遊戯王 Spirit Code   作:久那月

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06 漆黒の影

 

 

ターン01 守り人

 

『我ノ、ターン。[アンブラル・グール]ヲ召喚。ソシテ、レベル4モンスターノ召喚時、[カゲトカゲ]を特殊召喚』

 

アンブラル・グール ☆4 ATK1800

カゲトカゲ ☆4 DFF1500

 

 

蠢く不定形の影、そこから這い寄るトカゲ、見事なまでに真っ黒だ。

 

「いきなり4×2か……!」

『レベル4ノアンブラル・グールト、カゲトカゲデ、オーバーレイ・ネットワークを構築。蠢ケ、[キングレムリン]」

 

キングレムリン ★4 ATK2300 ORU2

 

『エクシーズ素材ヲ取リ除キ、キングレムリンノ効果発動、デッキヨリ爬虫類族モンスター1枚ヲ手札に加エル。[カメンレオン]ヲ選択。カードヲ2枚伏セ、ターン終了……」

 

 

守り人 LP8000

モンスター キングレムリン ATK2300 ORU1

魔法、罠 伏せ2枚

手札 2枚(カメンレオン)

 

 

 

ターン02 アバンス

 

「俺のターン、ドロー!」

 

引いたカードを見る。

……このままだと見事なまでの大惨事だろう。

 

だが、手札が悪いなら引きの女神に抗い、手繰り寄せればいい。

 

「俺は手札の、[ヴィジョン・リチュア]と、[シャドウ・リチュア]を捨て、効果発動。ヴィジョンの効果でリチュア儀式モンスター、[イビリチュア・リヴァイアニマ]と、儀式魔法、[リチュアの儀水鏡]を手札に加える」

「『儀式』……!」

 

2枚のカードを捨て好きなカードとトレード、偏った手札がうまく纏まった。

 

「リチュアの儀水鏡を発動、手札の[イビリチュア・ソウルオーガ]を供物に捧げる。

 

我が身に刻むは儀水の聖痕

我が身に宿すは怒涛の激流

 

月に叢雲花に風

狂いし輪廻に冒涜を

 

 

降臨せよ、我が半身[イビリチュア・リヴァイアニマ]!」

 

 

イビリチュア・リヴァイアニマ☆8 ATK2600

 

 

竜と化したアバンスそのものの姿。

理性より野性を表した瞳が、相対したトカゲもどきを睨めつける。

 

「バトルフェイズ、リヴァイアニマでキングレムリンを攻撃。攻撃宣言時、リヴァイアニマの効果を発動。デッキから1枚ドローし、それを互いに確認、[リチュア]カードを引いたなら、お前の手札1枚をランダムに確認できる。ドロー……[竜の霊廟]、ピーピングは発動しない」

 

ただでさえ手札消費の激しい儀式デッキ、リヴァイアニマは地味ながらもそれを補填する能力を持っている。

 

そして、竜は携えた刀でトカゲもどきを一閃の後に細切れにする。

 

「蒼凛流剣術"九龍連刃"だ。開幕一発はもらった」

『ギィ……』LP8000→7700

「バトルは終了。メインフェイズ2、竜の霊廟を発動。デッキからドラゴン族モンスターを墓地に落とす。墓地に落とすのは、[青眼の白竜]だ」

『ナッ、にィ……!?』

 

青眼の白龍、そう言ったか、この男は。

精霊界の遥か古代に存在した伝説の龍。

殆ど伝聞も断片的なものしか残ってはいないと言うのに……。

 

「そして、通常モンスターを落とした場合、もう一枚、ドラゴン族を落とせる。[伝説の白石]を落とし、その効果でデッキより2枚目の青眼の白龍を回収だ。モンスターをセット、カードを2枚伏せ、ターンエンドだ」

 

 

アバンスLP8000

モンスター イビリチュア・リヴァイアニマ ATK2600 伏せ1

魔法、罠 伏せ2

手札 1枚(青眼の白龍)

 

 

 

ターン03:守り人

 

『我ノターン、ドロー。……カメンレオン、召喚。カメンレオンノ効果、召喚時墓地ノ攻撃力カ守備力ガ0ノモンスター1体ヲ特殊召喚デキル。蘇レ、アンブラル・グール……!』

 

アンブラル・グール ☆4 DFF0

カメンレオン ☆4 ATK1600

 

仮面のような顔の形をしたカメレオンの表皮から黒い瘴気が噴出、それが再度、影の屍喰鬼を象り姿を現す。

 

『レベル4ノアンブラル・グール二、レベル4ノカメンレオンヲチューニング……!!』

「レベル合計8……!おいおい、まさか……!」

 

『シンクロ召喚、燃エ盛レ、真紅ノ刃[クリムゾン・ブレーダー]』

 

 

クリムゾン・ブレーダー ☆8 ATK2800

 

煌々と燃える刃を携えた戦士が、軽々と剣を振り回しフィールドに現れる。

 

 

 

「ッ……!!」

『バトルフェイズ、クリムゾン・ブレーダーデ、イビリチュア・リヴァイアニマへ攻撃』

「ダメージステップ、速攻魔法発動![禁じられた聖槍]、対象はクリムゾン・ブレーダー!その攻撃力を800下げ、返り討ちだ。斬り裂けッ!!!」

 

 

キッ、キキキッ!キィィンッ!!

 

一閃の内に鋭い金属音が響く。

ぶつかり合う炎と水の刃、互いが互いを相殺し、濃い水蒸気が巻き起こる。

 

その戦闘の後に立っていたのは……。

 

クリムゾン・ブレーダー ATK2800→2000

 

 

「クリムゾン・ブレーダー!?まさか……!!」

『……ダメージステップ、手札ノ禁じられた聖槍ヲ、リヴァイアニマ二対シ、発動シテイタ。両者攻撃力ガ800ポイントダウンシ、ダメージハ変ワラナイ』

「ッ……!やってくれる……!」LP8000→7900

 

『クリムゾン・ブレーダーガ相手モンスターヲ戦闘破壊シタノデ効果ヲ発動、オ前ハ、次ノオ前ノターン、レベル5以上ノモンスターヲ召喚、特殊召喚デキナイ』

 

 

クリムゾン・ブレーダーは戦闘破壊を行った場合、次のターン、相手のレベル5以上のモンスターの召喚を制限する、高レベルモンスターを軸としたアバンスのデッキにはとことん刺さるカードだ。

 

 

『……我ハコレデターンヲ終エル』

「待てよ、ターン終了時、永続罠発動![リビングデッドの呼び声]!」

『!?』

「クリムゾン・ブレーダーの効果の適用は俺のターンから、つまり相手のターン中なら召喚制限は無い!蘇れ、青眼の白龍!!」

 

 

青眼の白龍 ☆8 ATK3000

 

 

白い龍、そう表現するのは容易い。

いや、その姿を見た者は、そう表現することしかできないのだ。

 

全身に宝石を纏ったかのような白く輝く鱗と、空の色をそのまま宿したような澄んだ蒼。

 

そして圧倒的な迫力と気高さは、歯向かう者の意志を根刮ぎ奪う。

 

 

「さぁ、冒涜しようか……。お前の魂ごと、な」

 

 

 

守り人 LP7700

モンスター クリムゾン・ブレーダー ATK2800

魔法、罠 伏せ2

手札 1枚




ふぇぇ……。

あと一週間で夏休み終わるよぉ……。

週一投稿ペースは大丈夫だろうか……。
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