魔法少女リリカルなのは~次元を司る現人神~   作:黄金馬鹿

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第80話

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~暮羽side~

 

時期は梅雨。じめじめして何処かの神様が喜びそうな時期である

 

湿気は多いしちょっと暑くなってきたし最悪だ

 

で、そんな中でも早朝に起き、皆の為に朝食作りに励む俺が居た

 

まぁ、料理は趣味になってるし別にいいんだけどな

 

「おはようございます、クレハ」

 

お、シュテルが起きてきたか

 

「おはよう、シュテルゥ!!?」

 

何かモッフモフだぞ!!?

 

「これですか?何か朝起きたらこうなってて……鏡見て直したんですけど、すぐに戻っちゃって……」

 

……湿気のせいかな?

 

でも、これだと学校行った時に笑われそうだしな……よし、

 

「ちょっと朝食頼んだ」

「?分かりました」

 

朝食をシュテルに任せ、洗面所に行く

 

確か、ここら辺にリボンがあったような無かったような……

 

お、あったあった

 

レヴィが何か勘違いして買ってきたんだっけ

 

「お待たせ~」

「ん?そのリボンは?」

「ちょっと待ってな」

 

シュテルのもふもふヘアーを櫛でといて、すぐ纏めてリボンを結ぶ

 

これで良し

 

「暫くはこれで決まりだな」

「そうですね」

 

まぁ、梅雨さえ超せればシュテルの髪の毛も元通りになるだろう

 

それまではこの髪型で我慢だな

 

「このリボンは何処で?」

「レヴィが間違って買ってきたやつだ」

「あ、あの時の」

 

さて、あいつらが起きてくる前にちゃちゃっと朝食を作りますか

 

~少年等料理中~

 

~そのまま放課後~

 

はい、キンクリキンクリ

 

ってな訳で放課後の自宅にて

 

外は雨がどしゃ降り。帰宅してから数分後にはこの有り様だった

 

こりゃあ、明日まで降りそうな雰囲気だな

 

「あ、雷まで鳴ってきましたね」

 

うわぁ、パソコン使えねぇじゃん

 

今日は部屋の中で携帯ゲーム機でゲームやっておくか

 

あ、そうだ

 

「そういえば、雷って人のへそ取っていくんだよなぁ……」

 

あくまでボソッとだが、マテ娘に聞こえるように言う

 

「そ、そんなの嘘だよ!」

「そうかなぁ……神様が言ってるんだぜ?」

 

ビクッとなるレヴィ&ユーリ

 

まぁ、流石にシュテルとディアーチェは分かってるか

 

「ちょっと止めてくる!」

 

と、バリアジャケットに着替えてレヴィが外に出てった

 

……は?

 

「……どうする?」

「放っておけ。それか嘘教えたお前が行け」

「え!?嘘何ですか!?」

「まぁ、腹部に集中的に雷受ければ無くなるけど」

「わ、分かってましたよ!!?」

 

はいはい

 

まぁ、この話は昔から迷信って言われてるからどっちにしろ本当では無いんだけどな

 

あ、戻ってきた

 

「どうだった?」

「うん、僕がパワーアップした」

 

……何があった?

 

まぁ、雷に打たれなかっただけでも良しとするか

 

ってか、何でパワーアップ……ハッ!!?

 

あぁ……雷に打たれてパワーアップしたのね

 

だって、何かバチバチいってるし

 

「でも、雷止められなかった……」

「いや、さっき言ったの嘘だからね?」

「え!?」

 

……まぁ、信じさせるように言った俺が悪いし

 

ま、まぁ信じる方が悪い!!以上!!

 

「暮羽の嘘つき!!」

「嘘ついて何が悪い」

 

ちょっと開き直ってみました

 

「嘘ついたら……あれなんだぞ!悪いんだぞ!」

「昔悪役っぽい事しようとした奴が何を言う」

「ぬあぁぁぁ!!!」

 

大人(爺)は卑怯なんだよ

 

なんだか、レヴィを弄ってるとまだ幼い子供を弄ってる気持ちになる

 

「レヴィって子供っぽいよね~」

「お前は何年たっても外見は子供だ……」

「ア゛?」

「イエナニモ」

 

こっちの方はかなり凶暴になっちゃいましたね

 

昔はこんな性格じゃなかったのに……

 

少なくとも、ドスの効いた声で首筋にグングニル当ててくる子では無かった

 

百歳程俺の方が年下だけど

 

「さて、飯でも作るか。で、何か食べたいものはあるか?」

「じゃあ、うど……」

「カレー!!!」

 

……うどんにしよっと

 

でも、そうすると、レヴィが文句言ってきそうだしなぁ……

 

……あ、あるじゃまいか。うどんとカレーを同時に食べることの出来る、この場で最もいい料理が

 

そうと決まれば、さっそく作り方ググって作るとするか

 

~少年調理中~

 

出来た!!

 

「あ!カレーの匂い!!」

「うどん……」

「ユーリ、暮羽がレヴィに甘い限り無理ですよ……」

 

まぁ、周一でカレー食ってりゃあうどんだって食いたくなるわな

 

ってな訳で作って作ってきました

 

「今日の夕飯はカレーうどんだ!!」

「ほえ?」

「あ、レヴィのには驚くほどハチミツだったな」

「なるほど、カレーうどん……考えましたね」

 

まぁ、これならどっちも文句は無いだろう

 

普通のうどんはまた今度作ってやるとするか

 

じゃないとその内、ユーリが拗ねるかもしれないしな

 

~少年等食事中~

 

さて、皿洗って適当に寛ぐとしますかね

 

後は、なんかさっきからずっとパチパチ漏電してるレヴィも何とかしないとな

 

隣に座っていた水姫とシュテルも結界とプロテクションで何とか凌いでたし

 

……静電気除去シートとかで全身をくるめばいいか?

 

それか、いざとなったらフェイトに吸いとってもらうかしないとな

 

……あ、才賀の宝具の中にあるかもしれないから、聞いてみるかな

 

「あ~~~!!!」

 

いきなりレヴィの叫び声

 

ったく、今度は何をした?皿割ったか?それとも何か落としたか?

 

「どうした~?」

「僕の饅頭にカビが~……」

 

あぁ、成る程

 

湿気凄いからな~……そりゃカビも生えるか

 

じゃあ、捨てるしかないかな?

 

ちなみに、レヴィの漏電は直っていた

 

「あ、ちょっと貸してください」

 

と、シュテルがレヴィから饅頭を取り上げる

 

「何する気だ?」

「饅頭を増やします」

 

おぉ、マジックか

 

シュテルは何処からともなく取り出した布を饅頭に被せて、すぐにそれを取り払う

 

すると、カビの生えた饅頭が二つに……

 

「いや、食えねぇよ」

「カビをなんとかせぬか」

「では……」

 

また饅頭に布を被せて……

 

「はい!」

 

饅頭は一つに戻ったが、カビは二倍になっていた(当社比)

 

「いや、カビを増やせって意味では無かったと思うよ?」

「なんと」

 

まぁ、シュテルだってたまにはツッコミじゃなくてボケに回りたいよな

 

……で、この饅頭は捨てるとして……

 

……しゃあないから新しく饅頭買ってくるか

 

なんかレヴィが泣きそうだし

 

「買い物行ってくる」

「お菓子買っていい!?」

「レヴィ……駄目だ」

『え!?』

 

ユーリまで行く気だったのかよ……しかも菓子買うつもりだったのかよ

 

「なら、我も行く。ついでに明日の食材も買いたいからな」

「よし、じゃあ二人で行くか」

「なら僕も!!」

「わたしも!!」

 

この二人は……絶対食材の中に菓子混入させる気だろう……

 

まぁ、家に置いていくとシュテルと水姫に迷惑かけそうだし……

 

あ~……めんどくせぇ!!

 

「シュテルと水姫も行くぞ!」

「あ、はい」

「暮羽が壊れた……」

 

連れてってもらえると察したのか、そのまま外に飛び出すレヴィ

 

「待てい」

 

を襟首を掴んで制止させる

 

「傘さしてかんかい」

「え~……」

「いいから!!」

「は~い……」

 

このアホの子は……

 

せめて後で洗濯物を畳む俺の身にもなってくれ……

 

さて、行くとしますか

 

~少年等移動中~

 

特に何事もなく到着

 

「それ、買ってこい」

『わ~!』

 

お子様お二人を適当に解き放ち、シュテル、ディアーチェ、水姫と共に食材売り場に向かう

 

「キャベツ特売!!?」

「行きましょう!!」

「待て!その前に卵もだ!!」

「なら、僕とディアーチェで卵行ってくる!!」

「頼んだ!よし、行くぞ!シュテル!!」

「はい!!」

『ウオォォォォォォォ!!!!』

 

~少年等奮闘中~

 

ふぅ、買えた買えた

 

いやぁ、今日も得したぜ

 

大人の中に混ざって食品を取るのはかなり苦労するけどな

 

「持ってきたよ~」

 

お、お子様お二人も合流

 

さて、とっとと会計して帰りますか

 

「割愛のし過ぎはどうかと思いますよ?」

「仕方ない。ネタが無いんだから」

「おお、メタいメタい」

 

~少年等会計中~

 

明日はディアーチェが当番で明後日はシュテルが当番だから、明明後日はオムライスにするか

 

さて、もう陽も落ちちまったし、早く帰って風呂入って……ハッ!?嫌な予感!!

 

『二重結界!!』

 

結界を張った瞬間、真横を車が通り、水がバシャーっとマテ娘達にぶっかかった

 

ふぅ、危ない危ない

 

「……どうせなら我等も守らぬか」

「咄嗟の判断だったから」

「まぁ、仕方ないさ。お前ら、先帰っていいぞ」

「お風呂は?」

「多分沸いてるから、四人で仲良く入ってこい」

 

濡れた服が気持ち悪いのか、マテ娘四人は走って帰っていった

 

はは、元気な奴等だ

 

あ、また濡れてる

 

「久しぶりだね。二人きりって」

「そういえば、何時もあいつらが居たからな」

 

こいつと二人きりって最近殆ど無かったからな

 

「……そういえば、何時あっちに帰るの?」

 

いきなりその話題か……

 

……前はなのは達が成人するまでは待とうと思ったんだけどなぁ……

 

でも、今は俺が居なくたってあいつらは自分で事件も解決出来るくらい強くなってきたもんな……

 

なのはも昔と比べれば強くなったし、すずかもマシンガンやライフルの弾すら素で避けれるほど強くなっちまったし、アリサは天才魔法使い道爆走中だし

 

フェイトは蓮樹とよく二人でいるし、アリシアは三十年振りの家族との団らんを楽しんでるからな……

 

はやても新しく家族が出来て毎日が楽しそうだし

 

「……二年後」

「へ?」

「多くて二年だ。何かあったら明日にでも帰る。何もなかったら小学校卒業と同時に帰るぞ」

 

流石に、社会人になるまではここに居られない

 

そんな時までここに居たら確実に俺は帰れない。情が出来てしまってな

 

もう出来てるけど、六年生の頃なら何とか割りきれる

 

マテ娘達には大量の金とあの家を明け渡そう。そしたら、社会人になるか。はたまた管理局に入るまでは生活も何とかなっていくだろう

 

天我も俺が帰ってから数年後には出てくるだろうけど、今のあいつらなら魔力SSSしか取り柄のないあいつなんて楽勝だ

 

だから、帰るとしたらそれくらいが頃合いだろう

 

「……あっちに居る自分の娘に会いたいとか?」

「まぁ、そりゃあ会いたいさ。でも、ずっとここに居れば俺は帰られなくなっちまう。まだ心が人間のままだからな」

「……ボクたちはその気持ちが無いからね。知り合いが死んだら、あぁ、死んだんだ。とか、仲間が死んでも、すぐに割り切れちゃうから……だから、ボクは暮羽に着いてくよ」

「……ありがとな」

「ふふん、どういたしまして」

 

……多くて二年か……ほんと、須臾の間だな

 

蓮樹と翔一、才賀には……言わないでおこう

 

俺が消えたら、多分あいつらなら分かってくれるさ。帰ったんだってな

 

なのは達には……内緒にしよう

 

あいつらに任せっきりになるが、あいつらなら何とか言ってくれる筈だ

 

例えば……謎の敵に殺された……とかな

 

俺が居なくなっても、あいつらなら立ち直ってくれる

 

『私はどうなるのですか?』

「セイバー……」

 

そういえば、こいつも居たな……

 

また天我に渡すわけにもいかないしな……

 

「蓮樹と共に、歩んでくれるか?」

『あの方とですか……分かりました。貴方が言うのであれば』

 

あいつにもそれなりに霊力はあった……筈だし、こいつも使いこなしてくれる

 

「……帰ろっか」

「……そうだな」

 

残された時間は……多くて二年……いや、一年と半年か

 

その間に、この世界での思い出を作っておこう

 

……そうだな。写真を撮ろう

 

飛びっきり高い物で、色んな所を撮ろう

 

それを、アルバムにして、あっちで四次元に入れて、持ち歩こう

 

……明日辺りにカメラ買ってこよっと




ネタは漫画、マテリアル娘のものを少し使いました

暮羽が帰り時を決めました

つまり、そこが最終回です
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