~暮羽side~
「温泉……?」
『うん!一緒に行かない?』
なのはから一緒に温泉へ行かないか?という誘いが来た
まぁ、断る理由も無いのでOKと言いたいが、まずは水姫にも聞かないとな
「ちょっと待ってろ」
それだけをなのはに言って水姫に声をかける
「なのはが温泉に行かないか?と言ってきたんだが、行くか?」
「勿論!」
「リニスは?」
「私は遠慮しておきます。お風呂は少し苦手なもので……」
そういえば、素体は猫の使い魔だったな
そんな事を今さら思い出して、もう一回なのはに連絡する
「OKだ」
『ほんと!?じゃあ、週末だから、準備しておいてね』
「了解」
それだけを言って電話を切る
さて、ここは一つ、あの言葉を叫ぶとするか
「キングクリムゾン!!!」
過程は消し去られ、週末になったという結果のみが残る!!!
で、
「着いたぁぁ!!!」
週末になり、温泉である
え?スタンド使っただろうって?
おいおい、何を言ってるんだ?
過程を消し去り結果のみを残し、近接戦闘が得意な半チートスタンドのキングクリムゾンというスタンドを使った訳が無いだろうに
で、温泉である
「じゃあ、早く入ろうよ!」
なのはの声かけで皆が部屋に向かう
ちなみに、借りてある部屋は大部屋ともう一室、小さな部屋で、恭也さんと士郎さんは小さい方の部屋なのだが……
「何故俺もこっち……?」
「気にしないの!」
「そうよ」
俺は大部屋に泊まることになった
いや、俺も男っすよ?
しかも、なのは達と同じ所で寝ろって……
別になのは達がいいのならいいけども……
「じゃあ、温泉に行こっか」
なのはは連れてきたユーノを肩に乗せ、俺達に行ってくる
で、皆で移動し、
「じゃあ、皆後でな」
そう言って、俺は恭也さん達と共に男湯へと向かう
が、それは服の袖をガシッと四人に掴まれ、阻まれた
「えっと……なんでせうか?」
俺は袖を掴んできた水姫、なのは、アリサ、すずかに聞いてみる
「暮羽もこっち」
「俺、男」
「九歳までなら男湯でもOKなのよ」
「いや、俺は男湯が……」
「いいから」
「俺、十歳なんだ」
「わたし達と同い年だから九歳でしょ?」
会話中も、ズルズルと女湯の方へと引っ張られていく
桃子さんや恭也さん、忍さん達にも助けてと目を合わせたが、恭也さんを除き、いい笑顔で返された
え?恭也さんは?だって?
殺意を秘めた目でこっちを見ておられます。はい
えぇい!こうなったら!
「ユーノ!来い!」
「きゅっ」
なのはの肩に乗っていたユーノを此方へと寄せ、頭へ乗せる
今だ!!
「cast off!」
幸いにも、俺が掴まれてたのは服の部分だけだったので、脱皮をするように、服を一瞬で脱ぐ
『あっ!!』
「clock up!!」
俺はそのまま瞬歩を使い、一瞬で男湯へと入る
あ、あぶねぇ……
「いやぁ、あの早脱ぎは凄いな」
後ろから士郎さんと恭也さんが入ってきて、士郎さんが俺に声をかけてくる
「はい、服」
「あ、すみません」
恭也さんがなのは達が持っていた服を返してくれる
俺が脱皮したのと同時に離したのかな?
あと、恭也さんの殺気は消えている
『ありがとう、暮羽。あのとき暮羽が誘導してくれなかったら……』
『まぁ、そんな事はいいんだ。今は温泉を楽しもうぜ?』
『うん、そうだね』
ん?
『ってか、ユーノは動物だろ?別になのは達に着いていっても……』
『いや、僕は人間だよ?』
『へ?』
『へ?』
『へ?』
あれ?
『いや、僕はなのはと暮羽に最初に会った時は人間だったでしょ?』
『いや、最初からフェレットだった』
『……………………あ、そうだったね』
大分間が空いてからユーノが返事をしてくる
『まぁ……お前は元は人間なんだな?』
『うん。今は魔力を回復させ、魔力の温存のためにこの姿をしてるだけ』
『今度なのはにも言っておけよ?』
『うん。そうするよ』
肝心な所で抜けてるよな
ユーノって
さて、念話をしてる最中に服は脱ぎ終わったので
「よし、入るか」
「きゅっ」
「あ、ユーノは桶の中に入れたお湯にだからな?」
「きゅっ!!?」
当たり前だろう。動物は直接お湯に入れてはいけないだろうに
~水姫side~
「まさか服を脱ぐなんて……」
「一瞬だったよね」
「無駄な技術よ。あんなもの」
「無駄……なのかな?」
しかも、よく見てみたらユーノも居ないし
あんな一瞬でよくあんなことをしでかす物だよ……
そう思いながら露天風呂に入る
「あったか~……」
丁度熱すぎず、ぬるすぎずって所で気持ちいい
さて、ちょっと暮羽にいたずらしよっと
恋しいけど、一旦温泉から出てっと
えっと、暮羽は……よし、位置は確認できた
で、水を桶一杯に用意してっと
「どうしたの?水姫ちゃん」
「ちょっとね」
もう少し……今だ!!
「てりゃっ!!!!」
桶を一気に男湯の方へとぶん投げる
バシャーン!!
<つめたァァァァァァァァァ!!!!!!
<きゅぅぅぅぅぅぅ!!!!?
よし!
「……何で寸分の狂いもなく……」
水を操る程度の能力を使いましたから
別にあっつあつの温水でも良かったんだけどね
後、ユーノにも被害が及んだみたいだけど、気にしない気にしない
「さて、まったりとしてよっと」
~暮羽side~
「ひ、酷い目にあった……」
『何で僕まで……』
恐らく、水姫の仕業だな
隣にいた恭也さんと士郎さんにはかからなかったもの
水を操る程度の能力でも使わない限り、そんな芸当は出来る筈が無い
ちくせう。俺が何をしたって言うんだよ……
あ、水姫は妖精だから悪戯するのは当たり前か
さて、少したったら出るか
「きゅ~……」
うん、ユーノも満喫してるな
~少年等入浴中~
「ふぅ、さっぱりした」
「きゅっ」
やっぱり温泉はいいな
すっかり長風呂しちまったぜ
ユーノもすっかり時を忘れて浸かってたから気が付いたらかなり長風呂してた
「あ、出てきた!」
声がしたので、そっちを向いてみると、牛乳瓶片手に持ったなのは達がいた
あ、俺も飲もう
「いつまで待たせるのよ!」
「めんご」
「まぁ、今回だけは許してあげるわ」
「その牛乳、何処で売ってた?」
「そこの自販機よ」
えっと、どれどれ……
じゃあ、ここは無難にコーヒー牛乳でいいか
えっと、百円入れてっと……出てきた出てきた
「後で皆で卓球しようって言ってるんだけど、暮羽くんもやらない?」
「面白そうだな。俺もやるよ」
ここで一つ、すずかにこそっとこの言葉を託す
「肉体強化、許可で」
「ッ!?」
いや、だって、面白そうじゃね?
まぁ、個人的な意見だが
「よし、行くか」
コーヒー牛乳をグイっと飲み干して、なのは達に言う
あ、ちなみに、瓶はちゃんと返したよ?
「楽しみだね」
「絶対に負けないんだから!!」
「あれ?すずかちゃんの爪がなんか凄い伸びてる気がするの」
「気のせいだよ。なのはちゃん」
「で、でも……」
「気・の・せ・い」
「ハイ、ソノトオリデス」
すずかってたまに人前でも爪伸ばしちまうから、少しドキドキしてんだよな
バレたらあれだし
で、曲がり角を曲がったとき……
『あ……』
「え?誰?」
そこには、橙色の髪を伸ばした、成人女性が……
「アルフ!?」
そこには、フェイトの使い魔、アルフが居た
「暮羽!?いやぁ、久しぶりだねぇ!二年ぶり?」
「あぁ、丁度フェイトを迎えに来た時以来だな!」
「背、伸びたかい?」
「まぁ、少しだけな。アルフは何にも変わってないな」
「これでも少しは成長したんだよ?後、水姫も久しぶり!」
「うん!」
「あんたは……殆ど変わってないねぇ」
「あはは……気にしてるんだよ!?」
「そりゃあごめん。で、あんた達はどうしてここに?」
「こいつらと一緒にちょいと旅行にな」
「じゃあ、この子達がなのはにアリサにすずか?」
『え?あ、はい!』
急に名前を呼ばれた事から何故かハモって返事をする
「えっと……この人、誰?」
「あ、自己紹介してなかったね。あたしはアルフ。フェイトのつか……」
「家族だな!!」
『ここでは使い魔と言うことは伏せてくれ!!』
『あ、うん』
「そう。あたしはあの子の家族だよ」
あ、危なかった……
ここで使い魔とか言ったら何か白い目でアルフが見られそうだし……
「じゃあ、あたしはもう行くね」
『そうそう、これは一つ忠告』
アルフが念話を使って話しかけてくる
なのはがビクッとした所を見ると、どうやらなのはにも話しかけてるみたいだ
『今はこんな場所だったから、素直に自己紹介や挨拶が出来たけど、もし、戦場で会ったら……例え、誰であろうと、ガブリといくからね』
アルフが少しドスを効かせた声で話しかけてくる
だが、その間にアルフは笑顔で手を振って行ってしまった
マルチタスクを使ったのだろう
「あれ?フェイトの家族が居るんなら、フェイトも居るのかしら?」
「多分、一人旅だと思うぞ?」
「折角フェイトとまた会えると思ったのに……」
まぁ、ジュエルシードの件が全部終わったときに、また会わせてやりたいな
だが、数週間……もしくは数ヵ月、数年の我慢だ
それに、前回会ったときはアルフは居なかったしな
「じゃあ、とっとと卓球しに行くわよ」
「あ、うん」
暫くボーッとしてたなのはもハッと我に帰ってアリサに着いていく
さて、今は思いっきり楽しみますか
で、卓球なのだが……
「スピニングオーバードライブ!!」
「えい!」
「サンライトイエローオーバードライブ!!」
「そのネタは危ない!!」
「波紋カッター!!」
「アウト!!」
「黄金の回転!!」
「止めて!!」
殆ど俺とすずかの超高速&超回転ラリーが続いているだけだった
ちなみに、アリサとなのははポカーンと
水姫は何故ベストを尽くしたしと呟いてるだけだった
まさか、肉体強化した全力のすずかが余裕ぶっこいた俺と互角とは思わなかった
結構練習してるんだな
え?前だとどうだったかって?
肉体強化したすずかは手も足も出ませんでした、はい
「はぁ……はぁ……」
「結構面白かったな」
「何で……息が……きれてないの?」
「え?あれぐらい余裕だろ?」
『無理(なの)!!』
「あれは……頑張れば出来るかな?」
『本気で言ってる(の)!?』
「まぁ……多分ね」
「じゃあやってみるか?」
「……じゃあ、一度だけ」
水姫が反対側に立つ
よし、ちょっと本気を出す
「ふっ!」
まずは俺からのサーブ
まぁ、時速は100kmオーバー+不規則な回転
「ぐっ!?」
それを打ち返される
「ほいっと!」
返されたボールを全力で水姫側のコートへと叩き付けるように打ち返す
「貰った!!」
だが、それは打ち返された
あ、ヤバッ
「うおっ!?」
大体、俺が打ったときに時速200kmオーバー、で、水姫が打ったときに時速400kmオーバーだった
流石にこれはキツいわけで……
「ヤベッ、上げちまった……」
「これは……ボクの勝ち!!」
結構高めのロブを上げちまった訳で、水姫にスマッシュを打たれてしまった
大体、300kmオーバー
だが……
「ふっ!!」
それを回転をつけて打ち返す
勿論、それは只の回転ではない
ピンポン玉はコートの端へとぶつかった後、真横へと曲がった
「え?」
だが、水姫は反応仕切れず、ピンポン玉を二バウンド……
「まだ!!」
しずに、打ち返してきやがった
「流石だな!水姫!!」
「これくらいは出来ないとね!!」
その後、30分程続いた挙げ句……
「あっ!」
水姫がピンポン玉をスカってゲーム終了となった
「な?あれぐらい余裕だろ?」
『もう人間卒業してるでしょ?』
よくわかったな。俺はもう人間卒業して現人神だ
水姫は根っからの妖精だけどな
「さて、俺は少し汗をかいちまったし、もう一回温泉に行くけどお前らはどうする?」
「ボクは行くよ。流石に汗でベトベト……」
「わたしも行こっかな。さっきのラリーで少し汗かいちゃったし」
「じゃあ、すずかちゃんと水姫ちゃんが行くんならわたしも」
「私も行くわ」
「じゃあ、皆で行こっか……って事で……」
四人がこっちを獲物を見つめる獣のような目で見てくる
あ、ヤベッ
「逃げっ……」
「拘束!!」
『了解!!』
「キャメロォォォォォン!!!!!」
結局、四人に連行されて強制的に女湯に入れられました
俺、推定一万歳なのに……
後、連行される途中でフェイトと蓮樹とゼクスとアルフのような人を見掛けたのは気のせいだろう
気のせいだと感じたい
~蓮樹side~
「次のジュエルシードは旅館のすぐ側みたいだね」
「でも、肝心の場所の特定が出来ない……」
確かに、大雑把な場所は特定できた物の、細かい場所が分からない
まぁ、僕は何処にあるか分かるんだけどね
「でも、旅館かぁ……」
「どうしたの?蓮樹」
「……よし、こうなったら旅館で泊まってジュエルシードが発動するまで待つ?」
「へ?」
今日は金曜日。明日から明後日の間でジュエルシードが暴走することは分かってるし、フェイトちゃんも最近はジュエルシードの封印で僕と一緒にあちこちに飛び回ってるからいい休養にもなるからね
「でも、あたし達はお金が無いけど」
一緒に居たアルフが僕に話しかけてくる
「僕が出すよ」
「でも……」
「いいんだって。僕から送るジュエルシードの回収を頑張ってる二人へのプレゼントだよ」
これくらい言わないと、この二人はうんともすんとも言ってくれない
「……分かったよ。ここは蓮樹の言葉に甘えて旅館で泊まるよ」
「アルフ!?」
「折角誘ってくれてるんだ。行かなきゃ損でしょ?」
おっ、アルフさん、分かってるねぇ
あれ?確か、原作ではアルフは普通に旅館で止まってたような……
あるぇ~?
まぁ、そこは気にしない気にしない
「じゃあ、早速予約を……」
「あ、私がやってきますね」
「じゃあ、お願いね、ゼクス」
「はい。少しだけ待っててください」
で、数分後
「明日に予約が取れました」
「うん、ありがと。じゃあ、ご飯にしよっか」
実は昼食の直前だった今日この頃だった
で、翌朝……
「えっと……彼処だね」
三人で飛行魔法で飛んでいき、旅館の手前に誰も居ないことを確認して着地し、バリアジャケットを解除する
アルフは変身魔法で犬耳(狼耳?)と尻尾を見えなくする
「結構大きい……」
「じゃあ、入ろっか」
和式の門を潜って旅館の中に入る
おぉ、中も物凄い和風だ
暮羽の世界だと、これが当たり前なんだろうな~
そう思ってると、ゼクスがもう受付を済ましてくれたらしい
「じゃあ、部屋に荷物を置いて温泉に行きましょうか」
「うん。ここの温泉は評判がいいしね」
これは口では出せないけど、下手すると受付で高町家と月村家、アリサちゃんに桜庭家とご対面とかになるかもしれないしね
それだけは何とか避けたい
等と思ってる内に部屋の前までたどり着いた
あれ?何かさっきからボーッとしてる内に物事が進んでいく……
ちなみに、部屋も和風だった
「じゃあ、早めに行きましょうか」
「うん」
「あたしは温泉なんて入ったこと無いから、楽しみだよ」
「まぁ、ゆっくりとしていくといいよ」
そう言って着替えを準備する
「よし、準備完了」
フェイトちゃんはバルディッシュを机の上に……
『sir!!?』
「バルディッシュはお留守番ね」
哀れバルディッシュ
まぁ、ここは腹をくくった方がいいよ。バルディッシュ
『sir……』
「ごめんね、バルディッシュ」
『いえ、大丈夫です。楽しんできてください』
「うん、ありがと。バルディッシュ」
滅茶苦茶主人想いの超優秀デバイスじゃないですかー
ってか、バルディッシュが物凄く格好よく見える……
「蓮樹、早く行きますよ」
「あ、うん」
よし、今度バルディッシュと話でもしよう
取り合えず、今は温泉だ
で、移動して……
「じゃ、僕はこっちだから」
「うん、また後でね」
「遅くなったらごめんよ」
まぁ、幸いにもマッサージチェアとかあるから暇する心配は無いでしょ
じゃあ、僕もゆっくりとしよっと
で、脱衣場に入った所で……
「秘技、ルパン脱ぎ!!」
転生前でも僕だけが使えた特技、ルパン脱ぎを使い、一瞬で服を脱ぐ
僕ってどうでもいい所で廃スペックだから、こういう技って結構出来るんだよね
さて、じゃあとっとと体と頭と顔を洗ってっと……
<ひゃうっ!?
<フェイト!?
コツン
いてっ
え?何が頭に落ちてきた……って……
「石鹸かよ……」
さっきのフェイトちゃんの短い悲鳴は石鹸を踏んで転んだ時の悲鳴かな?
<蓮樹~そっちに行った石鹸を取ってもらえますか~?
「りょ~かい!」
短い返事を返して女湯の方へと石鹸をぽいっちょ
<あいたっ!?
<フェイト!?
……おぉう…………
どうやら、フェイトちゃんに当たったらしい
フェイトちゃんは石鹸に好かれる属性でも付いてるの?
……後で謝ろっと
よし、じゃあ温泉を満喫しますか
~少年入浴中~
「ふぅ、いい湯だった」
で、脱衣場から出てきたけど、三人はまだみたい
じゃあ、そこの自販機で……フルーツ牛乳でいいかな
後は……マッサージチェアに100円入れて…………
「あ゛~……」
気持ちいい~……
あれ?何かやってることがおっさんっぽいような……
まぁ、気にしない気にしない
あ、牛乳美味しい
~少年満喫中~
「zzz……ふがっ」
あ、危ない……
半分寝てた……
もう僕が出てから結構経つけど、皆遅いな~
「お待たせしました。蓮樹」
「お待たせ」
「悪いね。ちょいと長風呂しちゃったよ」
噂をすればなんとやらってやつだね
「じゃあ、次は何する?」
「あっちに卓球台がありましたから、卓球をしに行きませんか?」
「うん、面白そう」
「じゃあ、決定だね」
で、卓球台の方へと向かうときに……
<cast off!
何か聞こえた……
「ねぇ、あの声……」
「気のせい」
「でも……」
「気のせい」
「あ、うん。気のせいだね」
<crock up!
…………
「ねぇ、もう確信に……」
「気のせいだよ!」
「ハイキノセイデス」
暮羽……なにやってんだよ……
ってか、少し時間がずれてたらバッタリ鉢合わせだったんだ……
あっぶな~
「じゃあ、さっさと卓球をやろっか」
~少年等遊戯中~
「あ~……ちょっと喉乾いたからそこで牛乳をかってくるよ。蓮樹達もいるかい?」
「じゃあ、フルーツ牛乳をお願い」
「わたしはコーヒー牛乳で」
「私は普通の牛乳でお願いします」
「任せといてよ」
さて……今の所はフェイトちゃんと互角!
「トップスピンサーブ!!」
「甘い!」
審判はゼクスがやってくれてる
それに、ゼクスが参加すると、僕とフェイトちゃんの2on1でもゼクスに勝てないもん
改めてゼクスがどれだけのチートデバイスか分かった
「あ、ヤバッ!」
スカった!!?
「やった!勝った!!」
「くぅぅ……結局僕が一番弱いのかよ……」
アルフにも勝てなかったし……
ちくせう……解せぬ
『お~い、何か暮羽と水姫に鉢合わせしたんだけど』
はい!!?
いきなりアルフから念話が送られてきた
『暮羽が!!?』
『あと、なのはとアリサとすずかって子も一緒だよ』
『なのはにアリサにすずかも!!?』
あ、そういえばアルフがなのは達にバッタリ鉢合わせするイベントが起きるんだっけ……
『取り合えず、アルフは一人でここに来たって事にしておいて。暮羽となのはに居場所がバレると少し不味いから』
『聞かれたらそう言っておくよ』
『あと、戻って来るときは部屋に来てね』
『了解』
さて、ここに居るとヤバイかも
「フェイトちゃん、今すぐ場所を移動するよ。暮羽達にバレると少々厄介だから」
「うん」
「ゼクスも、早く移動するよ」
「はい。分かりました」
もうちょっと卓球をやってたかったけど……解せぬでござる
認めたくないでござる!ぜっっったいに認めたくないでござる!!
「さて、移動するよ」
なんて事は口には出さず、三人でせっせと移動する
~少年移動中~
よし、戻ってこれた
何とかなった~……
最悪の事態だけは免れたから良かった
「買ってきたよ~」
「ありがと、アルフ」
「これくらいならどうってこと無いって。で、今から何する?」
「そうですね……私がトランプをもってきてるので、それでもやりますか?」
「おっ、いいねぇ。そうしようか」
で、急遽トランプ大会が開催された
先ずは何故かスピードだったんだけど……
「……上がり!」
フェイトちゃんが物凄いスピードで手札をゼロにしてた
追い付けねぇっす
で、次はゼクスとやったんだけど……
「上がりです」
何か気がついたら終わってたでござる
解せぬ
で、最後にアルフと……
「おっ、上がりっと」
…………ぐすっ
結局全員の中でゼクスが一位だった
最後にフェイトちゃんに僕の手札を半分に減らしてフェイトちゃんにもう半分加えてやったんだけど……
「上がり」
……orz
僕って……弱すぎ……
で、次は大富豪を始めた
あ、一が四枚あるし、手札も結構弱いもので固まってる
じゃあ……
「革命」
「革命返し」
…………orz
「上がりです」
「上がり」
「悪いね、あたしも上がりだよ」
何故だ……解せぬ……
「もう一回!!」
今度こそは!!
よし、今度は4が四枚ある!
それに、手札は強いもので固まってる!
それに、ジョーカーもある!
「革命です」
「残念、革命返し……」
「革命返し返し」
……\(^o^)/
いや、まだだ!!
僕には……
「このジョーカーで……」
「スペ3返しだよ」
……死にたい\(^o^)/
フルボッコじゃないですか……
だ、だったら……
「もう一回!!革命とスペ3返し無しで!!」
『え~……』
「お願い!!」
「……じゃあ、もう一回だけ…………」
よし、今度こそ!
今度はバランスがいい!!
だから……
「8送り」
「へ?」
「ジョーカーです」
「ゑ?」
「2の四枚だよ」
「Why?」
「1を二枚」
「ちょっ」
「3、4、5、6の階段です」
「はい?」
「ジョーカー含めたキングの四枚だよ」
「ちょっ、おま」
結局フルボッコでした……
一勝も出来ない……
なんだよ……階段って……
くそっ、今度は……
「7並べだ!!」
これなら……
あ、手札がキングとクイーンとジャックに一、二とかしかない……
「えっと……パスは何回まで?」
『二回』
「降参で」
だって、詰んだもん……
だ、だったら……
「ババ抜きだ!!!」
これなら……
よし!最初で結構捨てれた!これなら……
おっ、ゼクスさん、顔に喜怒哀楽の表情がでてますよ?
これは……あ、笑った
これは……うわっ、この世の終わりみたいな顔してる
だったらこれは……
「これだ!」
この世の終わりみたいな顔してたカードで……
「ふっ」
「なん……だと?」
ジョーカーだと……?
まさか、このデバイス……
「下手なポカーフェイスよりもこっちがよく効くんですよ?」
孔明だったよこんちくしょう!!!
で、結局……
「上がり」
「なん……だと?」
惨敗だよこんちくしょう!!!
解せぬってレベルじゃないよ!!
くぅ……だが、
「もう一度!!」
さぁ、今度こそはだまされない!!
これか……?滅茶苦茶喜んでる!!
「もう引っ掛からない!!これだ!!」
「ふっ」
なっ……!?
「一度使ったら次は別の作戦を……それくらいは普通ですよ?」
ジョーカーだと…………
で、また
「上がりだよ」
畜生めッ!!!!
くぅ……だったら……
「バルディッシュ!!僕とババ抜きだ!!!」
『受けてたちましょう』
流石にバルディッシュとなら……!!
『sir、左から二番目を』
「これだね?はい」
『ありがとうございます、そして、上がりです。Mr. 蓮樹』
…………
「……\(^o^)/」
「蓮樹が壊れた!!?」
「バルディッシュにも負けたのがかなり精神的にきたんでしょうね」
「バルディッシュはよくフェイトの暇潰しの相手としてトランプとかやってるからね。下手な初心者なんかよりも断然強いよ」
そんな事聞いてへんよ~
「ちょいと温泉に行ってくるから、少しだけ待っててぇな」
「蓮樹!?何か関西弁になってるよ!!?」
さて、気分リフレッシュさせるために温泉にでも行ってこよか
<キャメロォォォォォン!!!!!
何か悲鳴と同時に暮羽が目の前を拘束されて横断してたように見えたけど、気のせいやな
さて、風呂まで急ごっと
次回に持ち越しです