東方忘世語   作:プニタニオ

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投稿!

UA800突破!!!!
見てくださる方ありがとうございます!
これからも頑張っていくのでよろしくお願いします!


今回はあまり進まない感じです。
が!
気になる内容が!


それではどうぞ!


26話 モノガタリヲヨムモノ、グリム

「大丈夫か…?」

「う…ん…」

俺はルーミアをおぶって近くにあった小川に移動した。

「まだ駄目みたいだな。」

ゾンビと遭遇してからルーミアの体調が悪くなっている気がする。

俺は元に戻ったがルーミアは逆に悪化している。

「どうしようか…」

「あ、貴方は!!」

後ろから声がした。振り向くとそこには射命丸の姿があった。

「しゃ、射命丸か…?」

「そうです!お久しぶりです!」

射命丸は笑顔で答えた。

「久しぶりの再会は嬉しいが今はそれどころじゃないんだ。」

「どうしたんですか?」

「ルーミアの体調が悪いんだ。」

そう言うと、射命丸はルーミアの顔を覗いた。

「これは…」

「どうかしたのか?」

「呪文の影響を受けていますね。」

「呪文?どういう事だ?」

俺は訳が分からなかった。

「魔力とは三つに別れているんですよ。魔法、魔術、呪術という風に。」

「それがなんだ?」

「基本的には魔法で一括りされるんですが、更に詳しくした物が魔術と呪術、その中でも禁術と言われているのが呪術なんですよ。外の世界で言えば…魔法は基礎、魔術呪術は技、その中でも禁止技が呪術って感じですかね?」

「なるほど。その禁術の影響を受けているのか。」

「そういう事です。近くに休める場所とかがあれば良いのですが…放っておくと不味いので…」

俺は幻想郷の地図を広げた。

「だったら俺の家が近い。人里だけど端の方だから辺りを探すより良いかもしれない。休めるし食料も確実にあるから。」

「分かりました。先にルーミアさんを送ってから和希さんを迎えに行きますね。」

「俺は良いよ。射命丸はルーミアを見ていてくれ。永遠亭に一度戻ってみるよ。」

「そうですか…そう言うのなら…」

ルーミアを優しく抱き羽を広げた。

「それでは、無事に帰ってきてくださいね!」

大きな風と共に射命丸は飛んで行った。

 

「臭いは…殆どしないな…」

やっぱりゾンビの腐臭だったのか…

「誰かいないのか…?」

そう声をかけるが反応が無い。

≪和希、聞こえるかしら?≫

バッグから声がする。

「聞こえているぞ。」

バッグから水晶玉を出した。

そこには紫の姿があった。

≪貴方、何故そこにいるの?≫

「何故って、あんたが隙間で呼んだんだろ?」

≪何を言っているの?私はそんなことをした覚えはないわよ?≫

「どういうことだ?」

≪私は貴方達を戻してからずっと永遠亭にいた永琳たちの治療をしていたのよ。≫

「じゃあ隙間は誰の仕業だ…?」

≪少なくとも、私ではないわ。だけど境界を操れるのは私だけよ。≫

だとしたら辻褄が合わないぞ…

俺が戻ってから治療したのなら隙間を出すことは出来ない筈だ。現に紫が自分じゃないと言った。

しかし、そういう事が出来るのは紫だけ…

それにあんな大きな永遠亭をすぐに壊すことが可能なのか?それだけじゃない、永遠亭の人が何人いるか分からないが全員がやられる程の相手が今どこにいるんだ…?

紫が永琳さんを治療するなんて大きな怪我をしているんだろう…

≪とりあえず、永遠亭には誰もいないわ。≫

誰もいない…?

「敵は全員倒したのか?」

≪いえ、私が着いた時は瓦礫の山に埋もれた永琳たちだけだったわ。≫

「臭いとかはしたか?」

≪特に何もしなかったけど…でも永遠亭が全壊していたのはびっくりしたわね…永琳から少し聞いたけど、ふと気づいたら立てない程の怪我をして瓦礫の中にいたらしいわ。≫

「気づいたら…か…」

何か引っかかる。

≪今の話、詳しく話したいけど今は永琳たちの治療に専念するわ。貴方は紅魔館に行ってくれないかしら?≫

「紅魔館?」

≪貴方が持っている地図に大きな湖が記されている筈よ。そこからあまり遠くない場所よ。湖まで行けば後は大きな館が見えるからそこに向かえば良いわ。≫

「分かった。それと出来ればルーミアの治療もして欲しいんだが…」

≪心配しないで良いわ。つい先程、文から聞いたわ。ルーミアの方も診ておくから。≫

「ありがとう。」

水晶玉をバッグに入れて地図を広げる。

ここから北の場所にあるのか…と言ってもどっちに進めば良いのやら…

「ススメ…」

どこからか声が聞こえる。

ズッと足元から擦れる音がした。

「これは…」

足元には矢印が書いてあった。

「ススメ…」

今度ははっきりと聞こえた。

「お前は…?」

瓦礫の山に黒く染まった影らしきものがいた。

「ワタシハ『グリム』、モノガタリヲヨムモノ。」

そう言って消えた。

「グリム…?」

一瞬、背筋が凍った感覚がした。

俺はその場から逃げるようにして矢印の方向へ進んだ。




どうでしたか?

誤字脱字等があればご指摘お願い致します。
もちろん、感想もお願いしますw
図々しいですが…すみません…w


物語を読む者、『グリム』


また次回!
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