皆はいきなり自分の通っている学校が廃校になると聞いてどう反応するだろうか?驚く?嘆く?落ち込む?まぁ一個目が普通の選択だろう。え、私?私は四つ目の選択肢の「納得する」を選ぶよ。だって
「去年はニクラス、今年は一クラスだもんな〜」
「どうしたん?急に独り言なんて呟いて」
「いえ、ただ廃校に関して少々」
何の気なしに呟いた言葉に隣の席の女子が話し掛けてくる。長い髪を左右に分けた彼女の名前は東條希。三年生になって初めて同じクラスになったんだけど、去年からの付き合いでもある。
因みに東條さんの向こうで難しい顔をしている金髪をポニーテールにしてるのが絢瀬絵里、こちらも東條さん同様去年から付き合いがある。
あ、こっちに来た。
「ちょっと東野さん良いかしら」
「なんでしょうか?」
「貴女って南理事長と知り合いって本当?」
南理事長と知り合い?あーそれって
「いえ、正確には南理事長の娘さんと個人的な繋がりがあるだけです」
「そう…」
「何でしたら紹介しましょうか?」
私の言葉少し落ち込む様な表情を浮かべる絢瀬さん。もしかしてことり(理事長の娘さん)がこの学校の生徒って事、知らないのかな?
そう思い紹介を提案すると絢瀬さんと東條さんは揃って珍しそうな顔をする。あれ?
「えっと、なにか変な事言いました?」
「いえ、ただ貴女がそうやって積極的に動く事はそんなに無いから…」
「少しだけ意外に感じたんや」
そんなに普段消極的かな…
基本面倒な事は避けるし、自分から動く事はあまり無いな………確かに消極的な気がして来た。
「それでどうします?今ならすぐに会えると思いますけど」
時間はちょうどお昼休み。多分いつもの三人で仲良くお昼ご飯を食べているだろうし。
「それじゃあお願いして良いかしら」
「分かりました。それでは少し失礼します」
いくら相手からのお願いとあっても、面と向かっている状況で電話をするのは失礼だからね。
きちんと一言断ってから席を離れ、ことりにコールする。
『はい南です』
数コールしない内に聞こえた声は聞き慣れた癒し声。あぁこの声を耳元で囁かれたら落ちない男子はいないんじゃなかろうか…
おっと電話の向こうのことりが黙っちゃった。話さないとね!
「あ、もしもし?私友実」
『あ!友実…先輩。どうしたんですか?こんな時間に』
「いや今ちょ〜っと時間空いてるかな?って思って」
『今ですか?大丈夫ですよ、今穂乃果ちゃんと海未ちゃんと一緒に中庭でご飯を食べていますので』
良かった。まだ校内にいたんだ、探す手間が省けて何より。
さっきお昼休みって言ったけど、今日は始業式。つまり午後からは予定が無いのである!その為始業式後のホームルームが終わったら帰る人達もいるんだけど、ことりは校内にいるらしい。良かった良かった。
「あ、じゃあ今から二人程連れて行くからちょっと待っててね」
『分かりました〜』
ことりの返事を聞いて通話を終えてから"
「さぁ、早く行きましょう」
私は二人がついてくるのを横目に歩き出す。目指すはジャガイモではなく、中庭である。
あ、コロッケ食べたいな…
いきなりタイトル詐欺!
図書委員要素が全く無い!
次話は出来次第あげる予定です!