~蓮樹side~
「流石に火力不足だと思うんだ」
「はぁ?」
「何故俺も引き留めた……」
放課後の教室で暮羽達に相談中
え?何をかだって?
「流石に短剣だと……」
「いいんじゃねぇか?人を殺るわけでもあるまいし」
現在の武装について
短剣と拳銃が今の僕の武装な訳だけど、流石にリーチも短いし火力も少ないし……
「そんな訳でゼクスの基本フォームを弄ってみた」
『相談じゃねぇのかよ!!実行済みかよ!!』
まぁ、作者の都合だよ
「ゼクス、セットアップ」
『All right』
バリアジャケットを構築せずにセットアップする
「ほう……大剣と拳銃か……」
「お前……スピード殺す気かよ」
「いや、案外軽いんだよ?こんな感じに」
その場で大剣をブンブンと振る
ちなみに、カートリッジは大剣の背の部分になっている
まぁ、実際そんなに重くないし
「……まぁ、俺達には決定権は無いしな。好きにすると良い」
「俺も同意見だ。まぁ、駄目だったら戻せば良いさ」
「そうだね。ゼクス、モードリリース」
ゼクスを元の指輪に戻す
「じゃあ、帰……」
「あ、暮羽くんに蓮樹くんに……誰や?」
「あれ?はやてちゃん?」
「何で学校に居るんだよ……」
「誰だ?」
はやてちゃんが扉を一気に開けて入ってきた
しかも車椅子で
いや、何で?
「ちょい匿ってや!!」
「よく分からんが、四次元に入っとけ」
「おおきに!!」
はやてちゃんは四次元の入り口に車椅子ごと入っていった
なんか物凄い急いでたな……
何かあったんだろうか?
「そんなに逃げるなよ~はやて……って、何でモブ共が居るんだ!!」
「待ちやがれ!!モブ野郎が!!!」
理解した
天我と雷豪寺に追われてたのね
「おい!はやてを出しやがれ!!どうせ拉致したんだろうが!!!」
うわっ、久々にムカつく
斬って良いよね?斬るよ?答えは聞かないけど
「なぁ、蓮樹……あいつに大量のフォトンブラッド流し込んでも良いか?もしくは灰にしてもいいか?」
僕より恐ろしい思考回路をした人が横にいました
え?灰?なにそれこわい
「るっせぇな……ここにあいつは来てねぇよ。ボコられたく無かったら失せろ」
あ、なんか暮羽からは凄いオーラ出てる
神様の威厳?
頭を地面に擦り付けないと失礼な気がしてきた
あ、七色の光が溢れてる
あと灰色の光も
「いいからはやてを出しやが……」
「衝波魔神拳!!」
いきなり暮羽が地面をぶっ叩く
それと同時に床がかなり揺れる
ちょっ、やりすぎ……
「何か……言ったか?」
「あぁ!?モブがいい気になってんじゃねぇぞ!!!」
はい、命知らずが二名
暮羽さん、処刑をどうぞ
「貴様等……寝ろ」
暮羽が木刀を命知らずに投げつける
命知らずが避けた所で暮羽が高速で移動して木刀を命知らずの後ろでキャッチする
「双牙」
そのまま振り下ろし、ドゴッ!!!!と木刀では出ないであろう音と共に、命知らず二名は気絶した
うわっ、どうやって移動したんだろ……
「……ほら、はやて」
「は、はいぃ!!」
はやてちゃんが怯えながら出てくる
そりゃあそうだよ
「どうしたんだ?」
「い、いや……神様として再確認したと言うか……いままで悪いことしてきてすいませんでした!!!」
懺悔に入った!!?
「はいはい。で、何ではやてはここに居るんだ?あと、普通に接しろ。そして落ち着け。俺の声に合わせて深呼吸だ。吸って」
「すぅ……」
「はいて」
「はぁ……」
「吸って」
「すぅ……」
「吸って」
「すぅ……」
「サンバ」
「イエーイ!!って何やらしとるんや!!!」
おぉ、乗り突っ込み
まさか車椅子に乗りながらサンバするとは
はやてちゃん……恐ろしい子!!
「はい、状況説明。三行で」
「なのはちゃん達と偶然会った
あいつ等が来た
ウザくてしつこいから学校まで避難した
サンバした」
「うん、最後は余計だ」
成る程
はやてちゃんに嫌われるとは……中々だな
あ、あの世界でも嫌ってたか
「あの子、漫才師か?」
「あ~……まぁ、ノリがいい子だね。悪い子じゃないよ」
「だが……何処かで見た気が……」
ん?
555ってはやてちゃんを見た気が……
忘れてるのかな?
「じゃあ、これはポイして」
と、言いながら窓からオリ主(笑)を放り投げる暮羽
容赦無いですな
「あ、そうや。あの人は誰?」
「ん?そういやぁ初対面だったな」
「不知火翔一だ。最近越してきたんだ」
「へぇ~、女の子みたいな外見やね」
「まぁ、よく言われるよ」
「わたしは八神はやて。よろしゅうな」
あ、真っ黒な死のノートはもっとらへんでと補足をいれるはやてちゃん
いや、誰もキラ様とは思わないって
あと、やがみ違いだから
「あ、メルアド交換せぇへん……って、この学校、携帯禁止なんやったっけ?」
暮羽や僕は普通に持ってきてますが
まぁ、使用しなければ問題なしだよ
「あるが?」
「持っとるんかい」
と言ってファイズフォンを取り出す翔一
あ、それ見せたら……
「……それ、何処かで見た気が…………」
ほら、気付いちゃった……
「は?」
「…………あ!思い出した!!クリスマスイブの時に来てくれた人の腰に着いてたあの携帯や!!!」
「え?いや……あ!!」
ようやく思い出した二人
いや、翔一、君に至っては気付くの遅すぎ
「翔一くん、仮面ライダー555やろ!!」
「さ、さて、なんのことやら?」
「惚けても無駄や!!きっちり覚えとるで!!」
「いいいいいや、人違いだってば」
「白状せんのなら」
と、言ってファイズフォンを取り上げるはやてちゃん
「あ!!」
「さて、返してもらいたかったら本当の事言うんやな」
「翔一、認めた方がいいよ」
「こいつ、しつこいからな」
「うっ……分かりました。降参。俺が555だよ」
と、正直に白状する翔一
まぁ、ファイズフォン取り上げられた時点で詰みだよ
「でも、これでどうやってあの姿になるん?」
「……分かった。変身したらいいんだろ」
と、言いながらカバンの中からファイズドライバーを取り出す翔一
用意周到だね
「ほら、返せ」
「はい」
ファイズフォンを取り返して、ファイズフォンを弄る
『Standing by』
「変身!!」
『Complete』
ファイズフォンをファイズドライバーに叩き込み、横に倒す
赤い光と共に、仮面ライダー555が姿を現す
「こんな感じだ」
「へぇ~……」
すぐにファイズフォンを抜き出し変身を解除する
「わたしも変身したい!」
「無理だ」
「何で!?」
「555に変身できるのは特殊な人だけだ。じゃなかったらベルトに弾かれる」
「やってみないと分からんやろ!」
「いや、分かる。少なくとも、只の人間には無理さ」
と、言いながら僕にファイズドライバーを取り付ける
……はい?
『Standing by』
「へ?いや、ちょっ」
「はい、変身」
優無を聞かずにファイズフォンを叩き込まれる
『Error』
「へ?うぼぁっ!!!」
何故か腰の部分から弾かれて机に腰と頭を打つ
「うぐぉぉぉぉ……」
「だろ?」
「せ、せやな」
い……いたい……
確信犯だろ……
「はぁ……わたしも変身したかったな……」
「出来るかも知れんが……試すか?命懸けで」
「え、遠慮しとくわ……」
まぁ、僕のダメージはどうでもいいとして、
「そろそろ帰らない?」
「そうだな……帰るか。はやてはどうする?」
「せやね。リインフォースが待っとるし」
「じゃあ、俺が押していくよ」
「おおきにな」
すぐに鞄を手にもって教室から出る
帰ったら取り合えず満足に大剣を扱えるようにしないと
「あ、翔一くん。今度模擬戦させてもろうてもええ?」
「模擬戦か……」
「止めとけ。こいつ、見えない攻撃する上に当たれば青色の炎と共に爆発四散だぞ」
「ゑ?」
「四散はしない!」
「ちょい待ち!!四散だけ!?否定するの四散だけ!?」
「いや、事実、爆発するし」
「死ぬわ!!!」
そういえば、何で爆発した人達生きてるんだろ?
今度クロノに聞いてみようかな?
模擬戦から何か分かったかもしれないし
「で、何処に何しに行くんだ?」
「あ、今日はこの後なのはちゃん達と模擬戦するんやった」
「そうなのか?」
「流石にこの前みたいにぶっつけ本番で上手くいくなんて思わんし。練習あるのみや」
「まぁ、練習熱心なのは良いことだ。絶対にその努力は実る」
「なんや神様に言われると信憑性がぐぐっと上がるなぁ」
「神様は必死に努力した人間を見捨てはしないさ」
なんか暮羽が神様らしいこと言ってる
あ、半分神様か
「いや、人間であって神様である。それが現人神だ」
また心読まれた!!?
「お前の考えてることなんて顔見れば分かる」
さ、さいですか
「何処で模擬戦するんだ?」
「海鳴公園からアースラに行ってそこの模擬戦室やね。もう皆行っとると思うで?」
「じゃあ、海鳴公園まででいいか?」
「構わへんよ」
模擬戦か……
砲撃と砲撃がぶつかる攻防が目に見えるよ
「そういえば、リインフォースはどうしてるんだ?融合騎じゃなくなった訳だが」
「融合騎?」
「マスターとユニゾンして共に戦うデバイスだよ。はやてちゃんの場合は髪の毛と目の色が変化するね」
「成る程……ようするにあれだな。仮面ライダー電王か」
「電王?」
「あ、忘れてくれ。何でもない」
はて、何だったっけ?
前世で聞いたことあるきがする……
「そういえば、仮面ライダーって特撮の番組名やったっけ?」
「そうだな。仮面ライダー555の仮面ライダーもそこから来てる」
「へぇ~。現実に特撮ヒーローは居るもんやね」
転生者の中でも少数ね
大抵はFateとかだけど
「でも、何処で変身なんか出来るようになったん?」
「目の前に怪人に追われた女性が居て、555に変身しようとしたら弾かれて、何故か俺にベルトを巻かれてファイズフォンを渡されたから変身してみたら変身出来た。その後にこのファイズフォンとベルト、オートバジン、ブラスターにアクセルをくれたんだ」
「ちょっ、何その超展開」
「お前の人生よりはまだマシかと」
「それはそうやけど……」
オートバジンにブラスターにアクセル?
アクセルは多分高速移動したあの姿だろうけど、ブラスター?
555の最強フォームかな?
オートバジンは……何だろ?
「その怪人って?」
「オルフェノク、進化した人間だな。死んだ後に覚醒する人も居れば、オルフェノク自身の手によって覚醒させられる人もいる」
「それ、怪人って言わないんとちゃう?」
「そうだな。中には人を襲わずに人と共に共存しているオルフェノクも居る。だが、大抵のオルフェノクは自身の力に呑まれて人を襲い、殺していく」
「そうなんや……もしかしたら、見たことあるかも」
「はぁ!!?」
「えっと、かなり昔のことなんやけど……わたしの両親って交通事故でもう亡くなっとるんよ」
うん、確かに
それでグレアム提督に援助をしてもらってたんだよね
「実は、その時お父さんの運転してた車にわたしも乗っとったんよ」
……へ?
あれ?僕の記憶と違う気が……
「その時からもう足は動かんくてな。事故の後、車は炎包まれて、わたしは生き残ったんやけど、動けんかったんよ」
お、可笑しい
はやてちゃんはその現場に居なかった筈
出掛けたのは両親二人でその二人は事故で帰らぬ人となって……
「その時、助けを呼んどったら、いきなりドアが取り外されたんよ。ガゴン!!って」
へ?
車のドアを?
「その時に、一瞬、灰色の怪物が見えた気がしたんやけど……瞬きしたら普通の人にもどっとった。だけど、全身に変な入れ墨しとったな。最初にヤのつく自営業の人やと思っとるんやけど……どうやろか?」
……もしかして、僕達が転生する前から原作はブレイクされてる?
「……両親の死体は?」
「そういえば、無かったな~。だけど、あったのは燃え尽きた衣服だけで、後は灰だけがのこっとったって聞いたな」
骨まで燃え尽きた!!?
だけど、そんな炎なら服だって灰になってる筈……
「多分、その人はオルフェノクだ」
「ホンマか!!?」
「恐らく、両親はもう助からなかったんだろう。だから、オルフェノクとして覚醒させようとした。だが、結果は失敗。両親は灰となって死んでいった……」
「そうやったんか……」
「多分、そのオルフェノクも心が痛んだだろう……それに、オルフェノクとして覚醒できる人間は一割だけだ……無理と分かってやったんだろう」
成る程……
怪人の中にも種類はあるんだね
でも、そうなるとこの世界には少なからずオルフェノクが居るって事だよね?
……あ、士郎さんって確か原作のとらいあんぐるハートだと死んでた気が……
もしかして、オルフェノク?
いや、それはない
そう考えると可能性って無限大だな~……
「ほら、着いたぞ」
「あ、ほんとや」
いつのまにか着いてたみたい
「ほな、おおきにな」
「おう。またな」
「またね」
「今度ゆっくり話そうぜ」
さて、帰ろうかな
「見付けたぞ!モブ共!!」
『うげっ……』
僕達四人が同時に声を上げる
「天我に雷豪寺……」
「てめぇら!はやてから離れやがれ!嫌がってんだろうが!!」
「てめぇも黙ってろ!はやては俺に惚れてるんだ!!」
「あぁ!!?寝言は寝て言いやがれ!!モブが!!」
「何だと!!?」
ケンカは同レベルのやつ同士でしか起こらないって言うけど……その通りだね
「その前に、モブ共!!俺と勝負しやがれ!!二度とはやてに近付けないようにしてやる!!」
はぁ……めんどくさい
「チッ……アースラの模擬戦室だ。そこで二度と口が聞けないようにしてやる」
「十秒間だけ付き合ってやる」
「ちょっ……仕方ないな~……僕も付き合うよ」
「……なんかヒートアップしとる」
もうやだ。あのオリ主(笑)
~???side~
「ドクター。外で面白いものを拾いました」
「なんだい?」
「これです」
「これは……人の形をした……灰色の怪物かい?」
「弱っていたので捕まえてきました」
「そうかい……よし、これで新しい実験をしよう。ありがとう」
「はい。それでは」
原作との違いは、はやては事故の現場に被害者として居合わせた
そこでオルフェノクに助けられた
何者かが灰色の異形の怪物を拾った
これくらいです
これも全部伏線ですが……
まぁ、殆どの人は最後の人物が誰か分かると思います
案外、この小説を見てるかたで555を知らない人が沢山おりましたので、555の基礎設定を文中に織り混ぜながら555要素を足していきたいと思います
StrikerS編もこの小説内の555の説明を見ていれば問題ないようにしたいと思います
それでは、また次回