次の日の朝。適当な場所で張った適当な結界の中
シグナムと悠夢が向かい合っている。ちなみに、ギャラリーは聖祥組(水姫含む)+はやて+転生組
ヴィータはグランドゴルフ、シャマルは料理の特訓、リインフォースはそれの手伝い、ザフィーラはヴィータの愛犬として連れて(拉致)された
マテ娘達はデパートでお買い物中
服買うとか言ってた気がする
「良いのか?俺は、言っちゃあ自惚れにしか聞こえないと思うが、相当強いぞ?」
「構わん。むしろそれがいい」
「変わってんなぁ」
「そうか?」
まぁ、シグナムは
ってか、悠夢って能力使ったら誰にも負けないと思うんだよなぁ……
時止めて空間歪めてすぐに殺れるし
だが、今回は悠夢は時を止めるのは一回で五秒間だけで、一度使ったら一分使わないって言ってたし
シグナムが勝つか、悠夢が勝つか、見物だな
シグナムも俺の知ってる中では相当強い部類に入るからな
「なのは達は誰が勝つと思う?」
「わたしは……どうだろう?わからないかな」
「わたしも……」
「わたしはシグナムを応援するで!!」
「悠夢じゃない?」
「私は……分からないわね」
「……悠夢くんだね」
「悠夢じゃない?」
「敢えてシグナムで」
「分からないに一票」
「右に同じ」
ちなみに、俺はシグナムが勝つと思っている
流石に悠夢も弾幕ごっこばかりで実戦なんて殆どしてないとおもうし、シグナムの剣の腕は確かだからな
まぁ、悠夢は時間停止を何処で使うか、何処で耐え凌ぐかが見所だな
シグナムはなんやかんやで近、中、遠距離での攻撃が出来るし、かなりキツいと思う
紫電一閃、シュランゲバイゼン、シュツルムファルケンはどれも強力だしな
ちなみに、悠夢の刀は俺のオンバシラ製木刀になっている
おっ、始まるか?
「そっちからでいいぞ」
「ならば……行くぞ!!」
悠夢が先攻を譲り、シグナムが一瞬で悠夢の懐に潜り込んだ
「ハァ!!!」
「よっと」
シグナムが悠夢の懐で刀を横に振るうが、悠夢は一瞬でシグナムから距離を取った
まさか、もう時間停止を!!?
「弓符「KY与一の矢」!!!」
そして、スペルカードを発動し、空間から弓を取り出す
その弓から無数の矢の弾幕を放つ
「レヴァンティン!!!」
シグナムがレヴァンティンの名を叫ぶと、刀が分解され、連結刀となる
「シュランゲバイゼン!!!」
連結刀がシグナムの周りを囲み、弾幕を全て切り裂き、撃ち落としていく
全ての弾幕を撃ち落とした所で、シグナムは連結刀を悠夢へと飛ばす
悠夢はそれを弾幕を避けるように避けていくが、連結刀が段々と悠夢を囲んでいく
ここで悠夢が最初に時間停止を使ってから一分が経過
「大幻想「エンシェントブレイカー」!」
完全に囲まれた所で悠夢はスペルカードを発動。極太のレーザーが連結刀を弾き飛ばし、シグナムへと向かっていく
「くっ!」
シグナムは連結刀を元に戻し、レーザーを避けていく
ここで悠夢が時間停止を発動。シグナムの後ろに回り込む
「ほらよ!!」
悠夢の剣が横から薙ぐように振るわれる
「甘い!!」
それをレヴァンティンの刀の鞘で受け止めるシグナム
「チッ……よっと!」
今度は悠夢がその場で一回転し、レヴァンティンの刀の鞘を奪い取る
「貰った!!」
そこにシグナムがレヴァンティンで喉元を突こうとする
「待ってたぜ!!」
悠夢はレヴァンティンの鞘をレヴァンティンの軌道上に起き、自分は体を反らしながら、レヴァンティンを鞘に無理矢理納めた
「ッ!!?」
「吹っ飛んでいきな!!!」
レヴァンティンの鞘から手を離し、至近距離で弾幕を放つ
それは当たった瞬間、爆発し、黒煙が立ち込めた
「これなら……」
「飛竜!!」
ガシャン!と何かのギミックが動く音がした瞬間、黒煙からレヴァンティンに炎を纏わせたシグナムが飛び出した
「ッ!!」
「一閃!!」
炎を纏ったレヴァンティン、シュランゲフォルムが悠夢に直撃する
ここで時間停止使用から一分が経過
「あっつ!!あっつ!!!」
「畳み掛ける!!!」
悠夢は直撃した箇所を抑えて転げ回り(空中で)、シグナムはカートリッジを二発使い、レヴァンティンを鞘と一体化させ、ボーゲンフォームにする
そのまま弦を引き、炎の魔力がレヴァンティンボーゲンフォルムに溜まっていく
「シュツルムファルケン!!!」
そして、シュツルムファルケンが放たれた
「うぉっ!!?」
シュツルムファルケンを見た悠夢は一瞬で刀を構えた
恐らく、時間停止を使ったのだろう
「神技「博麗斬」!!!」
悠夢が迫ってくるシュツルムファルケンを博麗斬で迎撃する
「ぐっ!!?」
シュツルムファルケンを打ち消しながら迫ってきた博麗斬をレヴァンティンを博麗斬に当て、吹っ飛ぶ衝撃を利用し、回転しながら難を凌ぐ
「まだまだ行くぜ!!」
そのまま大量の弾幕をばら蒔く悠夢。数は……フェイトのフォトンランサー・ファランクスシフトを遥かに凌駕するとだけ言っておこう
「シュランゲバイゼン!!」
また、レヴァンティンがシュランゲフォルムとなる
「アングリフ!!!」
シグナムはシュランゲバイゼンにさらに魔力を乗せ、威力を強化する
弾幕数百発よりも威力は上だったのか、シグナムのシュランゲバイゼンは易々と弾幕を切り裂きながら、悠夢へと向かっていく
「いぃっ!!?」
それに驚きながらも刀でシュランゲバイゼンを弾く
「ハァァァ!!!!」
そのままレヴァンティンを振るい、全方向から悠夢を切りつけていく
ここで時間停止から一分が経過
「きっついなオイ!!」
等と言いながらもシュランゲバイゼンを凌いでいく悠夢
が、段々と悠夢の周りをレヴァンティンが包囲していく
「あっちゃー……」
「終わりだ!」
完全にレヴァンティンが悠夢を包囲した瞬間、一斉に悠夢に斬撃が襲いかかる
「道がなけりゃあ……」
悠夢がシグナムの方向に凄いスピードで移動していく
「作ればいい!!!」
そのままシュランゲバイゼンの包囲を普通に通過したように錯覚するほどのスピードで道を作り、そのままシグナムに突っ込んでいく
「なっ!!?」
「オォラァァァァァ!!!」
そのまま突きで悠夢は終わらせようとする
が、シグナムはレヴァンティンの鞘を召喚し、
「ッ!!?」
そのまま悠夢の刀を鞘に無理矢理に納めた
その間にシグナムはレヴァンティンをシュランゲフォルムから元に戻し、鞘と悠夢の刀を抑え付けながらレヴァンティンの柄を悠夢の頭に落とそうとする
それを片手で防ぎ、そのまま腕を捻り、レヴァンティンを取り上げ、レヴァンティンの峰をシグナムの首に落とそうとする
シグナムはすぐに刀を持っていた悠夢の手を捻り、刀を奪い取り、捻られた手で悠夢の手を掴み、防御しながら、シグナムも悠夢の首に刀(鞘付き)を落とそうとする
悠夢はそれを腕に当て、防ぐ
暫く睨み合った後、両者共に刀を一瞬で取り替え、唾競り合いをする
「中々強いじゃねぇか」
「何を。私だって付いていくのがやっとだ」
「ほぉ、じゃあお兄さん、ちょっと本気だしちゃおっかな~」
「やれるものならな!!!」
二人とも怖い笑顔で会話した後、刀を下に移動させ、振り払い、シグナムは鞘で悠夢に殴りかかる
そこで時間停止を発動
一瞬でシグナムの首に刀が当てられた
それを当てられた瞬間察知し、レヴァンティンをシュランゲフォルムに一瞬で変え、手首を動かし、刀を弾く
悠夢は弾かれた瞬間、レヴァンティンを蹴り上げる
「なんとぉぉぉぉぉ!!!!」
「うぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
そのまま二人で空に飛び、刀を追う
「紫電!!!」
「ハァァァ!!」
両者が刀を掴んだ瞬間、シグナムはカートリッジを使い、悠夢はそのまま構える
「一閃!!!」
「オラァァァァ!!!」
二人の剣がぶつかり、爆発を起こした
さぁ、どうなった……
「……参った」
「俺の勝ちっと」
悠夢の剣はレヴァンティンを弾き、シグナムの首に添えられていた
そして、レヴァンティンは……
「……うぉっ!!?」
翔一の目の前に突き刺さった
数歩前に居たら愉快なオブジェが完成してたな
「全く……出鱈目な強さだな」
「そうでもねぇよ」
そう言って木刀を俺に投げ返してくる
それをキャッチはせず、そのまま四次元にボッシュートする
「久々にいい勝負をしたぜ」
「私も中々楽しめた。ありがとう」
「なぁに、俺も楽しめたから別に良いんだよ」
俺は素手なら付いていけるか……?いや、無理だな
まぁ、あの能力ならついていけるか
ちなみに、この時点で結界は解除してある
「じゃ、俺はそろそろ行くとするか」
「え?もう帰るの?」
「せめてもう少し休憩したらどうだ?」
「いや……怖い待ち人が居るんでな……」
と、俺に視線を合わせてくる
数日放置すると怖い人……あぁ、居るな。下手すりゃ殺されるな
鬼巫女化でもされたらマジで死ねそうだ
「恋人か?」
と、ニヤニヤして聞く翔一
「そんなんじゃねぇよ」
と、一蹴する悠夢
「まぁ、そういう訳で、そろそろ行かせてもらうよ」
「あ、ちょっと待て。選別だ」
と、才賀が悠夢に何か本のような物(厳重なカバー付き)を投げつける
「なんだ?これ」
「あれだ。男のロマ……」
「夢想封印(物理)!!」
「いだだだだだだ!!!それ以上いけない!!それ以上いけない!!!」
夢想封印という名のアームロックが才賀の間接を折ろうとする
まぁ、メキメキと嫌な音はとうに鳴っているが
「なんつーもんをなんつー所で渡してんだ!!」
「いやぁ、幻想郷って何も無いんだろ?だから夜のオカズが……」
「必要ねぇんだよ!!」
「ギャァァァァ!!!!腕が……腕がぁぁぁぁぁ!!!!」
……まぁ、これは自業自得って訳だ
解放はせん
「男のロマン?」
「その本ってなに?」
「……あぁ、そういう」
「まぁ、幻想郷ならね……」
……言っちゃっていい?言っちゃっていいかな?
取り合えず水姫とはやてと蓮樹とアリシアにアイコンタクト
四人とも、首に親指を当てて横に振り抜きました
やっちゃえって事ですね。ならば遠慮なく
「ぶっちゃけ、エロ本だ」
その瞬間、なのは、フェイト、アリサ、すずかは顔真っ赤になった
「え、えぇぇぇ!!?」
「ちょ、ちょっと……」
「な、なんつー物渡してんのよ!!」
「そうだよ!こういう所で!!」
そこからは速かった
すずかはまず、才賀の懐に潜り込み、才賀をアッパーで打ち上げる
「ナロースパーク・タイラント!!!」
そこにアリサの炎の砲撃
「ジェットザンバー!!」
そこにフェイトのザンバー
最後に
「え、えっちなのは駄目だと思うの!!スターライトブレイカー!!!」
なのはのスターライトブレイカーにより、速やかに爆発四散
いやぁ、見事なお手玉でしたね
で、チラリと見えたが、悠夢が服の中に本をしまってた。多分、気のせい
気のせいだと思う
「ぐはっ……」
「自業自得だ」
「その通りだ」
ってか、よくすずかの一撃をまともに受けて意識飛ばなかったな……いや、それよりもスターライトブレイカーを喰らっても死んでないことを評価するべきか
なんてったって、別名魔王砲……
「暮羽くん……なにか、言った?」
「イエナニモ」
駄目だ。完全に白色の魔王になってらっしゃる
「誰だ!しんみりした空気を壊した奴は!!」
「あんたや」
と、才賀にツッコムはやて
「さて、これ以上留まる理由もねぇし行くか」
「そう……元気でね」
「……お前らが生きてる内に会いに来るかもな。そんときはどっか行こうぜ」
「うん、映画とか行こうね」
「あっちの幻想郷、ちゃんと守れよ?」
「当然。そっちの世界もな」
「そっちの世界の幽々子達によろしくね」
「了解。伝えておくよ」
「またコントやろうぜ」
「今度は打ち合わせまでしてさ」
「わたしも混ぜてな」
「ボクもちゃんと混ぜてね」
「今度は大人数でやってみるか」
「あっちでたっぷりとネタを考えてきてやるよ」
「今度は皆でお茶しようね」
「じゃ、その時は土産を持ってきてやるよ」
「ボケまくって困らせるんじゃ無いわよ?」
「もう手遅れだよ」
「今度、また手合わせしてくれないか?」
「良いぜ?何度だって相手してやるさ」
そう言って、悠夢は広場を出て、曲がり角を曲がった
そこで、一瞬妖力が感じられたと思ったら、すぐに消えた
多分、別世界に帰ったんだろう
「……行っちゃったの」
「そうだね……」
「……さて!折角だし何処か行くか!!!」
「賛成!」
「よし!ゲーセンでも荒らしに行こか!!」
「主、私もですか?」
「せやで!シグナムも一緒や!」
……俺もあんな感じで去っていくのか
何年後になるのかね
……まぁ、考えてても仕方ない。帰ろうと思ったときに帰ろう
悠夢side
「……うん?」
帰ってきたのか?周りを見渡してみたが、場所は間違いなくあっちに行く前に釣りをしていた湖だ
竿は無くなってるけど……
あれ、高かったんだけどなぁ……考えてもしゃあない。毛玉を放してとっとと博麗神社に……
「ゆ~う~む~?」
……帰らずにそのまま一辺マヨヒガに逃げ込んで紫と駄弁りながらほとぼりが冷めるまで……
「逃がさないわよ……」
……やっべぇ、悪魔に捕まっちまった
「れ、霊夢さんや?少しその手を放してくれませんかね?」
「連絡もせずに何日も神社開けておいて……お陰で私は限られた食料の中、ひもじい思いをしながら……」
やべぇ……なんか何時もより色がドス黒い……もしかして、これ、鬼巫女モードじゃ……
あれ?もしかして詰んだ?
「覚悟しなさい?」
「……優しくしてね…………」
「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」
悠夢side out
アリシアside
「……あれ?」
何かポケットに入ってる?
携帯はこっちのポケットに入ってるしフォーチュンドロップは違うし……
取り合えず見てみよっと
「……あ」
これ……陰陽玉?
しかも、これネックレスだ……それに、手作りっぽい
こんなの来るときは無かったけど……あ、手紙?
『ちょっとしたプレゼントだ。受け取ってもらえると嬉しい』
手紙の裏には悠夢の名前が書いてあった
……受け取る以外にどんな選択肢があるのさ……
「姉さん?どうしたの?」
「あ、何でもないよ」
折角だし、今日から着けさせてもらおうかな
「あれ?そのネックレス……」
「何でもないよ!ほら、行くよ!!」
「へ?あ、待ってよ姉さん!!」
……また会いたいな~
また会えたときはお礼、言っておこっと
アリシアside out
悠夢が帰ったあとは色々と大変だった
なのは達にオルフェノクが居た中、何処で何やってたか尋問されて、それを全部ゲロったら管理局が管理外世界に侵入できたとかなんかで表彰されそうになってそれを蹴って、蹴ったら蹴ったで勧誘がしつこくて、シグナムが俺を模擬戦の相手にしたり、すずかが対抗心燃やしたのか何時もよりハードな特訓を注文してきたり天我の事はすっかり忘れ去られて等々
ほんと、悠夢も手伝ってくれと何度思ったことか……
ちなみに、あの世界に侵入出来なかったのは俺達が倒したあの化け物……ロストロギアのせいだったらしい
どうも、人から人に移りながら、力を蓄え、頃合いになった所で自ら暴走し、文明を破壊するものだったらしい
で、あのロストロギアは元は封印されてた物だったが、天我が触れた事で天我を宿主とし、俺達に倒されたところで暴走したらしい
どうも、ロストロギア自体の封印はオルフェノクの王とやらが行い、侵入不可にしていたのは当時その世界に居た魔導士の仕業だったらしいことも判明した
オルフェノクの王が居なくなったため、オルフェノクと人間の生存競争が勃発し、その結果、オルフェノクが勝ったらしい
オルフェノクはなのは達が絶滅させたが、そのオルフェノクが使っていた住みかには、四本のベルトと携帯らしい物が出てきたらしく、それは全てロストロギアとして回収された
クロノから話を聞いたところ、
……もしかして、555系統の物とかじゃないよな?
まぁ、そんなところだ
今度悠夢と会った時には色々と語りながら飲みたいところだ
俺も、何時帰るかは分からないから、もう二度と訪れないだろう、学生生活を満喫するとしますか
翔一強化フラグです
それではまた次回