東方物部録   作:COM7M

31 / 34
戦が終わってからまた少し雰囲気が変わってきております。
聖徳太子が行った政治などを神子様がするならばどんな感じだろう、と小説の展開に合わせてぼんやりと考えております。

布都ちゃんヤンデレ化といい、作中の雰囲気があれやこれや変わり、特に序盤のほのぼのを期待されている方には申し訳ないです。でも調べればそれだけ題材として美味しい話が溢れてくるのですよ。





物部の会合

一カ月ほど前までは亡き父上と母上が治めており、現在は事実上我の物となっている地、十一群。

その中心こそが我が家と、我が家の周りに並ぶ町だ。町と呼ぶにはまだまだ店屋が少ないものの、これでも父上の存命中から我が時折口を出して改革していたので、他の町よりかは発展している方だ。

あれから一月も経っていないのに、随分長い間離れていたように感じる。馬に乗って町を歩いていると、民が皆温かい言葉をかけてくれたが、用事があるのでまた今度と言って適当にあしらった。彼等とはまた、今後の税や改革について話すべきことがたくさんあるが、それは今では無い。

今やるべきことは物部を束ね、物部を降伏に導くこと。

 

その大部分が傷ついてボロボロになってしまっているが、懐かしの我が家の纏う空気は落ち着く。既に門の前には多くの護衛兵や馬や牛車でごったがえしており、中もガヤガヤと騒がしい。本来なら家主である我が持て成すところなのだが、皆が気を使って先に家に集まってくれたのだ。どの道奪われて困るようなものは守屋の襲撃後に泥棒が入ったのか全部奪われており、公共施設として寄付しても財政上の問題はさほどない。無論、それだと我が雨風を凌ぐ場所が…まあ神子様のところがあるが、父上と母上との思い出の詰まった家を売り払うつもりはない。

まるで極道の親分のように、人で作られた道の間を通って我は家へと帰って来た。

 

「まずは皆の衆、よう集まってくれた」

 

我が家で一番広い部屋に、各地を収める物部の代表者が集まっていた。だいたい二十人から三十人の間だろうか。代表者の集まりと言う割に、ところどころ若い面があるのは我と同じようにこの戦で親を亡くしたのだ。我は上座に座り、部屋全体に響くようにいつもより大きな声で挨拶をすると、皆一様に頭を深々と下げた。

 

「いえ、我等こそ先に上がり申し訳ありません」

 

木蓮子(いたび)の奴が疲れたので先に上がろうと申して」

 

「なっ! 何を言う小事(おごと)! 違います布都姫、私では無く小事が」

 

物部木蓮子に物部小事、どちらも物部氏の繁栄に培った先祖達の名を受け継いだ者だ。我よりは年上であるが二人ともまだ二十歳前後と若い。最後に彼等と会ったのは戦の最中では無く、彼等の祝言だったか。

余談だが布都姫と言うのは我の愛称みたいなものだ。十年以上も前に親戚、特に年の近い子供に様付けさせるのは堅苦しくて嫌だったので、呼び捨てで良いと言ったのだが、とんでもないと一蹴りされた。それでも様付けは止めてくれと言ったところ布都姫と、様付けと大差ない仰々しい愛称がついたのだ。我も女子、姫と呼ばれて悪い気はせんのでそれをすんなり受け入れる事とした。まあ愛称で姫と付けんでも、権力的には姫と呼ばれてもおかしくない力はあるのは確かだ。

だから親戚の中で若い衆は布都姫と、それ以外の者達は通常通り布都様と呼ぶことが多い。稀に守屋のように布都嬢と呼ぶ事もあるが、どちらにせよ我を呼び捨てにする者は神子様と屠自古を除けばほとんどいない。

 

「ふふっ、よい。おぬしらを野外に待たせておく訳にもいかん。それにこらからやるのは楽しい話でもない。体を休めておいてむしろ正解じゃ」

 

和気あいあいとした雰囲気を切り替えるぞと、言葉の裏に隠された本音を皆しかと察せたようで、部屋の空気が一瞬で重くなった。

 

「布都様、これから我等物部はどうなるのでしょうか?」

 

「…単刀直入に言うべきか遠回しに言うべきか、ここに来るまでにかなり悩んだが、やはり初めに結論から言った方がよいだろう。我等物部は蘇我に全面的に降伏する」

 

ざわざわと室内は騒がしくなり、皆の形相が更に強張った。中にはそれを覚悟していた者もおったようで落胆しているのもいるが、それはごく少数であり、ほとんどの者が力強い眼で否定の意を示している。

 

「我等物部は負けたのではありません! 全てあの守屋の仕業でしょう」

 

「そうです。世はまるで物部が負けたといった噂が流れておりますが、虚言もいいところ! 我等はまだ戦えます!」

 

布都様、布都姫と何十人の男が一斉に我の名を大声で呼び、その心意気を叫ぶ。二人までならともかく、三人以上は神子様じゃないのだから一度に聞き分けられんと察せんのか。まあ心意気があるのは良い事だ、その力は成長への糧になる。だがその力を発揮するのは蘇我との戦では無い。

とりあえずだ。

 

「静かにせんか!」

 

部屋中どころか、屋敷全体に響き渡らせるつもりで怒鳴り声を上げた。途端シーンと部屋は静かになり、表で待っている牛車のモーと間の抜けた鳴き声が流れた。

確かに我は傍から見れば十四の小娘だ。だがこの場にいる全員、丸腰でも相手にできる自信はある。それを知っている彼等にとって、我の言葉はそれほど強いのだ。と、神子様が言われたのでそうなのだろう。

我は一度ふぅと小さく息を吐くと、彼等に言い聞かせるようにできるだけ柔らかいトーンを意識した。

 

「蘇我と戦をしてどうする? 勝つつもりか? 既に物部が負けた噂は日の本全体に流れており、今までどっちつかずだった地方の者等も蘇我に(くだ)っている」

 

「ですが我々にはあなたが、布都様がいらっしゃいます!」

 

確かに我は軍師としても将としても平均以上の素質を持っている。謙遜しなくても誰も文句は言わんだろう。だが…。

 

「…おぬしらは我を買いかぶり過ぎだ。我は何倍もの敵を相手に戦えるほど策士ではない。何より、神子様が蘇我にいる以上、我は蘇我とは敵対しない」

 

正直、神子様の事を伝えるかどうかはかなり迷った。我からすれば、この言葉は神子様への揺れること無き忠誠心の表れだが、彼等からすれば女子の色恋沙汰の為に、お前等は降伏しろと言われているようなものだ。返答は比較的落ち着いた態度だったものの、明らかに口調は怒っていた。

 

「戦の最中もですが、あなたはよく豊聡耳皇子の名を口にしています。仮にもあなたは馬子の妻なのでしょう?」

 

「赤子でも分かるような政略結婚に愛もへったくれもないわ。おぬしらだって数年前までは我と神子様が結婚すると思っておったであろう」

 

皮肉を言ったつもりが痛い所を突かれたのか、彼等はうっと押し黙った。実際親戚の会合の時、我と神子様の間の噂を聞いたのか、神子様と結婚するようにとよく炊き付けてられていた。

 

「おぬしらにとって我と神子様の間はもう終わったのかもしれんが、我にとってはまだ終わっていない。それに、我が神子様と争いたくないのは何も色恋では無い。無論、それが全くないと言えば嘘になるが、かの…んん゛っ! 彼と一度でも話した事のあるものなら分かるだろうが、彼には常人にはない風格と覇気があり、まるで自分の何もかもが見通されているような感覚を覚える」

 

これも、所謂恋は盲目による評価では無く、あくまで可能な限り客観的に見た評価だ。

言われてみてば身に覚えがあるのか、物部の中でも位の高く神子様と謁見されたことのある数人は唸る様に押し黙っており、その姿を見て他の者達も何となくだが察することはできたようだ。

 

「それに神子様は争いを好むお方ではない。日の本を今後どう改善すべきかと、まだ六つや七つの頃から考え、そして学んでおられた。物部が降伏したからと言って、その処遇が非道なことは無い」

 

役職も全部が全部蘇我一色になることもまずないだろう。重要役職は蘇我に侵食されるかもしれないが、露骨なまでに蘇我一色にすればそれもまた物部の反発を生み出す影響になる。それでも、この中の多くの者が役職を失うだろうが、それも致し方ない。

 

「なるほど、確かに布都姫の仰る通り、豊聡耳皇子はよき人格者なのかもしれません。ですが豊聡耳皇子も所詮は馬子の駒ではありませんか」

 

ッ……所詮? ……駒?

 

「……口を慎め」

 

「…は?」

 

「口を慎め小事。貴様、どの分際で神子様を所詮と、駒と言った…。次に神子様を軽んじることがあれば、その舌二度と回せんようにしてやる」

 

「うっ! も、申し訳ありません!」

 

どいつもこいつも、神子様の事を何も分かっていない。彼女がいったいどれほどこの国に重要なのか、そしてどれほど歴史の転機となる政治を行う方なのか分かっておられない。

途端やる気がなくなった。そうだ、此奴らは馬鹿なんだ。崇高で偉大な豊聡耳神子様の素晴らしさを何一つとして分かっていない屑共――――

……いかん、また思考が神子様一色になっていた。こんな暴走、神子様もお望みでは無い。我は神子様の隣に居られるから神子様の素晴らしさを知っているが、この中のほとんどが神子様と会った事すらない者だ。

 

「こちらこそすまんかった、頭を上げてくれ。少しばかり深呼吸させてくれるか」

 

最悪だ。馬鹿はどっちだ。向こうが友好的に接してくれているのに、それを無為に投げ捨てるつもりか。やはり駄目だ。戦が終わり、心のどこかで踏ん切りがついたのか、神子様の隣にいなくても普通の状態でいられるようになったと思っていたが、これじゃ当分治りそうにない。

何十もの視線が集まる中、それを無視して懐から一つの文を取り出し、広げた。神子様が我の事を想って綴ってくれた歌だ。決して誰にも教えない、口にも出さない、心の中でも読まない、我だけの歌。それをほんの数秒、たったそれだけの間眺めているだけだが、確かに心にゆとりが戻った。

我ながら気持ち悪いぐらい病んでおるなぁ…。馬鹿な女と思われても反論できんぞい。

 

「ふぅ…、改めてすまない小事。だがまあ皆も、できる限り神子様への無礼は控えるように。おぬしらが神子様を、そして神子様を想う我をどう思っておるかは正直知らんが、神子様がこの国をよくするお方であるのは事実だ」

 

「…あなたのお言葉から豊聡耳皇子がどれほどのお方なのかは分かりました。そのお方が国をよくされるのも事実かもしれません。しかしながら、我等の生活が悪くなるのであれば、どれだけ素晴らしいお方であろうとも降伏するのは難しいことです。なにより、先程小事も申しましたが、豊聡耳皇子は馬子の力に強く頼っているのも事実。豊聡耳皇子が我等に友好的でも、馬子がそうでなくては意味がありません」

 

「確かに、おぬしらの生活は食に困るようなことは無くとも、今までのように贅沢できんようになるのは避けられんじゃろうな」

 

隠す気の一切ない我の言葉に部屋全体が、それなら、やはり、なら、と騒がしくなる。

土地と言っても一概に一区切りで分けられるものではない。どれだけ広い土地を持っていようと山あり谷ありの土地しかなければ、その収入は少ない。逆もまた然りだ。それでも、土地の半分が奪われるなら税収の減り方は火を見るよりも明らかだ。

我が少しぼんやりしている間にも部屋にいる皆の気持ちは一つに固まっていく。今の生活を失うくらいなら…と言う者も居れば、我等なら絶対に蘇我に勝てると根拠のない自信を元に発言する者もいる。

彼等は分かっていないかもしれんが、仮に土地が半分になったとしても、ごく一般的な農民の生活に比べれば天と地ほどの差がある。もっとも、物部の中でも一番収入のある我が、彼等に農民達の生活を語ったところで逆効果にしかならぬのは重々理解しているので、そこに関しては何も言うまい。

もっともそれ以外なら躊躇なく言うがの。

 

「で? ならおぬしらは戦をするのか?」

 

またピタリと声が止んだ。

彼等はつい数秒前まで、戦をやるべきだと室内が団結していた。だが我の言葉に、そうだ、と頷くものは一人もいなかった。皆本心は、戦を起こして勝ちたいと思っているだろう。だがそうは言わない。頭領である我の前だから発言を躊躇っているのも中にはいるだろうが、ほとんどの者は今の我の冷淡な口調から、我が物部に付く気が無いと改めて理解したのだろう。そして彼等は、我も蘇我に付こうとしている今、戦を起こしたところで自分たちが負けると気付いているのだ。

蘇我は戦をする前より力を増している。頭領である我が蘇我と戦う気が無く、それどころか神子様と共に自分たちの前に立ちふさがるのだ。それに加え、守屋の内部分裂の所為で互いにどこか疑心暗鬼になっている。そんな状態の物部を、頭領と言う肩書を持った我以外の誰が仕切ると言うのだろうか。そして誰が神子様の頭脳を前に戦術を練るのだろうか、誰が我の武の前に立ち塞がるのだろうか。

 

「物部は強かった。そう、もはや過去のことなのだ……。我とて物部を滅ぼしたくてこのような事を言っているのではない。物部が生き残る為にこう言っているのだ。長い物には巻かれよ、強者に媚びよ。それは一見すれば情けないことかもしれないが、それで生きられるのなら良いではないか。

我はこれ以上、身内から死者を出しとうない。戦に負ければ、女子供も殺され、よくても領地から追放され、野盗や妖怪に脅えながら生きていくしかなくなる。おぬしらはそうなってもよいのか?」

 

ここに来て女子供を武器に説得するのは卑怯なのかもしれない。だが決して飾りだけの言葉では無く、我の立派な本心だ。我は物部を生き残らせる為に、今まで日夜鍛錬に励んできた。決して蘇我を滅ぼし物部の天下を取る為の努力では無い。

皆の瞳に宿っていた戦意が僅かだが薄れているのが読み取れる。おそらく彼等の脳裏には自分の愛する妻子が浮かんでいるのだろう。

だが沈黙はある青年、木蓮子(いたび)の声によって破られた。木蓮子の声は震えていた。この重々しい沈黙の中、発言するのには強い勇気が必要なのだから、声が震えているぞと茶化すものは誰もいない。むしろ彼の言葉は揺れる物部の長たちを纏めるものだった。

 

「し、しかし…神道は、神道はどうするのですか!?」

 

木蓮子は感情が抑えきれないのか手を震わせ、ほんの少し潤んだ力強い瞳を我に向けた。

一瞬だけ静寂が戻ってきたが、すぐに周りも、彼に続くようにそうだ、と最初はか弱い声で、だが徐々に声を大きくしてそうだと同じ言葉を繰り返す。

 

「そうだ! 蘇我が天下を収めれば、神道はどうなる!」

 

「何故この国に住む神々が異国の神に逆らう!」

 

「神々は常に我等に恩恵を授けてくれた。その神に対して我等は恩を仇で返すのか!」

 

その言葉は我に対してではなく蘇我への、いや、自分自身に対しての言葉だった。

守屋は神道をこよなく愛した狂信者だった。神道には他宗教、仏教やキリスト、イスラム教のような経典がない。何か特別な掟を守ると言ったことのない、ある意味曖昧な思想だ。だが言い換えればそれは、なにものにも縛られない自由な道とも言える。守屋の行った事は自由と言う言葉で正当化してよいものではないが、彼が神道を想う気持ちはある意味自由を求める心の裏返しだったのかもしれない。

これは守屋を正当化して美化しようとしている訳では無い。なんたって我は今でも奴がもう一回殺したい程に憎い。だが、目の前で自分へと叫ぶ彼等は別だ。

 

「すいません布都様。やはり我等は、蘇我に降伏はできません!」

 

「それは自分の生活が今より苦しくなるからでも、蘇我が好き勝手するのが嫌だからでもなく」

 

「はい! 我等は神道を守りたいのです!」

 

ふむ、皆良い顔つきをしておる。

彼等(我等)は自らの思想を守るために、仏教を広めようとする蘇我を批判し続けて来た。だがその純粋な思想はいつの間にか、何かにつけて蘇我を批判するだけの自我の無いイデオロギーになり下がっていた。

そこにようやく、我も含めて物部は彼女に気づかされたのだ。

 

「その言葉に、嘘偽りは無いな? 神道を守るために戦うと覚悟はできておるのか!」

 

「うおおおおっ!!」

 

部屋全体が、屋敷全体が、物部全体が今この瞬間、真に一体となった。

ふぅ…まったく、常々あなたは恐ろしいお方ですよ。

我は拳を天井へと上げて盛り上がる男達を尻目に、上座から少し横へとズレる。我の意図の掴めない移動に、盛り上がっていた者達は拳を上げたままポカンとした表情で我を眺めている。

 

「…もうよいですよ、入って来ても構いません」

 

「どうやらそのようだな。では失礼する」

 

上座に一番近い扉が開かれると共に、我はそちらに向けて深々と頭を下げた。今我の視界には床の木目しか映っていないが、祭りの様に騒がしかった部屋が一瞬にして静寂に包まれた事から、彼等の顔が茫然としているのは頭に浮かんでくる。

 

「なっ、なななっ!」

 

突然入って来た美男子と言うべきか美少女と言うべきか判断に悩む人物の登場に、首を傾げる者も中にはおるだろうが、“彼”のことを知らない者でも、我や一部の者たちの反応で理解したはずだ。

ドドドドと部屋が揺れた。皆一様に、我と同じように地面に手を付け、そして頭を下げているのだ。

 

「知っている者もいるかと思うが、改めて名乗ろう。私の名は豊聡耳神子。現大王の息子だ」

 

「は、ははっ!」

 

神子様は表を上げろとは言わず、初めにポツリと空に溶けそうな小さい声で呟かれた。

宗教とは面白いものだと。

 

「宗教とは面白いものだ…。自分の思想が絶対であると考え、自分の行いは善だと思っている。信仰の対象たる存在を崇め、それ以外の崇拝は許されない邪教と見る。自分の価値観の多くをそれで決める、とても素晴らしい、とても美しい、とても豊かな発想だ。

いったい神道とは誰が初めに考えたものなのか、仏教とは誰が初めに生み出したものなのか。私は一度、そんな彼等と会ってみたい。本当に神の、仏の代弁者たる人ならざるものが地上に現れて教えを説いたのなら、人でなくとも構わない。

君たちは幸運だ。これからこの国に多く広まる、新たな思想が生まれる瞬間に出くわせたのだから。さあ皆、表を上げよ!」

 

その声は言霊。無意識の内に彼の言葉に従いたくなる、抗えない魔力が込められている。彼に抵抗しようと、反論を考える者は既にいない。

彼は、彼女は我等とは次元が違い過ぎる。

 

「神道を幹とし、仏教を枝として伸ばし、儒教の礼節を茂らせ現実的繁栄を達成する。

神を敬え、そして祟りに脅えよ!

仏を敬え、そして祟りを沈めよ!

我々は神も仏も拝まなければ真に救われることは無い。神と仏が争う時代はもう終わった」

 

 




今回は神仏儒集合思想を元に書きました。概要は本文通りのイメージ通りで問題ないと思います。

神子様が幻想郷に復活して驚いたのは、人と妖怪の共存もあるでしょうが、神道と仏教が再び分裂した事にも驚いたと思います。因みに神仏分離は江戸以降からそれが出て、明治にハッキリ別けたらしいです。


神子様優遇過ぎないと思われる方がいられるかもしれませんや、原作の自機組の評価や聖徳太子の伝説をかんが見ると、まあ大丈夫かなとか勝手に思っております。
というか豪族組作品が少しでも増えないかな~と思って書き始めたので、これくらい押さないとやってられないのが本音です。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。