~蓮樹side~
転生二日目
まぁ、折角魔法少女リリカルなのはの世界に来たんだし、行きたいところって言えばやはり……
「翠屋だろ!!」
やっぱりあそこのケーキは一度でいいから食べてみたい
『いいんですか?』
「え?なんで?」
『もしかしたら、ハーレム目的のナルシスト転生者がいるかもしれませんよ?』
「まぁ、会っても無視しとけばいいんだし、問題無し」
『そうですか。容姿は銀髪オッドアイで魔力ランクもSSSらしいですので』
「ありがと。ゼクス」
僕は原作介入する気はさらさら無いし、日常をまったりだらりと過ごしていく気だから、別にその転生者が何しようが別に知ったことじゃないし
まぁ、銀髪オッドアイには注意しておけばいいだけか
ってか、そいつはハーレム目的のナルシストなのか?
『はい。神様から聞いたところ、そんな事を喚いていたらしいので』
「読心やめてもらえる?」
まぁ、そう簡単には転生者とはバレないだろうし、そんなに心配する事は無いかな
『で、蓮樹。何処に翠屋があるかご存じで?』
「あ……」
~少年迷子中~
「つ、着いた……」
『案外方向音痴なんですね』
「少しだけだって」
ん?翠屋の中に……なのは発見
あと、その向かいに座ってるのは……
「ちょっ、あの人!!」
『いえ、よく見てください。髪の色は似てますが、灰色ですし、オッドアイでもありません』
あ、ほんとだ
あれ?でも原作にはあんな人いなかったような……
オリ主?
でも、魔力も……ほんの少し……多分Fランク程度しか無いし……
まぁ、気にしなくたって別にいいだろうし
よし、入店入店
カランカラン
「いらっしゃいませ~」
おぉ、桃子さんだ
このまま色んな人に会えるかな~
~暮羽side~
「ねぇねぇ、暮羽くん」
「ん?」
恭也さんが手合わせをしてくれたお礼だと言って渡してくれたシュークリームにかぶりつきながらなのはに答える
「今日、家に泊まっていってほしいの」
……え?
「マジで?」
「マジなの」
いやいや、俺、今日友達になったばかりですよ?
それなのに泊まりって……
それに、家には水姫もいるし
「その前にお母さんには言ったか?」
「あ、言ってなかった。ちょっと言ってくるの!」
さて、その間に通信符を起動させて……
「あ~あ~水姫。聞こえるか?」
『聞こえてるよ。何?求婚?』
「それはない。今日、帰れないかもしれない」
『何故?』
「今日できた友達が泊まってけって言ってな」
『むぅ……分かった』
よし、水姫の許可はとれたが……
なるべく泊まるってことは……
「お母さん、OKって言ってくれたの!」
oh……
優しいお母さんだ事……
なのはも、初めて友達が家に来たんだから、はしゃいでるのか?
まぁ、こんなことで喜んでるんなら別にいいか
「あと、夜ご飯も家で食べていってって」
「いや、それは悪いって」
「子供が遠慮しちゃ駄目よ?」
あ、この声は……
「なのはのお母さん……いや、流石に夜ご飯まで頂くのは……」
「いいのよ。なのはの初めて家に泊める友達なんですもの。気にしちゃ駄目よ。ちなみに、私の名前は高町桃子よ」
「じゃあ、ご迷惑おかけします」
「いいのよ。迷惑ではないし」
今度来たときは何か渡しておこう……
~蓮樹side~
「ありがとうございました~」
いやぁ、予想通り滅茶苦茶旨かった
あれほど美味しいものがこの世にあったとは……
中毒になりそう
『はぁ……私も食べたかったです……』
「あ……ごめん、ゼクス」
『いいんですよ。今度私も人型になりますから』
「へぇ~人型……ほぇ?」
『言っていませんでしたか?私はこの指輪型にも人型にもなれるんです』
へぇ~……
滅茶苦茶高性能なデバイスだったんだ……
『丁度ここは人目が無いので人型になりますね』
「え?ちょっ!!」
急にゼクスが白く光始めた
「うぉ!まぶし!!」
「完了です」
目を閉じても分かる程の光が急に止んだ
その光、どうにか出来ないかな……
「あ、もういいですよ?」
「じ、じゃあ……」
目を開けた先には、僕と同じ黒目と黒髪の和服が似合いそうな女性がいた
「……結構美人…………」
「おだてても何も出ませんよ」
いやいや、ほんとの事だって
「じゃあ、行きましょうか」
「あ、うん」
……あれ?ゼクスって名前、男っぽいような…………
「それでも、私は構いませんよ」
「うん、ありがと。だけど、読心だけはやめて」
「嫌です」
「そこは断らないで!!」
このデバイスは……
読心が高性能なのは正直いらない
「……ん?」
「どうした?ゼクス」
「前方に魔力反応が……これは……!!」
「え?」
「SSSランク並みです!!」
「おい、そこの二人組」
……ここは管理局の管理外だし、管理局はSSSランクなんて架空の存在だから……
それに、銀髪オッドアイなんて……
いや、平然としておけば
「はい?」
「お前ら、転生者だろ」
あ、バレてらっしゃる
「いえ、私達はその……転生者?でしたっけ?そんなものではありません」
「とぼけるな」
その前に何でバレた?
「そこの女が指輪から人になるところを見た」
「ゼクスさん?」
「どうやら……見られてたみたいですね」
「逃げるよ!!ポンコツ!!」
「ポンコツって何ですか!!?」
だって人目が無いって言ってたのに滅茶苦茶見られてるじゃん!!
それよりも、逃げる!!
「逃げるんだよォォォォ!!!ゼクスゥゥゥゥ!!!!」
「了解ですゥゥゥゥゥ!!!!!」
腕は90度に曲げて膝も同じく90度に曲げて全力で逃走!!
SSSランクなんて勝てるわけないじゃん!!
僕、Aランクだよ!!?
「逃がすか!!ギル!セットアップ!!」
『set up』
「封時結界!」
僕の逃げていた方向が一瞬にして変な色に変わる
そう、紫に近いような赤のような変な色……
うわぁ……封時結界だ…………
「てめぇは俺の目的には邪魔だ。だから、死んでもらう」
あ、ヤバイ
目がマジだ
ってか、あのバリアジャケット、金ピカで鎧みたいで……あ、ギルガメッシュの鎧か
趣味悪いな~
で、武器は……デバイスと思われる杖が一本、背中に担がれ、両手で……見えない刀を装備している
多分、
流石に
「ゼクス……」
「はい……」
「最後くらい、当たって砕けますか」
「そうですね」
ゼクスが指輪に戻る
「行くぞ!!ゼクス!!!」
『All right My master』
「セットアップ!!」
『Set up 』
僕の体が一瞬光に包まれ、それが弾けた瞬間、僕の左手にはリボルバー式の拳銃。そして、右手には短剣が握られていた
そして、服も違うものに変わっている
「よし、最初で最後の戦闘だ!!全力でいくぞ!!」
『All right My master』
~暮羽side~
俺は一度、なのはの家を、着替えを取りに行くと言い、後にし、四次元の中で急いでオンバシラを削っていた
大分刀っぽく出来てきた
今日の内に完成させようとしてたから、なるべく早く完成させて……
手だけを次元の外に出して、着替えを適当に取って……
よし!削り終えた!!
最後は雑になったが、普通の木刀に見える
明日はヤスリかけてニスは……別にいいか
オンバシラ製だから、そこら辺の刀と斬りあっても折れることはないし、俺の霊力か神力で幾らでも強化可能な代物だ
もう神器としても使える
あ、元から神器か
「よし、人目の無いところに出てっと」
急いでなのはの家に……?
「……魔力?」
何処からか魔力が感じられる
何か……ドーム状にして覆ってるのか?
その中に……駄目だ、そこは分からん
だが、その中で何かが起きているのは確かだな
怪しい取引とかなら潰さないといけないが……まぁ、ここは好奇心に負けてみますか
「結構広い範囲で張られているな」
結界の類いか?
まぁ、行って侵入してみよう
~蓮樹side~
「ドライブシューター!!」
『drive shooter』
「
僕が拳銃から撃つ魔力弾は真っ直ぐ奴に向かって飛んでいくが、全てロー・アイアスで防がれる
「ロー・アイアスって物理には対応してないんじゃなかったっけ!?」
「ふん、俺がそんな中途半端な熾天覆う七つの円環を使うわけ無いだろう」
『神様がそうしたらしいです』
それってもう無敵じゃん!!!
勝てないよ!!あれ!!!
いや、元から勝てない戦だけどさ……
「なら、今度はこっちの番だ。
王の財宝で何百もの宝具が一斉に発射……って!!
「ゼクス!!」
『Mach move』
宝具が当たる寸前でゼクスがマッハムーブを使ってくれたおかげで、高速移動し、奴の背中に回り込む
「ドライブ……」
「その程度、先読みできないと思うか!
ま、まずい!!
「ゼ、ゼク……」
「
奴の放った風の鉄槌は難なく、僕に当たった
「ぐぁぁぁぁぁ!!!」
その攻撃で、僕は物凄いスピードで地面に削られながら進んでいった
「痛い……」
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!
全身がバラバラにされたような物凄い激痛が全身に走っている
あ、多分肋が数本逝っちゃったかな?
あのエクスカリバーを真っ正面から受けた訳だし
『防御魔法がなんとか間に合いました……』
「そうだったんだ……ありがと、ゼクス」
『いえ……』
もう首から下が動かない
多分、首から下は繋がってるとは思うけど……
もう痛みすら感じなくなってきた……
「ふん、所詮は雑種か」
あ~……視界の端にギル様もどきがいる……
手には……なんだろ
多分、王の財宝の中にあった適当な宝具だと思うけど……
「交わす言葉は無い。死ね」
あ、だんだんと武器が顔に近く……
走馬灯すら流れないや……
あ、転生して二日目だったっけ。今日って
さよなら、ゼクス……短い間だったけど、ありがと……
「亜空穴!!!」
カン!!って言う高い音と共に僕の頭が……あれ?
「おい!昨日、スーパーで見たやつ!!大丈夫か!!」
~暮羽side~
結界の中に入ってから真っ先に見たもの……それは
「あの金ピカ!!あいつを殺す気か!!それに、あいつは昨日、スーパーに居たやつじゃねぇか!!」
丁度人殺しが起きようとする中だった
「くそっ!!ここからじゃ間に合わない!!……一か八かにかけるか!!」
自分の霊力を一気に高め、
「亜空穴!!!」
そこまで一気に飛ぶ
一瞬で周りの景色が変わり、目の前には剣を頭に振り落とそうとする金ピカが居た
それを全力で斬り払い、
「おい!昨日、スーパーで見たやつ!!大丈夫か!!」
~蓮樹side~
「え?」
「この野郎が!!」
「ぐっ……」
さっき、翠屋で魔王様と話していた子が急に出てきて、ギル様もどきを蹴り飛ばしてくれた
「ったく、なんだよ。人殺しをするためにこれを張ったのか?」
「に……逃げ…………」
懸命に声を出そうとするけど、中々声が出ない
「ん?何だ?」
「逃げ…………て……」
「王の財宝!!!」
見えないけど、多分ギル様もどきが王の財宝を使ったんだろう……
駄目だ……間に合わない……
「もう一回亜空穴!」
その子が叫ぶと同時に一瞬で景色が変わった
……え?魔法?
だけど、この子からはFランク並みの魔力しか……
「ちょっと待ってろ」
その子が何かを高速で呟くと、体の感覚が徐々に戻っていった
「え?」
これって……情報操作?
この子、インターフェース?
「少し休んでろ」
え?ちょっと!!
「おい、そこの気味悪い金ピカ」
「何だと!!?このモブ野郎が!!!」
「てめぇ、何故こいつを殺そうとした」
「俺のハーレム計画の邪魔になりそうだからだ。不安要素は排除するだけだ」
やっぱり、こいつそんなこと考えてた……
「お前が……何だ?はーれむ?それを目指すのは別に構わん。好きにすればいいさ。だが、汝は人を殺めようとした。それは人の子として、最も罪の高い行為だ」
あれ?何かこの子の口調が……
それに、何か……こう……神様みたいな……
あと、昔の人が使ってそうな言葉に……
「んなこと知るかよ」
「……汝、まだこの子を殺めんとするか」
「当然だ」
「ならば……」
その子が腰に提げていた木刀に手をかけ、居合いのポーズをとる
「俺が相手となろう。この子を殺めたくば、俺を先に殺めろ」
「なっ!!?何を……」
「ふん、一撃で殺してやる。約束された……」
なっ!!?
約束された勝利の剣をもう一発使う!!?
「逃げて!!それはヤバイ!!」
「ふむ……確かに直撃は痛そうだ。だが、その程度なら」
だけど、その子はポーズを止め、仁王立ちをする
「に、逃げ……」
「勝利の剣!!!!」
無情にも、その子に向かって美しい破壊の光が向かっていく
「――――」
その子が何かを呟いたが、それは破壊の光が出す地面を削る音で何も聞こえず……
「ぐぅ!!?」
直撃した
「ふん、雑種め」
周りに爆煙立ち込める
「死んだか。なら、次はそこの転生者を……」
「誰が死んだと?」
「なっ!!?」
「っ!?」
爆煙が引き、直撃した場所には、その子が傷一つ無く立っていた
ただ、
「結界を張らなければ吹き飛ばされてたかも知れん」
かざしている右手から、透明な壁が現れていた
「霊符「二重結界」。この程度、傷一つつかん」
「少しはやるようだな」
「約束された勝利の剣を防いだ?」
そんな滅茶苦茶な……
あれは殺傷設定付きのSSSランク級の砲撃に分類されるようか攻撃なのに……
「今度は俺だ。亜空穴」
また一瞬にして彼が消えて……
「ぐおっ!!?」
ギル様もどきの声が聞こえたと思い、そっちを向くと……
「へ?」
彼が木刀を振り抜いたままで立っていた
~暮羽side~
「ふん、その程度か」
「この……モブごときがぁぁぁぁぁ!!!!」
モブだとかは知らんが、そうとう頭にきてるようだな
「ぶっ殺してやる!!!!約束された勝利の剣!!!」
またその技か。なら、こちらも対抗するか
「大霊砲「ファイナルマスタースパーク」」
非殺傷設定を付けたファイナルマスタースパークを撃つ
「がぁぁぁぁぁぁ!!!!」
それがぶつかり合った所で拮抗する
「死ねぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
ふん、幾ら叫ぼうと、無駄な事だ
「気絶させて反省させるか」
全身に霊力をまわす
「百励流体術最終奥義。夢想天生」
全身が一気に強化された事を確認する……
問題なし。一撃で決める
「フッ!」
足元に霊力を溜め、一気に放出
それにより、加速力を付け、一気に背後まで近づく
「なっ!?」
「当て身」
トンっと一撃、首筋に入れ、気絶させる
「所詮は人の子。この程度、造作も無いわ」
「勝っちゃった……」
『ば、化け物ですね……』
「そこのやつ。化け物とはなんだ」
『ひいっ!!?』
「す、すいません!!土下座するので殺さないで!!」
ん?そんなに圧力は掛けなかったのだが……
「何故そんなに怖がる?」
「その雰囲気で……跪とかしないと殺されそうな……すいませんでした!!!」
ん?雰囲気?
いつの間にか民たちの前へと出る時の雰囲気を纏っていたようだ
「……あ、すまないな。怖がらせて」
「あ、あれ?」
『も、戻った……』
「取り合えず、こいつはここに置いておくとして、少し事情を聞かせてもらえるか?ノリで殲滅したはいいが、よく分からないからな」
『は、はいぃ!!!』
……無意識に雰囲気纏うの、どうにかしないといけないな……
ちなみに、名前は出てませんが、こいつが天我です
あと、暮羽の二重結界の強度ですが、勇義姐さんの拳を30発以上耐えれる、もしくはスターライトブレイカーを50程受けても壊れない位だと思ってください
四重結界はその二倍です