魔法少女リリカルなのは~次元を司る現人神~   作:黄金馬鹿

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ハイペリオンスマッシャーって何でアニメで使われなかったのでしょうか……


第17話

~暮羽side~

 

さて、浮く程度の能力で暑さから浮いてるから、暑いのか寒いのか分からない今日この頃

 

まぁ、あれから一週間たって、週末の金曜日

 

そう、島へと旅行に行く日だ

 

で、金曜日の朝

 

「ねぇ、暮羽」

「ん?」

「本当に、家の前で待ってればいいの?」

 

さぁ……だって、アリサがそうしてろって言ってたんだし、いいんじゃね?

 

「ねむい……」

「頑張れ。フェイト」

「うん……」

 

フェイトは結構眠そうだ

 

「移動中にぐっすりと寝ておけ」

「うん……」

 

もう半分くらい瞼が下りている

 

この調子だと、車の中ですぐに寝るか?

 

まぁ、寝たらゼクス辺りに面倒を見てもらうか

 

俺も寝るし

 

「……あ、あれじゃない?」

 

……ん?…………小型のバス……って、はぁ!!?

 

「あ、止まった」

 

アリサの家は金持ちって聞いたが……小型のバス一台を貸し切りに出きるのかよ……

 

あ、ドアが開いた

 

「桜庭様ご一行ですね?」

「はい」

「誘拐の件はありがとうございました」

 

あぁ、あのときね

 

「いえいえ。偶然見掛けたので助けただけです」

「いえ、相手は銃を持っているのに、犯人を物ともしないで、救出をおこなったこと。感謝してもしきれません」

「なら、今回の旅行で貸し借り無しということで」

「そちらがそれでよろしいのでしたら」

「じゃあ、お願いします」

「はい。では、お荷物をお預かりします」

 

凄いいい人だな……

 

主のためにここまで働くなんて……

 

アリサも、いい執事を持ったものだな。この人は私の執事だって胸張れるぞ

 

「では、中へ」

「はい」

 

中には……蓮樹とゼクス、すずか、アリサ、なのは、恭也さん……あとは……誰だ?

 

とにかく、もう俺等以外はもう乗り込んでたみたいだな

 

「暮羽~!早く座りなさ~い!」

「そうだな」

 

空いてるのは……アリサの隣とその後ろか

 

「じゃあ、ボクはここにしよっと」

 

水姫が座った事により、アリサの隣か水姫のとな……

 

「ここで……」

 

フェイトが水姫の隣に座ったから……

 

「アリサ、隣に座るぞ?」

「えっ!?あ、いいわよ!」

 

お、中々いい座り心地

 

前の席には……なのはとすずか

 

その横にゼクスと蓮樹

 

俺等の隣に恭也さんともう一人、女の人

 

後ろに水姫と……熟睡したフェイト

 

「では、発車いたします」

 

おっ、動き出したか

 

さて、暫くはボーッとしてるか

 

~数分後~

 

さて、気が付いたら俺とアリサ、恭也さんの隣にいる人以外は寝てる

 

アリサはなんか顔を真っ赤にしてボーッとしてるみたいだし

 

酔ったか?

 

「ねぇ、貴方、桜庭暮羽君かしら?」

「あ、はい」

「私、月村忍。すずかの姉よ。よろしくね」

「どうも」

「あと、すずかが誘拐された時、助けてくれてありがと」

「いえ。当然の事をしたまでですよ」

「それでもよ。じゃあ、私も寝るわね」

「えっ!?」

 

あ、寝ちまった……

 

……ん?妖力がある……って事は吸血鬼か

 

完全昼型で太陽の光を浴びてピンピンしてる吸血鬼って……

 

まぁ、いいけどさ。斬新で

 

さて、このままだと俺が物凄く暇なので……

 

「アリサ、目を覚ませ」

 

ボーッとしてるアリサの頭に手刀を一発

 

「はっ!?」

 

お、気が付いた

 

「あ、え?何で暮羽が隣に!?」

「バスに乗ったときに俺は隣に座っただろ?あと、皆が寝てるから静かにな」

「あ……」

 

いつからボーッとしてたんだよ……

 

「で、今から行く島はなんて名前なんだ?」

「えっと……鈴音島よ。私の家が保有してる島」

「……島一つ持ってるのかよ……」

「まぁね。凄いでしょ!」

「あぁ。凄いな」

 

なるほど。だからバス一つ貸しきってるわけね

 

それで、暫く談笑してると……

 

「あ、着いたわ。ここで船に乗り換えよ」

「次は船か」

「ふわぁ…………着いた?」

 

蓮樹が丁度いいタイミングで起きてくれた

 

「着いたみたいだぞ。さ、皆起こすから手伝え」

 

で、皆を起こして(水姫となのはは中々起きなかったから叩き起こして)

 

「潮風が気持ちいいな」

「そうだね」

「うぅ……わざわざ叩かなくたって……」

「暮羽くん……ひどいの……」

「起きなかった方が悪いということで、皆、ファイナルアンサー?」

『ファイナルアンサー』

『うぅ……』

 

と、茶番をしてから

 

「そういえば、この子は誰?」

 

あ、そういえば、フェイトは自己紹介してなかったな

 

「紹介するよ。俺の家で居候している……」

「フェイト・テスタロッサです。よろしくお願いします」

 

で、各々が自己紹介をしたんだが……割愛させてもらう

 

そして、自己紹介が終わったあと……

 

「じゃあ、この船に乗って」

 

と、言われて船に乗ってから、波に揺られること数分……

 

「着きましたね」

「おぉ、結構広いな」

「海も綺麗だね」

 

で、アリサの別荘と思われる場所に着き、それぞれの部屋に荷物を置いて、各自、水着に着替えた

 

だが、野郎共は早めに着替えが終わるため

 

「ここら辺か?」

「そうだね」

「よし、じゃあ、とっととやろうか」

 

プライベートビーチでパラソルを立てていた

 

「……じゃあ、俺はあっちに行ってくるよ」

「忍さんと二人で遊んでくるんですか?」

「ま、まぁな」

「応援してますよ」

「あぁ。ありがとう。じゃあ、また後で」

 

恭也さんはスタスタと歩いていった

 

「……釣りがしたいな…………」

「釣りが好きなの?」

「まぁな。あっちでは食料確保と趣味ということでやってたし」

「竿は?」

「抜かりはない」

 

四次元から海釣り用の竿と餌、その他諸々を取り出す

 

「そういえば、何かデカイ荷物をもっていたよね」

「あぁ。部屋に入った瞬間四次元にぶちこんだが」

 

だって、部屋を圧迫するだろ?

 

「後でアリサにやっていいか聞いてみたら?」

「そうするよ」

 

釣りっていいよな

 

まぁ、俺の釣り談義は置いておくとして

 

「そろそろ出てくるかな?」

「……寝ていい?なんか眠い」

「いいんじゃない?」

 

何か眠い

 

ってか、こんくらい日差しがいいと逆に眠たくなってくる

 

「暮羽~」

 

この声は水姫か

 

「どうした?水姫」

「どう?水着似合ってる?」

 

水姫の水着はシンプルな青色のワンピース型の水着だ

 

「似合ってるぞ」

 

取り合えず、頭を撫でておく

 

「えへへ~」

 

ちなみに、妖精特有の羽はちゃんと水姫が見えないようにしている

 

まぁ、今さらって感じの説明だがな

 

だが、妖力を解放すると羽も見えてしまうらしい

 

「あ、いたいた。暮羽く~ん!」

 

お、なのは達も来たか

 

「遅かったな」

「これでも急いだ方なんだよ?」

「女の子の着替えはそれなりに時間がいるのよ」

 

まぁ、そうみたいだな

 

水姫は目を離せば私服になるから忘れてた

 

「で、どう?」

「何がだ?」

「水着、似合ってる?」

 

あぁ、そのことね

 

「全員、似合ってるぞ」

 

なのはが腰にフリルを付けたピンクのビキニ型、フェイトが黒いビキニに……パレオだったか?それを着けたやつ、アリサはシンプルな赤色のワンピース型、すずかも紫色のシンプルなワンピース型

 

あと、ゼクスは……あ、居ない

 

ついでに蓮樹もいない

 

まぁ、いいか

 

「あと、ここにスイカがあるんだけど、どうする?」

 

アリサが結構デカイ西瓜を片手でヒョイと持ち上げる

 

おっ、西瓜か

 

あっちではよく自家栽培して食ってたっけ

 

ってか、片手でデカイ西瓜をヒョイと持ち上げる小学一年生って……

 

最近の小学一年生ってすごいな

 

「海で冷やしておくか?」

「そうね。そうしておきましょ」

 

~数分後~

 

「よし、西瓜割りでもやるか」

「でも、木の棒が無いわよ?」

 

あ、ほんとだな

 

よし、

 

「確か、パラソルの下辺りに……」

『?』

 

よし、皆の死角に行って、四次元を開いて、

 

「ほれ、木刀」

 

普通の木刀を一本取り出す

 

『えっ!?』

「あ~……そういうことね」

 

水姫は流石に分かったか

 

「すご~い!マジック?」

「まぁ、似たような物だな。タネも仕掛けも無い」

「……じゃあ、他の物もだしてよ」

「よし、いいだろう」

 

またパラソルの下に手を突っ込んで四次元を開いて、

 

「ほい、羽桜刀」

『真剣!!?』

「あ、やべっ」

 

そういえば、真剣は外に出しちゃいけないんだったな

 

「見なかったことに……」

「取ったぁ!!!」

 

あっ!?

 

アリサに取られた!!?

 

「馬鹿ッ!かえ……」

「えいっ!!」

 

すずかが腕を捻りあげ……

 

「いだだだだだ!!!極ってる!極ってるから!!!!」

 

お、折れる!!

 

折れちまうから!!!

 

吸血鬼の腕力は尋常じゃないから!!!

 

「うわっ……これ、本物じゃん…………」

 

あぁ、抜刀するな……危ないだろ……

 

え?錆びないかって?

 

大丈夫だ。一日中潮風にさらしてその後一週間放置しても錆びない

 

「何で暮羽くんが真剣を持ってるの?」

「いや……その…………」

 

ど、どうしよう……

 

そうだ!!

 

「し、親戚から貰ったんだよ」

「ふぅん……」

 

だ、駄目か?

 

「まぁ、いいわ」

 

よ、よかった……

 

「だけど、これでスイカ割りさせてもらうわよ?」

「いいけど……」

 

その……な?

 

「何よ」

「足や腕斬っても責任は取らんぞ?」

「……や、止めておくわ」

 

チンと音をたてて羽桜刀をしまう

 

ふぅ……よかったよかった

 

「ほれ、木刀にしておけ」

「分かったわ。フェイト、スイカをセットしてきて」

 

うん、フェイトも自然に仲間入りしてるな

 

仲がよくて結構

 

「蓮樹達は?」

「ちょっと待ってろ」

 

またまた死角に行き、

 

(西瓜割りするから来い)

『りょーかい』

 

よし、完了

 

ちなみに、通信符は四次元からそっと取り出してそっと戻しておいた

 

実は、繊細なんだぜ?俺と水姫の使っている通信符って

 

まぁ、かなり昔に作ってもらったやつって事もあるんだけどな

 

「すぐ来るってさ」

「じゃあ、私達だけで始めちゃおっか」

 

すまん、蓮樹

 

呼び出しておいてなんだが、西瓜、食うだけになるかもしれん

 

「じゃあ……なのは、go」

「えっ!?わたし!?」

 

まぁ、なのは辺りが妥当だろうな

 

アリサやフェイトはすぐに割るだろうし、すずかや水姫は一発だろうし

 

「じゃあ、目隠しして」

「うぅ……真っ暗なの…………」

「はい、木刀」

「えっと……これなの?」

「それ、私の腕だよ」

「じゃあ……これ?」

「それはわたしの腕」

「にゃっ!?じゃあ、これ?」

「それはボクの水着の一部」

「じゃあ……えっと…………これだ!」

「ぐえっ!!?そ、それは…私の……首…………!」

 

何故首を掴めれる

 

木刀握るより遥かに難易度高いだろ

 

ってか、感触で分かれ

 

「もう、これだよ」

「あ、ごめん……アリサちゃん……」

「まぁいいわよ。気にしないで」

 

アリサ……強がってるが、涙目だぞ?

 

「あ、始まってる?」

 

お、蓮樹とゼクスか

 

「今からだよ」

「じゃあ、フェイト。思いっきり回しちゃって」

「分かった。えい!!!」

「あわわわわ!!!?」

 

物凄い早さでなのはを回し始めるフェイト

 

加減というものを知らんのか?

 

「ふ、フェイトちゃん!!もういいの!!!十分……うぇ…………」

 

あ、なのはが酔い始めた

 

「フェイト。終わり」

「分かった」

 

ピタッとその場で止める

 

「はわわ…………」

 

なのははもうフラフラになっている

 

まぁ、あれは俺でも酔える自信がある

 

「なのは!!前に行って!!」

「えっと……こっちなの?」

「もっと右だよ!」

「えっと……右だよね?」

「なのは、そのまま真っ直ぐ」

「えっと……こっち?」

 

……ん?なんか俺の方に近付いてる気が

 

「なのはちゃん。上上下下丸描いてちょん」

「にゃっ!?」

 

いや、ゼクス……絵描き歌じゃないんだから……

 

「えっと……上はジャンプ?で、下はしゃがむ?」

 

二回ジャンプをしてから二回しゃがむ

 

その間にも俺に……あ、なんかフラグが建った気がする

 

「丸だから……ぐるっと回って」

 

あ、一足一刀の間合いに……

 

「思いっきり踏み込んで……」

「な、なのは!!!お前が今割ろうとしてるのは西瓜じゃなくて……」

 

俺の頭だよ!!!

 

だが、その言葉を言い切る前に……

 

「えい!!!」

 

木刀は降り下ろされ……

 

「アッザム!!!」

 

いやぁ…………死ねますから。これ

 

~少年気絶中~

 

……ん…………?

 

「う……いてて…………」

 

ゆっくりと起き上がってみる……あ~……頭痛たいな……

 

気絶してたか……

 

って、陽が傾いてるし…………

 

何時間気絶してたんだよ……

 

「暮羽くん!」

「うおっ!!?」

 

なのはが前から抱き付いてきて、そのまま砂浜に押し倒された

 

「よかった~……」

「な、なのは?」

「ずっと死んじゃったように寝てたから…………」

 

……また鍛えるかな

 

あれくらいで何時間も気絶してる位鈍っていたか……

 

「大丈夫だよ。そう簡単には死なん。」

「うぅ……」

「頭蓋骨にヒビはいってあれだけ出血しても生きてたんだ。これくらいで死ぬはずないだろ?」

「でも……」

「俺の生命力は油虫……黒光りするGより凄いぞ?」

「うん……」

「まぁ、皆を心配させてるだろうし、戻ろうぜ」

「うん」

 

……もう、そう簡単には元の世界に戻れなくなってるみたいだな……

 

まぁ、そんな事を考えても仕方がない。今はこの現代での生活を満喫しよう




油虫とは、皆さんご存じの銅線状の触覚を自慢気に見せびらかした台所等でカサカサいって時には人間に向かって飛んでくるあの黒光りするGの事です

あと、なのはの木刀での一撃は実は大人一人を沈めれる程の威力だったりします

それでは、また次回
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