囲気を感じた。無意識のうちに自分をすごく縛っていた1層の頃のコウキのような雰囲気を。

 私はそんなニックさんに対して。

 

「そうですか」

 

 そうとだけ返した。

 能動的、間接的、自覚有り無し、いずれにしろこの人はコウキをもう2回も救っているんだ。それは変わらない。

 この人は、私があれだけ頑張って、なんとかできたことをいとも簡単に成しえたんだ。

 それはすごく悔しいし、この人に対して嫌気や憤りも感じる。

 でも、それと同時にこの人はすごいと認める自分がいるのも確かだ。この人のようになりたいと思う自分がいるんだ。

 すると、この話はこれでもう終わりとでも言わんばかりに、ニックさんはカップをソーサーに置く。

 

「聞きたいことはこれで終わりかしら?」

 

 ...この人は、どこまで私の考えに気づいてるんだろう?

 こんな風にシニカルな顔で聞かれると、次に言うことも見透かされているような気がしてくる。

 

「...聞きたいことはもうないです」

 

「そう」

 

「でもーー」

 

 そう、これも多分なんの意味もないただの宣言だ。

 どれだけの意思をもってしても不可能なことはあるのだから。

 それでも。

 

「ーーでも、絶対に負けませんから」

 

 コウキにもあるように、私にも絶対に譲れないものがある。

 私はコウキを支えるって、守るって決めたんだ。

 これは私からの宣戦布告だ。

 ニックさんにはその気がなくても。

 私からの一方的なものだったとしても。

 この人には、絶対に負けたくない。

 ニックさんは私の宣言を聞くと改めて私の方を見た。

 こうやってこの人に正面から見られたのは初めてかもしれない。

 それだけ今までこの人が私に興味がなかった、ということだけど。

 そしてニックさんは口を開く。

 

「あら? 胸のことならあなたに永遠に勝ち目ないから諦めなさい」

 

「違いますっ!!」

 

 なんで今胸の話になるの!? 訳がわからない!! あと、可能性まで否定しないでください!!

 

「それともコウキのことかしら?」

 

「そうです!」

 

 よかった、少なくとも私の意思は伝わっていたみたいだ。

 この人でも冗談とか言うんーーーー

 

「大丈夫よ、私、あの子のこと恋愛対象として見てないから。よかったじゃない、私が本気だったらあなたの完敗よ」

 

「ちーがーうーっ!! なんでそうなるんですか!? だいたい、負けませんよ!! 私の完勝です!!」

 

「あら、あの子のことは否定しないのね」

 

「うぐっ」

 

 今さら恥ずかしくなってきた......

 で、でも、私がコウキのことすすす、好きなのは事実なんだから否定しなくていいはず!

 よし、大丈夫、大丈夫......

 私が自己暗示気味に無理矢理落ち着こうとしていると。

 

 

 

「まぁ、頑張ってみたらいいんじゃない、『ミウ』」

 

 

 

 ーーーーっ。

 今...

 確かにちゃんと返事を、私の名前を呼んだ。

 

「私は売られた喧嘩は買う主義なの」

 

 ニックさんが私を見てニヤリと笑う。

 多分、ようやく私はこの人が気にかける程度のレベルになったと認めてもらえたのだろう。

 一瞬呆気に取られたけど、すぐさま私もニックさんと同じ笑みを返した。

 

「ただいま~...ってなにこの空気!?」

 

 帰ってきたコウキが私たちの空気に完全に萎縮していたけど、それはご愛敬だと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、なんの話してたんだ?」

 

「ふふ~、秘密~」

 

「あら、隠すことないじゃない。コウキ、ミウが私に胸を大きくする方法を聞いてきたのよ」

 

「ちょっ!? そんな話一切してないです!!」

 

「ミウ、お前そこまで...」

 

「だから! 違うってばーーーーーー!!」

 

(ニックさん、やっぱり苦手!!)

 

 




はい、かっこいいミウ回でした。

もうねぇ、この子にはなにも言えませんね。なんですかこの主人公気質。
それと今回はミウさんの数少ない嫌いな(本人は否定)相手、ニックとの会話がメインだったわけですが...なんかなんだかんだ言ってこの回のミウさんが一番好きですね。
ミウさんってコウキくん視点だといいところばかりに目がいくわけですが、今回はそんなミウさんの少し醜いところが出ていたので、やっと人として親近感が沸きました。
まぁ、醜いって言っても、誰かを嫌うなんて人なら当たり前なことなんですけどね。だからこそ、ミウさんもすごく人間らしくなってくれました。
そして今回も絶賛フェードアウトなコウキくん。次回からは大丈夫(なはず)です!

次回は、ちょっと約束を守りにいきます。
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