魔法少女リリカルなのは~次元を司る現人神~   作:黄金馬鹿

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フェイトは一時離脱です


第20話

~暮羽side~

 

「ほらほら、遅い遅い!!」

「この!」

 

旅行から帰ってきて二日後、今日も元気に特訓中

 

「サンダースマッシャー!!」

「何の工夫もない砲撃には当たらんさ!!」

 

フェイトのサンダーレイジをグレイズさせて避ける

 

「今!!バインド!!!」

「しまっ!?」

 

グレイズに夢中だった俺の手足にバインドが掛けられる

 

まぁ、力ずくで外せるんだけどな

 

「アルカス・クルタス・エイギアス……」

 

詠唱!?

 

フェイトの詠唱に伴い、38基のフォトンスフィアが出来上がる

 

成る程。バインドしてこいつを当てるって作戦か

 

「疾風なりし天神、今導きのもと撃ちかかれ……」

 

まぁ、真っ正面から受けるようなマゾでは無いのでな

 

「バインドブレイク」

「っ!?バルエル・ザルエル・ブラウゼル!フォトンランサー・ファランクスシフト!!」

 

全て拳で叩き落としてやる!!!

 

「打ち砕け!!ファイア!!!!」

 

フォトンスフィアからフォトンランサーが次々と……って、多すぎだろ

 

まぁ、全て打ち落とすがな!!!

 

「夢想天生!!!!」

 

っしゃあ!!!

 

「ッラア!!!」

 

10……30……90!!!

 

「嘘っ!!?」

 

100……300……800!!!

 

「ラストスパート!!!」

 

900……1000…………1060!!!!

 

「1064発をぜ、全部……打ち落とした…………?」

「中々の数だったぞ。だが、この程度なら打ち落とせる」

 

ごめんなさい、途中、ヒヤッとしました

 

ついでに、4発ほど当たりました

 

だって、流石にあれを打ち落とすのはもうちょっと強化しないと無理

 

「よし、次は俺だな」

「えっ!?」

 

えっと、確かこんな感じだったよな?

 

「アルカス・クルタス・エイギアス……」

「嘘っ!?」

 

生憎、ラーニングは得意中の得意なんでね

 

詠唱中にフォトンスフィアを作り出す

 

「疾風なりし天神、今導きのもと撃ちかかれ。バルエル・ザルエル・ブラウゼル!!」

「フ、フォトンランサー・ファランクスシフト!!?」

 

いくぞ!!!

 

「雷符「フォトンランサー・ファランクスシフト」!!!」

「ま、不味い!!」

 

逃がすかよ!!!

 

「撃ち抜け!!ファイア!!!!」

 

撃つ程度の能力でフォトンランサー・ファランクスシフトを撃つ

 

「きゃあぁぁぁぁ!!!!」

 

ピピピピピピピピピピピピピピチューン

 

決着っと

 

「うぅ…………コピーなんて卑怯…………」

「悪いね。実は、マスパもラーニング技なんだ」

 

魔理沙と幽花のね

 

「まぁ、実は4発ほど先に被弾してたから、俺の敗けなんだけどな」

「でも、わたしは4発どころか、10発以上当たってたし……」

「じゃあ、引き分けって事で休憩だ」

「うん」

 

ふぅ、結構疲れたな

 

あと、フォトンランサーを殴った手がヒリヒリする。ついでに、ビリビリする

 

「また勝てなかったな……」

「でも、かなり強くなっているさ。前なんて、バインドすら掛けられなかっただろ?」

「……強くなってる?」

「あぁ。すぐに追い抜かれそうだぜ」

「じゃあ、絶対に追い抜く!!!」

「そのいきだ」

「うん!!!」

 

……それよりも、フェイトが言っていたリニスさんやアルフさん、遅いよな…………

 

「さて、飯にするか」

「うん」

 

よし、作るか

 

~少年料理中~

 

『いただきま~す』

 

~少年等食事中~

 

『ごちそうさまでした』

「お粗末さまでした」

 

よし、片付けるか

 

そのあとは何時もの通り特訓だな

 

<ピンポーン

 

……ん?客か?

 

今日は誰も来ないはずなんだけどな……

 

「水姫。皿洗い頼む」

「分かった~」

 

一体誰だ?

 

「ほいほ~い、今出ますよ~」

 

エプロンとって、靴に履き替えて、

 

「何方様ですか?」

 

玄関には、家庭教師みたいな人と、ラフな格好をして、犬耳、尻尾を生やした人が……

 

「すい……」

「人違いです」

「話を聞いてください!!!」

 

え?いや、だって、絶対に俺の関係者じゃないもん

 

「……用件だけ言ってください」

「ここにフェイト・テスタロッサという子がいると聞いたんですけど……」

 

…………ん?フェイト?

 

それに、そこの犬耳生やした人は……

 

「もしかして、リニスさんとアルフさん?」

「そうです!!」

「で、フェイトはいるのかい!?」

 

おぉ、噂をすれば何とやらだな

 

「じゃあ、少しお待ちを」

 

急いでフェイトを呼びに行く

 

「フェイト!お迎えだ!!」

「え?」

「いいからいいから」

「え?ちょっと!?」

 

フェイトを無理矢理玄関前まで押していく

 

「一体誰が…………」

「フェイト!!」

「心配したんだよ!!」

「……リニス…………アルフ?」

「ほら、暫く家族水入らずで話してこい」

 

俺はスキマアウトならぬ次元アウトで退場する

 

「あ、暮羽。誰だったの?」

「リニスさんにアルフさん。迎えに来たんだよ」

「へぇ。よく見つけられたね」

「ほんとだよな」

 

玄関からわんわんニャーニャー聞こえる

 

「まぁ、暫くはそっとしておこうぜ」

「じゃあ、洗い物手伝って」

「はいよ」

 

~数分後~

 

「おっ、話し声が無くなったな」

 

少し見てくるか

 

エプロンとってっと

 

「あ、暮羽」

「君が……桜庭暮羽君?」

「はい。あ、どうぞ、上がってください」

 

リニスさんとアルフさんを室内に案内する

 

あ、まだ洗い物途中だった

 

…………まぁ、いいか

 

「じゃあ、適当に座ってください」

 

居間に案内して、座ってもらう

 

「……そういえば、親御さんはお仕事で?」

「あ、居ないので気にしないでください」

「あ…………」

「ちょっ、リニス!」

「いや、そんなに気にしなくてもいいですって」

 

まぁ、転生してからいないもんな

 

特に話題に出されても気にはしない

 

前世の親の顔も輪郭とかしか覚えてないし

 

「えっと、そちらの方がリニスさん、犬耳を生やしたのがアルフさんですね?」

「あ、はい。あと、私の事はリニスでいいですよ」

「あたしもアルフでいいよ。ちなみに、これは犬耳じゃなくて狼の耳だからね?」

「じゃあ、俺の事は呼びやすいように。で、フェイトを迎えに来たんですよね?」

「はい……もう休むことなく次元世界を点々とするのは懲り懲りです……」

「途中、デッカイムカデとかにも襲われたしねー」

 

うふふ、あははと笑いながら軽く魂が抜けてるのはこの際スルーしよう

 

「リニスとアルフは使い魔……でしたっけ?」

「あ、はい。私はこの子の親の使い魔ですけどね」

 

……その親が見あたらない……ってことは、親は他の所を捜索してるのか?

 

親の事は殆ど聞いてないから分からないな

 

「……あれ?ここまでフェイトが話してるってことは、暮羽は魔導士……」

「でも、魔力量はかなり…………」

「いや、俺は魔導士ではありません」

『え?』

「う~ん……」

 

ざっくりと説明するか

 

「俺は魔法と似て非なる力を使うんです。まぁ、友人に魔導士もいますけど」

「似て非なる力?」

「レアスキルって事かい?」

「レアスキルらしき物は別であります」

『???』

 

やっぱり分からないよな

 

流石に霊力ですなんて言うのもあれだし、現人神ですなんて言っても信用されないだろうし

 

じゃあ、実戦でみせてみるか

 

「じゃあ、模擬戦を一回しませんか?」

「で、でも……」

「大丈夫だよ、リニス。暮羽は強いから」

「自惚れのように聞こえますが、一応、強いことには強いです」

「いいじゃん、一戦やっちゃいなよ。リニス」

「……じゃあ、一度だけ」

 

よし、じゃあ、決まりだな

 

「じゃあ、庭に出てくれますか?」

「あ、結界張りますね」

 

リニスがそう言うと、周りの景色が変わる

 

ほう、これがフェイトの言ってた封時結界ね

 

「えっと、飛べますか?」

「ご心配なく」

 

リニスの目の前で飛んで見せる

 

「確かに、魔力は使われていませんね……」

 

まぁ、今回は浮く程度の能力で空を飛んでいるからな

 

「これも、レアスキルってところです」

「飛ぶことに特化したレアスキルですか……ですが、それだけでは私を倒せませんよ」

 

リニスさんも飛んでくる

 

「じゃあ、どちらかが参ったと言うまでで」

「先行はどうぞ」

 

リニスさんがこちらに先行を譲ってくる

 

ふふふ、後悔させてくれるわ

 

取り合えず、手元にスペルカードを作っておく

 

「アルフ、試合開始の合図を頼めますか?」

「おう、任せておきな」

 

まずは…………こいつを一発やっておくか

 

「試合、開始!!!」

 

よし、本気でいくぞ!!

 

「スペル宣言!!!」

「ッ!?」

 

俺をガッカリさせないでくれよ?

 

「霊砲「マスタースパーク」!!!!」

 

スペルカードが光となり、弾ける

 

いくぞ!!!

 

「オラァ!!!」

「カードリッジシステム!!?」

 

残念ながら、違うぜ!!!

 

「くっ!!」

 

マスパをギリギリの所で避けられる……だけど、それだけじゃないんだよな

 

「目の前にもご注意を」

「なっ!?」

 

マスパとは別の弾に当たりそうになるが、当たらない

 

そして、丁度マスパを撃ち終わる

 

「なんて弾幕!!」

「二発目、いきますよ!!!」

 

二発目のマスパを撃つ

 

「連続で砲撃!!!?」

「ほら、マスパばかりを気にしてると当たりますよ!!!」

 

だが、流石フェイトの師だ。殆ど苦を見せずに避けていく

 

そして、時間はたち、

 

「スペルブレイク……」

 

マスパのスペルカードが元に戻る

 

「……まさか、砲撃を連続で撃ってくるとは…………」

「まだまだ!!!」

 

続いてのスペルカードを用意する

 

「また!!?」

「なんて出鱈目!!」

「スペル宣言!!!出鱈目「下手な鉄砲もなんとやら」!!!」

 

またスペルカードが光となり、弾ける

 

こいつは完全ランダムのスペルカードだ

 

どんな弾幕になるかは分からん

 

「こ、今度は……!?」

「って、なんだい!!?あの弾幕の密度は!!!」

 

360度、出鱈目に弾幕を撃ちまくる

 

「あ、あんなに撃ってたら魔力が……!!」

「ほらほら、ちゃんと避けないと痛いですよ!!!」

「なんて出鱈目な!!!うぐっ!!!」

 

一発だけ被弾する

 

まぁ、非殺傷設定にしてあるから問題はない

 

「あぐっ!」

「その程度ですか!!?」

「くっ、フォトンスマッシャー!!!」

 

俺に向かって直線状の砲撃を撃ってくる

 

「グレイズ余裕……!?」

「はぁぁ!!!」

 

フォトンスマッシャーで撃ち落とした弾幕の間を通り、こっちに迫ってくる

 

「はぁ!!!」

 

黄色の魔力がこちらに迫ってくる

 

「チッ!!」

 

それを紙一重で避けた

 

が、

 

「今!!!」

 

その直後に放たれた回し蹴りに当たってしまう

 

「ぐあっ!!!」

 

予想以上に強力だったため、吹き飛んでしまう

 

俺がダメージを受けると共に、全ての弾幕が消える

 

「え?」

「スペルブレイク……」

 

何とか途中で止まる

 

まさか、強引に抜けてくるとはな…………

 

「なるほど。一撃入れればいいんですね」

 

確かな

 

だけど、こいつはどうかな?

 

「スペル宣言、魔槍「スピア・ザ・ゲイボルグ」!!」

 

俺の手に、灰色のゲイボルグが握られる

 

「召喚魔法!?」

「さぁ、こいつにはどう対処する!!?」

 

こいつは完全に白兵専用にカスタマイズしてあるから、数発くらったところで消えはしない

 

「くっ、はぁ!!!」

 

小さな杖でこちらに攻撃してくる

 

だが、

 

「遅い!!」

 

それを弾き、腹にゲイボルグを一突き

 

「ぐあっ!!」

「そのまま吹き飛べ!!!」

 

それを一旦戻し、横に薙ぐ

 

「アァ!!!」

『リニス!!』

 

リニスは吹き飛んでいったが、途中で踏ん張り、止まる

 

「ぐ……中々ですね…………ですが!」

 

ん?魔力を高めている?

 

「フルドライブ!!!」

 

成る程。一撃で決めようってか

 

なら、こちらも

 

「スペル宣言!!!大霊砲「ファイナルマスタースパーク」!!!!」

 

ゲイボルグが消える

 

そして、俺はファイナルマスタースパークを撃つ準備をする

 

「いきますよ!!!」

「受けてたちます!!!」

 

リニスさんは杖をまるで剣の切っ先を此方に向けるように持つ

 

「プラズマ…………!!!」

「ファイナルマスター……!!!」

 

リニスさんの杖の先に魔力が集まっていく

 

こいつで決める!!!

 

「セイバー!!!!!!!」

「スパーク!!!!!!!」

 

~数分後~

 

「いたたた…………」

「大丈夫ですか?割りと本気だったので」

「はい。そこまで柔ではありませんよ」

 

結果は俺の圧勝

 

アルフの感想は、あんな砲撃、馬鹿げてるらしい

 

しかも、プラズマセイバーとファイナルマスタースパークは拮抗すらしなかったらしい

 

そこまで強いか?ファイナルマスタースパーク

 

あ、帽子が飛んでいってるな

 

と、いうことは…………リニスの頭からはピョコンと猫耳が飛び出ている

 

何で隠してたんだ?

 

まぁ、取り合えず、拾ってきてっと

 

「リニス、帽子」

「え?……あっ!!」

 

バッ!!っと俺の手から帽子をとって、自分の頭に被せる

 

この間、わずか0.2秒

 

「……見ました?」

「バッチリと」

「うぅ~…………」

 

リニスが顔を真っ赤にしてる

 

そんなに恥ずかしいか?

 

「しっかし、強かったねぇ。あたしじゃ敵わないよ」

「そこまで強くないって」

「わたしが一度も勝ててないのに?」

「いや、今日は引き分けただろ?」

「むぅ…………」

 

……まぁ、少なくとも、天我のような最低な野郎よりは強い

 

「……じゃあ、私達はそろそろ帰りますね」

「え?」

「そうですか」

 

とうとうフェイトともお別れか

 

「もうちょっと位……」

「駄目です。プレシアが心配しますから」

 

プレシア?

 

フェイトの母親か?

 

だったら、早く帰った方がいいな

 

「でも……」

「また好きなときに遊びにこい」

「……いいの?」

「当たり前だ。もう半分家族みたいなものだからな」

「だからさ、今日は帰ろうよ」

「…………うん」

まぁ、早く帰って母親を安心させてやるんだな

 

「じゃあ、急ですけど、私達はこれで」

「今度会ったら、色々と話そうじゃないか」

「そうですね。その時は、俺の力についても話しますよ」

「……暮羽、またね」

「またな。フェイト」

「あれ?フェイト、帰っちゃうの?」

 

今頃出てきたのかよ……水姫…………

 

「えっと……彼女は?」

「……帰ったあと、フェイトに聞いてください」

「そうします。では、また今度、ゆっくりとお話しましょう」

「じゃあね。今度はあたしとも一本やってくれよ?」

「いいですね。やりましょう」

「暮羽、水姫。いつか、遊びに来るから」

「何時までも待っててやるよ」

「まったね~」

 

そんなやり取りをしたあと、フェイト達は消えてしまった

 

「……嵐のように去っていったね」

「そうだな。さ、残った家事をパパっと終わらせるぞ」

 

~フェイトside~

 

「楽しかったですか?フェイト」

「うん。凄く」

「じゃあ、何があったか聞かせてくれるかい?」

「うん!まずね…………」

 

今度会ったときは、絶対に暮羽に圧勝してみせる!!!!

 

それが、次に暮羽と会うまでの目標!!!!

 

~リニスside~

 

案外、早く見つけることが出来てよかった

 

もう、私に残された時間も少ない…………

 

せめて、フェイトを一人前にしてみせる

 

そして、私は…………人目のつかない所で、ひっそりと…………




実は、予想もしないあの人も、フェイトをかなり探してたりします

そして、リニスは……

と、言うことで、続きはまた次回

秋の終わりまでキンクリ予定です
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