暫く更新サボってました( ̄▽ ̄)b
やっと原作キャラが出てきます。
「アタシが来たin雄英!!」
「連れがお騒がせしてます。」
堂々と胸(ギリギリBカップ)を張る斥亜と、周囲に頭を下げている竜太の二人は決戦の日を迎え、雄英高校に来ていた。
そう、二人は半年間の受験勉強を終え、ついに入学試験を受けるのだ。
「まあ俺らの場合筆記でいつも通り取れりゃ実技は余裕だろ。」
余裕の態度で試験に挑まんとしている竜太に、斥亜はため息をついた。
「ヒーローたる者、油断や慢心はもってのほかだよ。」
「分かってるっての。」
そして、竜太はニヤリと笑みを浮かべ、斥亜に向き合った。
「んじゃ行こうぜ!」
「決戦じゃあああああッ!!」
斥亜の溢れんばかりの気迫に周りがビビっていたのは言うまでもない。
そして、
『~~~~~~~俺からは以上だ!!最後に我が校 “校訓” をプレゼントしよう!かの英雄ナポレオン=ボナパルトは言った!『真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていく者』と!!『 “Plus Ultra ” 』!!それでは皆よい受難を!!」
ボイスヒーロー『プレゼント・マイク』に送り出された受験生たちはそれぞれの実技会場へ移動し、実技試験が始まろうとしていた。
「皆気張ってるね~。」
紫色のジャージに着替えた斥亜は、殺気立つ他の受験生を眺めながら呑気に伸びをしている。
「入り口で『決戦じゃああああ!!』て叫んでたやつが何でそんなリラックスしてんだよ・・・・・・」
黒いジャージに着替えた竜太は柔軟体操をしている。
「大事な局面程リラックスして挑まなきゃね。」
「お前は気張ったことなんてねえだろ。」
「失礼な!アタシだって気合い入れるときはあるよ!便秘のときのトイレとか!」
「女の子が大声で便秘なんて言うんじゃありません!」
この緊迫感のなかで何時ものようにアホなやり取りが出来る辺り、この二人はかなり肝がすわっていると言えるであろう。
そしてそんな言い合いを続けていると、
「あ!『決戦じゃああああ』の人だよね?」
ピンク色の肌に触覚を生やした少女が話しかけてきた。
「ほらもう有名人になってんじゃねえか!!恥ずかしい!」
「目立ってなんぼの世界だからね。」
手で顔を覆う竜太に対し、斥亜はどや顔で胸を張る。
「アッハッハッハッハ!面白いね君達!」
そして触覚の少女は腹を抱えて笑っている。
「は~笑った笑った。あ、アタシ芦戸三奈。よろしく。」
「阿久津竜太だ。よろしく。」
「アタシは広井斥亜。お互い頑張ろうね三奈ちゃん!」
芦戸と斥亜のフランクな性格のお陰か、初対面でありながらも会話が弾む。
「アタシ頭悪いからここで点取らないとヤバイんだよね~。」
「大丈夫だよ。雄英は実技に重点を置いてるからね。」
「そうだな、筆記一桁とかじゃなきゃどうとでも『ハイ、スタート。』ッ!!」
『ん?』
ふと聞こえたプレゼント・マイクの声に、受験生達は首をかしげている。
『どうしたあ!?実戦じゃカウントなんざねえんだよ!!走れ走れぇ!!賽は投げられてんぞ!!?』
た
『えええええええ!?』
余りに唐突なスタートに、殆どの受験生は出遅れてしまった。
そのなかでたった三人、最初の合図で飛び出した者が・・・・・
「良いんだよね!?あれでスタートして良かったんだよね!?」
「多分合ってる!反射で出ちまったけど!」
「あっぶな!二人が反応しなかったらアタシも遅れてたよ!」
斥亜と竜太の二人だけが最初の合図に反応し、それにつられた芦戸の三人が先行していた。
ちなみに全受験生の中で最初の合図でスタート出来たのは、この二人と爆発的に目付きの悪い少年だけだったそうだ。
そして三人の目の前に大量の仮想敵が現れる。
「さてと・・・・・竜ちゃん、三奈ちゃん、どうする?共闘?それとも・・・・」
斥亜の問いに、竜太はニヤリと笑う。
「決まってんだろ・・・・・・。こっからはライバル!点の取り合いだ!!」
「フフン、そう来なくちゃ!」
そしてニヤリと笑い返した斥亜は手のひらサイズのバリアを展開し、それに合わせるように竜太も右腕を竜化させ・・・・・
「「ウオラアアアアアッ!!」」
次々にロボの集団を蹴散らしていく。
斥亜のバリアに触れたロボは吹き飛び、竜太の爪はロボの装甲を簡単に引き裂いていく。
「ヤバイ!全部取られる!」
芦戸も負けじと酸でロボを溶かしていくが、竜太と斥亜の猛進に少し遅れを取っている。
「ホラホラどうした竜ちゃん?大分アタシがリードしてるよ!」
「ほざけ!こっからだってのッ!!」
そして竜太の身体全身に鱗が生えていき、完全に竜化した。
「グルオラアアアアアッ!!」
爪で八つ裂き尾で粉砕、さらに圧倒的なパワーでロボを投げ飛ばす。
その光景は正に怪獣の行進だ。
「うへ~、相変わらずエグいな~・・・・・・・・・。そんじゃ、アタシも本気で行こうか!!」
そして斥亜の手のひらのバリアが形を変えていき、長い鞭のような形状となる。
「吹っ飛べおんどりゃアアアアアアッ!!」
大きく振るわれたバリアの鞭は、触れただけで周囲のロボを弾き飛ばしていく。
「えええええ!?ヤバすぎるよあの二人!!」
芦戸は二人の驚異的な殲滅力に驚愕しか出来ない。
「「勝つのは(俺)(アタシ)だアアアアッ!!」
そのまま、二人は次々とロボをスクラップへと変えていく。
・・・・・・・と言うか、
――――クソ!全然ロボがいねえじゃねえか!――――
――――何だよこのスクラップの山は!?――――
――――チクショオオオ!1Pも取れてねえぞ!――――
完全にこの二人の無双状態であり、芦戸以外の他の受験生には殆どロボが回ってこない。
そしてその光景をモニターで見ている教師人は、
「おー、とんでもないのがいるねえ。」
「戦闘力だけなら受験生でトップレベルだな。」
「あの二人とそっちの爆発の子はほぼ決まりでしょう。」
「まあそうだとしても、真価が問われるのは・・・・・・・・」
そして教師の一人が手元のボタンを押した。
「ここからさ!!」
そして各実技会場の仮想ビル街を派手に破壊しながら、超巨大な0Pロボが投入された。
勿論その圧倒的脅威は竜太達がいる会場にもぶちこまれ・・・・・・
「「アアアアアアッ!!」」
二人は猛ダッシュで0Pから逃げている。
実は他の受験生よりもかなり先行していた二人の目の前に0Pが現れ、今二人のすぐ後ろにいるのだ。
「邪魔過ぎんだろあれ!斥亜お前あれ倒してこいよ!」
「ヒーロー足る者勝てない相手からは逃げるべしッ!!」
「情けない名言産み出してんじゃねえよ!!!」
「ベラベラ喋ってないでアイツから距離を取らないと!皆逃げてるよ!」
斥亜の言う通り、0Pロボの出現により試験会場は逃げ惑う受験生でパニック状態に陥っていた。
「どう考えても死人出るだろこの試験!」
「まあでもアタシ達の点数ならもうあとは逃げてるだけでも大丈夫・・・・・・ッ!!」
不意に言葉を詰まらせた斥亜の先には、うつ伏せに倒れたピンク色の肌に触覚の生えた少女がいた。
「三奈ちゃん!?」
「アイツ何してんだ!?」
二人の進行方向で倒れている彼女は、よく見ると足を仮想敵の残骸に挟まれており、身動きが取れなくなっていた。
懸命に自信の酸で残骸を溶かそうとしているが、体力がもうないのか中々抜け出せない。
(芦戸を挟んでる残骸を俺の爪で解体すれば・・・・・・でも加減してる時間がない!下手すると芦戸も切り裂きかねねえ!)
(アタシのバリアで残骸を吹き飛ばす・・・・・・いやそんなことしたら三奈ちゃんまで吹っ飛んじゃう!)
一瞬のうちに芦戸を助け出す方法を考え、そして却下した二人は・・・・・・芦戸の目の前で急ブレーキをかけ、0Pに相対する。
「斥亜ちゃん!?阿久津君!?何してるの!早く逃げなきゃ!!」
芦戸がかけた声を、二人はまるで聞こえないかのように無視した。
「何してるの!?無理に強い相手と戦わなきゃいけない訳じゃないじゃん!!勝てないなら逃げた方がいいじゃん!!」
奇しくも、それはさっき斥亜が言ったのと同じだことであった。
しかし、
「竜ちゃん、」
斥亜は芦戸ではなく、竜太に話始めた。
「さっき言ったのには続きがあるの。・・・・・ヒーロー足る者勝てない相手からは逃げるべし・・・・・・・・だけど、“後ろに守るべきものがあるのなら” 一歩たりとも引いてはいけない!!それがヒーローってモンだぁッ!!」
「ッ・・・・・・!」
斥亜の言葉に、芦戸は目を潤ませた。
「パートナーがそう言ってるんで、悪いけど勝手に助けさせてもらうぜ!」
竜太も斥亜の言葉通り、退くつもりはない。
この二人に、誰かを見捨てると言う選択肢は皆無なのだ。
「行くぞ斥亜!転倒させちまえば逃げる時間は稼げる!!」
「合点だッ!!」
0Pに向かって走り出した竜太の背中に斥亜が飛び乗り、竜太が地面を全力で蹴りとんでもない程の跳躍を見せた。
その高さは0Pの胴体に達する程だ。
そして竜太の背を蹴って飛び出した斥亜は特大のバリアを手のひらの上で球体状(超大玉螺旋丸みたいな感じ)に発生させ、
「うおりゃああああッ!!」
思いっきり0Pに叩きつけた。
その一撃は大きく0Pの巨体を揺らし、体勢を崩した。
が、その巨体を倒すまでには至らず直ぐに体勢を建て直し始める。
しかし、体勢を直そうとしていた0Pの目の前に、再度竜太が現れた。
そして身体を大きく回転させ、強靭な尾を振るい、
「そのまま寝てろクソ野郎ッ!!」
放たれた渾身の一撃は、今度こそ0Pを転倒させた。
「「ヨッシャアアアッ!!」」
そして斥亜と竜太が、着地したそのとき、
『終ッ了~!!!!』
雄英高校入学試験が終了した。
何かデク君と全く同じことしてた気がしますがまあよしとしましょう( ̄▽ ̄;)
次回もよろしくお願いいたします。