「天我が別世界に?」
「すまん……俺が油断したばかりに……」
チッ、面倒なことに……
天我が別世界で好き勝手すると、手がつけられなくなるかもしれない……
それに、毛玉は悠夢の帰還に使えるからなんとか確保しなければいけないな……
「なら、俺が探りを入れてみる」
「出来るのか?」
「まぁな……っと!」
懐から携帯を取りだし、管理局のネットワークにダイレクトハッキング
そのまま天我の情報を洗いざらいに探す
あいつは仮にも管理局に付いている。何処に行ったか位は分かるはずだ……っと、もう発見した
「第23侵入不可世界エグザム……だと?」
侵入不可世界に……?
毛玉め……なんつー場所に送ってやがる……
その世界の詳細は……!!?
「確認は出来てないが、巨大な原生生物にロストロギアがある可能性がある……だと!?」
ロストロギア……こいつは厄介以外の何物でもねぇ……
そんな厄介な力を手に入れられた暁には、あいつ、なのは達を無理矢理拉致って洗脳したりするかもしれん……
だが、未確認なのは幸いか……
無いっていう可能性もあるんだからな……
「ロストロ……ギア?」
「簡単に説明すれば、古代の負の遺産。凄いものは世界を崩壊させかねん。はやての持っている夜天の書なんかもロストロギアの一種だな」
「おいおい……そんな危険物をたった九歳の女の子に持たせて大丈夫なのか?」
「前は色々とあったらしいが、今は問題ない。俺が断言する」
バグはなんとかしたし、リインフォース自身のバグも融合機能ごと消したからな……
あ~……あのときちゃんと確認しておけば良かった。そしたらユニゾン今でも出来たのかもしれないし
「……分かった。信じよう。で、あの馬鹿はどうなんだ?」
「よくわからんが……放っておいたら危険だろうな」
「分かった。」
ここは取っ捕まえてこっちに留めるしかないな
早期発見出来て良かった
「準備が出来次第、出発しよう。次元と空間を操ればたどり着けるはずだ」
「俺達に行けない世界なんてねぇよ。断言できる」
「それもそうか」
天我side
「がっ……は……ここ…………は…………」
糞がぁ……あのモブが…………
あの程度の雑魚に……この俺がぁ…………
もう何でもいい……力を貸しやがれぇ…………オリ主の俺が死にかけてるんだぞ…………
……なんだ……あの古い本は…………
魔力が……あるだと……
丁度良い……使わせてもらうぜ……!
天我side out
「ってなわけで、明日から天我を取っ捕まえてくる」
「じゃあ僕達も……」
「いや、俺と暮羽、二人で行く。こっちで何かあったら大変だからな」
「あり得ないとは思うが、天我とすれ違う可能性もある。そうなったとき、なのは達に手を出されたら困る」
「……分かった。俺達は海鳴で待つとする」
「まぁ、あいつ一人程度ならお前らで十分だしな」
「僕達でもね」
まぁ、翔一は魔導士に対しては一撃必殺、才賀は魔導士の中でもトップのSSSランクに強力な宝具の数々、蓮樹もレアスキル無しなら才賀を圧倒出来るほど強いからな
この三人が居れば大丈夫だろう
それに、なのは達だって、かなり強い
今は居ないが、霊夢達も各々で魔導士なんか目でもない力を持ってるし、水姫に至ってはただのチートだ。あいつの魔法は水さえあれば馬鹿みたいに強い
例えば、一リットルの水さえあれば、蓮樹、才賀、翔一を余裕で倒せる
水って切れ味凄いんだぜ?
この間、厚さ25センチの鉄板を真っ二つにしてた気がする。なんつーチート
まぁ、これだけいれば大丈夫だろう
「まぁ、その間は頼んだぜ?」
「あいあいさー」
「任された」
「クエストを引き受けました」
「はい、ギャグに走った蓮樹君には何処かに入ってきて貰います。ってな訳でボッシュート」
「え?ちょっ、やめ……アッー!!!」
落とす先はフェイトの私室です(笑)
まぁ、イチャイチャしてきやがれこの野郎
さて、明日は適当に運動してきますか
天我side
力が……みなぎる……!!!
ここまで愉快な気分になったのは久しぶりだぜ……!!!
「ふぅん、まだ人間って居たんだ」
「誰だ……?」
灰色の……怪人?
関係ないか
「お前、言葉が通じるようだな」
「『元』人間だし。もう人間もいないから仲間を増やすのに困ってたんだけど……丁度良いか」
と、いきなり触手を伸ばしてきやがった
それをプロテクションで守る
……人間からあの灰色の怪人になるのか
……こいつは使えるな
「君ならオルフェノクになれると思ったんだけど……どうやら一筋縄じゃいかないみたいだね」
「オルフェノクってのになれなかった場合は?」
「死ぬ」
……これほどうってつけの展開がくるとはな……
「お前、取り引きしねぇか?」
「取り引き?」
天我side out
「クレハ、今日は何処かに出掛けるんですか?」
「ちょいと面倒な後始末をな。お前らは?」
「レヴィが遊園地に行きたいと騒いでるのを止める位ですかね」
「たはは……今度連れてってやるって行っておいてくれないか?」
「分かりました」
「悪いな。任せっきりで」
「馬鹿な仲間を黙らせるのもわたしの仕事ですから」
「そっか。頼んだぞ」
「気を付けてくださいね」
シュテルに家を任せて悠夢の元へと向かう
ほんと、シュテルとディアーチェはよくやってくれてるよ
家事も手伝ってくれるし、水色コンビの相手もしてくれる
ユーリは……あれだ。癒し系マスコット
見てると和む
ドジッ子なのは良いんだが、キッチンでホットケーキ爆発は止めてほしい
何したら爆発するんだか……
「中々楽しそうな暮らしですなぁ」
「見てたのかよ……」
家を出てすぐに悠夢に声をかけられる
見られたか……
「女の子に囲まれてきゃっきゃうふふ?中々俺達には真似できませんなぁ」
「きゃっきゃうふふはしてねぇよ……居候だ。居候」
「……あんま泣かせんなよ?」
「善処するよ。さて、行こうか」
「そうだな」
人気のない場所まで歩き、俺は天我の居る世界へと……言わば次元の道を作る
その道にそって、悠夢が空間を無理矢理こじ開ける
これだけで移動が可能だ
「ぜぇ……はぁ……」
「だ、大丈夫か?」
「神力が少ないんでな……もう大丈夫だ。行こう」
「さっさと片付けて帰るぞ。シュテルが待っている」
蓮樹side
いやぁ、昨日は死ぬかと思った
プレシアさん、容赦無さすぎです
「あ~いい天気」
「そんな中で野郎三人である」
「止めろよ……悲しくなる……」
まぁ、子供なんだし……
流石に数年後には爆発作業に入るだろうけど。主に暮羽の
「で、何処行く?」
「映画なんてのは?ここにラブロマンスの……」
「止め!!それ止めの一撃!!」
だよねぇ
まぁ、それは置いておくとして、
「魔法少女まどか○マギカの映画とか……」
「隠れてない!!伏せ字が意味を成していない!!!」
「また魔法少女か……」
「ってか、この世界にあったんだな……」
「どう?」
「行ってみるか」
「面白いのか?」
「人によるね。さっ、行こうか」
なんか、こっちの世界だと前後編が同時公開だし、前後編を一気に見ようかな~
と、思った矢先、物凄い爆音が鼓膜につきささる
何事!!?
「爆発!?」
「大方、テロだろう」
「こんな編鉄のない所で!?」」
「……行ってみよう。俺は仮面ライダーだ。人助け出来るのなら出来る限りの事はしたい」
「分かったよ。ここは通りすがりの正義の味方と洒落混もうか!!」
蓮樹side out
「ここか……」
「うわっ、なんもねぇ……」
だが、見る限りは普通の管理外世界と大差ないな
ってか、こんな所であいつはなにやってんだか
「そういえば、あの馬鹿に驚異は?」
「ただの魔力バカ」
「よし、速効で片付けるぞ」
早速一帯をサーチ……するまでも無さそうだ
真後ろで馬鹿みたいに魔力を放出してやがる
気づいてほしいのか?
「よぉ、モブ共が」
「……次話しかけてきたらそれを合図に斬るぞ」
「了解」
小声で作戦会議
作戦だってこれで十分だ
「海鳴にいなくていいのか?」
それを合図に俺が刀を抜いて駆け出す
悪いが、真剣でぶったぎらせてもらう!!!
治療費はぼったくらせてもらうぜ!!!
「わかってんだよ」
天我の後ろから収束魔力のスフィアが現れる
収束魔法だと!?
「悠夢!俺の後ろに!!」
「ありゃ不味いぞ!!」
流石に不味いと感じたのか、悠夢が俺の後ろに素早く潜り込む
これならまだ間に合う!!
「死ね!!!」
「四重結界!!!」
ギリギリで四重結界が間に合い、拮抗する
その拮抗も束の間、数秒後には一枚の結界が破られる
嘘だろおい!!!
「何だよ!!ただの魔力バカじゃねぇのか!!?」
「ただの魔力バカと言ったな……スマン、ありゃ嘘だ」
「そんな嘘いらねぇよ!!」
「ってか、なのはのスターライトブレイカーよりも威力あるんじゃねぇか!?」
何で短期間でこんなにパワーアップしてやがるんだ!!?
……ロストロギアでも取り込みやがったか!!?
その間に二枚目が破られる
「そのくっそ固そうな結界でも駄目なのか!?」
「何とか持たせる!!!」
霊力を込め、破られた二枚を再生させる
さらにもう一枚破られそうになったところで、収束砲が収まってくる
よし!何とか持たせた!!
「悠夢、行けるか?」
「バッチこい」
完全に収束砲が止まる
それを合図に、悠夢が俺の肩を踏み台にして、勢いを付けて一気に天我まで跳躍する
俺は、四重結界に使った霊力を刀に溜め込む
「ウォラァァァァ!!!」
悠夢の攻撃を、天我が薄っぺらいプロテクションで防御する
が、それを無視してぶったぎるが、天我はそれすらも避けている
本当に何があったんだ?
悠夢の斬撃は俺の滅茶苦茶な剣術に比べれば、磨きあげられ、正に完璧な攻撃だが、それを天我は汗一つかかずに避けやがる
数秒後、こちらも準備は終わった
「「マスターブレード」!!」
マスターブレードを地面にぶっ刺し、そのまま持ち上げ、地面からの斬撃での不意打ちを図る
「どぉりゃぁぁぁ!!!!」
「ッ!?」
何とかヒットするが、どうも手応えがない
バリアジャケットが強化されてるのか……?
どうでもいい!ぶっ潰すだけだ!!
「チッ、暫くはこいつらの相手をしてな」
と、天我の後方から灰色の異形の存在が飛び出す
それらは、動物をモチーフにさせた形をしている
灰色で動物のような姿……まさか……
「オルフェノク!!」
「ったく、また面倒なやつがやって来てものだ!!」
蓮樹side
「何……あれ……」
爆発した場所では、何十体もの灰色の怪人が人々を襲っていた
一体何が……
「オルフェノク……だと!?」
「え!?オルフェノク!?」
「士さん達と何とかした筈なのに……だが、やるしかない!お前らは逃げても構わない。これは俺の仕事だ」
「冗談。やるにきまってるじゃん」
「ストレス発散だな!」
怪人でストレス発散ってのも可笑しな話だけどね
でも、やれるだけの事はやってみるかな!
『Standing by』
「変身!!」
『セットアップ!!』
『Complete』
『All right』
翔一はファイズに変身し、僕達はバリアジャケットに早着替え
『ファイアリングロック、解除!』
『い、いいのですか!?』
「本気でいかないと勝てないかもしれないし、峰打ちでどうこうできる相手じゃないから」
『……了解です!』
殺す気でいかないとこっちが殺られる!!
「行くぞ!!」
「了解!!」
「行くぜ行くぜ逝くぜぇぇぇ!!!!」
『最後の文字がちがぁぁぁう!!!!』
おなかいたい