救世主の帰還   作:kisaragi

4 / 6
story 4

『作戦エリアの情報を確認。サポートしますね。』

「あの、がんばりましょうね。」

 

ミッションが始まると同時に橋に降り立ちまっすぐグアドリガ堕天の反応がある空母に向かう。

 

『リンクサポートデバイス発動します。一時的に敵の聴覚が下がります。』

「これでクアドリガ堕天に気付かれにくくなりました。一気に進みましょう!」

 

いまいちリンクサポートの全容が見えないが、カノンに言われたように空母を目指して前進していく。

すると前方に小型アラガミの姿が確認できた。

 

『コクーンメイデン堕天の反応を確認、数は四体。対応願います。』

「了解!」

 

テルオミのアナウンスと同時にユウは地面を蹴り、メイデン堕天目掛けて突撃していく。

突っ込んでくるユウを狙いメイデン堕天は属性レーザーでの迎撃を開始した。

その行動に合わせ、キグルミ・カノンはユウとは反対の方向から回り込み攻撃するようだ。

飛んできた属性レーザーをステップで回避しつつ前進するユウ、そのまま流れるように攻撃を繰り出す。

 

(まずはこの一体を!)「ハアアァァッ!」

 

四連撃を叩き込んだところで攻撃してきたメイデン堕天がダウンした。

しかし他の三体に視認されてしまった。

三体同時に属性レーザーでの攻撃を受けたら回避がしづらくなる。

そう考えキグルミとアイコンタクトを取り、止めを刺そうとしたその時よく聞きなれた声が一人と一体の耳に届いた。

 

「くらえっ!!」

「やっぱりっ!!」

Σ(;・×・)

 

カノンのブラストによる銃撃だ。

オラクルリザーブが解禁され攻撃頻度が下がったとはいえ、カノンの誤射率はいまだ高いままだった。

 

「いててて・・・」

(;・×・)

 

巻き込まれたユウとキグルミだったが結果的にメイデン堕天の一体を倒すことができた。

 

「やりました!」

「フォローありがとうございます・・・。よし、後三体!カノンさん・キグルミさん分かれて倒しましょう、幸いこのメイデンは体力が低いようです。」

「わかりました。」

( ・×・)=3

 

最初のメイデン堕天が四回の攻撃でダウンしたのを見てカノン・キグルミに指示を出し、残りの三対を片付ける。

 

「コクーンメイデン堕天、撃破しました。」

『反応の消失を確認。速やかに討伐目標を撃破してください。』

「了解です。クアドリガ堕天は気付いてないようです、これで先手が取れますよ!」

(なるほど、聴覚の低下ってこういうことか・・・。)

 

 

-------------------------------------------------------------------------------------

 

 

「捕食成功!」

 

捕食による攻撃で先手を取り、リンクバーストを行う。

ユウは後足、キグルミはミサイルポッド、カノンは前面装甲の結合崩壊を目指す。

 

(インパルスエッジを軸に攻撃していくしかないか・・・。)

 

ユウの銃身はアサルトの為、後足にダメージが通りにくい。

しかし後足を攻撃し続ければダウンが取れ、その後の行動が有利になる。

もちろんカノンのブラストで攻撃すれば楽にできるのだが、命中率の関係でこのような役割になった。

 

クアドリガ堕天のボディプレスやバックステップをガードもしくは回避しつつインパルスエッジを撃ち込む。

オラクルが切れたら前方に移動し前面装甲が展開した瞬間を狙い切りつける。

クアドリガ堕天も狙いをユウに絞ったのか、誘導ミサイルや突進で攻撃していく。

 

(結合崩壊しないうちから狙ってきたな!)

 

ミッション開始からあっという間に二分が経過したその時、オペレーターからの通信が入る。

 

『リンクサポートデバイス効果発動します。アラガミの侵入時間が遅くなりました。この隙に討伐してください。』

「残り三つの枠全てに登場遅延を搭載したので、かなり時間があると思います。一気に攻めましょう!」

「了解!」

( ・×・)!

 

その瞬間キグルミがミサイルポッドの破壊に成功した。

 

「ナイスです!」

『アラガミ活性化します。』

 

活性化したがキグルミのスキル『封神』により攻撃力が低下している状態では、その効果も発揮できず前面装甲まで破壊することができた。

それでもクアドリガ堕天は攻撃を続け、ユウは防御に回らざるを得なかった。

結局ユウは防御しつつ攻撃を与えていったが後足の破壊はできず、クアドリガ堕天は大きな叫びとともに崩れ去った。

 

『討伐対象の鎮圧を確認。残り一体です。』

「やりました!もう一息ですよ!」

『ただリンクサポートの影響で、討伐対象であるラーヴァナが来るのはもう少し先のようです。それまでは待機していて下さい。』

「了解しました。あの、あまり攻撃に参加することができなくてすいません。」

「そんなことないですよ。クアドリガの攻撃がユウさんに向いていたおかげでスムーズに倒すことができたんですから!ねぇキグルミさん。」

( ・×・)!

「あ、ありがとうございます。」

「それにこう言っては何ですけど、攻撃が来なかったおかげで私にとっていい訓練になりましたから。大丈夫です。」

Σ(;・×・)

「・・・そうですか・・・。」

 

嬉しそうに話すカノンの隣には、誤射されてちょっと毛先がボロボロになったキグルミがいた。

 

-------------------------------------------------------------------------------------

 

 

『アラガミ侵入してきました。位置情報送ります。』

「了解、迎撃します。」

 

送られてきた位置情報を元に侵入場所へと向かう。

先手を取ることはできなかったが、乱入される心配はなく全力で対峙できる。

しかしラーヴァナは跳ねながら攻撃をしてくる為、なかなか有効な攻撃を与えることができない。

 

「E地点の端に追い込みましょう!抜け出すかもしれないけど今の状態よりかはまだマシです!」

「分かりました!」

( ・×・)!

 

それぞれ追い込むように指示を出しラーヴァナを三方向から攻める。

時々一人を狙い、飛び掛り攻撃をしてくるが他の二人がフォローに入り追い込むことができた。

追い込まれたラーヴァナは全包囲攻撃の熱風で三人まとめて倒そうと低く屈んだ。

 

「全包囲攻撃が来ます!防御に徹して!」

 

ユウの注意と共に地面が赤く光り、周囲が熱に包まれる。

それぞれ回避やガードで熱風攻撃を防ぐが、間髪いれずにスタンレーザーを撃つ体勢を取る。

この体勢を取ると全身が硬化するが捕食するには絶好のタイミングだ。

 

「捕食完了!これをどうぞ!」

「ありがとうございます!」

「よし、一気に攻める!」

 

捕食したユウ、キグルミがリンクバーストを行う。

リンクバーストのおかげで身体能力が向上、そのまま銃身や刀身で攻撃を続け最後は濃縮アラガミバレットで倒れた。

 

『討伐目標の沈黙を確認しました。みなさんお疲れ様です。』

「みなさんお疲れ様でした。」

「任務完了っと。」

「ユウさん、今日はミッションの同行を許可してくれてありがとうございました。」

「いえ、このくらいならいつでも大丈夫ですよ。」

「よかったらお礼として、私の作ったお菓子後で食べませんか?もちろんキグルミさんも一緒に。」

「ではありがたくいただきます。」

( ・×・)b

『帰還準備が完了しました。集合お願いします。』

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。