東方忘世語   作:プニタニオ

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投稿!

今回は博麗神社の話のつもりだったのですが…
進み方がかなり変になってしまったので話を入れ替えて繋がるよう修正をしました。
急な変更申し訳ございません…!!


今回は視点をずらして回想に近い感じです!


それではどうぞ!



14話 過去の約束

「あの男が生きているの?」

一人の女性が口を開く。

「正確にはあの男の能力が生きているのよ。」

その女性の目の前にいる女性が扇子で扇ぎながら答える。

「あらゆるものを『書き換える能力』ね…貴女の所にいるあの子は大丈夫なの?」

「今のところね。ただ、外の世界に一度送るからその間に会わせないようにしないといけないわ。」

女性は扇子を閉じ言った。

「『橋口 香織』のことね…いえ、実際は2代目博麗の巫女(・・・・・・・・)だったかしら?」

「えぇ。あの子の母親でもあるわ。」

「紫、貴女は何が目的なの?」

閉じた扇子をまた開き、薄く紫は笑う。

「この悪夢から目を覚ましたいだけよ。」

そう一言放つ。

目尻から一つの滴が頬を伝う。

「そう…貴女はどうするつもりなの?」

女性がまた問う。

「どうするって、あの子の手伝いをするだけよ。それが約束でもあるもの。」

当たり前の様に紫が言った。

「あの子自身が死ぬことになっても?」

「えぇ。そうさせるように言われているから。」

女性の顔が少し暗くなる。

「紫、貴女はそれで満足なの?」

「どうかしらね。」

紫は一つ間を置き、また口を開く。

「全てはあの子次第よ。母親を殺し、自分の存在を得るか。それとも、3つ目の能力を発動し、自分がいない世界にするか。どちらにせよ、あの子が選んだ道。私は止めないわ。」

滴の跡を静かに拭う。

「3つの能力を持ち、忘れられた者…存在してはならない者。」

女性が独り言の様に呟く。

それを聞いていた紫が答える。

「それは昔の話でしょう?あの子はあの異変はもう起こさないわ。」

「根拠はある?」

「それを得るために外の世界へ行かせるのよ。」

「貴女の考えていることが分かったわ…」

「あら、何かしら?」

女性は溜息を吐く。

「3つ目の能力で書き換える能力を持ち、その能力で外とこちらを丸ごと変えてしまうつもりでしょ?だけどそう上手くいくかしら?あの子は、和希はあの異変を起こした人間よ?」

「でも今の和希には存在と記憶、更に普段の身体能力まで書き換えられているわ。」

若干だが紫の言葉に激しさがみられる。

「はぁ…貴女は本当に頑固者ね…」

女性は額に手を当てて大きな溜息を吐いた。

「どうせ激しいものになるのでしょ?私はこちらで色々と準備しておくから。紫、貴女はあの子の監視をお願いね。」

「ありがとう。やっぱり頼りになるわぁ~。宜しくね、幽々子。」

そう言って紫は隙間の中へと消えていった。

 

「はぁ…冥界に行って物資調達でもしてきましょうか…」

幽々子はゆっくりと立ち上がり縁側に向かった。

「それにしても…以前は破滅の王やら破壊神などと呼ばれていたのが、今では忘れられた者とはね…」

庭にある満開の桜を眺める。

「あの子の選択がどちらに転ぶか分からないけど。少なくともただでは済まないわよ?それを知っての事よね、紫?」

桜の花びらがそっと肩に乗る。

「あの子の…いや、あの家族の能力は、理に反する。外の世界は勿論、幻想郷でも持ってはならない能力…今は、信じるしかないわね…」

乗ってある花びらがゆっくりと枯れて散った。

 

「はぁ…まさかこの私が涙を流すとはね…」

隙間の中で紫は溜息を吐いた。

「でも仕方がないじゃない…親友が助けてくれと言ったのだから…」

涙が止まらない。

頭の中ではあの時の記憶が蘇っていた。

 

紫、もう…頼れるのは、お前しかいないんだ…

もう止められない…

約束を…してほしい…

俺を、助けてくれ…

 

あの時以来、忘れることのない記憶…忘れられない記憶…

「もう二度と、失いたくない…」

顔を上げるとそこには、先程の顔とは反対にこれまで見たことのない表情があった。

「だから…」

 

うん!約束する!

必ず、助けるよ!

 

「必ず、助けるよ。」




どうでしたか?
結構いい感じに書けたとは思うのですが…
ごちゃごちゃしている気が…w

久しぶりの名前が出てきたw
何話ぶりだろうw

新たに幽々子が登場!
キャラは合ってないかもしれませんがご了承くださいw
次回からも少しずつですが増やしていくつもりです。


和希が起こしたあの異変、紫が交わした親友との約束とは!?


また次回!!
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