遊戯王 Spirit Code   作:久那月

13 / 24
12 豪快怒涛のビッグウェーブ

 

ターン03:キール

 

 

「ワシのターンや。ドロー。……若造、ちいと、痛い目にあってもらうで?」

「あん?この盤面を崩すってか、やれるもんならやってみろ」

「そうやなぁ〜。『ブラック・ホール』を発動や」

「なぁっ!?」

「フィールドのモンスターを全て、破壊するで、通すか?」

「なっ、ちょっ!?通さない!インフィニティの効果発動!素材を一つ取り除き、その効果を無効にし、破壊する!サイバー・エグゼキューション!!」

 

突如出現した黒い真空。

だが、それは機械龍の咆哮で打ち消された。

 

……打ち消さざるを得なかった、というのが本音だろう。

 

「まずは一回、切らせたで?次や。相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、H・C 強襲のハルベルトは手札から特殊召喚ができる」

 

H・C 強襲のハルベルト ☆4 ATK1800

 

「そして、E・HERO オーシャンを通常召喚や」

 

E・HERO オーシャン ☆4 ATK1500

 

「……なんや、切らんのか?」

「アンタが隙を見せたら、直ぐに噛み付いてやるさ」

「怖い怖い、これだからエンデュミオンの猟犬さんはのぅ?」

「……猟犬?」

「おっと、続けるで?ワシはセットしていた『トランス・ターン』を発動。自分のモンスター1体を墓地へ送り、同じ種族、属性のレベルが1つ高いモンスターをデッキから特殊召喚する。墓地へ送るのはオーシャンや」

「水属性の戦士族レベル5……?」

 

『ヒロイック』、『魔装戦士』、『E・HERO』、『レベル5モンスター』、『戦士族』、『水属性』

 

ダルクの脳内を様々なキーワードが逡巡する。そして、頭に総合されたキーワードが浮かぶ。

 

(攻撃力2000以下、戦士族、水属性、レベル5モンスター……。まさか!?)

 

「『伝説のフィッシャーマン』をデッキから特殊召喚や!」

 

伝説のフィッシャーマン ☆5 ATK1850

 

「ッ!セイクリッド・プレアデスの効果発動!素材を一つ取り除き、フィッシャーマンを手札に戻す!セイクリッド・デトネイト!!」

「おっと、させへんで?その効果にチェーンして『禁じられた聖杯』をプレアデスに対して発動。そのバウンス効果は無効にさせてもらうわ」

「くそっ!」

 

最悪の可能性が思い浮かび、咄嗟に効果を発動するも、聖女が振りかけた聖水によって、プレアデスの剣戟は止められる。

 

「そして、ワシはフィッシャーマンをリリース。現れろ、荒れ狂う海の狩人!『伝説のフィッシャーマン三世』!!」

 

伝説のフィッシャーマン三世 ☆7 ATK2500

 

「ヤバっ……!?」

「三世は、特殊召喚成功時に相手フィールドのモンスターを全て除外する!そして、このモンスターは戦闘、効果で破壊されず、魔法、罠の影響を受けない!一網打尽、ビッグウェーブ・キャプチャー!!」

 

 

大津波のように広がった強靭な網が、ダルクの場のモンスターを飲み込んでいく。

そして、3体のモンスターを絡め取ると、豪快に遥か彼方へと投げ飛ばされた。

 

(ッ!『ブレイク・スルー・スキル』で打ち消せない!)

「この効果を発動したターン、三世の攻撃が行えないのが救いやったな。三世は除外されている相手のカードを全て墓地に戻すことで、戦闘ダメージを倍にできるんや」

 

 

決して破壊されず、魔法、罠カードも受け付けない。

破壊を介さないモンスター効果でしか倒す事が出来ない、その性能は一級品、といったところだろう。

 

まさに、豪快怒涛のビッグウェーブ。

 

 

「バトルや。ハルベルトでダイレクトアタック!」

「がぁっ!」LP8000→6200

「ハルベルトが戦闘ダメージを与えた場合、デッキからヒロイックカード一枚を手札に加える。『H・C ソード・シールド』をサーチや。メインフェイズ2、ドラゴノックスをPゾーンに設置し、このままターンを終了する」

 

 

キール LP400

モンスター 伝説のフィッシャーマン3世 ATK2500 H・C 強襲のハルベルト ATK1800

Pゾーン 魔装戦士 ドラゴノックス 赤7

魔法、罠 無し

手札 1枚(H・C ソード・シールド)

 

 

 

ターン04:ダルク

 

「ドロー!」

 

引いたカードは『融合』

融合素材にできるサイバー・ドラゴンは全て墓地にあり、緑一色な手札では活用ができない。

 

(つーか、手札腐ってやがる。……この場面でコアを切るか?いや、サーチカードを引く確率は減らしたくないし……)

「かっか、どうした、手札が腐ったか?」

「うっせ。『一時休戦』を発動、互いに1枚ドローし、次の相手のターン終了時まで互いにダメージを受けない」

 

引いたカードはモンスター。

しかし、壁として出しても意味は無い。

 

「……カードを2枚伏せてターンエンド」

 

ダルクLP6200

モンスター 無し

魔法、罠 伏せ3、星邪の神喰

手札 2枚

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。