英雄になりたいと少年は思った   作:DICEK

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強くなるために④

 

 

 

 朝日が昇ると共に目覚めたベルは、違和感に苛まれながら身体を起こした。違和感がないこと。それが普通のことであるはずなのに、それに強い違和感を覚える。痛みも疲労もない状態で目が覚めるのは実に二週間ぶりのことだった。

 

 とにかく身体を痛めつけることに終始していた二週間だったが、『戦争遊戯』を明日に控えた今日は丸ごと休養日に当てられている。骨を折られたり血を流したりしなくても良いのだと思うと心は休まるものの、痛みと苦痛ばかりだったとは言え二週間も共にあった感覚が消えるというのも、不自然なことのように思えた。

 

 痛みに慣れるという意味では、修行の成果はあったということなのだろう。ステイタスを更新しにきていたロキが何をしたらここまで、と驚く程度にベルの『耐久』は上がっていたのだ。敏捷型であるベルにとって『耐久』というのはある意味死んだステイタスではあるのだが、ベルを鍛えることになったリューがまず懸念を覚えたのは痛みや怪我によって自慢の足が止まることだった。

 

 ベルが討ち取らなければならないヒュアキントス・クリオはレベル3。レベル1つの差は冒険者にとって絶対である。この差をどうにかして埋めることがベルの命題だった。唯一の売りである『敏捷』を殺されるようなことだけは、何としても避けなければならない。

 

 呼吸する度に骨を折られているのでは、という程に厳しい訓練を経て、リューが決めた目標は達成されつつあった。途中から鍛錬の相手が増えたことも、目標達成に大きく貢献している。口にこそしなかったが、リューも一人では流石に限界があると思っていた。まずは基礎ということで一人でもどうにかなったが、どうしても人手が必要となれば自分の流儀を曲げて同僚に頭を下げる覚悟さえあった。事実、とある猫人などは声をかけられるものと思って準備をしていたのだが、椿が想定よりも大分早く合流したことによってその問題は解消された。

 

 椿はリューよりも高位のレベル5であり、鍛冶師でありながら腕も立つ。ドワーフの血を引く彼女は酒をこよなく愛するため、『豊穣の女主人』亭にも何度か足を運んだことがある。付き合いなどその程度であるが、腕が立つのであればこの際、他の要素には目を瞑ることにしていた。

 

 二人が三人になり、訓練の密度も更に上がった。約二週間に及ぶ訓練も今日が最終日であり、丸一日を休養日としている。後はいつものようにステイタスの更新をし、十分に英気を養って本番に臨むだけだったのだが、神ロキとそれを運ぶアスフィ以外に来客があった。リューは初めて見る顔だったが、着流し姿の赤毛の男は、ベルと椿にとっては知り人だった。

 

 

 

 

 

 

 

「すまねぇ!」

 

 やってくるなり、ヴェルフは地面に手をつけて頭を下げた。東洋に伝わる謝罪の一種である『ドゲザ』である。ラキア王国出身のヴェルフに東洋との接点は特にないのだが、服装や武器の着眼点から彼が東洋文化に凝っている節があると、ベルは椿から聞いていた。

 

 なるほど、この方法なら謝罪の意思があることは伝わるだろうと感心しながらも、ベルは混乱していた。ヴェルフから謝罪される理由に全く心当たりがなかったからだ。それでも、彼が頭を下げるからには何か理由があるはずだと考えたベルは、そこでようやく彼が自分のために魔剣を作ると言ってくれたことを思い出した。

 

 確かに魔剣があれば心強いという思いはあるが、凄さこそ色々な冒険者から聞いていたものの、実際に魔剣が使われている所を見たことのないベルの勘定に、魔剣は最初から入っていなかった。作ってくれるだけで嬉しい提案である。『戦争遊戯』に間に合わなかったところで怒る道理はないのだが、鍛冶師たちの考えは違ったらしい。

 

「息巻いた挙句この様か。情けないのぉ、ヴェル吉」

 

 ベルが言葉を発するよりも先に、椿が動いていた。元より、ヘファイストス・ファミリアの本拠地で一度顔を合わせただけの縁であるベルよりも、同じファミリアに所属している彼女の方が縁は深い。遠慮のない間柄なのかゲタを脱ぎ足袋を履いた足でヴェルフの背中をぐりぐりと踏みつけている。痛みは全くないだろうが、相当な屈辱なのだろう。後ろ頭の向こうからぎりぎりと歯ぎしりが聞こえるが、ヴェルフは決して言い返しはしなかった。

 

 鍛冶師として魔剣以外の全てにおいて上回っている椿を前に、唯一上回っているはずの魔剣作成で失敗したという話を持ってきたのだ。ここで言い訳をしても恥の上塗りにしかならない。返す言葉もないというのはこのことである。

 

「……いや、魔剣そのものはできたんだ。俺の要求するレベルに全く達してなかっただけで」

 

 悔しそうな表情はそのままに、ヴェルフは荷物から袱紗を取り出した。そこでようやく椿はヴェルフの背中から足を退ける。最初からそう言えと毒づきもするが、その眼はしっかりとヴェルフの袱紗を見ていた。彼女とて鍛冶師の端くれである。魔剣貴族と呼ばれたクロッゾの一族。その最後の末裔とも言えるヴェルフの作品に、興味がないではなかった。

 

「要求にこそ満たなかったが、今の俺に打てる限界の剣だ。受け取ってくれるか、ベル」

「喜んで」

 

 膝をついたままのヴェルフから受け取った袱紗から、魔剣を取りだす。簡素な拵えの鞘から抜き放つと、まずベルの目に入ったのは透き通った刀身だった。血のように真っ赤に染まったその刀身からは、僅かな熱が感じられる。魔剣というものを初めて見たベルだったが、確かに不思議な『何か』を感じずにはいられなかった。素人目にも何かありそうというのが、手にとって見て良く解る。

 

「『不滅ノ炎(フォイア・ルディア)』と名付けた」

「要求するレベルに達していないと言ったな。それはどういうことだ? 何度でも使える魔剣を目指すという話だったが」

「いや、一応それは達成できた。その魔剣は現時点でも、()()()()()()何回でも使える。もっとも何が起こるか解らんからしばらく俺が整備をしなきゃならんだろうが、その辺は勘弁してくれ」

 

 ヴェルフの言葉に、ベルはおーと軽く唸っただけだったが、熟練の冒険者である二人は驚きで声も出なかった。魔剣が消耗品であるというのは作成者である鍛冶師だけでなく、担い手である冒険者にとっても共通の認識だった。魔剣の使用回数を回復させたり、使用回数の多い魔剣を作ることは鍛冶師の間でも長年研究されているが、それを解決したと言う話は、現状、オラリオ最高の鍛冶師とされる椿でも聞いたことがない。

 

 それを、クロッゾの血を引いているとは言え、レベル1の鍛冶師が二週間ばかりの時間で解決したというのか。しかも作成した魔剣を持ってきているという。鍛冶師として、冒険者の先達として興味は尽きない。

 

「ただその代り、俺が打つ従来の魔剣よりも威力が下がった。加えて一発撃つごとに補充しなきゃならん」

「補充って言うと……魔力とか?」

「いや、そいつは炎熱の魔剣だから炎熱を補充してやれば良い。一発撃つ分の十分の一も補充してやれば、剣が勝手に増幅して一発撃てるようになる」

「すごいね……僕には補充する手立てがないけど」

「そこなんだよな。だが幸い、お前の相手らしいヒュアキントスとやらはそういう魔法の使い手らしいから、全く役に立たねえってことはないだろう」

「相手の魔法でも補充できるの?」

「炎熱なら何でもな。後な一発分以上の補充はできねえから注意しろ。どの程度補充できてるかってのは見れば解るようになってるから確認は怠らないようにしてくれ」

「見れば解るって……どこで?」

「その色が満タンの状態だ」

 

 解るだろ? とヴェルフは首を傾げるが、ベルはじっと刀身を見つめるだけで返答できなかった。これより少し薄くなっていたとしても、それを見分ける自信がない。

 

「一応、どれくらいの威力があるのか試し撃ちしておいた方が良いと思うが、あれだな。補充する当てがないならそのままでも良いか?」

「それなら手前の魔剣を使い潰しても良いだろう。『戦争遊戯』で試し撃ちするつもりで何本も持ちこんでおるから問題はない。手前の魔剣で十分補充はできるのだろう?」

「問題ないはずだ。ベルの専属なんだろう? 試し撃ちの時には立ち会って、ベルにアドバイスしてやってくれ」

「貴様は既に威力を確かめたのだろう? その後はどうやって補充したのだ」

「やじうまやってた鍛冶師どもに協力してもらったよ」

 

 ヴェルフ個人で補充できれば良かったのだが、彼の魔法は彼単体では役に立たない。ヘファイストス・ファミリアは鍛冶師の集団であるが、中には実践的な連中もいる。その筆頭が椿であり、彼らの中には魔法を嗜む者もいた。はぐれ者扱いのヴェルフに良い感情を持っている鍛冶師はそれほど多くはなかったが、クロッゾの魔剣の新作を見れた興奮から、彼らは日頃のわだかまりを全て忘れ、ヴェルフにも喜んで協力してくれた。

 

 彼らは鍛冶師である。良い武器や防具を作れる者には、それがどういう存在であれ敬意を払う生き物なのだ。

 

「ファイたんとこの坊ちゃんは、どんな剣を作りたいんや」

「そいつに付けた名前の通りですよ。不滅の炎を形にしたような、そんな魔剣を作りたいんです」

「昔、ゼウスの爺が『雷霆』を使うのを見たことあるけど、そんな感じかな。あれは轟雷そのものが形になったようなもんやけども、そこまでっちゅうと炎の概念を結晶化せんとあかんかもな。神の御業やけども大丈夫か?」

「ええ。それでこそ挑み甲斐があるってもんです」

 

 かか、とヴェルフはにこやかに微笑む。つい最近まで忌避していた血族由来の力を使っているとは思えない朗らかな笑顔である。神の恩恵に寄って目覚めたものとは言え、魔導書などと違って資質のない者に能力は目覚めない。由来が何であろうと魔剣を生み出す能力はヴェルフ個人の才能である。

 

 そして本来、才能というものは使われるのが自然な形である。忌避していようといまいと、自分の能力を制限して物事に打ち込むのはヴェルフにとってもストレスであったに違いない。自分の才能に方向性を見出すことができたことは、若い鍛冶師にとって、そして鍛冶バカの集まるヘファイストス・ファミリアにとって大いに刺激となることだろう。

 

 無論、ヴェルフにとっては良いことばかりではない。自らの持つ能力に従い物事を成す上で逆境はつきものだ。そういう逆境を自ら乗り越えてこそ、神の恩恵はより深く地上の子供の身体に刻み込まれるのである。地上の子供が神の御業に挑むとなればそれは並大抵のことではないが、冒険に苦労はつきものだ。

 

 ここは冒険者の街オラリオ。あらゆる物事に挑む者の街である。

 

 その後『不滅ノ炎』は、修行をしていた広場で試し撃ちをすることになった。轟音と共に木々が炭化し、広場の面積が四倍程度に広がってしまったのを見て、ベルは自分の成したことに顔を青くしていたのだが、魔剣を生み出したヴェルフはと言えば渋い顔だ。やはり彼からすると威力が低いらしい。

 

 それでも『不滅ノ炎』の威力はオラリオで出回っている魔剣の水準を大きく上回っており、子供の中では最高の鍛冶師であるところの椿が作る魔剣よりも威力は高いそうなのだが、ヴェルフの顔は渋いままである。

 

 いずれにしても冒険者に向けてぶっぱなすものではないとベルは思ったが、レベル2の彼にとってヒュアキントスは力の出し惜しみをして勝てるような相手ではない。使う使わないは最悪その時々で判断するとして、魔剣は持ちこんだ方が良いのでしょうかと問うたベルに、先達三人はよりによって各々違う意見を出した。

 

「訓練もなしに大きな力を持つべきではありません。魔剣が有用であることは認めますが、それなら椿かリューが持つべきでしょう」

 

 ベルの知り合いの中ではリヴェリアの次に賢そうなアスフィが言うと、妙な説得力があった。きらりと光る眼鏡が頼もしい。いきなり説得されて剣帯から『不滅ノ炎』を外しそうになったが、それに椿が待ったをかけた。

 

「最終的にヒュアキントスはベル坊が討たねばならん。レベル2がレベル3に挑むのだから元より博打のようなものだ。打てる手は多い方が良いのではないか?」

 

 地力は付いたがそれでも決定打に欠けるのは事実である。魔剣はそれだけで勝負を決定づける威力はあるが、アスフィの言うように訓練していない力を使いこなせるかは微妙なところである。

 

 それに何度でも使えるという機能を優先した結果、補充する手間がかかる分『不滅ノ炎』は従来の魔剣よりも次を放つまでに時間がかかってしまう。一発目を外したら、攻撃手段としての価値は激減してしまうのだ。そもそもベルの腕では当たるかどうかも疑わしい。

 

「魔剣はもちろんクラネルさんが持つべきですが、攻撃手段として使うのはアスフィと同じ理由で賛成しかねます。聞けば防御手段としても使えるようではありませんか。攻撃は自らの手に専念し、魔剣は防御に回しても良いのでは?」

 

 次から次へとよく違う種類の意見が出てくるものだとベルは感心したが、感心するだけで肝心の案は彼から出てこない。誰の案を採用すべきなのかも当然、新米冒険者であるベルには判断がつかなかった。困った様子のベルは意見を出してくれた三人の視線から逃れるように、魔剣の製作者であるヴェルフを見た。

 

「……ヴェルフはどう思う?」

「鍛冶師に戦のことを聞くなよ……と言いたいところだが、作り手として防御に回すのはオススメできません」

「理由を聞いても?」

「効率が良すぎましてね。10の火で100の炎を出せると言いますか……」

「つまり相手が100の炎を撃ってきたとして、魔剣の力で相殺できるのは10のみということですか」

「はい。相殺できなかった90は直撃することになります」

「どの程度相殺できるかを見誤ると痛い目を見るということですね……」

 

 威力が下がったと本人が言っているとは言え、仮にもクロッゾの魔剣である。その威力がレベル3の冒険者が使う炎熱の魔法一発の十倍、ということはないだろう。一発ならば十分受けきれるというのがリューの直感であるが、直感のみを根拠に本番に挑む訳にはいかない。

 

 リューの理屈で言えば本番で魔剣を持つのはベルなのだから、何より彼本人がどの程度までなら大丈夫なのかを理解していなければならない。どう見ても実地で学ぶタイプであるベルは、加減を理解するためには身体で覚えるくらいに訓練をする必要があるだろうが、『戦争遊戯』は明日で、そこまでやる時間はない。

 

「あくまでベルが使うっちゅーなら、攻撃に回すのを優先した方が良いってことやな」

「アイテムメイカーの端くれとしてはオススメできませんけれどね」

「『万能者』は参加せんのか?」

「毎日毎日透明化して空を飛んで物資を運び神ロキの送迎をし、これからうちの主神の謀にまで手を貸す予定の私にまだ働けというのですか貴女は……」

「苦労しておるのだな。惚れた弱みという奴か?」

「黙りなさい!」

 

 頬を染めて椿に吠えたアスフィは、ベルの視線に大きく咳払いをする。彼女の事情を知らないベルは、惚れた弱みというのが誰に対してのものなのか良く解っていなかった。無知な視線に居心地の悪さを感じたアスフィは、その視線から逃れるように、ロキに目を向けた。

 

「神ロキ、そろそろ参りましょう」

 

 今日は例の作戦が決行されるため、スケジュールがいつも以上にタイトなのだ。既にほとんどの準備は済ませてあるが、早く戻って現場指揮に戻りたいというのがアスフィの本音である。

 

 ロキとしてはもう少し、自分の眷属との会話を楽しみたいところだったが、既に多大な迷惑をかけている苦労人に急かされては従うより他はなかった。

 

「そか。ほな、ウチはもう行くで。『戦争遊戯』は明日の昼過ぎからや。それに間に合うように迎えを寄越したるからな」

「明日もアスフィさんが?」

「朝から三往復もできませんからね。別の者を寄越す予定ですよ。現地までは徒歩で行ってもらいますので、今日は十分に英気を養ってください」

 

 言うだけ言って、アスフィはロキと共にオラリオ中心部へと戻っていった。『戦争遊戯』は明日であるが、どうやらあちらはあちらで大事なイベントがあるらしい。

 

 アスフィたちの姿が完全に見えなくなってから、ベルはさてと自分の両手を見下ろした。

 

 冒険者として日の浅いベルをして強くなったと思わせる程、この二週間の鍛錬には効果があったが、それでもランクアップをするには至らなかった。今回、最も倒すべき相手とされるヒュアキントス・クリオはレベル3。ベルよりも高位の冒険者である。二重の意味で骨を折ってくれたリューや椿よりは低位であるものの、それは何の慰めにもならない。

 

 あくまで個人では、レベル差を覆すことはできないというのが冒険者の間の定説である。そのレベル差を覆すための一番手っ取り早い方法が、個々の力不足を徒党を組んで補うというものだ。レベル3と2しかいなくても、ファミリアで徒党を組めばレベル5のゴライアスを討伐することは可能であるように。

 

 ランクアップできなかった以上、鍛錬は無駄になるかもしれない。ベルの胸にも不安はあるが、自分がやらなければならないという思いが、ベルを踏みとどまらせていた。自分の肩に仲間の名誉がかかっていると思えばこそ、無様な姿を見せる訳にはいかないのだ。

 

 今まで寝る時間と食事の時間以外は全て鍛錬に当ててきた。その度に骨を折られ胃の中の物をまき散らし地面を転がされ続けてきたが、それをされないとなると途端にすることがなくなってしまう。思えばオラリオにやってきてロキの眷属となってから、ベルは修行と勉強の毎日だった。休息せよと言われても、寝て起きたばかりで眠気も疲労もそんなにはない。

 

 ただ寝転がって過ごせば良いのだろうか。しかしそれも時間を無駄にしているような気がする。できることなら身体を動かしていたいのだが、休息せよというのはどうにも至上の命題であるらしく、リューも椿もきらりと目を光らせている。これでは身体を動かせそうもない。

 

「体を休めることも鍛錬と考えてください。何もしないというのは歯痒いでしょうが、息を潜め機会を待たなければならない時が必ず来ます」

 

 『豊穣の女主人』亭のスタッフは特殊な事情を抱えている者が多いが、その中でもリューの特殊さは群を抜いている。『何もできなかったこと』の辛さを誰よりも知っているからこそ、べルの気持ちが良く解った。

 

 

 

 


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