東方忘世語   作:プニタニオ

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投稿!!

いやぁ…空きすぎた…
他の事に熱中し過ぎて…
そして更に下手になった…

あとがきにお知らせを!!


それではどうぞ!


28話 再会

「近くで見たらもっと凄いな…」

上を見ると首が痛くなる程の高さだった。

「にしても…」

俺は辺りを見渡す。

「不思議な場所だな。」

守るように高い塀が館を囲っており、その隅には監視塔の様な物が建ってある。

「まるで監獄の様だな。外敵から身を守っているんじゃなく中からの脱出を防いでいるように見える。」

でも美鈴さんは館と言っていたからなぁ。気のせいだろうか?

「まぁとりあえず入るか。」

館の扉まで近付き、ノックをした。

するとゆっくりと扉が開いた。

「これは…入っても良い、んだよな…?」

 

恐る恐る進む。

中に入った瞬間、何かが顔を掠めた。

掠めた頬を触ると一筋の赤い線が指を染める。

後ろの扉にはナイフが刺さっていた。

「手荒い挨拶だなぁ…」

「そうでしょうか?侵入者には優しい方だと思いますが?」

目の前の長い階段の頂上に一人の女性が立っていた。

「侵入者か…あのスキマ妖怪は何を吹き込んだのか…」

「あの人からは貴方が訪ねてくると聞いています。同時に、気に入らなければ排除しても良いとも。」

あの野郎…面倒な事言いやがって…

「ストレス解消という私情を挟ませてもらいますが、貴方を排除させてもらいます。」

その直後、数本の刃らしきものが飛んでくる。

「うわっ!」

間一髪避けることが出来た。

「あら、串刺しにして今晩の夕食にでもしようと思ったのに…」

「本気でがっかりしないでもらえるかな!?結構傷つくものだよ!?」

「仕方ない…串刺しは諦めて…」

両手にナイフを持ち、構える。

「刺身で頂くとしましょう!!」

階段から飛び降りてくる。

「本気で俺を食材にする気だ…」

持っていた短剣を取り出し守りの構えを取る。

キィンと甲高い音を出してお互いの刃が擦れ合う。

「むぅ…刺身も難しい…」

目の前の女性はまたもがっかりする。

しかし手の力は強くなる一方だ。

「どこから…こんな力が…」

耐え切れず、俺は後ろの方に飛んで行った。

「遅いですよ。」

気付くと後ろに女性が立っていた。

反射的に攻撃をする。

「どこを攻撃しているんですか?」

今度は元の場所に戻っていた。

「瞬間移動…?いや違う…」

この感じ…どこかで…

「思い出せ…見たことあるんだ…」

「どうかしましたか?」

次は目の前に立っていた。

それを見て、ある漫画を思い出した。

それは主人公が奇妙な冒険をするという漫画だった。

「時を止める…」

「えっ?」

その言葉を聞いて女性は驚く。

「貴女の能力は時を止める能力、違うか?」

俺の問いかけに女性は微笑し階段の上に一瞬で移動する。

「ご名答、とでも言っておきましょうか。正確には『時を操る能力』ですけど。」

「なるほど、今のもそれを使ったのか…」

「そういうことです。」

そこで一つの疑問が出てくる。

「じゃあ何故、その場所に移動を?その前の時だって、時を操って俺を摘み出すこともできたよな?」

「も、もちろん。」

女性の言葉に焦りが見える。

目には薄らと涙が浮かんで見えた。

「メタイ話、わざわざ背後に回ったり、元の位置に戻ったり、ナイフを投げなくても良いんじゃないか?」

それを言われて女性は泣きだした。

「だってぇ…かっこいいじゃない…こうやって、攻撃したり…背後に移動するのがぁ…小さい頃から憧れてたんだからぁ!」

確かにかっこいいとは思うけど…それを言ったらお終いな気が…

「悪かったって!泣かないで!」

「うわぁぁぁん!!」

駄目だ、収まらない…

何かないか…

バッグの中を漁ると、袋に入った飴玉がいくつか出てきた。

「ほら、これあげるから泣き止んで。」

「むぅ…」

差し出した飴玉を取り、すぐに口に含む。

「ようこそ…ぐすっ…紅魔館へ…」

半場泣きながら女性は招いてくれた。

 

「ところで貴女何歳…?」

「16歳…」

 

先程の女性、自己紹介をしてくれた『十六夜 咲夜』が館の主の所に案内してくれていた。

「そう言えば咲夜さん。」

「なんでしょう?」

歩きながら彼女は答える。

「さっき泣いていた時、小さい頃から憧れていたと言っていたけど…貴女もしかして、外の世界の人…?」

一瞬、彼女の足が止まる。しかし、すぐに歩き出した。

「そうですわ。私は元々外の世界の人間、15歳の時にここに来た。」

「ここに来たってとこは…いや、やっぱりやめておくよ。」

「そうして下さると有難いですわ。」

俺は外の世界で何かあったと察し、追及しなかった。

それに気づいたのか、彼女もニコリと笑うだけだった。

 

「着きましたわ。」

ある一つの扉で足を止めた。

「お嬢様、お連れしました。」

入れ。と中から声が聞こえ俺達は部屋に入った。

 

中は会議室の様な感じで大きな長机に豪華に装飾された椅子がいくつか並べられてあった。

その一つにどこかで見たことのある様な姿があった。

「ご苦労だった咲夜。」

「紅茶と茶菓子の方は用意しておりますので、どうぞごゆっくり。」

「ありがとう。」

そう言って立ち上がる。

「初めまして、私はこの紅魔館の主、レミリア・スカーレットよ。」

初めまして、じゃないよな…?

横では咲夜さんが笑いをこらえていた。

「お嬢様からは少し話を聞きました…ああ見えて恥ずかしがりなんですよ…」

そう耳打ちをした。

なるほど…大体見当がついた…

「紹介ありがとうございます。私は星野 和希と申します。」

「話を聞いた通り、上品な方で。」

「いえいえ、貴女こそ。流石は館の主、完璧な女性でいらっしゃる。」

「光栄ですわ。咲夜、ありがとう。休憩に入っても良いわ。」

「ありがとうございます。」

「それと、貴女は後でお仕置きね?」

「それだけはご勘弁を…」

そう言って姿を消した。

 

「さてと…」

俺はレミリアに向き直る。

「良かったぁぁぁ!!」

本題に入ろうかと思った矢先、レミリアが俺に飛び込んできた。

「無事で良かった…!!あの後、目が覚めたら貴方がいなかったから…死んだのかと思って…」

顔は見えないが声からして泣いているのだろう。

「だけど、生きていると話を聞いて…とても嬉しくて…!」

「それは、悪かった…」

少しの間、レミリアが泣き止むまで胸を貸した。

 

「ごめんなさい…取り乱して…」

「気にするな。俺も何も言わなかったんだから。」

「あの時助けてくれてありがとう。ぜひ、お礼をしたいのだけれど…」

「良いって気にしなくて。それより座らないか?せっかく出してくれた紅茶が冷めてしまう。」

「それもそうね。頂きましょうか。」

俺とレミリアは机を挟んで座った。

そして出された紅茶と茶菓子を二人で食べた。

 




どうでしたか?

咲夜さんは様々なキャラがありますが、自分は少し幼めにしました。
年齢上高校生ではありますが、そこは目を瞑ってくださいw

やっと再会しましたね。
いつ再開させるか迷ってたw


新しく小説を作ります!
と言っても、短編小説な感じです。
この作品と並行して作っていこうと思います!
まぁ新しく作る方が先に終わると思いますけど…w
新しい小説のタイトルは『私の名前は十六夜 咲夜』です!
こちらの方も投稿次第見てくださると嬉しいです!!
他にも、メインでこのキャラを出してほしい、と意見があれば書きます!!ぜひ書かせていただきます!!
感想やご意見を待ってます!w


それではまた次回!!
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