東方忘世語   作:プニタニオ

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投稿!!

過去の世界!!
と言ってもサイドストーリー的な物になりそうな気がw


それではどうぞ!!


第4章 過去の世界
33話 全ての能力


「うぅ…痛い…」

後頭部に痛みが走る。

「ここは…?」

起き上がって辺りを見渡すと森ばかりだった。

「幻想郷だよ?」

後ろを向くと、そこにルーミアが居た。

「ルーミア!?何故ここに!?」

「ん?だって私の縄張りだもん、普通じゃない。それより貴方は誰?」

「誰って…!!」

待てよ、落ち着け…

ここは過去の幻想郷だ。つまり、今目の前にいるルーミアは過去のルーミアって事だ…つまり、俺の名前を知らないのも当たり前か。

「当たりだね。」

急にルーミアが言葉を発した。

「私はこの時間で貴方に会ったことも、見たこともない。つまり私が誰?って問うのは普通なんだよ。」

なんだ…?俺の心を読んだような言い方だ…

「それくらい分かるよ。短かったとは言え、ずっと貴方の近くにいたんだから…」

どういうことだ?頭が回らない…

困惑している俺を見てルーミアが微笑む。

「ようこそ和希。過去の世界、80年前の幻想郷へ。私は80年後から来たルーミア。」

その言葉を聞いてようやく繋がった。

「最初からそう言ってくれ…はぁ、宜しく頼むよ。未来のルーミアさん。」

お互いが一笑し、握手をした。

 

「それで、何故ここまで来た?と言うよりどうやって来れた?」

先程とは打って変わって、ルーミアは正座でしゅんとしていた。

「和希が心配だったから…一人じゃ心細いと思って、少しでも力になりたくて…あっ光の中に突っ込んだらここまで来れたよ?」

「…」

俺は言葉を失った。

ルーミアがここまで来た思いにではなく、突っ込んだだけで過去に行けることにだった。

 

「それより、ここは?」

「ここは紅魔館が後に建つ場所だよ。場所はそのまま時間が戻るから…さっきいた図書館の位置じゃないかな?」

なるほど、確かに大きな湖があるし、風景は殆ど違えど間違いないみたいだ。

「俺はここで改変させればいいわけか。」

ふと、頭に過ったものがあった。

「ルーミア、今日は…この世界の日付は?」

「えっと…10月1日だよ?ちなみに、月の傾きで午前0時ぴったり。」

今までの事を思い出し、頭の中で組み合わせていく。

「休む暇は無いのか…」

「どういうこと?」

「俺が居た外の世界は10月1日をずっと繰り返していたんだ。そしてパチュリーさんが言っていた元々世界は幻想郷一つだけだった…つまり今日の内に世界が二つに分かれるんだ。いやもう分かれているかもしれない…」

「それなら一度、博麗神社に行ってみようよ!場所は昔も変わっていないから!」

「分かった。」

俺とルーミアは博麗神社へ向かった。

 

敵にも会わず、無事に着くことが出来た。

「そう言えば、ルーミアは昔の場所が分かるんだ?」

俺はふと思ったことを聞いた。

「私は妖怪なんだよ?数十年そこらは普通に生きれるよ。つまり、貴方の産まれる前の事も知ってるってこと。」

「なるほど…長生きなことで…」

「長生きしても良い事なんて無いよ。いつもと同じ日常を過ごすだけ…」

そこで、ルーミアは言葉を切った。

そしてまた口を開いた。

「でも、貴方が生まれてきてから世界は変わり始めた。妖怪や人間達が争い、血で血を洗う様な光景。その時の私はとても楽しく、飽きない毎日だったわ。貴方に会うまではね。」

俺は黙っていた。

「私が初めて貴方に会ったのは今日…場所は妖怪の山。後に天狗たちが占める場所になるけど、今は色んな種族の妖怪がいるわ。その中には私みたいな種族が不明な妖怪も沢山いるわ。そこに貴方がやってきたのよ。」

いつの間にかお互い、近くの木の下に座っていた。

「貴方は私達を殺し始めた。山が真っ赤になるかと思う程、血が飛んだ。私はこの博麗神社に逃げてきた。」

辺りが騒めきだした。

「私はここに来て二代目博麗の巫女に助けを求めた。私にとってお世話になった大切な存在、それと同時に貴方の母親に当たる人よ。」

俺は驚きを隠せないでいた。しかし、一向に言葉を発することが出来ない。

「博麗の巫女は言った。あの子は悪くない。悪いのはあの子の能力だと…だからあの子の本体だけでも書き換えて外に送る。と…」

「ちょっと待て、それってつまり…」

ルーミアは立ち上がりゆっくりと階段を登り始めた。

俺もその後ろをついていく。

「世界を二つに分けたのは正確には貴方じゃない。博麗の巫女なんだよ。そこに貴方の『再生する能力』が働き、一日だけ…10月1日だけ時が進むようになったの。そして貴方はその世界で建物や歴史、人々を『創造』し、それを今までの記憶を元に『再現』し始めた。」

上を見ると鳥居が見える。

その鳥居は少し遠くから見える程、血で汚れているのが分かった。

「私は博麗の巫女に頼まれた。」

 

あの子を救えるのは貴女だけ…

お願い…あの子を、あの子を大切にしている皆を助けてあげて…

 

「そしてもう一つ…」

私は涙を流した。

これを言うのはとても辛いからだ。

自分の存在を認めたくなかった。

もう言うしかないのか…でも、もう少しだけ…

「私が消える前に一つだけ…貴方の能力は3つ。『あらゆる記憶を再現する能力』と『あらゆる事柄を再生する能力』、そして…『全てを創造する能力』…」

「そろそろ思い出す筈…」

身体が光に包み込まれていく。

その光は彼に吸い込まれていく。

「私は貴方の能力の欠片…本当の貴方を取り戻す鍵…」

私は振り返り、『自分の姿』を見た。

大きくなったな…繰り返す世界にいたとはいえ、自分は再生されているんだから当然なのか…

「和希、最後の…本当に最期の戦いだよ。全てを終わらせて…」

涙を流しながら笑顔で言った。

 

さようなら、和希

今まで身体をありがとう、ルーミア




どうでしたか?

今までルーミアは和希の能力を持っていた!!
しかし、それは何故!?
そして次回、自分自身との闘い
のはずが…?


それではまた次回!!
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