魔法少女リリカルなのは~次元を司る現人神~   作:黄金馬鹿

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第13話

~暮羽side~

 

……うん…………?

 

ここは……?

 

「いっつつ…………」

 

ベットの上?

 

あ、病院か?

 

ってか、よくあんなの頭に受けて後遺症が無かったな……俺

 

「あ、暮羽。起きた?」

 

声がした方に振り向くと、窓際で蓮樹が本を読んでいた

 

今は……昼頃か

 

転入したのが木曜だから、もう一日は経過してるな……

 

「……蓮樹か。ここは病院で合ってるよな?」

「ご名答」

「で、今日は何曜日だ?」

「土曜日」

 

うわっ……

 

ちょっと肉体を鍛えないといけないかな……

 

「あと、反対側、見た?」

「ん?一体何…………が………………」

 

反対側には、何故かベットに入ってきてるなのは、机みたいな所に体を預けて寝てる水姫、肩を寄せあって椅子で寝てるアリサとすずかが居た

 

「……カオス…………」

「どっちかと言ったらハーレム」

 

いや、何故こんな状態に?

 

「大変だったんだよ?暮羽が気絶してから、四人とも大泣きしてさ。急いで救急車を呼んで、先生達に事情を説明して……あ、ちなみに、天我は暫く自宅謹慎、暮羽は特に無し」

「え?何で?」

「暮羽って加減が上手いよね。天我には全く傷が無かったんだよ。ほんと、あんな音がしたのに、不思議不思議。で、二人の惨状を見た先生が、二人共、自宅謹慎にしようとしたんだけど、そこの四人の必死の説得で何とか暮羽だけは自宅謹慎を免れたんだよ。ちなみに、次は無いそうだ」

 

そうなのか……

 

後でお礼、言っておかないとな

 

「で、そのあと、ここに運ばれてから、昨日の夜までずっと起きてたんだけど、四人とも、日の出と共に寝ちゃった」

「……親御さんは?」

「OKだってさ。ちなみに、この四人は昨日の学校も休んでたよ?ちなみに、僕もね。ずる休みの機会をありがとう」

「そうかい……ってか、蓮樹も寝てないのか?」

「夜更かしは慣れてるからね。一回、一週間寝ないっていうリアル縛りをやったことがあるしね」

 

あ、俺もやったことある

 

村の仕事が溜まりに溜まって、二週間位寝ずの作業をしたことがあったな

 

滅茶苦茶キツかった

 

「あと、怪我の詳細は、出血多量、頭蓋骨にヒビ、脳震盪、左手に穴、左肩甲骨にヒビ」

 

え?滅茶苦茶重症じゃね?

 

怪我人ってレベルじゃなくね?

 

「じゃあ、僕は帰るよ」

「いや、待て。色々とキツいものが……」

「退院は回復次第だってさ」

「そうか」

「アデュー」

「いや!待てって!!」

 

あぁ……行っちまった

 

「この空間でどないせいと……」

 

~蓮樹side~

 

「ふわぁ……寝む…………」

『蓮樹、ずっと起きてましたからね』

「まぁね……」

『ちゃっかり回復促進の魔法もかけちゃってますし』

「そりゃあ、命の恩人であり、親友だからね」

『それじゃあ、人目のつかないところで転送魔法、使いますね』

「あと、家のラノベも暮羽の部屋に転送させてくれる?」

『かしこまりました~』

 

これから先、どうなるのかな?

 

暮羽のハーレムか、はたまた修羅場か

 

だって、完全に原作組と水姫ちゃんから好意持たれてるし

 

でも、なのはちゃんは友達として好きなのか、異性として好きなのからよく分からないや

 

『そういえば、蓮樹は原作キャラと結婚したいとかあるんですか?』

「いや、結婚って人生の墓場じゃん」

『あなた、一体何しにこの世界に来たんですか……?』

 

さぁ……?

 

適当に養子引き取って、育てて、一生を終える為じゃない?

 

『まぁ、そうなったら私と結婚を……』

「結婚はノーセンキュー」

『むぅ……』

 

~暮羽side~

 

なんか、急にドサドサッと落ちてきた蓮樹のラノベを読みながら時間を潰す

 

前世であったような某シスコン小説とか、某禁書目録の小説とか、某巨大な戦艦が出てくるやつとかetc……

 

ってか、なのはのやつ、気持ち良さそうに寝てやがる

 

「……うりうり」

 

頬をツンツンとつつく

 

「うみゅ……」

 

お、柔らかい

 

「うりうりうり」

「う~ん……」

 

まぁ、これ位にしておくか

 

起きたときに変な目で見られ……

 

「水姫。狸寝入りを止めい」

「あ、バレた?」

「お前がたった1日起きてただけで疲れ果てるような奴ではないと俺は知っている」

「あはは。で、大丈夫?」

「痛みは殆ど無い(痛覚が半分麻痺)。早く退院するために霊力で治癒能力を強化するつもりだが」

「魔力はいる?」

「いらん」

「分かった」

 

ちなみに、水姫も二週間寝ずの仕事をしたことがある

 

まぁ、俺の手伝いでだが

 

「じゃあ、ボクが林檎でも剥いてあげようか?」

「いや、いい。腹は減ってない」

「少しでも食べて夢想天生で消費した霊力を回復させないとまずいんじゃないの?」

「夢想天生位なら何百回と使える位の霊力はある」

「ファイナルマスタースパークの本気で例えると?」

「三百以上」

「相変わらず馬鹿げた霊力だね」

「一万歳の人間なめるな」

「ボクは暮羽より百歳年上って事をお忘れなく」

 

ぐっ……

 

前世からの年を合わせてもこいつより年上にならない……

 

こいつ、見た目は小学生なのに、年は俺より上だからな……

 

しかも、しょっちゅう俺を襲ってアッー!しようとしてくるし……

 

「じゃあ、ボクは暫く寝てるね。幾らなんでも寝ないとキツいものがあるから」

「家で寝ろっての……」

「だが断る」

「はいはい」

「じゃ、おやすみ~」

 

それだけ言ってまた机に突っ伏して寝た

 

そういえば、何か霊力で作る糸ってあったよな

 

霊糸?念糸?

 

何かそんなのがあった気がする

 

それでドールズウォーとか出きるか?

 

出来るならやってみたい

 

「こんな感じか?」

 

おっ、案外簡単に出たな

 

色は……灰色か

 

俺の霊力の色は全部灰色だし、まぁ、当たり前っちゃあ当たり前か

 

別に色も任意で変えれるし

 

神力は初めから7色だったけどな

 

「……うん……?ふわぁ…………」

 

ん?誰か起きたか

 

「……あ、暮羽くん。起きたの?」

「よっす、すずか。さっき起きたばかりだけどな」

 

すずかだったか

 

「ってか、まだ寝てなくても大丈夫なのか?」

「うん。体力とかには自信あるし」

「まぁ、お前は高等妖怪だしな」

「え?そうなの?」

「吸血鬼はかなりの高等妖怪だしな。それに、吸血鬼特有の能力だって、かなり強い。まぁ、すずかが陽の光を浴びても平気なところを見ると、ただ妖力が強いだけに見えるが」

「???」

 

あ、流石に難しかったか

 

「まぁ、言いたいことは、もしかしたら、吸血鬼の能力が使えるんじゃね?って事」

「あぁ」

 

ポンと納得したかのように手を打つ

 

「それよりも、その糸って何?」

「これは霊力で作った糸だ。まだ頑丈じゃ無いけどな」

 

ちょっとつねられたらすぐにプッツンと切れるほどの柔らかさ

 

訓練して、もうちょっと硬度を上げておかないと、ドールズウォーが出来ない

 

ってか、まずは専用の人形が必要か

 

「すずかは家に帰らなくてもいいのか?」

「うん。今日まではここに居てもいいって」

 

何か、申し訳ない気分になってくるな……

 

「それよりも、何でなのはちゃんはそこで寝てるのか、暮羽くん、知ってる?」

 

すずかがかなり黒いオーラを出して聞いてくる

 

え?いや、マジで怖い……

 

「し、知りません……」

 

や、ヤバイ、胃がやられる……

 

う、浮く程度の能り…………浮けない……だと?

 

の、能力は発動してるのに、重圧を無効化出来ない!?

 

「そう……」

「ふわぁぁぁぁ……おは…………ひぃっ!!?」

 

あ、アリサが起きた

 

「あ、おはよう……アリサちゃん」

「お、おは……おは……おはよう……す、すずかさん……」

「何で敬語になってるの?」

「ひぃぃ!!?」

 

こ、怖いです……すずかさん…………

 

吸血鬼の魅了とか使ってませんよね?

 

ってか、アリサが恐怖によって今にも泣き崩れそうなんですけど

 

恐怖によって軽く顔が歪んでるんですけど……

 

「……ちょっと、なのはちゃんとO☆HA☆NA☆SHIしてこないとね…………」

 

お、お話!!?

 

い、いや……お話じゃない、O☆HA☆NA☆SHIだ!!!?

 

「なのはちゃん……起きて」

「……ふぇ?……おは…………にゃっ!!?」

 

あ、起きた

 

「はわわわわわ……」

「ちょっと……O☆HA☆NA☆SHI……しよ?」

「あわわわ……」

 

あ、ベッドから引き落とされて、ズルズルと……

 

ピシャッ!!

 

『………………』

 

<にゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!?

 

…………ご愁傷様

 

「……あれ、すずかよね?」

「あぁ。すずかだ」

「怖すぎない?」

「俺も思った」

 

だって、浮く程度の能力が効かないなんて初めてだもん

 

水姫、寝ててせいか…………

 

こいつ、また狸寝入りしてるな

 

滅茶苦茶ガクガク震えてるし……

 

まぁ、放っておこう

 

「……あ、そういえば、怪我は大丈夫?」

「大丈夫と言えば嘘になるが……大丈夫だ。問題ない」

 

だって、頭蓋骨にヒビだぜ?

 

鍛えてなかったら即死だった

 

「まぁ、早く治しなさいよ?」

「何とかしてみるよ」

 

霊力で治癒能力を強化してるから、二週間以内には完治するだろうし

 

「なのは、いつの間に暮羽のベッドに入ったのかしら?私が最後に寝たけど、なのはは椅子の上で寝てたし……」

「トイレにでも行った後でモゾモゾと入ったんじゃないか?」

「そうかもね」

 

ガラガラッ

 

あ、戻ってき……

 

「全く、O☆HA☆NA☆SHIをしようと思ったらすぐに気絶しちゃうんだから……」

 

すずかが戻ってきた

 

ズルズルと気絶したなのはを引きずって

 

「じゃあ、眠いし、私は帰るね」

『イエス、ユアハイネス』

 

ピシャッ!!

 

…………

 

「ねぇ、暮羽」

「あぁ。言いたいことは分かる」

『すずかを怒らせたら明日は無い』

 

今回の事件でそれがよく分かった




O☆HA☆NA☆SHIの一回目の被害者はなんと魔王様

ちょっと、する側をされる側にしてみました

え?暮羽の入院手続き?

ゼクスが数分でやってくれました
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