東方忘世語   作:プニタニオ

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遅くなりました…

課題やらテストやらに追われてて大変でした…
これからはぼちぼち更新していきます。
テスト辛いね…


それではどうぞ!!


7話 初夜…?

「お待たせしました!」

20分ぐらいして射命丸が居間に戻ってきた。

「すみません…時間かかりました…」

申し訳なさそうに頭を下げた。

「大丈夫だって、おかげでゆっくりすることができたよ。」

俺は射命丸の頭を撫でた。

反射なのか一瞬だけ身体をピクッと動かした。

「射命丸、今時間あるか?」

「はい…後はもう寝るだけなので…どうかしましたか?」

急な質問に射命丸は驚きを見せていた。

「これからの事なんだが…」

そう言うと射命丸はどこか曇りを見せた。

「まず一つ目に、怒らないで聞いてほしい。」

借りようと思っていた手帳をバッグから取り出し卓袱台に置いた。

射命丸はすぐには取らず、俺の様子を伺っていた。

「貴方が持っていたんですか…」

「色々と調べたいことがあったから中身を見てしまった…ごめん…」

俺は射命丸に土下座をした。

「謝らないでください!何も知らない場所に連れてこられて調べたくなったりするのが普通です!」

「そうだったとしても、俺は大切な手帳を勝手に見てしまったんだ…どんな罰も受ける…」

半分は興味本位でやってしまったことだ。

土下座を続けていると射命丸が口を開いた。

「…分かりました。どんな罰も受けるんですよね?」

「あぁ。」

二言は無い。

「それでは、貴方には私の取材を手伝ってもらいます。」

俺はゆっくりと顔をあげた。

そこには笑顔の射命丸がいた。

「内容は『記憶障害を起こした謎の人物の正体が発覚!』ですね。」

それを聞いて目を見開いた。

「今日はもう遅いので明日にでも取材をしましょう!」

俺が言葉を発する間も与えずに射命丸は寝室に入った。

「和希さ~ん。こっちに来てください~。」

俺は頭を掻きながら寝室に向かった。

 

寝室は蝋燭の灯だけで薄暗く、不思議と心地よい雰囲気が漂っていた。

「どうしたんですか?ぼーっとしてますけど…あっ、もしかして私の寝間着姿を見て興奮してるんですかぁ~?」

射命丸がにやにやしながら俺の顔を覗き込んでいた。

「なわけあるか…なんか不思議と安心するんだよ。どこかで感じたことのある雰囲気だからさ…」

一瞬、射命丸の顔が暗くなったがすぐに明るい顔に変えた。

「それは私がいるから安心するってことですか?」

またしつこく顔を覗き込んでくる。

「そういう事にしておくよ。それより、なんでここに呼んだんだ?」

「えっ?もう寝る時間なので呼んだんですが…」

俺は溜息をついた。

「何故呼ぶ必要が…」

周りを見ると端に木のタンスや鏡があり、真ん中に布団が一つあった。

「ここで寝るからですよ~。」

「二人で?」

「それ以外に何が?」

真顔で答える。

俺は頭を抱えた。

これはわざとなのか、それとも無意識に言ったのか…

「布団が一つしかないのにどうやって二人で寝るんだ…?」

「寝れるじゃないですか!」

その瞬間、俺の脚は寝室の外に向かっていた。全力で…

同時に射命丸は足掛けをした。全力で。

 

「痛った…」

足掛けと言ってもフルスイングの蹴りを食らったのでこけるどころか居間の方へ飛んでいった。

「大丈夫ですか!?」

射命丸は心配そうな声を出した。

しかし、顔は全くの笑顔で俺の脚を引きずって寝室に戻っていく。

「脚の方に怪我はありませんか?」

心配しているのなら離してほしい。

「あると言ったら?」

「それでも離しません!」

元々逃げる選択は無かったようだ…

俺はそのまま引きずられていった。

 

「…それで?」

俺と射命丸は布団の横の畳で正座をしていた。

「なんで俺と一緒に寝ようとする?」

「えっと…その…」

目が明らかに泳いでいる。

「あの…実は…」

顔がみるみる赤くなっていく。

「今日…貴方に出会う前に、その…お化けを…見てしまって…」

真赤になって下を向いた。

妖怪は幽霊が怖いのか…多分こいつぐらいだろうけど…

俺は溜息を一つついた。

「…分かったよ…」

「それでは!?」

俺の一言に異常に反応した。

「一緒に寝れば眠れるんだろ?」

「はい!!」

元気の良い返事ですこと…

「それより、俺で良いのか?」

「貴方が良いんです!!」

顔を真赤にして言った。

恥ずかしさで自分が何を言ってるか分からないといった感じだ。

その証拠に自分の発言に気づいてさらに顔が赤くなっていた。

「それじゃ、先に寝るぞ。」

俺は何も触れずに奥の方に行き射命丸に背中を向けて布団に入った。

それを確認したかのように射命丸も布団に入ってきて背中を向けた。

「和希さん…」

ふと名前を呼ばれる。

「…どうした?」

「おやすみなさい。」

子供の様に安心したような声だった。

「あぁ、ゆっくり休めよ。」

そこで会話は途切れた。

 

一時して、規則的な寝息が聞こえてきた。

「…寝たか。」

俺はゆっくりと目を閉じた。

「おやすみ…今日は、ありがとうな…」

そう言って意識を手放した。

 

 

「…どう…いたしまして…」

和希の反対側では射命丸が顔を真赤にしていた。




今回は番外編みたいな感じになりましたね…
もう少し進めたいんですが、細かい性格でして…
自分で言うのもおかしいですけどw

次回は永遠亭での話となると思います!

これからも見てくださると嬉しいです!!
宜しくお願いします!!

それでは、また次回に!
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