魔法少女リリカルなのは~次元を司る現人神~   作:黄金馬鹿

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第5話

~暮羽side~

 

「で、君の名前は?」

「あ、僕は金蓮樹です。呼びやすいように呼んでください」

「敬語じゃ無くていい。俺は桜庭暮羽。呼びやすいように呼べ」

 

あのあと、結界がすぐに解けたため、すぐにその場を後にした

 

金ピカに思い出されると後々面倒になりそうだから、記憶を消去して路肩に放置して、公園に来ている

 

ちなみに、公衆電話からなのはに遅れると連絡済みだ

 

で、かなり久し振りに自販機でジュースを買って飲みながら話している

 

「えっと……暮羽」

「何だ?蓮樹」

「君って転生者?」

「ブッ!!?」

 

思わず吹き出してしまった

 

え?いや、何で?

 

「その反応から見て、本当なんだね?」

「そういうお前は?」

「正直に言うと、僕も転生者だ」

 

ありゃ……

 

……って、事はあいつも転生者か

 

「暮羽はいつ転生してきたの?僕は昨日」

「俺は一万年程前」

「嘘いくない」

「いや、マジで」

 

その前に、この世界が何処なのか……

 

「俺は東方projectの世界に転生した……」

「え?ここは魔法少女リリカルなのはの世界だよ?」

「え?」

「え?」

『え?』

 

あれ?可笑しい

 

俺は魔法少女リリカルなのは……だっけ?じゃなくて、東方の世界に転生したんだ

 

……って、事は…………

 

「あの毛玉め~……世界移動の能力持ちだったのかよ……」

「えっと……え?」

「いや、俺は東方projectの世界の有史以前に転生して、古墳時代まで生きてきたんだ。妖怪や妖精、神様と会いながらな」

「へぇ~」

「で、のんびり旅の途中に釣りしてたら妖怪が釣れてな。まんまと能力の対象にされてこの……リリカルなのは?の世界に飛ばされたんだ」

「なるほど……じゃあ、原作知識は?」

「生憎、前世の記憶は全く残ってない。覚えてるのは東方projectのキャラクターの名前と顔位だ」

「やっぱり転生しても原作知識は忘れてくんだね」

「あぁ……だけど、前世にそんなアニメ見てた気がするんだよな~……」

「じゃあ、機械類とかは……」

「ちんぷんかんぷん。携帯電話も使い方は一から覚え直し。テレビの付け方すら忘れた」

「そりゃあ……何も無い時代だし……」

 

まぁ、あながち間違っちゃいないが

 

「だけど、昔の日本も、いいものだぞ?空気はうまいし、水は清んで、町の人が協力しあって生きていく。多分、日本の一番よかった時代が縄文とか、弥生時代なんだろうな」

「うん……って、あれ?そうすると、暮羽の寿命はもう……」

 

あ、気が付いちゃいました?

 

スルーしてくれると助かったんだけどなぁ……

 

「現人神って知ってるか?」

「え?うん。人であり、神様である人だっけ?」

「よく知ってるな。俺は、転生してから少したった時に現人神となり、一つの神社の神となり、村を収める事になったんだ」

「え?……じゃあ、暮羽って……」

「半分人間、半分神様の老いぼれジジイだよ」

 

まぁ、間違いではない

 

普通の人間からしてみれば、俺なんてジジイだからな

 

生ける化石みたいな?

 

「あわわわわ……か、神様!!?」

「ん?そんなに驚くことは無い。俺と一緒に妖精もついてきてる。そいつは俺より百歳ほど歳上だ。外見は幼女だが」

「……ついていけない」

『私もです……蓮樹』

 

まぁ、こいつらにはジジイと幼女が世界を渡ってきたって思ってもらえればいいところか

 

いやぁ、しかし食い物だけはこっちの方がいいな

 

俺は和食派だけどな

 

後は飲み物もか

 

あっちには甘いものなんて果物程度しか無いしな

 

「じ、じゃあ、あのファイナルマスタースパークって技はどうやって撃ってるの?見たところ、魔力は無いに等しいし……」

「あれは霊力を使っているんだ」

「霊力?」

「人間や動物なら霊力、妖怪や妖精、妖獣は妖力、神様なら神力、魔法使いなら霊力か妖力と魔力。持つものが決まっているんだ」

「へぇ~」

 

まぁ、例外として、力を操る妖怪や人間、ハクタクやワーハクタク、半人半妖は霊力と妖力を両方持てたりする

 

「で、これが俺の使える二つの力。霊力と神力を使った弾だ」

 

右手に灰色の霊力弾、左手に七色の神力弾を出す

 

霊力の色は人それぞれで、俺の場合は灰色だ

 

「へぇ~」

「そんでもって、こいつがあの……エクスカリバーだったか?あれを防いだ技だ」

 

手をかざし、二枚の結界を張る

 

「あ、結構固そう」

「実は本気で張ってなくて二枚とも破られそうになったのは秘密だ」

「えっ!?」

「いや、こっちが非殺傷設定にしてたの忘れててな。殺傷設定で全力の二重結界でも一枚目がひび割れてただろうな」

 

事実、あのエクスカリバーはヤバかった

 

俺の技の中で一番の威力を持つファイナルマスタースパークが、なるべく傷つけないようにと非殺傷設定からの加減をしてたのにも関わらず、拮抗してきた

 

パワーだけなら俺の中で上位に食い込む程の強さだった

 

「後は、俺は転生するときに四つの能力、神になったときに一つ、能力をもらっている」

「レアスキルの事?」

「まぁ、多分そんな所だ。俺の能力は、『上回る程度の能力』、『撃つ程度の能力』、『浮く程度の能力』、『情報を操作する程度の能力』、『次元を司る程度の能力』の5つだ」

「なんか……程度って付いてるからショボく感じる……」

「まぁ、この程度ってのは一種の決まりみたいな物でな。俺の世界では、どんな能力も程度とつく」

 

あ、依姫や豊姫は違ったか?

 

あの二人は程度が付かなかった気がする

 

「へぇ~……ん?次元を司る?」

「あぁ。俺は次元に関わることなら殆どこなせる。だから、蓮樹のポケットを四次元ポケットに変えることも出来る」

「いや、それはいいけど……それなら……」

 

ん?どうした?

 

「暮羽」

「ん?」

「未来を知っている僕からの予言。なのはが小学三年生になったら君の能力は物凄く役にたつよ」

「そっか。覚えておくよ。で、次は俺からの質問だ」

 

色々と聞きたいことはある

 

「その指輪。さっきから喋ってるけど、何なんだ?付喪神の一種か?」

「これはデバイス。僕たち魔導士が魔法を使うときに色々と補助してくれる物なんだよ」

『私のように人工AIを積んでいる物はインテリジェントデバイスといいます』

「なるほど。じゃあ、その魔導士ってのは?魔法使いと違うのか?」

「殆ど同じだよ」

 

じゃあ、魔導士はデバイスを持った魔法使い、魔法使いは魔法をそのまま使える人種って事にしておくか

 

「じゃあ、蓮樹が貰った能力はなんだ?」

「僕は、社会に出ても困らない程度の頭脳、数多の選択肢の中から正しい選択肢を見つける能力、大切なものを守る力の三つだよ」

「……欲が無いんだな。俺はそういう人間は大好きさ」

「ありがと」

「まぁ、神社に行って神頼みするときは、俺に頼んでくれ。少しはご利益あるからさ」

「そうだね。神様がいるか分からない所に神頼みするよりも、神様に直接頼んだほうがいいもんね」

「俺を信仰する人が多ければ多いほど、俺は強くなるからな。それに、神力は物を直したりすることだってできる。無いよりはマシなんだ」

「そっか。じゃあ、僕は帰るよ。色々とあって疲れたし」

「なら、こいつを持っていけ」

 

即席で作った通信符を投げ渡す

 

「ん?これは?」

「通信符だ。蓮樹には通信符を起動するくらいの霊力がある。ピンチになったら、それに霊力を流し込みながら、俺と話したいと思えば、どんな場所でも繋がるぜ」

「でも、流し込むって言われても……」

「自分の中の力を流すイメージだ。そんなに難しくは無いさ」

「あ、うん。分かった」

 

蓮樹には、決して多くは無いが、ほんの少しだけ霊力がある

 

人より少し多い位か?

 

まぁ、通信符を起動するくらいならなんとか出来る位の霊力だが

 

「あ、暮羽は何処の小学校?」

「俺は行ってないよ。来年、俺の所にいる妖精が二年生になったら編入するつもりだ」

「そうなんだ……じゃ、一年間待ってるよ」

「じゃあ、その妖精の友達になってやってくれ。名前は桜庭水姫だ」

「分かった。じゃあ、また今度」

「またな」

 

よし、なのはの家に行くか

 

~蓮樹side~

 

「暮羽は東方の世界から来たのか~」

『しってるんですか?』

「まぁね。転生前に少しかじっただけなんだけどね」

 

確か……白黒魔法使いの砲撃は本気だと山一つを吹き飛ばす威力じゃなかったっけ?

 

スターライトブレイカーとどっちが強いんだろ……

 

「まぁ、それは置いておいて、ゼクスの服を買いにいかないと」

『え?』

「だって、ゼクスが人型になったときに服が無いとか嫌じゃん」

『で、ですけど……お金とか……』

「大丈夫。幼女神様から貰った通帳。見てみなよ」

『わぁーぜろがいっぱいだー』

 

うん、最初見たとき、目が吹き飛びそうだったもん

 

そこら辺の金持ちより持ってるもん

 

不自由しないもん

 

買えないもの殆ど無いもん

 

しかも、どうやら一ヶ月ごとに徐々に(メチャクチャ)増えるらしいし

 

どないせいゆうねん

 

「つーわけで、買いにいこ~!」

『分かりました』

 

え?何円か?

 

秘密でお願いします

 

言えることは、宝くじを数十回一等を当ててもとてもかなわない額って事です

 

~暮羽side~

 

「魔法少女リリカルなのは……か」

 

前世で女の子が空を飛んで砲撃してたアニメを見ていた気が……しないことはないが

 

まぁ、原作知識無しで、チートな転生者が出鱈目な事をやらかすってのもいいかもな

 

目指すはtrue end!!

 

なんてね。ただ、時の流れに身を任せて、ゆらりゆらりと進んでいくだけだ

 

俺の元居た世界の俺達が消えた時間にピンポイントでワープするのは、かなりの時間がいるしな……

 

世界の特定、さらに時間軸を合わせ、そこに向けて一切の誤差なく転移

 

俺の情報操作はいわば、劣化版だから、それすらも出来るかどうか……

 

もしかしたら、毛玉共もこっちに来てるかもしれない

 

それを利用して帰るってのも方法の一つに入れておこう

 

この世界で、もうマスパを撃つような状況には陥りたく無いな……

 

またあの金ピカと会わないように気を付けよう

 

よし、荷物を四次元から引っ張り出して、とっととなのはの家に向かうか




人間体のゼクスの容姿ですが、とあるの神裂さんの背とバスト諸々を少し小さくし、髪を下ろしたような感じです

性格は殆ど真逆ですがね
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