魔法少女リリカルなのは~次元を司る現人神~   作:黄金馬鹿

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IFストーリーでの、裏話だと思ってください

蓮樹が裏で何をしていたかです


IFストーリー~蓮樹side~

「僕が……あの時魔導士だとバラしてでも、暮羽と共闘していたら……くそっ!!!」

『蓮樹……』

 

僕は、暮羽の死を聞いたあと、後悔の念に埋もれていた

 

暮羽がそこまでなのはちゃん達とそこまで親しく無かったら、修正は可能だっただろう

 

だが、なのはちゃん含め、あの三人は友の死に心を閉ざしかけている

 

「くそっ!!!!……僕に……何をしろって言うんだよ……こんな僕に!!」

 

今さら天我をぶっ殺してももう遅い

 

ったく……酷い置き土産だよ……本当に

 

特に、水姫ちゃんは見るに耐えない

 

精神が壊れたのか、酒に溺れている

 

そして、時折、狂ったように、泣きながら笑いだす

 

はっきり言って、見てられない

 

「……過去にでも戻らない限り、この現実はひっくり返せない……」

 

学校は休校になり、ろくに食事もしないまま、数日が過ぎた

 

食事は、ゼクスが作ってくれた

 

それも、少し口にしただけで、残している

 

何日かたったある日、電話がかかってきた

 

学校からかな……

 

そう思いながら、電話に出る

 

「もしもし……」

『…………蓮樹?』

 

電話の主は、水姫ちゃんだった

 

もしかして、正気に……

 

『……あいつの居場所、知らない?』

「……へ?」

 

あいつ?

 

『あのうざい奴だよ。銀髪の』

「天我?」

『……その名前出さないでよ……虫酸が走る』

 

と、何時ものトーンではない、暗い声で返してくる

 

取り合えず、町にサーチャーを飛ばす

 

「ちょっと待ってね」

『……チッ』

 

小さくだが、舌打ちが聞こえる

 

暫くして、天我を見つける

 

「海鳴公園の側だよ。呑気にジュース飲んで時折笑ってる」

『……そう』

 

と、声が少しだけ明るくなる

 

「……一応聞くけど、何しに行くの?」

『何、そんなの決まってるじゃん』

 

と、何時もよりも高い声で話してくる

 

まさか……

 

『コロシニイクンダヨ』

 

と、通話がブツッと切れた

 

……くそが!!!

 

「ゼクス!!」

「は、はい!?」

「着いてきて!!水姫ちゃんを止める!!!」

「何だか分かりませんが、了解です!!!」

 

ゼクスを待機状態に戻して、家から飛び出す

 

海鳴公園と暮羽の家の位置から予測して、水姫ちゃんが今居るであろう場所に、屋根伝いに走っていく

 

……居た!!!

 

「水姫ちゃん!!!」

 

封時結界を張りながら、セットアップし、水姫ちゃんの前に着地する

 

「……ナニ?」

「止めるんだ!殺したってなんの意味もない!!」

「ナニイッテルノ?アレハカタキナンダヨ?」

 

駄目だ、目が逝っている

 

何を話しても、無駄だろう

 

だったら……

 

「力付くで!!!」

 

短刀を構え、突撃する

 

「……ゲイボルグ」

 

斬りかかろうとした所で、水色の槍が、頬を掠める

 

そこから血が流れたところを見ると、殺傷設定だ

 

邪魔するやつには容赦しないって感じ!?

 

「……斬符「次元斬-オーバーワールド-」」

 

水姫ちゃんの周りの何かが切り裂かれ、そこから数えるのも馬鹿らしくなる程の弾が発射される

 

「プロテクション!!!」

『protection』

 

プロテクションを張り、弾幕を防御する

 

が、火力が違いすぎて、すぐにヒビが入っていく

 

「なんて馬鹿火力!!!」

『そんな呑気な事言ってたら死にますよ!!?』

 

プロテクションにさらに魔力を込める

 

何とか持ってくれよ……

 

「……チッ」

 

急に弾幕が途切れる

 

一体……?

 

『蓮樹!横です!!』

「横って……!!?」

 

横の建物が、水色の糸で切られ、こっちへと崩壊していく

 

まずっ!!間に合わない!!!

 

「…………チッ」

 

……行かせるか!!!

 

全身が痛むなか、瓦礫を砲撃で吹っ飛ばし、水姫ちゃんへと突っ込む

 

右手が動かない。折れたか?

 

それに、右目も開かない。潰れた?

 

「うぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

「……チッ」

 

短刀で斬りかかり、水姫ちゃんを捉えた……

 

「なっ!?」

 

が、水姫ちゃんはそこには居なかった

 

あるのは、地面に穴があるだけ

 

これって……

 

「…………ジャマ」

 

次元を開いたあと!!?

 

気付いたときには既に遅く、水色の糸が右手を切り裂き、蹴りが僕の脇腹に食い込み、アスファルトを削りながら、無様に吹っ飛んでいく

 

「あっ……ぐっ…………」

 

水姫ちゃんの横に、右手が一本だけ見える

 

それを見た瞬間、物凄い激痛が襲ってくる

 

「ぎっ……アァァァァァァァァァ!!!!!!!」

『蓮樹!!!』

 

激痛と共に、意識が遠退いていく

 

最後に見たのは、こっちをゴミを見るような目で見る水姫ちゃんだった

 

 

 

 

 

 

 

 

何時間かたった後だろう、意識が戻った

 

右手の激痛は無い。ゼクスが治療してくれたか

 

『右目は完全に潰れて、右手は完全に切断されてます……』

「……そっか」

 

はぁ……惨敗……か

 

「水姫ちゃんは?」

『サーチャーで見た範囲では、天我を惨殺したあと、森へと歩いていき、自ら命を絶ちました……』

「……守れなかったか…………」

 

ほんと……無力だな……僕って…………

 

「……こんなの、過去にでも戻らない限り…………」

 

……過去に?

 

でも、そんなの、願いが叶うとか…………

 

願いが……叶う?

 

「ジュエル……シード」

『……は?』

「ジュエルシード。そうだ!ジュエルシードなら!!!」

『何いってるんですか!!?』

 

あのロストロギアなら……!!!

 

『ジュエルシードは地球にはありませんよ!!?』

「……取りに行くよ」

『……正気ですか?』

「じゃなけりゃ、この世界、鬱展開しか待ってないからね」

 

原作から、どんな場所で取ったか、どう発掘したかはある程度だけど分かる

 

似たような世界は沢山あるだろうけど、ちんたらしてられない

 

「ゼクス、僕の記憶から似たような世界を探して。そしたら、転移してロストロギアの反応を調べ、片っ端から掘りまくるよ」

『……言っても聞かないんでしょうね。分かりました』

 

と、ゼクスが検索を開始したのか、黙る

 

暫くたつと、

 

『……百はありますよ?』

「それでもいい。行くしかない。一から頼むよ」

『分かりました……』

 

と、足元に魔法陣が発生し、直ぐ様転移が始まる

 

ここからは地獄の始まりだ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

発掘を初めてから数日

 

三十個目辺りの世界に、ロストロギアの反応があった

 

それも、二十一個が固まって

 

「間違い……無い!!!」

『蓮樹……休みませんか?』

「無理」

 

と、反応の上に立ち、砲撃を放つ

 

一発放ったところで、穴に降り、魔力弾でちょくちょくと削っていく

 

暫くすると、何やら箱のような物が出てきた

 

それを抱え、直ぐ様地上へと飛び、降り立つ

 

その箱を開けると、中には二十一個の青色の宝石……ジュエルシードがあった

 

「見付けた……」

 

ジュエルシードを取ろうとすると、足元がふらつく

 

流石に……限界かな?

 

魔力も、体力も

 

取り合えず、ジュエルシードを適当な箱に移しかえる

 

「ゼクス……転移を」

『……分かりました』

 

ジュエルシードを片手に転移する

 

着いた場所は、大分家から離れていた

 

『すみません……こんな場所で……』

「いや、いいよ……帰って一度休もう……」

 

そして、帰路につく

 

足はふらつき、壁伝いでないと、まともに歩けない

 

幸い、夜だったお陰か、誰も外には居ない

 

これなら……

 

『……ッ!!?魔力反応……上から来ます!!!』

 

回避行動を起こそうとしたが、時既に遅し

 

上からの攻撃がまともに当たる

 

「あっ……がぁっ!!!?」

 

全身が痺れる……

 

雷……まさか!!?

 

「プレ……シア……!!?」

 

雷が止み、なんとか這いながら、前にすすむ

 

しかも、殺傷設定

 

殺してでも奪い取るって……?

 

こりゃ死ぬね……

 

電柱に張ってあった張り紙を破りとる

 

「ゼク……ス……」

 

……反応がない

 

さっきの攻撃で壊れちゃったのかな……

 

丁度横にごみ捨て場がある

 

そこをあさり、一本のペンを見付ける

 

それの裏に、こう書く

 

高町なのはへ……と

 

それを、ジュエルシードの入った箱に挟み、道路の真ん中に投げ捨てる

 

これで……

 

上空が光ったあと、全身に衝撃が襲う

 

痛みが無い……感覚が麻痺してるみたいだ

 

雷の中、意識が薄れていく

 

民家の明かりが少し付くのが見えた

 

後は……なのはちゃん次第かな……

 

あ~……ちくしょう

 

もうちょっと……生きたかったなぁ……

 

そこで、意識は完全に途切れた




IFストーリーで、蓮樹と水姫はこんなことをやってました

ちょっと、無理なところもあるかもしれませんが、ご了承ください

その後は……完全にBAD ENDですね
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