東方忘世語   作:プニタニオ

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10話到達!
と言っても自分の中じゃまだ序盤みたいな感じですけど…w

少しずつ良くなってると良いなぁw


それではどうぞ!!


10話 能力の発動

目を開けるとそこは生臭いものがあった。

「酷いわね…」

「これは…?」

「人里の者でしょうね。妖怪も何匹か混じっているようだけど。」

胃の中の物が上がってくる。それを必死で抑えた。

「出来るだけ見ないようにしなさい。」

紫が俺を自分の胸に引き寄せる。

「貴方がここに来て以来こんな事が起こりだしてね。」

「俺が来てから…?」

「えぇ、妖怪だけでなく人間までも狂暴になって争いが絶えなくなった。まるで昔の幻想郷の様だわ。」

もしかして俺のせいなのか…?

「貴方のせいではないわ。多分、貴方が何らかの拍子にこの世界に入り込んだ。同時に他の誰かがその境界を弄ったってところでしょう。その証拠に幻想郷で見たこともない生物もいたから…」

紫の顔が暗くなる。俺はそれを見逃さなかった。

「助けてぇ!!」

空から人影がこちらに向かって飛んできた。

俺は紫から離れそれを抱きとめた。

「ぐっ…」

勢いがありすぎて後ろに転がる。

「大丈夫!?」

紫が心配して俺の顔を覗き込む。

「大…丈夫…」

俺は呼吸を整えた。

「君はどうしたんだ?」

俺の言葉に反応して早口で答える。

「銀が…!銀が…!!」

銀?

「貴女、レミリアじゃない。どうしたの?」

紫の問いかけには答えず、まるで壊れた機械人形の様にずっと同じ言葉を繰り返していた。

「おい!獲物が増えてるぜ!」

空から数人の男達が飛んできた。

「貴方達の仕業ね?」

紫が鋭い目つきで問いかけた。

「さぁ~な。俺達はただこの吸血鬼の嬢ちゃんと話をしていただけだぜ?」

「話をするだけでここまで逃げるものなのか?」

俺は必死で抱き着いているレミリアを撫でながら言った。

「餓鬼は黙ってろ!」

男が俺にそう言い放ち懐からナイフを取り出す。

「刃渡り約15センチ…材質は…純銀かな…?」

俺の独り言にレミリアは異常に反応した。

そういう事か。確か吸血鬼は十字架や銀などが苦手だと言われていたな。それが本当ならあのナイフで襲われたとみていいだろう。

「ところで嬢ちゃん。あんたには可愛い妹がいたよなぁ?」

レミリアだけでなく俺と紫も『妹』に反応した。

俺の中にあるものがゆっくりと大きくなる。

この流れで男が言う言葉が想像できた。何故かは分からないが怒りが込み上げてくる。

「嬢ちゃんが嫌と言うなら妹と遊ぶしかないなぁ。」

「兄貴!もうこいつはほっといて妹を襲いましょうや!」

「そうだなぁ。妹をヤって襲えば姉の方も大人しくなるだろう。」

その言葉に俺はキレた。

「おい、お前ら。」

自分の声とは思えない程の低い声を出した。

「なんだお前?殺されてぇか!!」

「和希!」

紫が俺を止める。

「紫、レミリアを頼む。」

俺の声に恐れたのか紫の表情が固まった。

紫にレミリアを渡し、レミリアが被っていたキャップを取った。

「この少女は酷く、怖く、切ない運命を生きた。」

俺は独り言の様に男達に語る。

「何言ってるんだ?こいつ頭おかしいぜ!!」

男達が笑う。

「少女はかつて化け物と言われていた。何故だか分かるか?」

「だから何を言ってるんだ?そんな事知るかよ。」

「大切なものを守るために…同類を殺してしまった。それ以来、仲間から化け物と言われた。」

俺は手に持っていたキャップを被った。

「だから何だ!もういい!お前らこいつ等を殺せ!!」

男達の怒りが頂点に達した。

全員が俺に向かって飛んできた。

「和希!貴方死ぬわよ!?」

紫が俺を止めようとする。

俺は一呼吸置いてゆっくりと口を開いた。

「『再現』しよう…かつて化け物と言われた吸血鬼の王、レミリア・スカーレットを…」

 

一瞬だった。

瞬きをする間もなく男達が消えた。消し炭と言った方が正しいかもしれない。

彼の至る所に赤黒い模様が出来て倒れていた。

「…貴女は、最初から予想していたの…?こうなる事を知っててあの子をここに…?」

女性は空を見上げその言葉を零した。いつの間にか眠っている少女と倒れている彼を抱いて現れた隙間の中に消えた。

 




最初の能力が判明!?
能力の説明は次話でしようと思います!!

そしてレミリアのキャラが全く違うw
今回からレミリアが登場します!
近いうちにフランも…w

最近、友人から駄目だしばかりされて結構凹んでいます…
そんなに駄目なんでしょうか…?

誤字脱字や間違い等がありましたらお願いします!!


それではまた次回!!
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