魔法少女リリカルなのは~次元を司る現人神~   作:黄金馬鹿

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連投です


第81話

~暮羽side~

 

十五夜、月見の日。八月の満月の日にする日本の行事

 

団子や何やらを飾って月を眺める行事である

 

ってな訳で

 

「家でも月見をします」

 

もうセッティングも出来ている

 

「唐突ですね」

「まぁ、気分だ。気分」

「もう用意もしておるのか……」

「暮羽って娯楽には目がないからね」

 

まぁ、楽しめるものはちゃんと楽しんでおかないと損だしな

 

あと、レヴィとユーリには団子は食べるなとちゃんと釘を刺してある

 

「月って兎が居るんですよね?それで、兎が餅をついてるんですよね?」

 

と、ユーリが皆に訪ねる

 

やっぱりそこを聞きますか。まぁ、結構有名な話だしな

 

「それは嘘ですよ。月のクレーターが兎に見えるだけです」

「そうなんですか……」

 

まぁ、それは事実だな。ちゃんと見てみると、クレーターが兎の形に見えるし

 

だが、俺は知っている。兎は月に居ることを!!

 

あ、これ、東方の原作知識な?

 

「いや、居るぞ?」

「暮羽……また嘘を……」

「いやいやいや!!これは本当だって!!!」

 

兎……と、言えるよな?

 

東方にも居るじゃん。ほら、鈴仙が!あいつは月の兎だぞ!軍人だけどな!!

 

「おっ、何やら騒がしいじゃないか」

 

あ、魔理沙が不法侵入してきた

 

「お邪魔するわよ~」

「夜分にすみません」

 

ついでに霊夢と早苗もすっげえタイミングのいいときに来てくれたじゃまいか!!!

 

霊夢と魔理沙は知ってるだろう!!

 

「何話してたんだぜ?」

「月に兎が居るかとか……」

「あ~……居たな」

「そういえば居たわね。あと、永遠亭にも月の兎って居なかったかしら?」

「いましたね。鈴仙さんが」

『えぇ!!?』

 

マテ娘は俺の話を信じてなかったのか、マジで驚いている

 

……俺ってそんなに信用ありませんか?

 

いや、先月辺りに嘘ついた俺が悪いんだろうけどさぁ……やっぱり傷つきますよ……神様でも……

 

「あと、桃の木もあったよな!」

「あれは美味しかったわね。もう行きたくないけど」

「同じくだぜ……」

「私は行ってみたかったですよ……」

「その前に月に行った……と聞こえたのだが……」

「行ったわよ?ろけっとだったかしら?あれに乗って」

「もう乗りたくないけどな」

『え~……』

 

確か、神様の力を使って行ったんだっけか?

 

で、途中で海に墜落した……だった気がする

 

最後は弾幕ごっこでボロ負けだったか?

 

「あの時はアリシアも一緒じゃなかったかしら?」

「幽霊だったけどな」

『ちょっ!!?』

 

これは俺も水姫も一緒に驚いた

 

アリシアまで着いていったのかよ!!ほんと何でもありだな!幻想郷は!!

 

「今思えば、よく無事だったわね……アリシア」

「強制的に昇天させられかけてたぜ?確か」

 

なんか、聞こえちゃいけない単語が聞こえた気がするのですけど……

 

斬られた?まさか、あの人におもっくそ斬られたのか?神様の力使われて?

 

だったら生き残れたの奇跡じゃね?

 

「で、何の話だったかしら?兎?」

「あぁ、なんか銃剣持ってたな」

『銃剣!!?』

「そうそう。こうやって……てりゃっ!!てな」

「訓練してたわね。弱かったけど」

『ど、どういうこと……』

 

あぁ、こいつらはまだ兎が動物の形をしていると思ってるのか

 

「幻想郷に常識は通用しませんよ!!」

 

と、イキイキした発言をする早苗

 

そもそもお前らはこの世の常識すら通用してねぇから

 

「海に入ったのもあれが初めてだったな」

『海!!?』

「神降ろしは卑怯よ」

『神降ろし!!?』

「弾幕斬られたし」

『弾幕を!!?』

「……レミリアェ……」

「咲夜ェ……」

 

言い放題だな。こいつら

 

あ、ナイフ飛んできた。ついでにグングニルも。それが二人の頭に刺さった

 

『もやしが無かったら即死だった……』

 

と、懐からもやしを取り出す二人

 

「いえ、即死です」

『……マジ?』

「えらくマジだ」

「だってさ、霊夢」

「いえ、貴女の事よ。魔理沙」

 

もうこいつらは放っておこう

 

「そうそう!今日はこれを持ってきたんだぜ!!」

 

と、魔理沙が箒にくくりつけていた風呂敷を広げる

 

そこには、何本かの瓶があった

 

「これは……ジュースですか?」

「ジュース……まぁ、宴会だとそんな感じのものだな。ほら!月見ながら飲もうぜ!!」

 

と、俺と早苗以外は皆縁側に行っちまった

 

「……大変だな」

「でも、久々に現代入り出来て楽しいのも事実です」

「早苗は幻想入りして後悔してないのか?」

「してない……と言えば嘘ですかね。だって、高校生にすらなってなかったんですもの。それに、友達にも忘れられて……親友にも……」

 

そう言う早苗の瞳には、うっすらと涙が浮かんでいた

 

「ですけど、今、こうして小学生からやり直せてるんですから、満足してます」

 

……まぁ、本人が決めたことだ。俺が過去の事にぐちぐち言う必要もないか

 

さて、俺たちもほんのりアルコールの匂いがする縁側に行くとしますか

 

……うん?アルコール?

 

「……早苗、あいつらの持ってきたものは?」

「……宴会で飲むのにはうってつけの物だとしか……」

「……それって」

「……まさか……」

『酒!!!』

 

冷や汗かきながら全速力で縁側に向かう

 

縁側では……

 

「ほら!もっと飲みなさい!」

「こっちはどうだ?」

「王として人から貰ったものを残す訳には……ひっく」

「アハハハハ!!アハハハハハハ!!」

「シュ、シュテるん……笑いながら首しめるのは……がくっ」

「ディアーチェ~♪」

「すぅ……すぅ……」

 

……ダメだこりゃ

 

ディアーチェは霊夢と魔理沙から注がれる酒を断りきれず飲んでるし、シュテルはほんと何があったのか笑いながらレヴィの首をしめて、レヴィは気絶して、ユーリはディアーチェに抱き付いてるし、水姫は完全にダウン

 

なにこの地獄絵図

 

「……遅かったですね…………」

「あぁ……」

「一体何が起きるんです?」

「……大惨事月見大戦だ……」

 

誤字にあらず

 

あぁ……近所から苦情来たとき、どうやって言い訳しようか……

 

「クレハ~♪」

 

いきなりシュテルが抱きついてきた

 

しまった!?首をやられる!!?

 

「……キスしてください」

「……はい?」

「ですから、キスしてください」

 

な、何をいってるのですかね!?この猫好きさんは!!

 

「え、えっと……ご、ごきげんよう……」

 

あ!逃げるな!早苗!!

 

頼む!!逃げないで!!お願い!!二十円あげるから!!!

 

「えいっ♪」

「ぬぉっ!?」

 

その場でいきなり押し倒された

 

駄目だ、完全に酔ってやがる

 

水持ってきてぶっかけるか?いや、そしたら水姫が起きてえらいこと(腹パン)になる……

 

どうする!!

 

「……キス……嫌ですか?」

「へ?」

「わたしとキスするのは嫌ですか?」

 

いやいやいや、そこが問題ですか!!?

 

俺なんかとキスしてどうする!!確かに興味持つのは分かる!どんな物かと興味持つのは!!

 

前世は俺もそうだった!出来なかったけど!!

 

でも、流石に過程すっ飛ばしてそれはどうかとお兄さんは思いますよ!!?

 

「それとも……わたしは嫌いですか?」

「いや、そんな事は……」

「なら、キスしてください」

 

なにその究極の二択

 

選べるわけないでしょうが!第三の選択肢を要求する!!

 

「だったら……」

 

来た!第三の選択肢!!これで勝つる!!!

 

「(禁即事項)してください」

 

なにこのさいあくのさんたく

 

究極の二択が三択に増えただけじゃねぇか!!ってか、そもそも選択肢ですらねぇだろ!!

 

言っちゃ駄目な言葉ですよ!!?R-18の言葉ですよ!!?

 

ってか、何処で知った!!

 

「サイガの家にお邪魔したとき、ベッドの下にあった本からです」

 

よし、あいつ、今日の内に絞める。潰す。完膚なきまでに潰す

 

謝ったってゆるさん。残虐非道の限りを尽くす

 

「せ、せめて相手を選んで十八歳になってからにして……な?あと八年だろ?」

「……嫌……ですか?」

 

もうやめて!!俺と作者のライフはゼロよ!!

 

それに、性欲を捨て去った俺に色仕掛けなんぞ通用せん!!

 

その前にロリコンでも無ければ少女をそんな目で見ることなんぞ出来ん!!

 

「どっち……なん……で……すか…………」

 

いきなり電池のきれたようにパタンと倒れた

 

ど、どうした?

 

「寝ただけよ」

 

あ、成る程

 

「ってか、元々はお前のせいだ」

 

取り合えず状況確認

 

マテ娘達は皆寝てて、魔理沙は早苗にマウントとられてボッコボコにされてる(現在進行形)

 

「こんな可愛い娘に迫られたのにヤらないのね」

「ロリコンじゃねぇから」

 

取り合えず、シュテルを起こさないように転がらせ、縁側の上に置かせる

 

で、なんとか起き上がる

 

「男なんてそんなもんでしょ?」

「お前、全国の男に喧嘩売ったぞ」

「私の知り合いに男なんて霖之介さんとこっちの人達位しか居ないわ」

「なら霖之介さんに謝れ」

「あの人、褌一丁の時あるけど?」

「それ、風呂上がりだろ」

「なんか全身びちょびちょでさっぱりした顔してたから思わず夢想封印しちゃったわ」

「完全に風呂上がりだろ」

「そういうときに限ってお風呂沸いてたわね……何故かしら?」

「風呂上がりだっつってんだろうが!!!」

 

滅茶苦茶災難じゃねぇか!!

 

でも、風呂上がりに客が来る場所を彷徨くのも大概だな!!!

 

「はぁ……もういいよ。飲もう」

「そうね」

 

霊夢から酒をもらい、ぐいっと飲む

 

「いい飲みっぷりね」

「どうも」

 

中々いい酒だ

 

「平和だな」

「えぇ、とても」

 

……あっちに帰っても、こうやって霊夢と飲める日が来るのだろうか……

 

まぁ、考えないようにしよう

 

「ぐぇっ!助け……ひぐっ!死んじま……ぐふっ……やめ……ひぎっ……あっ……あっ……」

 

なんか後ろで段々と魔理沙の悲鳴が小さくなっていくんだが……

 

あと、たまに生暖かい液体が背中につくんだが……気にしないでおこう

 

「早苗の制裁が終わったら帰るわ」

「気を付けてな」

「分かってるわよ」

 

……おっと、忘れるところだった

 

「写真、撮っておかないとな」

「あら、珍しいわね」

「まぁな……パシャリっと」

 

この光景を一枚、パシャリ

 

「……さて、飲むか」

「……何で撮ってるのかは、敢えて聞かないわ」

 

その日は、魔理沙の顔にモザイクをかけないといけなくなるほど早苗が制裁をした所で、お開きとなった

 

ちなみに、団子は全部食われた

 

ちくせう

 

あと、次の日は、皆二日酔いで何も覚えてなかったのは正直ホッとした




漫画、マテリアル娘の1シーンより

アリシアと幻想郷組の月旅行は見たい方がいましたら書きます
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