第63話
~暮羽side~
「お前らの偽物が結界内で暴れてる?」
『だから早く来て~!!』
クリスマスから数日後、急に海鳴全体に結界が張られた
まぁ、俺には関係ないだろうと思ってたらなのはからの通信がきた
なんでも、なのはや蓮樹の偽物がたくさん居るんだとか
余談だが、俺と水姫の偽物は居ないらしい
天我は居たそうだが、見た瞬間に皆が皆、蒸発させたらしい
さて、このままでも問題無さそうだが……俺も手助けに行きますか
霊力を満タンにしておいて良かったぜ
~φ'Sside~
「クリムゾンスマッシュ!!!」
いきなり襲いかかって来た犬耳マッチョにクリムゾンスマッシュを決める
「ぐぁぁぁぁ!!!!」
体が粒子状から戻ると同時に犬耳マッチョにφの文字が現れ、青色の光と共に、爆発する
炎が止むと、犬耳マッチョの体は段々と消えていった
その様子を見てファイズフォンを抜き出し、通話終了ボタンを押す
すると、変身は一瞬で解けた
「これで五人目か……」
昼に入った辺りからずっと連戦している
一回目は赤色のハンマー持った女の子、二回目はさっきの犬耳マッチョ、三回目は白色の何処かで見たことあった気がするツインテールの女の子、四回目は金色の髪を左右で束ねたちょっと際どい感じの服とマントを羽織った女の子だった
で、さっき爆発四散した犬耳マッチョで五回目
一番苦戦したのが白色の子と金色の子だった
まさかアクセルフォームを使わざるを得なくなるとはな
一体何が起きてるんだ?
ってか、もう陽も沈むな……
オートバジンたん呼んで帰るか?
と、思いながら、555見た人なら一度は触ってみたいと思うスマートブレインのロゴが入ったトランクにファイズドライバーとファイズフォンをしまう
「おい!お前!!」
後ろから声をかけられる
また戦いか?
「僕と勝負しろ!!!」
そこに居たのは四回目に戦った子の髪の色と目の色が変わっただけの女の子だった
「いや、俺は戦闘能力皆無なんだが?」
「さっきお前が戦ってるところ見てたんだぞ!!」
あ、さいですか
って事は戦い確定ですか
「先手必勝!!!」
「うぉっ!!!」
何の合図もなく、戦斧で斬りかかってきた
滅茶苦茶速いじゃねぇか!!!
それをトランクで何とか弾き、バク転で距離を取り、トランクからフォトンドライバーとファイズフォンを取り出す
「させるもんか!!!」
「このっ!!!」
ファイズドライバーを着けながら、106とファイズフォンに入力し、横に曲げ、フォトンブラッドを三発ずつ発射する
「うぉっ!!」
「今だ!!!」
ファイズドライバーを着け終わり、隙が出来た所でファイズフォンを元に戻し、555と入力し、エンターを押し、折り畳む
『Standing by』
ファイズフォンからの音声を聞きながら、手を上に伸ばし、ファイズフォンを掲げる
「変身!!!!!」
気合いの込めた一声と共にファイズフォンをファイズドライバーに縦に叩き込み、横に倒す
『Complete』
Completeの音声と共に、ファイズドライバーから出たフォトンブラッドが体を駆け巡り、一瞬で555へと変身する
「やっとデバイス起動させたの?」
「デバイスって何だよ」
「へ?知らないの?……まぁいいや!!行くよ!!!」
青色の子が地面を蹴り、こっちへ突っ込んでくる
速い!!……だが!!!
「変身した俺なら追い付ける!!」
戦斧を腕で弾く
「オートバジン!!!」
その間にオートバジンを呼んでおく
流石に斧相手に素手はキツいからな
「光翼斬!!」
「なんの!!!」
斧が釜に変形したが、釜の部分を白刃取りしてなんとか……って!!
「あつっ!!!」
思わず手を離す
「今だ!!電刃……ぎゃふっ!!」
やられるかと思ったら、青色の子を轢き逃げしてオートバジンがやってきた
どうやら、後頭部からやられたらしい
「頭がぁぁ~……」
……御愁傷様
ってか、俺のオートバジンは人を轢きたがるのか?
前回も轢いてたし
取り合えず、ファイズフォンからミッションメモリーを抜き出し、オートバジンにセットし、ハンドルを引き抜く
すると、ハンドルからフォトンブラッドが剣状に伸びる
「このぉ!!よくもやったな!!」
と、涙目で叫んでくる青色の子
いや、正直すまんかった
あ、訂正。若干泣いてる
「うりゃぁぁぁ!!!!」
泣きながら突っ込んでくる青色の子
いや、痛いなら逃げてもいいのに……
「でりゃ!!!」
「おっと!」
釜での攻撃を一つずつ受け流していく
この子、パワーとスピードは凄いが、戦術が駄目だな
まぁ、こっちも連戦で疲れてるからもうすぐ決めないとな
もう二度アクセルを使ってるが、勝つためには仕方ないか
ファイズフォンを開き、エンターを一回押す
『Exceed charge』
その音声と共に、ファイズエッジの刀身がさらに太くなる
「でぇぇぇぇい!!!!」
今度は真っ正面から突っ込んできた
「ふん!!」
「あ!!」
釜を横から切り伏せ、軌道を剃らす
「くらっとけ!!!」
「うあぁ!!」
ファイズエッジで腹を突き、吹っ飛ばす
「いった~い!!」
流石に駄目だったか……
だが、これで終わりだ
アクセルメモリーを抜き出し、プラットフォームに差し込む
『Complete』
一瞬でアクセルフォームに変身する
そして、ミッションメモリーをファイズエッジからファイズポインターに差し替える
ファイズエッジはポイしておいた
後で拾うってば
すぐにファイズアクセルの赤色のボタンを押す
『Start Up』
独特な効果音と共に、周りが段々と遅くなっていく
「付き合ってやる。十秒間だけな」
走って青色の子に近付く
「悪いな。決めさせてもらう」
後ろに回り込んで襟首を掴んで上にポイする
そして、空へ向かって飛び、ファイズポインターを起動させる
すると、青い子の周りに円錐状のフォトンブラッドが五つ現れる
これで終わりだ!!!
「アクセルクリムゾンスマッシュ!!!!」
一回のクリムゾンスマッシュが決まると共に、残り四つのフォトンブラッドが青い子に突き刺さり、俺の体が粒子状となり、すぐに体が元に戻り、地面に着地する
『Three two one』
「きっかり十秒だ」
『Time out』
ファイズフォンからの音声と共に、周りの時間の流れが元に戻る
「へ?うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
一瞬何が起きたか分からないような声を出したあと、φの文字が現れ、青い炎と共に爆発する
「よっと」
落ちてきた青い子をキャッチする
「な……なにが……?」
「ちょっと加速したんだよ。十秒だけな」
『Reformation』
ファイズフォンの音声と共に、アクセルフォームから通常フォームに戻る
「へぇ……」
青い子が足から段々と消えていく
「今度は……負けないからね!」
「何時でもかかってきな」
ちょっと会話をしたあと、青い子は消滅した
「……疲れた」
青い子が消滅してから、物凄い疲労感が襲ってくる
流石に……アクセル三回はキツすぎたか……
「……帰るか」
さっきポイしたファイズエッジの柄をオートバジンのハンドルにぶっ刺し、バイクに跨がる
帰って寝……
「お前の魔力、貰って……」
『Start Up』
「邪魔すんなやぁぁぁぁぁ!!!!!」
『Time over』
「!?うわぁぁぁぁ!!!」
もうやだ……
~蓮樹side~
「バインド」
「しまった!」
闇の欠片ヴィータちゃんをバインドで縛って近付く
「えい」
「いでっ!!!」
ゼクスの柄で頭をゴンゴンする
まだ続けてゴンゴンする
「いだっ!!やめろ!!」
「多分もうちょい」
まだゴンゴンする
すると、だんだんとヴィータちゃんが薄くなって、最後は消えた
これが僕の勝負方
だって、こうしないと魔力が持たない
魔力Aランクの雑魚の運命だよ
さて、次は誰の頭をゴンゴンすることになるのかな?
……ん?何か周りの景色が?
あれ?なんかに捕まった?
周りに闇しか見えないんだけど
「ラグナロク!!!」
「エクスカリバー!!!」
……目の前でユニゾンはやてちゃんが戦ってました
しかも、戦ってるのはマテリアルD、闇統べる王であるロード・ディアーチェ
あ、闇統べる王と書いてロード・ディアーチェか
「マニューバACS!!」
「ダンシングレイブ!!」
しかもとても僕じゃ付いていけない攻防
「いい加減くたばらんか!!子鴉!!」
「くたばれと言われてくたばる人間なんてそうおらんで!!」
ってか、ユニゾンしたはやてちゃんと互角なんてやっぱり相当強いんだ
遠距離から近距離まで殆ど互角だよ
「くたばれ!!」
「このっ!!」
二人のデバイスがぶつかる
……?
はやてちゃん?何故頭を後ろにぐぐっと反らしてるんですか?
まさか
「頭突き!!」
「うごぁっ!!?」
まさかの頭突きでした
ってか、見事に鼻に当たってた……痛そう
「バインドや!!」
「なっ!?卑怯だぞ!!」
「頭突きも立派な戦術や!!響け!!終焉の笛!!ラグナロク!!!」
「くそぉぉぉぉぉ!!!!!」
うわっ、なんちゅーバカ魔力
あれは当たりたくないや
あ、飲み込まれた…………って消滅!!?
マジっすか……
流石歩くロストロギア……
最後の夜天の主……
「ふぅ……勝てばよかろうや!!!」
何処のカ○ズ様ですか……
「あれ?蓮樹くん?居たん?」
「最後らへんから見てたよ」
「そうだったん?」
「じゃあ、僕は帰るね。どうやら、そろそろこの事件も終わりそうだし」
「?」
後はマテリアルLの雷光の襲撃者、レヴィ・ザ・スラッシャーとマテリアルSの星光の殲滅者、シュテル・ザ・デストラクターだけだね
まぁ、闇統べる王が倒されたんだし、あの二人が倒されるのも時間の問題だね
~暮羽side~
さて、結構偽物も倒したな
霊力が無いから分かりやすい
あ、ヴォルケンリッターは色が若干黒いからすぐに分かる
……ん?
あれは……なのは?
いや、色が違うな。しかも、髪の毛もツインテールじゃない
「……貴方は…………」
「お前……単刀直入に言う。敵か?味方か?」
「そうですね……じゃあお答えしましょう」
色違いのレイジングハートを片手で構え、戦闘体制を取る
って事は……
「敵です」
「ならば、討つ!!!」
霊力弾を四~五発発射する
「パイロシューター」
彼方も四~五発の魔力弾を撃ち、相殺してくる
その間に一気に近付く
相手は恐らくなのはと同じタイプ!!
ならば、格闘戦でいける!!
一気に懐に入り、鳩尾に向けて肘内を決める
「ハンターモード」
が、それは呆気なく防がれた
「……素体がなのはか何かで?」
「正解です」
いつの間にかバリアジャケットが半袖のミニスカートになってた
……なのはが素体って事はこの状況って……
「ブラストファイアー!」
「ぐぅっ!!!」
零距離からの砲撃をまともにくらう
いったいな……
しかも、フェイトと同じでは無いが、魔力を炎に変換してるのか
通りで熱いわけだ
「その程度ですか?」
「いいや、まだ本気なんて見せてない……さ!!!」
瞬動で後ろに回り込む
「は、はや……」
「オラッ!!」
背中から殴り飛ばす
受けてみろ!!!
「ライジングメテオ・インフェルノ!!!」
「ぐっ!」
一通り決めたが、プロテクションを張られたか
「マスタースパーク!!」
「ッ!?ブラストファイアー!!!」
追撃にマスタースパークを撃つ
それを相殺しようとあっちも砲撃を撃つが、なんなく押し返し、マスタースパークが直撃する
どうだ?
「近距離型かと思いきや、まさか砲撃まで撃てるとは思いませんでしたよ」
「ほう、耐えるか」
「それなりに頑丈ですから」
バリアジャケットは所々破れてるが、相手は健在だった
「ルベライト!!」
「おっと、バインドか」
不意打ち気味のバインドに引っ掛かる
さて、相手はどうする気だ?
「集え
ほう、収束砲か
だったら
ここは威力抑え目のあの技でいくか
「よっと」
「ッ!!?」
流石に簡単にバインド外されたら驚くか
さて、撃ち合いといこうじゃないか
「ルシフェリオン……!!!」
「大神砲!!!」
「ブレイカー!!!!」
「「ファイナルマスターブレイカー」!!!」
相手の収束砲と俺のファイナルマスターブレイカーが一瞬拮抗する
が、それは一瞬で崩れ去り、俺のファイナルマスターブレイカーが収束砲を飲み込み、相手を飲み込んだ
さて、相手は耐えたか?
「…………」
……まだ立ってるか
またマスタースパークの準備をする
「……わたしの負けです」
「……そうか」
手に溜めていた霊力を元に戻す
よく見ると、相手は足から徐々に消えていた
「ここまでこてんぱんにされるとは思いませんでしたよ」
「まぁ、それを成せるのが俺だ」
「もし、次があるとすれば、今度は勝ちます」
「俺もこっちじゃそんなに負けてないからな。楽しみにしてるぜ」
「楽しみにしていてください」
相手は少しだけ微笑みながら消えていった
……あ、名前聞いてないや
……さて、陽が昇ってきたし、帰るかな
レヴィVS555、ディアーチェVSはやて、シュテルVS暮羽でした
ちょっと小話挟んでから続きのGOD編にいきます
アミタとキリエは……どうでしょうね