少し急いで書いた感があるので誤字や見づらい部分があると思います…
その時はご指摘お願いします!
それではどうぞ!
午後11時
「…着いたぞ~。」
俺は地図を見ながら一つ目の場所に着いた。
「和希~。ここは何だ?」
修一が辺りを見渡しながら言った。
「二週間ほどから奇妙な声が聞こえると言われている場所の一つ。」
学校から一番近い場所だったので近い順に潰していこうと考えた。
声が聞こえる場所はここの他に数ヶ所あるがこれは休憩時間とかに一人で行けばいいだろう。
「聞こえてくる時間は午後11時から午後11時20分の間が一番多かった。つまり、今から聞こえてもおかしくないな。」
その言葉に皆反応したが一番反応していたのが橋口さんだった。
涙目で俺に本当なのかと訴えかけているように見えた。
「香織~。大丈夫だって!うちがいるよ!」
河野さんは大笑いしながら橋口さんの肩を叩いていた。
とりあえずは皆大丈夫そうかな。
「和希…」
修一が小さく俺に声をかけた。
それに他の二人も気づいたのか息を潜める。
俺は携帯を取り出してアプリの録音機能を起動させた。
「録れるのか…?」
「やらないよりか良いだろ…?」
録音ボタンを押して地面にゆっくりと置いて耳を澄ます。
「…ウゥ……ウ…」
「ひっ…」
声に驚いて橋口さんが叫びかけた。それを河野さんが必死で止める。二人とも怖がっている。もちろん、修一も例外ではない。
しかし、俺は声には全く恐怖を感じなかった。
何故かこの場から一歩も動けないという事に恐怖を感じた。
俺だけでなく他の三人も全く動いていない。呼吸はしているが目を開いたままでずっと声の聞こえる方を向いていた。
辛うじて俺は首だけ動かせた。三人の様子を確認している時、少し遠くの方で金色の髪をした子供らしきものが見えた。まるで俺たちを観察している様に。
数分して声はやっと消えた。それと同時に俺は携帯を拾って保存ボタンを押し、皆にアイコンタクトをして早急にその場を離れた。
「何だったんだ…今まで感じたことのないものだったぞ…」
修一が呟いていた。
とりあえず俺たちは一番近くにあったコンビニに入った。
「うちも…一歩も動けなかった…」
河野さんも先程の元気が無くなっているようだ。
橋口さんにしてはずっと俯いたままでいる。
「そういえば、録音していたやつはどうなってるんだ?」
修一の言葉で俺は思い出したように携帯を開いて保存している音声を再生した。
「…何も聞こえないな…」
修一はがっかりした。
残りの二人はどこか安心しているようだった。
「星野?どうしたんだ?」
俺の様子に気づいたのか河野さんが声をかけてきた。
「シニタイノナラタドレ。イノチガオシイノナラモドレ。」
俺はそう言った。
「和希…?どうしたんだ…?」
俺の反応が怖かったのか修一が恐る恐る聞いてきた。
「録音の言葉だよ。そう言っていた。」
俺は携帯をしまってコンビニを出ようとした。
「三人とも、今すぐ家に帰ってくれ…」
「和希!?急にどうしたんだ!!」
俺はこれまでにない嫌な予感がした。ここで俺も引き返せば良いのだろうが何か引っかかるものが頭にあった。
「…分かった。」
修一は察してくれたみたいだ。
「それじゃ、俺たちは帰るとするぞ。」
それに残りの二人も分かってくれたみたいで修一と一緒にコンビニを出た。
「…気を付けろよ…」
「分かってる…」
修一と一言の会話をして俺は手帳に書いてある火の玉が出た場所に走って向かった。
午後11時半
「場所はここで合ってるかな…」
手帳を開いて確認すると場所はこの丘で合っているようだ。
「シニタイノ…?」
背後から声がして咄嗟に振り返った。遠くの方で一人の子供がこちらを見ていた。
金髪で目が紅い。さっきと同じように観察しているように見えた。
気が付くとその姿は消えていた。
「またあの子供か…」
消えたと同時に人影が現れた。
ここの丘だけは星が綺麗に見えるように電灯が少なく周りが薄暗い。
見る感じ女性っぽいが顔が見えない。ゆっくりとこちらへ歩いてくる。
修一に渡されたガスガンを背中に隠して少し構える。
それに気づいたのか足が止まった。
「…誰だ?」
「あの…星野 和希くん…だよね…?」
聞き覚えのある声だ。
どこで聞いたっけ…今日聞いた気が…
「私…橋口だよ…橋口 香織だよ…」
人影が電灯に入り、姿が見える。
そこには先程別れた筈の橋口さんがいた。
「なんでここにいるの…?」
俺は驚いた。橋口さんが何故ここにきたのか。見た感じ一人だろう。
「怖い顔をしていたから…何かあったのか気になって…」
足が震えている。相当怖がりながらもここに来たのだろう。
気持ちはとても嬉しい、でもこれ以上巻き込むことはしたくない。
もともと、この子は関係ないのだから…
しかし、目を見ると帰る様子はないだろう。ただ単に帰ることが出来ないかもしれないけど…
「ついてくるのは良いけど…帰りたい時はすぐに言うこと。分かった?」
「…うん…!」
少し笑顔で頷いた。
その笑顔がとても可愛いと思った。
「後ろ…!!」
橋口さんの声に反応し俺は橋口さんの方へ飛び込んだ。
ブォンと風を切る音が後ろの方で聞こえた。
「オシカッタナ…モウスコシデタベレタノニ…マタ、アトデクルヨ…」
振り向いた時にはそこには何も無かったかの様に涼しい風が吹いていた。
俺は近くのベンチに座って橋口さんの話を聞いた。
俺の背後に紅い目をした金色の髪の女の子が襲い掛かってきていたらしい。
橋口さんの声が無ければ音を聞く限り俺は死んでいただろう。その事はとても感謝した。
俺はずっと金髪の女の子の事が頭から離れなかった。
凄く長い気が…
次辺りで幻想入りをします!
金髪の少女は、もうお分かりですよね?w
次も見てくださると嬉しいです!
また次回!