魔法少女リリカルなのは~次元を司る現人神~   作:黄金馬鹿

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第73話

~暮羽side~

 

翌日

 

シュテル達は留守番させておいて、学校である

 

「おはよ、暮羽、水姫」

「おはよう、アリサ」

「おはよ~……」

「相変わらず眠そうね……」

 

まぁ、水姫はこっち来てからだらけまくってるからな……

 

あっちでは早寝早起きは基本だったのに……何処で間違った

 

あ、こっちに来てからか

 

「そういえば、一昨日は大変だったみたいね。なのは達から聞いたわよ?」

「あ~……あれな。流石に疲れた」

「私も力があれば手伝ったんだけどね……」

「なんだったら、水姫に魔法を教わったらどうだ?霊力はそんなに無いが、魔法は別だ。頑張り次第でどうにもなる」

「その通りだぜ?」

「魔理沙?勝手に人の頭から顔を出すな」

 

と、いきなり魔理沙が会話に割り込んでくる

 

って、学校では魔女帽子はとれと言われただろうに

 

「まぁ、私はもうちょっと幼いときからだが、アリサ位の歳なら魔法は余裕で使える程度になるぜ?」

「え?魔理沙も魔法使いなの?」

 

あれ?言ってなかったっけ

 

「そうだぜ?普通の魔法使い、霧雨魔理沙様だぜ!」

「普通の魔法使いはマスタースパークを乱射しません」

「まぁ、それでも普通の魔法使いだぜ」

 

自称を付けた方がいいと思うのは俺だけなのか?

 

「私はマジックアイテムを使ってるけどな」

「マジックアイテム?」

「魔法を使うために使用する道具みたいな感じだぜ。ちなみに、私はこのミニ八卦炉だぜ」

 

と、ポケットからミニ八卦炉を取り出す魔理沙

 

何でミニ八卦炉を持ち歩いてるんだよ……

 

「ちょっと大きいわね」

「そりゃあ、この体で使えるようには作られてないからな。あと、それの最大出力は山一つ消し飛ばせるぜ?」

「ゑ?」

 

あ~……そんな設定あった気がするな~

 

「まぁ、私で良ければ、魔法について教えるぜ?大体、一年もあれば普通に魔法を使える程度にはなれるぜ?マジックアイテムはこいつに任せればいいと思うぜ?」

「おい」

 

何故俺に振るか

 

まぁ、頼まれれば断る理由も無いし、作るが

 

「じゃあ、お願いしてもいいかしら?」

「分かったぜ。私の全てをみっちりと詰め込んでやるぜ」

「へぇ~アリサちゃんも魔法使いになるんだ~」

「すずか、急に出てくるな。あと、おはよう」

「うん、おはよう」

 

さっきから静かな水姫を見てみると、寝てやがる

 

こいつ、ほんと駄目人間……駄目妖精になったな……

 

「そういえば、お前、妖力があるが、何の妖怪なんだ?霊夢が初めて見たときからかなり警戒してるんだが」

「吸血鬼だよ」

「……陽が当たってるが?」

「陽の光は平気だよ。あと、流水も。だけど、身体能力、回復力、繁殖力が低いかな?」

「確かに、肉体強化しないと、運動能力がずば抜けてる程度だしな」

「レミリアやフランとは違う種類なのか……少し土産話が増えたぜ」

 

まぁ、肉体強化したら、レミリアやフラン辺りと互角にやりあえるんじゃないか?

 

だが、回復力とかで負けるな

 

「だけど、血は少しだけ吸うかな?」

「そこはやっぱり吸血鬼なんだな」

「じゃなけりゃ吸血鬼って呼ばれないでしょうに」

 

俺も結構前に吸われたな~

 

まぁ、そんなに辛くは無かったが

 

あ、蓮樹が来た

 

翔一を担いで

 

「おはよう暮羽」

「よ、よう……」

「ど、どうした……」

「なんか、まだ動けないんだって」

「やっぱりブラスターは辛い……」

 

ってか、それだったら休めよ……

 

「ちょっ、大丈夫なの!?」

「少しのお金と明日のパンツさえあれば人は生きていけるさ……」

「いや、そういう問題じゃ……」

「まぁ、大丈夫でしょ。これでも男だし」

「だ、大丈夫なのかなぁ……」

「さぁ……」

 

……ここは俺が一肌脱ぐか

 

情報操作っと

 

「……ん?あれ?動ける?」

「情報操作しておいた……副作用として明日の筋肉痛が……」

「おまっ!!!只でさえ明日は強烈な筋肉痛が確定してるんだぞ!!?」

 

まぁ、そこは御愁傷様だ

 

明日が楽しみだ

 

「……鬼畜ね」

「ありがとう、最高の誉め言葉だ」

「誉めてないから」

 

鬼畜ではないが、鬼とガチバトルしたことはあるが?

 

勝率八割だが

 

「でも、今日は銀髪コンビ遅いわね。このまま来ないでほしいわ」

「完膚なきまでにボコボコにしたからな。動けないんじゃないか?」

 

雷豪寺はしらんが、天我は本気でゲイボルグ突き刺したからな

 

一日あそこで寝てたんじゃないか?(笑)

 

日頃の行いが悪いんだよ

 

「……噂をしたらなんとやらたぜ?」

 

あれは……雷豪寺か……

 

ほんと、噂をしたらなんとやらだな……

 

だが、今日はなんか沈みきってないか?

 

ようやく嫌われてるのが分かったか?

 

「やぁ……おはよう……」

『なん……だと……?』

 

あの自称オリ主が……叫ばない?

 

それどころか普通に挨拶だと……?

 

て、天変地異の前触れか!!?

 

世界の終わりか!!?

 

「少し、桜庭と金と不知火を貸してくれないか?」

 

……いや、俺たちを葬るためか?

 

蓮樹はゼクスを何時でもセットアップ出来るようにしてるし、翔一は鞄を持って何時でもベルトを装着できるようにしている

 

「……分かった。行くぞ」

「屋上に来てくれ……」

 

警戒心全開、敵意全開でついていく

 

そのついでに、何時でもトワイライトスパークを撃てるように準備しておく

 

そして、屋上

 

「で、一体何のようだ?」

「……」

 

さっきまで背を向けていた雷豪寺がこっちに振り向く

 

そして……

 

「今まですみませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

『どういうことだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!』

 

思わず声を荒げて叫ぶ

 

しかも、土下座である

 

いや、マジで何で?

 

……いや、ここから殺しにくるかもしれん

 

「……なんでいきなり?」

「いや……一昨日…………掘られた」

 

……はい?

 

「阿部さんに……ヤられたんだ」

「え?マジで?マジで言ってる?それ、もうドンマイって領域じゃないよね?」

 

あ、阿部さん?

 

「ホモ」

「OK。ありがとう」

 

もうドンマイしか言えないな

 

「それで、走馬灯が見えて……気が付いたんだ。『あれ?俺って嫌われてね?』って」

 

うわぁ……

 

そ、走馬灯っすか……

 

「しかも、お前らに悪口言いまくって挙げ句に殺しにかかって高町達を嫁だとかほざいて嫌われてるのにハーレムがなんだとかツンデレがどうだこうだとか、マテリアル達の邪魔したり、もう嫌われる要素しか無いし……」

 

……これ、はめようとか思って言える自虐じゃないよね?

 

信じていいのか?

 

「一晩中公衆トイレでヤられて……昨日は死のうかどうか迷ってたんだ……だけど、その前には謝ろうと……」

 

……少し記憶を覗き見してみるか

 

情報操作っと

 

…………

 

うっ……

 

「こ、これは……SAN値が……」

「へ?どうしたの?」

「いや、記憶を覗いたら……マジだった」

「……僕にも見せて」

 

ど、どうなっても知らんぞ!!!

 

「……うわぁぁぁぁぁ!!!!もう見せないで!!!!!」

 

すぐに再生を止める

 

や、やべぇ、発狂しかけている

 

「目、目が……腐る…………と、トラウマ物だよ……」

「……お、俺は遠慮しておく……」

 

これを一晩中……

 

確かに自殺も考えれる……

 

「本当に……本っ当にすまなかった!!!!許してくれとは言わない!!!!だが、これだけは言わせてくれ!!!!本当にすまなかった!!!!!」

 

……これに耐えきったのか……

 

蓮樹達と目を合わせる

 

俺達が言う言葉は……

 

『許す』

「なっ!?」

 

だって、ふざけて許さんとか言える空気じゃないもん

 

「お、俺はお前らを殺しにかかったんだぞ!!?それなのに……許すって言うのか!!?」

「神は素直に謝った人間を許さないなんて馬鹿なことはしないさ」

「過ぎたことだよ。気にしないで。反省できたのは良いことだよ」

「ライダーが謝った人間を許さないなんて、そんな真似はしないさ」

「……ありがとう」

 

俺達は許す

 

だが……

 

「なのは達は分からんぞ?」

「許されなくてもいい。それだけ、俺は迷惑をかけてきたんだ」

「……放課後辺りには謝っておけよ?」

「分かった……すまない。こんな奴に貴重な時間を割いてくれて」

「俺には時間は腐るほどある。気にするな」

「そうだよ。気にしないで」

 

さて、戻るか

 

~少年等移動中~

 

「暮羽!大丈夫だった!!?」

 

戻ると、アリサが一目散にやってきた

 

「大丈夫だ。何にも無かったさ」

「で、でも……」

「あと、放課後、雷豪寺が何か言いたいらしい。俺からも頼む、付き合ってやってくれ」

「……まぁ、あんたの頼みなら仕方ないわね。つまらないことならすぐに帰るわよ?」

「それでいい。なのは達にも言っておいてくれ」

「分かったわ」

 

さて、どうなるかな

 

~放課後~

 

「本当にいいの?覗き見って」

「いいだろう。減るもんじゃない」

「だ、段々と筋肉痛が……」

 

さて、どうなるかな?

 

ちなみに、俺達は教室の外に居る

 

あと、はやては俺が次元を開いて召喚した

 

『今まですみませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!』

『えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!?』

 

早くも土下座する雷豪寺

 

なのは達も滅茶苦茶驚いている

 

そりゃあそうだ

 

ちなみに、幻想郷組も居る

 

『ちょっ、何がどうなってるの!!?』

『ま、まさか……毒でも食べた!!?』

 

ある意味毒だよな……

 

『掘られた』

『へ?マジで?マジなん?』

 

掘られたの言葉に異常に反応するはやて

 

『一昨日の夜に……公衆トイレで……ホモに……』

『え?ちょ……それは……引くというか……何というか……えぇ~無いわ~』

 

お前、部屋にBL漫画あるだろうに

 

知ってるんだぞ?同人誌も四次元ベッドの下にあるって

 

『どういうこと?』

『えっとな……ホモに襲われたって事や』

『戦ったの?』

『ある種の戦いやな……うん。なのはちゃんとフェイトちゃんはまだ知らんでええ。知っちゃあかん』

 

アリサも軽く引いてるから、アリサも知ってるのか

 

すずかは……どうだろう?

 

早苗は苦笑い、霊夢と魔理沙は素で引いている

 

『で、でも、確信があらへん!!わたしらをはめるためかも知れん!!』

『信じてくれなくてもいい。許してくれなくてもいい。だが、これだけは言わせてくれ。本当にすまなかった!!!!!近寄るなと言われたら金輪際、二度と近寄らない!!転校しろと言われたら転校する!!!』

『……じゃあ、三回回ってワンって言って』

 

と、アリサが注文する

 

と、すぐに雷豪寺は立ち上がり

 

『……ワン!!!』

 

華麗に三回回って、気合いの入った声でワンと言った

 

『じ、じゃあ、『私は汚ならしい豚です。養豚場なり何処へでもつれてってくださいブヒ』と言ってや』

『私は汚ならしい豚です。養豚場なり何処へでもつれてってくださいブヒ』

『なん……やと?』

『じゃあ、あんたの財布から有り金全部出しなさい』

 

と、霊夢

 

それは只のカツアゲだ!!!

 

雷豪寺、やらなくても……

 

『十万程度しか無いが……』

 

オイィィィィィィィィィ!!!!!!!!

 

霊夢にそれを渡したら駄目だ!!!!!調子に乗る!!!!!

 

ってか、それはあいつにとって毒以外の何物でもない!!!!!

 

『ヒャッホォォォォォ!!!!!!』

 

ほら見ろ!!!!

 

『私はこれで十分よ』

 

と、嬉々した笑顔の霊夢

 

それ以上取ろうとしたら俺が突入してたぞ

 

『えっと……霊夢ちゃん、流石にそれは……』

『いや、いいんだ。その程度』

 

……ヤバイ、なんか雷豪寺が可哀想に思えてきた

 

幾らなんでも霊夢は酷すぎる

 

……後で俺のポケットマネーとすり替えておこう

 

『じゃあ、これ飲んでくれ』

『魔理沙?まさか、それ、ボクの持ってる本にあった……』

 

と、魔理沙がなにやら失敗作らしき怪しい色の液体を……

 

止めろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!

 

『わかった』

 

それをぐいっと飲む雷豪寺

 

その瞬間、ボンッ!!!と音がして、口から黒煙が……

 

『また失敗か……』

 

……もうやめてあげて!!!!

 

ってか、あいつ、家の本盗んでいきやがったな!!!!

 

今度回収してやる!!!

 

「これは酷い」

「幾らなんでも可哀想に思えてきた……」

「だよなぁ……」

 

最初までは良かった

 

最初までは

 

『じゃあ、次はこっちを……』

「いい加減にしろぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」

 

と、扉を蹴り飛ばし、突入する

 

流石にもう一本は死ぬから!!!!

 

「何だ、居たのか」

「魔理沙!!!それは命が危ないから止めろ!!!霊夢もやりすぎだ!!!」

「いや、飲もう」

「雷豪寺!!止めるんだ!!!」

 

俺の制止も聞かず、ぐいっと……

 

「……ぐふっ」

 

と、吐血する雷豪寺

 

「し、死ぬなぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

「何がいけないんだ?完璧な筈だが……」

 

もう本当に止めてやれよ!!!!

 

「ってか、お前らこれをいい気に何でもやらせるつもりだろ!!!」

 

と、霊夢と魔理沙に叫ぶ

 

「何よ。これは賽銭よ。賽銭」

「私のは只の実験だぜ。人体って言葉が前に付くが」

 

忘れてた。こいつら、外道だった

 

「でも、証明が出来ないから、どうにも信じられないんや」

「……じゃあ、なのは、フェイト、アリサ、すずか、水姫、早苗以外に今からこいつの記憶を再生してやる。答えは聞かない」

 

すぐさま情報操作で外道二人とはやてに上映する

 

「うっ……こ、これは酷い……」

「や、止めろぉぉぉ!!!!目が穢れるぅぅぅ!!!!!!」

「うふふ……万札が一枚、万札が二枚……」

 

はやては結構精神にダメージ、魔理沙は拒否しようと教室を転がり始め、霊夢は現実逃避し始めた

 

あ、これは霊夢と魔理沙の精神が壊れる

 

すぐに上映をやめる

 

「……もう災難としかいいようが無いわ……」

「はぁ……はぁ……こ、これはもうトラウマだぜ……」

「なんつー物見せてくれてるのよ!!!」

 

はやては雷豪寺の肩に手を乗せ、同上、魔理沙と霊夢は精神的にキツいようだ

 

「わたしは許すで!!!」

「私は保留だな。これからの態度次第だ」

「私もね。怪しい行動起こしたら即封印よ」

「私もそうします。これからの行動次第ですね」

「わたしは許すよ。謝ってくれたんだから」

「わたしも。はやて達の様子を見たら、かなりキツかったらしいから」

「私もね。でも、手を上げたら即縁は切るわよ?」

「私も許すよ。折角謝ってくれたんだから」

 

と、全員、許さないとは言わなかった

 

「……ありがとう…………」

 

と、マジ泣きする雷豪寺

 

「ほな、折角やし翠屋でも行こうかな。ヴィータ達にお土産買ってくわ」

「あ、わたしも」

「私も~」

「臨時収入も入ったし、今日は贅沢するわよ~」

 

皆が翠屋へと行くらしい

 

「雷豪寺もついてこい。あと、これ」

 

四次元から霊夢に渡した分の金を渡す

 

「だ、だが……」

「受け取っておけ。お祝いだ。才賀」

 

と、無理矢理才賀の手に金を納める

 

「よっしゃ!!善は急げだ!!!とっとと行くぞ!!!」

 

はやての車椅子を押し、教室を出る

 

シュークリームを補充しておくか!!!

 

「……本当に、ありがとう」

 

と、教室を出る瞬間、才賀の声が聞こえた気がした




と、言うわけで雷豪寺は改心です

前世では可哀想な人なので、阿部さんにヤられたショックで改心した感じです

次回からは雷豪寺も混じってドタバタしていきます
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