~暮羽side~
新学期から数日後
霊夢や魔理沙が常識に通用しない行動をしたために俺と早苗が止めたりとかしてきた
具体的に言うと、霊夢が休み時間に普通に煎餅をポリポリ食べてたり、魔理沙がキノコ焼き始めたり
早苗は数年前まで外で暮らしていただけ、割りと普通だった
常識に囚われない(主に物理的な意味で)行動はちょっとあったが
で、最初の休日
なのはが嘱託魔導士の試験に励んでたりアリシアが幻想郷組と仲良く話してたりしている中、俺と蓮樹と水姫はクロノに呼ばれて本局まで来ていた
どうも、お偉いさん方が俺達の戦闘を見たいらしい
……って事らしいんだが
「何故翔一も来ているんだよ」
「魔法を使った戦いを一度見てみたいからな。今後に役立つかもしれない」
で、ちゃっかりファイズドライバーとファイズフォンも持ってきてるのな
まぁ、翔一は魔力も無いし仮面ライダーに変身するしか自衛の手段は無いしな
「あ、俺の方から仮面ライダー呼んであるから」
「本当か?なら上に連絡しておくよ」
「翔一さん?一体何を?」
「いや、こういう時に練習しておかないとな」
ごもっともだけど……
クロノの目の前で変身する気か?
バレたら面倒だし目の前で変身は止めておけよ
で、どうやら模擬戦を行う場所に着いたらしい
「まぁ、あっちは準備出来てるらしいから、順番に来てくれとの事だ」
「なら、ボクが最初でいい?今日、はやてと一緒に図書館に行く予定だったから」
何時の間にそんな約束を
「君達も、それでいいか?」
クロノの問いにコクンと頷く
……あれ?翔一が居ない
「お手並み拝見だな」
「うぉっ!!?555!!?」
い、何時の間に変身したんだ?
「い、何時の間に来たんだ?」
「さっきだ。翔一に呼ばれたから急いで来たのさ。翔一は今ごろトイレと友達になってるだろう」
……トイレで変身したのか?
って、トイレの場所わかんねぇし
まぁ、疑問が深まるだけだし放っておこう
「じゃあ、水姫。模擬戦室に入ってくれ」
「りょーかい」
~水姫side~
じゃあ、ちょっとだけ頑張ろうかな
スペルブック起動っと
「……バリアジャケットは?」
「無いよ」
「……」
うわっ、滅茶苦茶呆れられてる
もう頭にきた
瞬殺でいいよね?答えは聞かないけど
『では、始め!!』
クロノの声が響く
じゃあ、これでおしまい!!
「魔槍「スピア・ザ・ゲイボルグ」!!!」
ドゴン!!!
~暮羽side~
あ、あいつ……遠慮というものを……知らなかったな
初手でゲイボルグ。しかも一撃でプロテクションごと持ってくって、早く帰りたいからとはいえ、遠慮無さすぎだろ
えっと、タイムは……0.5秒か
「……し、勝者、桜庭水姫…………」
「なんだ。つまらない」
あっちは偶然に決まってるみたいな顔してるし
いや、あいつはもっとえげつない事を容易く行ってくるぞ
「じ、じゃあ次」
「僕が行くね」
と、言って蓮樹が前に出る
あ、水姫が戻ってきた
「じゃ、ボクは帰……」
「あ、待っててくれ。一通り終わった後に話があるから」
「なんで!?いいじゃん!!」
「頼む!!じゃないと僕のクビが飛ぶ!!」
「むぅ……分かったよ!待っておけばいいんでしょ!」
と、言って後ろにあるベンチに座る水姫
ちゃんと帰りは一瞬で帰してやるから期限損ねるなよ
さて、次は蓮樹か
~蓮樹side~
相手は見積もって教官クラスだろうな~……
で、近距離戦を得意とした人か……
ちょっと本気でいかないと不味いかもね
『では、始め!!』
先手必勝!!
「ブレイクスマッシュ!!」
挨拶代わりの砲撃を一発
どうだ?
「プロテクション!!」
やっぱりね
まぁ、それも想定内だし
「ドライブシューター!!」
魔力弾を三発、撃つ
「甘い!」
突っ込みながら避けられる
操作が甘かったかな?
でも、突っ込んできたのなら好都合!
『much move』
マッハムーブで一瞬で背後に回り込む
隙有り!!!
「カートリッジ!!!」
『Load cartridge』
カートリッジを六発排出する
久々のこの技!!
「雷光一閃!!」
『much move』
マッハムーブのコントロールを僕がやり、雷光一閃のコントロールをゼクスに任せる
殆ど辻斬りのような形で雷光一閃を当てる
「ぐはっ!!?」
さて、畳み込む!!!
「フルドライブ!!!」
『full drive』
フルドライブをしてカートリッジをリロードする
「ハァァ!!!」
その間に相手が突っ込んでくる
……こうなっちゃったら……
「プロテクション!!」
「ぐっ!!」
そしてプロテクションを爆破
「ぐぁぁっ!!!」
「よっしゃぁぁ!!!!」
ゼクスの砲身を持ってフルスイングして相手の顔面をホームラン
「ぐふっ!!!」
『痛いです!!!』
あ、ごめん、ゼクス
じゃあ、
「バインド!!!」
「しまった!」
これで止め!!!
「マスタースパーク・フルドライブイグニッション!!!」
~暮羽side~
「勝者、金蓮樹!」
まぁ、雷光一閃を耐えただけでも凄いな
あれは俺の知ってる技の中でも結構威力は高いからな
なんてったって、俺の防御に定評のある結界を破れる程なんだから
あ、戻ってきた
「オーバーキルだったかな?」
「いいんじゃね?」
「そうかな?じゃあ、僕も後は見学してるね」
と、言って蓮樹は水姫の隣に座った
あ、水姫の愚痴聞かされてる
それを笑顔で流せる蓮樹も中々だな
さて、次は……俺か?
「俺が行こう」
「555、行くのか?」
「あぁ。あいつらに付き合うだけだ。十秒間だけな」
そういって模擬戦室に入っていく
十秒間?
十秒で終わらせるってことか
それじゃあ、お手並み拝見だな
~翔一side~
「君のバリアジャケット、変わっているな」
「……?」
バリアジャケット?
まぁ、気にしない気にしない
後で蓮樹に聞けばいいだけか
ってか、この世界での基本知識を教えて貰うか
『それでは、始め!!!』
早速ファイズポインターにミッションメモリーを取り付け、アクセルメモリーをプラットフォームにセットする
『Complete』
そして、アクセルフォームへの変身が完了する
ファイズポインターを足にセットし、ファイズアクセルの赤いボタンに指をかける
「付き合ってやる。十秒間だけな」
『Start Up』
赤いボタンを押すと同時に回りが段々と遅くなっていく
その間に一気に近づき、腹に蹴りを入れる
すぐさま後ろに回り込み、腕を払うように動かしたあと、蹴り上げる
そして、敵を背にして飛び上がる
『Three 』
ポインターを起動。五つのフォトンブラッドが敵をロックする
『Two 』
「アクセルクリムゾンスマッシュ!!!」
クリムゾンスマッシュが一発決まると共に、残り四つのフォトンブラッドが突き刺さり、体が粒子状になる
『One』
そして、体が元に戻る
「きっかり十秒だ」
『Time out』
「ッ!?ぐぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
敵にφの文字が浮かび上がり、青い炎と共に爆発する
『Reformation』
決まったな
~暮羽side~
「……嘘だろ?」
速すぎて殆ど見えなかった……
何をしたかは少しだけ見えた
蹴り飛ばして蹴り上げてライダーキック……か?
俺でも殆ど見えないとは……
「……し、勝者、仮面ライダー555!!!」
蓮樹と水姫も唖然としている
「な、何が……?」
「み、見えなかった……」
あっち側も唖然としている
上回る程度の能力でもついていけるのか?
いや、相手がやったと思ったら終わってそうだ……
「お疲れさん」
「一体何をしたんだ?」
「クロックアップのような物を十秒間だけ」
「……?」
「あ、この世界にはまだカブトは無いのか……悪い、忘れてくれ」
……まぁ、敵になったら一番苦戦しそうってのが分かった
さて、次は俺か
セットアップして模擬戦室に入る
よし、いっちょ遊んでやりますか
『では、始め!!』
始めの合図と共に霊力を収束し始める
「うぉぉぉぉ!!!!」
流石に何か企んでるのだろうと思って接近戦に持ち込んできたか
だが、
「まだ甘い」
相手の槍型デバイスを弾き、鳩尾に拳を一発
「ぐっ!」
「吹っ飛びな!!!」
背中の弓を構え、一気に引き絞り、放つ
半分砲撃のような攻撃が相手を飲み込む
さて、人に撃ってはいけない砲のチャージも完了だ
じゃ、アリーデヴェルチ
「究極「トワイライトスパーク」」
~翔一side~
「……は?」
いや、バグチートにも程があるだろ
模擬戦室の床が抉れたぞ……
あれで非殺傷?馬鹿げてる
「はぁ、かったる」
これが神様のやることかよ!!!
……あ、現人神だった
~暮羽side~
「終わり終わり」
トワイライトスパーク一発で気絶なんて弛んでるな
なのはなら……一発で気絶してたな
「……相変わらず、君たちは凄いな。彼等はAAクラスの魔導士だぞ?」
と、クロノがこっちに来て話しかけてきた
AAランクと言うと……なのはより少し弱いくらいか?
なら蓮樹でも楽勝だ
「それに、仮面ライダー。君は何を?」
「十秒間だけ付き合ったんだよ」
クロノが頭に?を浮かべている
まぁ、分かった方がすごいよ
「君達、今日はわざわざ来てくれてありがとう」
クロノの後ろから恐らくクロノの上司であろう人物が歩いてくる
「君達の強さには驚いたよ。まさか、彼等をあんなにも簡単に倒して見せるとは」
まぁ、魔導士が俺に勝とうなんぞ、千年位早い
紀元前から生きてるやつ舐めるなこのやろう
「そこでだ、君達、監理局で働いてみないかい?」
『お断りです』
「なっ!?」
俺と蓮樹と水姫、さらには翔一までもが口を揃えて言った
「な、何故だ!君達ならエースにだって……」
「俺はエースなんて興味ないし次元世界だって知ったこっちゃないですよ」
「そうだね。別に次元世界の一つや二つ、どうとなろうが、僕の生活には関係無いし」
「だが、君達の力があれば、救える命も……」
「自分の事で精一杯なの。ボク達は守るべき人が沢山いるからね」
「俺は只単にお前らが気にくわない。まぁ、オルフェノクが出たのなら、協力してもいいがな」
と、上から俺、蓮樹、水姫、翔一
「それとも何だ?あんたは俺達の能力が目的か?」
「そりゃあそうだよね。魔力無しで魔法みたいなやつ使って一瞬で敵を殲滅する術をもっていて、魔力少ないのに圧倒的な技術で敵を捻り潰す人間が味方にいれば心強いよね」
「水姫ちゃん?敵を捻り潰すって僕の事?」
「うっ……」
図星か
「な、ならば、給料を弾もう。有給だって二倍ほど……」
「俺は自分の命を犠牲にして人を助けるなんて真似はしない。どれだけ金を積まれようとな」
そこまでして俺達の力が欲しいか
「無駄ですよ。彼等はどれだけ金を積まれても、権利も貰えても、意思を曲げませんよ」
「クロノ執務官……!」
「暮羽、すまなかったな。後は僕が何とかしておこう。水姫も、はやてとの約束があるのだろう?早く行ってやれ」
「恩に着るぜ。今度仕事手伝ってやるよ」
「貸し一つでいいさ」
「ま、待ちたまえ!!」
「諦めてください。彼等は例え監理局という器に入っても溢れ出すだけです。だから、もっと、自由というなの広い器に入れておいた方がいいんですよ」
クロノの言葉を聞きながら、次元を開く
水姫だけは図書館に落とした
翔一も、次元に入った辺りで変身を解いている
「はぁ……多分これからも勧誘が来るよ」
「その度に断ればいいさ」
「そうだな。実力行使で来たら十秒で終わらせてやるよ」
「私欲に仮面ライダーの力を使ってもいいのか?」
「駄目だったら俺はただの555になるだけさ」
と、言うわけで処刑回でした
このあと、クロノは勧誘の邪魔をしたとの事で一日有給を削られましたが、暮羽達のO☆HA☆NA☆SHIでそんなことはありませんでした
この作品のクロノは結構いいやつです
監理局は軽く外道です
なのはは完全な魔王では無く、少し不完全な魔王です