今回の舞台は博麗神社!!
そろそろ中盤に入る感じですかねw
それではどうぞ!
隙間を抜けると辺り一面木々が生い茂っていた。
目の前には鳥居があり、博麗と大きく書かれてあった。
「ここが博麗神社か。」
階段を登ろうとしたとき、強い衝撃が背中を襲った。
勢い余って前に転がる。
「こんなところで人間に会えるとはな。」
振り向くとそこには角を生やした巨人が五体、涎やら舌やら出して立っていた。
これは…鬼か?
「はっはっはっ!!怖くて声も出ねぇか!」
一匹の鬼が笑う。
「まぁ関係ないがな。」
その隣にいた鬼がニヤニヤしながら言う。
「おいおい、この小さいのをどうやって分けるんだ?」
後ろにいる一匹の鬼が頭を掻きながら言う。
「少しずつ分け合えば良いだろ。」
反対側にいる鬼が溜息を吐いて言う。
「先に取ったもん勝ちだろ!」
真ん中の鬼が声を荒げて言う。
五匹の鬼のやり取りをみて自然と溜息が出る。
鬼はかなり怖いイメージがあったのだが、目の前の姿を見るとそこまで怖いとは思えない。
「おい、逃げる前に捕まえるぞ!話はその後だ!」
鬼全員が俺に向かってくる。
咄嗟に腰から短剣を抜いて構えた。
「はぁ…面倒ね…」
後ろから何か飛んできた。
それが一匹の鬼に当たり巻き添えで鬼全員がこけた。
「話は後よ。先にこっちを片付けるわ。勿論、手伝ってもらうわよ。」
横には大きなリボンを頭に着けた巫女らしき少女がいた。
「見知らぬ人間に手伝わせるなんて酷い巫女さんだな。」
俺は改めて短剣を構えていた。
「紫から聞いているわ。あんたならこれぐらい楽勝でしょ?」
「どうだか…」
俺は呆れて返す。
「この野郎…全員殺す気でいけ!」
鬼たちが起き上がり襲い掛かる。
「二発ぐらいか…」
俺は無意識に言葉を発していた。
「意外と弱かったわね。」
「結構苦戦すると思ったんだけどな…まさか二回ぐらい攻撃しただけで倒れるなんてな。」
倒れている鬼たちを見ながら二人で言葉を交わす。
「そんなことよりまずは自己紹介ね。私はここの神社の巫女、博麗 霊夢よ。霊夢で良いわ。」
「俺は星野 和希、宜しくな。」
「よろしく。とりあえず神社に行きましょうか。」
俺は霊夢の後ろを歩き階段を登った。
神社内は意外と広く、掃除されていてとても綺麗でノスタルジックな感じだった。
「良い所だな…」
「前まではどこも良い所だったんだけどね。今はここか紫の所か、あるいは冥界ぐらいしか安全で良い所はないわ。」
「冥界…」
「行く?」
「遠慮しときます…」
俺は苦笑いで答えた。
「残念ね。そうそう、紫から頼まれていた物よ。ほら。」
霊夢から一冊の書物と紅く輝いた宝石の様な大きな物が付いた腕輪を手渡された。
「うわっ…文字がびっしり…なんか変な模様も書いてるし…」
「魔法書よ。そっちの腕輪は魔法石の腕輪。それを身に付ければどんな人間でも簡単な魔法ぐらいは使える代物よ。」
「外の世界より比べ物にならないくらい良いものがあるんだな…」
魔法が使えるなんて夢みたいな話じゃないか!!
どんなものが使えるのかな…
「試しに1ページ目の魔法を使ってみたら?」
表紙を捲って1ページを見る。
火の魔法みたいだな。
えぇっと…解らん…
とりあえずあのRPGゲームの魔法を想像しよう。
「あっ、出来た…」
こんなに簡単に出来るのか?
しかし霊夢は少し驚いた顔をしていた。
「まさか一発で成功させるなんてね。正直驚いたわ。」
「運が良かっただけだろ。」
「どうかしらね。ちなみにそれは外の世界でも使えるわ。ただし、基本的には使わないように。」
外の世界でも使えるのか。
…ん?
「外の世界でも使えるって…」
「あんたの察している通り、外の世界に一度帰すのよ。」
言葉が出なかった。
いとも簡単に帰れるのかというのと急に外の世界に帰すと言われて混乱する。
「説明するわね。まずあんたを外の世界にある博麗神社に送るわ。学校があるから気を付けてね。そうしたら自分の家に行きなさい。そこにそっちで必要な物を置いておくらしいわ。」
「必要な物?」
「詳しくは知らないけど、必要不可欠な物らしいわ。次に探してもらいたい人物がいるの。」
人探しね…何故俺にそんなことを…
それと神社って学校の裏の神社のことだろう。
あそこ博麗神社だったんだ…
「外の世界で自由に行動できるのは貴方しかいないの。こっちの住人は制限されるのよ。」
なるほどね。だから俺を一度帰すのか…
まぁ良いけどさ…
「それで、その探してほしい人の特徴は?」
「基本的には夜にしか現れない妖怪ね。見た目は金髪で小学生ぐらいの少女よ。後は…人を食べたがるぐらいかしら…」
金髪で少女、人を食べたがる…
アナタタチハ、タベテモイイニンゲン?
「大丈夫だ。すぐに見つかるよ。」
「えっ?そうなの?」
「ここに来る前、学校付近で金髪の少女に襲われたんだよ。もしそれが探している人ならすぐに見つけられる。」
「きっとそれよ。にしても確証はあるの?」
俺はバッグから手帳を取り出した。
「俺が思うにその子はこっちの住人なんだろ?つまり向こうでは行動範囲が制限され狭まる訳だ。」
手帳を開いてパラパラと捲る。
「向こうである事件が起きたんだ。その事件場所と学校の神社を結んだら大体4、500メートルかな?その範囲を探せばすぐに見つかる。」
「あんた…凄いわね…」
若干引いていた。
「とにかく、人探しは任せるわ。ちなみに名前はルーミアよ。」
「分かった。」
俺は手帳にルーミアと書き込んだ。
「そろそろ向こうに送って良いかしら?」
「いつでも大丈夫だよ。」
霊夢が何か唱える。
その瞬間、目の前が闇に包まれていく。
「それじゃ、いってらっしゃい。」
霊夢のその一言を最後に意識が途切れた。
どうでしたか?
霊夢初登場!!
キャラ合ってるかな…?
今更ですが設定上、「異変のせいでスペルカードルールが通用しなくなった」としています。
和希が外の世界に!!
やっとって感じですかね…w
そこまで外の話は長くはないと思います。
一応、幻想郷がメインなので…w
それではまた次回!!