~暮羽side~
……どうやら、アルカンシェルは発射されたようだな
確か、空間湾曲を起こす魔導砲……だったか?
それであれを倒せればいいが……
『エイミィ?』
『はい、確認します…………へ?』
うぉっ、嫌な予感……
『そ、そんな……』
おいおい、まさか、そんな訳無いだろ?
蓮樹も笑顔のまま冷や汗かいて固まってるし
原作ならあれで消滅させてハッピーエン……
『目標……健在です!!』
oh……
冗談だろ?
蓮樹なんて空中土下座のような格好してるし
『目標……生体部品を再生しています……』
いや、マジで嘘なんでしょ?嘘なんだろ?嘘でしょ?嘘だ!!
蓮樹が荒ぶってるじゃないか!!
ゲッダンしてるぞ!!!
「そ……そんな……」
「駄目……だったの?」
「嘘だと言ってよ、バー○ィ……」
「ゲッダン☆ぐるぐる回る……」
あぁ、蓮樹が壊れた
完全に原作ブレイクだ……
……しゃあない
「じゃ、ちょっくら行ってくるか」
「は?何言ってんだよ……こんな時に……」
「こんな時だからこそさ。じゃ、そこで見て何かあったら教えてくれ」
「なっ!?おい、待て!!」
ここは……俺がなんとかしよう
~蓮樹side~
あ~……終わった終わった
僕の命もそうだし地球も終わった
「リンディさん!もっぱつ撃っちゃってよ!!」
『チャージまで時間がかかるの!!エイミィ!あと何秒!!?』
『あと150秒です!!』
あっはっは、間に合わない間に合わない
もう駄目だ、おしまいだ
僕は前世で踊ろうと試みて踊れなかったゲッダンを踊って死ぬんだ
「蓮樹……諦めないで……」
「ゲッダン」
もうみんな疲れ果ててるし、砲撃を宇宙までなんて運べないし
合衆国にっぽんぽん
『……ん?アースラ前方に生体反応?モニターに出します』
きっと防衛プログラムの破片だよ。気にしちゃ駄目だよ
『って、ええええええええええ!!!!!!?』
うぉっ!!?うるさっ!!?
「え、エイミィさん!!?何が起きてるんですか!!?」
『ごごごごごめん、そっちにも映像を……』
ははははは、一体何が……
『ええええええええええ!!!!!!?』
……これこそ嘘でしょ
「何で暮羽くんが
……暮羽ってモビルスーツだったっけ…………
~暮羽side~
情報操作で自分の周りに膜を作って擬似的に宇宙空間での戦闘を可能にしたが……
流石に酸素が足りないな
って事は情報操作で酸素を作成しながら戦うことになるか
『ちょっ!!?暮羽さん!!?』
「あ、リンディさん。これからあいつを消滅させます。巻き込まれたらいけないので下がっててください」
『その前に!!何で宇宙空間で活動を!!?』
「手遅れになる前にあいつを葬ります。じゃ、グッドラック」
足元で霊力を爆発させ、推進力を得る
地上でこの大きさの奴にあれをやったら海水や生物まで巻き込まれるかもしれないからやらなかったが、宇宙空間なら地球にも影響は無いし、何にも影響はない!!!
敵の全長はもう1kmまで大きくなっている
だとしたら、全体を一気に消滅させる!!!
防衛プログラムが俺に気付いたらしく、無数の触手をこちらに伸ばしてくる
だが、こんな自機誘導、避けるのなんぞ、容易い!!!
「このっ!!!」
ある時は斬り、ある時は踏み台にし、全ての触手を切り裂いていく
ったく、マ○ロスを真っ正面から相手にするとこんな感じなのか……
もうこんなのは懲り懲りだね!!
よし!射程距離に入った!!!
「貰った……ッ!!?」
し、障壁!!?
しかも、地上の時より固い!!!
「ぐっ……!!」
なんとしてでも!!!!
ッ!!?
触手だと!!?
「しまった!!!」
そのまま触手に投げ飛ばされる
「ぐっ!!!」
流石に手強い!!!
こんな物を作ったやつ……地獄に落ちろ!!!
霊力を爆発させ、なんとか踏み止まる
ヤバイな……打つ手がない
トワイライトスパークもあと一発が限界だ
じゃなけりゃ移動すら出来なくなる
一体どうすれば……
~リンディside~
あんな子供が頑張ってるのに、私達は指を加えて見てるしか出来ないの?
あの障壁さえ、どうにか出来れば……
いえ、障壁だけなら……
「……エイミィ、エネルギーは何%溜まった?」
「30%です」
「……アルカンシェル、バレル展開!!」
「なっ!!?」
このアルカンシェルで!!!
「無理です!!!これっぽっちのアルカンシェルじゃあ、あの障壁程度しか!!」
「それで良いわ!!!私達は今、あの障壁を破る手段がある!!!これだけでも、彼には十分な支援になる!!!」
暮羽さんにもう一度通信回線を開く
「暮羽さん!下がってください!」
『何でだ!今取り込んでるんだ!!』
暮羽さんは無数の触手を相手に戦っている
「アルカンシェルであの障壁を壊します!!」
『……出来るのか?』
「やってみせます!!なので、一時撤退を!!」
『……分かった!!これより後退する!!』
これで駄目なら……いえ、出来るわ!!
成し遂げて見せる!!!
私達は監理局よ!!この程度で根をあげてられないわ!!!
「……分かりました!!一生に一度の大博打、やってみせましょう!!アルカンシェル、バレル展開!!!」
「エイミィ……感謝するわ。他の方は?」
ブリッジの皆に聞くが、皆こちらを見て頷いてくれる
……いい部下を持ったものだわ
「ファイアリングロックシステム、解除!!」
魔法陣も三つではなく、一つ
だけれど、やってみせる!!
「カウント3でアルカンシェルを発射します!!」
『了解!!』
「3!!」
鍵を鍵穴に差し込む
「2!!」
鍵に力を入れる
「1!!!」
鍵を一気に回す!!
「アルカンシェル!!発射!!!!!!!」
~暮羽side~
アースラからアルカンシェルが発射される
これで30%……
……まぁいい、行かせてもらう!!!
~リンディside~
「まだ破れないの!!?」
「もう少し……もう少しです!!」
お願い!!!
「目標の障壁、砕けました!!!!」
~暮羽side~
「よし!!障壁は砕けた!!!!」
これで終わらせる!!!!
羽桜刀を一旦鞘に戻す
そして、羽桜刀と俺の全身が七色の神力に包まれ、その光は全て羽桜刀に集まる
これが!!俺の!!最後の切り札だ!!!
「零!!!」
防衛プログラムの頭上に一気に移動する
こいつで止めだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!
「次元ざぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!」
刀身が虚空へと消え、次元の壁を切り裂いていく
そして、全長1kmに達する次元の切れ目が出来上がる
「下がれ!!アースラ!!!!」
切れ目は中心に向かっていき、中心から段々と空間が歪んでいく
そして、防衛プログラムが歪んだ空間に向けて吸い込まれていく
~リンディside~
「超巨大な次元震が発生しています……いえ、これはもう次元断層の域です!!!」
「じ、次元断層を起こしたっていうの!!?」
暮羽さん……あなたは一体…………
「次元断層、消失!!」
「防衛プログラムは!!?」
「待ってください…………目標、確認できません!!!」
~なのはside~
『やったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!』
やった!!勝てたんだ!!!
「じ、次元断層を起こしたのかよ……」
「私達が束になっても勝てないはずだ……」
「下手すれば我々が死んでいたな……」
何でヴォルケンリッターとクロノくんと……って、わたしとはやてちゃん以外は苦笑いなんだろ?
「いやいやいや、馬鹿げてるって」
「次元断層が……あはははは、始末書が凄いことになりそうだ」
「バグチート……」
「……もうふざけるの止めよう」
「逆らったら死にそう」
え?え?え?何で?
だって、勝てたんでしょ?
それよりも、次元断層ってなに?
次元震は分かるけど……
「なのは、はやて。次元断層っていうのは、次元震のさらに上。世界が滅びても可笑しくないレベルの次元震」
「あ、なるほどってええええええええええええ!!!!!?」
「初めて見たわ~リアルチートなんて」
そ、それって天変地異とか世界の崩壊ってレベルじゃないの!!?
それを起こしたの!!?
「こら、人をチートの塊みたいに言うな」
『ひぃっ!!?』
う、後ろ!!?
「ったく、元はと言えば、お前ら人間が振り撒いた種だろうに。人間が始末するべきものを俺が片付けたんだ。少しは誉めてもらいたいんだが?」
って、その言い方、自分が人外みたいなの……
「そうだよ?俺は現人神だよ?」
ゑ?
「いやいやいや、叫んでたじゃん。次元の現人神って」
えっと……現人神って……
人であって神様である人……だっけ?
「なのは、正解。俺は神様の内の一人だよ」
……え?
『ええええええええええええええええええええええええ!!!!!?』
はい、人間ロストロギアですね。これは
あと、さらりと現人神であることをカミングアウト
それでは、次回からA'S編の締めです